JP2000287024A - 白紙検出方法及びこの方法を用いる画像情報処理装置 - Google Patents

白紙検出方法及びこの方法を用いる画像情報処理装置

Info

Publication number
JP2000287024A
JP2000287024A JP11089094A JP8909499A JP2000287024A JP 2000287024 A JP2000287024 A JP 2000287024A JP 11089094 A JP11089094 A JP 11089094A JP 8909499 A JP8909499 A JP 8909499A JP 2000287024 A JP2000287024 A JP 2000287024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
image data
blank
image
reference value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11089094A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Okada
雄治 岡田
Kazuyuki Murata
和行 村田
Takehito Yamaguchi
岳人 山口
Naoki Takahashi
直樹 高橋
Kenji Hisatomi
健治 久富
Hideyuki Kuwano
秀之 桑野
Joji Tanaka
丈二 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11089094A priority Critical patent/JP2000287024A/ja
Publication of JP2000287024A publication Critical patent/JP2000287024A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル複合機あるいは複写機等で、白紙
を自動的に排除する必要がある。 【解決手段】 本発明は、原稿を画像データとして入力
し、上記入力された画像データの黒画素数を所定の基準
値と比較して、この画像データが白紙原稿に相当するか
否かを判断する。このとき、上記白紙原稿か否かを判断
する基準値を、別途入力した基準白紙原稿の画像データ
の黒画素数から算出するようにする。また、画像入力手
段が過去に入力した複数の画像データで位置的に一致す
る黒画素の数から算出するようにする。これによって、
白紙検出が容易となり、単に複数枚の原稿に白紙が混入
している場合や、白紙を書類の単位を示すために使用し
ているときに、その検出が有効となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された画像デ
ータの黒画素数を所定の基準値と比較して、この画像デ
ータが白紙原稿に相当するか否かを判断する白紙検出方
法と、この方法を用いる画像情報処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータを用いることによ
り、情報の記録処理が高効率化されており、例えば電子
ファイルシステムでは、小さな光ディスクに大量の情報
を画像データとして記憶させることができ、情報の管理
部門などの省スペース化を進めることが可能である。
【0003】また、ユーザーは、上記電子ファイルシス
テムを用いることにより、参照したい情報を高速に検索
して取りだすことができ、かつスキャナ等の画像入力装
置から読み込んだ画像、あるいは検索で取りだした画像
に対して、移動や拡大縮小、または文字入力などの編集
を加えて、新しい画像を作成することも可能である。
【0004】このような電子ファイルシステムや、蓄積
機能付きのファクシミリなどでは、登録処理を高効率に
行なうために、登録の対象となる文書などの大量の原稿
をまとめて自動的に読み取るものがある。
【0005】しかし、このように大量の原稿を連続して
自動登録する場合、原稿中に誤って白紙の原稿が混在し
ていた場合でも自動的に読み取ってしまうことがあり、
本来は必要としない原稿まで登録してしまうことがあ
る。
【0006】このため、有用でない情報の登録処理を行
なって、処理時間を無駄にすると共に、記憶媒体の記憶
容量を無駄に使用し、さらに登録内容の信頼性も低下す
るという問題が生じる。
【0007】そこで、例えば特開平6−35976号公
報に記載されるように、読み取った原稿の画像データの
黒画素数をカウントし、その値が所定の基準値より大き
いか小さいかで白紙の原稿かどうかを判断し、無用な白
紙原稿の登録を選択的に回避し、登録内容の信頼性向上
と情報処理の高効率化、および操作性の向上と記憶媒体
の有効利用を可能とする画像情報処理装置が提案されて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像情報処理装置では、画像入力装置の汚れや温度
特性が原因となって、白紙であっても上記汚れ等が一緒
