JP2000298434A - 指定位置接着用粘着シールおよびその貼り付け方法 - Google Patents

指定位置接着用粘着シールおよびその貼り付け方法

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JP2000298434A
JP2000298434A JP11110656A JP11065699A JP2000298434A JP 2000298434 A JP2000298434 A JP 2000298434A JP 11110656 A JP11110656 A JP 11110656A JP 11065699 A JP11065699 A JP 11065699A JP 2000298434 A JP2000298434 A JP 2000298434A
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pressure
sensitive adhesive
peeling
sheet
positioning
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JP11110656A
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Sadamitsu Nagashima
貞光 長島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指定位置に正しく容易に貼り付けることがで
きる指定位置接着用粘着シールを提供する。 【解決手段】 フィルムまたはシート8の表面に文字、
記号、色彩、図形または模様を印刷した印刷層7を設
け、また裏面に粘着剤層2を設けて粘着フィルムまたは
シート1を形成し、該粘着フィルムまたはシート1の粘
着剤層2の下面に剥離材3を接着してなり、該剥離材3
の一部に、2本の一方の端縁9aから他方の端縁9bに
かけて設けた切断線11a、11bと、該切断線11
a、11b間の端縁19a、19bにより囲まれた位置
決め用剥離領域4を有する指定位置接着用粘着シール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着シールを指定
位置に正しく貼り付けることができる指定位置接着用粘
着シールおよびその貼り付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表面に印刷等を施した粘着シール
は、被粘着物の表面の所望の位置に貼り付けることによ
り、手軽に表示することができるために広く利用されて
いる。
【0003】図8は従来の粘着シールを示す概略図であ
り、図8(a)は平面図、図8(b)はDD′線断面図
を示す。同図に示す様に、従来の粘着シール20は、表
面に文字、記号、色彩、図形または模様を印刷した印刷
層24を有するフィルムまたはシート21の裏面に粘着
剤層22を設けて粘着フィルムまたはシート25を形成
し、該粘着フィルムまたはシート25の粘着剤層22の
下面に剥離紙23を接着して形成されている。
【0004】そして、粘着シール20を被粘着物に貼り
付けるには、手で粘着フィルムまたはシート25を剥離
紙23から剥離して分離し、該粘着フィルムまたはシー
ト25の露出した粘着剤層22の面を被粘着物の指定位
置にずれないように注意しながら位置合わせした後に接
着する方法が行なわれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
粘着シールを展示用パネルや各種の商品の表面の貼り付
ける位置が指定されている箇所に正しく貼り付ける場
合、貼り付けるのに相当の注意を必要とするために時間
が掛かり、また熟練を要するという課題があった。これ
は粘着シールの大きさが大きくなるほど、また複雑な形
状であるほど、さらに貼り付け用の粘着フィルムまたは
