JP2000293572A - 巡回経路設定システム,巡回経路設定方法,配車システムおよび配車方法 - Google Patents

巡回経路設定システム,巡回経路設定方法,配車システムおよび配車方法

Info

Publication number
JP2000293572A
JP2000293572A JP10350799A JP10350799A JP2000293572A JP 2000293572 A JP2000293572 A JP 2000293572A JP 10350799 A JP10350799 A JP 10350799A JP 10350799 A JP10350799 A JP 10350799A JP 2000293572 A JP2000293572 A JP 2000293572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
route
vehicle
traveling
data
destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10350799A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Sekiguchi
実 関口
Hirohisa Naito
宏久 内藤
訓治 ▲高▼山
Kuniharu Takayama
Yoshiharu Maeda
芳晴 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP10350799A priority Critical patent/JP2000293572A/ja
Publication of JP2000293572A publication Critical patent/JP2000293572A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数箇所を巡回する経路(ルート)を設定す
るシステムにおいて,配送/顧客リストの住所から訪問
する巡回経路を決定し,巡回員の持つ端末で地図上にそ
の巡回経路を表示するシステムを提供する。 【解決手段】 巡回経路管理センタ1では,配送/顧客
リストの住所データから巡回経路データ14を生成し(1
1),それを所定の経路記述言語を用いて巡回経路記述デ
ータ15に変換し(12), 巡回員端末2へ転送し(13), その
データを解釈し地図上に巡回経路を表示する(21)。ま
た, 配車センタ3では,顧客の配車要求により顧客の目
的地に近い空車を探索し(31), 空車の現在地から目的地
までの配車経路データを生成し(32), それを経路記述言
語を用いて配車経路記述データ37に変換し(33), 車載端
末4へ転送し(34), そのデータを解釈して地図上に配車
経路を表示する(41)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,配送員,セールス
マン,保守員等の巡回員が配送先や顧客先を配送/巡回
する際の巡回方法を決定する巡回経路設定システムおよ
び配車依頼を受けた車の現在位置から顧客が配車を希望
する位置までの経路(ルート)を生成してその車に指示
する配車システムに関するものである。
【0002】詳しくは,セールス,保守,荷物配送等の
ために顧客先を巡回(配送を含む)するような場合に,
その巡回経路を計画し,その巡回経路を巡回員が持つ携
帯端末に転送して,巡回員はその巡回経路に従って顧客
先を巡回することが可能な巡回経路設定システムおよび
その方法に関する。
【0003】さらに,顧客送迎や荷物収集等において,
顧客からの電話連絡などに応じて顧客が配車を希望する
場所にタクシーや収集車を配車する際に,配車の対象と
なる車の現在位置から顧客の希望する場所への配車経路
を生成し,その配車経路を車に搭載する端末に転送し
て,その配車経路に従って顧客の希望する場所へ配車す
る配車システムおよびその方法に関する。
【0004】
【従来の技術】従来,配送員,セールスマン,保守員等
の巡回員が配送先や顧客先を配送または巡回する場合に
は,以下のような手法が用いられている。
【0005】顧客先への訪問管理を行う方式では,顧客
リストや配送荷物リストをコンピュータ等によって管理
し,それをセールスマン,保守員,荷物配送員等の巡回
員が持つ端末に転送または通信して,そのリストの住所
を端末に表示することによって,顧客先へ容易に訪問で
きるようにする。この方式は,巡回すべき顧客の住所を
巡回員が確認し,巡回員が自力でその顧客先の住所を探
してそこを訪問することを基本とするものであった。
【0006】また,自動販売機の稼働状況から,巡回を
必要とする設置場所の位置データを,巡回車に備えた端
末で受信し,その設置場所を訪問して料金収集や商品補
充を行うシステムがある(特開平6−119537
号)。この方式は,ビル内の自動販売機の設置場所とそ
のビル内における巡回経路を車載端末に送信するもので
あって,当該ビルまでの道路についての経路を指示する
ものではない。
【0007】また,固定局において,配送物品情報を車
載端末に送信し,車載端末側において配送経路を合成し
て表示するシステムがある(特開平7−29099
号)。この方法は,配送経路生成を車載端末側で行うの
で,渋滞箇所を考慮した経路計画はなされず,配送員自
身が,固定局から送られてくる渋滞情報に従って渋滞回
避経路を決定しなければならず,また,車載端末側で経
路計画を実行するので,車載端末側に高機能な計算機能
が必要になる。
【0008】また,車両側の運行データを固定ターミナ
ル側計算機に送信し,運行管理を行うシステムがある
(特開昭63−24400号)。これは,車両の運行状
態から経験的に最適経路を決めるものであり,あらかじ
め渋滞や工事などを考慮した特定の経路自体を指示する
ものではない。
【0009】次に,顧客の送迎や荷物収集の場合には,
顧客からの電話連絡により,オペレータが顧客が希望す
る場所に最も近い場所にいる空き車両を無線によって呼
び出し,顧客先までタクシーや収集車を配車することが
一般に行われている。このような方式は,顧客からの電
話をオペレータが受け継いで,そのオペレータが目的地
を決め,配車するまでをほとんど手動で行うことを基本
としている。
【0010】最近では,タクシーなどにナビゲーション
機能を有する端末(カーナビ)を搭載して,配車センタ
からの配車指示を受けると,ドライバーが目的地として
顧客が希望する場所を設定し,そこまでの経路を探索す
ることによって,上記の顧客待ちを実行するシステムが
導入されている。
【0011】また,その顧客の配車の要求を受けたオペ
レータが,配車センタ側から車載の端末へ顧客の目的地
を自動的に設定し,ドライバーが関わらなくても,目的
地設定から経路探索までを行うようなシステムも提案さ
れている。
【0012】さらに,顧客の位置をPHSやGPSなど
の機能を持つ携帯端末から検出し,その位置をカーナビ
等に表示するシステムが複数提案されている(特開平1
0−105889号,特開平10−221104号
等)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】巡回員が顧客先や配送
先を巡回する際の巡回経路を設定する場合については,
従来のいずれの方法においても,効率的な巡回経路や渋
滞や工事などを考慮した詳しい巡回経路を指示すること
はできないので,結局,巡回員がその巡回地域の交通情
況に精通していて,顧客先の住所からその場所を特定し
て巡回すべき経路を選択できることが必要であった。そ
のため,訪問地域に地理に精通している人材の確保は面
倒であった。また,巡回員の人手による住所探索のた
め,住所から簡単にその行き先が見つかりにくい場合も
あり,また顧客先のリストからどういう順番で,またど
のような経路によって顧客を回ったらよいかということ
については全く対応できないという欠点があった。
【0014】また,顧客の送迎や荷物収集の際にその配
車経路を設定する場合には,以下のような課題があっ
た。すなわち,従来の方式では,オペレータが常時待機
して顧客からの電話に応対し,顧客の現在地を特定し,
そこまで最短で行ける空車を探索し,それに目的地を指
示し,さらにドライバーはその目的地までの経路探索を
行う必要があった。このような方式では,各段階で人手
が介在するため操作が大変面倒なうえ,目的地の入力ミ
スや聞き間違いが生じやすいという欠点があった。さら
に,目的地までの経路が混雑していると,指定の時間に
間に合わないというような問題も生じていた。
【0015】また,PHS等の位置情報サービスおよび
カーナビを利用した目的地の設定方法では,人手による
負担は減少するものの,配車センタから転送されるデー
タが顧客の位置情報(配車目的地)のみで,そこに至る
までの経路は指定されないため,カーナビゲーション装
置が設定した経路を利用するしかなく,渋滞箇所をうま
く回避することができないという問題があった。
【0016】特開平10−221104号「カーナビゲ
ーションシステム」に開示される技術では,この点を考
慮して,交通情報を加味して経路計画するが,その計画
処理のために端末側に多くの機能が必要となる。そのた
め,車載端末が高価になり,システム全体も高価になっ
てしまうという問題があった。特に,多くの端末台数を
必要とするタクシーの配車システムのような場合には,
車載端末はできるだけ低機能にして,配車センタ側で多
くの処理を行うほうが低価格なシステムが実現するため
に望ましい。
【0017】以上のような課題を解決するため,本発明
は,顧客リストに従って巡回する経路を設定する場合
に,顧客リストから訪問先をピックアップし,訪問する
順序を自動あるいは手動で決定して巡回経路を設定し,
それを所定の経路記述言語によって記述し,記述した巡
回経路記述データを巡回員が持つ携帯端末に転送し,巡
回員は,転送された巡回経路記述データの指示する経路
を見て,顧客の訪問を行うというシステムを提供するこ
とを目的とする。
【0018】また,本発明は,顧客の指示により配車を
行う場合に,顧客の指示によって配車目的地を決定し,
配車対象となる空車の現在位置からその配車目的地まで
の配車経路を設定した後に経路記述言語を用いてその配
車経路記述データを記述し,記述した配車経路記述デー
タをその車に搭載された端末に転送し,車載端末側で
は,転送された配車経路記述データにもとづいて,顧客
連絡から配車計画作成,配車指示,経路指示を行うこと
を可能とする配車システムを提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1(A)は,本発明の
巡回経路設定システムの原理を説明するための図であ
る。巡回経路設定システムは,巡回経路管理センタ1と
巡回員端末2とからなり,顧客リストからの住所データ
を用いて手動または自動で巡回すべき経路を設定する巡
回経路設定手段11と,巡回経路設定手段11で生成し
た巡回経路データ14を所定の経路記述言語により巡回
経路記述データ15に変換する経路記述言語変換手段1
2と,変換した巡回経路記述データ15を巡回員が保持
する巡回員端末2へ転送する転送手段13と,転送され
た巡回経路記述データ15を解釈し,地図上等に巡回経
路を表示する表示手段21を備える。
【0020】本システムでは,巡回経路管理センタ1
で,顧客リストまたは配送リストにある住所から顧客を
訪問する経路を決定し,それを巡回員が持つ巡回員端末
2に転送し,巡回員端末2側に巡回経路記述データ15
を設定することにより,巡回員はその巡回員端末2に表
示された巡回経路を見ながら顧客先を訪問する。これに
より,巡回員は,効率的かつ迅速な顧客先訪問を行うこ
とができる。
【0021】図1(B)は,本発明の配車システムの原
理を説明するための図である。本発明の配車システム
は,配車センタ3と車載端末4とからなり,顧客の配車
要求を受けて,顧客が指定する場所を目的地として,そ
こに配車すべき空車を特定する空車探索手段31と,特
定した空車の位置を現在地として,現在地,目的地指示
35から配車経路を設定する配車経路設定手段32と,
設定した配車経路を所定の経路記述言語を用いて配車経
路記述データ37に変換する経路記述言語変換手段33
と,変換した配車経路記述データ37を各車の車載端末
4に転送する転送手段34と,転送された配車経路記述
データ37を受け取る各車に搭載された表示手段41と
を備える。
【0022】また,荷物の収集時の場合では,顧客から
の電話連絡によって顧客が指定する場所に即座に収集に
向かう場合には,空車探索手段31では,顧客の指定場
所を目的地とし,そこに配車すべき集配車を特定し,そ
の集配車の車載端末4に設定されている配車経路記述デ
ータ37を配車センタ3側に読み込み,配車経路設定手
段32では,新たに配車経路を設定して,転送手段34
により,それをその集配車の車載端末4に転送し直す。
【0023】以上のように本システムでは,配車センタ
3で,顧客の指定する場所を目的地として,配車対象の
空車位置を現在地として配車経路を設定し,その配車経
路を経路記述言語で記述した配車経路記述データ37を
その車に搭載した車載端末4に転送し,車載端末4側に
配車経路記述データ37を設定することにより,配車目
的地だけでなく配車目的地までの経路を指定して配車を
行うことができる。また,顧客が指定する集配場所を目
