JP2000288018A - 肛門部用ドレッシング - Google Patents

肛門部用ドレッシング

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JP2000288018A
JP2000288018A JP11095854A JP9585499A JP2000288018A JP 2000288018 A JP2000288018 A JP 2000288018A JP 11095854 A JP11095854 A JP 11095854A JP 9585499 A JP9585499 A JP 9585499A JP 2000288018 A JP2000288018 A JP 2000288018A
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anal
dressing
anus
hydrophilic
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JP11095854A
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English (en)
Inventor
Yasushige Nagasawa
康滋 永澤
Sadao Anazawa
貞夫 穴澤
Kanji Mieno
寛治 三重野
Shigeru Watanabe
成 渡邊
Kazuo Matai
一雄 又井
Kimikazu Iwamoto
公和 岩本
Akihiro Tanabe
昭博 田部
Takanobu Aoyanagi
孝信 青柳
Masatoshi Igarashi
正利 五十嵐
Takashi Kubo
貴史 久保
Hiroaki Nakamura
博昭 中村
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Alcare Co Ltd
Original Assignee
Alcare Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肛門管内の創傷部とそれと連続した肛門周辺
の創傷の処置が容易であり、使用者に刺激を与えること
が少なく、創傷治癒効果の高い肛門部用ドレッシングを
提供する。 【解決手段】 肛門管内に挿入し留置する肛門管内挿入
部分1、2、3、4、5、6を有し、肛門管内挿入部分
1、2、3、4、5、6は、親水性粉末を粘結性組成物
と混合した親水性粘結性組成物、親水性成分からなる連
続発泡体、親水性繊維の集合体、親水性ゲルのいずれか
一つ又は任意の組み合わせからなる複合体から構成さ
れ、肛門管内から分泌される液体を吸収して膨潤又は崩
壊又は膨潤及び崩壊する性質を有し、表面が滑らかで肛
門管内に留置し得る大きさを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肛門部に発生する
疾患、例えば痔核、痔瘻、裂肛等において、根治術後の
術創、又は外傷によりできた創傷に適用される肛門管内
及び肛門周辺の創傷治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】肛門部に発生する疾患の痔核は静脈叢が
瘤状になったもので、痔瘻は肛門腺での感染によるもの
で共に難治性の疾患である。また裂肛は硬便や便秘によ
る機械的裂創に代表されるものである。これらの疾患は
多くが難治性であり、また肛門部は***制御のため常に
筋収縮状態が発生するため安静を維持し難い部分であ
り、更に痛みが非常に強い疾患である。
【0003】これらの疾患の現在の治療は、患部を切除
する外科的治療が最も有効であり多くの手術が行われて
いる。しかし手術による創傷に対する処置は、この創傷
が一般の手術創傷と違って開放創であること、汚染創で
あること、粘膜から皮膚に跨がる創であること、肛門管
内に存在する創傷と肛門周辺の複雑な形態の場所に存在
する創傷であること、及び肛門部は動きを制限し難い部
分であること、更に分泌物や排便という生理現象を有す
る部位のものであること等のための特殊性がある。その
ため、これらの特殊性に十分対応し得る創傷治療材がな
く、一般的には、軟膏を創傷部に塗布しその上をガーゼ
で固定する方法、ガーゼに軟膏薬剤を含浸させて創傷を
保護し、更に滲出液を処理するためにガーゼを厚く重ね
