JP2000289423A - ストラット型サスペンション - Google Patents

ストラット型サスペンション

Info

Publication number
JP2000289423A
JP2000289423A JP11097195A JP9719599A JP2000289423A JP 2000289423 A JP2000289423 A JP 2000289423A JP 11097195 A JP11097195 A JP 11097195A JP 9719599 A JP9719599 A JP 9719599A JP 2000289423 A JP2000289423 A JP 2000289423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
side member
piston
rubber
elastic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11097195A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Tamura
信之 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority to JP11097195A priority Critical patent/JP2000289423A/ja
Publication of JP2000289423A publication Critical patent/JP2000289423A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストラット型サスペンションの組付け時に軸
力不足による締結不足が生じるのを防止する。 【解決手段】 ショックアブソーバ23のピストンロッ
ド1を挿通するスリーブ13とそれから同心円状に離間
した車体側部材17との間にゴム状弾性体5が介在し、
かつ、スリーブ13の上端部においてピストン側部材1
4がピストンロッド1の上端部に締結するナット15に
て固定されるストラット型サスペンションにおいて、ス
リーブ13の上端部とピストン側部材14をロールカシ
メ部13a,13aで一体化してゴム状弾性体5にプリ
コンを与えるとともに、スリーブ13には筒体20を圧
入した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車等の車体と
そのショックアブソーバのピストンロッドとの変位を規
制するストッパとしてのショックアブソーバマウントを
備えたストラット型サスペンションに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のストラット型サスペンションとし
て、実開昭58−118331号公報に記載された考案
がある。当該考案は、図3に示すように、コイルスプリ
ング11に着座するアッパスプリングシート12の中心
孔をピストンロッド1に挿通してその段部1aに支持せ
しめるともに、ピストンロッド1の小径部1bにスリー
ブ13を嵌挿し、スリーブ13と車体側部材17との間
にはせん断応力を生じるゴム状弾性体5が介装されてお
り、そのスリーブ13の上端部にピストン側部材14を
載せてナット15でピストンロッド1の小径部1bに締
結してある。ピストン側部材14の下面にはフランジ部
17bと当接する緩衝用弾性体9を装着し、かつ、車体
側部材17はボルトナット18にて車体16に固定され
ている。アッパスプリングシート12にはバウンドバン
パ19を固着してある。
【0003】したがって、ピストンロッド1に対する車
体16側の荷重は、ゴム弾性体5のせん断応力によって
支持され、また、ショックアブソーバと、コイルスプリ
ング11およびピストンロッド側部材12とを介して入
力される車輪側からの振動入力は、ゴム状弾性体5のせ
ん断方向の弾性変形によって吸収される、というもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなストラット型サスペンションでは、アッパスプリ
ングシート12にコイルスプリング11のバネ上げ荷重
が掛かっているため、バネ上げ荷重時にピストン側部材
14の下面の緩衝用弾性体9とフランジ部17bとの間
のクリアランスC(ストローク)を得るには、緩衝用弾
性体9とフランジ部17bとを互いに当接させて、すな
わち、ピストン側部材14を車体側部材17に押し付け
てナット15を小径部1bのねじ部1cに螺合すること
により、組み付ける必要性が生じる。そのため、スリー
ブ13の軸力が低下し、締結不足となるという問題が生
じる。
【0005】そこで、この発明はストラット型サスペン
ションの組付け時に軸力不足による締結不足が生じるの
を防止しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するため、請求項1に記載したように、ショックアブ
ソーバのピストンロッドを挿通するスリーブとそれから
同心円状に離間した車体側部材との間にゴム状弾性体が
介在し、かつ、前記スリーブの上端部においてピストン
側部材が前記ピストンロッドの上端部に締結するナット
にて固定されるストラット型サスペンションにおいて、
前記スリーブの上端部と前記ピストン側部材をロールカ
シメで一体化して前記ゴム状弾性体にプリコンを与える
とともに、前記スリーブに筒体を圧入して該筒体がスリ
ーブとピストンロッドとの間に介在させたことを特徴と
するストラット型サスペンションを提供するものであ
る。
【0007】したがって、ピストンロッドには筒体とス
リーブとが2重構造で嵌合しているので、軸力不足が生
じることがなく、また、スリーブはピストン側部材とロ
ールカシメして一体化したのでゴム状弾性体にプリコン
を与えることができ、ショックアブソーバへの組付け時
にピストンが部材を押し下げることなくナットを締結で
きるため、締結不足を生じることがない。
