JP2000301566A - 射出成形同時絵付方法及び装置 - Google Patents

射出成形同時絵付方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置コストを可及的に抑えることができると
ともに、一成形サイクルに要する時間を実質的に短縮し
て生産性の向上を図ることができるようにされた射出成
形同時絵付方法及び装置を提供する。 【解決手段】 搬送チャック57を伴って雌型12と雄
型30との間に入出せしめられるようにされた成形品取
出手段70により、次ショット分の絵付シートSのシー
ト供給工程と並行して、前記絵付シートSが接着積層さ
れた積層成形品Pを前記雄型30から取り上げて外部に
搬送する取出工程を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形と同時に
型内で図柄や文字等が施された絵付シートを射出樹脂成
形体の表面に一体的に接着積層して加飾積層品(製品)
を得るようにした射出成形同時絵付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形と同時に射出樹脂成形体の表面
に絵付シートを一体的に積層して接着する射出成形同時
絵付方法としては、従来より幾つもの態様が提案されて
いるが、それらの大半は、次の(a)〜(i)の工程の
全部又は幾つかを記述順に又はその順番を入れ換えて、
順次、又は複数の工程を同時に重複してもしくは並列的
に行うようにされている(特公昭50−19132号、
実公平3−56344号、特公平7−41637号公報
等を参照)。
【0003】(a)絵付シートを射出成形に用いられる
雌型のパーティング面上に供給するシート供給工程。 (b)絵付シートを雌型のパーティング面に固定保持す
るクランプ工程。 (c)絵付シートを熱盤等により加熱軟化させる加熱軟
化工程。 (d)絵付シートを真空吸引及び/又は圧空供給等によ
り雌型のキャビティに沿わせるように延伸させる延伸工
程(予備成形工程)。
【0004】(e)雌型と雄型の一方(通常は雌型)を
他方(通常は雄型)側へ移動させて型締めを行う型締め
工程。 (f)雌型と雄型との間に形成されるキャビティ内に雄
型側から流動状態の樹脂(熔融樹脂)を注入充填して射
出成形を行う射出成形工程。 (g)雌型と雄型とを離間させる型開き工程。 (h)絵付シートのうちの射出樹脂成形体に接着付随さ
せるべき部分を他の部分(余剰部分)から切り離すシー
トトリミング工程。
【0005】(i)絵付シートが接着積層された積層成
形品を雌型又は雄型から取り出して外部に搬送する成形
品取出工程。 なお、複数の工程を同時に重複して行う
とは、複数の工程が一工程に含まれることをいい、例え
ば、前記(e)の型締め工程において絵付シートを雌型
と雄型との間に挟んで固定保持するようになせば、該型
締め工程と同時に重複して前記(b)のクランプ工程が
行われたことになり、また、前記(f)の射出成形工程
において絵付シートを射出された熔融樹脂の熱と圧力に
より延伸させるようになせば、該射出成形工程と同時に
重複して前記(d)の延伸工程が行われたことになる場
合をいう。
【0006】また、絵付シートとしては、製品種別に応
じて貼合わせ積層シート(ラミネートシート)と転写シ
ートのいずれかが用いられ、ラミネートシートである場
合には、射出成形によりそのままで絵付けが行われたこ
とになり、射出樹脂成形体の表面にシート全層が接着一
体化して化粧層となる。それに対し、絵付シートが転写
シートである場合には、射出樹脂成形体の表面に一体化
した絵付シートのうちの支持体シートを剥離し、装飾層
等の転写層のみを射出樹脂成形体側に残留させて化粧層
となすことにより絵付けが完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した如
くの射出成形同時絵付を行うにあたっては、絵付シート
を1ショット(成形)毎に雌型のパーティング面上に供
給するシート供給工程が必須であり、射出成形同時絵付
を行う射出成形同時絵付装置においては、通常、ロール
状に巻き取られた長尺帯状の絵付シート(シートロー
ル)を先端側から1ショット分づつ順次巻き出し、この
巻き出された絵付シートの先端側1ショット分を前記雌
型のパーティング面上に搬送するシート供給手段が備え
られる。このシート供給手段としては、その搬送方式に
より二つに大別できる。
【0008】その一つは、例えば、特開昭60−212
314号公報や実公平1−10185号公報等にも見ら
れるように、ロール状に巻き取られた長尺帯状の絵付シ
ートの1ショット分を雌型上流から巻出機で巻き出すと
ともに、雌型下流にて巻取機で巻き取る巻き出し巻き取
り方式(ロール/ロール方式)をとるものであり、他の
