JP2000286645A - フィードフォワード増幅器 - Google Patents

フィードフォワード増幅器

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JP2000286645A JP11092355A JP9235599A JP2000286645A JP 2000286645 A JP2000286645 A JP 2000286645A JP 11092355 A JP11092355 A JP 11092355A JP 9235599 A JP9235599 A JP 9235599A JP 2000286645 A JP2000286645 A JP 2000286645A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来と同等以上の歪補償能力をもち、かつ補
助増幅器の高効率増幅を可能とする。 【解決手段】 検出した主増幅器23の歪成分が増幅す
る歪注入経路15を、可変減衰器27a、可変位相器2
8a、第一補助増幅器29a、遅延線36、位相反転回
路37よりなる歪検出回路42で補助増幅器29aで生
じる歪を検出し、この歪を、可変減衰器27b、可変位
相器28b、第二補助増幅器29b、遅延線39よりな
る歪除去回路43で除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として高周波
帯で使用される線形増幅器であるフィードフォワード増
幅器、特に電力効率を高効率化したものに関する。
【0002】
【従来の技術】図14にフィードフォワード増幅器の構
成を示す。フィードフォワード増幅器は、主増幅器の増
幅伝達経路11と線形信号伝達経路12により構成され
る歪検出回路13と、主信号伝達経路14と歪注入経路
15により構成される歪除去回路16により構成され
る。主増幅器の増幅伝達経路11には、可変減衰器2
1、可変位相器22と主増幅器23の直列接続で構成さ
れる。線形信号伝達経路12は、遅延線24と位相反転
回路25の直列接続により構成される。主信号伝達経路
14は、遅延線26により構成される。そして、歪注入
経路15は、可変減衰器27、可変位相器28と補助増
幅器29の直列接続により構成される。フィードフォワ
ード増幅器の入力は、電力分配回路31により、主増幅
器の増幅伝達経路11と線形信号伝達経路12に分配さ
れる。また、歪検出回路13と歪除去回路16は、電力
合成/分配器32により縦続に構成される。フィードフ
ォワード増幅器の出力は、主信号伝達経路14と歪注入
経路15の各出力を合成する電力合成器33より得られ
る。
【0003】フィードフォワード増幅器は、前段の歪検
出回路13で主増幅器23より発生する歪成分を検出
し、後段の歪除去回路16で主増幅器23より発生する
歪成分の位相量と振幅量を調整して、主増幅器23の出
力信号に注入することで主増幅器23より発生する非線
形歪を除去する。一般にフィードフォワード増幅器の非
線形歪改善量は、歪検出回路13の可変減衰器21と可
変位相器22、歪除去回路16の可変減衰器27と可変
位相器28と補助増幅器29の調整により左右される。
その調整等の精度は、特願昭63−23574「フィー
ドフォワード増幅器の自動調整回路」に示されている。
たとえば、30dB以上の歪圧縮量を得るための位相及
び振幅偏差は、それぞれ±2度以内及び±0.3dB以
内であり、歪検出回路13及び歪除去回路16の伝送特
性の平衡度及び調整の完全性について厳しい条件が要求
されているといえる。
【0004】フィードフォワード増幅器で歪補償するの
は、主増幅器23の非線形歪である。従って、補助増幅
器29で発生する非線形歪は、回路構成上原理的にフィ
ードフォワード増幅器により歪補償できない。また、上
記二つの経路の平衡条件が厳しいため、従来のフィード
フォワード増幅器の補助増幅器29には、線形性が要求
されている。一般に半導体増幅素子を用いた増幅回路の