的地として,車載端末4に設定されている配車経路記述
データ37を配車センタ3側に転送し,新たな訪問先を
含めた配車経路を再設定し,それを各車の車載端末4に
転送し直すことにより配車を行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に,本発明の実施の形態を例
に従って説明する。 〔巡回経路設定システム〕図2は,本発明の実施の形態
における巡回経路設定システムのブロック構成例を示す
図である。図2に示すように,本システムは,巡回経路
管理センタ110と巡回員が保持する巡回員端末120
からなる。
【0025】巡回経路管理センタ110では,住所デー
タ生成部111により,顧客/配送リスト131から住
所データ132(図4)を生成する。図3に,顧客/配
送リストの例を示す。顧客/配送リスト131は,納品
物の配送先顧客のリストであり,顧客ごとに顧客名,住
所,連絡先,納品物の内容などが記載されている。この
ような顧客/配送リスト131の住所から,おおよその
緯度・経度を検索して住所データ132とする。住所デ
ータを生成する方法としては既知の地図システムを用い
る。図4に示すように,住所データ132には,顧客ご
とに住所と位置(緯度・経度)が記録される。
【0026】次に,巡回経路設定部112により,住所
データ132の緯度・経度を用いた各地点の位置をもと
に,巡回すべき経路を計画する。巡回順序を決定する方
法としては,ダイクストラの方法や遺伝的アルゴリズム
(GA)等の既知の手法を用いることができる。
【0027】何らかの巡回順序決定方式により,図5に
示すような巡回順序「配送センタT→A社→B社→C社
→D社→配送センタT」が定まったとすると,巡回経路
設定部112では,この巡回順序から巡回経路データ1
33を生成する。巡回経路データ133は,経路がどの
ようにつながっているかを示す位相データ114を用い
て計算する。
【0028】位相データ114は,少なくとも,ある地
点から到達できる地点をリストアップしたもので,例え
ば図5に示す地点P4からは,地点P3,P5,P9へ
行くことができるので,地点P4の到達可能地点として
地点P3,P5,P9をリストアップして記述する。位
相データ114には,他の各交差点等の任意のポイント
(地点)についても同様に記述しておき,さらに,その
ポイントでの各到達可能地点への方向などの指示も記述
しておく。
【0029】巡回順序の開始位置(現在地)から,この
位相データ114に記述されたポイントをたどっていけ
ば,終了位置(目的地)までの巡回すべき経路が作成で
きる。図5に示す巡回順序により生成した巡回経路デー
タ133の例を,図6および図7に示す。図6および図
7に示す巡回経路データ133は,配送センタTから,
地点P1を右折してA社へ到着して納品し,地点P2,
P3を通過してB社へ納品し,さらにP4,P5を経て
C社へ,さらに地点P6,P7を経てD社へ納品し,地
点P8を経て配送センタTへ戻る経路を示している。
【0030】さらに,経路記述言語変換部113によ
り,巡回経路データ133を経路記述言語を用いて巡回
経路記述データ134に変換する。この経路記述言語
は,所定の仕様(文法,規約)に従って記述され,計算
機システムおよび人間の双方が解釈可能な言語である。
この経路記述言語を,ここではナビスクリプト言語と呼
ぶ。
【0031】ナビスクリプト言語は,W3C(World Wi
de Web Consortium )において制定された拡張可能なマ
ークアップ言語(XML:eXtensible Markup Languag
e)のサブセットとして新たに定義した案内用のスクリ
プトを記述するためのマーク付きの言語である。ナビス
クリプト言語において,<title> や </title> あるいは
<name>や</name> のように,< と> で括られたものをタ
グという。タグのうち,</で始まらないものを開始タグ
といい,</で始まるものを終了タグという。開始タグと
終了タグは, <title>や </title> あるいは<name>や</
name> のように,対として使用される。この対をタグセ
ットと呼ぶ。また,<inst id = "inst-01"> におけるid
のようなものをそのタグの属性といい,inst-01 のよう
なものをその属性の値という。ナビスクリプトは対であ
るタグセットの階層構造によって記述される。タグセッ
トの間に挟まれた部分に,タグセットがない場合,その
部分をそのタグの内容ということにする。
【0032】ナビスクリプトは,ナビスクリプト言語の
タグ,属性,および内容を用いて構成される。このナビ
スクリプト言語は,単に経路の記述だけではなく,以下
に説明するように,時間情報を含む汎用的な案内情報の
記述が可能である。例えば,次のようなナビスクリプト
があったとする。
【0033】<inst> <time> ○ </time> <info> □ </info> </inst> このナビスクリプトで,<inst>と</inst> の間の<time>
と</time> で囲まれた部分(○)と,<info>と</info>
で囲まれた部分 (□) とは,「○の時刻に,□の案内情
報を,出力する」ということを意味する。なお,inst
は,インストラクション(instruction )の意味であ
る。また, <inst> <point> ○ </point> <info> □ </info> </inst> というようなナビスクリプトにおいて,<inst>と</inst
> の間の,<point> と</point>で囲まれた部分 (○)
と,<info> と</info> で囲まれた部分 (□) とは,
「○の場所で,□の案内情報を,出力する」ということ
を意味する。
【0034】具体的な,記述例を以下に説明する。
【0035】<time> 12:00 </time> は,「12:00 に」という絶対的な時刻の表示であり, <time> +5sec </time> は,「1つ前のインストラクションの 5秒後に」という
相対的な時刻の表示であり, <time> -10min </time> は,「1つ後のインストラクションの10分前に」という
相対的な時刻の表示である。
【0036】また, <longitude> ○○ </longitude> <latitude> ○○ </latitude> は,緯度・経度という座標による,直接的な場所の絶対
的表示であり, <name> ○○ </name> <address> ○○ </address> <phone> ○○ </phone> は,それぞれ名称,住所,電話番号による,間接的な場
所の絶対的表示である。また, <location> +1.0km </location> は,「前の地点の 1km過ぎで」という相対的な場所の表
示であり, <location> -1.0km </location> は,「次の地点の 1km手前で」という相対的な場所の表
示である。
【0037】<name> ○○国立公園 </name> <address> ○○区○○町 </address> <zip> 123-4567 </zip> は,名称,住所,郵便番号による,間接的な場所範囲の
表示である。
【0038】<route> <name>国道 1号線 </name> </route> は,名称による経路の指定であるが, <route src = "route-data.dat"> </route> は,データファイルによる経路情報の指定であり, <route func = "route-function.fnc"> </route> は,関数による経路情報の指定である。
【0039】また,各々のインストラクションを実行す
るか否かの条件を,案内の利用者に関する情報,移動手
段に関する情報,周囲に関する情報などが,ある値に等
しいか否か,または,ある範囲( の集合) に属するか否
かによって記述することができる。
【0040】このように,時間情報,場所情報,案内情
報およびその他のインストラクションの構成要素をタグ
によって識別するマークアップ言語(ナビスクリプト言
語)によって記述されるナビスクリプトは,複数のイン
ストラクションを直列に実行することを指示する記述お
よび複数のインストラクションを並列に実行することを
指示する記述が可能である。
【0041】経路記述言語変換部113では,例えば以
下のように,左辺の巡回経路データを右辺の巡回経路記
述データへ変換する。
【0042】point.name/ 配送センタT→<name>配送セ
ンタT</name> point.category/ 現在地→<category>現在地</category
> point.latitude/ N35.40.12 →<latitude> N35.40.12 <
/latitude> point.longitude/ E139.45.00 →<longitude> E139.45.
00 </longitude> route.name/ 国道1号線→<route><name> 国道1号線</
name></route> route.direction/右30度→<route><direction>右30度</
direction></route> 基本的には,緯度・経度のデータがあれば,経由地を地
図上に表示できるので,変換できないデータは無視し,
最低限,緯度・経度データが変換できればよい。図8お
よび図9に,図6および図7に示す巡回経路データ13
3から変換された巡回経路記述データ134の例を示
す。図8および図9において,巡回経路記述データ13
4の<navi></navi> で囲まれた地点は,その地点を必ず
通過することを意味し,<guide></guide> で囲まれた地
点は,その地点を案内するが,その地点を必ず通過する
わけではないことを意味する。
【0043】変換した巡回経路記述データ134は,転
送処理部115により,各配送車に搭載されている端末
や巡回員の持つ携帯型端末である巡回員端末120に転
送される。転送処理部115としては,通信回線,携帯
電話,MCA,無線,ICメモリカードのような装置な
どを用いる。
【0044】巡回員端末120では,転送処理部121
により巡回経路記述データ134を受け取る。表示処理
部122により,受け取った巡回経路記述データ134
を解釈し,例えば図5に示すように,地図上に巡回経路
を表示する。
【0045】以上説明した第1の実施の形態の例での処
理の流れを,図10に示す。住所データ生成部111に
より,顧客/配送リスト131から住所データ132を
抽出し(ステップS1),巡回経路設定部112によ
り,抽出した住所データ132の地点をもとに巡回経路
を設定し(ステップS2),経路記述言語変換部113
により,巡回経路データ133を経路記述言語を用いて
巡回経路記述データ134に変換し(ステップS3),
転送処理部115により,変換した巡回経路記述データ
134を巡回員端末120に転送する(ステップS
4)。巡回員端末120では,表示処理部122によ
り,受け取った巡回経路記述データ134を解釈し,地
図上に巡回経路を表示する(ステップS5)。
【0046】次に,第2の実施の形態について説明す
る。本例は,顧客/配送リスト131から住所データ1
32を抽出した後,住所データ132を経路記述言語を
用いて変換して,経路記述言語により表現された住所デ
ータ132’を生成し,その住所データ132’をもと
に巡回経路を設定して巡回経路記述データ134を生成
し,それを巡回員端末120に転送するものである。
【0047】本例での処理の流れについて図11に示
す。住所データ生成部111では,顧客/配送リストか
ら住所データ132を抽出し(ステップS11),経路
記述言語変換部113では,住所データ132を経路記
述言語により変換し(ステップS12),巡回経路設定
部112では,経路記述言語による住所データ132’
の地点をもとに巡回経路を設定し,巡回経路記述データ
134を生成し(ステップS13),転送処理部115
により,巡回経路記述データ134を巡回員端末120
に転送する(ステップS14)。巡回員端末120で
は,表示処理部122により,受け取った巡回経路記述
データ134を解釈し,地図上に巡回経路を表示する
(ステップS15)。
【0048】次に,第3の実施の形態について説明す
る。本例は,顧客/配送リスト131が経路記述言語で
記述されている場合に,顧客/配送リスト131から抽
出した住所データ132をもとに巡回経路を設定し巡回
経路記述データ134を生成し,それを巡回員端末12
0に転送するものである。
【0049】本例での処理の流れを図12に示す。住所
データ生成部111では,経路記述言語で記述された顧
客/配送リスト131’から,経路記述言語による住所
データ132’を抽出し(ステップS21),巡回経路
設定部112では,経路記述言語による住所データ13
2’の地点をもとに巡回経路を設定して,巡回経路記述
データ134を生成し(ステップS22),転送処理部
115により,巡回経路記述データ134を巡回員端末
120に転送する(ステップS23)。巡回員端末12
0では,表示処理部122により,受け取った巡回経路
記述データ134を解釈し,地図上に巡回経路を表示す
る(ステップS24)。
【0050】次に,実際に巡回した際に取得した位置情
報から顧客/配送リストを生成する処理について説明す
る。この場合には,巡回員が実際に巡回した地点を連ね
た経路あるいは緯度・経度などの位置情報136を巡回
員端末120上で保持して,そのデータを巡回経路管理
センタ110へ転送し,巡回経路−住所変換部116に
より,受け取った位置情報136を住所に変換し,図1
3に示すような経路記述言語による顧客/配送リスト1
39を生成する。位置情報136は,巡回員が直接入力
するか,または,PHSやGPS等の自己位置を把握す
る機能を持つ装置により取得する。
【0051】図14に,位置情報から顧客/配送リスト
を生成する処理の流れを示す。巡回員端末120では,
巡回員が実際に立ち寄った巡回先の位置情報136を位
置情報保持部123に保持し(ステップS31),転送
処理部121により位置情報136を巡回経路管理セン
タ110に転送する(ステップS32)。巡回経路管理
センタ110では,巡回経路−住所変換部116によ
り,受け取った位置情報136を住所に変換して顧客/
配送リスト139を生成する(ステップS33)。
【0052】なお,以上の説明では,住所データ生成部
111,巡回経路設定部112,経路記述言語変換部1
13などを巡回経路管理センタ110側に設けた場合に
ついて説明したが,これらの各手段を巡回員端末120
側に設けるようにして,すべての処理を巡回員端末12
0側で行うようにしてもよい。
【0053】〔配車システム〕図15は,本発明の実施
の形態における配車システムのブロック構成例,図16
は,配車センタ,配車システムで管理される車,および
顧客の対応の関係の例を示す図である。これらの図に示
されるように,本システムは,配車センタ210と車
X,車Y…に搭載される車載端末220からなる。
【0054】配車センタ210では,顧客230からの
配車要求241があると,配車要求処理部211によ
り,顧客が配車を指定する場所を目的地として地図上に
表示する。顧客230がPHS等の顧客位置が分かる連
絡手段を用いて配車依頼をしている場合には,PHS等
の位置情報サービスとの連携によって通話者のおよその
位置が特定できるので,それを利用して,配車依頼の電
話を受け取ると,すぐに地図上にその顧客位置(目的
地)を特定するようにしてもよい。
【0055】その他の携帯電話や公衆電話などを用いて
いて顧客230の位置が分からない場合,または顧客2
30の通話場所と顧客230が配車を待つ場所とが異な
るような場合には,図16に示すように,顧客230に
配車する場所(位置)を問い合わせて,その位置回答か
ら目的地を特定する。
【0056】配車要求処理部211は,顧客の希望する
配車の内容,例えば,配車を希望する場所(顧客位置)
P,時間T,台数Nなどの顧客情報を取得する。説明を
簡単にするためにN=1の場合を考える。図17に,顧
客情報の例を示す。顧客情報243は,顧客氏名,電話
番号,目的地,目的地を緯度・経度で示す位置,配車の
台数等である。
【0057】空車探索処理部212では,配車要求処理
部211から空車の探索依頼の通知を受けると,顧客位
置Pの周辺の車の位置を表示し,空車探索を行う。一般
的には,顧客位置Pに最も近い空車を探索する。例え
ば,空車探索処理部212で把握している各空車から目
的地までの経路を計画し,空車から目的地に到着できる
時間が最短である経路の空車を選択する。
【0058】空車探索処理部212では,図16に示す
ように,各車の位置とそれが空車なのかどうかなどの車
両情報244を適宜取得しておく。図18に,車両情報
の例を示す。車両情報244は,各車の車両ナンバ,状
態(空車,送迎中など),現在地を緯度・経度で表す位
置などである。
【0059】図19に,配車センタ210において表示
する地図の例を示す。図19に示す地図71上には,目
的地すなわち顧客位置Pを例えば十字形で表わし,空車
探索処理部212が取得している顧客位置Pの周囲の車
および車状態(空車,送迎中など)を表示する。例え
ば,空車は星印で,送迎中の車は黒丸印で表す。さら
に,道路の状況(工事箇所など)を表示してもよい。空
車探索処理部212では,車両情報244に基づいて,
車両ナンバ121の空車(地図上では,車両位置Aに位
置する車)を選択し,現在地(=車両位置A),目的地
(=顧客位置P)指示242を配車経路設定部213に
通知する。
【0060】配車経路設定部213では,現在地,目的
地指示242を受けて,車両位置Aから顧客位置Pまで
の経路を設定する。図19の地図の表示から,車両位置
Aから顧客位置Pまでは,地点B,地点Cを経由する経
路が最短であることがわかる。したがって,配車経路設
定部213は,各地点の位置関係に関する位相データ2
14を用いて,「車両位置A→地点B→地点C→顧客位
置P」のような配車経路を設定する。
【0061】また,配車経路設定部213は,交通状況
情報などを管理するデータベース,交通情報センタから
の情報,各ドライバーからの情報などを利用して,計画
した目的地までの経路の途中に渋滞箇所などがあること
がわかった場合には,渋滞箇所を迂回するような経路を
設定することもできる。
【0062】例えば図20に示すように,地図72にお
いて,地点Bから地点Cの間に工事箇所(×印で表す)
があり付近が渋滞している場合には,配車経路を手動ま
たは自動で修正する。例えば,「車両位置A→地点D→
地点E→地点F→地点C→顧客位置P」のような配車経
路に修正して再設定する。手動の場合には通過する地点
を直接入力して修正し,自動の場合には位相データ21
4を変更して再計算する。図21に,設定した配車経路
データ245の例を示す。配車経路データ245には,
経由する各地点の緯度・経度情報,どの路線を通るかを
定めた路線データ,進行方向の指示などを表すことがで
きる。
【0063】なお,配車経路データ245の最小のもの
は,現在地と配車目的地だけを含むものであるが,本例
ではこのような形態のデータを除外するものではない。
この場合に,どの経路を通るかを指定することはできな
いが,カーナビゲーション装置には現在地と目的地とを
与えて経路を自動決定する機能を持つものもあるので,
この機能を利用して経路を設定する。
【0064】続いて,経路記述言語変換部215では,
配車経路データ245を経路記述言語により配車経路記
述データ246に変換する。経路記述言語としては,例
えば,上記で説明したナビスクリプト言語を用いる。
【0065】図22に,ナビスクリプト言語により記述
した配車経路記述データ246の例を示し,図23およ
び図24に,工事箇所による渋滞のために迂回した場合
の配車経路記述データ246の例を示す。配車経路記述
データ246の<head>部には, 顧客の名前や経路の所要
時間などのデータが記述される。<body>部には,経路に
関するデータが,経由する地点の緯度・経度などを用い
て記述される。配車経路記述データ246には,さらに
経由する地点の案内情報を記述することもできる。
【0066】転送処理部216により,変換した配車経
路記述データ246を,車Xの車載端末220に転送す
る。車載端末220では,転送処理部221により配車
経路記述データ246を受け取り,表示処理部222で
は,受け取った配車経路記述データ246を解釈して,
地図上に配車経路247を表示する。これにより,車X
の運転者は,地図上に表示された配車経路247に従っ
て目的地に向かう。また受け取った配車経路記述データ
246に案内情報が含まれている場合には,その案内情
報にそって目的地に向かう。
【0067】なお,顧客230から配車要求を受け付け
たときに,顧客230の希望する目的地を併せて取得
し,配車経路設定処理において,「空車の現在位置−配
車すべき目的地−顧客のめざす目的地」という経路を計
画し,車載端末220へ転送することもできる。
【0068】また,車が目的地に到着後,到着および顧
客の最終目的地を配車センタ210に転送処理部21
6,221を介して連絡し,配車経路設定部213およ
び経路記述言語変換部215により,その地点から最終
目的地までの経路を設定し,それを経路記述データに変
換し,その経路記述データを車載端末220に転送す
る。
【0069】また,車が目的地に到着後,到着および顧
客の最終目的地を配車センタ210に転送処理部21
6,221を介して連絡し,配車センタ210では,料
金・時間計算部217により,配車経路設定部213が
設定した経路データに基づいて,最終目的地までの距離
を算定し,およその料金と時間を算出し,転送処理部2
16を介して車載端末220に返答する。
【0070】図25〜図28に,本発明の実施の形態に
おける配車システムの処理の流れを示す。配車センタ2
10では,配車要求処理部211により,配車要求24
1を受け付けて配車要求処理をし(ステップS41),
空車探索処理部212では,空車を探索する(ステップ
S42)。次に,選択された空車の現在地,目的地指示
242を受け取った配車経路設定部213では,空車の
現在地から目的地までの経路を設定し(ステップS4
3),経路記述言語変換部215により,配車経路デー
タ245を配車経路記述データ246に変換し(ステッ
プS44),転送処理部216により,配車経路記述デ
ータ246を車載端末220へ転送する(ステップS4
5)。車載端末220では,表示処理部222により,
受け取った配車経路記述データ246を解釈して,配車
経路247を地図上に表示する。
【0071】図26に,図25の処理フローにおけるス
テップS41の配車要求処理の処理フローを示す。顧客
要求処理では,顧客の位置(緯度・経度)を取得し(ス
テップS51),その位置を地図上に表示する(ステッ
プS52)。
【0072】図27に,図25の処理フローにおけるス
テップS42の空車探索処理の処理フローを示す。地図
上に各車の位置を表示し(ステップS61),各車の状
態を表示し(ステップS62),目的地に最も近い空車
を選択し(ステップS63),選択した空車に迎車要求
を出し(ステップS64),迎車受諾を受け取る(ステ
ップS65)。
【0073】図28に,図25の処理フローにおけるス
テップS43の配車経路設定処理の処理フローを示す。
選択された車(迎車)の現在地,目的地を地図上に表示
し(ステップS71),自動で経路を計画し(ステップ
S72),必要があれば経路を修正する(ステップS7
3)。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の巡回経路
設定システムによれば,顧客/配送リストにある住所デ
ータから顧客を訪問する巡回経路を決定し,巡回員の持
つ端末に経路記述言語による巡回経路データを転送し,
巡回員端末では,この巡回経路を表示する。これによ
り,巡回員は,端末に提示された巡回経路を見ながら巡
回訪問することができ,効率的かつ迅速な顧客先訪問を
行うことができる。
【0075】また,本発明の配車システムによれば,顧
客の指示によって配車の目的地を決定し,配車対象とな
る空車の現在位置からその目的地までの配車経路を設定
し,経路記述言語による配車経路データをその車の搭載
端末に転送し,車載端末側では,この配車経路を表示す
る。これにより,配車する車の運転者は,転送された配
車経路データにもとづいて顧客の待つ目的地へ到達で
き,効率的かつ迅速な配車を行うことができる。
【0076】また,車載端末側は経路記述言語を解釈
し,地図を表示する手段と,配車センタとの通信を行う
手段のみがあればよい。このため,安価な端末と高機能
のセンタによる構成で配車システムが実現でき,従来の
ものに比べ,高機能かつ安価なシステムを実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】巡回経路設定システムのブロック構成例を示す
図である。
【図3】顧客/配送リストの例を示す図である。
【図4】住所データの例を示す図である。
【図5】巡回経路の例を示す図である。
【図6】巡回経路データの例(その1)を示す図であ
る。
【図7】巡回経路データの例(その2)を示す図であ
る。
【図8】巡回経路記述データの例(その1)を示す図で
ある。
【図9】巡回経路記述データの例(その2)を示す図で
ある。
【図10】第1の実施の形態の例での処理フロー図であ
る。
【図11】第2の実施の形態の例での処理フロー図であ
る。
【図12】第3の実施の形態の例での処理フロー図であ
る。
【図13】経路記述言語による顧客/配送リストの例を
示す図である。
【図14】位置情報からの顧客/配送リスト生成の処理
フロー図である。
【図15】配車システムのブロック構成例を示す図であ
る。
【図16】配車センタ,車および顧客の対応の関係の例
を示す図である。
【図17】顧客情報の例を示す図である。
【図18】車両情報の例を示す図である。
【図19】配車センタにおいて表示する地図の例を示す
図である。
【図20】配車センタにおいて表示する地図の例を示す
図である。
【図21】配車経路データの例を示す図である。
【図22】配車経路記述データの例を示す図である。
【図23】配車経路記述データの例を示す図である。
【図24】配車経路記述データの例を示す図である。
【図25】配車システムの処理フロー図である。
【図26】配車要求の処理フロー図である。
【図27】空車探索の処理フロー図である。
【図28】配車経路設定の処理フロー図である。
【符号の説明】
1 巡回経路管理センタ 11 巡回経路設定手段 12 経路記述言語変換手段 13 転送手段 14 巡回経路データ 15 巡回経路記述データ 2 巡回員端末 21 表示手段 3 配車センタ 31 空車探索手段 32 配車経路設定手段 33 経路記述言語変換手段 34 転送手段 35 現在地,目的地指示 36 配車経路データ 37 配車経路記述データ 4 車載端末 41 表示手段
フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼山 訓治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 前田 芳晴 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA02 BB31 CC02 EE11 EE31 FF04 GG06 GG07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の箇所を巡回する経路を設定する巡
    回経路設定システムにおいて,配送/顧客リストの住所
    データ,または所定の仕様に基づく経路記述言語によっ
    て記述された配送/顧客リストの住所データをもとに巡
    回する経路を設定する巡回経路設定手段と,前記設定し
    た巡回経路を所定の仕様に基づく経路記述言語によって
    表した巡回経路記述データを生成する経路記述言語変換
    手段と,前記巡回経路記述データを,巡回員が保持する
    端末に転送する転送手段と,前記転送された巡回経路記
    述データを解釈し,地図上に巡回経路を表示する表示手
    段とを備えることを特徴とする巡回経路設定システム。
  2. 【請求項2】 複数の箇所を巡回する経路を設定する巡
    回経路設定システムにおいて,巡回先の位置情報を取得
    する手段と,前記位置情報を所定の仕様に基づく経路記
    述言語を用いて住所データに変換して配送/顧客リスト
    を生成する変換手段と,生成された配送/顧客リストの
    住所データを利用して新たに巡回する経路を設定する巡
    回経路設定手段とを備えることを特徴とする巡回経路設
    定システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の巡回経路
    設定システムにおいて,前記経路記述言語は,少なくと
    も,場所または時間情報と場所または時間に応じて出力
    すべき案内情報とを記述することができる,拡張可能な
    マークアップ言語のサブセットとして定義された言語で
    あることを特徴とする巡回経路設定システム。
  4. 【請求項4】 複数の箇所を巡回する経路を設定する巡
    回経路設定方法において,配送/顧客リストの住所デー
    タ,または所定の仕様に基づく経路記述言語によって記
    述された配送/顧客リストの住所データをもとに巡回す
    る経路を設定する過程と,前記設定した巡回経路を,所
    定の仕様に基づく経路記述言語によって表した巡回経路
    記述データを生成する過程と,前記巡回経路記述データ
    を,巡回員が保持する端末に転送する転送手段と,前記
    転送された巡回経路記述データを解釈し,地図上に巡回
    経路を表示する過程とを有することを特徴とする巡回経
    路設定方法。
  5. 【請求項5】 複数の箇所を巡回する経路を設定する巡
    回経路設定方法において,巡回先の位置情報を取得する
    過程と,前記位置情報を,所定の仕様に基づく経路記述
    言語を用いて住所データに変換して配送/顧客リストを
    生成する過程と,生成された配送/顧客リストの住所デ
    ータを利用して新たに巡回する経路を設定する過程とを
    有することを特徴とする巡回経路設定方法。
  6. 【請求項6】 一または複数の車に対し行き先を指定す
    るセンタと各車に搭載した端末からなる配車システムに
    おいて,前記センタには,行き先指示を出す配車対象車
    の現在地から配車の目的地までの経路を設定する配車経
    路設定手段と,前記設定した配車経路を所定の仕様に基
    づく経路記述言語によって表した配車経路記述データを
    生成する経路記述言語変換手段と,前記経路記述言語変
    換手段により生成された配車経路記述データを転送する
    転送手段とを備え,各車の搭載端末には,前記転送され
    た配車経路記述データを解釈し,地図上に配車経路を表
    示する表示手段を備えることを特徴とする配車システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の配車システムにおいて,
    前記配車経路設定手段は,配車先から当該顧客の行き先
    である目的地までの経路を設定し,前記経路記述言語変
    換手段は,再度設定された経路データを経路記述言語に
    より経路記述データに変換し,前記転送手段は,前記配
    車対象車に前記経路記述データを転送することを特徴と
    する配車システム。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7記載の配車シス
    テムにおいて,前記経路記述言語は,少なくとも,場所
    または時間情報と場所または時間に応じて出力すべき案
    内情報とを記述することができる,拡張可能なマークア
    ップ言語のサブセットとして定義された言語であること
    を特徴とする配車システム。
  9. 【請求項9】 一または複数の車に対し行き先を指定す
    る配車方法において,行き先指示を出す配車対象車の現
    在地から配車の目的地までの経路を設定する過程と,前
    記設定した配車経路を所定の仕様に基づく経路記述言語
    によって表した配車経路記述データを生成する過程と,
    前記生成された配車経路記述データを配車対象車へ転送
    する過程と,前記転送された配車経路記述データを解釈
    し,地図上に配車経路を表示する過程とを有することを
    特徴とする配車方法。
JP10350799A 1999-04-12 1999-04-12 巡回経路設定システム,巡回経路設定方法,配車システムおよび配車方法 Pending JP2000293572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350799A JP2000293572A (ja) 1999-04-12 1999-04-12 巡回経路設定システム,巡回経路設定方法,配車システムおよび配車方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10350799A JP2000293572A (ja) 1999-04-12 1999-04-12 巡回経路設定システム,巡回経路設定方法,配車システムおよび配車方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000293572A true JP2000293572A (ja) 2000-10-20