一つは、例えば特開平6−315950号等にも見られ
るように、搬送チャックを備え、この搬送チャックによ
り、前記巻出機から巻き出された絵付シートの先端部を
雌型における絵付シートの搬送方向で見て上流側端部付
近で把持して雌型の下流側端部付近まで引っ張って搬送
し、かかる状態で、クランプ手段により絵付シートを雌
型パーティング面上に押圧して固定保持し、しかる後、
絵付シートをクランプ手段より上流側で幅方向に切断し
て枚葉シートとなす搬送チャック方式をとるものであ
る。
【0009】前記したロール/ロール方式をとるシート
供給手段は、絵付シートが転写シートである場合に好適
である。つまり、前記したように、絵付シートが転写シ
ートである場合には、射出樹脂成形体の表面に一体化し
た絵付シートのうちの支持体シートを剥離し、この剥離
した支持体シートを雌型の下流側にて巻取機で巻き取る
ことで、次ショット分が雌型パーティング面上に供給さ
れると同時に、不要となった支持体シートが雌型外に排
除されるので、合理的である。
【0010】ところが、ロール/ロール方式では、絵付
シートが貼合わせ積層シート(ラミネートシート)であ
る場合、絵付シートと射出樹脂成形体とが一体化される
ので、そのままでは、絵付シートを下流側で巻き取るこ
とができない。そのため、絵付シートとしてのラミネー
トシートをロール/ロール方式で供給する場合は、絵付
シートから射出樹脂成形体に接着付随させるべき部分だ
けをくり抜き、くり抜かれてその部分が開口している絵
付シートを下流側で巻き取るようになすことが提案され
ているが、この場合は、くり抜き工程等が必要となり、
生産効率が良いとは言えない。
【0011】そのため、絵付シートがラミネートシート
である場合は、通常は、前記搬送チャック方式をとるシ
ート供給手段が用いられている。しかしながら、前記搬
送チャック方式のシート供給手段を用いる場合は、搬送
チャックを雌型のパーティング面に沿う方向に往復移動
させる流体圧シリンダ等のシート搬送用駆動手段、前記
巻出機から巻き出された絵付シートを一時的に把持固定
しておくための固定チャック、絵付シートを幅方向に切
断して枚葉シートとなすための切断手段等が必要である
とともに、絵付シートが接着積層された積層成形品(通
常、型開き工程において雄型に貼り付いた状態で雌型か
ら分離される)を雄型から取り上げて外部に搬送する成
形品取出手段が必要となり、装置コストが高くなる嫌い
があった。
【0012】また、前記成形品取出手段により積層成形
品を雄型から取り上げて外部に搬送する取出工程は、成
形サイクルの最終工程であることから、該工程時に同時
に前記搬送チャックによる次ショット分の絵付シートの
供給を行えば、その分、一成形サイクルに要する時間が
実質的に短縮され、生産性が向上するが、前記取出工程
時に、雄雌両成形型間の狭い空間に前記搬送チャックや
シート搬送用駆動手段等を入れると、前記成形品取出手
段と干渉するおそれがあるので、従来は、前記取出工程
が終了した後でないと、次ショットの成形サイクルに移
ることができなかった。
【0013】本発明は、上述の如くの問題を解消すべく
なされたもので、その目的とするところは、装置コスト
を可及的に抑えることができるとともに、一成形サイク
ルに要する時間を実質的に短縮して生産性の向上を図る
ことができるようにされた射出成形同時絵付方法及び装
置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る射出成形同時絵付方法は、巻出機から
巻き出される長尺帯状の絵付シートの先端部を搬送チャ
ックで把持してその1ショット分を雌型のパーティング
面上に供給するシート供給工程と、前記絵付シートを前
記雌型のパーティング面上にクランプ手段で固定保持す
るクランプ工程と、前記絵付シートを前記雌型のパーテ
ィング面に沿わせて密着させるように延伸させる延伸工
程と、前記雌型と雄型の一方を他方側へ移動させて型締
めを行い、両成形型間にキャビティを形成する型締め工
程と、前記キャビティ内に流動状態の樹脂を注入充填
し、得られる射出樹脂成形体と前記絵付シートとを積層
して一体化させる射出成形工程と、前記雌型と雄型とを
離間させる型開き工程と、を含み、前記搬送チャックを
伴って前記雌型と雄型との間に入出せしめられるように
された成形品取出手段により、次ショット分の絵付シー
トのシート供給工程と並行して、前記絵付シートが接着
積層された積層成形品を前記雄型から取り上げて外部に
搬送する取出工程を行うことを特徴としている。本発明
の好ましい態様では、前記クランプ工程後に、前記巻出
機から巻き出された絵付シートを、前記クランプ手段よ
り上流側において、1ショット分の枚葉シートに切断す
るようにされる。
【0015】また、本発明に係る射出成形同時絵付装置
は、相互に対向配置されて一方が他方側へ移動せしめら
れるようにされた雌型及び雄型と、巻出機及び搬送チャ
ックを有し、前記巻出機から巻き出される長尺帯状の絵
付シートの先端部を前記搬送チャックで把持してその1
ショット分を前記雌型のパーティング面上に供給するシ
ート供給手段と、前記雌型のパーティング面に対して直
交する方向に移動可能とされ、前記絵付シートを前記雌
型のパーティング面に押圧して固定保持するクランプ手
段と、前記絵付シートを前記雌型のキャビティに沿うよ
うに延伸させる真空吸引手段と、前記雌型と雄型との間
に形成されたキャビティ内に前記雄型側から流動状態の
樹脂を注入充填する樹脂射出手段と、前記搬送チャック
を伴って前記雌型と雄型との間に入出せしめられるよう
にされ、前記絵付シートが接着積層された積層成形品を
前記雄型から取り上げて外部に搬送する成形品取出手段
と、を備えて構成される。
【0016】本発明装置の好ましい態様では、前記シー
ト供給手段の搬送チャックは、前記成形品取出手段に備
えられる流体圧シリンダ等の成形品取出用駆動手段によ
り、前記雌型のパーティング面に沿う方向に往復移動せ
しめられる。また、他の好ましい態様では、前記成形品
取出手段は、前記積層成形品を保持する吸盤あるいはマ
ジックハンド等の保持具と、この保持具を前記雌型又は
雄型に対して接近離隔する方向に移動させる保持具進退
駆動手段と、を有している。さらに、別の好ましい態様
では、前記雌型における、シート供給方向で見て上流側
端部付近に、前記絵付シートを把持する固定チャック
と、前記絵付シートを幅方向に切断するシート切断手段
と、が配設される。
【0017】上記の如くの構成とされた本発明に係る射
出成形同時絵付方法及び装置の好ましい態様では、前記
成形品取出手段に備えられる流体圧シリンダ等の成形品
取出用駆動手段に前記シート供給手段の搬送チャックが
取り付けられている。言い換えれば、シート搬送用駆動
手段と成形品取出用駆動手段とが共用されており、搬送
チャックは、成形品取出手段に備えられる吸盤等の保持
具と一緒に、雌型のパーティング面に沿う方向に往復移
動せしめられるようにされ、今回の成形サイクルにおけ
る成形品取出工程と、次回の成形サイクルのシート供給
工程とが同時並列的に行われるようになっている。
【0018】すなわち、今回の成形サイクルにおいて、
前記シート供給工程、クランプ工程、延伸工程、型締工
程、射出成形工程、型開き工程を経た時点で、絵付シー
トが接着積層された積層成形品は、通常、雄型に貼り付
いた状態で雌型から分離されており、この状態で、例え
ば雄雌両成形型の上方で待機せしめられている前記搬送
チャックと前記吸盤等の保持具とを同時に、前記成形品
取出用駆動手段により、例えば上方から下方に向けて雄
雌両成形型間に、雌型パーティング面と平行に挿入し、
前記搬送チャックにより、次回の成形サイクルに使用す
る絵付シートの先端部を把持し、これと同時に、前記吸
盤等の保持具を保持具進退駆動手段により前記雄型に貼
り付いている積層成形品に向けて前進させてそれを吸着
保持するとともに、雄型に設けられているイジェクタピ
ン等により積層成形品を当該雄型から突き出し、該積層
成形品を成形品取出手段で取り上げる。
【0019】続いて、前記成形品取出用駆動手段によ
り、前記搬送チャックと保持具に保持されている積層成
形品とを、雄雌両成形型間から例えば上方の待機位置に
移動させる。これにより、次ショット分の絵付シートが
雌型パーティング面上に供給されるとともに、積層成形
品が外部に取り出され、その後、積層成形品は、絵付シ
ートの余剰部分をトリミングするトリミング工程等に移
される。上記のように、シート搬送用と成形品取出用の
両駆動手段を共用化して、今回の成形サイクルにおける
成形品取出工程と、次回の成形サイクルのシート供給工
程とを同時並列的に行うようにしたことにより、装置コ
ストを可及的に抑えることができるとともに、一成形サ
イクルに要する時間が実質的に短縮され、生産性が向上
する。 本発明において、絵付シートの供給方法として
は、前述したロール/ロール方式を用いることもできる
が、本発明は、シート供給手段が、巻出機、搬送チャッ
ク、固定チャック等を備えた搬送チャック方式を用いる
場合に特に有効である。
【0020】また、成形品取出手段としては、型開き後
に、雄型に貼り付いている積層成形品を取り上げて保持
する吸盤、マジックハンド等の保持具と、該保持具をこ
の保持具を前記雌型又は雄型に対して接近離隔する方向
に移動させる保持具駆動手段と、前記保持具及び搬送チ
ャックを雄雌両成形型間に出し入れするための、流体圧
シリンダ、ラックピニオン機構、ねじ送り機構等の駆動
手段と、からなるものが好ましい具体例として挙げられ
る。本発明において、雄雌両成形型は、鉄等の金属ある
