JP2000313252A - 車両のエンジン再始動の制御装置 - Google Patents

車両のエンジン再始動の制御装置

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JP2000313252A
JP2000313252A JP11124914A JP12491499A JP2000313252A JP 2000313252 A JP2000313252 A JP 2000313252A JP 11124914 A JP11124914 A JP 11124914A JP 12491499 A JP12491499 A JP 12491499A JP 2000313252 A JP2000313252 A JP 2000313252A
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accumulator
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clutch
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前進クラッチを係合までの時間の短縮、及
び、エンジンの再始動時の応答性を向上。 【解決手段】 変速機の所定(前進)クラッチC1と、
該所定クラッチC1に油圧を供給するために油圧を発生
させるオイルポンプ19と、を結ぶ油路59に、油圧を
蓄圧可能なアキュムレータ53を分岐・設置すると共
に、該アキュムレータ53と油路61との間に、切換弁
57を備え、エンジンの再始動時に、該アキュムレータ
53に蓄えられた油圧を該切換弁57を介して前記所定
クラッチC1への油路59、66に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の条件が成立
したときにエンジンを自動停止すると共に、該自動停止
したエンジンを再始動する際に、いわゆる前進クラッチ
等の車両発進可能とする所定のクラッチを速やかに係合
させることのできる、車両のエンジン再始動の制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行中において所定の条件が成立
したときにエンジンを自動停止させ、燃料の節約、排気
エミッションの低減、或いは騒音の低減等を図るように
構成した車両が提案されている(例えば特開平8−14
076号公報)。
【0003】このような車両では、例えば車速零、アク
セルオフ、ブレーキオン等の条件がすべて成立すると、
エンジンが停止される。
【0004】エンジンが停止すると、一般に該エンジン
と連結されているオイルポンプも停止する。従って、例
えば、前進走行時に係合されるべき前進クラッチ(所定
のクラッチ)に供給されているオイルも油路から抜けて
しまい、該前進クラッチはその係合状態が解かれてしま
った状態となってしまう。
【0005】一方で、運転者がアクセルペダルを踏んだ
場合など、所定の再始動条件が成立すると該自動停止し
たエンジンが再始動され、オイルポンプも再始動する。
【0006】この場合、エンジンの再始動と共に前進ク
ラッチが速やかに係合されないと、エンジンが吹き上が
った状態で該前進クラッチが係合することになり、係合
ショックが発生する。
【0007】特開平8−14076号公報では、これを
嫌って、油路中に逆止弁及びアキュムレータを設け、エ
ンジンが停止中でも前進クラッチの油路中のオイルが抜
けないように保持し、自動変速機内の前進クラッチを常
時係合状態に維持する技術を提案している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−14076号公報にて提案された技術のように、エ
ンジンが自動停止されている間においても、常時、所定
のクラッチを係合させた状態にしておく技術は、エンジ
ン始動の際にトルクコンバータの出口(タービン)側が
停止状態となっているため、エンジンの回転をトルクコ
ンバータのオイルで吸収するしかなく、該トルクコンバ
ータのオイルを撹拌しながらでの再始動となるため、ス
タータ系に大きな負担が係るという問題がある。
【0009】又、逆止弁によってエンジン停止時もクラ
ッチの油圧を確保するのは、現実的には、マニュアルバ
ルブやプライマリレギュレータバルブ(共に図示せず)
等の種々の構成部品から油圧が洩れでるため、実現が非
常に困難である。即ち、エンジンを停止させて燃費を向
上させ得る間、クラッチを係合状態に維持しておくこと
がシール性の観点で非常に難しいという問題がある。
【0010】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、従来技術のようにエンジン停止
時に常時、所定のクラッチまでの油路内に油圧を保持す
るのではなく、エンジン停止時にはオイルをドレーンさ
せ、エンジン再始動と共に所定のクラッチへ油圧を供給
するシステムを採用し、該所定のクラッチへ油圧を供給
する際に、係合までの時間を大幅に短縮してエンジンの
再始動時の応答性を向上させると共に、エンジン始動系
(スタータ系)の負担を軽減することができる車両のエ
ンジン再始動の制御装置を提供することをその課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、所定の停止条件が成立したときにエンジンを自動停
止すると共に、所定の再始動条件が成立したときに該自
動停止したエンジンを再始動する車両であって、該再始
動の際に、変速機の所定のクラッチに油圧を供給し、該
クラッチを係合することにより発進可能とする車両のエ
ンジン再始動の制御装置において、前記変速機の所定の
クラッチと、該所定のクラッチに油圧を供給するために
油圧を発生させるオイルポンプと、を結ぶ油路に、油圧
を蓄圧可能なアキュムレータを分岐・設置すると共に、
該アキュムレータと前記油路との間に、該アキュムレー
タと油路との間を遮断可能な切換弁を備え、前記エンジ
ンの再始動時に、該アキュムレータに蓄えられた油圧を
該切換弁を介して前記所定のクラッチへの油路に供給す
ることにより、上記課題を解決したものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、所定の停止条件
が成立したときにエンジンを自動停止すると共に、所定
の再始動条件が成立したときに該自動停止したエンジン
を再始動する車両であって、該再始動の際に、変速機の
所定のクラッチに油圧を供給し、該クラッチを係合する
ことにより発進可能とする車両のエンジン再始動の制御
装置において、前記変速機の所定のクラッチと、該所定
のクラッチに油圧を供給するために油圧を発生させるオ
イルポンプと、を結ぶ油路に、油圧を蓄圧可能なアキュ
ムレータを分岐・設置すると共に、該アキュムレータと
前記油路との間に、該アキュムレータと油路との間を遮
断可能な切換弁を備え、前記エンジンの自動停止指令と
同時に、該アキュムレータから油圧の放出を防止するべ
く前記切換弁を閉制御することにより、同様に上記課題
を解決したものである。
【0013】本発明は、エンジン停止中は所定のクラッ
チまでの油路内に常時、油圧を保持することはせずに、
エンジン停止時にはオイルをドレーンさせ、エンジン再
始動処理を実行するときに該所定のクラッチへ油圧を供
給するシステムとしている。
【0014】そこで本発明では、所定のクラッチへ繋が
る油路に油圧を蓄圧可能なアキュムレータを分岐・設置
している。このアキュムレータには切換弁が併設され、
エンジン運転中には切換弁を開方向に制御し、アキュム
レータ内に油圧を蓄えるようにすると共に、例えばエン
ジン停止指令と同時に制御され、蓄えた油圧を保持す
る。
【0015】蓄えられたアキュムレータの油圧は、切換
弁しかオイルの洩れる要素がないため、従来の所定のク
ラッチへの油路全体の油圧を保持する構成に比べ、はる
かに油圧の保持性能が高い。
【0016】このアキュムレータに蓄えられた油圧は、
エンジンの再始動時に切換弁を開にすることで所定のク
ラッチへ供給させる。この結果、アキュムレータに蓄え
られた油圧は、その油圧の供給速度が速くなるように機
能する(急速増圧制御:実施形態にて詳述)。
【0017】従って、所定のクラッチを係合するまでの
時間を短縮することができ、エンジン再始動時の応答性
を向上させることができる。
【0018】なお、ここでいう「所定のクラッチ」と
は、エンジンの再始動時に係合されるクラッチを指すも
のであり、有段自動変速機においては例えばいわゆる
「前進クラッチ」及び「後進クラッチ」等がこれに相当
する。なお、無段変速機では例えば「発進クラッチ」が
該「所定のクラッチ」に相当する。又、自動クラッチ付
のマニュアル変速機の場合は、該「自動クラッチ」が
「所定のクラッチ」に相当する。
【0019】また、請求項2では、エンジンの自動停止
の指令と同時に、切換弁を制御することにより、エンジ
ン停止時にアキュムレータから油圧が放出することを防
ぐことができる。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1、又は
2において、前記エンジンの自動停止期間を、前記アキ
ュムレータに蓄えた油圧に応じて制限することにより、
同様に上記課題を解決したものである。
【0021】例えば、エンジン停止指令が出力され、エ
ンジン停止時における前記アキュムレータに蓄えた油圧
の蓄圧度合いを検出し、該油圧が少ないと判断された場
合にはエンジンの自動停止期間を短く設定するように
し、油圧が多いと判断された場合にはエンジンの自動停
止期間を長く設定するようにする。
【0022】なお、アキュムレータに蓄えた油圧が無か
った場合には、例えばエンジンの自動停止期間を零に設
定し、エンジンの自動停止を行わないようにしてもよ
い。
【0023】アキュムレータに蓄えられた油圧の検出は
センサにて行っても良く、また、エンジンの運転時間や
停止時間等から計算式等によって算出してもよいものと
する。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1、又は
2において前記エンジンの再始動の実行は、油圧が前記
アキュムレータに蓄圧されている間に行うことにより、
同様に上記課題を解決したものである。
【0025】例えば、アキュムレータに全く油圧がない
状態でエンジンを再始動した場合には、所定クラッチを
係合させるときに、前述したようにエンジン始動と共に
オイルポンプが作動し、ライン圧が発生してから所定の
クラッチへ油圧を供給するため、どうしても係合までに
時間がかかる。アキュムレータに蓄圧があるうちにエン
ジンを再始動させるようにすれば、エンジン再始動時に
はアキュムレータの油圧を必ず利用できることが保証さ
れる。この結果、クラッチの係合遅れによるエンジンの
吹き上がりを防止し、応答性の向上、クラッチの耐久性
の向上を実現できる。
【0026】請求項5に記載の発明は、請求項1、又は
2において、さらに前記エンジンが再始動処理を行った
ときに、該エンジンの再始動が成功したか否かを判断す
る手段を備え、該判断が成功でなかったと判断されたと
きには、一旦、エンジンの再始動処理を中止すると共
に、該アキュムレータから油圧の放出を防止するべく前
記切換弁を制御することにより、同様に上記課題を解決
したものである。
【0027】これは、エンジンの再始動処理が、万一失
敗に終わってしまったときの対策技術である。
【0028】エンジン再始動が失敗に終わった場合に
は、一般に再度エンジンの再始動処理(2度目以上のエ
ンジン再始動処理)が試みられる。しかし、その2度目
の再始動処理が行われるまでの間にはエンジンが回転し
ていない時間が存在する。このエンジンが始動していな
い時間に油圧が放出されてしまうのを防止するために、
請求項5では、エンジンの再始動処理が失敗に終わった
ときには、切換弁を制御する(具体的には閉にする)こ
とによって、油圧が放出されてしまうことを防ぐように
する。そして、次のエンジン再始動処理(2度目以上の
エンジン再始動処理)を行う際に、所定クラッチに対し
オイルを速やかに供給することを可能とする。
【0029】なお、エンジンの再始動が成功したか否か
の判断は、例えばエンジン回転速度から判断すればよ
い。具体的には、エンジンの回転速度が所定値より小さ
くなったときを検出したり、あるいは所定値を超えない
ことを検出すればよい。
【0030】請求項6に記載の発明は、請求項1、又は
2において、エンジン停止中に前記アキュムレータに蓄
えられた油圧が低下した場合には、オイルポンプを回転
させ、前記切換弁を制御することにより該アキュムレー
タの油圧を補うことにより、同様に上記課題を解決した
ものである。
【0031】このようにオイルポンプを回転させること
で、アキュムレータの油圧を補うことができる。このオ
イルポンプを回転させる方法として例えばエンジンを始
動させる方法や、モータジェネレータを作動させる方法
などがある。これらを作動させることにより、自動変速
機の入力軸の回転速度を上げるように制御し、オイルポ
ンプを駆動させて油圧を発生させるようにする。なお、
この場合、必ずしもアイドル回転(相当)速度まで回転
速度を高める必要はなく、所定の低い回転速度で所定時
間維持だけでもよい。
【0032】請求項7に記載の発明は、請求項1、又は
2において、ドライバのシフトポジション操作に連動し
て油路を切換えるマニュアルバルブを備える場合に、前
記アキュムレータを該マニュアルバルブよりも上流側に
配置したことにより、上記課題を解決したものである。