たり、生理用品を重ねて処置する方法が行われてきた。
しかしこれらの方法は、上述の特殊性を有する創傷には
適応操作が困難であり、患者にとっては装着中の痛みや
交換時の痛み、及び肉芽形成時に付着ガーゼを巻き込み
治癒を遅らせるという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、肛門
創傷の一般の術創とは異なる特殊な要求に対応すること
ができ、肛門管内の創傷部とそれと連続した肛門周辺の
創傷の処置が容易であり、使用者に刺激を与えることが
少なく、創傷治癒効果の高い肛門部用ドレッシングを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明によれば、肛門管内に挿入し留置する肛門管
内挿入部分を有し、肛門管内挿入部分は、 イ.親水性物質を粘結性組成物と混合した親水性粘結組
成物 ロ.親水性成分からなる連続発泡体 ハ.親水性繊維の集合体 ニ.親水性ゲル のいずれか一つ又は任意の組み合わせからなる複合体か
ら構成される。
【0006】また本発明によれば、肛門管内挿入部分に
加え、肛門管内挿入部分と結合され肛門周辺の少なくと
も一部を被覆し得るように形成された肛門周辺被覆部分
とを有し、肛門管内挿入部分と肛門周辺被覆部分とは、 イ.親水性物質を粘結性組成物と混合した親水性粘結組
成物 ロ.親水性成分からなる連続発泡体 ハ.親水性繊維の集合体 ニ.親水性ゲル のいずれか一つ又は任意の組み合わせからなる複合体か
ら構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明においては、肛門管内に挿
入しそこに留置するための肛門管内挿入部分は、親水性
物質を粘結性組成物と混合した親水性粘結組成物、親水
性成分からなる連続発泡体、親水性繊維の集合体、又は
親水性ゲルのいずれか1つ又はそれらの任意の組み合わ
せからなる複合体で構成し、最大直径が4.0cm、長
さが2.0〜5.0cmで、円柱状、円錐状、楕円球
状、円筒状、紡錘状、又は瓢箪状に形成し、肛門管内挿
入部の直腸側先端を丸くし、表面は滑らかにするのが好
ましく、その結果、肛門管内に容易に挿入が可能とな
り、肛門管内から発生する諸種の分泌液、滲出液を吸収
し、膨潤することにより装着部分に密着して創面を完全
に被覆して汚染から隔離し、時間の経過と共に崩壊して
***時には無理なく除去され、***物と共に***され
る。
【0008】肛門管内挿入部分が直腸側先端から肛門外
に向けて貫通孔を有するようにするか、直腸側先端から
肛門外に向けて延びる管を有するようにし、直腸方向か
ら排出される諸種の***物を肛門外へ排出しやすくする
と好ましい。
【0009】また肛門管内挿入部分に薬物を含浸、混
合、又は塗布して、一層治癒効果をあげ得るようにする
こともできる。
【0010】また本発明においては、肛門管内挿入部分
単独ではなく、その末端に肛門周辺被覆部分を連結する
ことにより、肛門管内挿入部分を安定して肛門管内に位
置させ、肛門周辺の創傷部より滲出する滲出液は肛門周
辺被覆部分に吸収され、この部分も膨潤して創傷面と密
着して創傷面を汚染から隔離し、やがて崩壊して***物
と共に脱落するように構成することもできる。肛門周辺
被覆部分は、肛門管内挿入部分と同様に親水性物質を粘
結性組成物と混合した親水性粘結組成物、親水性成分か
らなる連続発泡体、親水性繊維の集合体、又は親水性ゲ
ルのいずれか1つ又はそれらの任意の組み合わせからな
る複合体で構成することができ、繊維集合体、織布、不
織布、綿状体、又は多孔質体のシート又はリボンから形
成するのが有利である。
【0011】本発明において第1の素材としての親水性
粘結組成物に使用し得る親水性物質としては、アルギン
酸塩、アガロース、アガロペクチン等の海藻由来の多糖
類、ヒアルロン酸塩、コンドロイチン硫酸塩等の動物由
来の多糖類、デンプン、ペクチン、グアーガム、トラカ
ントガム、ローストビーンガム、アラビアガム、カラヤ
ガム、キタンサンガム等の天然由来の多糖類等及びこれ
らの誘導体、ソディウムカルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセル
ロース等のセルロース誘導体、ゼラチン、コラーゲン、
フィブリン等の生体由来の蛋白質及びその誘導体、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレ
ングリコール、ポリアクリル酸塩、ポリウレタン等の合
成物及びこれらの誘導体があげられる。
【0012】親水性物質と混合される粘結性組成物とし
ては、生体に非刺激性で、親水性物質と物理的に結合し
ある程度以上の外圧が加わらないときは目的の形状保持
ができ、体液や創傷面からの滲出液を吸収しても容易に
崩壊しないものであればよく、一般的に知られている医
療用粘着組成物やその組成物を構成するエラストマー成
分や粘着付与剤成分を使用することができる。医療用粘
着組成物としては公知のものを使用することができる。
一般的には、ゴム系、アクリル系、ウレタン系、シリコ
ーン系、ビニルエーテル系が知られている。ゴム系とし
ては、ポリイソブチレンゴム、ポリイソプレンゴム、ス
チレン−イソプレン−スチレンゴム、スチレン−ブタジ
エン−スチレンゴム、アクリロニトリルゴム、シリコー
ンゴム、天然ゴム等のエラストマーを主成分として、必
要に応じてロジン、ロジン誘導体、テルペン樹脂、石油
樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂、フェ
ノール系樹脂、キシレン樹脂等の粘着付与剤、液状ゴ
ム、鉱油、ワセリン、ラノリン等の軟化剤、酸化亜鉛、
シリカ、水酸化アルミニウム等の充填剤や酸化防止剤、
顔料等を配合したものがある。又アクリル系、ウレタン
系、シリコーン系、ビニルエーテル系のものは、それぞ
れ粘結組成物を合成する段階で目的に合った初期粘着
性、粘着保持特性等が得られるようにモノマーの選択、
重合度の決定をして合成する。また必要に応じて合成さ
れたものの何種類かをブレンドしたり、上記の軟化剤を
添加することもできる。例えばアクリル系の医療用粘着
組成物の場合は、アルキル基の炭素数を0〜16、好ま
しくは0〜8のアクリル酸アルキルエステルでアクリル
酸エチルエステル、アクリル酸ブチルエステル、アクリ
ル酸2エチルヘキシル等や前記と同様のアルキル基のメ
タアクリル酸アルキルエステル類、更には酢酸ビニル等
から合成される。又これらは必要に応じてブレンドする
こともできる。
【0013】医療用粘着組成物に用いられる上述のエラ
ストマー成分のポリイソブチレンゴム、ポリイソプレン
ゴム、スチレン−イソプレン−スチレンゴム、スチレン
−ブタジエン−スチレンゴム、アクリロニトリルゴム、
シリコーンゴム、天然ゴム等や、粘着付与剤成分のロジ
ン、ロジン誘導体、テルペン樹脂等の天然系樹脂や石油
樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂、フェ
ノール系樹脂、キシレン樹脂等の合成系樹脂は、単独で
使用することができるが、若干の軟化を行うために軟化
剤を添加したものを使用することもできる。
【0014】親水性粘結組成物の製造は、粉末状の親水
性組成物とこれらを結合させる粘結性組成物を適当に配
合させることにより得られる。配合方法としては、粘結
性組成物を溶媒にて流状状態にしてその中に粉末状の親
水性組成物を添加して均一な混合物を作り、溶媒を飛ば
し形状保持できる状態にする。また、粘結性組成物と粉
末状の親水性組成物とを加圧ニーダーやミキシングロー
ルにて強制的に混合してその後所要の形状に加工するこ
ともできる。このとき必要に応じて加熱して混合しやす
くしてもよい。後者の方法は無溶剤で作るため皮膚刺激
性の溶媒を用いなくてすみ、また溶媒の除去作業もなく
なり好ましい。
【0015】本発明において第2の素材としての親水性
成分からなる連続発泡体は、上記の親水性組成物を使用
して連続発泡体にしたものを用いることができる。連続
発泡体とするには、親水性組成物を適当な溶媒で溶解又
は膨潤し乾燥後残留溶媒が人体に影響を与えないよう除
去する。また乾燥後の硬度、膨潤性、崩壊性のコントロ
ールのために適当な可塑剤、架橋剤、添加剤を任意に加
えることもできる。またポリウレタン発泡体を作成する
方法と同様にモノマーかプレポリマー中に上記の親水性
組成物を混入し反応させて作成する方法もある。
【0016】本発明において第3の素材としての親水性
繊維の集合体は、上記親水性組成物を良溶媒に溶解して
置き、この液を細いノズルより凝固させる液に導き、糸
状に紡糸して細い繊維を作成することができる。これら
の糸を集合させて嵩高な紐状にしたり、不織布状に加工
したものがある。
【0017】本発明において第4の素材としての親水性
ゲルは、上記親水性組成物を使用して作成することがで
きる。ゲルを作成するには親水性組成物を水に溶解し必
要に応じてゲル化剤を添加し、化学的方法、物理的方法
を用いてゲル化させるもので、好ましい親水性組成物と
してはアガロース、ゼラチン等を熱水と混合し冷却した
り、アルギン酸塩を水に溶解しその後加熱して含水ゲル
を形成するもの、ポリビニルアルコール、ポリビニルピ
ロリドン等の親水性高分子を適量の架橋剤の添加により
ゲル化したものがあげられる。
【0018】上述のイ、ロ、ハ、ニとしてあげた各物質
には、医療用に使用されている創傷治癒促進剤、疼痛緩
和剤、殺菌剤、消臭剤等を含有させることも有利であ
る。これらの薬剤としては、イ、ロ、ハ、ニの各物質と
は非反応性で、***物、腸管や創傷からの滲出液に触れ
ても本来の活性を有するもので、例えば、シルバースル
ファーダイアジン、ヨウ素、シコニン、硫酸フラジオマ
イシン、硫酸ゲンタマイシン、エリスロマイシン、リド
カイン、塩酸ジブカイン、塩酸ポロカイン等がある。特
に上記の薬剤が徐放性となるように組み合わせや配合を
することにより肛門部用ドレッシングとして効果的とな
る。
【0019】肛門管内挿入部分は、肛門管内に留置する
上で基本的には先端が丸みを有する円柱状の挿入しやす
い形状であればよく、その変形として、円錐状、瓢箪状
のものがあげられる。構造面からは、単一組成物や異な
る組成物の数層の組み合わせからなる重層構造、中央が
空洞の構造、パイプ状の構造等があげられる。
【0020】肛門管内挿入部分の大きさは、長さについ
ては肛門から直腸終部までを覆う長さで、一般的には2
cm〜5cm、好ましくは3cm〜4cm、直径につい
ては本体を構成する物質の組成により異なるが3.5c
m〜0.7cm、好ましくは2.5cm〜1.0cm程
度である。ここで重要なことは、肛門管内に作用する圧
力が60〜80mmH2Oの範囲で一時的に肛門管内に
留置でき患者に苦痛を与えないことである。またドレナ
ージ目的で留置されている管等と併設する場合はやや小
さめの直径にすることが望ましい。
【0021】肛門管内挿入部分と肛門周辺被覆部分とを
有する一体型は、広範囲に及ぶ疾患に使用して有利であ
る。 肛門管内挿入部分と肛門周辺被覆部分との組み合
わせは、同一素材同志でも異質素材の組み合わせでもよ
い。同一素材を使用する場合でも肛門管内挿入部分の要
求特性と肛門周辺被覆部分の要求特性とは異なるため特
性の異なるものにするのが望ましい。
【0022】肛門周辺被覆部分の形状は、紐状、シート
状、嵩高な綿状で、肛門管周辺のいずれの位置の部分に
対しても対応できるように柔軟性を有するものでなけれ
ばならない。更に好ましくは疾患部の形に応じて幅、厚
み等を変形できる構造にすることが望ましい。そのため
には肛門周辺被覆部分を紐状の繊維集合体、不織布、織
布、綿状体、多孔質体のシート又はリボン状とすること
が好ましい。
【0023】肛門管内挿入部分と肛門周辺被覆部分とを
有する一体型を製造する方法としては、肛門管内挿入部
分と肛門周辺被覆部分とを別々に作成し、上述のイ、ロ
又はニに示す物質や生体に無害な接合剤で結合させ一体
化する方法、肛門周辺被覆部分を長めにし、この長めに
した部分を肛門管内挿入部分の物質で被覆する方法、肛
門管内挿入部分を作成するとき同時に肛門周辺被覆部分
も同時に作成する方法等がある。
【0024】肛門管内挿入部分、肛門周辺被覆部分のい
ずれか一方又は両者に非破壊性繊維材を埋入し、肛門管
内挿入部分、肛門周辺被覆部分を除去するとき、その非
破壊性繊維材を引っ張ることにより、肛門管内挿入部
分、肛門周辺被覆部分を極めて簡単に取り出すことがで
きる。非破壊性繊維材としては、生体に対し安全な、一
般的に医療用縫合糸などに使用されているポリプロピレ
ン、テフロン(登録商標)等の合成素材で生体非吸収性
の糸、絹糸、綿糸等を使用することができる。これらの
糸を撚り合わせ所定の太さに加工したものを肛門管内挿
入部と一体化させ、これを肛門管外に出しておくことに
より、特に不溶性の材料を使用した肛門管内挿入部の取
出しを容易にすることができる。また、非破壊性繊維を
ネット状に加工し、崩壊性の肛門管内挿入部又は肛門周
辺被覆部に付与することにより、肛門管内挿入部、肛門
周辺被覆部の残留物の除去が可能となる。
【0025】
【実施例】次に本発明の肛門用ドレッシングの具体的な
構造例を図面について説明する。
【0026】図1は本発明の肛門管内挿入部分の種々の
例を示す。aに示す肛門管内挿入部分1は円柱状で、両
端部11、12は挿脱を容易にするため丸められてい
る。bに示す肛門管内挿入部分2は瓢箪形で、上端部2
1の径は下端部22の径より若干大きい。cに示す肛門
管内挿入部分3は紡錘形で、径の大きい端部31を上
部、径の小さい端部32を下部として使用する。dは卵
形の肛門管内挿入部分4を示し、cに示すものと同様径
の大きい端部41を上部、径の小さい端部42を下部と
して使用する。eに示す肛門管内挿入部分5は上端部5
1と下端部52とを細い棒状の部分53で連結したもの
で、上端部51は下端部52より若干径を大きく形成し
てある。fに示す肛門管内挿入部分6は円筒状で、中心
部に貫通孔61を備え、体内からの種々の排出液の導出
やドレナージチューブの挿入に使用することができる。
【0027】図2は肛門周辺被覆部分の種々の例を示
す。aに示すものは円柱状の肛門管内挿入部分1の下端
部12に紐状の肛門周辺被覆部分7を連結したものであ
る。bに示すものは円柱状の肛門管内挿入部分1の下端
部12に四角形状の肛門周辺被覆部分8を連結したもの
である。cに示すものは円柱状の肛門管内挿入部分1の
下端部12に細い繊維を総状にした肛門周辺被覆部分9
を連結したものである。dに示すものは円筒状の肛門管
内挿入部分6の下端部62にcに示すものと同様の総状
の肛門周辺被覆部分9を連結した例である。eに示すも
のはdに示す肛門部用ドレッシングの肛門管内挿入部分
6の貫通孔61にドレナージ用チューブ10を挿入した
例である。fに示すものは円柱状の肛門管内挿入部分1
の下端部12にリボン状の肛門周辺被覆部分13を連結
したものである。gに示すものは肛門管内挿入部分14
と肛門周辺被覆部分15とを可撓性の材料で一体に形成
し、肛門管内挿入部分には心材16を内臓させて所要の
保形性を持たせ、肛門管内挿入部分14と肛門周辺被覆
部分15との境界部は繊維材17で緊縛したもので、肛
門周辺被覆部分15を症状に応じて開き、被覆し得るよ
うにしたものである。
【0028】図3は肛門管内挿入部、肛門周辺被覆部に
埋入する非破壊性繊維材の例を示し、図1同等部分には
同符号を付してある。aに示すものは円柱状の肛門管内
挿入部1の内部に非破壊性繊維からなる糸301を埋め
込んだもので、使用済みの肛門管内挿入部はこの糸30
1を引っ張ることにより簡単に取出すことができる。b
は円柱状で崩壊性の肛門管内挿入部1内に非破壊性繊維
からなるネット302を埋め込み、このネットに同様に
非破壊性繊維からなる糸303を連結したもので、肛門
管内挿入部6が崩壊しても、糸303を引っ張ることに
より全体を残留物なしに取出すことができる。
【0029】図4は本発明の肛門部用ドレッシングの使
用方法の説明図で、図1,2と同等部分には同符号を付
してある。401は直腸、402は直腸に続く肛門管、
403は肛門開口部、404は肛門周辺部である。aは
図1aに示す肛門管内挿入部分1を使用した例を示し、
肛門管内挿入部分1を肛門開口部403より挿入するこ
とにより、肛門管内挿入部分1は上端部11が肛門管4
02の上端近傍に位置し、下端部12が肛門管402の
下端近傍即ち肛門開口部403に位置して、肛門管内壁
405に適切な押圧力を加えて保持される。bは図2a
に示す肛門部用ドレッシングを使用した例で、肛門管内
挿入部分1は肛門管内に位置し、肛門周辺被覆部分7は
肛門周辺部404の領域にあり、症状に応じて肛門周辺
被覆部分7を患部上に沿うように配置する。cは図2e
に示す肛門部用ドレッシングを使用した例で、肛門管内
挿入部分6は肛門管内に位置し、肛門周辺被覆部分9は
肛門周辺部404の領域に広げることにより広い患部を
覆うことができ、又ドレナージチューブ10を介してド
レナージを行うことができる。
【0030】次に本発明の肛門管内挿入部分,肛門周辺
被覆部分の材料組成の具体例を説明する。
【0031】具体例1:親水性物質を粘結性組成物と混
合した親水性粘結組成物を使用した例 使用した成分及び成分量は次のとおりであり、製造方法
は以下のとおりである。 成分 重量 ポリイソブチレン(分子量50000) 30.0部 ポリイソブチレン(分子量41000) 5.0部 液状ポリイソプレン 10.0部 カラヤガム 20.0部 カルボキシメチルセルロースナトリウム 15.0部 ゼラチン 5.0部 ペクチン 15.0部 計 100.0部 ポリイソブチレン(日本石油化学株式会社製ハイモール
4H、分子量41000)及びポリイソブチレン(日本石油
化学株式会社製ハイモール5H、分子量50000)を密閉
容器中にて湯煎し、軟化させ液状ポリイソプレン(株式
会社クラレ製クラプレンLIR30)を加え、均一になるま
で混合し、親水性高分子であるカラヤガム(五協産業株
式会社製カラヤガム150#)、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム(ダイセル化学工業株式会社製CMCダイ
セル1190)、ゼラチン(新田ゼラチン株式会社製ゼラチ
ンNC)、ペクチン(HERCULES JAPAN LTD CP.DIV製GENU
ペクチン)を徐々に加え均一な練り状物を作った。この
練り状物を加熱しながら幅5cmの平板状に加工し、直径
0.8cm、長さ10cmの廃液処理用チューブの中央部周囲に
巻き付け固定した。練り状物を含めた直径が1.3cmにな
るまで巻き付けた後加熱圧迫し、形状を整え冷却した。
本サンプルをγ線滅菌し、図1fに示す円筒状の肛門管
内挿入部分にドレナージチューブを挿入した肛門部用ド
レッシングを得た。本肛門部用ドレッシングは耐久性が
良好で長期の使用に耐えるものであった。
【0032】具体例2:親水性物質を粘結性組成物と混
合した親水性粘結組成物を使用した例 使用した成分及び成分量は次のとおりであり、製造方法
は以下のとおりである。 成分 重量 ポリアクリル酸ソーダ 7.5部 ゼラチン 2.5部 アルギン酸カルシウム 5.0部 ペクチン 5.0部 グリセリン 20.0部 水酸化アルミニウム 2.5部 蒸留水 57.5部 計 100.0部 グリセリン(日本油脂株式会社製日本薬局方濃グリセリ
ン)にポリアクリル酸ソーダ、水酸化アルミニウム(昭
和化学株式会社製水酸化アルミニウム)、アルギン酸カ
ルシウム(君津化学工業株式会社製アルギン酸カルシウ
ム)、ペクチン(HERCULES JAPAN LTD CP.DIV製GENUペ
クチン)を加え均一なペースト状になるまで攪拌し、蒸
留水にゼラチン(新田ゼラチン株式会社製G-0860P)を
加温溶解したものに徐徐に加え、均一になるまで混合し
た。この練り状物を円筒状の金型に装入し、加温して成
形し冷却した。本サンプルをγ線滅菌し、図1fに示す
肛門部用ドレッシングを得た。本肛門部用ドレッシング
は粘着力が強く、固定性が良好であった。
【0033】具体例3:親水性成分からなる連続発泡体
及び親水性繊維の集合体を使用した例 使用した成分及び成分量は次のとおりであり、製造方法
は以下のとおりである。 成分 重量 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.8部 ペクチン 0.5部 蒸留水 98.7部 計 100.0部 蒸留水中にカルボキシメチルセルロースナトリウム(ダ
イセル化学工業株式会社製CMCダイセル1190)とペクチ
ン(HERCULES JAPAN LTD CP.DIV製GENUペクチン)を均
一になるまで攪拌溶解し、蒸気滅菌後、テフロン製のト
レイに流し込み、脱気処理し、−30度にて予備凍結した
後、乾燥温度20度にて約1週間凍結乾燥を実施し多孔シ
ートを得た。このシートを長さ5cmの円柱状に加工し、
その中央に0.5cmφの穴を穿ち、肛門管内挿入部分とし
た。別に作ったアルギン酸カルシウム繊維をリボン状に
したものを肛門周辺被覆部分として前述の穴に挿入して
固定し、EOG滅菌処理し、図2fに示すような肛門部用
ドレッシングを得た。この肛門部用ドレッシングは手術
直後の創傷の処置に有効であった。
【0034】具体例4:親水性成分からなる連続発泡体
及び親水性繊維の集合体を使用した例 具体例3の肛門管内挿入部分に使用した配合と同様な配
合に架橋剤(ナガセ化成工業株式会社製水溶性エポキシ
化合物デナコールEX-810又はEX-821)を適量加えたもの
を肛門管内挿入部分の素材とし、また具体例3の肛門周
辺被覆部分と同様のものを肛門周辺被覆部分の素材と
し、具体例3と同様にして図2fに示す肛門部用ドレッ
シングを作った。この肛門部用ドレッシングは適当な硬
さを有し、創部への固定が良好であった。
【0035】具体例5:親水性繊維の集合体を使用した
例 親水性繊維としてカネボウ合繊株式会社製カネボウベル
オアシスの不織布で目付量130g/m2、厚さ2mmのものを
使用し、この不織布をロール状に丸め、ほずれないよう
糊付けして、図1aに示す円柱状に仕上げ、γ線滅菌を