【0008】このストラット型サスペンションにおい
て、請求項2に記載のように、ゴム状弾性体の底部に座
板を接着し、この座板上の前記ゴム状弾性体には半径方
向の環状凹部を形成してもよく、さらには、請求項3に
記載のように、前記環状凹部の上面側に対応して下面側
に複数の突起部を周方向へ所定間隔で前記ゴム状弾性体
に一体形成してもよく、また、請求項4に記載のよう
に、前記座板の周縁部とショックアブソーバのアッパス
プリングシートとの間に空間部を形成してもよい。この
ような構造とすることにより、車体側からの微小振動入
力に対する振動吸収能力が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図1
及び図2に基づき説明する。図において前記従来例と同
一又は相当する部分には同一名称及び符号を用いて説明
する。図1に示すように、コイルスプリング11に着座
するアッパスプリングシート12の中心孔をピストンロ
ッド1に挿通してその段部1aに支持せしめ、ピストン
ロッド1の小径部1bにスリーブ13に圧入した筒体2
0を嵌挿し、スリーブ13と車体側部材17との間には
せん断応力を生じるゴム状弾性体5が加硫接着にて介装
されている。
【0010】スリーブ13の上端部はピストン側部材1
4の中心孔の内周縁をロールカシメ部13a,13aで
挟着して一体化してある。ピストン側部材14の下面に
は車体側部材17の上端部に当接する緩衝用弾性体9を
装着してある。そして、ピストン側部材14はその中心
孔をピストンロッド1に挿通して小径部1bにナット1
5で締結してある。また、車体側部材17はボルトナッ
ト18にて車体16に固定され、さらに、アッパスプリ
ングシート12にはバウンドバンパ19を固着してあ
る。
【0011】なお、ゴム状弾性体5の下面には座板21
が加硫接着されている。アッパスプリングシート12は
ピストンロッド1を中心として所定半径の範囲で座板2
1と接触するように上方へ突出し、座板21の周縁部と
アッパスプリングシート12との間は半径方向の環状凹
部22aに形成され、かつ、座板21の上部と車体側部
材17との間はゴム状弾性体5に半径方向の環状凹部2
2bが形成されて空間部になっている。また、環状凹部
22bの下面側のゴム状弾性体5の周縁近傍には複数の
突起部5aが周方向へ所定間隔にて一体形成されてい
る。
【0012】そこで、ピストンロッド1に対する車体1
6側の荷重は、ゴム弾性体5のせん断応力によって支持
され、また、コイルスプリング11およびピストンロッ
ド側部材12とを介して入力される車体16側からの振
動入力は、ゴム状弾性体5のせん断方向の弾性変形によ
って吸収される。さらに、図1において車体16側の小
さな荷重により、ゴム状弾性体5の底部が突起部5aに
接触することでゴム状弾性体5の環状凹部22が変形し
て吸収し、ゴム弾性体5のせん断応力が作用する前の小
さな衝撃吸収を行うことができる。
【0013】アッパスプリングシート12から下の構造
をショックアブーバ23と称すると共に、アッパスプリ
ングシート12から上の構造(ピストンロッド1を除
く)をショックアブソーバマウント24と称する。この
ショックアブソーバマウント24の製造については、ス
リーブ13と車体側部材17及び座板21とを加硫接着
し、ピストン側部材14を車体側部材17の上端部にほ
ぼ当接させた状態でゴム状弾性体5にプリコン(precom
pression)を与え、スリーブ13の上端部にピストン側
部材14をロールカシメした後、スリーブ13内に筒体
20を圧入する。
【0014】そこで、ショックアブソーバ23にショッ
クアブソーバマウント24を組付けるときは、筒体20
をピストンロッド1の上端部に挿入する。ピストン側部
材14と車体側部材17にはプリコンが与えられている
ので、ピストンロッド1のネジ部1cはピストン側部材
14を下方へ押し下げる必要なくスリーブ13及び筒体
20から突出する。ついで、ねじ部1cにナット15を
締結する。その後はショックアブソーバマウント24の
車体側部材17をボルトナット18にて車体16に組み
付ける。ストラット型サスペンションが車体16に組付
けられると、図1に示すように、コイルスプリング11
のバネ上げ荷重にてピストンロッド1が上昇し、ピスト
ン側部材14と車体側部材17との間に所定のクリアラ
ンスCが形成される。
【0015】かくして、スリーブ13にピストン側部材
14をロールカシメすることにより、フリー時、ピスト
ン側部材14と車体側部材17にプリコンを与えること
が可能となり、ショックアブソーバマウント24を車体
16に組付けることが容易となる。また、動力低下がな
くなり、締結不足が解消する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、スリー
ブ内に筒体を圧入して2重構造としたので軸力の低下を
防止して締結不足を解消できるのは勿論のこと、スリー
ブはピストン側部材とロールカシメして一体化したので
ゴム状弾性体にプリコンを与えることができ、ショック
アブソーバへの組付け時にピストン側部材を押し下げる
ことなくナットを締結できるため、車体への組付け性が
向上して締結不足を生じることがない。また、車体側部
材を小型化できて耐久性の悪化を防止できる利点があ
る。さらに、請求項2〜4の構成により、車体側からの
微小振動入力に対する振動吸収能力が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】この発明の要部を示す縦断面図である。
【図3】従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
1…ピストンロッド 5…ゴム状弾性体 9…緩衝用弾性体 11…コイルスプリング 12…アッパスプリングシート 13…スリーブ 13a…ロールカシメ部 14…ピストン側部材 15…ナット 17…車体側部材 19…バウンドバンパ 20…筒体 21…座板 22…環状凹部 23…ショックアブソーバ 24…ショックアブソーバマウント