【0033】このようにアキュムレータをマニュアルバ
ルブの上流側に配置することで、前記前進クラッチが係
合するときも、又、後進クラッチが係合するときも、シ
フトポジションの位置に係わらず、そのとき係合される
「所定のクラッチ」に対して、アキュムレータから油圧
を供給することができる。
【0034】なお、マニュアルバルブの上流側とは、油
圧源側のことである。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を詳細に説明する。
【0036】この実施形態では、図3に示されるような
車両の駆動システムにおいて、所定の停止条件が成立し
たときにエンジンを自動停止させるとともに、所定の再
始動条件が成立したときに該自動停止したエンジンを再
始動させるようにしている。
【0037】本実施形態では、エンジンの再始動を行
い、それに伴い自動変速機の前進クラッチ(所定のクラ
ッチ)を係合させることによって車両を発進させるシス
テムを採用している。
【0038】図3は本実施形態におけるシステム構成を
表した図である。
【0039】図3において、1は車両に搭載されるエン
ジン、2は自動変速機である。このエンジン1には該エ
ンジン1を再始動させるためのモータ及び発電機として
機能するモータジェネレータ3が、該エンジン1のクラ
ンク軸1aに、クラッチ26、チェーン27及び減速機
構Rを介して連結されている。なお、エンジンスタータ
をモータジェネレータ3と別に設け、エンジン始動時
に、スタータとモータジェネレータ3を併用したり、極
低温時にはスタータを専用に使用してもよい。
【0040】減速機構Rは、遊星歯車式で、サンギア3
3、キャリア34、リングギア35を含み、ブレーキ3
1、ワンウェイクラッチ32を介してモータジェネレー
タ3の間に組込まれている。
【0041】自動変速機2用のオイルポンプ19は、エ
ンジン1のクランク軸1aにクラッチ26を介して連結
されている。自動変速機2内には前進走行時に係合され
る公知の前進クラッチC1が設けられている。
【0042】符号4はモータジェネレータ3に電気的に
接続されるインバータである。このインバータ4は、ス
イッチングにより電力源であるバッテリ5からモータジ
ェネレータ3への電気エネルギの供給を可変にしてモー
タジェネレータ3の回転速度を可変にする。また、モー
タジェネレータ3からバッテリ5への電気エネルギの充
電を行うように切り換える。
【0043】符号7はクラッチ26の断続の制御、及び
インバータ4のスイッチング制御等を行うためのコント
ローラである。該コントローラ7は、エンジン及び自動
変速機等をコントロールするECU(電子制御装置)8
0とリンクしている。このコントローラ7、ECU80
には、図中の矢印線に示すように各種センサ群90(エ
ンジン回転速度NEを検出するエンジン回転速度センサ
91、車速Veを検出する車速センサ92、スロットル
開度を検出するスロットル開度センサ93、シフトレバ
ー44のシフト位置を検出するシフトポジションセンサ
94、ブレーキオン信号を検出するブレーキ信号センサ
95、イグニッションスイッチのオン・オフを検出する
イグニッションの位置を検出するセンサ96、エコラン
モードを検出するエコランスイッチセンサ97、後述す
るアキュムレータ内の油圧を検出するアキュムレータ内
油圧センサ98、バッテリの充電量を検出するバッテリ
充電量検出センサ99等)からの信号が入出力されてい
る。
【0044】次に、上記自動変速機2において前進クラ
ッチC1を係合させる構成について説明する。
【0045】図4は自動変速機の油圧制御装置において
前進クラッチC1を係合させる構成の要部を示す油圧回
路図である。
【0046】プライマリレギュレータバルブ50は、ラ
イン圧コントロールソレノイド52によって制御され、
オイルポンプ19によって発生された元圧をライン圧P
Lに調圧する。このライン圧PLは、マニュアルバルブ
54に導かれる。
【0047】プライマリレギュレータバルブ50とマニ
ュアルバルブ54とを結ぶ油路(変速機の前進クラッチ
C1と、前進クラッチC1に油圧を供給するために油圧
を発生させるオイルポンプと、を結ぶ油路)59には、
油圧を蓄圧可能なアキュムレータ53が分岐・設置され
ている。又、該アキュムレータ53と油路59との間に
は、該アキュムレータ53と油路61とを遮断可能な切
換弁57が備えられている。アキュムレータ53はピス
トン53a及びスプリング53bを含むもので、その蓄
圧構造自体は公知のものである。又、切換弁57はシー
ル性の高いノーマルクローズの2位置弁であり、ECU
80からその制御指令を受ける。
【0048】なお、マニュアルバルブ54を切替えるこ
とで、該マニュアルバルブ54から後進クラッチC2に
油圧を供給できる。
【0049】本実施形態では、予めエンジン運転中に
(ライン圧PLが発生しているときに)、切換弁57を
開にしてアキュムレータ53に油圧を蓄えておくように
する。そしてエンジンが停止しそうなときに切換弁57
を閉にしてエンジン運転中に蓄圧した油圧をアキュムレ
ータ内に確保(保持)するようにする(後述)。
【0050】なお、この保持した油圧は、後述する急速
増圧制御を実行するときに、その一態様として使用され
る。
【0051】本実施形態では図に示すように前記アキュ
ムレータ53は、マニュアルバルブ54の上流側に設置
されている。これは、アキュムレータ53をマニュアル
バルブ54の上流側に設置することで、アキュムレータ
53から油路59を通って、前進クラッチC1,後進ク
ラッチC2の双方に対して油圧を供給することができる
からである。
【0052】なお、上流側とは油圧源側(オイルポンプ
19側)のことである。
【0053】マニュアルバルブ54は、シフトレバー4
4と機械的に接続され、ここでは、前進ポジション、例
えば、Dポジション、あるいは2ポジションが選択され
たときにライン圧PLを前進クラッチC1側に連通させ
る。
【0054】マニュアルバルブ54と前進クラッチC1
との間には大オリフィス56と切換弁58が介在されて
いる。第2切換弁58はソレノイド60によって制御さ
れ、大オリフィス56を通過してきたオイルを選択的に
前進クラッチC1に導いたり遮断したりする。
【0055】第2切換弁58をバイパスするようにして
チェックボール62と小オリフィス64が並列に組み込
まれており、第2切換弁58がソレノイド60によって
遮断されたときには大オリフィス56を通過してきたオ
イルは更に小オリフィス64を介して前進クラッチC1
に到達するようになっている。なお、チェックボール6
2は前進クラッチC1の油圧がドレンされるときに該ド
レンが円滑に行われるように機能する。
【0056】第2切換弁58と前進クラッチC1との間
の油路66には、オリフィス68を介して第2アキュム