に読み込まれる場合があり、この場合は上記読み込まれ
た画像データの黒画素数が多めにカウントされて白紙と
判断されないケースがあった。
【0009】本発明は叙上の如き実状に対処し、新規な
白紙検出方法を見出すことにより、上記白紙原稿の検出
精度を高めて、より効率的な情報処理を行わしめること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために以下の手段を採用している。
【0011】すなわち、本発明は、原稿を画像データと
して入力し、上記入力された画像データの黒画素数を所
定の基準値と比較して、この画像データが白紙原稿に相
当するか否かを判断する白紙検出方法を前提としてい
る。
【0012】本発明は上記前提において、上記白紙原稿
か否かを判断する基準値を、別途入力した基準白紙原稿
の画像データの黒画素数から算出するようにしている。
また、画像入力手段が過去に入力した複数の画像データ
で位置的に一致する黒画素の数から白紙の基準値を算出
するようにしている。
【0013】そして、上記本発明を適用した画像情報処
理装置においては、上記処理をする白紙検出手段を備え
るようにする。この白紙検出手段で白紙と判断されたと
き、該画像データを記憶手段に記憶させない記憶スキッ
プ手段とを設けることも可能であり、あるいは上記白紙
原稿と判断された画像データを文書区切りとして、この
文書区切りにより分割された原稿をそれぞれ別々の文書
として記憶させる文書区切り手段を設けることも可能で
ある。
【0014】さらに、入力した画像データを可視出力す
る出力手段と、上記白紙原稿と判断された画像データを
上記出力手段に出力させない出力スキップ手段とを設け
ることも可能であり、あるいは上記画像入力手段に搬送
された原稿を少なくとも二つの排出先に分類して排出す
る排出手段と、上記白紙と判断された原稿を、白紙でな
い原稿と別の排出先に排出させる原稿スキップ手段とを
設けることも可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下さらに、添付図面を参照して
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】図3は本発明の実施の形態の画像情報処理
装置を示す概略機能ブロック図であり、この実施の形態
1の画像情報処理装置は、同図に示すように、画像入力
手段1と、主制御部2と、白紙検出手段3と、記憶手段
4とを備えている。
【0017】上記主制御部2には例えば、CPU、メモ
リ等で構成される一般的な中央演算装置を使用すること
ができる。
【0018】上記画像入力手段1には例えば、複数の原
稿を連続的に給紙する自動用紙搬送装置(オートドキュ
メントフィーダー)を備えたイメージスキャナを使用す
ることができる。この画像入力手段1は紙上に情報が印
刷された原稿画像を連続的に読み取ってデジタル化し画
像データに変換する。
【0019】変換された画像データは主制御部のバッフ
ァ5に入力されるとともに、文書管理手段6によって文
書IDが割り振られて記憶手段4に記憶される。この記
憶手段4としては、例えばハードディスクが使用され
る。
【0020】一方、上記白紙検出手段3としては主制御
部2で動作するプログラムが使用される。白紙検出手段
3は入力した画像データの黒画素数をカウントして白紙
レベルとして記憶している基準値と比較し、その値より
大きいかどうかで判断する。
【0021】そして、本発明では、この白紙原稿か否か
を判断する基準値を、別途入力した基準白紙原稿の画像
データの黒画素数から算出する。
【0022】次に、図1乃至図3を参照して、本実施の
形態の画像情報処理装置の操作の手順を説明する。
【0023】上記画像情報処理装置は、図2に示すフロ
ーチャートにしたがって複数の原稿を連続的に読みとり
画像データの記憶を行う。
【0024】すなわち、まず原稿画像を画像入力手段1
から主制御部2のバッファ5に格納する(ステップ1
b)。上記入力された画像データはデジタル化されたデ
ータであり、通常、黒画素が“1”、白が“0”で表現
されており、上記白紙検出手段3が画像データの黒画素
の数をカウントすることで読み込んだ画像データの黒面
積率を得る(ステップ2b)。
【0025】なお、原稿が白紙原稿であっても、ノイズ
や画像入力手段のフラットベッド部のガラス面やレンズ
の汚れなどの原因により黒画素数が0であるとは限らな
い。上記実施の形態の画像情報処理装置では、主制御部
2のバッファ5(記憶手段4や白紙検出手段3自体でも
よい)に、白紙原稿かどうかを判断する白紙レベルの基
準値を保持している。
【0026】次に、上記白紙検出手段3が、上記ステッ
プ2bでカウントした画像データの黒画素数の値が上記
白紙レベルの基準値より大きいかどうか判断し、文書管
理手段6に通知する(ステップ3b)。
【0027】上記画像データの黒画素数の値が上記白紙
レベルの基準値より小さければ、その画像データは白紙
原稿として処理され、白紙処理手段10(記憶スキップ
手段:バッファ5から記憶手段4へのデータ転送を実行
する手段に持たせる))により記憶手段4に記憶しない
