JP2000302236A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2000302236A
JP2000302236A JP11111573A JP11157399A JP2000302236A JP 2000302236 A JP2000302236 A JP 2000302236A JP 11111573 A JP11111573 A JP 11111573A JP 11157399 A JP11157399 A JP 11157399A JP 2000302236 A JP2000302236 A JP 2000302236A
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belt
vibration
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vibrator
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JP11111573A
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English (en)
Inventor
Eijiro Sasaki
栄次郎 佐々木
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SASAKI PACKAGING SYST KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトコンベヤの搬送能力を有し、被搬送物
を所定量ずつ揃えながら搬送する。 【解決手段】 コンベヤ機構6のベルト車9、10間に
巻装されて循環するベルト11に、棒状の被搬送物を所
定量ずつ収容して被搬送物の向きをその搬送方向と直交
する方向に規制する規制収容部12を、循環方向に沿っ
て波状に順次配列し、規制収容部12にバイブレータ2
0で振動を付与する。従って、規制収容部12に所定量
の被搬送物を収容するときに、被搬送物が規制収容部1
2により搬送方向と直交する方向に規制され、その被搬
送物の多くが搬送方向とほぼ直交する方向に揃えられ、
この状態で規制収容部12が搬送方向に移動するとき
に、バイブレータ20で振動を規制収容部12に付与
し、その振動により被搬送物をすべて搬送方向とほぼ直
交する方向に揃えることができるので、ベルトコンベヤ
の搬送能力を有し、被搬送物を所定量ずつ揃えながら搬
送できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ほぼ棒状の被搬
送物を搬送する搬送装置に関し、さらに詳しくは、釘な
どの棒状部品やソーセージなどの棒状食品などのほぼ棒
状の被搬送物を所定方向に揃えながら搬送する搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、搬送装置として、ベルトコンベ
ヤが広く知られている。このベルトコンベヤは、被搬送
物を一定速度で搬送することはできるが、被搬送物を搬
送ベルト上に供給された状態のままで搬送するだけであ
るため、釘などのように絡み合うような棒状の被搬送物
を所定方向に揃えながら搬送することができない。この
ようなことから、従来では、釘などの棒状の被搬送物を
所定方向に揃えながら搬送する搬送装置として、パーツ
フィーダが知られている。このパーツフィーダは、バイ
ブレータの振動によって絡み合った状態の被搬送物をば
らして、螺旋状のトレイに沿って移動させることによ
り、被搬送物の向きを揃えながら搬送するように構成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなパーツフィーダでは、バイブレータの振動で棒状の
被搬送物を搬送する機構であるから、ベルトコンベヤに
比べて搬送速度が非常に遅いという問題がある。また、
このパーツフィーダでは、螺旋状のトレイに沿って棒状
の被搬送物が移動するため、棒状の被搬送物を搬送方向
に向けて揃えることはできるが、被搬送物が搬送方向に
向いて連続して搬送されるため、被搬送物を所定量ごと
の束状態にまとめて搬送することができず、このため所
定量ごとに被搬送物を一度にまとめて取り出すことがで
きないという問題がある。
【0004】この発明の課題は、ベルトコンベヤの搬送
能力を有し、かつほぼ棒状の被搬送物を所定量ずつ揃え
ながら搬送できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の搬送装置は、
2つのベルト車間に巻装されて循環する無端環状のベル
トに、ほぼ棒状の被搬送物を所定量ずつ収容してその被
搬送物の向きを搬送方向と直交する方向に規制する規制
収容部を、前記循環方向に沿って順次配列してなるコン
ベヤ手段と、前記規制収容部に振動を付与する振動付与
手段とを備えたことを特徴とする。この発明によれば、
コンベヤ手段のベルトに配列された規制収容部にほぼ棒
状の被搬送物が所定量ずつ収容されると、収容された被
搬送物が規制収容部により搬送方向と直交する方向に規
制されるので、収容された被搬送物の多くが搬送方向と
ほぼ直交する方向に揃えられることになり、この状態で
規制収容部がベルトにより搬送方向に向けて移動すると
きに、振動付与手段が規制収容部に振動を付与するの
で、規制収容部に収容された所定量の被搬送物がすべて
振動付与手段の振動により搬送方向とほぼ直交する方向
に揃えられることになり、これによりベルトコンベヤの
搬送能力を有し、かつほぼ棒状の被搬送物を所定量ずつ
揃えながら搬送することができる。
【0006】この場合、請求項2に記載のごとく、前記
ベルトにその循環方向に沿って順次配列された前記規制
収容部は、前記被搬送物の長手方向の長さよりも長いピ
ッチで前記ベルト上に立設された複数の支持部材と、こ
れら複数の支持部材間にそれぞれほぼ円弧状に湾曲した
形状で張り渡されたシート部材とからなることにより、
被搬送物を確実に規制収容部内に受け止めて収容するこ
とができるとともに、被搬送物を収容するときに、被搬
送物がシート部材の円弧状の湾曲に沿ってその底部に向
けて移動することにより、被搬送物の向きを規制するの
で、被搬送物の多くを収容時に搬送方向とほぼ直交する
方向に揃えることができる。また、請求項3に記載のご
とく、前記振動付与手段は、前記コンベヤ手段に取り付
けられたバイブレータであることにより、このバイブレ
ータで発生した振動がコンベヤ手段の規制収容部に伝達
されるので、この振動により被搬送物を搬送方向とほぼ
直交する方向に確実に揃えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して、こ
の発明の搬送装置の一実施形態について説明する。図1
は搬送装置の正面図、図2はそのA−A矢視における断
面図である。この搬送装置は、基台1を備えている。こ
の基台1上には、図2に示すように、可動盤2が板ばね
3およびコイルばね4により支持されている。すなわ
ち、可動盤2は、前端部(図2では左端部)が板ばね3
により前後方向(同図では左右方向)に変位可能に支持
され、後端部(同図では右端部)がコイルばね4により
上下方向に変位可能に支持され、これにより秤の機能を
有するように構成されている。なお、この可動盤2の後
端部には、コイルばね4による小さな振動を吸収するダ
ンパー部材(図示せず)が設けられている。
【0008】また、可動盤2上には、図1および図2に
示すように、釘などの棒状の被搬送物5(図6参照)を
搬送するコンベヤ手段に相当するコンベヤ機構6が搭載
されている。このコンベヤ機構6は、可動盤2上に支持
体7を介して設けられた一対の側板8を備えている。こ
れら一対の側板8は、図2に示すように、それぞれ被搬
送物5の搬送方向(同図の矢印X方向)に長い長方形に
形成され、図1に示すように、所定間隔をおいて互いに
対向した状態で、支持体7により支持されて可動盤2の
上方に配設されている。これら一対の側板8の対向間に
は、図1および図2に示すように、2つのベルト車9、
10がそれぞれ軸9a、10aにより回転自在に取り付
けられている。この場合、ベルト車9は一対の側板8の
前部(図2では左部)に設けられており、ベルト車10
は一対の側板8の後部(同図では右部)に設けられてい
る。なお、後部のベルト車10は、図示しないモータに
より駆動されて回転するように構成されている。
【0009】2つのベルト車9、10には、無端環状の
ベルト11が巻装されている。無端環状のベルト11
は、各ベルト車9、10の各両端およびその各中間の3
か所(図1〜図4では両端のみを示す)に位置して巻装
され、後部のベルト車10の回転に伴って図2において
反時計回り(図2の矢印X方向)に循環するように構成
されている。この場合、両端に位置するベルト11は、
図3に示すように、それぞれ断面形状がL字状に形成さ
れ、その低部の取付部11aと高部のガイド部11bと
が形成され、これら低部と高部との段差が後述する規制
収容部12のシート部材14の厚みとほぼ同じ大きさに
形成されている。
【0010】これらベルト11には、図2および図3に
示すように、棒状の被搬送物5を所定量ずつ収容して被
搬送物5の向きを規制する規制収容部12がベルト11
の循環方向に沿って波状に配列されている。すなわち、
これら規制収容部12は、図3に示すように、両端のベ
ルト11間に跨って立設された複数の支持部材13と、
これら支持部材13間にそれぞれほぼ円弧状に湾曲した
形状で順次張り渡されたシート部材14とで構成されて
いる。この場合、支持部材13は、両端のベルト11の