Family

ID=14355899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10350799A Pending JP2000293572A (ja) 1999-04-12 1999-04-12 巡回経路設定システム,巡回経路設定方法,配車システムおよび配車方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000293572A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004227502A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 配送管理方法、システム及びプログラム
JP2007058345A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Xing Inc 経路通知方法、経路通知システム、経路通知装置、及びコンピュータプログラム。
JP2012014296A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 巡回経路候補作成装置、巡回経路候補作成方法および巡回経路候補作成プログラム
JP2016099957A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 株式会社シーイーシー 情報処理装置、及びプログラム
WO2020110502A1 (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 オムロン株式会社 搬送情報生成装置、搬送システム、制御方法、プログラムおよび記録媒体
CN112101656A (zh) * 2020-09-11 2020-12-18 上海博泰悦臻网络技术服务有限公司 基于用户地址信息的管控方法、介质、服务端及***

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004227502A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 配送管理方法、システム及びプログラム
JP2007058345A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Xing Inc 経路通知方法、経路通知システム、経路通知装置、及びコンピュータプログラム。
JP2012014296A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 巡回経路候補作成装置、巡回経路候補作成方法および巡回経路候補作成プログラム
JP2016099957A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 株式会社シーイーシー 情報処理装置、及びプログラム
WO2020110502A1 (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 オムロン株式会社 搬送情報生成装置、搬送システム、制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP2020083554A (ja) * 2018-11-27 2020-06-04 オムロン株式会社 搬送情報生成装置、搬送システム、制御方法、プログラムおよび記録媒体
CN112101656A (zh) * 2020-09-11 2020-12-18 上海博泰悦臻网络技术服务有限公司 基于用户地址信息的管控方法、介质、服务端及***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3011201B1 (ja) 車両配車システム
JP2002073758A (ja) 情報提供システム
JP2003331394A (ja) 配車管理方法、配車管理システム、サーバ、顧客端末および営業車端末
JP2002133592A (ja) 配車システム
JP2007052729A (ja) タクシー配車システム
WO2005055170A1 (ja) 経路案内用データ作成装置、経路案内用データ作成方法および経路案内配信装置
JP2002296070A (ja) 携帯通信装置、経路案内情報配信方法、経路案内情報配信システム及びプログラム
JP2002148067A (ja) ナビゲーションシステムおよびナビゲーション方法
KR20040106688A (ko) 주차장 안내 서비스 장치 및 방법
JP2000357295A (ja) 車両運行管理システム
JP2002170197A (ja) 巡回経路案内方法、システム、装置およびプログラムを記録した記録媒体
JPH0936798A (ja) 端末利用通信システム
JP2000293572A (ja) 巡回経路設定システム,巡回経路設定方法,配車システムおよび配車方法
JP4150762B2 (ja) 情報端末装置
JP2001222798A (ja) 営業車用客情報提供システム
JP4559442B2 (ja) ナビゲーションシステム、経路探索サーバおよび端末装置ならびにナビゲーション方法
JP2008122256A (ja) ナビゲーションシステム、経路探索サーバおよび経路探索方法
JP2020047205A (ja) ルート表示方法
JP2002074119A (ja) 配車予約システム
JP2006146544A (ja) タクシー等の配車システム
JPH05181866A (ja) タクシー等の全自動配車システム
JP3547039B2 (ja) 運送車両誘導システム
JP4159974B2 (ja) ナビゲーションシステム及び交通情報提示方法
JP2002373397A (ja) 広告情報提供装置と予約情報提供装置および方法
JP2003090733A (ja) 経路検索サーバ、経路探索方法、経路案内端末および経路案内システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071023

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080311