行い、肛門部用ドレッシングを得た。本肛門部用ドレッ
シングは保形性がなく挿入された肛門管の内形状によく
なじみ、挿入時の刺激もなく、違和感の少ないものが得
られた。
【0036】具体例6:親水性繊維と親水性物質を粘結
性組成物と混合した親水性粘結組成物を使用した例 具体例1で作った配合物を直径1cm、長さ5.5cmの棒状に
したものを心材とし、その上に親水性繊維として積水化
成品工業株式会社製アクアメイトファイバーの幅10cmの
不織布を直径1.5cmになるまで巻き付け、心材側の末端
がほずれないように接着し、肛門管内挿入部分と肛門周
辺被覆部分との境部分、即ち心材の末端部分を積水化成
工業株式会社製アクアメイトファイバーからなる繊維で
縛り、図面2gに示すような形状に仕上げ、γ線滅菌を
行い肛門部用ドレッシングを得た。本肛門部用ドレッシ
ングは、肛門管内挿入部分がソフトで挿入時の痛みが少
なく、且つ挿入後は安定性があり、肛門周辺被覆部分の
巻かれた不織布を症状に応じて適宜開き被覆することに
より優れた被覆操作が得られた。
【0037】具体例7:親水性ゲルを使用した例 使用した成分及び成分量は次のとおりであり、製造方法
は以下のとおりである。 成分 重量 アルギン酸ナトリウム 10.0部 アルギン酸カルシウム 10.0部 ゼラチン 11.0部 ポリエチレングリコール400 11.0部 蒸留水 58.0部 計 100.0部 蒸留水中にポリエチレングリコール400(石丸製薬株式
会社製日本薬局方マクロゴール400)とゼラチン(新田
ゼラチン株式会社製G-0860P)を加え加熱してゼラチン
を融解させ、均一な溶液になったところにアルギン酸ナ
トリウム(君津化学工業株式会社製アルギン酸ナトリウ
ム)及びアルギン酸カルシウム(君津化学工業株式会社
製アルギン酸カルシウム)を加え、攪拌した後、最大直
径1cmの瓢箪形の型に入れ、その一方の端部にトウ状に
加工したアルギン酸カルシウム繊維を差込み一体化させ
冷却し、γ線滅菌を施し、図1bに示す肛門部用挿入部
2に図2cに示すような肛門周辺被覆部分9を付した肛
門部用ドレッシングを得た。本肛門部用ドレッシングは
適度な柔らかさを有し、装着感が良好であった。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば以下に記載したような効
果を得ることができる。 (1)肛門管内挿入部分は肛門管内の分泌物により湿潤
し、創傷面に対し摩擦を軽減して痛みを与えない。 (2)肛門管内挿入部分は膨潤することによって肛門管
の創面に密着し、***物の潜り込みを防止し、創傷部を
汚染から分離することができる。 (3)肛門管内挿入部分の親水性成分が滲出液を吸収す
るため長時間使用することができる。 (4)肛門管内挿入部分は体液、創傷からの滲出液等を
吸収して潤滑性を帯び、ゲル状になているから、取り除
く際創面に結合せず刺激を与えない。 (5)肛門管内挿入部分に肛門周辺被覆部分を結合した
ものは、肛門管内から肛門周囲に亘る創を隙間なく連続
して被覆することができると共に、前述と同様の効果を
得ることができる。 (6)肛門周辺被覆部分を変形自在な組成物で形成した
ものにおいては、一般に複雑な姿態を有する肛門周辺の
創に対しても自在に対応することができ、かつ前述と同
様の効果を得ることができる。 (7)肛門管内挿入部分、肛門周辺被覆部分に非破壊性
の繊維を盛り込んだものにおいては、これらの部分を交
換したり不要となって取り除くときに容易に除去するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】a〜fは本発明の肛門管挿入部分の異なる実施
例の正面図である。
【図2】a〜gは本発明の肛門管内挿入部分と肛門周辺
被覆部分とを組み合わせて構成した異なる実施例の正面
図ないし斜視図である。
【図3】a、bは本発明の非破壊性繊維材の異なる実施
例の正面図である。
【図4】本発明の異なる実施例の使用状態の説明図であ
る。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6、14肛門管内挿入部分 7、8、9、13、15 肛門周辺被覆部分 16 心材 61 貫通孔 301 非破壊性繊維の糸 302 非破壊性繊維のネット 303 非破壊性繊維の糸 401 直腸 402 肛門管 403 肛門開口部 404 肛門周辺部 405 肛門管内壁
フロントページの続き (72)発明者 又井 一雄 東京都江東区常盤2−11−11 (72)発明者 岩本 公和 兵庫県神戸市西区井吹台東町4−20−8 (72)発明者 田部 昭博 埼玉県春日部市樋堀299−1 春日部ファ ミールハイツ805 (72)発明者 青柳 孝信 神奈川県横浜市港南区港南台3−18−34 (72)発明者 五十嵐 正利 千葉県千葉市若葉区千城台東3−36−1 (72)発明者 久保 貴史 千葉県船橋市咲が丘2−4−1 (72)発明者 中村 博昭 千葉県船橋市東中山2−3−2 東中山駅 前ビル304 Fターム(参考) 4C076 AA02 BB29 CC17 4C081 AA14 BB01 CA021 CA051 CA081 CA181 CD011 CD021 CD031 CD041 CD121 CD141 CD151 CE01 CE02 4C098 AA10 DD02 DD06 DD13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肛門管内に挿入し留置する肛門管内挿入
    部分を有し、肛門管内挿入部分は、 イ.親水性物質を粘結性組成物と混合した親水性粘結組
    成物 ロ.親水性成分からなる連続発泡体 ハ.親水性繊維の集合体 ニ.親水性ゲル のいずれか一つ又は任意の組み合わせからなる複合体か
    ら構成されたことを特徴とする肛門部用ドレッシング。
  2. 【請求項2】 肛門管内に挿入し留置する肛門管内挿入
    部分と、肛門管内挿入部分と結合され肛門周辺の少なく
    とも一部を被覆し得るように形成された肛門周辺被覆部
    分とを有し、肛門管内挿入部分と肛門周辺被覆部分と
    は、 イ.親水性物質を粘結性組成物と混合した親水性粘結組
    成物 ロ.親水性成分からなる連続発泡体 ハ.親水性繊維の集合体 ニ.親水性ゲル のいずれか一つ又は任意の組み合わせからなる複合体か
    ら構成されたことを特徴とする肛門部用ドレッシング。
  3. 【請求項3】 肛門管内挿入部分と肛門周辺被覆部分と
    が同一の材料で形成されたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の肛門部用ドレッシング。
  4. 【請求項4】 肛門管内挿入部分と肛門周辺被覆部分と
    が異なる材料で形成されたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の肛門部用ドレッシング。
  5. 【請求項5】 肛門管内挿入部分の最大直径が4.0c
    m、長さが2.0〜5.0cmで、形状が円柱状、円錐
    状、楕円球状、円筒状、紡錘状、又は瓢箪状であること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の肛門
    部用ドレッシング。
  6. 【請求項6】 肛門管内挿入部分が直腸側先端から肛門
    外に向けて貫通孔を有することを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1つに記載の肛門部用ドレッシング。
  7. 【請求項7】 肛門管内挿入部分が直腸側先端から肛門
    外に向けて延びる管を有することを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1つに記載の肛門部用ドレッシング。
  8. 【請求項8】 肛門管内挿入部分に薬物を含浸、混合、
    又は塗布したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか
    1つに記載の肛門部用ドレッシング。
  9. 【請求項9】 肛門周辺被覆部分が繊維集合体、織布、
    不織布、綿状体、又は多孔質体のシート又はリボンから
    なることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記
    載の肛門部用ドレッシング。
  10. 【請求項10】 肛門管内挿入部分、肛門周辺被覆部分
    の少なくとも一方に非破壊性繊維材を埋入したことを特
    徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の肛門部用
    ドレッシング。
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