JP2000294520A - 圧電母材のスクライブ溝の形状 - Google Patents

圧電母材のスクライブ溝の形状

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JP2000294520A
JP2000294520A JP11102822A JP10282299A JP2000294520A JP 2000294520 A JP2000294520 A JP 2000294520A JP 11102822 A JP11102822 A JP 11102822A JP 10282299 A JP10282299 A JP 10282299A JP 2000294520 A JP2000294520 A JP 2000294520A
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Kazutoshi Fujita
和俊 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大面積の圧電母材上に複数の圧電振動素子を
同時に形成してから個々の圧電振動素子に分割するバッ
チ処理を行う場合に、各圧電振動素子間の境界線に沿っ
て形成するスクライブ溝の形状を改善することによっ
て、バリを伴った分割不良の発生率を大幅に低減する。 【解決手段】 複数の圧電素板30を縦方向、横方向へ
夫々延びかつ互いに交差する複数のスクライブ溝を介し
て連結した圧電母材において、各スクライブ溝のうちの
一方は連続スクライブ溝31であり、他方は連続スクラ
イブ溝と交差する不連続スクライブ溝32であり、不連
続スクライブ溝は、連続スクライブ溝を挟んで分離され
た複数の短尺溝32aから成り、短尺溝の内側端部と、
連続スクライブ溝の側縁部からは夫々狭幅溝34,35
を対向配置し、短尺溝側の挟幅溝と、連続スクライブ溝
側の挟幅溝を回避した圧電母材面であって、挟幅溝の幅
方向長の範囲内にキャビティ33を孤立配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電振動素子をバ
ッチ処理により製造する際に、大面積の圧電母材を寸法
精度良く個々の素板毎に分割するためのスクライブ溝の
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水晶によって代表される圧電振動素子を
用いた圧電振動子等の圧電デバイスは、圧電発振器や、
共振器、或はフィルタとして、各種電子機器、とりわけ
通信機器においては不可欠の主要パーツとして使用され
ている。近年では、高周波化の要求を満たす為に、圧電
素板を超薄型化する一方で、超薄型化することによって
低下する機械的強度を補う為の配慮がなされた圧電振動
素子が種々提案されている。図3(a) 及び(b) は従来の
水晶振動子の構造を示す平面図、及びA−A断面図であ
り、この水晶振動子は、ATカット水晶材料を矩形状ま
たは短冊状に形成して成る水晶振動素子1の一端縁の両
角隅部を、セラミック等から成る表面実装容器10の内
底面に設けた電極10a上に導電性接着剤11を用いて
片持ち状態で固着接続した構成を備えている。更に、表
面実装容器10の開口は、金属蓋12により気密封止さ
れる。また、基本波振動での高周波化を実現する為には
水晶素板2を薄く加工する必要があるが、素板全体をフ
ィルム状に薄く加工することは機械加工技術の点におい
て限界があり、仮にフィルム状の素板を製造したとして
も取り扱いなどの作業性が極端に悪くなる。このため、
図示したように水晶振動素子1を構成する水晶素板2の
片面の一部を化学エッチングやイオンエッチングなどの
手法により任意の形状に凹陥せしめて、該凹陥部3の内
底面に薄板領域(振動部)4を形成し、凹陥部3を包囲
する外周部を厚肉の補強部(環状囲繞部)5としてい
る。
【0003】水晶素板2の薄板領域4の上下面には、夫
々任意の形状で圧電振動励起用の電極膜6を形成すると
共に、各電極膜6から夫々引き出されたリード電極6a
を圧電素板の上記両角隅部に延在させ、導電性接着剤1
1により各リード電極6aと容器側電極10aとを接続
する。このような超薄板領域を有した圧電素板から成る
圧電振動素子を製造する場合には、大面積の圧電母材か
らバッチ処理により製造するのが一般的であり、図4
(a) (b) に示すように水晶等の圧電母材20上に所定の
配置で個々の圧電素板2を区画形成すると共に各圧電素
板2間の境界線に沿って互いに交差する縦横のスクライ
ブ溝21、22を圧電母材の縦横全長に亙って形成す
る。スクライブ溝21、22はエッチング等により補強
部5上に形成する。その後、図示しない励振電極6等の
金属膜を、蒸着等の手法により個々の圧電素板2上に形
