JP2000302516A - 混合式半たわみ性舗装材及び半たわみ性舗装構造 - Google Patents

混合式半たわみ性舗装材及び半たわみ性舗装構造

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JP2000302516A JP11107861A JP10786199A JP2000302516A JP 2000302516 A JP2000302516 A JP 2000302516A JP 11107861 A JP11107861 A JP 11107861A JP 10786199 A JP10786199 A JP 10786199A JP 2000302516 A JP2000302516 A JP 2000302516A
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豪 辻井
Yoshitaka Koshikawa
喜孝 越川
Yasuhiro Yoshino
康啓 吉野
Kazuhiro Fukuda
萬大 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚層施工が可能で省力化等に資する従来型の
基本的効果を保有しながら、たわみ性の向上を図れ、及
びアスファルト被着骨材を容易かつ安価に製造できる混
合式半たわみ性舗装材及び半たわみ性舗装構造を提供す
る。 【解決手段】 100重量部の骨材に対し、3乃至15
重量部のアスファルトが被着されたアスファルト被着骨
材31と、前記アスファルト被着骨材31の容積比が6
0乃至90、セメントペースト32の容積比が40乃至
10となるように配合された該セメントペースト32
と、添加剤としてのセメント用ポリマーとを混合してな
る混合式半たわみ性舗装材21である。該混合式半たわ
み性舗装材21を、アスファルトフィニッシャで敷き均
した後、ローラで転圧してなる半たわみ性舗装体12を
含む半たわみ性舗装構造1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスファルト舗装
構造のたわみ性及びコンクリート舗装構造の剛性を複合
的に活用することにより耐久性が高められた混合式半た
わみ性舗装材及び半たわみ性舗装構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における半たわみ性舗装構造として
は、例えば、浸透式による半たわみ性舗装構造が知られ
ている。これは、空隙率の大きな開粒度アスファルト混
合物(以下「開粒度アスコン」という)を基盤上に敷設
した後に該空隙に浸透用セメントミルクを浸透させるも
のである。かかる浸透式による半たわみ性舗装構造は、
アスファルト舗装構造に比べて剛性が大きく、耐久性に
も優れるという利点を有している。
【0003】しかしながら、この浸透式による半たわみ
性舗装構造では、開粒度アスコンの舗装表面から所定の
粘性を有するセメントミルクを浸透させるという施工方
法をとることから、1層で施工できる舗装厚さが10c
mまでと限られる不都合があった。特に、すべり抵抗性
を改善する観点から細骨材を含むセメントミルクを用い
る場合では、浸透性が悪化して前記不都合が顕著なもの
となっていた。また、この浸透式による半たわみ性舗装
構造は、開粒度アスコンの舗設工程及びセメントミルク
の注入工程の2工程に分けて施工することが必要とさ
れ、省力化や工程短縮の観点からも問題があった。
【0004】このような技術的課題を解決する手段とし
て、従来にあっては、混合式による半たわみ性舗装構造
が知られている(例えば特公平2−10109号)。こ
れは、アスファルトが被着されたアスファルト被着骨材
とセメント混合流体物とを混合してなる混合式半たわみ
性舗装材を路盤上に敷設するというものである。
【0005】即ち、かかる混合式による半たわみ性舗装
構造では、通常のアスファルト舗装のように厚層施工が
でき、混合式半たわみ性舗装材の舗設工程のみの1工程
による施工ができ、これにより省力化や工程短縮が図ら
れ、更に細骨材も任意に含ませられることから、すべり
抵抗性の改善を図ることも可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
混合式による半たわみ性舗装構造にあっては、アスファ
ルト被着骨材同士の接触を基本構造とする浸透式による
半たわみ性舗装構造と異なり、アスファルト被着骨材同
士の接触の程度が弱いため、該浸透式による半たわみ性
舗装構造に比べると、曲げ強度及び静弾性係数が大きく
なり、その分だけたわみ性が小さくなってしまう。
【0007】一方、水冷式によりアスファルト被着骨材
を製造する現在の方法(加熱した骨材とアスファルトと
を混合し、冷却水を浴びせ、粒毎に分離した状態とする
方法)では、粒が細かく冷却水を浴びせても粒毎に分離
しない性質を有することから、細骨材に対して適用が困
難であり、また、無理に適用すると製造コストが嵩んで
しまう。
【0008】そこで、本発明の目的は、厚層施工が可能
で省力化等に資するという従来型の混合式による半たわ
み性舗装構造の基本的効果を保有しながら、たわみ性の
向上を図ることができ、及びアスファルト被着骨材を容
易かつ安価に製造することができる混合式半たわみ性舗
装材及び半たわみ性舗装構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のうち、第1発明に係る混合式半たわみ性舗
装材は、100重量部の骨材に対し、3乃至15重量部
のアスファルトが被着されたアスファルト被着骨材と、
前記アスファルト被着骨材の容積比が60乃至90、セ
メントペーストの容積比が40乃至10となるように配
合された該セメントペーストと、添加剤としてのセメン
ト用ポリマーとを混合してなることを特徴としている。
【0010】即ち、この第1発明は、100重量部の骨
材に対して3乃至15重量部のアスファルトが被着され
たアスファルト被着骨材、該アスファルト被着骨材の容
積比が60乃至90でセメントペーストの容積比が40
乃至10となる配合の該セメントペースト、及び添加剤
たるセメント用ポリマーを混合してなる混合式半たわみ
性舗装材とすることにより、厚層施工が可能で省力化等
に資する従来型の基本的効果を保有しながら、たわみ性
の向上を図ることを可能にする。
【0011】このような技術的手段において、前記アス
ファルト被着骨材としては、100重量部の骨材に対し
て3乃至15重量部のアスファルトが被着されたものな
らば、細骨材であるか粗骨材であるか又はこれらの混合
材であるかを問わない。また、製造方法も自由に選定し
て差し支えない。但し、より容易かつ安価に製造しよう
とする観点からすれば、前記アスファルト被着骨材とし
てアスファルト再生骨材を用いることが好ましい。
【0012】一方、本発明のうち、第2発明に係る半た
わみ性舗装構造は、前記第1発明に係る混合式半たわみ
性舗装材を、アスファルトフィニッシャで敷き均した
後、ローラで転圧してなる半たわみ性舗装体を含むこと
を特徴としている。
【0013】即ち、この第2発明は、前記第1発明に係
る混合式半たわみ性舗装材を敷き均した後ローラ転圧し
てなる半たわみ性舗装体を含む半たわみ性舗装構造を実
現することにより、厚層施工が可能で省力化等に資する
従来型の基本的効果を保有しながら、たわみ性の向上を
図ることを可能にする。
【0014】このような技術的手段において、前記半た
わみ性舗装体としては、前記混合式半たわみ性舗装材を
用い、かつ、前記舗設方法を遵守する限り、たわみ性の
向上という効果が確保されることとなる。但し、たわみ
性の向上のみならず、たわみ破壊に対しての抵抗性(粘
り強さ)の向上をも担保するという観点からすれば、前
記半たわみ性舗装体としては、曲げ歪み量が500×1
-6以上であることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいて本発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1に係る半たわみ性舗装構造
の概略を示す図(図1(a)は断面図、図1(b)はA
部拡大図)である。
【0016】この実施の形態1に係る半たわみ性舗装構
造1は、同図に示すように、交通荷重を分散して下層に
伝達する表層たるアスファルト舗装体11と、表層に加
わる荷重を下層に均一に伝達する基層たる半たわみ性舗
装体12と、上層から伝達された交通荷重を更に分散し
て路床Yへ伝達する路盤13とから構成されている。
【0017】この半たわみ性舗装体12は、混合式半た
わみ性舗装材21を、アスファルトフィニッシャで敷き
均した後、ローラで転圧してなるものである。この実施
の形態1では、この半たわみ性舗装体12は1層にてア
スファルトフィニッシャによる敷き均し及びローラ転圧
が行われた。このことは、この半たわみ性舗装体12が
厚層施工が可能であることを示している。
【0018】この点で、この半たわみ性舗装体12は浸
透式による半たわみ性舗装体と顕著に異なる。即ち、浸
透式半たわみ性舗装では、1層で施工できる舗装厚さの
制約により、2〜3回の分割施工を余儀なくされるのに
比べて、この実施の形態1では、1層にて1回施工がで
きる。また、浸透式半たわみ性舗装では、各回の施工ご
とに2工程(開粒度アスコンの舗設工程及びセメントミ
ルクの注入工程)が必要となるのに比べて、この実施の
形態1では、1工程で施工できる。よって、この実施の
形態1によれば、浸透式半たわみ性舗装に比べて省力化
や工程短縮が図られる。
【0019】また、混合式半たわみ性舗装材21は、1
00重量部の骨材に対し、3乃至15重量部のアスファ
ルトが被着されたアスファルト被着骨材31、アスファ
ルト被着骨材31の容積比が60乃至90、セメントペ
ースト32の容積比が40乃至10となるように配合さ
れた該セメントペースト32、及び添加剤としてのセメ
ント用ポリマー(図示外)を混合してなる。
【0020】この実施の形態1では、アスファルト被着
骨材31は、アスファルト被着粗骨材31a、及びアス
ファルト被着細骨材31bからなる。即ち、この実施の
形態1では、従来型の混合式半たわみ性舗装材のよう
に、モルタル中にアスファルトが被着されていない細骨
材を含むのでなく、アスファルトが被着されたアスファ
ルト被着細骨材31bを積極的に用いることとした。被
着できるアスファルト量が骨材の表面積に略比例すると
いう原理に基づいて、アスファルトの被着対象として細
骨材を積極的に用いることにより、よりたわみ性の向上
が図られるようにしたものである。
【0021】尚、アスファルト被着骨材としては、該ア
スファルト被着骨材31に限られることはなく、アスフ
ァルト被着粗骨材のみで構成しても、また、アスファル
ト被着細骨材のみで構成してもよい。
【0022】この実施の形態1では、アスファルトブロ
ックをクラッシングする方法によりアスファルト被着骨
材31を製造することとし、粒が細かい細骨材へのアス
ファルトの被着で苦慮することが全くないばかりか、低
廉であるアスファルト再生骨材を流用できることから、
水冷式により製造する方法に比し、かなり容易かつ安価
に製造できるようになった。
【0023】ここで、3重量部のアスファルトの被着を
下限とした理由は、3重量部未満のアスファルトの被着
では、たわみ性の特長である、変形追従性が充分に発揮
できないからである。また、この下限値は、被着できる
アスファルト量が最少となる全骨材が粗骨材というケー
スでは物理的に3重量部のアスファルト量しか確保でき
ないという経験則とも整合する(被着できるアスファル
ト量は骨材の表面積に略比例するものと考えられてい
る)。
【0024】一方、15重量部のアスファルトの被着を
上限とした理由は、15重量部を超えるアスファルトで
は夏期において構造上の安定性を確保できないためであ
る。具体的には、高温時の強度や耐流動性等の低下がか
なり顕著なものとなってしまう。また、この上限値は、
被着できるアスファルト量が最大となる全骨材が細骨材
というケースでは物理的に15重量部のアスファルト量
しか確保できないという経験則とも整合する。
【0025】また、アスファルト被着骨材31の容積比
が60(セメントペースト32の容積比が40)を下限
とした理由は、60未満のアスファルト被着骨材31の
容積比では、アスファルト被着骨材31同士が接触しな
くなり、セメントペースト32中で浮いた状態となって
ローラによる転圧が不可能となるからである。また、ア
スファルト被着骨材31同士が互いに接触していない
と、曲げ強度及び静弾性係数が非常に大きくなってしま
う結果、たわみ性が不十分となるからでもある。
【0026】一方、アスファルト被着骨材31の容積比
が90(セメントペースト32の容積比が10)を上限
とした理由は、90を超えるアスファルト被着骨材31
の容積比では、セメントペースト32の最少限必要量
(練り混ぜに最少限必要とされる単位水量及び強度発現
に最少限必要とされるセメント量からなる)に相当する
セメントペースト32の容積比を確保できないからであ
る。
【0027】更に、添加剤としてのセメント用ポリマー
を用いた理由は、減水効果、安定性の向上、セメントと
アスファルトとの接着性向上等の効果をねらったもので
ある。よって、セメント用ポリマーが添加されなくて
も、本発明による基本的効果が得られない訳ではない。
しかし、セメント用ポリマーを添加したならば、従来型
の混合式による半たわみ性舗装構造と比較した有利な効
果がより顕著なものとなるという意義がある。
【0028】このセメント用ポリマーとしては、水性ポ
リマーディスパージョン、再乳化形粉末樹脂、水溶性ポ
リマー、及び液状ポリマーの各タイプの中から適宜選定
して用いることができる。尚、従来型の混合式による半
たわみ性舗装体では、例えば水性ポリマーディスパージ
ョンのうちのゴムラテックスを用いたが、この実施の形
態1では、樹脂エマルションを用いることとした。
【0029】次に、この実施の形態1に係る半たわみ性
舗装体12の性能に関し、本半たわみ性舗装体12に係
る供試体(以下「混合式SFP」という)、従来型の混
合式による半たわみ性舗装体に係る供試体(以下「従来
型SFP」という)、及び注入式による半たわみ性舗装
体に係る供試体(以下「TXP」という)について曲げ
強度試験を行って調べたところ、図2に示す結果が得ら
れた。ここで、図2(a)は、材令28日における曲げ
強度、静弾性係数を示す表である。また、図2(b)
は、曲げ応力〜歪み曲線を示すグラフである。
【0030】ここで、混合式SFPの配合を次の表に示
す。
【0031】
【表1】
【0032】続いて、従来型SFPの配合を次の表に示
す。
【0033】
【表2】
【0034】更に、TXPの配合を次の表に示す。
【0035】
【表3】
【0036】尚、この曲げ強度試験では5×5×30c
mの切り出し供試体を用い、スパン20cmの中央載荷
方式で、載荷速度1mm/分、試験温度20℃として行
った。
【0037】図2によれば、混合式SFPは、TXPに
比べると、曲げ強度及び静弾性係数が約3倍大きく、破
断時の歪みが同程度であるのに対し、従来型SFPに比
べると、曲げ強度及び静弾性係数が70%程度と小さ
く、破断時の歪み、即ち、曲げ歪み量も約1.8倍大き
く、1100×10-6以上であることが把握される。
【0038】よって、混合式SFPと略同一構成に係る
実施の形態1に係る半たわみ性舗装体12は、従来型S
FPと略同一構成に係る従来型の混合式による半たわみ
性舗装体に比べて、たわみ性の向上が図られ、かつ、た
わみ破壊に対する抵抗性(粘り強さ)の向上も図られた
ことを確認した。
【0039】従って、この実施の形態1に係る半たわみ
性舗装構造1によれば、かかる半たわみ性舗装体12を
含むため、厚層施工が可能で省力化等に資する従来型の
基本的効果を保有するのみならず、更にたわみ性の向上
が図られることとなった。即ち、この半たわみ性舗装構
造1は、アスファルト被着骨材31同士の接触が強めら
れ、注入式による半たわみ性舗装構造の性状により近似
していった結果、従来型に比べて半たわみ性舗装構造と
しての性状がより顕著に現れることとなった。
【0040】◎実施の形態2 図3は本発明の実施の形態2に係る半たわみ性舗装構造
の概略を示す図(図3(a)は断面図、図3(b)はA
部拡大図)である。尚、実施の形態1と同様な構成要素
については実施の形態1と同様な符号を付してここでは
その詳細な説明を省略する。
【0041】この実施の形態2に係る半たわみ性舗装構
造2の基本構成は、実施の形態1と略同一構成に係る半
たわみ性舗装体12(舗装厚さは異なる)を含んでいる
点で実施の形態1に係る半たわみ性舗装構造1と略同様
であるが、該半たわみ性舗装体12を基層においてでな
く、表層において用いている点、及び基層においてはア
スファルト舗装体を用いている点で実施の形態1と相違
する。
【0042】この半たわみ性舗装構造2によれば、該半
たわみ性舗装体12を表層において用いたことから、ア
スファルト舗装体11を表層において用いた実施の形態
1に比べて、耐流動性、耐油性及び明色性や景観等の要
求に応えられる点で優れたものとなっている。
【0043】従って、この実施の形態2に係る半たわみ
性舗装構造2によれば、実施の形態1と略同一構成に係
る半たわみ性舗装体12を含むため、実施の形態1と略
同様の効果が得られるのみならず、該半たわみ性舗装体
12を表層において用いたことから、更に耐流動性、耐
油性及び明色性等の要求にも応えられることとなった。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように構成した
ため、厚層施工が可能で省力化等に資するという従来型
の混合式による半たわみ性舗装構造の基本的効果を保有
しながら、たわみ性の向上を図ること及びアスファルト
被着骨材を容易かつ安価に製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る半たわみ性舗装構
造の概略を示す断面図である。
【図2】実験結果を示す表及びグラフである。
【図3】本発明の実施の形態2に係る半たわみ性舗装構
造の概略を示す断面図である。
【符号の説明】
1…半たわみ性舗装構造(実施の形態1) 2…半たわみ性舗装構造(実施の形態2) 11…アスファルト舗装体 12…半たわみ性舗装体 13…路盤 21…混合式半たわみ性舗装材 31…アスファルト被着骨材 31a…アスファルト被着粗骨材 31b…アスファルト被着細骨材 32…セメントペースト Y…路床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 24:24) (72)発明者 吉野 康啓 東京都中央区京橋3丁目13番1号 有楽ビ ル内 大成ロテック株式会社内 (72)発明者 福田 萬大 東京都中央区京橋3丁目13番1号 有楽ビ ル内 大成ロテック株式会社内 Fターム(参考) 2D051 AA08 AF01 AF02 AG01 AG11 AH02 AH05 EA01 EA07 4G012 PA23 PC11 PC14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 100重量部の骨材に対し、3乃至15
    重量部のアスファルトが被着されたアスファルト被着骨
    材と、 前記アスファルト被着骨材の容積比が60乃至90、セ
    メントペーストの容積比が40乃至10となるように配
    合された該セメントペーストと、 添加剤としてのセメント用ポリマーと、を混合してなる
    ことを特徴とする、混合式半たわみ性舗装材。
  2. 【請求項2】 前記アスファルト被着骨材として、アス
    ファルト再生骨材を用いることを特徴とする、請求項1
    に記載の混合式半たわみ性舗装材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の混合式半
    たわみ性舗装材を、アスファルトフィニッシャで敷き均
    した後、ローラで転圧してなる半たわみ性舗装体を含む
    ことを特徴とする、半たわみ性舗装構造。
  4. 【請求項4】 前記半たわみ性舗装体は、曲げ歪み量が
    500×10-6以上であることを特徴とする、請求項3
    に記載の半たわみ性舗装構造。
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JP2013185427A (ja) * 2012-03-12 2013-09-19 Masashige Inaba 舗装構造及び舗装体の形成方法
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