シートの厚さが薄くなるほど指定位置への貼り付けが困
難となる傾向は顕著であった。
【0006】その理由は、例えば粘着シール20の粘着
フィルムまたはシート25を剥離紙23から剥離すると
きに生ずる静電気によって、粘着フィルムまたはシート
25の先端の位置は極めて不安定になり、粘着フィルム
またはシート25が勝手に動いて指定位置に貼り付ける
際に、粘着フィルムまたはシート同士が貼り付いたり、
指定位置と異なる個所に貼り付いたり、また同じく静電
気の作用によって粘着フィルムまたはシート25の粘着
剤層22と被粘着物の間に空気が入ってしまい平滑に貼
り付けることができないからである。特に、粘着フィル
ムまたはシート25が薄い場合、また大きい場合に顕著
である。
【0007】本発明は、前記従来の課題を解決すべくな
されたものであり、指定位置に正しく容易に貼り付ける
ことができる粘着シールを提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第一の発
明は、一方の面に粘着剤層を設けた粘着フィルムまたは
シートの粘着剤層の面に剥離材を接着してなる粘着シー
ルにおいて、該剥離材の一部に端縁と少なくとも2本の
一方の端縁から他方の端縁にかけて設けた切断線とによ
り囲まれた位置決め用剥離領域を有することを特徴とす
る指定位置接着用粘着シールである。
【0009】前記剥離材が剥離紙からなるのが好まし
い。前記位置決め用剥離領域が剥離材の端縁と2本の切
断線により囲まれた帯状の領域からなるのが好ましい。
前記位置決め用剥離領域が剥離材の中央部に設けられて
いるのが好ましい。
【0010】また、本発明の第二の発明は、一方の面に
粘着剤層を設けた粘着フィルムまたはシートの粘着剤層
の面に透明剥離材を接着してなる粘着シールにおいて、
該粘着フィルムまたはシートの外周縁の内側の周囲に切
断線を設けて形成した外周剥離領域を有し、かつ該透明
剥離材の一部に端縁と少なくとも2本の一方の端縁から
他方の端縁にかけて設けた切断線とにより囲まれた位置
決め用剥離領域を有することを特徴とする指定位置接着
用粘着シールである。
【0011】前記透明剥離材が透明または半透明の樹脂
フィルムまたはシートからなるのが好ましい。前記位置
決め用剥離領域が透明剥離材の端縁と2本の切断線によ
り囲まれた帯状の領域からなるのが好ましい。前記位置
決め用剥離領域が透明剥離材の中央部に設けられている
のが好ましい。
【0012】また、本発明の第三の発明は、(A)一方
の面に粘着剤層を設けた粘着フィルムまたはシートの粘
着剤層の面に剥離材を接着してなり、該剥離材の一部に
端縁と少なくとも2本の一方の端縁から他方の端縁にか
けて設けた切断線とにより囲まれた位置決め用剥離領域
を有する指定位置接着用粘着シールを用意する工程、
(B)該剥離材の位置決め用剥離領域を剥離し、粘着シ
ールと被粘着物の位置合わせをした後に露出した粘着フ
ィルムまたはシートの粘着面を被粘着物に仮止めして位
置決めを行なう工程、(C)該剥離材の位置決め用剥離
領域以外の部分を剥離しながら被粘着物に粘着フィルム
またはシートの粘着剤層を接着する工程からなることを
特徴とする指定位置接着用粘着シールの貼り付け方法で
ある。
【0013】また、本発明の第四の発明は、(a)一方
の面に粘着剤層を設けた粘着フィルムまたはシートの粘
着剤層の面に透明剥離材を接着してなり、該粘着フィル
ムまたはシートの外周縁の内側の周囲に切断線を設けて
形成した外周剥離領域を有し、かつ該透明剥離材の一部
に端縁と少なくとも2本の一方の端縁から他方の端縁に
かけて設けた切断線とにより囲まれた位置決め用剥離領
域を有する指定位置接着用粘着シールを用意する工程、
(b)該粘着フィルムまたはシートの外周剥離領域およ
び透明剥離材の位置決め用剥離領域を剥離し、粘着シー
ルと被粘着物の位置合わせをした後に露出した粘着フィ
ルムまたはシートの粘着面を被粘着物に仮止めして位置
決めを行なう工程、(c)該透明剥離材の位置決め用剥
離領域以外の部分を剥離しながら被粘着物に粘着フィル
ムまたはシートの粘着剤層を接着する工程からなること
を特徴とする指定位置接着用粘着シールの貼り付け方法
である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の指定位置接着用粘着シー
ル(以下、位置用粘着シールと記す)は、一方の面に粘
着剤層を設けた粘着フィルムまたはシートの粘着剤層の
面に剥離材を接着してなる粘着シールにおいて、該剥離
材の一部に少なくとも2本の一方の端縁から他方の端縁
にかけて設けた切断線と該切断線間の端縁により囲まれ
た位置決め用剥離領域を有することを特徴とする。
【0015】図1は本発明の位置用粘着シールの一例を
示す概略図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は
AA′線断面図を示す。同図1に示す様に、本発明の位
置用粘着シール10は、フィルムまたはシート8の表面
に文字、記号、色彩、図形または模様を印刷した印刷層
7を設け、また裏面に粘着剤層2を設けて粘着フィルム
またはシート1を形成し、該粘着フィルムまたはシート
1の粘着剤層2の下面に剥離材3を接着してなり、該剥
離材3の一部に、2本の一方の端縁9aから他方の端縁
9bにかけて設けた切断線11a、11bと、該切断線
11a、11b間の端縁19a、19bにより囲まれた
位置決め用剥離領域4を有することを特徴とする。
【0016】前記位置決め用剥離領域4は、位置用粘着
シールを貼り付ける際に、剥離材3から独立して剥離
し、指定位置に位置合わせした後、露出した粘着フィル
ムまたはシートの粘着剤層の粘着面2aを被粘着物に仮
止めして位置決めを行なうために用いられる。
【0017】次に、前記構成より成る本発明の位置用粘
着シールの貼り付け方法につき説明する。図2は本発明
の位置用粘着シールの貼り付け方法の前半の工程を示す
工程図であり、図3は貼り付け方法の後半の工程を示す
工程図である。
【0018】先ず、図2(a),(b)に示すように、
位置用粘着シール10の位置決め用剥離領域4を剥が
し、露出した粘着フィルムまたはシート1の粘着剤層の
粘着面2aを露出させる。なお、図中では印刷層は省略
してある。次に、図2(c)に示すように、剥離材3の
端縁9を被粘着物5の指定位置に合わせ全体の位置合わ
せを行う。
【0019】前記全体の位置合わせを行った後、図2
(d)に示すように、前記露出した粘着面2aを粘着フ
ィルムまたはシート1の上より軽く押さ、粘着面2aを
被粘着物5に仮止めして指定位置に位置決めする。そし
て、図2(e)に示すように、前記仮止め後に左右に分
割された一方の側の剥離材3aを前記位置決め用剥離領
域4側から徐々に剥がしつつ、図3(f)に示すよう
に、指または押さえローラー6で圧着して接着する。
【0020】その後、図3(g)に示すように、他方の
側の剥離材3bを前記と同様方法で徐々に剥がしつつ接
着し、図3(h)に示すように、最後に全体を手または
押さえローラー6で圧着して、位置用粘着シールの貼り
付け作業が完了する。
【0021】本発明において、切断線11a、11b
は、通常の方法で剥離材3をカッティングすることによ
り形成することができる。切断線は、少なくとも2本以
上あればよく、切断線の数また引き方により位置決め用
剥離領域の形状は任意に形成することができる。図1に
示す位置決め用剥離領域は、端縁と2本の切断線により
囲まれた帯状の領域からなる例を示したが、例えば図4
に示す様に、4本の切断線と剥離材の端縁により囲まれ
た2つの位置決め用剥離領域4a、4bからなるもので
もよい。また、図5に示す様に、2本の切断線が交差し
て剥離材の端縁により囲まれた2つの領域4c、4dか
らなるものでもよい。
【0022】また、位置決め用剥離領域は、剥離材の一
部に形成されていればよく、その位置は特に制限はない
が、特に中央部に設けるのが位置決めおよび剥離材を剥
離する上で好ましい。剥離材には、特に制限はなく通常
のものを用いることができ、例えば剥離紙や樹脂製の剥
離シート等を用いことができる。
【0023】また、本発明においては、剥離材には透明
または半透明の材質のものを用いるのが好ましい。図6
は本発明の位置用粘着シールの他の例を示す概略図であ
り、図6(a)は平面図、図6(b)はBB′線断面図
を示す。同図6は、透明剥離材を用いた位置用粘着シー
ルを示す。
【0024】同図6に示す様に、位置用粘着シール10
は、フィルムまたはシート8の表面に文字、記号、色
彩、図形または模様を印刷した印刷層7を設け、また裏
面に粘着剤層2を設けて粘着フィルムまたはシート1を
形成し、該粘着フィルムまたはシート1の粘着剤層2の
面に透明剥離材33を接着してなり、該粘着フィルムま
たはシート1の外周縁15の内側の周囲に切断線12を
設けて外周剥離領域14を形成し、また透明剥離材33
の一部に、2本の一方の端縁9aから他方の端縁9bに
かけて設けた切断線11a、11bと、該切断線11
a、11b間の端縁19a、19bにより囲まれた位置
決め用剥離領域4を有することを特徴とする。
【0025】透明剥離材33は、剥離材を透して被粘着
物の表面を見ることができるものであればよく、例えば
透明または半透明の樹脂フィルムまたはシートを用いる
ことができる。その具体例としては、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレン、ポリプロピレン、PET、紙等の透明ま
たは半透明のフィルムまたはシートが挙げられる。な
お、透明剥離材33は、出来るだけ透明度が高いものが
好ましい。また、樹脂フィルムまたはシートの粘着剤層
が形成されている面と反対側の面には、ブロッキングに
より樹脂フィルムまたはシートが粘着するのを防止する
加工を施したものが好ましい。ブロッキング防止加工と
しては、例えば噴射仕上げ(ブラスト加工)が挙げられ
るが、この加工を施しても透明度は十分に保持できる。
【0026】粘着フィルムまたはシート1に形成された
外周剥離領域14は、切断線12により切断されている
ので、独立して剥離することができる。図7は図6の外
周剥離領域を剥離した位置用粘着シールを示す概略図で
あり、図7(a)は平面図、図7(b)はCC′線断面
図を示す。同図7に示す様に、外周剥離領域14を剥離
すると、粘着フィルムまたはシート1の粘着剤層2の面
に、該粘着フィルムまたはシート1よりも大きい透明剥
離材33が形成された状態となる。
【0027】上記の透明剥離材を用いた位置用粘着シー
ルを被粘着物に貼り付ける方法は、粘着フィルムまたは
シート1に形成された外周剥離領域14を剥離し、また
透明剥離材33の位置決め用剥離領域4を剥離した後、
被粘着物の指定位置に透明剥離材を透して位置合わせを
し、その露出した粘着フィルムまたはシートの粘着面2
aを被粘着物に仮止めして位置決めを行なう。次に、透
明剥離材33の位置決め用剥離領域以外の部分を剥離し
ながら、図2及び図3に示す方法と同様の方法により、
被粘着物に粘着フィルムまたはシートの粘着剤層を接着
することにより位置用粘着シールを貼り付けることがで
きる。
【0028】上記のように、剥離材を透明または半透明
とすることにより、粘着フィルムまたはシートに形成さ
れた外周剥離領域を剥離した後に表れた粘着フィルムま
たはシートの輪郭を被粘着物の指定位置に透明剥離材を
透して容易に位置合わせすることができる。また、外周
剥離領域を剥離すると透明剥離材が粘着フィルムまたは
シートよりも大きく形成されることにより、粘着フィル
ムまたはシートを指定位置に仮止めした後、左右に分割
された透明剥離材を徐々に剥がす作業が容易になる。
【0029】また、粘着フィルムまたはシートには、樹
脂、紙等のフィルムまたはシートに粘着剤層を形成した
ものであればよく、通常の粘着シートに用いられている
ものが使用できる。例えば、樹脂としては、塩化ビニル
樹脂フィルム、ポリエチレン、ポリプロピレン、PET
等の樹脂フィルム、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、
ポリエステル等のフィルムとアルミニウム等の金属箔
(フィルム)との積層フィルムにホログラム加工を施し
たもの等が挙げられる。
【0030】粘着フィルムまたはシートには、表面に文
字、記号、色彩、図形または模様を印刷した印刷層が設
けられているが、該印刷層は通常の印刷の他に、ホログ
ラム、カラーコピー、インクジェツト印刷、染色、ステ
ンシル等の方法で形成したものでもよい。また、粘着フ
ィルムまたはシートには、乳白色、透明または半透明、
ホログラム等の色調を有するものを用いることができ
る。
【0031】また、粘着フィルムまたはシートには打ち
抜き部分を設け、被粘着物に接着した場合に被粘着物の
表面の一部を露出するようにしてもよい。本発明の位置
用粘着シールの形状は、特に制限はなく、四角形、円
形、だ円形、その他の図形等の所望の形状のものを用い
ることができる。
【0032】本発明の位置用粘着シールは、特に粘着フ
ィルムまたはシートが薄く、静電気が起こり易い粘着シ
ールの指定位置への貼り付けに適し、例えば粘着フィル
ムまたはシートの厚さが500μm以下、特に100μ
m以下の場合に好適である。
【0033】また、本発明の位置用粘着シールは、大き
な面積の粘着フィルムまたはシートの貼り付けにも有効
であり、例えば飛行機、列車、自動車等の粘着シールに
好適である。
【0034】本発明の位置用粘着シールは、上記の様
に、不慣れな一般人でも、簡単、且つ容易に、また正確
に指定位置に貼り付けることができ、熟練している人で
も短時間で指定位置に貼り付けることができる。
【0035】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。
【0036】実施例1 表面に模様を印刷した厚さ50μmのアルミ箔と塩化ビ
ニル樹脂フィルムの積層フィルムの裏面に粘着剤を塗布
し、粘着剤の面に剥離紙を接着した粘着シールを縦15
0mm、横60mmの長方形の形状に輪郭をカッティン
グすると共に、剥離紙の部分のみを長方形の長辺の中央
部をハーフカッティングして2本の切断線を平行に一方
の端縁から他方の端縁にかけて設けた幅約5〜7mmの
位置決め用剥離領域を形成し、図1に示す様な位置用粘
着シールを作成した。
【0037】その位置用粘着シールの位置決め用剥離領
域を剥がし粘着剤層を露出させた後、剥離紙の端縁を被
粘着物(ポスター)の模様を形成する指定位置に位置合
わせし、露出した粘着剤層を積層フィルムの上より軽く
押さえることによって、仮止めした。仮止め後に左右に
分割された一方の側の剥離紙を前記位置決め用剥離領域
側から徐々に剥がしつつ、指で圧着して接着した。その
後、他方の側の剥離紙を同様の方法で徐々に剥がしつつ
接着し、最後に全体を手で圧着して、位置用粘着シール
を貼り付けた。
【0038】初心者が、この作業を20回繰り返した
が、作業は簡単に完了し、また位置用粘着シールは指定
位置に正確に接着されていた。
【0039】実施例2 表面に模様を印刷した厚さ100μmの塩化ビニル樹脂
フィルムの裏面に粘着剤を塗布し、粘着剤の面に剥離紙
を接着した粘着シールを縦600mm、横400mmの
長方形の形状に輪郭をカッティングすると共に、剥離紙
の部分のみを長方形の長辺の中央部をハーフカッティン
グして2本の切断線を平行に一方の端縁から他方の端縁
にかけて設けた幅約10〜15mmの位置決め用剥離領
域を形成し、図1に示す様な位置用粘着シールを作成し
た。
【0040】その位置用粘着シールの位置決め用剥離領
域を剥がし粘着剤層を露出させた後、剥離紙の端縁を被
粘着物(壁)の模様を形成する指定位置に位置合わせ
し、露出した粘着剤層を塩化ビニル樹脂フィルムの上よ
り軽く押さえることによって、仮止めした。仮止め後に
左右に分割された一方側の剥離紙を前記位置決め用剥離
領域側から徐々に剥がしつつ、指で圧着して接着した。
その後、他方の側の剥離紙を同様の方法で徐々に剥がし
つつ接着し、最後に全体を手で圧着して、位置用粘着シ
ールを貼り付けた。
【0041】作業は簡単に完了し、また大きな位置用粘
着シールは指定位置に正確に接着された。
【0042】実施例3 表面に模様を印刷した厚さ50μmの塩化ビニル樹脂フ
ィルムの裏面に粘着剤を塗布し、粘着剤の面に透明剥離
材として透明なポリプロピレン樹脂剥離シート(透明剥
離シート)を接着した粘着シールを、透明剥離シート側
から縦150mm、横70mmの長方形の形状にカッテ
ィングすると共に、透明剥離シートの長方形の長辺の中
央部をハーフカッティング(透明剥離シートのみ切断し
て塩化ビニル樹脂フィルムは切断しない)して2本の切
断線を平行に一方の端縁から他方の端縁にかけて設けた
幅約7mmの位置決め用剥離領域を形成した。次に、印
刷塩化ビニル樹脂フィルム側から、印刷塩化ビニルフィ
ルムのみを縦140mm、横60mmの長方形の形状に
ハーフカッティングして外周剥離領域を形成し、図6に
示す様な位置用粘着シールを作成した。
【0043】次いで、印刷塩化ビニルフィルムの外周剥
離領域および透明剥離シートの位置決め用剥離領域を剥
離し粘着面を露出させた後、透明剥離シートを透して印
刷塩化ビニルフィルムの端縁を被粘着物(ポスター)の
模様を形成する指定位置に位置合わせし、露出した粘着
面を塩化ビニル樹脂フィルムの上より軽く押さえること
によって、仮止めした。仮止め後に左右に分割された一
方側の透明剥離シートを前記位置決め用剥離領域側から
徐々に剥がしつつ、指で圧着して接着した。その後、他
方の側の透明剥離シートを同様の方法で徐々に剥がしつ
つ接着し、最後に全体を手で圧着して、位置用粘着シー
ルを貼り付けた。
【0044】作業は簡単に完了し、また位置用粘着シー
ルは指定位置に正確に接着されていた。
【0045】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の位置用粘着
シールは、被粘着物の指定位置に合わせして仮止め接着
した後、本接着することにより、指定位置に正しく容易
に貼り付けることができる。また、不慣れな一般人でも
どのような被粘着物へでも手軽に、且つ正確に指定位置
に貼り付けることができる。また、本発明の位置用粘着
シールは製造も極めて簡単にでき、且つコストも安いと
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置用粘着シールの一例を示す概略図
である。
【図2】本発明の位置用粘着シールの貼り付け方法の前
半の工程を示す工程図である。
【図3】本発明の位置用粘着シールの貼り付け方法の後
半の工程を示す工程図である。
【図4】本発明の位置用粘着シールの他の例を示す概略
図である。
【図5】本発明の位置用粘着シールの他の例を示す概略
図である。
【図6】本発明の透明剥離材を用いた位置用粘着シール
の他の例を示す概略図である。
【図7】図6の外周剥離領域を剥離した透明剥離材を用
いた位置用粘着シールを示す概略図である。
【図8】従来の粘着シールを示す概略図である。
【符号の説明】
1 粘着フィルムまたはシート 2 粘着剤層 2a 粘着面 3、3a、3b 剥離材 4 位置決め用剥離領域 5 被粘着物 6 押さえローラー 7 印刷層 8 フィルムまたはシート 9、9a、9b 端縁 10 位置用粘着シール 11a、11b 切断線 12 切断線 14 外周剥離領域 15 外周縁 19a、19b 端縁 20 粘着シール 21 フィルムまたはシート21 22 粘着剤層 23 剥離紙 24 印刷層 25 粘着フィルムまたはシート 33 透明剥離材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に粘着剤層を設けた粘着フィル