各低部の取付部11a上にその両者に跨って立設され、
その間隔が棒状の被搬送物5の長手方向の長さよりも長
いピッチで順次設けられている。また、シート部材14
は、ウレタン樹脂などの弾性を有する柔軟な合成樹脂か
らなり、円弧状に湾曲した底部の下面が支持部材13の
下面、つまりベルト11の取付部11aの上面とほぼ同
じ高さに形成されている。なお、ベルト車9、10の上
側に位置するベルト11上の各規制収容部12の両側に
は、図1および図2に示すように、それぞれガイド板1
5が対向して配置されている。これらガイド板15は、
その下端面が両端のベルト11における高部のガイド部
11bの上面に密接した状態で配置され、その上端部が
外側に向けて開くように折り曲げられた形状で、複数の
連結部材16により側板8に取り付けられている。
【0011】また、2つのベルト車9、10間に位置す
る一対の側板8間には、図2および図4に示すように、
2つの支持梁17が架け渡されており、これら支持梁1
7上には、4つの支持片18を介して振動付与板19が
支持されている。この振動付与板19は、その全長が2
つのベルト車9、10間の長さにほぼ対応し、その上面
が上側に位置するベルト11の下面に接触した状態で配
置されている。また、この振動付与板19の下面には、
バイブレータ20が取り付けられている。このバイブレ
ータ20は、コンベヤ機構6で搬送される被搬送物5に
振動を与えるためのものであり、バイブレータ本体21
と振動板22とを備え、振動板22が振動付与板19に
取り付けられ、この振動板22の前後部とバイブレータ
本体21の前後部とがそれぞれ所定角度傾いた板ばね2
3により連結され、この状態でバイブレータ本体21の
後部に埋め込まれた電磁コイル24に交番磁界を発生さ
せ、この交番磁界によって板ばね23を介して振動板2
2を迅速に吸引離間させて振動させるように構成されて
いる。
【0012】ところで、コンベヤ機構6の後方には、図
2に示すように、被搬送物5を供給する供給装置25が
配置されている。この供給装置25は、バイブレータ2
6と供給トラフ27とからなり、このバイブレータ26
が基台1上に設けられた載置台28上にコイルばね29
を介して配置された構成になっている。この場合、バイ
ブレータ26は、コンベヤ機構6のバイブレータ20と
同じ構成で、バイブレータ本体21と振動板22とを備
え、振動板22の前後部とバイブレータ本体21の前後
部とがそれぞれ所定角度傾いた板ばね23により連結さ
れ、この状態でバイブレータ本体21の後部に埋め込ま
れた電磁コイル24に交番磁界を発生させ、この交番磁
界によって板ばね23を介して振動板22を振動させる
ように構成されている。また、供給トラフ27は、バイ
ブレータ26の振動板22上に取り付けられ、その先端
がコンベヤ機構6の上側後部に位置する規制収容部12
の上方に接近して配置され、この状態でバイブレータ2
6の振動に応じて被搬送物5を上側後部の規制収容部1
2に供給するように構成されている。
【0013】この場合、供給装置25は、図2に示すよ
うに、コンベヤ機構6を搭載した可動盤2の上下方向の
動きを検出する重量センサ30からの検出信号に基づい
て供給動作が制御されている。すなわち、可動盤2は、
前述したように基台1上に板ばね3とコイルばね4とに
より支持されていることにより秤の機能を有しているの
で、規制収容部12に供給された被搬送物5の重量に応
じて上下方向に移動する。重量センサ30は、可動盤2
の上下方向の動きを被搬送物5の供給量として検出する
ものであり、図2および図5に示すように、コイルボビ
ン31とフェライトコア32とからなり、コイルボビン
31が基台1上に固定され、フェライトコア32が可動
盤2に設けられた取付アーム33に取り付けられ、この
状態でフェライトコア32がコイルボビン31の中空部
31a内に非接触状態で配置され、このフェライトコア
32の上下方向の変位量に応じてコイルボビン31が検
出信号を出力するように構成されている。
【0014】次に、このような搬送装置の動作について
説明する。まず、コンベヤ機構6が被搬送物5を搬送す
る前の状態では、各規制収容部12に被搬送物5が供給
されていないため、重量センサ30のフェライトコア3
2がコイルボビン31の中空部31a内の上部に位置し
ている。この場合には、重量センサ30からの検出信号
に基づいて供給装置25のバイブレータ26が動作を開
始し、このバイブレータ26の振動により供給トラフ2
7が棒状の被搬送物5をコンベヤ機構6の上側後部の規
制収容部12に供給する。すると、供給された被搬送物
5の重量に応じて可動盤2がコイルばね4のばね力に抗
して下がり、これに伴って重量センサ30のフェライト
コア32がコイルボビン31の中空部31a内を下方に
変位する。このようにして、所定量の被搬送物5が規制
収容部12に供給されると、その重量に応じてフェライ
トコア32が下方に変位し、その変位量に応じてコイル
ボビン31が検出信号を出力し、この検出信号に基づい
て供給装置25のバイブレータ26が停止され、供給ト
ラフ27による被搬送物5の供給が一旦停止される。こ
の動作を順次繰り返すことにより、各規制収容部12に
所定量の被搬送物5が順次供給される。
【0015】このときには、コンベヤ機構6の後部のベ
ルト車10がモータ(図示せず)によって駆動され、無
端環状のベルト11が前後のベルト車9、10間で循環
し、これによりベルト11に設けられた各規制収容部1
2が図2に示す矢印X方向に順次移動する。この場合に
は、後部のベルト車10を連続回転させて各規制収容部
12を一定の速度で連続的に移動させても良く、また被
搬送物5が所定量ずつ供給されるごとに重量センサ30
からの検出信号に基づいて後部のベルト車10を間歇回
転させることにより、各規制収容部12を間歇的に移動
させるように制御しても良い。いずれの場合にいおて
も、規制収容部12の各支持部材13の間隔が棒状の被
搬送物5の長手方向の長さよりも長いピッチで設けられ
ているので、所定量の被搬送物5を確実に各規制収容部
12内に供給することができる。
【0016】このようにして、供給装置25から所定量
の被搬送物5がコンベヤ機構6の規制収容部12に供給
されるときには、規制収容部12のシート部材14が円
弧状に湾曲した形状であるから、供給された被搬送物5
はシート部材14の湾曲面で受け止められ、この湾曲面
に沿ってその底部に向けて移動することになり、このと
きに棒状の被搬送物5の向きが規制され、これにより供
給された所定量の被搬送物5の多くが図6の右端側に示
すように搬送方向(同図の矢印X方向)に対してほぼ直
交する方向(同図の矢印Y方向)に揃えられる。また、
このときには、規制収容部12のシート部材14がウレ
タン樹脂などの弾性を有する柔軟な合成樹脂で形成され
ているので、供給装置25から被搬送物5が規制収容部
12内に落下しても、シート部材14により被搬送物5
の衝撃をある程度吸収でき、これにより落下による騒音
が少なく、しかも被搬送物5が傷付くことがなく、良好
に被搬送物5を受け止めて収容することができる。この
場合、供給装置25の供給トラフ27の先端が規制収容
部12の支持部材13の上方に接近しているので、被搬
送物5の落下する高さを最小限に抑えることができ、し
かも被搬送物5が規制収容部12の底部に直接落下する
ことが少なく、シート部材14の湾曲した側面に当接す
ることが多いので、これらによっても釘などの棒状の被
搬送物5を傷付けず、騒音も少なくすることができる。
【0017】このように被搬送物5を収容した各規制収
容部12がベルト11により搬送方向に移動するときに
は、図2に示すように、コンベヤ機構6に設けられたバ
イブレータ20が動作し、このバイブレータ20で発生
した振動が振動付与板19を介してベルト11に伝達さ
れ、これにより各規制収容部12に振動が伝わるので、
図6に示すように、その振動により被搬送物5を搬送方
向とほぼ直交する方向に確実に揃えることができる。こ
のように振動が付与されながら各規制収容部12が搬送
方向に移動するときには、図1〜図3に示すように、両
端のベルト11の低部と高部との段差が規制収容部12
のシート部材14の厚みとほぼ同じ大きさに形成されて
いるので、規制収容部12に収容された所定量の釘など
の棒状の被搬送物5のうち、その最下部に位置する被搬
送物5の先端が、その移動中にガイド板15側に移動し
ても、シート部材14とガイド板15との間に挟まるこ
とがなく、良好に被搬送物5を搬送することができる。
【0018】このような搬送装置では、図2に示すよう
に、前端部(同図では左端部)に移動した規制収容部1
2のシート部材14が伸びるように開くので、搬送方向
に対してほぼ直交する方向に揃えられた所定量の被搬送
物5を一度にまとめて取り出すことができ、このためそ
の後の製品検査が容易にできる。例えば、前端部の規制
収容部12から送り出された所定量の被搬送物5を検査
用のベルトコンベヤ上に配置して検査カメラなどの検査
装置で容易に検査することができる。このとき、例え
ば、釘などのような頭部を有する被搬送物5の場合、そ
の頭部の向きをも揃えることが可能となる。すなわち、
検査カメラなどの検査装置で被搬送物5の頭部の位置を
検出することにより、一定方向に頭部が位置する被搬送
物5をそのまま搬送させ、それと異なる方向に頭部が位
置する被搬送物5を検査用のベルトコンベヤから自動的
に取り出して、その被搬送物5の向きを反転させること
により、容易に被搬送物5の頭部をも揃えることができ
る。
【0019】なお、上記実施形態では、コンベヤ機構6
の規制収容部12が支持部材13間にシート部材14を
円弧状に湾曲させた形状で張り渡した構成になっている
が、これに限らず、例えば、シート部材をV字形状また
はU字形状に折り曲げて張り渡した構成でもよく、要
は、被搬送物を搬送方向に対して直交する方向に規制で
きる形状であれば、どのような形状でも、また構造でも
良い。また、上記実施形態では、振動付与手段として、
バイブレータ20を用いた場合について述べたが、これ
に限らず、例えばモータの正転および逆転を微小時間で
制御することにより、ベルト車9、10に巻装されたベ
ルト11およびこのベルト11に設けられた各規制収容
部12を微妙に往復移動させて振動を付与するようにし
ても良い。さらに、上記実施形態では、被搬送物5を所
定量ずつ規制収容部12に収容して搬送するようにした
が、こので言う所定量とは必ずしも複数である必要はな
く、1つであっても良く、また被搬送物5は、釘などの
棒状部品である必要はなく、精密機械の軸などの棒状精
密部品やソーセージなどの棒状食品でも良く、要はほぼ
棒状の物であれば、どのような物でも良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、コンベヤ手段のベルトに配列された規制収容部にほ
ぼ棒状の被搬送物が所定量ずつ収容されると、収容され
た被搬送物が規制収容部により搬送方向と直交する方向
に規制されるので、収容された被搬送物の多くを搬送方
向とほぼ直交する方向に揃えることができ、この状態で
規制収容部がベルトにより搬送方向に向けて移動すると
きに、振動付与手段が規制収容部に振動を付与するの
で、規制収容部に収容された所定量の被搬送物をすべて
振動付与手段の振動により搬送方向とほぼ直交する方向
に確実に揃えることができ、これによりベルトコンベヤ
の搬送能力を有し、かつほぼ棒状の被搬送物を所定量ず
つ揃えながら搬送することができる。
【0021】この場合、ベルトにその循環方向に沿って
順次配列された規制収容部が、被搬送物の長手方向の長
さよりも長いピッチでベルト上に立設された複数の支持
部材と、これら複数の支持部材間にそれぞれほぼ円弧状
に湾曲した形状で張り渡されたシート部材とからなるこ
とにより、被搬送物を確実に規制収容部内に受け止めて
収容することができるとともに、被搬送物を収容すると
きに被搬送物がシート部材の円弧状の湾曲に沿ってその
底部に向けて移動することにより、被搬送物の向きを規
制するので、被搬送物の多くを収容時に搬送方向とほぼ
直交する方向に揃えることができる。また、振動付与手
段がコンベヤ手段に取り付けられたバイブレータである
ことにより、このバイブレータで発生した振動がコンベ
ヤ手段の規制収容部に伝達されるので、この振動により
被搬送物を搬送方向とほぼ直交する方向に確実に揃える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の搬送装置の正面図。
【図2】図1のA−A矢視における断面図。
【図3】図2のベルトおよび規制収容部の要部を示した
拡大斜視図。
【図4】図2のB−B矢視における断面図。
【図5】図2の重量センサを概念的に示した拡大図。
【図6】図2の規制収容部に収容された被搬送物の向き
がその搬送に伴って揃えられる過程を概略的に示した要
部の平面図。
【符号の説明】
5 被搬送物 6 コンベヤ機構 9、10 ベルト車 11 ベルト 12 規制収容部 13 支持部材 14 シート部材 20 バイブレータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのベルト車間に巻装されて循環する無
    端環状のベルトに、ほぼ棒状の被搬送物を所定量ずつ収
    容してその被搬送物の向きを搬送方向と直交する方向に
    規制する規制収容部を、前記循環方向に沿って順次配列
    してなるコンベヤ手段と、 前記規制収容部に振動を付与する振動付与手段とを備え
    たことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】前記ベルトにその循環方向に沿って順次配
    列された前記規制収容部は、前記被搬送物の長手方向の
    長さよりも長いピッチで前記ベルト上に立設された複数
    の支持部材と、これら複数の支持部材間にそれぞれほぼ
    円弧状に湾曲した形状で張り渡されたシート部材とから
    なることを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】前記振動付与手段は、前記コンベヤ手段に
    取り付けられたバイブレータであることを特徴とする請
    求項1または2記載の搬送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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