線形性を高めるには、いわゆるA級バイアスとする動作
条件とし、増幅する信号のピーク電力よりも飽和出力を
十分に大きくしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年無線装置の小型化
・経済化・低消費電力化などが求められている。フィー
ドフォワード増幅器を用いる無線装置においても同様で
ある。フィードフォワード増幅器の低消費電力化を達成
するために、主増幅器及び補助増幅器の高効率化が必須
である。これにより、増幅器の放熱板などを小型化で
き、結果として無線装置の小型化を達成できる。
【0006】主増幅器の高効率化は、B級バイアス条件
のプッシュプル回路等により可能である。主増幅器で生
じる非線形歪は、従来のフィードフォワード増幅器によ
り補償できる。これに対して、フィードフォワード増幅
器の歪注入経路15に挿入される補助増幅器29の電力
効率を高めることは、一般に補助増幅器の半導体増幅素
子をいわゆるB級、C級などバイアス条件で動作させる
必要がある。これらのバイアス条件により生じる非線形
歪は、上記で述べたようにフィードフォワード増幅で原
理的に補償できない。従って、補助増幅器29の高効率
化は、フィードフォワード増幅器の歪補償能力を低下さ
せる問題があった。
【0007】たとえば、文献(野島俊雄、楢橋祥一、
「移動通信用超低歪多周波共通増幅器」、電子情報通信
学会無線通信システム研究会技術報告、RCS90−
4、1990)によると、主増幅器の飽和出力を100
W、補助増幅器の飽和出力を主増幅器飽和出力の1/
8、1.5GHz帯、主増幅器と補助増幅器の半導体増
幅素子にGaAsのMESFETの場合において、主増
幅器のMESFETのドレイン電圧12V、ドレイン電
流20A、補助増幅器のMESFETのドレイン電圧1
2V、ドレイン電流5Aとし、いずれもA級バイアスの
条件でフィードフォワード増幅器への供給電力は153
W程度になり、ドレイン効率を求めると、約5%以下に
なる。主増幅器にB級プッシュプルなどの高効率増幅回
路、補助増幅器にA級増幅回路を用いても高々約10%
以下のドレイン効率しか得られない。
【0008】高出力増幅器の高効率化を達成する方法と
して、W.H.Doherty,“A new hig
h efficiency power amplif
ier for modulated waves”,
Proc.IRE,vol.24,no.9,pp11
63−1182,Sept.1936.に飽和出力の異
なる複数の増幅回路による方法が知られている。一般に
ドハティ(Doherty)法として知られ、中波など
の放送局用送信電力増幅器などで実用化されている。D
oherty法では、飽和増幅を行う増幅回路と線形増
幅を行う増幅回路を並列に構成する。飽和増幅器では平
均電力付近の信号を増幅し、線形増幅器ではピーク電力
を生じる信号を増幅する。Doherty法では飽和増
幅器により高効率増幅を可能にしているが、回路構成上
線形増幅器に入力するべき信号も飽和増幅器に入力する
ことで非線形歪を生じる問題がある。また、飽和増幅器
で生じた非線形歪は回路構成上補償できない。
【0009】フィードフォワード増幅器のさらなる高効
率化を達成する方法として、主増幅器の出力バックオフ
を低下する方法があるが、公知の通りフィードフォワー
ド増幅器で補償できる非線形歪は、主増幅器の入力出力
特性の線形領域の不完全性に限られる。すなわち、入力
特性の飽和領域でのクリップ等による非線形歪をフィー
ドフォワード増幅器で補償できない。
【0010】この発明の目的は、従来のフィードフォワ
ード増幅器と同等以上の歪補償能力を持ちつつ、さらな
る高効率増幅を可能にすることで、フィードフォワード
増幅器の高効率化を達成することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1形態の発明によれ
ば、歪注入経路をフィードフォワード増幅器構成とす
る。具体的には、補助増幅器を主増幅器と見なして、補
助増幅器に対する歪検出回路と歪注入回路を用いた歪注
入経路とする。これにより、補助増幅器で発生する非線
形歪は、歪注入経路のフィードフォワード構成により補
償する。また、補助増幅器をA級バイアス以外のB級、
C級、D級、E級、F級等による高効率動作を可能にす
る。
【0012】第2形態の発明によれば、主増幅器を、互
いに飽和出力が異なる複数の増幅回路を並列に構成す
る。飽和出力は、増幅回路を構成する半導体増幅素子の
ゲート電圧、ベース電圧、ドレイン電圧及びコレクタ電
圧の条件により決まる。飽和出力の異なる複数の増幅回
路を並列に構成することで、増幅回路の入力信号のピー
ク対平均電力比に応じた飽和出力の増幅回路を選択でき
る。これにより、単一の増幅回路よりも電源効率を改善
できる。
【0013】第2形態の発明に対し第1形態の発明を適
用し、歪注入経路をフィードフォワード構成化する。こ
れにより、十分な線形性が要求された補助増幅器の高効
率化を達成できる。フィードフォワード増幅器全体の電
源効率の高効率化を達成できる。補助増幅器用歪検出回
路の補助増幅器は互いに異なる飽和出力を持つ増幅回路
を並列した構成で実現される。これにより、同様にフィ
ードフォワード増幅器の電源効率の高効率化を達成でき
る。
【0014】第3形態の発明によれば主増幅器のエミッ
タ接地またはソース接地の半導体増幅素子のコレクタ端
子またはドレイン端子に電圧変換回路から電圧が印加さ
れ、この印加電圧を主増幅器入力信号の包絡線に応じて
制御する。これにより、主増幅器のコレクタ効率または
ドレイン効率を著しく低下させることなく主増幅器の電
力効率を改善できる。
【0015】あるいは、主増幅器のエミッタ接地または
ソース接地の半導体増幅素子のベース端子またはゲート
端子に電圧変換回路からの電圧が印加され、この印加電
圧を主増幅器入力信号の包絡線に応じて制御する。これ
により、主増幅器のコレクタ効率またはドレイン効率を
著しく低下させることなく主増幅器の電力効率を改善で
きる。
【0016】この第3形態の発明においても、第1形態
の発明を適用して、フィードフォワード増幅器の歪注入
経路を補助増幅器の発生する非線形歪を検出する歪検出
回路とその検出した歪を補助増幅器出力に注入し除去す
る歪除去回路により構成する。これにより、主増幅器の
高効率化を達成しつつ、補助増幅器のさらなる高効率化
を可能にすることで、フィードフォワード増幅器全体の
電力効率を改善する。
【0017】この補助増幅器用歪検出回路の補助増幅器
を構成するエミッタ接地またはソース接地の半導体増幅
素子のコレクタ端子またはドレイン端子に印加する電圧
を補助増幅器入力信号に応じて制御する。これにより、
補助増幅器のコレクタ効率またはドレイン効率を著しく
低下させることなく補助増幅器の電力効率を改善でき、
フィードフォワード増幅器全体の電力効率を改善でき
る。
【0018】また補助増幅器用歪検出回路の補助増幅器
を構成するエミッタ接地またはソース接地の半導体増幅
素子のベース端子またはゲート端子に印加する電圧を補
助増幅器入力信号に応じて制御する。これにより、補助
増幅器のコレクタ効率またはドレイン効率を著しく低下
させることなく補助増幅器の電力効率を改善でき、フィ
ードフォワード増幅器全体の電力効率を改善できる。 作用 主増幅器の歪成分は、歪注入経路に出力される。第1形
態の発明による歪注入経路は、フィードフォワード構成
化により、補助増幅器に対する歪検出回路と補助増幅器
の歪除去回路で構成される。動作については、従来のフ
ィードフォワード増幅器と何ら変わらない。すなわち、
主増幅器の歪成分を入力し、補助増幅器で新たに生じた
歪成分を歪注入経路の歪検出回路で検出し、その新たな
歪成分を主増幅器の歪成分に何ら影響を与えることなく
補助増幅器の歪成分を歪注入経路の歪除去回路で除去す
る。
【0019】第2形態の発明は、Doherty法によ
る複数の飽和出力の異なる増幅回路を並列構成にするこ
とで、単一増幅回路で構成した場合に比べて電源効率の
高効率化を達成する。Doherty法の欠点として、
飽和出力の低い増幅回路にて非線形歪を生じるが、この
発明ではフィードフォワード増幅器の歪検出回路及び歪
除去回路により出力バックオフの低下により生じる帯域
外歪成分を十分に除去できる。
【0020】以上の理由から、フィードフォワード増幅
器全体の電源効率の高効率化を達成しつつ、従来と同等
の歪補償能力を達成する。第3形態の発明において、入
力信号の包絡線に合わせて主増幅器を構成する半導体増
幅素子のコレクタ電圧またはドレイン電圧を制御するこ
とで、常に動作点を電源効率の高い点にあるようにする
ことができる。この際に生じる非線形歪は、フィードフ
ォワード増幅器により歪補償される。
【0021】同様にして、ベース電圧またはゲート電圧
を制御することで常に動作点を電源効率の高い点にある
ようにすることができる。この際に生じる非線形歪も同
様にしてフィードフォワード増幅器により歪補償され
る。第3形態の発明においても第1形態の発明を適用し
て補助増幅器をフィードフォワード構成化し、補助増幅
器の発生する非線形歪をフィードフォワード増幅器の歪
注入経路のフィードフォワード構成化により歪補償をす
ることができ、補助増幅器にA級バイアス以外の電源効
率が優れた動作点のバイアス方法を適用でき、主増幅器
の半導体増幅素子の電圧制御と併せて、全体の電源効率
の高効率化が図れる。
【0022】
【発明の実施の形態】実施例1 図1にこの発明の実施例1を示す。この実施例1は、従
来のフィードフォワード増幅器の歪注入経路15をフィ
ードフォワード構成化したものである。歪注入経路は、
歪検出回路出力を入力する電力分配器35と、この電力
分配器35の一方の出力が供給される可変減衰器27a
と可変位相器28aと第一補助増幅器29aの直列接続
よりなる経路と、他方の出力が供給される遅延回路36
と位相反転回路37の直列接続よりなる経路と、前記二
つの経路の出力を合成し分配する電力合成/分配器38
と、その電力合成/分配器38の出力の一方が入力され
る遅延回路39を備える経路と、出力の他方が入力され
可変減衰器27bと可変位相器28bと第二補助増幅器
29bの直列接続よりなる経路と、これら二つの経路の
出力を合成する電力合成器41とにより構成される。
【0023】この歪注入経路15のフィードフォワード
構成化により、第一補助増幅器29aにA級バイアス以
外の動作条件で第一補助増幅器29aの半導体増幅素子
を高効率に動作させ、この高効率化に基づき補助増幅器
29aから新たに生じた歪成分を、可変減衰器27a、
可変位相器28a、第一補助増幅器29a、遅延回路3
6、位相反転回路37よりなる補助増幅器用歪検出回路
42で検出し、この検出した歪成分で、可変減衰器27
b、可変位相器28b、第二補助増幅器29b、遅延線
路39よりなる補助増幅器用歪除去回路43において、
第一補助増幅器29aの増幅出力中の第一補助増幅器2
9aで生じた歪成分を除去する。よって、第一補助増幅
器29aの高効率増幅を可能にできる。
【0024】第一補助増幅器29aにB級プッシュプル
回路を用いた第一具体例について述べる。図1中の第一
補助増幅器29aにB級プッシュプル増幅回路を用い、
第二補助増幅器29bにA級増幅回路を用いる。フィー
ドフォワード増幅器のドレイン効率は、フィードフォワ
ード増幅器の出力電力対フィードフォワード増幅器に供
給した電力の比である。第一具体例では、主増幅器2
3、第一補助増幅器29a、第二補助増幅器29bを使
用しているため、これらの出力電力対供給電力の比とな
る。ここで上記文献による例と同様の条件でこの具体例
の効果を検討する。
【0025】主増幅器23の飽和出力を100W、第一
補助増幅器27aの飽和出力をその1/8とすれば、第
二補助増幅器27bの飽和出力も同様にして第一補助増
幅器27aの飽和出力の1/8、よって主増幅器23の
飽和出力の1/64と考えられる。この場合、主増幅器
23をB級プッシュプル増幅回路、ドレイン電圧を12
V、ドレイン電流を10A、第1補助増幅器27aのド
レイン電圧を10V、ドレイン電流を3A程度とした場
合、第二補助増幅器27bのドレイン電圧を10Vとす
れば、ドレイン電流は0.3A程度と推定される。よっ
て、第一具体例におけるフィードフォワード増幅器への
供給電力は153W程度になり、従来の約半分になりド
レイン効率は10%程度と従来の倍になると推定され
る。このように、第一補助増幅器27aにB級プッシュ
プルを用いて高効率増幅を行うことでフィードフォワー
ド増幅器全体の電力効率を改善できる。
【0026】第一補助増幅器29aにF級増幅回路を用
いた第二具体例について述べる。主増幅器23にB級プ
ッシュプル増幅回路として、第一具体例と同様にフィー
ドフォワード増幅器の電力変換効率を推定する。この場
合、主増幅器23のドレイン電圧を12V、ドレイン電
流を10A、第一補助増幅器27aのドレイン電圧を1
0V、ドレイン電流を2A程度とした場合、第二補助増
幅器27bのドレイン電圧を10Vとすれば、ドレイン
電流は0.3A程度と推定される。よって、第一具体例
におけるフィードフォワード増幅器への供給電力は14
3W程度になり、第一具体例より少なくなり、ドレイン
効率は12%程度に向上すると推定される。このよう
に、第1補助増幅器27aにF級増幅回路を用いて高効
率増幅を行うことでフィードフォワード増幅器全体の電
力効率を改善できる。
【0027】第一補助増幅器29aにC級増幅回路を用
いた第三具体例について述べる。主増幅器23にB級プ
ッシュプル増幅回路として、第一具体例と同様にフィー
ドフォワード増幅器の電力変換効率を推定する。この場
合、主増幅器23のドレイン電圧を12V、ドレイン電
流を10A、第一補助増幅器27aのドレイン電圧を1
0V、ドレイン電流を2A程度とした場合、第二補助増
幅器27bのドレイン電圧を10Vとすれば、ドレイン
電流は0.3A程度と推定される。よって、第一具体例
におけるフィードフォワード増幅器への供給電力は14
3W程度になり、同様にドレイン効率は12%程度と推
定される。このように、第一補助増幅器29aにC級増
幅回路を用いて高効率増幅を行うことでフィードフォワ
ード増幅器全体の電力効率を改善できる。実施例2 図2に第2形態の発明の実施例を示す。主増幅器23を
二つの増幅回路23a,23bで並列構成する。各増幅
回路23a,23bへの電源供給は、増幅回路23aと
増幅回路23bで異なる。具体的には増幅回路23aに
は直流電源45から直接供給するが、増幅回路23bへ
の印加する電圧を抵抗素子46により増幅回路23aへ
の印加する電圧よりも低くして供給する。ここで、増幅
回路23aと23bに用いられる半導体増幅素子は同一
とする。実際には、異なる半導体増幅素子を使用しても
よい。この電源供給が異なる場合における主増幅器23
の入出力電力の関係を図3Aに示す。図3Aから、増幅
回路23aの飽和出力の方が増幅回路23bの飽和出力
よりも高い。主増幅器23の入力電力の大きさに応じ
て、増幅回路23aまたは増幅回路23bでの電力増幅
の性質が異なる。Doherty法と同様に、たとえ
ば、増幅回路23bでは平均電力付近の信号を増幅し、
増幅回路23aでは平均電力よりも十分に高い信号を増
幅する。増幅回路23aで増幅される信号の出現頻度に
依存するが、従来方法のように十分に高い出力バックオ
フをとる方法に比べて増幅回路23aの動作時間は少な
くなる。これは主増幅器入力信号の振幅頻度分布に応じ
て増幅回路の電力効率を高くできることを意味する。
【0028】図3Bにドレイン効率対出力電力の関係を
示す。従来の出力バックオフを取る方法と比較して、こ
の発明のドレイン効率の高さが大きいといえる。また、
ピーク電力が低いときには、増幅回路23aへの電圧の
印加を停止することで、さらに主増幅器の電源効率を高
めることができる。しかしながら、増幅回路23bでは
十分な出力バックオフをとらないため、帯域外歪電力を
増加させてしまう問題があるが、フィードフォワード構
成により増幅回路23bで発生した歪を除去できる。従
って、従来の主増幅器を出力バックオフ法で設計した場
合よりも高い電力効率を達成しつつ、従来と同等の歪補
償能力を持つことができる。
【0029】図4に主増幅器23の構成方法の実施例を
示す。主増幅器入力は方向性結合器47により分岐さ
れ、その分岐出力の主増幅器入力信号の包絡線を包絡線
検波回路48で検波し、制御回路49にてDC/DCコ
ンバータ51a,51bの出力電圧を包絡線のレベルに
応じて制御する。つまり直流電源45の出力がDC/D
Cコンバータ51a,51bを通じて増幅回路51a,
51bへ印加され、DC/DCコンバータ51aの出力
電圧よりDC/DCコンバータ51bの出力電圧が低い
ものとされている。方向性結合器47の出力は方向性結
合器52で分配されて増幅回路23a,23bの入力へ
それぞれ供給され、増幅回路23a,23bの各出力は
方向性結合器53で合成されて主増幅器23の出力とな
る。この構成により、図2の実施例と比べて、より帯域
外歪成分を発生させることなく、主増幅器23の高効率
増幅を達成し、主増幅器出力電力を制御できる利点を持
つ。
【0030】図5に第2形態の発明の他の実施例を示
す。実施例は、主増幅器を図4に示した増幅器構成と
し、歪注入経路を図1に示したフィードフォワード構成
化する。これにより、第一補助増幅器29aで発生する
歪成分を補償できるため、第一補助増幅器29aにB級
等の高効率増幅可能な動作条件を適用できる。このよう
に、補助増幅器の電力効率を改善できることから、フィ
ードフォワード増幅器の電力効率をさらに改善できる。
【0031】図6に第2形態の発明の更に他の実施例を
示す。実施例は、フィードフォワード構成化された歪注
入経路中の第一補助増幅器29aに図4に示した実施例
による増幅回路を適用する。即ち第一補助増幅器29a
として並列接続された増幅回路29a1,29a2を用
い、直流電源55の出力をDC/DCコンバータ56
a,56bにより互いに異なる電圧として増幅回路29
a1,29a2に印加し、第一補助増幅器29aの入力
を包絡線検波器57で包絡線検波し、制御器58でその
包絡線レベルに応じてDC/DCコンバータ56a,5
6bの出力電圧を制御する。この構成により、第一補助
増幅器29aの電力効率を主増幅器23と同様に改善で
きることから、フィードフォワード増幅器の電力効率を
さらに改善できる。
【0032】上述した実施例では、主増幅器23及び補
助増幅器29aの増幅回路を2つにしているが、2つ以
上であっても上記実施例から容易にフィードフォワード
増幅器の電力効率を改善できるといえる。実施例3 第3形態の発明の実施例を図7に示す。図7は、フィー
ドフォワード増幅器の主増幅器23を構成する半導体増
幅素子を電圧制御する構成図である。フィードフォワー
ド増幅器入力信号は、電力分配器31の出力側の主増幅
器の信号伝達経路上に方向性結合器(または電力分配
器)61により、主増幅器入力信号を分配する。分配さ
れた信号は、包絡線検波回路48に入力される。ここで
は、周波数ダウンコンバータなどで構成された受信機と
している。また、ピーク電力を検出するダイオードを用
いた検出回路でも構わない。包絡線検波回路48の出力
は、制御回路49に入力される。制御回路49は、電力
変換回路51を制御する。電力変換回路51は、高効率
のDC/DCコンバータ、トランジスタ、FETなどの
ドロッパでも構わない。この制御系統により、主増幅器
23の半導体増幅素子への電圧を制御する。
【0033】主増幅器23の入力信号は、図7中に破線
で示すように主増幅器23の直前で分配して包絡線検波
回路48に入力しても構わない。また、図8に示すよう
に、フィードフォワード増幅器の入力信号を作成する際
における低周波段の直交変調器の出力から分配して包絡
線検波回路48に入力してもよい。主増幅器23を構成
する半導体増幅素子の電圧を制御することで、主増幅器
23の出力信号の振幅と位相が変化する。この変化は、
歪検出回路13内の平衡性を達成するように可変減衰器
21と可変位相器22を動的に制御することで対応す