いはセラミックス等で作製され、それらに必要に応じ
て、真空吸引や圧空供給用に小孔(真空吸引孔等)を設
ける。
【0021】また、雌型を複数の分割部分の集合体で構
成(いわゆる入れ子構造に)し、隣合う分割部分間にス
リット状の隙間を形成してこの隙間を真空吸引孔(及び
圧空供給孔)として用いて真空吸引(及びエアーブロ
ー)を行うようにしてもよい。前記雄型には、流動状態
の樹脂を射出するためのランナーと所要本のゲートを設
ける。ゲートの本数、位置、形状等は、得るべき製品の
形状等を勘案して自由に設定することができる。また、
雄型には、張り付いている積層成形品を分離するための
イジェクターピン、あるいは、加圧空気噴出手段等の積
層品分離手段を設けることが好ましい。
【0022】また、絵付シートを雌型パーティング面に
固定保持すべくクランプ手段を付設する。クランプ手段
としては、枠状ないし井桁状のものを用いることができ
る。クランプ手段を雌型パーティング面に対して進退動
させるには、型締め動作等の成形用駆動力を用いたり、
イジェクターピン駆動機構の動力を利用したりすること
ができる他、別途に流体圧アクチュエーター等の駆動手
段を設けることによりなされる。
【0023】また、本発明装置では、前記クランプ工程
後に、前記巻出機から巻き出された絵付シートを、前記
クランプ手段より上流側において、1ショット分の枚葉
シートに切断するため、前記雌型における、シート供給
方向で見て上流側端部付近に、前記絵付シートを幅方向
に切断するシート切断手段を設ける。このシート切断手
段としては、切断刃(カッター)、ニクロム線等の電熱
式の加熱線条、その他、超音波カッター、剪断機等、種
々のものが使用できる。なお、ここでいう「上流側」と
は、より巻出機(ないしはシートロール)に近い側とい
う意味である。
【0024】さらに、本発明装置では、好ましくは、予
備成形を行うべく、熱盤を備える。熱盤としては、伝導
熱を用いる接触加熱方式、あるいは輻射熱や誘電加熱を
用いる非接触加熱方式のいずれを採用してもよい。ま
た、熱盤に絵付シートを幅方向に切断する切断手段を設
けてもよい。切断手段としては、切断刃やニクロム線等
の電熱線からなる加熱線条を用いることができる。
【0025】絵付シートは、基材シートとその上に積層
された装飾層からなり、基材シートを成形品と密着一体
化させたまま最終製品として使用する貼り合わせ積層シ
ート(ラミネートシート)、あるいは一旦絵付シートと
成形品とを一体化させた後、装飾層(転写層)のみを成
形品側に残して基材シート(支持体シート)を剥離する
転写シートのいずれも使用することができるが、本発明
は、特にラミネートシートを用いる場合により大きな利
点が得られる。
【0026】前記貼合わせ積層シートの場合、基材シー
トとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィン樹脂、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリス
チレン、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエス
テル樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることができる。基材
シートの厚さは、通常20〜500μm程度である。装
飾層としては、印刷絵柄、着色又は透明塗装、金属薄
膜、あるいは、硬質塗膜、防曇塗料、導電性層等の機能
性層等を用いることができる。
【0027】前記転写シートの場合は、一旦剥離性の支
持体シート上に形成した絵柄層等よりなる転写層を、別
の被転写体に転移させるためのもので、支持体シート上
には必要に応じて離型層を設けても良く、転写層として
は、剥離層、装飾層、接着剤層、等からなり、装飾層以
外の層は必要に応じて選択する。装飾層としては、絵柄
層、金属薄膜層(部分又は全面)あるいは硬質塗膜、防
曇塗膜、導電性層等の機能性層から選ばれる。
【0028】支持体シートは、ナイロン6、ナイロン6
6等のポリアミド樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン
等のポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル等、可撓性を
有する熱可塑性樹脂フィルムあるいはそれらの積層体が
好ましい。 射出成形用の樹脂としては、ABS(アク
リロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)樹脂、
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂を加熱熔融して液状な
いし流動状態となったもの、あるいは、二液硬化型、触
媒硬化型の樹脂、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル
樹脂等の未硬化液等の射出成形同時絵付用として従来よ
り知られている材料を使用でき、製品の要求物性やコス
ト等に応じて選定される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係る射出
成形同時絵付装置の代表的な一実施形態を示す全体概略
縦断面図である。本実施形態の射出成形同時絵付装置1
0により得るべき積層製品は、平面視では矩形状で断面
がコ字状のパネルであり、射出樹脂成形体の表面に絵付
シートSを接着積層したものである。なお、前記絵付シ
ートSとして、ここでは、アクリル樹脂製の基材シート
(厚みは125μm)と、その上にグラビア印刷法によ
り積層された装飾層(アクリル樹脂と塩化ビニル酢酸ビ
ニル共重合体の1:1重量比混合物のバインダーと弁
柄、カーボンブラックを主体とする顔料からなるインキ
の絵柄層)と、接着剤層(塩化ビニル酢酸ビニル共重合
体系)とからなり、基材シートを射出樹脂成形体と密着
一体化させたまま最終製品として使用する貼り合わせ積
層シート(ラミネートシート)を用いている。
【0030】本実施形態の射出成形同時絵付装置10
は、前記した得るべき積層製品に対応した凹凸形状の雌
型12と雄型30とを備え、雌型12は、図示はされて
いないが、その底部が可動盤に固定されていて、流体圧
シリンダのラム等により水平方向(図1のX方向)、言
い換えれば、雄型30に対して接近離隔する方向に進退
動するようされている。なお、本実施形態では、上記の
ように雌型12が可動型とされていて水平方向に移動す
るようにされているが、これに限定される訳ではなく、
例えば、雄型、雌型を上下に対向配置してそれらの一方
を鉛直方向に移動させる等の形態を採用することもでき
る。
【0031】前記雌型12には、得るべき積層製品に対
応したキャビティ13が形成され、このキャビティ13
には、絵付シートSを該キャビティ13に沿わせるよう
に延伸させるべく真空吸引するための多数の真空吸引孔
15、15、…が開口せしめられ、この真空吸引孔1
5、15、…は、真空吸引通路18及び導管19を介し
て外部の真空ポンプ等からなる真空源(図示せず)に接
続されている。
【0032】さらに、前記雌型12のパーティング面1
4の外周側には、Oリング22が装着された環状の装着
溝23が設けられている。前記Oリング22は、後述す
る矩形枠状ないし井桁状のクランパー20が、間に絵付
シートSを挟んで雌型12のパーティング面14に押し
付けられた際、前記キャビティ12と外部とを気密的に
遮断する役目を果たす。
【0033】一方、前記雄型30は、図示はされていな
いが、射出成形機のノズルが装着される固定盤に固定さ
れており、この雄型30には、前記積層製品形状に対応
した凸状コア部31が設けられるとともに、その内部に
は、熔融樹脂射出用のランナー32及びそれに連なるゲ
ート33が設けられている。
【0034】また、前記雌型12には、供給された1シ
ョット分の絵付シートSを前記パーティング面14上に
押圧して固定保持すべく、平面視矩形枠状ないし井桁状
のクランパー20が設けられている。このクランパー2
0は、その四隅に連結された4本の摺動ロッド24を介
して図示されていない駆動手段により前記パーティング
面14に対して垂直方向(図のX方向)に進退動できる
ようになっている。
【0035】さらに、予備成形を行うべく、図4に示さ
れる如くの熱盤80を備える。熱盤80は、エアーシリ
ンダ等の熱盤移送手段(図示せず)により、雄雌両成形
型外の待機位置から雌型12のパーティング面14上の
絵付シート加熱位置まで移動せしめられて、絵付シート
Sを加熱軟化させるようになっている。熱盤80は、図
4の例では赤外線輻射による非接触加熱方式であるが、
勿論、絵付シートと接触させて熱伝導を利用する接触加
熱方式であってもよい。
【0036】一方、前記雌型12の下方(シート供給方
向で見ると上流側となる)には、雌型12のパーティン
グ面14上に絵付シート(ラミネートシート)Sを供給
するための、巻出機50、一対の送りローラ(ニップロ
ーラ)52、絵付シートSを一時的に把持固定しておく
ための開閉挟持式の固定チャック54、及び、シート切
断装置60が配設されている。前記巻出機50及び固定
チャック54は、それぞれ前記雌型12に支持部材55
及び56を介して取り付けられており、該雌型12と共
に雄型30に対して接近離隔する方向に移動せしめられ
るようになっている。
【0037】また、前記雄雌両成形型12、30間の上
方(シート供給方向で見ると下流側となる)には、図1
に加えて図2及び図8を参照すればよくわかるように、
搬送チャック57と積層成形品取出機70が配置されて
いる。前記成形品取出機70は、雄型30に貼り付いて
いる積層成形品P(図2に仮想線で示す)を取り上げて
保持する4個の吸盤(吸着具)からなる保持具75と、
該保持具75を雄型30に対して接近離隔する方向に移
動させる保持具駆動手段としての保持具進退用(流体
圧)シリンダ77と、前記保持具75及び積層成形品P
を雄雌両成形型12、30間に出し入れするための取出
用駆動手段としての成形品取出用(流体圧)シリンダ7
2と、を備えている。
【0038】より詳しくは、図3に示される如くに、前
記取出用シリンダ72のピストンロッド72aの先端部
に矩形の支持板73が取付固定され、この支持板73の
両端に下面開口の箱形状の案内保持部材74、74が取
り付けられ、この案内保持部材74、74の各々に、前
記吸盤からなる保持具75が2個ずつ取り付けられた保
持具支持管76の上端部が摺動自在に嵌挿支持されると
ともに、前記案内保持部材74、74の下側に、前記保
持具支持管75を前記雌型30に接近離隔させる方向に
往復移動させるための保持具進退用シリンダ77が取り
付けられ、該保持具進退用シリンダ77のピストンロッ
ド77a先端部が前記保持具支持管76に連結されてい
る。
【0039】なお、前記吸盤からなる保持具75は、前
記保持具支持管76を介して外部の真空ポンプに接続さ
れている。 また、前記取出用シリンダ72のピストン
ロッド72aには、L形支持部材58を介して搬送チャ
ック57が一体移動可能に取り付けられている。
【0040】前記搬送チャック57は、巻き取られた長
尺帯状の絵付シート(シートロール)が装填された巻出
機50から巻き出された絵付シートSの先端部Saを把
持して、雌型12のパーティング面14を下から上へと
横断してその上端部付近まで搬送する開閉挟持式の搬送
チャック50を有している。該搬送チャック50は、前
記成形品取出用シリンダ72により、図1に示される待
機位置から、前記雌型パーティング面14とクランパー
20との間を通って(Z方向=鉛直方向)に沿って真っ
直ぐに下降及び上昇せしめられる。
【0041】なお、前記搬送チャック57と前記固定チ
ャック54とは、その開閉チャック部57a、54aが
図示してないエアーシリンダ等より開閉せしめられるよ
うにされており、それらの開閉チャック部57a、54
aは、絵付シートSの先端部Saを確実に把持して引き
渡すことができるように、相互に入れ違う櫛歯状の凹凸
が形成されている(図3に搬送チャック57側が示され
ている)。
【0042】また、前記雌型12の下方に配置されてい
るシート切断装置60は、クランプ工程後に、前記巻出
機50から巻き出された絵付シートSを、前記クランパ
ー20より上流側において、1ショット分の枚葉シート
に切断するためのもので、前記固定チャック54上に支
持部材59を介して取り付けられており、一台又は複数
台の切断用エアーシリンダ62と、この切断用エアーシ
リンダ62のピストンロッド62a先端部に設けられ
た、絵付シートSを幅方向に切断する幅広の切断刃(カ
ッター)65と、からなっている。
【0043】上記した如くの構成とされた本実施形態の
射出成形同時絵付装置10により、射出成形同時絵付け
を行うにあたっては、未だ、積層成形品Pが得られてい
ない最初の成形サイクルにおいては、まず、絵付シート
Sを雌型パーティング面14上に供給するべく、図1に
示される如くに、巻出機50からシート送りロール4を
介して巻き出された絵付シートSの先端部を前記固定チ
ャック54により把持固定するとともに、前記成形品取
出用シリンダ72のピストンロッド72aを突出させて
前記搬送チャック57を、図1に示される待機位置か
ら、図2に示される如くに、前記固定チャック54に把
持されている絵付シートSの先端部Saを把持できる位
置まで、前記雌型パーティング面14に沿う方向に真っ
直ぐに下降させて、搬送チャック57の開閉チャック部
57aを閉じるとともに、固定チャック54の開閉チャ
ック部54aを開いて絵付シートSの先端部を搬送チャ
ック57側に引き渡し、しかる後、前記成形品取出用シ
リンダ72のピストンロッド72aを引き込んで前記搬
送チャック57を前記雌型パーティング面14に沿って
真っ直ぐに上昇させる。これにより、後述の図8に示さ
れている状態と同様に、1ショット分の絵付シートSが
雌型パーティング面14上に供給される(シート供給工
程)。この最初の成形サイクルにおいては、成形品取出
機70による積層成形品Pの取り出しは行われない。
【0044】上記のようにして、絵付シートSを雌型1
2のパーティング面14上に供給した後は、図4に示さ
れる如くに、クランパー20をパーティング面14側に
前進させて、絵付シートSをこのクランパー20によっ
て前記パーティング面14に押し付けて固定保持する
(クランプ工程)。
【0045】このクランプ工程が完了すると同時に、前
記固定チャック54の開閉チャック部54aを閉じて、
絵付シートSを把持固定するととともに、前記切断用エ
アーシリンダ62のピストンロッド62aを突出させ
て、その先端部に設けられている切断刃65により、前
記絵付シートSを幅方向に切断して今回ショット分の枚
葉シートを得る(シート切断工程)。
【0046】続いて、図4に示される如くに、熱盤80
を、クランパー20により固定保持されている絵付シー
トS上に移動させるとともに、雌型パーティング面14
に接近させて、シート加熱位置(図示位置)にて絵付シ
ートSを加熱軟化させるとともに、雌型キャビティ13
に開口する真空吸引孔15等で構成される真空吸引手段
による真空吸引を行って、前記絵付シートSを雌型キャ
ビティに沿って密着させるべく延伸させる(延伸工
程)。
【0047】その後、図5に示される如くに、雌型12
を雄型30側に移動させて、雄型30と雌型12との型
締めを行って、両成形型12、30間に成形キャビティ
13’を形成し(型締め工程)、続いて、前記キャビテ
ィ13’内に流動状態の樹脂Prを注入充填し、得られ
る射出樹脂成形体Ps(図6)と前記絵付シートSとを
積層して一体化させ(射出成形工程)、その後、前記射
出樹脂成形体Psが完全に固化した後、前記雌型12を
元の位置まで後退させて、雄雌両成形型12、30の型
開きを行う(形開き工程)。この型開き工程において
は、図6に示される如くに、射出樹脂成形体Psに絵付
シートSが接着積層された積層成形品Pは、雄型30に
貼り付いた状態で雌型12から分離されている。
【0048】次いで、前記した最初の成形サイクルと同
様にして、前記成形品取出用シリンダ72により、雄雌
両成形型12、30の上方で待機せしめられている前記
搬送チャック57と保持具75とを同時に、上方から下
方に向けて雄雌両成形型12、30間に、雌型パーティ
ング面14と平行に挿入し、前記搬送チャック57によ
り、次回の成形サイクルに使用する絵付シートSの先端
部Saを把持し、これと同時に、前記保持具75を保持
具進退用シリンダ77により前記雄型30に貼り付いて
いる積層成形品Pに向けて前進させてそれを吸着保持し
(図2に仮想線で示している)、この状態で、図7に示
される如くに、雄型30に設けられているイジェクタピ
ン38等により積層成形品Pを当該雄型30から突き出
すとともに、これに合わせて前記保持具75を後退させ
て、該積層成形品Pを成形品取出機70側に取り上げ
る。
【0049】続いて、図8に示される如くに、前記成形
品取出用シリンダ72により、前記絵付シートSの先端
部を把持している搬送チャック57と保持具75に保持
されている積層成形品Pとを、雄雌両成形型12、30
間から上方の待機位置に移動させる。これにより、次シ
ョット分の絵付シートSが雌型パーティング面14上に
供給されるとともに、積層成形品Pが外部に取り出さ
れ、その後、積層成形品Pは、絵付シートの余剰部分を
トリミングするトリミング工程等に移され、以降の成形
サイクルを上記と同様にして繰り返して行う。
【0050】上記のように、本実施形態の射出成形同時
絵付装置1においては、シート搬送用と成形品取出用の
両駆動手段(流体圧シリンダ72)を共用化して、今回
の成形サイクルにおける成形品取出工程と、次回の成形
サイクルのシート供給工程とを同時並列的に行うように
したので、装置コストを可及的に抑えることができると
ともに、一成形サイクルに要する時間が実質的に短縮さ
れ、生産性が向上する。
【0051】なお、上記実施形態では、巻出機を雌型下
方に配置して、絵付シートを搬送チャックによって下か
ら上へと搬送するようにされているが、これに限られる
ことはなく、絵付シートを上から下へ、あるいは、左右
方向に搬送するようにしてもよいことは勿論であり、成
形品取出機の配置も雄雌両成形型の上下左右いずれでも
よい。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る射出成形同時絵付方法及び装置によれば、シー
ト搬送用と成形品取出用の両駆動手段を共用化して、今
回の成形サイクルにおける成形品取出工程と、次回の成
形サイクルのシート供給工程とを同時並列的に行うよう
にしたので、装置コストを可及的に抑えることができる
とともに、一成形サイクルに要する時間を実質的に短縮
して生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形同時絵付装置の一実施形
態を示す概略縦断面図。
【図2】図1に示される装置の最初の成形サイクルのシ
ート搬送工程の説明に供される概略縦断面図。
【図3】図1に示される装置に使用される成形品取出機
を示す斜視図。