処理が行われる(ステップ4b)。逆に大きければ白紙
ではない原稿として処理され、その画像データは記憶手
段4に記憶される(ステップ5b)。
【0028】原稿が複数で、まだ処理前のものがあれ
ば、次の原稿の読み取り処理(ステップ1b)に戻る
(ステップ6b)。
【0029】上記したように記憶スキップ手段を設ける
ことにより、白紙原稿だけを記憶しないようにして、読
み取った原稿を画像データとして記憶手段4に記憶する
ことができる。
【0030】ところで、上記白紙レベルの基準値は状況
によって変動する。たとえば、画像入力手段1のレンズ
部や原稿が接するガラス面に汚れがあると、汚れが黒画
素となって画像データに混入してしまう。その場合、例
えば原稿が白紙原稿であっても汚れ部が黒画素数として
カウントされるので、その画像データを白紙原稿である
と判断するためには白紙レベルの基準値がその黒画素数
より大きくなければならない。
【0031】このような黒画素数の変動は、汚れだけで
なく温度変化による画像入力手段1のガンマ特性(光電
変換特性)の変動などによっても起こりうる。また、白
紙原稿であっても再生紙のような若干色のあるようなも
のは黒画素数がカウントされることがある。
【0032】本実施の形態の画像情報処理装置は、前記
したように、この白紙レベルの基準値の設定方法に特徴
がある。すなわち、図1に示すフローチャートにしたが
って、随時白紙レベルの基準値を更新することができ
る。
【0033】以下に図1を参照して、白紙レベルの基準
値の更新の手順を説明する。
【0034】まず、白紙原稿を画像入力手段1からバッ
ファ5に読み込む。このとき画像情報処理装置はユーザ
ーにより読み込んだ原稿が白紙原稿であることを知らさ
れている。その方法としては、例えば画像情報処理装置
の操作パネルのメニューに白紙キャリブレーションモー
ドを設け、そのモードで上記白紙原稿の読みとりをさせ
ること等で実現することができる(ステップ1a)。
【0035】白紙検出手段3が、上記のようにバッファ
5に読み込まれた白紙原稿の画像データの黒画素数をカ
ウントし(ステップ2a)、カウントされた黒画素数を
白紙レベルの基準値として、記憶手段4または主制御部
2に記憶されている白紙レベルの基準値を更新する(ス
テップ3a)。
【0036】この一連の動作により、白紙レベルの基準
値は、汚れなどが画像入力手段1のガラスやレンズに存
在するときには大きめの値に設定し直され、白紙原稿を
白紙でない原稿と間違って記憶する確率を減少させるこ
とが可能である。
【0037】以上のように、本実施の形態の画像情報処
理装置では、汚れなどの原因で読み取った白紙原稿の画
像データに黒画素領域が多く含まれていた場合でも、正
しく白紙原稿を検出することができる。
【0038】なお、本実施の形態1では原稿を記憶手段
4に記憶する画像情報処理装置の場合について説明した
が、白紙検出手段として本発明が有効なのはこのような
画像情報処理装置に限るものではない。例えば、読み込
んだ画像データを記憶手段4に記憶する代わりに、印刷
手段を備えて印刷するようなコピー機能を備えた画像情
報処理装置において適用しても、白紙の印刷による無駄
な紙の消費を減少させることができ効果的である。
【0039】また、複数枚の原稿に白紙が混入している
ような原稿の束から白紙を探し出す白紙検出装置として
も、正しく白紙の判断を行うことができるので効果があ
る。
【0040】さらに、複数枚からなる原稿を複数組セッ
トし、連続的に記憶手段4に記憶するような文書ファイ
リングシステムにおいて、各セットの区切りに白紙原稿
を挟んで白紙検出により区切りを認識する白紙処理手段
10(文書区切り手段)を備えた画像情報処理装置があ
る。このような装置においても本発明の白紙検出方法を
適用すれば、より正確に白紙検出を行うことができるの
で効果がある。
【0041】そして、画像情報処理装置が、入力した画
像データを可視出力する出力手段を備える場合は、該出
力手段に更に、上記白紙原稿と判断された画像データを
出力させない白紙処理手段10(出力スキップ手段)を
設けることも可能である。
【0042】またさらに、画像情報処理装置が、上記画
像入力手段1に搬送された原稿を少なくとも二つの排出
先に分類して排出する排出手段を備える場合は、該排出
手段に更に、上記白紙と判断された原稿を、白紙でない
原稿と別の排出先に排出させる白紙処理手段10(原稿
スキップ手段)を設けることも可能である。
【0043】なお、本実施の形態では、白紙レベルの基
準値を調整するのにキャリブレーションモードで白紙原
稿を読み込んだが、読み込む原稿の一枚目に意図的に白
紙原稿を置き、画像情報処理装置を一枚目の原稿で白紙
レベルの基準値の調整を行うように設定しておけば、わ
ざわざキャリブレーションモードで白紙原稿を読み込ま
せなくても簡単に白紙レベルの基準値の調整を行うこと
ができる。
【0044】すなわち、図2の原稿読み取り処理(ステ
ップ1b)の後、最初の原稿であるか否かを判断し、最
初の原稿であるときには図1のキャリブレーション処理
(ステップ1a〜3a)を実行する。次いで図2の原稿
残の判断処理(ステップ6b)に移行して、原稿がある
場合には図2の原稿読み取り処理と白紙検出処理と繰り
返すことになる。
【0045】また、本実施の形態では白紙レベルの基準
値を設定する際に紙の基準白紙原稿を使用したが、画像
入力手段1のカバーなどを上記基準白紙原稿として使用
することも可能である。
【0046】さらに、基準白紙原稿を読み込んだ際の黒
画素領域を汚れとみなし、この黒画素領域の位置を白紙
処理手段10(汚れ除去手段)のメモリに記憶し、バッ
ファ5に蓄積されている原稿の画像データより上記位置
に対応する黒画素領域を予め取り除いて汚れのない画像
データを生成し、該画像データを記憶したり印刷したり
することが可能である。
【0047】この汚れ除去手段は、例えば一時的に画像
データを記憶してOCR(光学的文字認識)などの処理
を適用してその後すぐに画像データを破棄する場合など
でも、汚れ除去により処理の精度が上がるので有効であ
る。
【0048】ただ、このような場合、取り除く黒画素と
原稿上に存在する画像とが重なっていると黒画素がある
べきところまで白くなってしまうことがあるが、周囲の
画素の連続性からそこに黒画素が存在するかどうかを類
推して上記元からの画像を修正する技術は公知の技術と
して数多く提案されている。
【0049】なお、本実施の形態では白紙レベルの基準
値を、読み取った基準白紙原稿の黒画素数としたが、状
況によってはその値を多少修正した方がよい場合もあ
り、必ずしも上記基準白紙原稿の黒画素数の値そのもの
を使う必要はない。例えば、常に黒画素数が多めにカウ
ントされる画像入力手段を用いたりする際には、上記白
紙レベルの基準値に多少の修正を加えた方がよい場合も
ある。
【0050】同様に、上記白紙レベルの基準値は、基準
白紙原稿を読み込んだ際の画像データの黒の画素数その
ものでなくてもよく、例えばノイズや汚れを除去する目
的で孤立している画素はカウントしなかったり、黒画素
がある数だけ連続しているときにそれを“1”とカウン
トしたりして、このカウントした値を黒画素数として使
用してもよい。要は、黒画素数として使用する値が、画
像データに含まれる黒画素の平面的な配列をある定式に
よって変換して算出した値であれば本発明の効果は同様
に得ることが可能である。
【0051】次に、本発明の実施の形態2の画像情報処
理装置を説明する。
【0052】この実施の形態2の画像情報処理装置の構
成は図3に示すように先の実施の形態1と同じであるた
め説明を省略し、図3乃至図5を参照して操作の手順を
説明する。
【0053】図4(a)(b)はそれぞれ画像入力手段
1に汚れがついた場合に読み取った2つの異なる画像デ
ータの例を示す図である。同図に示す画像データ5,8
は、それぞれ、その原稿上に書かれてた画像6,9と、
原稿上には書かれていなかったが画像入力手段1が汚れ
ていたために混入した画像7,10とを有している。
【0054】通常、画像入力手段1のレンズや原稿設置
ガラス面上の汚れであれば、汚れ7と汚れ10は必ず位
置的に一致する。
【0055】これら二つの画像データに共通の黒画素領
域には、必ずこの汚れ7,10が含まれる。汚れ7,1
0以外にも共通の黒画素領域は存在するが、画像入力手
段1がさらに読み込んだ新たな画像データと上記複数の
画像データに位置的に共通する黒画素領域を検出するよ
うにすると、汚れ7,10以外の共通黒画素領域は少な
くなり、画像データの汚れ領域がより明確になる。
【0056】このような方法をとると、画像データ中に
含まれる汚れを類推することが可能となる。
【0057】図5は本実施の形態2の画像情報処理装置
が原稿を連続的に読み込んで記憶手段4に記憶する際の
フローチャートである。まず、画像入力手段1が原稿を
読み取り(ステップ1c)、読み取られた原稿画像は白
紙レベルの基準値を決めるための画像データとして、本
来の画像データの記憶とは別に記憶手段4に記憶される
(ステップ2c)。
【0058】上記記憶手段4は、前記実施の形態1のよ
うに基準白紙原稿は読み込まず、その代わりに少なくと
も直前の過去3回分、上記の手順で読み込んだ画像デー
タを白紙レベルの基準値を決めるために記憶している。
記憶手段4の容量には限りがあるので、新しい画像デー
タが基準値用として入力されると、3つ前の基準値用の
画像データは記憶手段4から削除される。その結果、記
憶手段4には常に、最新の画像データから過去3回分の
基準値用の画像データが記憶されていることになる(ス
テップ3c)。なお、上記過去数回分の基準値用の画像
データの記憶は、容量さえ充分であればバッファ5を用
いることも可能である。
【0059】白紙検出手段3が、これら3つの基準値用
の画像データで位置的に一致する黒画素を抽出して、こ
の黒画素の数をカウントする。この黒画素は汚れである
と見なされるので、カウントした値は白紙レベルの基準
値として記憶手段4に記憶する(ステップ4c)。
【0060】次に、上記白紙検出手段3が、ステップ1
cで読み込んだ画像データの黒画素数をカウントし、ス
テップ5cでカウントした黒画素数の値が白紙レベルの
基準値より大きいかどうか判断する(ステップ5c〜6
c)。
【0061】上記ステップ5cでカウントした黒画素数
の値が、白紙レベルの基準値より小さければ白紙原稿と
して記憶せず処理される(ステップ7c)。逆に大きけ
れば白紙ではない原稿として、その画像データを記憶手
段4に記憶する(ステップ8c)。
【0062】最後に、未処理のものがあればステップ1
に戻る(ステップ9c)。
【0063】この方法を用いることにより、汚れが大き
くてカウントされる黒画素数が多い場合でも、汚れを差
し引いて白紙かどうか判断することから、この汚れによ
る白紙誤検出の確率が減少する。
【0064】なお、本実施の形態では過去3つの画像デ
ータから白紙レベルの基準値を求めたが、この限りでは
ない。例えば、過去4つ、5つと増加させれば、汚れ以
外の共通の黒画素数が減少し、汚れを多く見積もりすぎ
ることが少なくなる。
【0065】ただし、汚れはどの時点でつくかは未知数
である。つまり過去3つ目の原稿読み込み時点で汚れが
付いたとすると、過去4つの画像データの共通の黒画素
には汚れが含まれない。このため過去4つ以上の画像デ
ータに共通の黒画素を白紙レベルの基準値とすると、汚
れが考慮されない白紙レベルの基準値になってしまう。
【0066】このように、過去のいくつの画像データに
共通の黒画素をカウントすればよいかは多ければ多い程
よいわけではなく、また少なすぎても誤差が増えること
から状況に応じて決めるとよい。
【0067】なお、上記白紙レベルの基準値の決定は、
図5のフローチャートで示したように、原稿の記憶手段
4への記憶の処理の中に組み入れることもできるが、こ
の限りではない。例えば、ある時間おきに、過去に記憶
した複数の画像データに基づいた白紙レベルの基準値の
更新を行うことも可能である。
【0068】また、上記実施の形態2においても、上記
実施の形態1と同様に、汚れ除去手段、記憶スキップ手
段、文書区切り手段、出力スキップ手段、および原稿ス
キップ手段を設けることが可能である。
【0069】以上のように、画像入力手段1等の汚れや
その他の要因によって、画像入力手段1が入力する画像
データに原稿にはない黒画素が含まれていても、本発明
においては正しく白紙原稿の検出を行うことが可能であ
る。
【0070】また、上記汚れ除去手段、記憶スキップ手
段、文書区切り手段、出力スキップ手段、および原稿ス
キップ手段は、それぞれプログラムとして文書管理手段
6に設けることが可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、入力さ
れた画像データの黒画素数を所定の基準値と比較して、
この画像データが白紙原稿に相当するか否かを判断する
に際し、上記白紙原稿か否かを判断する基準値を、別途
入力した基準白紙原稿の画像データの黒画素数から算出
することから、画像入力装置の汚れや温度特性等による
原因で、読み取った白紙原稿の画像データに黒画素領域
が多く含まれていた場合でも高い精度で白紙原稿を検出
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態において白紙レベルの基準
値を決定する際のフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態1において白紙原稿の検出
を行いながら原稿画像データの記憶を行う際のフローチ
ャートである。
【図3】本発明の実施の形態の画像情報処理装置を示す
概略機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態で読み込んだ画像データの
例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2において白紙レベルの基
準値を自動的に求めて白紙原稿の検出を行いながら原稿
画像データの記憶を行う際のフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像入力手段 2 主制御部 3 白紙検出手段 4 記憶手段 5 バッファ 6 文書管理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 岳人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高橋 直樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 久富 健治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 桑野 秀之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 丈二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP03 AP10 HH01 HJ03 HJ06 HK07 HK11 2H027 DB01 DE07 ED13 2H076 AA58 BA65 BB10 5B050 AA10 BA16 EA04 5C062 AA05 AA06 AB02 AB17 AB22 AC02 AC04 AC65

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を画像データとして入力し、上記入
    力された画像データの黒画素数を所定の基準値と比較し
    て、この画像データが白紙原稿に相当するか否かを判断
    する白紙検出方法において、 上記白紙原稿か否かを判断する基準値を、別途入力した
    基準白紙原稿の画像データの黒画素数から算出すること
    を特徴とする白紙検出方法。
  2. 【請求項2】 原稿を画像データとして入力し、上記入
    力された画像データの黒画素数を所定の基準値と比較し
    て、この画像データが白紙原稿に相当するか否かを判断
    する白紙検出方法において、 上記白紙原稿か否かを判断する基準値を、画像入力手段
    が過去に入力した複数の画像データで位置的に一致する
    黒画素の数から算出することを特徴とする白紙検出方
    法。
  3. 【請求項3】 上記基準白紙原稿の画像データの黒画素
    の部分を白画素に変換する請求項1または2記載の白紙
    検出方法。
  4. 【請求項4】 原稿を画像データとして入力する画像入
    力手段と、上記入力された画像データの黒画素数を所定
    の基準値と比較して、この画像データが白紙原稿に相当
    する画像データか否かを判断する白紙検出手段とを備え
    た画像情報処理装置において、 上記白紙原稿か否かを判断する基準値を、別途入力した
    基準白紙原稿の画像データの黒画素数から算出する上記
    白紙検出手段を備えたことを特徴とする画像情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 原稿を画像データとして入力する画像入
    力手段と、上記入力された画像データの黒画素数を所定
    の基準値と比較して、この画像データが白紙原稿に相当
    する画像データか否かを判断する白紙検出手段とを備え
    た画像情報処理装置において、 上記白紙原稿か否かを判断する基準値を、画像入力手段
    が過去に入力した複数の画像データで位置的に一致する
    黒画素の数から算出する上記白紙検出手段を備えたこと
    を特徴とする画像情報処理装置。
  6. 【請求項6】 上記基準白紙原稿の画像データの黒画素
    の部分を白画素に変換する汚れ除去手段を備える請求項
    4または5記載の画像情報処理装置。
  7. 【請求項7】 入力した画像データを記憶する記憶手段
    と、上記白紙原稿と判断された画像データをこの記憶手
    段に記憶させない記憶スキップ手段とを備える請求項
    4、5または6記載の画像情報処理装置。
  8. 【請求項8】 上記白紙原稿と判断された画像データを
    文書区切りとして、この文書区切りにより分割された原
    稿をそれぞれ別々の文書として記憶させる文書区切り手
    段を備える請求項4乃至7の何れか1項に記載の画像情
    報処理装置。
  9. 【請求項9】 入力した画像データを可視出力する出力
    手段と、上記白紙原稿と判断された画像データを上記出
    力手段に出力させない出力スキップ手段とを備える請求
    項4乃至8の何れか1項に記載の画像情報処理装置。
  10. 【請求項10】 上記画像入力手段に搬送された原稿を
    少なくとも二つの排出先に分類して排出する排出手段
    と、上記白紙と判断された原稿を、白紙でない原稿と別
    の排出先に排出させる原稿スキップ手段とを備える請求
    項4乃至9の何れか1項に記載の画像情報処理装置。
JP11089094A 1999-03-30 1999-03-30 白紙検出方法及びこの方法を用いる画像情報処理装置 Pending JP2000287024A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11089094A JP2000287024A (ja) 1999-03-30 1999-03-30 白紙検出方法及びこの方法を用いる画像情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11089094A JP2000287024A (ja) 1999-03-30 1999-03-30 白紙検出方法及びこの方法を用いる画像情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000287024A true JP2000287024A (ja) 2000-10-13

Family

ID=13961302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11089094A Pending JP2000287024A (ja) 1999-03-30 1999-03-30 白紙検出方法及びこの方法を用いる画像情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000287024A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100394328C (zh) * 2003-03-20 2008-06-11 株式会社理光 图像再现装置及其方法
CN102638634A (zh) * 2011-02-10 2012-08-15 佳能株式会社 图像处理装置及图像处理方法
JP2012252291A (ja) * 2011-06-07 2012-12-20 Ricoh Co Ltd 消色装置
US8730486B2 (en) 2011-01-07 2014-05-20 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, printing method, and storage medium

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100394328C (zh) * 2003-03-20 2008-06-11 株式会社理光 图像再现装置及其方法
US7751071B2 (en) 2003-03-20 2010-07-06 Ricoh Company, Ltd. Image reproduction apparatus, image reproduction method, and program for implementing the method on a computer
US8730486B2 (en) 2011-01-07 2014-05-20 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, printing method, and storage medium
CN102638634A (zh) * 2011-02-10 2012-08-15 佳能株式会社 图像处理装置及图像处理方法
CN102638634B (zh) * 2011-02-10 2014-12-17 佳能株式会社 图像处理装置及图像处理方法
JP2012252291A (ja) * 2011-06-07 2012-12-20 Ricoh Co Ltd 消色装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3880723B2 (ja) 頁画像処理方法およびそのシステム並びに多頁文書複写方法
JP3332546B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JPS59205678A (ja) 用紙情報入力装置
US20060077417A1 (en) Job execution device, method for controlling the device, image forming device and computer program product
JP2001143050A (ja) 画像読取装置とその黒画素検索方法および白紙原稿検出方法
JP2000287024A (ja) 白紙検出方法及びこの方法を用いる画像情報処理装置
JP4347256B2 (ja) 画像処理装置,画像処理方法,画像処理プログラム及びそれが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5222127B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
EP1170940B1 (en) Image processing method and image processing apparatus
JP2003219117A (ja) 原稿両端検出装置
US12003685B2 (en) Image processing apparatus, control method, and non-transitory computer-readable medium
JP3354676B2 (ja) 電子ファイル装置
JP2003134322A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理方法実行のためのプログラム及びプログラムを記録した記録媒体
JP2003274175A (ja) 画像処理装置
JP2007082010A (ja) 画像読み取り装置、画像読み取り方法、プログラム
JPH05344330A (ja) 画像領域識別装置
JP2021034762A (ja) 画像読取装置、画像形成装置及びプログラム
JP3538939B2 (ja) 原稿サイズ検知装置
JP2002175499A (ja) 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、下地除去濃度設定方法及びその記憶媒体、プログラム
JPH1021376A (ja) 電子ファイリング装置
JP2551383B2 (ja) 直線検出補正装置
JP2001030580A (ja) 画像処理装置、印刷制御方法、及び記憶媒体
JPH06350851A (ja) バックグラウンド濃度検出装置
JP3312958B2 (ja) 電子ファイリング装置
JP2000209438A (ja) 画像処理装置