    ムまたはシートの粘着剤層の面に剥離材を接着してなる
    粘着シールにおいて、該剥離材の一部に端縁と少なくと
    も2本の一方の端縁から他方の端縁にかけて設けた切断
    線とにより囲まれた位置決め用剥離領域を有することを
    特徴とする指定位置接着用粘着シール。
  2. 【請求項2】 前記剥離材が剥離紙からなる請求項1記
    載の指定位置接着用粘着シール。
  3. 【請求項3】 前記位置決め用剥離領域が剥離材の端縁
    と2本の切断線により囲まれた帯状の領域からなる請求
    項1または2記載の指定位置接着用粘着シール。
  4. 【請求項4】 前記位置決め用剥離領域が剥離材の中央
    部に設けられている請求項1または3記載の指定位置接
    着用粘着シール。
  5. 【請求項5】 一方の面に粘着剤層を設けた粘着フィル
    ムまたはシートの粘着剤層の面に透明剥離材を接着して
    なる粘着シールにおいて、該粘着フィルムまたはシート
    の外周縁の内側の周囲に切断線を設けて形成した外周剥
    離領域を有し、かつ該透明剥離材の一部に端縁と少なく
    とも2本の一方の端縁から他方の端縁にかけて設けた切
    断線とにより囲まれた位置決め用剥離領域を有すること
    を特徴とする指定位置接着用粘着シール。
  6. 【請求項6】 前記透明剥離材が透明または半透明の樹
    脂フィルムまたはシートからなる請求項5記載の指定位
    置接着用粘着シール。
  7. 【請求項7】 前記位置決め用剥離領域が透明剥離材の
    端縁と2本の切断線により囲まれた帯状の領域からなる
    請求項5または6記載の指定位置接着用粘着シール。
  8. 【請求項8】 前記位置決め用剥離領域が透明剥離材の
    中央部に設けられている請求項5または7記載の指定位
    置接着用粘着シール。
  9. 【請求項9】 (A)一方の面に粘着剤層を設けた粘着
    フィルムまたはシートの粘着剤層の面に剥離材を接着し
    てなり、該剥離材の一部に端縁と少なくとも2本の一方
    の端縁から他方の端縁にかけて設けた切断線とにより囲
    まれた位置決め用剥離領域を有する指定位置接着用粘着
    シールを用意する工程、(B)該剥離材の位置決め用剥
    離領域を剥離し、粘着シールと被粘着物の位置合わせを
    した後に露出した粘着フィルムまたはシートの粘着面を
    被粘着物に仮止めして位置決めを行なう工程、(C)該
    剥離材の位置決め用剥離領域以外の部分を剥離しながら
    被粘着物に粘着フィルムまたはシートの粘着剤層を接着
    する工程からなることを特徴とする指定位置接着用粘着
    シールの貼り付け方法。
  10. 【請求項10】 (a)一方の面に粘着剤層を設けた粘
    着フィルムまたはシートの粘着剤層の面に透明剥離材を
    接着してなり、該粘着フィルムまたはシートの外周縁の
    内側の周囲に切断線を設けて形成した外周剥離領域を有
    し、かつ該透明剥離材の一部に端縁と少なくとも2本の
    一方の端縁から他方の端縁にかけて設けた切断線とによ
    り囲まれた位置決め用剥離領域を有する指定位置接着用
    粘着シールを用意する工程、(b)該粘着フィルムまた
    はシートの外周剥離領域および透明剥離材の位置決め用
    剥離領域を剥離し、粘着シールと被粘着物の位置合わせ
    をした後に露出した粘着フィルムまたはシートの粘着面
    を被粘着物に仮止めして位置決めを行なう工程、(c)
    該透明剥離材の位置決め用剥離領域以外の部分を剥離し
    ながら被粘着物に粘着フィルムまたはシートの粘着剤層
    を接着する工程からなることを特徴とする指定位置接着
    用粘着シールの貼り付け方法。
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