【図4】図1に示される装置のクランプ工程、シート切
断工程、加熱軟化工程、延伸工程の説明に供される概略
縦断面図。
【図5】図1に示される装置の射出成形工程の説明に供
される概略縦断面図。
【図6】図1に示される装置の型開き工程の説明に供さ
れる概略縦断面図。
【図7】図1に示される装置のシート供給工程及び成形
品取出工程の前半の説明に供される概略縦断面図。
【図8】図1に示される装置のシート供給工程及び成形
品取出工程の後半の説明に供される概略縦断面図。
【符号の説明】
S 絵付シート(ラミネートシート) 10 射出成形同時絵付装置 12 雌型 13 キャビティ 14 パーティング面 15 真空吸引孔 20 クランパー 30 雄型 50 巻出機 52 シート送りローラ 54 固定チャック 57 搬送チャック 60 シート切断装置 70 成形品取出機 72 成形品取出用シリンダ 75 保持具(吸盤) 77 保持具進退用シリンダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻出機から巻き出される長尺帯状の絵付
    シートの先端部を搬送チャックで把持してその1ショッ
    ト分を雌型のパーティング面上に供給するシート供給工
    程と、前記絵付シートを前記雌型のパーティング面上に
    クランプ手段で固定保持するクランプ工程と、前記絵付
    シートを前記雌型のパーティング面に沿わせて密着させ
    るように延伸させる延伸工程と、前記雌型と雄型の一方
    を他方側へ移動させて型締めを行い、両成形型間にキャ
    ビティを形成する型締め工程と、前記キャビティ内に流
    動状態の樹脂を注入充填し、得られる射出樹脂成形体と
    前記絵付シートとを積層して一体化させる射出成形工程
    と、前記雌型と雄型とを離間させる型開き工程と、を含
    み、前記搬送チャックを伴って前記雌型と雄型との間に
    入出せしめられるようにされた成形品取出手段により、
    次ショット分の絵付シートのシート供給工程と並行し
    て、前記絵付シートが接着積層された積層成形品を前記
    雄型から取り上げて外部に搬送する取出工程を行うこと
    を特徴とする射出成形同時絵付方法。
  2. 【請求項2】 前記クランプ工程後に、前記巻出機から
    巻き出された絵付シートを、前記クランプ手段より上流
    側において、1ショット分の枚葉シートに切断すること
    を特徴とする請求項1に記載の射出成形同時絵付方法。
  3. 【請求項3】 相互に対向配置されて一方が他方側へ移
    動せしめられるようにされた雌型及び雄型と、巻出機及
    び搬送チャックを有し、前記巻出機から巻き出される長
    尺帯状の絵付シートの先端部を前記搬送チャックで把持
    してその1ショット分を前記雌型のパーティング面上に
    供給するシート供給手段と、前記雌型のパーティング面
    に対して直交する方向に移動可能とされ、前記絵付シー
    トを前記雌型のパーティング面に押圧して固定保持する
    クランプ手段と、前記絵付シートを前記雌型のキャビテ
    ィに沿うように延伸させる真空吸引手段と、前記雌型と
    雄型との間に形成されたキャビティ内に前記雄型側から
    流動状態の樹脂を注入充填する樹脂射出手段と、前記搬
    送チャックを伴って前記雌型と雄型との間に入出せしめ
    られるようにされ、前記絵付シートが接着積層された積
    層成形品を前記雄型から取り上げて外部に搬送する成形
    品取出手段と、を備えて構成された射出成形同時絵付装
    置。
  4. 【請求項4】 前記シート供給手段の搬送チャックは、
    前記成形品取出手段に備えられる流体圧シリンダ等の成
    形品取出用駆動手段により、前記雌型のパーティング面
    に沿う方向に往復移動せしめられるようにされているこ
    とを特徴とする請求項3に記載の射出成形同時絵付装
    置。
  5. 【請求項5】 前記成形品取出手段は、前記積層成形品
    を保持する吸盤あるいはマジックハンド等の保持具と、
    この保持具を前記雌型又は雄型に対して接近離隔する方
    向に移動させる保持具進退駆動手段と、を有しているこ
    とを特徴とする請求項3又は4に記載の射出成形同時絵
    付装置。
  6. 【請求項6】 前記雌型における、シート供給方向で見
    て上流側端部付近に、前記絵付シートを把持する固定チ
    ャックと、前記絵付シートを幅方向に切断するシート切
    断手段と、が配設されていることを特徴とする請求項3
    ないし5のいずれかに記載の射出成形同時絵付装置。
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