JP2000289868A - シート材搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材搬送装置及び画像形成装置

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JP2000289868A
JP2000289868A JP11096635A JP9663599A JP2000289868A JP 2000289868 A JP2000289868 A JP 2000289868A JP 11096635 A JP11096635 A JP 11096635A JP 9663599 A JP9663599 A JP 9663599A JP 2000289868 A JP2000289868 A JP 2000289868A
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sheet material
roller
sheet
conveying
separating
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JP11096635A
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Naoyuki Tonomura
尚之 外村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離搬送手段とその下流側の搬送手段により
搬送されるシート材に発生するシワの防止を簡易な構成
で達成する。 【解決手段】 分離搬送手段の下流側に配置された搬送
手段は、搬送ローラ11k(駆動回転部材)と搬送ロー
ラ11kに接して従動する斜送ローラ111(従動回転
部材)をシート材搬送経路上の搬送幅方向位置における
分離搬送手段の両側に備え、斜送ローラ111は、それ
ぞれシート材を搬送幅方向における外向きの搬送力を与
えるよう搬送ローラ11kに対して斜めに配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は得られた画像情報に
基づいて画像を形成する画像形成手段を備えた装置、例
えばプリンタや原稿画像を読み取る読取手段を備えた装
置、例えばスキャナや、これらの画像形成手段及び読取
手段の両方を備えた装置、例えば複写機やファクシミリ
などの画像形成装置及び画像読取装置に関し、特にこれ
らの装置に備えられた給送するシート材を斜送する場合
に適しているシート材搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真装置を用いた複写
機において原稿をコピーする際の動作及びシート材給送
装置の構成について図9、図10を用いて説明を行う。
【0003】操作者が読取部に原稿をセットし、コピー
ボタンを選択すると、DCコントローラ基板上のCPU
からの信号に基づいてメインモー夕M1が駆動され、一
定時間後にCPUから記録紙の給紙を行うための信号が
記録部に伝達されると、給紙クラッチ(CL1,CL
4)がONし、給紙ローラ206が回転し記録紙がシー
ト材給送部から搬送される。その後、給紙ローラ解除ソ
レノイド(SLl,SL2)がONし給紙ローラ206
は記録紙表面から離間される。
【0004】送り出された記録紙は、搬送ローラ207
と分離ローラ208によって1枚だけ搬送路に送り出さ
れる。給紙クラッチ(CL1,CL4)がONしてから
一定時間後に、縦パスローラ駆動クラッチ(CL2,C
L3)がONし、記録紙は最小サイズ紙が搬送可能なよ
うに配置された縦パスローラ209によって搬送され
る。
【0005】記録紙が次段の搬送手段である縦パスロー
ラ209に到達した後も、搬送ローラ207と分離ロー
ラ208は給紙クラッチ(CL1,CL4)がONして
いるために、分離ローラ208は搬送ローラ207と同
方向に回転している駆動力が伝達されており、最上位以
外のシート材が搬送ローラ207と分離ローラ208と
のニップ部に入り込むのを防いでいる。
【0006】縦パスローラ駆動クラッチ(CL2,CL
3)がONしてから一定時間後に、レジ前ローラ駆動ク
ラッチ(CL9)がONし、回転状態になったレジ前ロ
ーラ210によって、レジストローラ211まで送られ
る。図には示していないが、レジ前ローラ210の直前
にはセンサが設けられ、一定時間後に記録紙が到達しな
い場合にはジャムと判断するようになっている。レジ前
ローラ210に記録紙が到達してから一定時間後に給紙
クラッチ(CL1,CL4)がOFFされるようになっ
ている。
【0007】レジストローラ211まで搬送された記録
紙は、レジストローラ駆動クラッチ(CL8)がOFF
のため停止状態になったレジストローラ211に突き当
たりループが形成され、記録紙の斜行が補正された後、
レジストローラ211によって保持される。
【0008】レジストローラ211のON/OFFによ
って光学系のモータの駆動が開始され、原稿照明ランプ
212により原稿が露光され、その反射光がミラー21
3によってCCD部214に照射される。CCD部21
4により読取った原稿の画像情報をもとにレーザ215
のON/OFFを制御することにより、ドット・パター
ンの画像が感光ドラム216上に形成される。感光ドラ
ム216上に形成された静電潜像は、記録部の現像部2
17でトナーによって可視画像となる。
【0009】感光ドラム216に形成された画像の先端
と記録紙の先端が一致するようにレジストローラ211
が駆動され、転写帯電器218により感光ドラム216
上の画像が記録紙に転写される。そして、記録紙に載っ
ているだけの画像は、搬送部219によって記録紙にシ
ョックを与えないように定着部220に搬送され、定着
部220によって熱及び圧力が加えられ、永久画像とさ
れる。画像情報が複写された記録紙は排紙部221から
装置に着脱可能にされた排紙トレイに積載される。
【0010】次にシート材給送装置のジャム処理時に開
閉動作させる給紙カバー230の構成について図11〜
図13を用いて説明を行う。図11は給紙カバー230
を装置内側から見た図であり、図12は図11のV1−
V1矢視図、図13は図11のV2−V2矢視図であ
る。
【0011】給紙カバー230にはシート材給送装置か
ら搬送されたシート材をガイドするためのガイド部材2
31が設けられ、ガイド部材231に穴が設けられ、そ
こから本体側の縦パスローラ209と圧接する給紙カバ
ー230側の縦パスローラ209が表面に出ている。給
紙カバー230側の縦パスローラ209は本体側に配置
されている縦パスローラ209に対して左右2個のバネ
232で付勢されており、メインモータ(M1)によっ
て回転駆動される本体側縦パスローラ209の回転によ
りシート材搬送方向に回転駆動される。
【0012】給紙カバー230の中央部には給紙カバー
230を開ける際にユーザが操作する把手233が設け
られており、給紙カバー230を貫通するように配置さ
れたシャフト234に設けられ、バネで図13における
時計方向に付勢されている。
【0013】シート材給送装置でシート材がジャムし処
理する場合は、ユーザが把手233を図13における反
時計方向に回動させると、把手233が設けられている
シャフト234が回転し、シャフト234の両端に設け
られたロック部材235と装置本体との係合が外れ、給
紙カバー230が開かれる。
【0014】給紙カバー230を開くことによって圧接
状態の縦パスローラ209対が離間され、シート材搬送
路が大きく開かれることによりジャム処理が可能とな
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の複写機等におけるシート材給送装置は、搬送ロ
ーラ207と分離ローラ208によってシート材が1枚
だけ搬送路に送り出され、次段の搬送手段である縦パス
ローラ209に到達した後も、分離口一ラ208は搬送
ローラ207と同方向に回転している駆動力が伝達され
ており、最上位以外のシート材が搬送ローラ207と分
離ローラ208とのニップ部に入り込むのを防いでい
る。
【0016】従って、シート材の搬送ローラ207と分
離ローラ208が圧接している部分はブレーキがかかっ
た状態となるためシート材の搬送速度がその部分(一般
的にシート材の搬送幅方向における中央部)だけ遅くな
り、シート材の幅方向に速度差が生ずることにより、シ
ート材がシート材給送装置から抜け出る際にシワが生ず
るという問題があった。
【0017】シート材にシワが発生することで搬送路に
ある小さな段差に引っ掛かり、搬送不良が発生するとい