成してから、スクライブ溝21、22に沿って分割する
ことにより個々の圧電振動素子を得る。しかし、上記ス
クライブ溝21、22は、圧電母材20の縦横全長に亙
って延在し、しかも互いに交差している為、製造工程中
の取扱において僅かな応力が加わっただけであっても各
スクライブ溝に沿って割れが発生し易く、その為圧電母
材の取扱には最大限の慎重さが求められ、作業性の悪化
により生産性が低下する原因となっていた。特に、両溝
21、22の交差部は、溝底部を構成する薄肉部同士が
交差している部分であるため応力に対する強度が極めて
弱くなっており、分割前の各工程中においてこの部分か
ら不規則な形状の割れが発生すると、製品の歩留が大幅
に低下する不具合をもたらす。このような不具合を解決
する為のスクライブ溝として、図5(a) に示した如き構
造を備えたものが提案された。このスクライブ溝25、
26は、交差しないように構成されている。つまり、各
スクライブ溝25の両側に夫々位置する各スクライブ溝
26の内側終端部と、スクライブ溝25との間は厚肉部
27となっている。このため、各厚肉部27によってス
クライブ溝25、26の交差部は補強され、製造工程中
の破損を防ぐことができる。
【0004】しかし、図5(a) に示したタイプのスクラ
イブ溝を有した母材を、スクライブ溝に沿って分割する
場合には、スクライブ溝内底面の薄肉部については長手
方向に沿って切断することができたとしても、厚肉部2
7についてはスクライブ溝26の延長線に沿って直線的
にスムーズに切断されにくく、むしろ図5(a) に点線で
示す線28に沿って不規則状に分割され易く、結果とし
てバリを残した不規則形状に破断することが多い(図5
(b) )。このため、このように切断された圧電振動素子
を表面実装容器等に収納することが困難になり、歩留が
低下するという問題があった。このことは、圧電デバイ
スの製造コストを低下させることを困難化する原因とな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、水晶振動素子等の圧電振動素子を製造する
際に、大面積の圧電母材上に複数の圧電振動素子を同時
に形成してから個々の圧電振動素子に分割するバッチ処
理を行う場合に、各圧電振動素子間の境界線に沿って形
成するスクライブ溝の形状を改善することによって、バ
リを伴った分割不良の発生率を大幅に低減することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、複数の圧電素板を縦方向、横方
向へ夫々延びかつ互いに交差する複数のスクライブ溝を
介して連結した圧電母材において、上記各スクライブ溝
のうちの一方は圧電素板間の直線状の境界線に沿って連
続して延在する連続スクライブ溝であり、他方は連続ス
クライブ溝と交差する他の直線状の境界線に沿って不連
続に延在する不連続スクライブ溝であり、上記不連続ス
クライブ溝は、連続スクライブ溝を挟んで分離された複
数の短尺溝から成り、各短尺溝の内側端部と、該短尺溝
の内側端部が対向する連続スクライブ溝の側縁部との間
の母材面に、少なくとも一つのキャビティを孤立させ、
上記短尺溝の内側端部からは、該短尺溝の一辺に沿って
延び且つ該内側端部の幅よりも狭幅の挟幅溝を、連続ス
クライブ溝の側縁部に向けて突出し、連続スクライブ溝
の側縁部からは、上記短尺溝の挟幅溝と不連続状態で対
向するように対称的に挟幅溝を突出させ、上記短尺溝側
の挟幅溝と、連続スクライブ溝側の挟幅溝を回避した圧
電母材面であって、挟幅溝の幅方向長の範囲内に上記キ
ャビティを孤立配置したことを特徴とする。請求項2の
発明では、上記各挟幅溝と上記キャビティは、上記不連
続スクライブ溝に沿って圧電母材を分割する際に、短尺
溝の幅方向長の範囲内に切断ラインが形成されるように
配置されることを特徴とする。請求項3の発明では、上
記挟幅溝と上記キャビティとから成る分割構造を、一方
のスクライブ溝と圧電母材端縁との間にも適用したこと
を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態により詳細に説明する。図1(a) 及び(b) は本発
明の一実施形態としてのスクライブ溝を有した圧電母材
の平面図、及び交差部の拡大図であり、ここでは図示説
明を容易化する為に一枚の母材上に4個の圧電素板を区
画配置した例を示している。この圧電母材30は、縦方
向へ延びるスクライブ溝(連続スクライブ溝)31と、
横方向に延びるスクライブ溝(不連続スクライブ溝)3
2によって区画される4つの領域内に夫々凹陥部40を
形成することによって超薄板圧電素板41を区画配置し
ている。各スクライブ溝31、32は、各圧電素板41
の境界線に沿って直線状に形成される。凹陥部40の内
底面は薄板領域(振動部)42となっており、薄板領域