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショックアブソーバのピストンロッドを
    挿通するスリーブとそれから同心円状に離間した車体側
    部材との間にゴム状弾性体が介在し、かつ、前記スリー
    ブの上端部においてピストン側部材が前記ピストンロッ
    ドの上端部に締結するナットにて固定されるストラット
    型サスペンションにおいて、前記スリーブの上端部と前
    記ピストン側部材をロールカシメで一体化して前記ゴム
    状弾性体にプリコンを与えるとともに、前記スリーブに
    筒体を圧入して該筒体がスリーブとピストンロッドとの
    間に介在させたことを特徴とするストラット型サスペン
    ション。
  2. 【請求項2】 ゴム状弾性体の底部に座板が接着され、
    該座板上の前記ゴム状弾性体には半径方向の環状凹部が
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のストラ
    ット型サスペンション。
  3. 【請求項3】 環状凹部の上面側に対応して下面側に複
    数の突起部が周方向へ所定間隔で一体形成されているこ
    とを特徴とする請求項2記載のストラット型サスペンシ
    ョン。
  4. 【請求項4】 座板の周縁部とショックアブソーバのア
    ッパスプリングシートとの間に空間部が形成されている
    ことを特徴とする請求項2又は3記載のストラット型サ
    スペンション。
JP11097195A 1999-04-05 1999-04-05 ストラット型サスペンション Pending JP2000289423A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11097195A JP2000289423A (ja) 1999-04-05 1999-04-05 ストラット型サスペンション

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11097195A JP2000289423A (ja) 1999-04-05 1999-04-05 ストラット型サスペンション

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000289423A true JP2000289423A (ja) 2000-10-17

Family

ID=14185822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11097195A Pending JP2000289423A (ja) 1999-04-05 1999-04-05 ストラット型サスペンション

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000289423A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329280A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気ばね
JP2011183886A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Bridgestone Corp ストラットマウント

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329280A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気ばね
JP4714505B2 (ja) * 2005-05-25 2011-06-29 東洋ゴム工業株式会社 空気バネ
JP2011183886A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Bridgestone Corp ストラットマウント

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4841923B2 (ja) ストラットマウント
EP1681180B1 (en) Strut mount
US5257730A (en) Bound stopper for vehicle suspension having rubber and foam elastic bodies
US20060043659A1 (en) Dual spring jounce bumper assembly
JPS62292512A (ja) サスペンション部材
GB2158549A (en) Suspension strut mounting for motor vehicles
US4210343A (en) Automotive suspension system
EP0063016B1 (en) Suspension assembly for an automotive vehicle
JP2000289423A (ja) ストラット型サスペンション
JP2009216136A (ja) 自動車用メンバマウント
KR101165050B1 (ko) 쇽업소버의 상부 장착구조
US20020084614A1 (en) Structure for mounting shock abosorber and spring to suspension apparatus
JP2010090996A (ja) ストラットマウント、及び、ストラットマウント製造方法
JP4017213B2 (ja) 防振機構
GB2289109A (en) Spring/damper unit mounting arrangement
JP2935128B2 (ja) サスペンション装置のマウント
JP3852292B2 (ja) 自動車用の防振ブッシュ構造
JPS633485Y2 (ja)
JP2602271Y2 (ja) 防振マウント
JPH0139202Y2 (ja)
JP2587050Y2 (ja) ストラット型サスペンション装置の車体側取付構造
JPS6337537Y2 (ja)
JPH0311468Y2 (ja)
JP2000346118A (ja) ストラットマウントインシュレータ
JPS5918884Y2 (ja) ストラツト型サスペンシヨンのマウント部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees