JP2000307209A - ジョイントボックス - Google Patents

ジョイントボックス

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JP2000307209A
JP2000307209A JP11113977A JP11397799A JP2000307209A JP 2000307209 A JP2000307209 A JP 2000307209A JP 11113977 A JP11113977 A JP 11113977A JP 11397799 A JP11397799 A JP 11397799A JP 2000307209 A JP2000307209 A JP 2000307209A
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JP
Japan
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metal plate
joint box
electronic circuit
tip
circuit unit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11113977A
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English (en)
Inventor
Koji Kishimoto
光司 岸本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness System Technologies Research Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立を容易にしてコストダウンを図る。 【解決手段】 配線ユニット14は先端に弾性変形可能
な屈曲部145を有する複数の接続端子141を備える
と共に、電子回路ユニット16はプリント回路基板16
1に複数のスルーホール163を備え、接続端子141
の屈曲部145をスルーホール163に挿入して弾性変
形した状態で導体膜166に圧接させるようにすること
で配線ユニット14と電子回路ユニット16とを電気的
に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケース内部に収納
された配線ユニットに電子回路ユニットが搭載されてな
るジョイントボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のジョイントボックスは、
配線ユニットと電子回路ユニットとが、例えば、図7に
示すような構成で電気的に接続されている。すなわち、
配線ユニット101を構成するバスバー基板102に
は、複数のオス端子103が一列に並んだ状態で電子回
路ユニット104に向けて突出形成される一方、電子回
路ユニット104を構成する回路基板105には、一端
にメス端子106を有する複数のコの字型のコネクタ端
子107をハウジング108内に取り付けて構成したコ
ネクタ109が装着されると共に、オス端子103が挿
通される複数の貫通孔110及びコネクタ端子107が
挿通される複数の貫通孔111がそれぞれ一列に並べら
れた状態で形成されており、配線ユニット101のオス
端子103が電子回路ユニット104の貫通孔110に
挿通されてコネクタ109のメス端子106に嵌合され
ることにより、配線ユニット101と電子回路ユニット
104との電気的接続が行われるようになっている(特
開平9−9457号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のジョイント
ボックスでは、電子回路ユニット104を構成する回路
基板105にコネクタ109を取り付ける必要がある。
このため、構成部品点数が増加すると共に、その取付作
業が必要になることからジョイントボックスのコストア
ップを招くことになるという問題があった。
【0004】なお、図8に示すように、回路基板112
の導電パターン113に半田付けした接続端子114の
枝状の端子115を別の回路基板116の導電パターン
117に半田付けして2つの回路基板112,116を
電気的に接続するという技術が提案されており(特開平
7−22091号公報)、このような技術をジョイント
ボックスに適用してコネクタ109を用いないようにす
ることが考えられる。しかし、この場合では、コネクタ
109が不要になるとはいうものの2つの回路基板11
2,116を電気的に接続するのに半田付け作業が必要
になって組立作業効率が低下することから依然としてジ
ョイントボックスのコストアップを避けることはできな
い。
【0005】また、図9に示すように、回路基板118
に形成した接続孔119の周縁にランド120を形成
し、この接続孔119に弾性挟持部121を形成したメ
スタイプの独立端子122を嵌合させ、弾性挟持部12
1にタブ端子123を挟持させることにより回路基板1
18とタブ端子123とを電気的に接続するという技術
が提案されており(特開平10−199595号公
報)、このような技術をジョイントボックスに適用して
コネクタ109を用いないようにすることも考えられ
る。しかし、この場合では、独立端子122が比較的複
雑な構造を有していることから高価なものとなり、しか
も独立端子122のタブ端子123に対する方向を調整
する必要があることから取付作業に手間がかかることに
なって依然としてジョイントボックスのコストアップを
避けることはできない。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、組立を容易にしてコストダウンを図ることが可能
なジョイントボックスを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ケース内部に収納された配線ユ
ニットに電子回路ユニットが搭載されてなるジョイント
ボックスにおいて、前記電子回路ユニットは内周面の少
なくとも一部が導体で形成された複数の貫通孔を備える
と共に、前記配線ユニットは弾性変形した状態で前記貫
通孔に挿入される接触部が形成された複数の接続端子を
備え、前記接触部が前記貫通孔に挿入されて前記導体に
圧接されることにより前記配線ユニットと前記電子回路
ユニットとが電気的に接続されることを特徴としてい
る。
【0008】この構成によれば、配線ユニットの接続端
子の接触部が電子回路ユニットの貫通孔に挿入されて導
体に圧接されることで配線ユニットと電子回路ユニット
とが電気的に接続されるので、両者の接続構造が簡素化
されて組立が容易となり、ジョイントボックスのコスト
ダウンを図ることができる。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1に係る
ものにおいて、前記接続端子は前記電子回路ユニットに
向けて突出形成された金属板からなり、前記接触部は前
記金属板に形成された屈曲部からなることを特徴として
いる。
【0010】この構成によれば、接続端子の接触部が確
実に弾性変形可能になることから配線ユニットと電子回
路ユニットの電気的接続が確実に行われ、ジョイントボ
ックスの信頼性を高めることができる。
【0011】また、請求項3の発明は、請求項2に係る
ものにおいて、前記屈曲部は前記金属板の先端部が折り
返されて形成されていることを特徴としている。
【0012】この構成によれば、接続端子の形成が容易
になると共に、接続端子の貫通孔への挿入を容易に行う
ことができる。
【0013】また、請求項4の発明は、請求項2に係る
ものにおいて、前記屈曲部は、前記金属板の先端部と、
該先端部平面に取り付けられた別部材の金属板片とで形
成されていることを特徴としている。
【0014】この構成によれば、別工程で屈曲させた別
部材の金属板片を金属板の先端部平面に取り付けること
により接続端子が構成されることから配線ユニットの製
作が容易となる。
【0015】また、請求項5の発明は、請求項4に係る
ものにおいて、前記金属板片はその上部が前記金属板の
先端部に取り付けられ、その下部が前記金属板の先端部
平面に対して外方に突出する方向に折り曲げられている
ことを特徴としている。
【0016】この構成によれば、別工程で折り曲げて製
作した別部材の金属板片をその上部で金属板の先端部に
取り付けることにより接続端子が構成されることから配
線ユニットの製作が容易となる。
【0017】また、請求項6の発明は、請求項4に係る
ものにおいて、前記金属板片はその下部が前記金属板の
先端部に取り付けられ、その上部が折り返されているこ
とを特徴としている。
【0018】この構成によれば、別工程で折り返して製
作した別部材の金属板片をその下部で金属板の先端部に
取り付けることにより接続端子が構成されることから配
線ユニットの製作が容易となる。
【0019】また、請求項7の発明は、請求項2に係る
ものにおいて、前記屈曲部は前記金属板の先端部に嵌合
される嵌合部を備えた別部材の金属板片により形成され
ていることを特徴としている。
【0020】この構成によれば、別工程で屈曲部を形成
した金属板片を金属板の先端部に嵌合により取り付ける
ことで接続端子が構成されることから配線ユニットの製
作が容易となる。
【0021】また、請求項8の発明は、請求項7に係る
ものにおいて、前記金属板片の先端部が折り返されてい
ることを特徴としている。
【0022】この構成によれば、別工程で折り返した金
属板片を金属板の先端部に嵌合により取り付けることで
接続端子が構成されることから配線ユニットの製作が容
易となる。
【0023】また、請求項9の発明は、請求項1乃至8
のいずれかに係るものにおいて、前記配線ユニットはバ
スバー基板からなり、前記接続端子は前記バスバー基板
のバスバーが起立されて形成されたタブ端子であること
を特徴としている。
【0024】この構成によれば、バスバー基板のタブ端
子に形成された接触部が電子回路ユニットの貫通孔に挿
入されて導体に圧接されることでバスバー基板と電子回
路ユニットとが電気的に接続されるので、両者の接続構
造が簡素化されて組立が容易となり、ジョイントボック
スのコストダウンを図ることができる。
【0025】また、請求項10の発明は、請求項1乃至
9のいずれかに係るものにおいて、前記貫通孔は、前記
電子回路ユニットを構成する回路基板の両面に形成され
た配線導体を接続するために当該回路基板に形成された
スルーホールであることを特徴としている。
【0026】この構成によれば、接続端子の接触部がス
ルーホールに挿入されて圧接されることで配線ユニット
と電子回路ユニットとが電気的に接続されるので、別目
的で形成されたスルーホールを有効に利用することがで
きて組立が容易となり、ジョイントボックスのコストダ
ウンを図ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るジョイントボックスの要部断面図であり、図2は、そ
のジョイントボックスの分解斜視図である。これらの図
において、ジョイントボックス10は、収納ケース12
と、収納ケース12の内部に収納される配線ユニット1
4と、配線ユニット14に搭載される電子回路ユニット
16とを備えている。
【0028】収納ケース12は、矩形状のアッパーケー
ス121と、このアッパーケース121と組み合わされ
る矩形状のロアーケース122とから構成されている。
アッパーケース121は、合成樹脂からなり、主壁12
1a外面側の一端に複数のコネクタハウジング123
(1つのみ図示)が一体に凸設されると共に、主壁12
1aのコネクタハウジング123に対応する箇所にタブ
端子が挿通される複数の貫通孔124が形成されてい
る。また、ロアーケース122は、合成樹脂からなり、
主壁122a外面側の一端に複数のコネクタハウジング
125が一体に凸設され、主壁122a外面側の他端に
外部配線が接続されるコネクタハウジング126が凹設
されている。
【0029】配線ユニット14は、本実施形態では合成
樹脂からなる複数の絶縁板と金属板からなる複数のバス
バーとが交互に積層されてなる矩形状のバスバー基板か
らなり、アッパーケース121の主壁121aに当接し
て配設されている。また、この配線ユニット14は、一
面側の幅方向両端部に電子回路ユニット16に向けて突
出形成された電子回路ユニット16に対する複数の接続
端子141と、一面側のコネクタハウジング125と対
応する位置に突出形成された複数のコネクタ端子142
と、他面側のコネクタハウジング123と対応する位置
に突出形成された複数のコネクタ端子143とを備えて
いる。
【0030】これらの接続端子141とコネクタ端子1
42,143は、いずれもバスバーを構成する長尺状の
金属板が立直されて形成されたタブ端子からなるもので
あり、接続端子141はその長尺状の金属板144の先
端に弾性変形可能な屈曲部145を有している。この屈
曲部145は、後述するスルーホール163に対する接
触部となるもので、直立部145aと折返部145bと
から形成されている。この折返部145bは、直立部1
45aに対して鋭角を有するように折り返されてなる第
1折曲部145cと、さらにその先端が第1折曲部145
cに対して鈍角を有するように内側に折り曲げられてな
る第2折曲部145dとを有している。また、配線ユニ
ット14には、その一面側の幅方向両端部における各接
続端子141群の列方向両側に電子回路ユニット16を
ねじ止めするための4つのボス146が配設されてい
る。
【0031】電子回路ユニット16は、所定の配線導体
を有する矩形状のプリント回路基板161上に複数の電
子部品162が搭載されて制御回路等の所定の電子回路
が構成されてなるものである。このプリント回路基板1
61には、幅方向両端部にそれぞれ複数のスルーホール
163が一列に並べられて形成され、配線ユニット14
のボス146に対応する位置にねじ孔164が形成され
ている。各スルーホール163は、プリント回路基板1
61に形成された貫通孔165の内周面に上下両面の配
線導体を接続するための導体膜166が形成されてなる
ものであり、接続端子141の屈曲部145がスルーホ
ール163に挿入されたときに屈曲部145が弾性変形
した状態で導体膜166に圧接される大きさに形成され
たものである。また、プリント回路基板16の図示左端
側のコネクタハウジング126に対応する位置には、複
数のコネクタ端子167が植設されている。
【0032】このように構成された電子回路ユニット1
6は、図3に示すように、各スルーホール163内に各
接続端子141の屈曲部145が挿入され、屈曲部14
5が弾性変形してスルーホール163の導体膜166に
圧接した状態でプリント回路基板161がねじ孔164
を介してボス146にねじ168で固定されることによ
り配線ユニット14に取り付けられることになる。
【0033】このように構成されたジョイントボックス
10では、接続端子141の屈曲部145をスルーホー
ル163内に挿入して弾性変形させることにより導体膜
166に圧接させるだけで配線ユニット14と電子回路
ユニット16とを電気的に接続することができることに
なり、組立が容易になってジョイントボックスのコスト
ダウンを図ることができる。
【0034】すなわち、配線ユニット14と電子回路ユ
ニット16とを電気的に接続するのに、従来のコネクタ
109(図7)や複雑な構造の独立端子122(図9)
等の構成部材が不要になると共に、その取付作業も不要
になり、しかも配線ユニット14と電子回路ユニット1
6とを接続するための半田付け作業や端子の方向調節作
業も不要になることからジョイントボックス10のコス
トダウンを図ることができる。また、従来のコネクタ1
09や独立端子122等の構成部材が不要になることか
らそれらの取付スペースが不要になってプリント回路基
板161の小型化を図ることができ、これらの点からも
ジョイントボックス10のコストダウンを促進すること
ができる。
【0035】また、接続端子141の屈曲部145がス
ルーホール163の導体膜166に弾性変形した状態で
圧接するように構成されているので、配線ユニット14
と電子回路ユニット16とは確実に電気的に接続される
ことになり、回路動作の信頼性に優れたジョイントボッ
クス10を実現することができる。
【0036】なお、上記実施形態では、接続端子141
は直立部145aの先端部が直接折り曲げられて屈曲部
145が形成されたものであるが、このような構成の接
続端子141に代えて、図4(a)、図5(a)又は図
6(a)に示すような構成の接続端子141a、141
b又は141cを採用することができる。
【0037】この図4(a)に示す接続端子141a
は、長尺状の金属板144の先端部144aと、この先
端部144a平面に取り付けられた別部材の金属板片1
47とで屈曲部148が形成されたものである。すなわ
ち、別部材の金属板片147は、上部に金属板144の
先端部144a平面に取り付ける取付部147aが形成
され、下部に金属板144の先端部144a平面に対し
て外方に突出する方向に折り曲げてなる折曲部147b
が形成されたもので、取付部147aを金属板144の
先端部144aに溶接や接着等の手段で一体に取り付け
たものである。この折曲部147bは、取付部147a
により金属板144に取り付けた状態で金属板144に
対して鋭角を有するように折り曲げられてなる第1折曲
部147cと、さらにその先端が第1折曲部147cに
対して鈍角を有するように内側に折り曲げられてなる第
2折曲部147dとを有している。
【0038】このような構成になる接続端子141a
は、図4(b)に示すように、その屈曲部148がプリ
ント回路基板161のスルーホール163に挿入され、
導体膜166に弾性変形された状態で圧接されることに
なる。このような接続端子141aを採用した場合で
も、図1及び図2に示す実施形態と同様の作用効果を奏
することになる。また、このような接続端子141aで
は、金属板片147を別工程で折り曲げ加工することが
でき、この別工程で加工した金属板片147を取付部1
47aにより金属板144の先端部144aに取り付け
ればよいので、配線ユニット14上で金属板144の先
端部を折り曲げる等の複雑な作業を行う必要がなくなっ
て配線ユニット14の製作が容易になる。
【0039】また、図5(a)に示す接続端子141b
は、長尺状の金属板144の先端部144aと、この先
端部144aに取り付けられた別部材の金属板片150
とで屈曲部151が形成されたものである。すなわち、
別部材の金属板片150は、下部に金属板144の先端
部144aに取り付ける取付部150aが形成され、そ
の上部が折り返されることにより折返部150bが形成
されたもので、取付部150aを金属板144の先端部
144aに溶接や接着等の手段で一体に取り付けたもの
である。この折返部150bは、取付部150aにより
金属板144に取り付けた状態で金属板144に対して
鋭角を有するように折り曲げられてなる第1折曲部15
0cと、さらにその先端が第1折曲部150cに対して
鈍角を有するように内側に折り曲げられてなる第2折曲
部150dとを有している。
【0040】このような構成になる接続端子141b
は、図5(b)に示すように、その屈曲部151がプリ
ント回路基板161のスルーホール163に挿入され、
導体膜166に弾性変形された状態で圧接されることに
なる。このような接続端子141bを採用した場合で
も、図1及び図2に示す実施形態と同様の作用効果を奏
することになる。また、このような接続端子141bで
は、金属板片150を別工程で折り曲げ加工することが
でき、この別工程で加工した金属板片150を取付部1
50aにより金属板144の先端部144aに取り付け
ればよいので、配線ユニット14上で金属板144の先
端部を折り曲げる等の複雑な作業を行う必要がなくなっ
て配線ユニット14の製作が容易になる。
【0041】また、図6(a)に示す接続端子141c
は、長尺状の金属板144の先端部に嵌合手段により一
体に取り付けた別部材の金属板片153により屈曲部1
54が形成されたものである。すなわち、別部材の金属
板片153は、下部に一対の対向板からなる嵌合部15
3aが形成されると共に、上部に金属板144の延長線
上に位置する延設部153bが形成され、この延設部1
53bの先端部が折り返されて折返部153cが形成さ
れたもので、嵌合部153aを金属板144の先端部に
嵌合し、溶接や接着等の手段で一体に取り付けたもので
ある。
【0042】この折返部153cは、延設部153bに
対して鋭角を有するように折り曲げられてなる第1折曲
部153dと、さらにその先端が第1折曲部153dに
対して鈍角を有するように内側に折り曲げられてなる第
2折曲部153eとを有している。なお、別部材の金属
板片153は、例えば、逆U字状に折り曲げて形成した
嵌合部153aに延設部153bの端部を溶接や接着等
の手段で取り付けることにより形成することができる。
【0043】このような構成になる接続端子141c
は、図6(b)に示すように、その屈曲部154がプリ
ント回路基板161のスルーホール163に挿入され、
導体膜166に弾性変形した状態で圧接されることにな
る。このような接続端子141cを採用した場合でも、
図1及び図2に示す実施形態と同様の作用効果を奏する
ことになる。また、このような接続端子141cでは、
別工程で製作された屈曲部154が配線ユニット14の
金属板144の先端部に取り付けられて構成されること
から、配線ユニット14上で金属板144の先端部を折
り曲げる等の複雑な作業を行う必要がなくなって配線ユ
ニット14の製作が容易になる。
【0044】また、いずれの実施形態においても屈曲部
145,148,151,154が第2折曲部145
c,147d,150d,153eを有しているため、
屈曲部145,148,151,154をスルーホール
163から引き抜く場合でも導体膜166に引っかかる
ようなことがないことから電子回路ユニット16の配線
ユニット14からの取り外し作業が容易にできることに
なるが、この第2折曲部145c,147d,150
d,153eは必ずしも必要とするものではない。
【0045】また、上記実施形態におけるスルーホール
163に対する接触部となる屈曲部145,148,1
51,154に代えて、金属板144の先端部を直接波
型に屈曲させてスルーホール163に対する接触部とし
たり、金属板144の先端部平面に半円状の凸部を形成
してスルーホール163に対する接触部とすることも可
能である。このようにした場合でも、その接触部を弾性
変形させてスルーホール163に圧接させることができ
る。
【0046】また、いずれの実施形態においても屈曲部
145,148,151,154は、プリント回路基板
161両面の配線導体を接続するためのスルーホール1
63を構成する貫通孔に挿入されているが、これらの屈
曲部145,148,151,154は、プリント回路
基板161に形成したスルーホール以外の貫通孔に挿入
することもできる。すなわち、貫通孔の内周面に導体膜
を形成する等して貫通孔の少なくとも一部が導体で形成
されるようにしておき、この導体にプリント回路基板1
61に形成される配線導体が接続されるようにしておけ
ばよい。なお、屈曲部145,148,151,154
をスルーホール163に挿入する場合には、上記のよう
な少なくとも一部が導体で形成された貫通孔を別途形成
する必要がないので、プリント回路基板161の構成が
簡素化されるという利点がある。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明では、電
子回路ユニットは内周面の少なくとも一部が導体で形成
された複数の貫通孔を備えると共に、配線ユニットは弾
性変形した状態で貫通孔に挿入される接触部が形成され
た複数の接続端子を備え、その接触部が貫通孔に挿入さ
れて導体に圧接されることにより配線ユニットと電子回
路ユニットとが電気的に接続されるようになっているの
で、組立が容易になってジョイントボックスのコストダ
ウンを図ることができる。
【0048】また、請求項2の発明では、接続端子は電
子回路ユニットに向けて突出形成された金属板からな
り、接触部は金属板に形成された屈曲部からなるので、
接触部が確実に弾性を有することになり、配線ユニット
と電子回路ユニットの電気的接続の信頼性を高めること
ができる。
【0049】また、請求項3の発明では、屈曲部は金属
板の先端部が折り返されて形成されているので、接続端
子を容易に形成することができると共に、貫通孔への挿
入を容易に行うことができる。
【0050】また、請求項4の発明では、屈曲部は、金
属板の先端部と、該先端部平面に取り付けられた別部材
の金属板片とで形成されているので、別工程で加工した
金属板片を金属板の先端平面に取り付けることで配線ユ
ニットを容易に製作することができる。
【0051】また、請求項5の発明では、金属板片は、
その上部が金属板の先端部に取り付けられ、その下部が
金属板の先端部平面に対して外方に突出する方向に折り
曲げられているので、別工程で加工した金属板片を金属
板の先端部平面に取り付けることで配線ユニットを容易
に製作することができる。
【0052】また、請求項6の発明では、金属板片は、
その下部が金属板の先端部に取り付けられ、その上部が
折り返されているので、別工程で加工した金属板片を金
属板の先端部に取り付けることで配線ユニットを容易に
製作することができる。
【0053】また、請求項7の発明では、屈曲部は金属
板の先端部に嵌合される嵌合部を備えた別部材の金属板
片により形成されているので、別工程で加工した金属板
片を金属板の先端部に嵌合により取り付けることで配線
ユニットを容易に製作することができる。
【0054】また、請求項8の発明では、金属板片の先
端部が折り返されているので、接続端子を容易に形成す
ることができ、貫通孔への挿入を容易に行うことができ
る。
【0055】また、請求項9の発明では、配線ユニット
はバスバー基板からなり、接続端子はバスバー基板のバ
スバーが起立されて形成されたタブ端子であることから
接続端子を容易に形成することができる。
【0056】また、請求項10の発明では、貫通孔は、
電子回路ユニットを構成する回路基板の両面に形成され
た配線導体を接続するために形成されたスルーホールで
あることことから電子回路ユニットの構成を簡素化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るジョイントボックス
の要部断面図である。
【図2】図1に示すジョイントボックスの分解斜視図で
ある。
【図3】図1に示すジョイントボックスの接続端子とス
ルーホールとの接続状態を説明するための図である。
【図4】図1に示すジョイントボックスの接続端子の第
1変形例を示す図で、(a)は接続端子の要部斜視図、
(b)は接続端子とスルーホールとの接続状態を示す図
である。
【図5】図1に示すジョイントボックスの接続端子の第
2変形例を示す図で、(a)は接続端子の要部斜視図、
(b)は接続端子とスルーホールとの接続状態を示す図
である。
【図6】図1に示すジョイントボックスの接続端子の第
3変形例を示す図で、(a)は接続端子の要部斜視図、
(b)は接続端子とスルーホールとの接続状態を示す図
である。
【図7】従来例の配線ユニットと電子回路ユニットとの
電気的接続構成を説明するための分解斜視図である。
【図8】従来例の他の電気的接続構成を説明するための
斜視図である。
【図9】従来例の別の電気的接続構成を説明するための
要部断面図である。
【符号の説明】
10 ジョイントボックス 12 収納ケース 14 配線ユニット 16 電子回路ユニット 121 アッパーケース 122 ロアーケース 141,141a,141b,141c 接続端子 145,148,151,154 屈曲部(接触部) 147,150,153 金属板片 151 嵌合部 161 プリント回路基板(回路基板) 163 スルーホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 光司 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E023 BB16 DD05 EE03 FF07 HH28 5E077 BB01 DD14 EE06 GG04 JJ20 5E344 AA01 BB02 BB06 CC09 CD15 DD07 EE21 5G361 BA04 BB01 BB02 BB03 BC01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内部に収納された配線ユニットに
    電子回路ユニットが搭載されてなるジョイントボックス
    において、前記電子回路ユニットは内周面の少なくとも
    一部が導体で形成された複数の貫通孔を備えると共に、
    前記配線ユニットは弾性変形した状態で前記貫通孔に挿
    入される接触部が形成された複数の接続端子を備え、前
    記接触部が前記貫通孔に挿入されて前記導体に圧接され
    ることにより前記配線ユニットと前記電子回路ユニット
    とが電気的に接続されることを特徴とするジョイントボ
    ックス。
  2. 【請求項2】 前記接続端子は前記電子回路ユニットに
    向けて突出形成された金属板からなり、前記接触部は前
    記金属板に形成された屈曲部からなることを特徴とする
    請求項1記載のジョイントボックス。
  3. 【請求項3】 前記屈曲部は前記金属板の先端部が折り
    返されて形成されていることを特徴とする請求項2記載
    のジョイントボックス。
  4. 【請求項4】 前記屈曲部は、前記金属板の先端部と、
    該先端部平面に取り付けられた別部材の金属板片とで形
    成されていることを特徴とする請求項2記載のジョイン
    トボックス。
  5. 【請求項5】 前記金属板片は、その上部が前記金属板
    の先端部に取り付けられ、その下部が前記金属板の先端
    部平面に対して外方に突出する方向に折り曲げられてい
    ることを特徴とする請求項4記載のジョイントボック
    ス。
  6. 【請求項6】 前記金属板片は、その下部が前記金属板
    の先端部に取り付けられ、その上部が折り返されている
    ことを特徴とする請求項4記載のジョイントボックス。
  7. 【請求項7】 前記屈曲部は、前記金属板の先端部に嵌
    合される嵌合部を備えた別部材の金属板片により形成さ
    れていることを特徴とする請求項2記載のジョイントボ
    ックス。
  8. 【請求項8】 前記金属板片の先端部が折り返されてい
    ることを特徴とする請求項7記載のジョイントボック
    ス。
  9. 【請求項9】 前記配線ユニットはバスバー基板からな
    り、前記接続端子は前記バスバー基板のバスバーが起立
    されて形成されたタブ端子であることを特徴とする請求
    項1乃至8のいずれかに記載のジョイントボックス。
  10. 【請求項10】 前記貫通孔は、前記電子回路ユニット
    を構成する回路基板の両面に形成された配線導体を接続
    するために当該回路基板に形成されたスルーホールであ
    ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の
    ジョイントボックス。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100700051B1 (ko) 2006-01-31 2007-03-28 경신공업 주식회사 차량용 정션박스의 인쇄회로기판 연결장치
JP2009252856A (ja) * 2008-04-03 2009-10-29 Toyota Motor Corp 接続端子組付構造
JP2011239496A (ja) * 2010-05-06 2011-11-24 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電気接続箱

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