う懸念となる。さらに、シート材にシワが発生したまま
でU夕ーン搬送路に搬送されるとシート材の剛性がシワ
によって上がっているために搬送中の騒音レベルが大き
くなる。
【0018】また、シワが発生することでシート材にト
ナーがうまく転写されない、あるいは、搬送途中にシワ
が元に戻ろうとして未定着のトナーがシート材上に飛び
散ることによる画像不良の発生の虞があった。
【0019】そのため、従来の複写機等におけるシート
材給送装置は、図11に示すように縦パスローラ209
としてシート材と圧接搬送するゴム部及びコロ部を数多
く設けなければならないため、装置全体のコストアップ
につながっていた。
【0020】本発明は、上記した従来技術の問題を解決
するものであり、その目的とするところは、分離搬送手
段とその下流側の搬送手段により搬送されるシート材に
発生するシワの防止を簡易な構成で達成することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シート材積載手段より給送された
1枚または複数枚のシート材を分離して一枚のシート材
を搬送する分離搬送手段と、前記分離搬送手段から搬送
されたシート材を搬送する搬送手段と、をシート材搬送
経路に備えたシート材搬送装置において、前記搬送手段
は、駆動回転部材と該駆動回転部材に接して従動する従
動回転部材をシート材搬送経路上の搬送幅方向位置にお
ける前記分離搬送手段の両側に備え、前記従動回転部材
は、それぞれシート材を搬送幅方向における外向きの搬
送力を与えるよう前記駆動回転部材に対して斜めに配置
されていることを特徴とする。
【0022】シート材搬送経路を開放するガイド部材
に、前記従動回転部材を備えることも好適である。
【0023】前記ガイド部材の開閉操作を回動させるこ
とにより行うレバー部材と、前記レバー部材の回動動作
に伴い回動してガイド部材を装置本体に対して係合する
係合部材と前記従動ローラを支持する回動する保持部材
と、前記レバー部材とロック部材及び保持部材を、同一
軸上に配置する共通回動軸と、を備えることも好適であ
る。
【0024】前記保持部材はシート材の搬送を案内する
ガイド面を備えていることも好適である。
【0025】前記分離搬送手段は、給送されたシート材
を搬送する給送ローラと該給送ローラに接し分離部を形
成すると共に所定の逆転トルクを有する分離ローラとを
有するリタード方式であることも好適である。
【0026】また画像形成装置にあっては、上記記載の
シート材搬送装置と、前記シート材搬送装置により搬送
されるシート材に画像を形成する画像形成手段と、を備
えることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】まず図6〜図8を参照して本発明
に従って構成したシート材搬送装置を使用した画像形成
装置としてのファクシミリ装置全体の概略構成を実施の
形態として説明する。
【0028】図6は、本発明を適用したファクシミリ装
置の斜視図であり、図7はファクシミリ装置の正面図、
図8は断面構成説明図である。
【0029】まず、ファクシミリ装置全体の概略を説明
する。図6〜図8において、1は装置本体、2は原稿D
を複数枚積載することができるように構成された原稿載
置台、3は原稿Dの画像情報を読取る画像読取部、4は
レーザービームプリンタからなる記録装置本体、5は原
稿搬送部、6は原稿押圧部、7は密着型イメージセン
サ、8は原稿排紙トレイ、9はレーザースキャナ、10
は画像形成部である。
【0030】11はシート材積載手段の一つであるシー
ト材積載装置給紙部、12は装置本体1の上面カバーに
シート材Sを複数枚積載することができるように構成さ
れたシート排紙部、13はシート材積載手段の一つであ
るMP(マルチ記録紙)シート材積載装置給紙部、14
はカートリッジカバー、15はADF(オートドキュメ
ントフイーダ)カバー、16は上原稿ガイド、17は重
り用軸、18は原稿押え板、19は下原稿ガイドであ
る。尚、シート材Sは上記のシート材搬送装置を構成す
る部材により形成されるシート材搬送経路を搬送され
る。
【0031】20は画像読取部3と記録装置本体4との
仕切部、21はファクシミリ装置の制御部、22はハン
ドセット、23は搬送ガイド、24は操作部、25は表
示部、26はファクシミリ装置の動作状態を示すタリー
ランプ、27は2段目のシート材積載装置給紙部、28
はカバー部材であるライトカバー、29はMPシート材
積載装置センサ、30はMP分離部である。
【0032】画像読取部3は、原稿載置台2上に積載し
た原稿Dを予備搬送押圧片5aと圧接した予備搬送ロー
ラ5b及び逆転ローラ5cと圧接した分離ローラ5dで
1枚ずつ分離給送し、さらに押圧バネ5kにより押圧さ
れた給紙コロ5eと圧接した給紙ローラ5f等で密着型
イメージセンサ7に搬送し、原稿押圧部6で重り用軸1
7、原稿押え板18により原稿Dを密着型イメージセン
サ7に押圧して密着させつつ原稿Dの画像情報を読取っ
た後、原稿Bを押圧バネ5kにより押圧された排紙コロ
5gと圧接した排紙ローラ5hによって原稿排紙トレイ
8に排出するようになっている。この時、原稿Dは上原
稿ガイド16と下原稿ガイド19によりガイドされる。
【0033】原稿載置台2には原稿Dの搬送方向と直角
方向(原稿Dの幅方向)にスライド可能なスライダ2a
が設けられていて、前記スライダ2aによって原稿載置
台2上に積載された原稿Dの両サイドを揃えることが出
来るようになっている。また、原稿Dが長尺原稿の場合
は延長原稿トレイ2bを開くことによって原稿Dの後端
部が原稿載置台2からはみ出して垂れ下がることを防止
することができる。
【0034】記録装置本体4は、制御部21から出力さ
れる画像信号に基づいてレーザースキャナ9のレーザー
ビーム発振器9aから変調信号を射出し、この変調ビー
ムをポリゴンミラー9bによって走査し画像形成手段を
構成する画像形成部10の感光体ドラム10aに走査光
を照射して、感光体ドラム10a表面に画像情報を形成
し、シート材積載装置給紙部11または2段目シート材
積載装置給紙部27またはMPシート材積載装置給紙部
13から画像形成部10に給送されたシート材Sに画像
情報を転写して定着した後、シート排紙部12に排紙す
るように構成されている。
【0035】感光体ドラム10aは1次帯電器10bと
現像ローラ10cとクリーニングローラ10dと共に記
録カートリッジ10e内に一体に組込まれていて、装置
本体1に対して着脱自在に構成されている。そして感光
体ドラム10aの表面は1次帯電器10bにより均一に
帯電され、表面にポリゴンミラー9bから走査光が折り
返しミラー9cで反射して照射されると潜像が形成さ
れ、潜像が現像ローラ10cから供給されるトナーによ
って顕像化されるようになっている。
【0036】画像形成部10の感光体ドラム10a周辺
部には転写帯電器10fが配置され、また感光体ドラム
10aよりも下流側のシート搬送経路に熱定着器10
g、排紙ローラ10hが配置されている。
【0037】シート材Sは転写帯電器10fで感光体ド
ラム10a表面に形成されたトナー像を転写された後、
搬送ガイド23に沿って搬送され、熱定着器10gでト
ナー像を定着させて、排紙ローラ10hによりシート排
紙部12に排出されるようになっている。
【0038】MPシート材積載装置給紙部13は、装置
本体1の底部に配設されている。MPシート材積載装置
13aに積載されたシート材Sは圧接部材13bにより
MP中板13cが上方に回動させられることによって、
MP分離ローラ30aに圧接され、MP分離パッド30
bによって1枚ずつ分離され(摩擦片分離方式)、MP
分離ベース30cに沿って搬送される。
【0039】さらに、搬送ローラ28aとライトカバー
28に配置されたカバー側Uターンガイド28bと、装
置本体1側に配置された本体側Uターンガイド28cに
よって反転される。
【0040】さらに給送中のシート材Sは、所定時間後
にレジストセンサー28dにより先端を検出され、感光
体ドラム10aに形成されたトナー像の先端とシート材
Sの先端が一致するように給紙、画像出力タイミングを
合わされた後、転写帯電器10fと感光体ドラム10a
との間に搬送される。
【0041】画像はMPシート材積載装置13aに積載
されたシート材Sの下面側に記録される。また、シート
材Sは記録サイズに合わせて移動可能に装着されたMP
規制板13dによって側端面、後端面を規制され斜行や
不送りが発生しないようになっている。
【0042】また、シート材Sのサイズや有無はMPシ
ート積載装置センサ29により検知される。シート材積