レータ70が配置されている。この第2アキュムレータ
70はピストン72及びスプリング74を備え、前進ク
ラッチC1にオイルが供給されるときに、スプリング7
4によって決定される所定の油圧にしばらく維持される
ように機能し、前進クラッチC1の係合終了時に発生す
るショックを低減する。
【0057】図5にシフトレバー44のゲート配置を示
す。
【0058】又符号94はシフトレバー44のシフトポ
ジションセンサを示す。シフトポジションの位置を「D
(ドライブ)」ポジションにすると、第1速段から第5
速段(自動変速機の種類によっては第3速段や第4速段
までのものもある)まで、自動的に変速を実施する。
【0059】次に車両を停止状態に維持するためのブレ
ーキの構成を図10に基づいて説明する。
【0060】図10において、符号200はブレーキ操
作部材としてのブレーキペダルを示している。ブレーキ
ペダル200は油圧式ブースタ206を介してマスタシ
リンダ208を作動させるようになっている。マスタシ
リンダ208の上部にはリザーバ210が取り付けられ
ており、このリザーバ210からポンプ214がブレー
キ液を汲み上げてアキュムレータ216に高圧で蓄える
ようにされており、そのアキュムレータ216に前記ブ
ースタ206が液通路218により接続されている。
【0061】マスタシリンダ208の内部の図示せぬ加
圧室は、液通路212、244とから成る主液通路によ
って、前輪238を制動するブレーキ31のホイールシ
リンダに接続されている。一方、加圧室(図示せず)は
後輪を制動するブレーキのホイールシリンダに接続され
ているが、この後輪系統の構成は前輪系統の構成と同一
であるため図示及び説明を省略し、以下、前輪系統につ
いてのみ説明する。
【0062】液通路212には逆止弁222と電磁増減
圧弁232とが設けられている。電磁増減圧弁232は
常には液通路212と244、即ちマスタシリンダ20
8とホイールシリンダ240とを連通させる増圧許容状
態にあるが、ソレノイド230に中間的な電流が供給さ
れることによりマスタシリンダ208とホイールシリン
ダ240との連通を遮断する保圧状態に切り換えられ、
更にソレノイド230に大電流が供給されることによっ
てホイールシリンダ240をリザーバ210に連通させ
る減圧許容状態に切り換えられる三位置電磁弁となって
いる。
【0063】上記電磁増減圧弁232をバイパスするバ
イパス通路224には逆止弁226が設けられており、
ホイールシリンダ240のブレーキ液はこのバイパス通
路224を経てマスタシリンダ208へ環流し得るよう
にされている。
【0064】なお、バイパス通路224には、ブレーキ
31をかけたときに、そのままホイールシリンダ240
にブレーキ液を閉じ込めておけるようにするためのブレ
ーキ圧ホールド電磁弁228が備えられている。このブ
レーキ圧ホールド電磁弁228があることによって、ブ
レーキペダル200を離した状態でブレーキを効かせて
おくようにさせておくような制御が可能である。
【0065】上記通路212の逆止弁222を経た後の
部分には、電磁閉開弁220を介して前記アキュムレー
タ216が接続されている。電磁閉開弁220は常には
アキュムレータ216と液通路212との連通を遮断す
る状態にあるが、上記電磁増減圧弁232の作動開始と
同時に開状態とされ、アキュムレータ216から高圧の
ブレーキ液が電磁増減圧弁232に供給されるようにな
っている。このアキュムレータ216から供給される高
圧のブレーキ液がマスタシリンダ208に流入すること
は、逆止弁222によって阻止される。
【0066】なお、符号236は前輪238の回転速度
を検出する回転速度センサ、204はブレーキペダル2
00が踏み込まれたことを検出するブレーキスイッチ、
202はブレーキペダル200の操作力を検出するロー
ドセル、234はブレーキ圧を制御する制御装置であ
る。なお、この制御装置234は前述したコントローラ
7とリンクしている。
【0067】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0068】エンジン始動時には電磁クラッチ26が接
続状態とされ、モータジェネレータ3を駆動してエンジ
ンを始動する。このときブレーキ31をオンにし、クラ
ッチ32をオフにすることでモータジェネレータ3の回
転は減速機構Rのサンギア33側からキャリア34側に
減速して伝達される。これにより、モータジェネレータ
3とインバータ4の容量を小さくしてもエンジン1をク
ランキングするのに必要な駆動力を確保できる。エンジ
ン1の始動後は、モータジェネレータ3は発電機として
機能し、例えば車両の制動時においてバッテリ5に電気
エネルギを蓄える。
【0069】エンジン始動時にはモータジェネレータ3
の回転速度をコントローラ7が検出し、インバータ4に
対し、モータジェネレータ3の回転がエンジン1を始動
するのに必要なトルクと回転速度となるようにスイッチ
ング信号を出力する。例えばエンジン始動時にエアコン
スイッチの信号がオンとなっていれば、エアコンオフ時
に比べてより大きなトルクが必要であるから、コントロ
ーラ7は大きなトルク及び回転速度でモータジェネレー
タ3が回転できるようにスイッチング信号を出力する。
【0070】エコランモード信号がオンとなった状態で
所定のエンジン停止条件が成立すると、コントローラ7
はエンジン1に燃料の供給をカットする信号を出力し、
エンジンを停止させる。エコランモード信号は、車室内
に設けられたエコランスイッチ97を運転者が押すこと
によってコントローラ7に入力される。エコランモード
でのエンジンの停止条件としては、「車速が零」、「ア
クセルオフ」、「ブレーキオン」「バッテリ5の充電量
が所定値以上」であることが一例としてあげられる。
【0071】なお、本実施形態ではシフトポジションに
関係しては、例えば「シフトレバー44のポジションが
Dである」という条件や「シフトレバー44のポジショ
ンが「N」または「P」(非駆動ポジション)である」
という条件を設定してもよく、特に限定しない。
【0072】エコランモードでエンジン1が自動停止し
た状態では、コントローラ7は電磁クラッチ26に切断
の制御信号を出力しており、自動変速機2とエンジン1
とは動力非伝達状態にある。なお、エンジン1が停止中
でもエアコンやパワーステアリングは作動させておきた
い場合は、パワーステアリング用ポンプ、エアコン用コ
ンプレッサの負荷等が考慮されたトルクでモータジェネ
レータ3が回転するように、コントローラ7はインバー
タ4に対して相応のスイッチング信号を出力する。
【0073】次に図4に基づいて本実施形態における油
圧回路の作用について説明する。
【0074】エンジンの停止後は、それに連動して動作
するオイルポンプ19も停止するため、前進クラッチC
1は開放され、該前進クラッチC1への油路内のライン
圧PLも低下する。そのため油路59、66には油圧が
保たれない。しかし、本実施形態では、前述したように
切換弁57を閉としているため、アキュムレータ53内
には油圧が確保される。
【0075】このようなシステムにおいて、まずエンジ
ンが停止するまでの油圧について説明する。
【0076】図6は、エンジンの自動停止条件が成立し
たときの前進クラッチC1の油圧のドレン特性、エンジ
ン回転速度(=オイルポンプの回転速度)NE、車輪の
制動のためのブレーキ圧のホールド状態の関係を示して
いる。
【0077】時刻t11でエンジンの停止指令が出される
と、若干の遅れT12をもって時刻t12からエンジン回転
速度NE(=オイルポンプの回転速度)は徐々に低下す
る。一方、前進クラッチC1の方のドレン特性は、エン
ジン1の停止指令が時刻t11で出された後(たとえオイ
ルポンプ19の回転速度がエンジン回転速度NEと同様
に低下したとしても)油圧はより長めの期間T13だけそ
のまま維持され、時刻t14から急激に低下する特性とな
る。
【0078】又、本実施形態では、このエンジンの自動
停止の開始時にアキュムレータ53から油圧の放出を防
止するべく切換弁57を制御する。具体的には該切換弁
57を閉にすることによりアキュムレータ53から油圧
が抜けることを阻止し、油圧を保持するようにする。こ
の保持した油圧は、後述するようにエンジン再始動の際
に実施する急速増圧制御に利用される。
【0079】なお、切換弁57の閉制御の具体的な実施
タイミングは、一例としてエンジン回転速度NEが所定
値NE2を下回った時点としてもよく、また、エンジン
の自動停止指令が出力された時刻t11からとしてもよ
い。なお、所定値NE2はC1クラッチ油圧が低下を開
始する時刻t13以前に設定するものとする。
【0080】なお、これは一例であって、切換弁57の
閉制御の実施タイミングは、適宜の時点としてもよい。
【0081】ところで、本実施形態ではエンジン自動停
止を行う際に、エンジンの自動停止を実施する期間をア
キュムレータ53に蓄えた油圧に応じて制限するように
する。なぜならば、エンジン再始動の際に、このアキュ
ムレータ53に蓄圧された油圧を使用するからである。
アキュムレータ53に油圧がある場合と、無い場合(蓄
圧されていない状態)ではC1油圧の立ち上がり方が相
違する。具体的には、アキュムレータ53に油圧が無い
場合は、前進クラッチC1の係合が遅れることになる。
そのため、エンジンが吹き上がった状態で前進クラッチ
C1の係合が行われることになるので係合ショックが発
生し、又、前進クラッチC1の耐久性を低下させてしま
う可能性がある。
【0082】そのため、エンジンの自動停止を実施する
期間をアキュムレータ53に蓄えた油圧に応じて制限す
るのである。
【0083】なお、アキュムレータ53の蓄圧状態の検
出は、例えばセンサ等により検出しても良く、又、エン
ジンが始動してからの時間や停止してからの時間等から
実験によるマップや計算によって算出された値等を利用
してもよい。
【0084】ここで、図7にアキュムレータ53の蓄圧
状態とエンジン自動停止時間の制限の関係の一例を示
す。
【0085】図7に示すように、蓄圧状態がアキュムレ
ータ53で蓄圧可能な容量に対し満(フル)のときは、
エンジンの自動停止時間制限をT40と設定する。ま
た、同様に、蓄圧状態が3/4前後のときにはT30、
蓄圧状態が2/4(半分)前後のときにはT20、蓄圧
状態が1/4前後のときにはT10に設定する(T10
<T20<T30<T40)。
【0086】つまり、ここではアキュムレータ53の蓄
圧状態から油圧の漏れ時間を想定することによって、ア
キュムレータ53に蓄圧されている油圧が少ないと判断
された場合には、再始動の際に有効に機能し得る最低の
油圧にすぐ到達すると思われるため、エンジンの自動停
止期間を短く設定し、又逆に、アキュムレータ53に蓄
えた油圧が多いと判断された場合には、この最低の油圧
にまで低下するのに時間がかかると思われるため、エン
ジンの自動停止期間も長く設定できる。
【0087】このようにすることで、前進クラッチC1
の係合をスムーズに行うことができ、前進クラッチC1
の耐久性を向上させることができる。なお、油圧の蓄圧
状態と時間の関係は例えば比例の関係とするとよい。
【0088】なお、図7に示すようにアキュムレータ5
3の蓄圧状態が零、あるいは零付近であった場合には、
エンジンの自動停止の実行期間を零に設定し、エンジン
の自動停止制御自体を行わないようにする。これは、前
進クラッチC1への油圧の供給が遅れる可能性があるか
らである。
【0089】次にエンジンの自動停止中から再始動まで
について説明する。
【0090】エンジンの停止後は、それに連動してオイ
ルポンプ19も停止するため、前進クラッチC1は開放
され、該前進クラッチC1への油路内のライン圧PLも
低下し、油路59、66には油圧が保たれない。しか
し、本実施形態では、前述したように切換弁57を閉と
しているため、アキュムレータ53内には油圧が確保さ
れている。
【0091】このような状態でエンジンの自動停止制御
が実施されているときに、本実施形態では所定の再始動
条件、例えば「エンジンの自動停止条件が1つでも満た
されなくなったとき」が成立したときにエンジンを再始
動するようにしている。
【0092】又、本実施形態では、これに加えアキュム
レータの蓄圧状態に関係して設定した前記エンジンの自
動停止時間の制限がタイムアップ(設定時間に到達)し
た場合にもエンジンが再始動するようにしている。
【0093】エンジンの再始動処理について説明する。
【0094】所定の再始動条件が成立すると、エンジン
の始動指令が出力され、エンジンの再始動処理が実施さ
れると共に、前進クラッチC1へのオイルの供給が開始
される。
【0095】このとき本実施形態では、前進クラッチC
1をできるだけ早く係合させるために、該前進クラッチ
C1へのオイルの供給初期にオイルの供給速度を速める
べく、アキュムレータ53の利用を含む急速増圧制御を
実行する。
【0096】ここで急速増圧制御について説明する。
【0097】以下、3つの急速増圧制御の例を示す。
【0098】まず、第1の急速増圧制御の手法から説明
する。
【0099】第1の急速増圧制御は、油路中のオリフィ
スの実質的な径を変更する。
【0100】即ち、通常(急速増圧制御を実行しない場
合)は、前進クラッチC1に油圧を供給する際に、ライ
ン圧をマニュアルバルブ54を通過させ、大オリフィス
56、小オリフィス64を通過させた後に、前進クラッ
チC1に供給するのに対し、第1の急速増圧制御の手法
は、マニュアルバルブ54を通過させ、大オリフィス5
6を通過させた後に、そのまま前進クラッチC1に供給
することにより、オイルの供給速度を速めるようにす
る。なお、この第1の急速増圧制御が実行されている段
階では、スプリング74のばね定数の設定により第2ア
キュムレータ70は機能しない。
【0101】一方、コントローラ7より急速増圧制御の
終了指令を受けてソレノイド60が第2切換弁58を遮
断制御すると、大オリフィス56を通過したライン圧P
Lは小オリフィス64を介して比較的ゆっくりと前進ク
ラッチC1に供給される(従来と略同等のルート)。な
お、この段階では、前進クラッチC1に供給される油圧
はかなり高まっているため、第2アキュムレータ70に
つながっている油路66の油圧がスプリング74に抗し
てピストン72を図の上方に移動させる。その結果、こ
のピストン72が移動している間、前進クラッチC1に
供給される油圧の上昇が一時規制され、前進クラッチC
1は非常に円滑に係合を完了できる。
【0102】第2の急速増圧制御はアキュムレータ53
の油圧を利用する。
【0103】これが本発明に係る急速増圧制御に相当す
る。
【0104】前述したように、本実施形態では油路59
に油圧を蓄圧可能なアキュムレータ53を分岐・設置し
ている。該アキュムレータ53には、エンジン運転中に
油圧が蓄圧されている。
【0105】本実施形態では、エンジンの再始動時(エ
ンジンの再始動指令が出力されたとき)に、切換弁57
を開に制御する。この結果、スプリング53bの付勢力
によってピストン53aが押戻され、アキュムレータ5
3に蓄圧された油圧(オイル)が前進クラッチC1への
油路59に供給される。
【0106】第2の急速増圧制御の手法は、エンジンの
再始動指令の出力があったすぐ直後に前進クラッチC1
への油路59にオイルを供給できることに特徴があり、
これにより前進クラッチC1の係合時間を短縮すること
ができるものである。
【0107】第3の急速増圧制御は、ライン圧の制御目
標圧を高く設定する。
【0108】具体的には、ライン圧コントロールソレノ
イド52でのプライマリレギュレータバルブ50の調圧
値を上げて、ライン圧を上げて制御(昇圧制御)する。
ライン圧の調圧値を高めるというのは、換言すれば、調
圧のためのドレン量を少なくするということであり、オ
イルポンプ19によって発生された供給オイルを無駄な
く前進クラッチC1への油路59の充填に利用すること
によって、前進クラッチC1を早期に係合する。
【0109】なお、これらの第1〜第3の急速増圧制御
はそれぞれ単独で行っても良く、また、併用して実行し
てもよい。
【0110】ここで、前進クラッチC1の油圧供給特
性、エンジン回転速度NE、急速増圧制御タイミング、
タービン回転速度NTの関係を図8に示す。
【0111】図8は、エンジンの再始動処理を実行し、
該再始動処理1回でエンジンが始動したときの関係図で
ある。
【0112】図8において、細線は急速増圧制御を実行
しなかった場合、太線は実行した場合をそれぞれ示して
いる。また、Tc、Tc′は前進クラッチC1のクラッ
チパックが詰められる期間、Tac、Tac′はアキュムレ
ータ70が機能している期間に相当している。また、T
fastと付された部分が急速増圧制御を実行している期間
(実行時間)を示している。この期間Tfastは、定性的
には前進クラッチC1の図示せぬピストンが、いわゆる
クラッチパックを詰める期間に対応する。
【0113】なお、本実施形態では、エンジン再始動は
油圧がアキュムレータ53に蓄圧されている間に行うよ
うにする。なぜならば、アキュムレータ53に油圧が蓄
圧されていないときにエンジンの再始動を行うと、前進
クラッチC1の係合が遅れる可能性があるからである。
【0114】このようにすることで、エンジン再始動指
令があったときに、所定クラッチC1に対し、素早く油
圧を供給でき、クラッチの係合の遅れやエンジンの吹き
上がりなどを防ぐことができる。
【0115】本実施形態では、さらにアキュムレータ5
3に蓄えられた油圧が低下したときには、エンジンの再
始動処理を行い、切換弁57を制御することによりアキ
ュムレータ53の油圧を補うようにする。
【0116】このようにすることで、エンジン再始動時
にはアキュムレータに常に蓄圧を確保させておくことが
でき、クラッチの係合遅れによるエンジンの吹き上がり
を防止し、応答性の向上、クラッチの耐久性を向上させ
ることができる。
【0117】アキュムレータの油圧を補う方法として
は、基本的にはエンジンを始動を行いオイルポンプを作
動させ油圧を発生させるが、例えば、モータジェネレー
タ3のみを作動させることによってオイルポンプ19を
作動させ、自動変速機の入力軸の回転速度を上げるよう
にしてもよい。この場合、クラッチ26を切っておくと
エンジンを回転させずに済むので、モータジェネレータ
3の負担を軽減することができる。なお、エンジンの始
動によらずにオイルポンプ19を回転させるときは、該
オイルポンプ19の回転速度は必ずしもエンジンのアイ
ドル回転相当速度まで上げる必要はない。
【0118】なお、何らかの原因で、アキュムレータ5
3に蓄圧がないと判断された場合には、次のような制御
を行う。
【0119】シフトポジションが「N」であったときに
は、そのポジションにてエンジンを再始動しても特に問
題がないため、そのままエンジンの再始動を許可する。
しかしながら、シフトポジションが例えば駆動ポジショ
ンの「D」であった場合には、前進クラッチC1の係合
の遅れや、それによるエンジンの吹き上がりが発生する
可能性があるので、例えば、エンジントルクを抑制(エ
ンジントルクダウン制御)しながらエンジンを始動させ
るようにする。具体的には、公知の電子スロットル弁を
制御したり、または、遅角制御を実施すればよい。
【0120】他の方法としては、駆動ポジションの
「D」ではエンジンの始動をできないように設定するこ
とも考えられる。これは、前進クラッチC1の耐久性を
重要視するためである。このような場合に、エンジンを
再始動を許可する条件は、シフトポジションを非駆動ポ
ジションの「P」又は「N」にシフトし、ブレーキオン
の信号がオンされているのが検出されたときにエンジン
の再始動を実施できるようにする。
【0121】このようにすることで、前進クラッチC1
の係合の遅れによるエンジンの吹き上がりを一切生じさ
せることなくエンジンの再始動を行うことができ、前進
クラッチC1の耐久性を向上をさせることができる。
【0122】そのため本実施形態では、エンジンの再始
動が成功したか否かを判断する手段を備え、急速増圧制
御実行後、該判断が成功でなかったと判断されたときに
は、一旦、エンジンの再始動処理を中止すると共に、ア
キュムレータ53から油圧の放出を防止するべく切換弁
57を閉にする制御を行う。
【0123】このようにすることで、アキュムレータ5
3から油圧が放出されてしまうことを防ぐことができ、
再度、エンジンの再始動処理を試みるときに、該アキュ
ムレータ53から急速増圧制御を実行することができ
る。
【0124】なお、切替弁57の閉制御の実施タイミン
グは、エンジンの再始動が失敗に終わったと判断された
ときとすればよい。あるいはエンジン回転速度から失敗
を判断してもよい。
【0125】本実施形態では、このようにエンジンが再
始動に失敗したときには再度、エンジンの再始動処理を
試みるシステムを採用している。この様子を図9に示
す。
【0126】図9では、時刻t3にて次のエンジン再始
動(2度目のエンジン再始動処理)の指令が出力され、
時刻t4にて所定クラッチに急速増圧制御の実施と共に
油圧を供給されている。
【0127】このときの急速増圧制御は、エンジン停止
時に切換弁57を閉にして漏れを防止していた油圧を、
切換弁57を再び開にすることでアキュムレータ53か
ら前進クラッチC1に供給することにより行うようにす
る。なお、この場合は、油路中にオイルが残存している
恐れがあるため、急速増圧の時間を制限する等の対応を
とってもよい。
【0128】このようにすることで、エンジン再始動が
2回目であっても前進クラッチC1を応答性良く係合す
ることができる。
【0129】なお、ここでもエンジンの再始動ができな
かった場合には、再度、同様のエンジン再始動処理を繰
り返すようにする。もしここで、エンジンの再始動処理
が例えば4回繰り返されても、かからなかった場合に
は、それ以上再始動処理を行ってもかかる可能性は少な
いと判断し、エンジンの再始動処理を止めるように設定
する。
【0130】なお、図9は、2回目でエンジン再始動処
理を行ったときに成功した例を示したものである。
【0131】エンジンの再始動処理が成功したと判断さ
れた場合には、エンジン回転速度NEはアイドル回転速
度(+α)NETGTとなるように回転が上昇し、前進
クラッチがC1が係合される。
【0132】最後に、上記コントローラ7によって実行
される急速増圧制御に関する制御フローについて説明す
る。
【0133】図1において、ステップ520では各種セ
ンサからの入力信号が処理される。例えば、エコランス
イッチが入っているかどうかや、シフトポジションセン
サからの信号等である。
【0134】ステップ530では、エンジン1が自動停
止中か否かを判定する。エンジンの自動停止条件に関し
ては前述した通りであるのでここでは省略する。
【0135】エンジン1が自動停止中でない場合には、
そのままリターンし、エンジン自動停止中であると判断
されたときにはステップ540に進む。
【0136】ステップ540にてエンジン1の再始動す
るための条件が成立しているか否かを判断する。再始動
するための条件は前述した通りである。エンジンの再始
動条件が成立していないならば、エンジン1の再始動を
行わないため自動停止制御を継続し(ステップ63
0)、アキュムレータ53の蓄圧があればそのままリタ
ーンし、蓄圧がなければオイルポンプ19を一時駆動す
るかエンジンを再始動する(ステップ650)。
【0137】エンジンの再始動条件が成立しているとき
には、ステップ550へ進み、アキュムレータに蓄圧が
あるか否かを判断する。ステップ550にてアキューム
53に蓄圧があった場合には、ステップ570へ進む。
【0138】ところで、本実施形態では、前述したよう
にアキュムレータ53に油圧が無くなる前にオイルポン
プ19を駆動するように制御を行っているが、何らかの
原因でアキュムレータ53の蓄圧が低下した場合には、
シフトポジションが非駆動ポジションの「P」又は
「N」で且つ、ブレーキがオンでないとエンジンが再始
動しないように切換えるか、再始動時にトルクダウンを
実行するように切換える(ステップ560)。
【0139】このようにすることで、エンジンの吹き上
がりを抑えることができ、前進クラッチC1の耐久性も
向上させることができる。
【0140】ステップ570では切換弁57の開制御等
の急速増圧制御を実行する。
【0141】ステップ580ではエンジンの再始動制御
を実施する。
【0142】ステップ590ではステップ580のエン
ジン再始動処理に対し、エンジンが再始動したか否かを
判断する。
【0143】ここで、エンジンが再始動した場合には、
ステップ600へ進み、エンジンの再始動制御を終了
し、そのままリターンする。なお、切換弁57は開のま
まである。
【0144】ステップ590でエンジンの再始動が失敗
に終わった場合には、ステップ610へ進む。ステップ
610では、エンジンの再始動処理を一時中止(中断)
する。このとき、エンジンは運転していないので、前進
クラッチC1への油路59,66には油圧が放出されて
しまうことから、ここで切換弁57を閉にし、アキュム
レータ53から油圧が抜けないように制御する。
【0145】その後は、アキュムレータ53に蓄圧が判
断されるまでステップ570経由でステップ550に戻
り、再度、同様な作業を行う。
【0146】次に図2の説明をする。
【0147】図2はエンジンが運転中に回るルーチンで
ある。
【0148】ステップ720にて、各種入力信号の処理
が行われる。ステップ730では、エンジンの自動停止
条件が成立したか否かを判断する。エンジンの自動停止
条件に関しては前述した通りである。エンジンの自動停
止条件が不成立な場合には、そのままリターンし、エン
ジンの自動停止条件が成立した場合には、ステップ74
0へ進みアキュムレータ53に蓄圧があるか否かを検出
する。この検出しに関しては、圧力センサを設置しても
良く、エンジン始動してからの時間等によって計算式に
より算出しても良い。
【0149】ステップ740で、アキュムレータ53に
蓄圧があったと判断されたときには、ステップ760へ
進む。
【0150】ステップ760では、エンジンの自動停止
期間を、該アキュムレータ53に蓄えた油圧に応じて制
限するようにする。その制限に関しては、図7にて説明
した通りである。ステップ770では、エンジンの自動
停止を実施する。
【0151】このとき、ブレーキ圧ホールド電磁弁22
8を閉にすることでホイールシリンダ240にブレーキ
液を閉じ込めておき、ヒルホールド制御を実施してもよ
い。
【0152】なお、エンジン自動停止を行う際には、切
換弁57を閉じることにより、アキュムレータ53内に
油圧を閉じ込めるようにする(ステップ780)。
【0153】なお、本発明は、電動オイルポンプを持た
ないハイブリッド車においても同じ課題を有するので適
用できる。
【0154】
【発明の効果】本発明によれば、係合までの時間を短縮
及び、エンジンの再始動時の応答性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両のエンジン自動停止制御の実
施形態の制御内容の一例を示すフローチャート
【図2】上記同様、本発明に係る車両のエンジン自動停
止制御の実施形態の制御内容の一例を示すフローチャー
【図3】本発明が適用された車両のエンジン駆動装置の
システム構成図
【図4】実施形態の制御の中の急速増圧制御を行うため
の油圧制御装置の要部を示す油圧回路図
【図5】シフトレバーのゲート位置を表すシフトポジシ
ョン配列図
【図6】エンジン停止指令後の前進クラッチの油圧、エ
ンジン回転速度、ブレーキ圧のホールド状態の関係を表
したグラフ
【図7】アキュムレータの蓄圧状態とエンジン自動停止
時間制限の関係の一例を示した線図
【図8】同実施形態において、前進クラッチのオイルの
供給特性及びエンジントルク等を時間軸に沿って示した
グラフ
【図9】1回目のエンジン再始動処理が失敗に終わった
ときにおける前進クラッチの油圧供給特性、エンジン回
転速度、急速増圧制御タイミング、タービン回転速度の
関係を示したグラフ
【図10】ブレーキの構成を表した油圧回路図
【符号の説明】
1…エンジン 2…自動変速機 3…モータジェネレータ 4…インバータ 5…バッテリ 19…オイルポンプ 53…アキュムレータ 57…切換弁 C1…前進クラッチ NE…エンジン回転速度 TE…エンジントルク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 321 F02D 29/02 321B 321C F16D 48/02 F16H 61/00 F16H 61/00 F16D 25/14 640S Fターム(参考) 3D041 AA04 AA28 AA61 AB01 AC01 AC15 AC16 AC18 AC19 AD01 AD02 AD04 AD30 AD31 AD41 AD50 AD51 AE02 AE30 AE39 AF00 3G092 AC03 BA09 BB10 CA01 CB05 DC03 DF04 DF09 DG05 EA04 EA09 EA13 EA14 EA17 EA28 EA29 FA04 FA09 FA32 GA01 HA06Z HE01Z HE06X HF01X HF02Z HF05X HF12X HF15X HF19Z HF20Z HF21Z HF26Z 3G093 AA05 BA15 BA21 BA22 CA02 CB05 DA01 DA06 DA12 DA13 DB01 DB06 DB11 DB15 DB19 DB23 EA02 EA09 EA13 EB07 EB09 EC04 FA10 FB02 3J052 AA01 AA04 CB01 EA03 EA04 FB06 FB22 KA02 LA01 3J057 AA04 BB04 GA21 GA47 GB02 GB03 GB04 GB27 GB29 GB36 GC10 GE07 HH01 JJ01 JJ04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の停止条件が成立したときにエンジン
    を自動停止すると共に、所定の再始動条件が成立したと
    きに該自動停止したエンジンを再始動する車両であっ
    て、該再始動の際に、変速機の所定のクラッチに油圧を
    供給し、該クラッチを係合することにより発進可能とす
    る車両のエンジン再始動の制御装置において、 前記変速機の所定のクラッチと、該所定のクラッチに油
    圧を供給するために油圧を発生させるオイルポンプと、
    を結ぶ油路に、油圧を蓄圧可能なアキュムレータを分岐
    ・設置すると共に、 該アキュムレータと前記油路との間に、該アキュムレー
    タと油路との間を遮断可能な切換弁を備え、 前記エンジンの再始動時に、該アキュムレータに蓄えら
    れた油圧を該切換弁を介して前記所定のクラッチへの油
    路に供給することを特徴とする車両のエンジン再始動の
    制御装置。
  2. 【請求項2】所定の停止条件が成立したときにエンジン
    を自動停止すると共に、所定の再始動条件が成立したと
    きに該自動停止したエンジンを再始動する車両であっ
    て、該再始動の際に、変速機の所定のクラッチに油圧を
    供給し、該クラッチを係合することにより発進可能とす
    る車両のエンジン再始動の制御装置において、 前記変速機の所定のクラッチと、該所定のクラッチに油
    圧を供給するために油圧を発生させるオイルポンプと、
    を結ぶ油路に、油圧を蓄圧可能なアキュムレータを分岐
    ・設置すると共に、 該アキュムレータと前記油路との間に、該アキュムレー
    タと油路との間を遮断可能な切換弁を備え、 前記エンジンの自動停止指令と同時に、該アキュムレー
    タから油圧の放出を防止するべく前記切換弁を閉制御す
    ることを特徴とする車両のエンジン再始動の制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1、又は2において、 前記エンジンの自動停止期間を、前記アキュムレータに
    蓄えた油圧に応じて制限することを特徴とする車両のエ
    ンジン再始動の制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1、又は2において、 前記エンジンの再始動の実行は、油圧が前記アキュムレ
    ータに蓄圧されている間に行うことを特徴とする車両の
    エンジン再始動の制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1、又は2において、 さらに前記エンジンが再始動処理を行ったときに、該エ
    ンジンの再始動が成功したか否かを判断する手段を備
    え、 該判断が成功でなかったと判断されたときには、一旦、
    エンジンの再始動処理を中止すると共に、該アキュムレ
    ータから油圧の放出を防止するべく前記切換弁を制御す
    ることを特徴とする車両のエンジン再始動の制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1、又は2において、 エンジン停止中に前記アキュムレータに蓄えられた油圧
    が低下した場合には、前記オイルポンプを回転させ、前
    記切換弁を制御することにより該アキュムレータの油圧
    を補うことを特徴とする車両のエンジン再始動の制御装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1、又は2において、 ドライバのシフトポジション操作に連動して油路を切換
    えるマニュアルバルブを備える場合に、 前記アキュムレータを該マニュアルバルブよりも上流側
    に配置したことを特徴とする車両のエンジン再始動の制
    御装置。
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