42の外周は厚肉の補強部43により包囲一体化されて
いる。凹陥部40及び各スクライブ溝31、32は、エ
ッチング等の手法によりバッチ処理にて一括して形成さ
れる。個々の圧電素板41は、その両面に図示しない励
振電極とリード電極を夫々形成されることにより、圧電
振動素子となる。4つの領域内に圧電振動素子を完成し
た後で、各スクライブ溝31、32に沿って分割するこ
とにより個々の圧電振動素子が分離される。本発明の特
徴的な構成は、両スクライブ溝31、32の交差部の構
成にあり、両溝の交差部を割れ易い薄板部分同士の交差
構造とせずに、しかも分割時にバリを有した分割形状が
発生しないように、交差部の構成を工夫した点にある。
即ち、縦方向へ延びるスクライブ溝31は、上下端部が
圧電母材の上下各辺にて終端しており、また横方向へ延
びるスクライブ溝32との交差部を連続的(非断続的)
に通過している。これに対して横方向へ延びるスクライ
ブ溝32は、横方向へ延びる境界線に沿って形成されて
いるが、スクライブ溝31との交差部で分断されてい
る。つまり、スクライブ溝32は、スクライブ溝32と
の交差部の両側に夫々分割配置された2つの短尺溝32
aから構成されている。
【0008】スクライブ溝31の両側端縁と、各短尺溝
32aの内側端部との間の母材上の適所には少なくとも
一つのキャビティ33を孤立して形成する。キャビティ
33は、後述する2つの挟幅溝34、35を回避した位
置に設けると共に、短尺溝32aの幅の範囲内に配置す
る。キャビティ33は、スクライブ溝31、32を形成
する際に同時に形成した凹所であり、各スクライブ溝と
同等の深さに設定する。各短尺溝32aの内側端部から
は、該短尺溝32aの一辺32a’に沿って延び且つ該
内側端部の幅よりも狭幅の挟幅溝34を、スクライブ溝
31の側端縁に向けて突出する。また、スクライブ溝3
1の側端縁からは上記挟幅溝34と不連続状態で対向す
るように対称的に挟幅溝35を突出させる。従って、両
挟幅溝34、35の上側辺34’、35’は同一直線上
に沿っている。両挟幅溝34、35の突出長は、同一で
あってもよいし、同一でなくてもよい。また、各挟幅溝
34、35の幅は、同一であってもよいし、同一でなく
てもよい。上記キャビティ33は、両挟幅溝34、35
の間に位置する厚肉母材面36を回避した母材面に孤立
形成し、キャビティ33の下辺33’は各短尺溝32a
の下辺32a”の延長線に沿った形状を有している。こ
のため、この形態例の交差部においては、厚肉母材面3
6を含む厚肉部に形成される切断ラインが点線で示した
如き経路を得るため、スクライブ溝32に関しては、短
尺溝32a内においてはその内底面の薄肉部が長手方向
に沿って分割される一方で、厚肉部においては上記切断
ラインのいずれかに沿って切断される。例えば、横方向
へ延びるスクライブ溝32に関しては、図2に示した如
き切断ラインに沿って分割されることとなる一方で、ス
クライブ溝31に関してはその内底面の薄肉部が縦方向
に分断されるので、分割後に得られる圧電振動素子は図
示しない表面実装容器内に収納し得る形状となってい
る。
【0009】このように本発明によれば、圧電母材を加
工している最中に加わる応力によっては、両スクライブ
溝の交差部に簡単に割れが発生しないので作業性が向上
する一方で、分割時には交差部にて理想的な切断ライン
に沿って分離することができる。なお、この実施形態で
は、縦横のスクライブ溝の交差部のみならず、スクライ
ブ溝32の外側両端部、即ち各短尺溝32aの外側端部
と圧電母材30の左右両端縁とは連続しておらず、上記
交差部と同様の構成を備えている。即ち、各短尺溝32
aの外側端部から挟幅溝34を突設すると共に、挟幅溝
34と対向する母材端縁から挟幅溝35を対称的に突出
し、更に両挟幅溝34、35の下方にキャビティ33を
孤立配置した構成を備えている。この為、各短尺溝32
aと母材端縁との間の厚肉部の分割状態は、直線状の理
想的な状態となる。なお、縦方向へ延びるスクライブ溝
31の上下端部と母材端縁との間も必要に応じてスクラ
イブ溝32の外側両端部と同等の構成にしても良い。ま
た、上記実施の形態では、横方向へ延びるスクライブ溝
32を不連続スクライブ溝とし、縦方向へ延びるスクラ
イブ溝31を連続スクライブ溝としたが、これは一例で
あり、両者の構成を逆にしてもよい。更に、上記実施の
形態では、凹陥部を有した超薄板圧電振動素子をバッチ
処理にて製造する場合の圧電母材の分割方法を説明した
が、本発明の適用範囲はこれに限らず、凹陥部を有した
圧電素板を用いた圧電振動素子をバッチ処理にて製造す
る場合の分割方法にも適用することができる。また、上
記実施の形態では、一枚の母材上に4個の圧電振動素子
を設けた場合を例示したが、これは一例であり、4個以
外の個数の圧電振動素子をバッチ処理にて製造する場合
の母材の分割に際しても上記スクライブ溝の構成を用い
ることができる。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、水晶振動
素子等の圧電振動素子を製造する際に、大面積の圧電母
材上に複数の圧電振動素子を同時に形成してから個々の
圧電振動素子に分割するバッチ処理を行う場合に、各圧
電振動素子間の境界線に沿って形成するスクライブ溝の
形状を改善することによって、バリを伴った分割不良の
発生率を大幅に低減することができる。即ち、本発明で
は、母材上に同時に形成される複数の圧電振動素子間の
境界線に沿って縦横に形成されるスクライブ溝の少なく
とも一方を、交差する他のスクライブ溝と不連続に構成
し、該一方のスクライブ溝を構成する短尺溝と他のスク
ライブ溝の対向部分に夫々対称的に挟幅溝を突設させ、
更に、短尺溝の幅の範囲内にキャビティを孤立配置し
た。このため、該一方のスクライブ溝に沿って分割する
際に加えた応力によって、短尺溝と他のスクライブ溝と
の間の厚肉部が理想的な直線状に分割されることとな
り、分割後に得られる圧電振動素子の形状がバリを有し
ない理想的な形状となる。このため、表面実装容器内に
収納可能な圧電振動素子を得ることができる。このよう
な交差部の構成は、母材上に種々の加工を施す作業中に
おける母材の割れを防止することとなるので、作業性を
高める一方で、分割時には理想的な切断ラインに沿った
分割が行われるので、歩留を高め、生産性を向上するこ
とができる。また、2つのスクライブ溝の交差部のみな
らず、スクライブ溝と圧電母材の端縁との間も上記交差
部と同様の構成とすることにより、上記と同様の効果を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 及び(b) は本発明の一実施形態としての圧
電母材の平面図、及び要部拡大図。
【図2】図1の圧電母材の交差部に於ける切断状態を示
す図。
【図3】(a) 及び(b) は従来の水晶振動子の構造を示す
平面図、及びA−A断面図。従来の圧電デバイスの要部
平面図、及びA−A断面図。
【図4】(a) 及び(b) は従来の圧電母材の構成説明図。
【図5】(a) 及び(b) は他の従来例の圧電母材の構成
図。
【符号の説明】
30 圧電母材、31 スクライブ溝(連続スクライブ
溝)、32 スクライブ溝(不連続スクライブ溝)、3
2a 短尺溝、32a’ 一辺、 32a” 下辺、3
3 キャビティ、33’ 下辺、34、35 挟幅溝、
34’、35’上側辺、36 厚肉母材面、40 凹陥
部、41 超薄板圧電素板、42 薄板領域(振動
部)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の圧電素板を縦方向、横方向へ夫々
    延びかつ互いに交差する複数のスクライブ溝を介して連
    結した圧電母材において、 上記各スクライブ溝のうちの一方は圧電素板間の直線状
    の境界線に沿って連続して延在する連続スクライブ溝で
    あり、他方は連続スクライブ溝と交差する他の直線状の
    境界線に沿って不連続に延在する不連続スクライブ溝で
    あり、 上記不連続スクライブ溝は、連続スクライブ溝を挟んで
    分離された複数の短尺溝から成り、各短尺溝の内側端部
    と、該短尺溝の内側端部が対向する連続スクライブ溝の
    側縁部との間の母材面に、少なくとも一つのキャビティ
    を孤立させ、 上記短尺溝の内側端部からは、該短尺溝の一辺に沿って
    延び且つ該内側端部の幅よりも狭幅の挟幅溝を、連続ス
    クライブ溝の側縁部に向けて突出し、 連続スクライブ溝の側縁部からは、上記短尺溝の挟幅溝
    と不連続状態で対向するように対称的に挟幅溝を突出さ
    せ、 上記短尺溝側の挟幅溝と、連続スクライブ溝側の挟幅溝
    を回避した圧電母材面であって、挟幅溝の幅方向長の範
    囲内に上記キャビティを孤立配置したことを特徴とする
    圧電母材のスクライブ溝の形状。
  2. 【請求項2】 上記各挟幅溝と上記キャビティは、上記
    不連続スクライブ溝に沿って圧電母材を分割する際に、
    短尺溝の幅方向長の範囲内に切断ラインが形成されるよ
    うに配置されることを特徴とする請求項1記載の圧電母
    材のスクライブ溝の形状。
  3. 【請求項3】 上記挟幅溝と上記キャビティとから成る
    分割構造を、一方のスクライブ溝と圧電母材端縁との間
    にも適用したことを特徴とする請求項1又は2記載の圧
    電母材のスクライブ溝の形状。
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