載可能枚数は約100枚であり、装置本体1に対して左
側面方向に引き出されるように構成されている(サイド
ローデイング方式)。また、積載可能なシートサイズは
A4、レター、リーガルの3種類である。
【0043】シート材積載装置給紙部11は装置本体1
の底部下面にシート材積載装置給紙部11の天板11h
が接するように配置されており、天板11hの上面は装
置本体1の底板になっている。
【0044】シート材積載装置100に積載されたシー
ト材Sは中板102が中板バネ104によって上方に付
勢され、半月状の給紙ローラ11bと、分離爪106に
よって1枚ずつ分離して(爪分離方式)、この分離され
たシート材Sを分離搬送手段としてのフイードローラ5
0とリタードローラ192により搬送し、次段の搬送手
段である駆動回動部材としての搬送ローラ11kにより
MP分離ベース30cと通紙ガイド28eの間を通過し
て、搬送ローラ28aとライトカバー28に配置された
カバー側Uターンガイド28bと装置本体1側に配置さ
れた本体側Uターンガイド28cによって反転される。
ここからは前述のMPシート積載装置部13からの給紙
と同じである。
【0045】紙パスは搬送ローラ28aの直前で合流す
る。画像はシート積載装置100に積載されたシート材
Sの下面側に記録される。
【0046】また、2段目シート材積載装置給紙部27
は図8では省略されているが、図示されているシート材
積載装置給紙部11とほぼ同等の構成であり、2段目シ
ート材積載装置101の内部のシート材Sはシート材積
載装置給紙部11の側方空間部11gを通って記録部4
に給紙される。
【0047】シート材積載装置100、101はいずれ
もシート材積載可能枚数は約500枚であり、装置本体
1に対して前面に引き出されるよう構成されている。
(フロントローデイング)。 また、積載可能な記録紙
サイズとしてはA4、レターの2種類である。また、シ
ート材積載装置給紙部11と2段目シート材積載装置給
紙部27はそれぞれオプションとして分離・結合可能に
なっており、装置全体のシート材積載可能枚数は約10
0枚(シート材積載装置給紙部を設けない場合)から約
1100枚(シート材積載装置給紙部11を2段設けた
場合)まで可変することが可能になっている。
【0048】装置本体1にはカートリッジカバー14が
開閉可能に設けられていて、カートリッジカバー14を
開くことによって記録カートリッジ10eを装置本体1
の外に引出して交換できるようになっている。また、カ
ートリッジカバー14にはインターロック機構が備わっ
ており、カートリッジカバー14が開いているか、記録
カートリッジ10eが装置本体1にセットされていない
場合は記録装置本体4が動作しないようになっている。
【0049】また、記録カートリッジ10eに設けたド
ラム感光防止のためのシャッター10iは記録カートリ
ッジ10eの装置本体1へのセットと連動するようにな
っており、カートリッジカバー14を開いて記録カート
リッジ10eの装置本体1へのセットした時シャッター
10iが開き、記録カートリッジ10eを装置本体1か
ら取り出した時にシャッター10iが閉じることで感光
体ドラム10aの不必要な感光を防止するようになって
いる。
【0050】また記録中にジャムが発生した場合、カー
トリッジカバー14、ライトカバー28、排紙カバー1
0j、ジャム解除カバー11iのいずれかを開けること
によって内部に滞留しているシート材Sを取り出すこと
ができるようになっている。
【0051】仕切部20は画像読取部3と記録装置本体
4を分離するダクトとなっており、ここに図示しないフ
ァンによって空気を流すことによって記録装置本体4か
ら発生した熱により画像読取部3が悪影響を受けたり、
シート材Sから蒸散した水蒸気が結露してシート材S上
に滴下することを防いでいる。
【0052】密着型イメージセンサ7は光源としてのL
EDアレイから原稿Dの画像情報面に光を照射し、画像
情報面を反射した反射光をセルフォックレンズ(商標)
でセンサ素子に結像して画像情報を読取るものである。
【0053】次に図1〜図3を用いてシート材分離後の
搬送手段であるガイド部材としてのジャム解除カバーの
詳細な説明を行う。図1はジャム解除カバーの平面図、
図2はジャム解除カバーの中央断面図、図3はジャム解
除カバーの斜送ローラ保持部材付近の断面図である。
【0054】ジャム解除カバー11iにはシート材積載
装置100,101から搬送されたシート材Sをガイド
するための複数のリブが設けられ、前記リブの一部がU
字型にされ、そこにシャフト107が配置されている。
【0055】108はシャフト107の中央部に設けら
れた把手であり、シャフト107と一体に回動するよう
に構成され、バネ109で図2における時計方向に付勢
されている。
【0056】110はシャフト107の中央から均等な
位置に配置された斜送ローラ保持部材であり、一端のア
ーム部110aはシャフト107に嵌め込まれ、保持部
材としての斜送ローラ保持部材110はシャフト107
に対して回動自在とされている。
【0057】また、斜送口一ラ保持部材110の他端の
アーム部110bには従動回転部材としての斜送ローラ
111が回転可能に配置されている。斜送ローラ保持部
材110はシート材積載装置給紙部11側に配置されて
いる搬送ローラ11kに対してバネ112で付勢されて
おり、メインモータによって回転駆動される搬送ローラ
11kの回転によりシート材搬送方向に回転駆動され
る。
【0058】斜送ローラ111は搬送ローラ11kに対
して斜めに配置されており、図1において水平線に対し
て左側の斜送ローラ111は装置内側からみて反時計回
転方向に回動した状態、右側の斜送ローラ111は時計
回転方向に回動した状態にされている。
【0059】113はシャフト107の両端部に配置さ
れたジャム解除カバー11iをシート材積載装置給紙部
11と係止するためのロック部材であり、シート材積載
装置給紙部11の不図示のボスに引っ掛かるようにされ
ている。
【0060】上記ジャム解除カバー11iが配置された
シート材積載装置給紙部11の作動について説明する
と、まず制御部21からの信号に基づいて、ソレノイド
(不図示)が通電されると、ピックアップローラ11b
が回転駆動され、ピックアップローラ11bはシート材
積載装置100,101内に積載された最上位のシート
材Sをフイードローラ50へ給送することになる。
【0061】ピックアップローラ11bがシート材給送
方向に回転駆動されるとピックアップローラ11bと最
上位のシート材Sとの間には、シート材Sを給送方向に
送り出そうとする摩擦力が作用する。送りを掛けられた
最上位のシート材Sは前進しようとするが、その左右の
隅部が分離爪106で受け止められていて前方への移動
が阻止されている。そのために、ピックアップローラ1
1bの回転に伴い、この最上位のシート材Sは分離爪1
06とピックアップローラ11bとの間の分離爪106
寄り部分にシート材Sの腰の強さに抗してたわみループ
ができる。
【0062】このたわみループの大きさがある程度以上
になると、たわみを元に戻そうとする反発力により最上
位のシート材Sの分離爪106で押さえられている左右
の隅角部が分離爪106の下面倒から上面側に自然に抜
け外れて分離爪106を乗り越える。すなわち、積載シ
ート材Sの最上位シート材のみが上述たわみループの形
成で分離爪106の拘束から開放されて次位以下のシー
ト材Sから1枚だけ分離給送されていく。
【0063】この分離されたシート材Sはピックアップ
ローラ11bによって圧接搬送し続け、次段の分離搬送
手段であるフイードローラ50とリタードローラ192
のニップ部に搬送される。 このニップ部はシート材搬
送経路の搬送幅方向における中央部に位置している。
【0064】フイードローラ50はモータの駆動により
シート材搬送方向に回転駆動されているが、リタードロ
ーラ192はシート材Sをシート材積載装置100,1
01に戻す方向に回転駆動されている。しかし、リター
ドローラ192には不図示のトルクリミッタが設けられ
ているために、フィードローラ50とリタードローラ1
92のニップ部に分離爪106により1枚分離搬送され
たシート材が搬送された場合は、リタードローラ192
とシート材Sの摩擦力がトルクリミッタのトルク値に打
ち勝って、フィードローラ50の回転力によりリタード
ローラ192はシート材搬送方向に回転される。
【0065】しかし、シート材Sの状態によっては分離
爪106により1枚分離されずに複数枚のシート材Sが
搬送される場合がある。その際は、シート材S同士の摩
擦力がトルクリミッタのトルク値より小さいために、下
位のシート材Sはリタードローラ192によってシート
材積載装置100,101に戻される。
【0066】このようにして、フィードローラ50とリ
タードローラ192により確実に1枚ずつシートが分離
されて、後流の搬送ローラ11kへ送られることにな
る。
【0067】フィードローラ50とリタードローラ19
2により搬送されたシート材Sはジャム解除カバー11
iのリブと斜送ローラ111を回転可能に保持する斜送
ローラ保持部材110に沿つて搬送され、搬送ローラ1
1kの回転駆動を受け回転状態となった斜送ローラ11
1に先端が到達する。その後、シート材Sは搬送ローラ
11kと斜送ローラ111のニップに到達し、装置本体
1に搬送される。
【0068】そして本実施の形態においては、図5に示
されるように、シート材分離後の搬送手段である搬送ロ
ーラ11kと斜送ローラ111を図1に示すように、装
置内側から見て水平線に対して左側の斜送ローラ111
は反時計回転方向に回動した状態、右側の斜送ローラ1
11は時計回転方向に所定角度だけ回動させた状態にさ
れている。
【0069】これにより、シート材を左右両端方向(図
における矢印A,B)に引っ張ることで、搬送速度の低
下したシート材Sの中央部を両端外側に引っ張りつつ搬
送させることで、シート材Sの中央部にシワが発生する
のを防いでいる。
【0070】尚、従来技術においては、図4に示される
ように、搬送ローラ11kと対向するローラ(縦パスロ
ーラ209)は軸方向が同じとなるように設定され、シ
ート材Sの中央部にシワが発生する懸念があった。
【0071】本実施の形態では、このように、搬送ロー
ラ以外にシート材Sにシワが生じないようにするための
構成を新たに追加する必要がなく、リタード分離後の搬
送手段が構成可能となり、良好な搬送性能、画像品質を
確保し、低騒音で低価格な製品をユーザに提供可能とな
る。
【0072】また、上述のようなシート材斜送装置をシ
ート材積載装置給紙部11のジャム解除カバー11iに
備えることで、シート材積載装置給紙部11でシート材
Sがジャムし、処理する場合は、ユーザがレバー部材と
しての把手108を図2反時計方向に回動させることに
より把手108と一体駆動するようにされたシャフト1
07が回転し、シャフト107の両端に設けられた係合
部材としてのロック部材113とシート材積載装置給紙
部11の係合が外れることにより、ジャム解除カバー1
1iが開かれる。
【0073】ジャム解除カバー11iを開くことによっ
て圧接状態の搬送ローラ11kと斜送ローラ111が離
間され、シート材搬送路が大きく開かれることによりジ
ャム処理が容易となる。
【0074】このように、ジャム解除カバー11iに1
本のシャフト107を配置し、そのシャフト107上に
把手108、ロック部材113、斜送ローラ111を保
持する保持部材110を備えることにより部品点数を削
減することが可能となり、装置全体のコストダウンが計
れる。 また、斜送ローラ保持部材110の一部をガイ
ド面としてシート材搬送ガイドと兼ねることにより、ガ
イド専用部品を設ける必要がなくなるため、部品点数を
削減することが可能となり、装置全体のコストダウンが
計れる。
【0075】なお、本実施の形態では画像形成部10を
持つ装置本体1にシート材Sを給送するシート材積載装
置給紙部11に設けられているジャム解除カバー11i
に設けられたシート材斜送装置の構成について説明を行
ったが、これに限らず、画像読取装置に設けられたジャ
ム解除用カバーでも同様の構成が適用可能である。
【0076】また、ジャム処理カバーに搬送手段の一部
構成(斜送ローラ111等)を備えるという構成に限ら
ず、その他の開閉部材や固定部材に対しても適用可能で
ある。さらに、リタード方式の分離搬送手段の他に、そ
の他の摩擦片分離方式や逆転ローラを備えた分離手段等
の分離手段によって1枚分離搬送した後の搬送手段に対
して適用することができ、同様の効果が得られる。
【0077】
【発明の効果】上記のように説明された本発明による
と、分離搬送手段とその下流側の搬送手段により搬送さ
れるシート材に発生するシワを簡易な構成で防止するこ
とが可能となる。
【0078】従って、シート材をシワの無い状態安定し
て搬送することができ、ジャムの発生や搬送時に発生す
る騒音を抑えて搬送品質の向上を図り、シート材に形成
される画像の品質向上に対しても寄与することが可能と
なる。
【0079】また、本発明は搬送手段等の構成の簡素化
を図るので、コスト低減にも寄与することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したガイド部材の平面図。
【図2】ガイド部材の中央部断面図。
【図3】ガイド部材の斜送ローラ保持部材付近の断面
図。
【図4】従来のシート材搬送手段を示す斜視図。
【図5】本発明を適用したシート材搬送手段を示す斜視
図。
【図6】画像形成装置としてのファクシミリ装置の斜視
図。
【図7】画像形成装置としてのファクシミリ装置の正面
図。
【図8】画像形成装置としてのファクシミリ装置の断面
構成説明図。
【図9】従来の画像形成装置の概略構成と動作を説明す
るための図。
【図10】従来の画像形成装置のコントロール系の説明
図。
【図11】従来の画像形成装置の開閉カバーの平面図。
【図12】従来の画像形成装置の開閉カバーの側面図。
【図13】従来の画像形成装置の開閉カバーの中央断面
図。
【符号の説明】
1 装置本体 2 原稿載置台 3 画像読取部 4 記録装置本体 5 原稿搬送部 6 原稿押圧部 7 密着型イメージセンサ 8 排紙トレイ 9 レーザスキャナ 10画像形成部 11,27 シート材積載装置給紙部 11b ピックアップローラ 11i ジャム解除カバー 11k 搬送ローラ 12 シート排紙部 50 フイードローラ 100,101 シート材積装置 102 中板 106 分離爪 107 シャフト 108 把手 110 斜送ローラ保持部材 111 斜送ローラ 113 ロック部材 192 リタードローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材積載手段より給送された1枚ま
    たは複数枚のシート材を分離して一枚のシート材を搬送
    する分離搬送手段と、 前記分離搬送手段から搬送されたシート材を搬送する搬
    送手段と、 をシート材搬送経路に備えたシート材搬送装置におい
    て、 前記搬送手段は、駆動回転部材と該駆動回転部材に接し
    て従動する従動回転部材をシート材搬送経路上の搬送幅
    方向位置における前記分離搬送手段の両側に備え、 前記従動回転部材は、それぞれシート材を搬送幅方向に
    おける外向きの搬送力を与えるよう前記駆動回転部材に
    対して斜めに配置されていることを特徴とするシート材
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 シート材搬送経路を開放するガイド部材
    に、前記従動回転部材を備えることを特徴とする請求項
    1に記載のシート材搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材の開閉操作を回動させる
    ことにより行うレバー部材と、 前記レバー部材の回動動作に伴い回動してガイド部材を
    装置本体に対して係合する係合部材と、 前記従動ローラを支持する回動する保持部材と、 前記レバー部材とロック部材及び保持部材を、同一軸上
    に配置する共通回動軸と、 を備えることを特徴とする請求項2に記載のシート材搬
    送装置。
  4. 【請求項4】 前記保持部材はシート材の搬送を案内す
    るガイド面を備えていることを特徴とする請求項3に記
    載のシート材搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記分離搬送手段は、給送されたシート
    材を搬送する給送ローラと該給送ローラに接し分離部を
    形成すると共に所定の逆転トルクを有する分離ローラと
    を有するリタード方式であることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    シート材搬送装置と、 前記シート材搬送装置により搬送されるシート材に画像
    を形成する画像形成手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
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