JP2000300613A - 歩行回復装置及びリフト付き車椅子 - Google Patents

歩行回復装置及びリフト付き車椅子

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JP2000300613A
JP2000300613A JP11150416A JP15041699A JP2000300613A JP 2000300613 A JP2000300613 A JP 2000300613A JP 11150416 A JP11150416 A JP 11150416A JP 15041699 A JP15041699 A JP 15041699A JP 2000300613 A JP2000300613 A JP 2000300613A
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wheelchair
person
sick
lift
shaft
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JP11150416A
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Takashi Ito
峻 伊東
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KAMAHARA AKIKO
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KAMAHARA AKIKO
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車椅子に歩行回復装置及びリフトを取付ける
ことを目的とする。 【構成】 従来の4車輪車椅子の背部部材の手押し部の
曲り部の下部から背部部材と肘掛け部の固定点までの外
側に底付き短パイプを固定し、体重支持柱を差込み固定
し、左右の柱上端の上部連結部材に平行に両端部にロー
プドラムと歯車を有する軸を設け、更に下部連結部材を
設けて減速モータを取付けその小歯車と軸の歯車と噛合
わせてリフトを構成し、ロープ下端の体重支持具で寝て
いる病人の肩を吊上げ車椅子の後ろに立たせ、車椅子を
押して歩行回復訓練を行わせる。又車椅子が後方へ転倒
を防止するため、前後輪連結部材の後方延長部にキャス
ターを床から浮かせて取付け、方向転換を可能にする。
更に回復訓練者が必要なら前のめりにならぬように常に
軽くブレーキする微調整ブレーキを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は脚の障害者、病人、脚の
弱い老人(以下単に病人という)が自宅、病院、養護施
設の廊下などを利用して、転倒を防止しつつ歩行訓練が
実施出来る構造にし、リフトは歩行リハビリのため立た
せるのみでなく、吊り布の使用により病人を垂直又は水
平に吊り上げ介護者の労力を節減するものである。
【0002】
【発明の背景】本発明は発明者が現在出願中の特願平第
295987号の請求項1の範囲を拡大したものであ
る。車椅子は折畳み機能付きが運搬格納に便利なため、
現状では折畳み機能付きが最も普及している。しかし車
椅子は折畳み機能付きであるなしに関わらず病人の移動
には優れた介護品であるが、移動のみに使用しているの
は甚だ勿体なく、病気療養関係の他の機能も持たせた方
がよいと思われる。従来の歩行回復装置は水平手摺の付
いた長い柵を2個並べ、その間を病人を通らせ回復訓練
しているようであるが、指導と転倒防止のため指導者が
絶えず側にいるが、腰帯の後ろでも常に支持していない
限り転倒を未然に防止することはできないので、指導者
と訓練者の数から見てそれは不可能なことである。従っ
て転倒防止の恐れある病人は歩行回復を行う機会がな
く、そのまま「寝たきり」になる恐れがあった。しかし
転倒防止装置を車椅子に取付ければ、1度指導者の注意
を受ければ後は自宅、施設、病院の廊下などで訓練する
事ができる。また寝たきりに成りそうな老人などは訓練
によりその時期を相当先に延ばすことは実証されている
ので、転倒防止装置付き歩行訓練装置の出現が期待され
る。
【0003】また介護で最も辛い作業は病人を持上げる
ことであるが、このリフト装置は車椅子以上の面積が必
要であり、1人が車椅子と共に保有することは自宅、施
設、病院のいずれでも面積的に無理であり、またリフト
装置の価格は著しく高価で個人で保有することは困難で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は車椅子で単
に病人を運搬するのみならず、病人の両肩を支持して安
全に歩行回復を行わせる装置と、両肩を支持する装置を
リフト化して病人を垂直水平に吊り上げるリフト装置を
車椅子に搭載することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は4輪車椅子に
他の部材を取付け、歩行訓練機及びリフトとして使用す
るものであって、付け加えた部材を取外して元の4輪車
椅子として使用することができる。4輪車椅子の背部部
材の手押し部への曲がり部と肘掛け部固定箇所の間の外
側に底付き短パイプを固定し、これに歩行回復者の背丈
以上の体重支持柱を取外し可能に差込み、左右の柱上端
を上部連結部材にて連結し、連結部材に平行に両端部に
ロープの巻込みドラムを備えた軸を取付け、ロープ下端
に病人の両肩を吊る体重支持具を吊下げ、ドラム軸を回
転して寝姿勢又は座姿勢の病人を引上げ車椅子の後方に
立たせ、転倒を防止しつつ車椅子を押させる歩行回復装
置及びリフト付き車椅子である。尚、床に近い前後車輪
連結部材の後方延長部に車体の転倒防止用キャスターを
取外し可能なるよう取付ける。回復訓練者は手摺代わり
に手押し部を握り、車椅子を押して歩く事により脚の訓
練を実施できる。
【0006】車椅子は平滑な床では、病人の思惑より速
く動くこともあり、前のめりになる危険性があるので、
病人が歩行できる極めて軽いブレーキを必要とする場合
がある。そのため従来のブレーキ装置以外に微調整ブレ
ーキを取付けた方がよい。又柱上部の上部連結部材にモ
ータを軸に平行に取付けるには更に1本の下部連結部材
が必要で、モータの重量もあって柱上部が重くなり、短
パイプへの差込み組立てが女性介護者にとつては困難に
なる。そのため柱上部を切離し柱上部自体、連結部材、
軸部品はできる限りアルミやプラスチックにして軽く
し、柱に取外し自在に取付ける。軸の機械部品及びモー
タには安全カバーを取付ける。
【0007】
【作用】車椅子のみを押して歩くリハビリは、本発明者
が前記特願平第295987号を出願の約2ケ月後に、
岡山大学病院で実施されているのがテレビ報道された。
勿論転倒防止装置は何も取付けられてはいなかった。従
来の歩行回復装置では、倒れる前に受け止めるような素
早い行動が取れないので,倒れるような病人が使用する
ことは無理である。従ってそのような老人はリハビリの
機会がなく、寝たきり老人となって長期介護を受けるこ
とになる。老人と言えども脚は訓練を続ければかなり機
能を回復し、「寝たきり」は相当先まで延ばす事が可能
である。そのためには老人が倒れるのを防止しながら歩
行訓練をする装置が必要となる。
【0008】前記特許出願平10第295987号にお
いては、車椅子に立てた2本の柱からベルトを下げて病
人の両肩を支持し倒れる事は防止しているが、脚の弱っ
た病人をベッドからその位置に立たせることには介護人
の大きな労力が必要である。その労力とは先ず病人の膝
を立て、首をのぞけらないように支えつつ体重の40%
もある上半身を立て、向きを90度変えてベッド縁に腰
掛けさせ、続いて腕を担ぐようにして立姿勢にし、よう
やく両肩支持ベルトを取付けることができる。以上の労
力が歩行訓練ごとに増加する事は介護人にとっては重大
問題である。
【0009】本装置においては体重支持柱の上端を連結
する上部連結部材に平行に軸を設けて、両端部にロープ
ドラムを取付け、ロープの両端を各ドラムに固定し、中
間部は寝ている病人の近くまで垂らし、予め通しておい
た胸幅程度の長さのプラスチツク管の両端にフックを取
付け、これにC字形の体重支持具を吊下げ、病人の脇の
下に挿入する。プラスチツク管は病人の両肩と両ドラム
の距離が病人の姿勢により絶えず変動するのを調節する
ためである。軸の両ドラムの間には軽いプラスチツク歯
車が固定されており、減速モータのスイッチを入れると
その小歯車と噛合ってドラムを回転し病人の両肩を吊り
上げる。同時に上記フックに両端を掛けられている頭部
支持布が首ののけぞりを防止するが、頭部支持布は上半
身が垂直に近付けば自然にずり落ちる。上半身が垂直に
近付けば病人を臀部を中心に回転しベッド縁に腰掛け姿
勢を取らせるが、これには体重の上下移動がないので介
護人に苦痛は与えない。ドラムの巻上速度が遅いので介
護人は病人がドラムの下に立つまではただ見ているだけ
でよく、立った時にスイッチを入り切りしてロープを上
げ下げし体重支持具の高さを調節する。訓練を開始する
時は電源ソケットを抜き、掛けていたブレーキを外し、
病人は手押し部を握って前進すればよいが、介護人は病
人の押し方に注意し前のめりになる時は微調整ブレーキ
で軽いブレーキを掛ける。これは主車輪の表面に触れる
程度でよい。病人が移動中に疲労した場合は自分で体重
支持具は容易に外せるので車椅子の前方に回って座席部
に座つて休息すればよい。又ベッドに帰った時は逆転ス
イッチを入れ、スタート時の逆行程を行えばよい。
【0010】
【実施例】図1は車椅子に体重支持柱、リフト装置、後
方転倒防止車の組立て側面図である。図2はリフト軸の
拡大正面図、図3は同拡大右側面図である。図4はロー
プ下部と頭部の正面図、図5はロープ下部と頭部と肩部
の側面図である。図1に示すように、背部部材1と肘掛
け部材2の固定箇所からその上方の手押し部3までの間
の外側に,長さ12cm程度の底付き短パイプ4を固定
する。その短パイプ4に歩行訓練者の背丈以上の体重支
持柱5を約30cm後方に倒して取外し可能に差込み固
定し、左右の柱5の上端を上部連結部材6にて連結し、
それに平行にリフト軸7を設ける。図2図3にて軸7は
アルミ管であるが両端のみは鋼材を用い、柱5の表面に
被せた二つ割円筒8に溶接された軸受環9にオイルレス
軸受10を介して支持される。軸7には両端部のロープ
ドラム11とナイロン歯車12を固定する。更に1本の
下部連結部材13には減速モータ14が回転可能に取付
けられ、上部連結部材6に取付けられたボルト15が減
速モータの小歯車16と歯車11との噛合いを調節する
と共に減速モータを固定する。上記装置はかなり重く女
性介護人一人で短パイプ4に差込むことは不可能であろ
うから、2本の柱5の上部、2本の連結部材6,13及
び軸7で構成する部分を切離し、軸7の軸受部分を除き
柱の上部、連結部材及び軸と軸部品をアルミ若しくはプ
ラスチックで製作し、モータ14もアルミ外殻にして軽
くし、切離した柱5に差込み固定する。又前後車輪連結
部材17の後方約40cmの延長部に、車体の後方転倒
防止用キャスター18を床から1cm程度浮かして取外
し可能に設け,歩行訓練中の方向転換を可能にする。
尚、歩行訓練者が自己の重心を前後安定して歩行訓練し
易いように車椅子には軽くブレーキを掛ける方がよい場
合もあるので、主ブレーキとは別に微調整ブレーキ19
を取付ける。
【0012】更に図4図5のように両端をロープドラム
11に固定したリフトロープ20は寝ている病人の首の
上方に垂らし、予め通しておいた長さ胸幅程度のプラス
チック調整管21の両端にフック22を設け、頭部支持
布23の両端と病人の脇の下に挿入するC字形体重支持
具24を吊るしたロープを引掛ける。リフトロープの左
右の長さは常に変動するので調整管19にて緊張を均等
化させる。モータ14のスイッチを入れリフト軸7を回
転すると、先ず体重支持具22は空転して肩は上がらな
いが、頭部は引上げられて適角度に支持され、体重支持
具22の空転が停止すれば肩も引上げられ上半身が起上
がる。それ以前に頭部支持布23は肩までずり落ちる。
続いて臀部が浮いて来るので労力無しで体の向きを変え
両脚をベッドから垂らし、全身が立つにつれ足を床に付
けて立ち、スイッチを入切して体重支持具24の支持具
合を転倒を予防する程度に緩く調節する。
【0013】
【発明の効果】リフトの装着により寝ていた歩行訓練者
に体重支持具を取付けた訓練体制が容易に実施できるこ
とになり、寝たきり老人を減らし寿命を延ばすと共に、
介護労力の減少が期待される。更に腰部、太腿部、ふく
らはぎ部などを吊る支持布を前記支持具と共に使用する
ことにより、病人をベッドから水平又は垂直に吊上げ、
移動その他の各種介護作業に役立てる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車椅子に体重支持柱、リフト装置、後方転倒防
止車の組立て側面図である。
【図2】リフト軸の正面図である。
【図3】リフト軸の右側面図である。
【図4】ロープ下部と頭部の正面図である。
【図5】ロープ下部と頭部と肩部の側面図である。
【符号の説明】
1背部部材 2肘掛け部 3手押し部
4短パイプ 5体重支持柱 6上部連結部材 7軸
8二つ割円筒 9軸受環 10オイルレス軸受 11ロープド
ラム 12歯車 13下部連結部材 14減速モータ 15調節ボ
ルト 16小歯車 17前後車輪連結材 18後キャスター 19微調整
ブレーキ 20リフトロープ 21調整管 22フック
23頭部支持布 24体重支持具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4輪車椅子において、背部部材の手押し
    部曲がり部の下部と肘掛け部固定箇所の間の外側に底付
    き短パイプを固定し、その底付き短パイプに歩行回復者
    の背丈以上の体重支持柱を取外し可能に差込み、左右の
    柱上端を連結部材にて連結し、連結部材と平行に両端部
    に病人吊上げリフトロープの巻込みドラムを備えた軸を
    取付け、更に前後車輪連結部材の後方延長部に車体の後
    方転倒防止用車輪を取外し可能なるように取付け、ロー
    プ下端に病人の両肩を吊る体重支持具を吊下げたドラム
    軸をモータ又は手動にて回転し、寝姿勢又は座姿勢の病
    人を吊上げ車椅子の後方に立たせ、体重支持具を外さず
    に転倒を防止しつつ車椅子を押させる歩行回復装置及び
    リフト付き車椅子
JP11150416A 1999-04-20 1999-04-20 歩行回復装置及びリフト付き車椅子 Pending JP2000300613A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111920641A (zh) * 2020-08-03 2020-11-13 合肥市擎海信息科技有限公司 一种患者腿部恢复治疗用辅助行走装置

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