る。
【0034】図9にドレイン電圧制御の実施例について
述べる。主増幅器23の入力は入力整合回路62を通じ
て1段目のFET63のゲートへ供給され、FET63
のドレイン出力は段間整合回路64を通じて2段目のF
ET65のゲートへ供給され、FET65のドレイン出
力は段間整合回路66を通じて3段目のFET67のゲ
ートに供給され、FET67のドレイン出力は出力整合
回路68を通じて主増幅器23の出力となる。FET6
7のドレインにDC/DCコンバータ51の出力が印加
され、FET63,65の各ドレインには固定のドレイ
ン電圧1、ドレイン電圧2がそれぞれ印加され、FET
63,65,67の各ゲートには固定のゲート電圧1、
ゲート電圧2、ゲート電圧3が印加されている。
【0035】このように主増幅器23を3段FET6
3,65,67による回路構成とした。ドレイン電圧制
御は、最終段のFET67に対して行うものとした。一
般に増幅器は多段に構成されることから、どの段階で制
御しても構わない。図10Aに主増幅器23の入力電力
対出力電力の関係を示す。ドレイン電圧を6,8,10
Vとした。図中の動作点とは、各ドレイン電圧に対応す
るFETの動作点を表す。図10Bにドレイン効率対入
力電力の関係を示す。条件は、図10Aと同一である。
図10Aと10Bから、主増幅器23の入力信号のレベ
ルに応じてドレイン電圧を制御することで、つまり入力
電力が小さければ、ドレイン電圧を低くすることで主増
幅器の電源効率の高効率化を達成している。図10Cに
ドレイン効率対出力電力の関係を示す。従来の固定され
たドレイン電圧では、出力電力の変動で急激にドレイン
効率を低下してしまうが、ドレイン電圧制御によりドレ
イン効率を出力電力によらずある程度高効率にすること
ができる。
【0036】上記実施例では、FETについて述べたが
バイポーラトランジスタについても同様である。バイア
ス電圧を制御する場合の主増幅器の構成の実施例を図1
1に図9と対応する部分に同一番号を付けて示す。図1
1はFET27のゲート電圧制御に関する実施例であ
る。ゲート電圧制御による電力効率改善の効果は、ドレ
イン電圧制御の場合とほぼ同様である。ゲート電圧の制
御は、図11において最終段のFET67で行っている
が、初段、中間段で行ってもよい。ゲート電圧制御を行
うDC/DCコンバータ51は、ゲート端子にほとんど
電流が流れないため、キャパシタを用いる構成などきわ
めて簡単にできる。上記実施例では、FETについて述
べたがバイポーラトランジスタについても同様である。
【0037】ドレイン電圧制御に比べて、ゲート電圧制
御は主増幅器23の非線形歪を増大させる。増大した非
線形歪は、歪検出回路13内の可変減衰器21と可変位
相器22を用いてキャンセルするように適応アルゴリズ
ムなどで調整する。補助増幅器29を構成する半導体増
幅素子の電圧制御を行うフィードフォワード増幅器の実
施例を図12に示す。この実施例は図1に示したように
歪注入経路をフィードフォワード構成とすると共に、こ
の第一補助増幅器29aに対する印加電圧をDC/DC
コンバータ56を通じて行い、電力分配器35の出力を
方向性結合器71で分配し、その一方を可変減衰器27
aへ供給し、他方を包絡線検波器57で包絡線検波し、
その包絡線レベルに応じて制御器58によりDC/DC
コンバータ56を制御する。
【0038】補助増幅器29aを構成する半導体増幅素
子の電圧制御回路は、補助増幅器の入力信号を方向性結
合器(または電力分配器)71で分配する。分配された
信号は、受信機等で構成される包絡線検波器57または
ダイオード等で構成されるピーク電力検出回路で信号レ
ベルを検出する。検出された信号は、制御回路58によ
りDC/DCコンバータ56またはトランジスタドロッ
パを制御する。これにより、補助増幅器29aを構成す
る半導体増幅素子への電圧を制御する。図12中に破線
で示すように補助増幅器29aの直前の入力信号を分配
し、包絡線検波器57へ供給してもよい。また図12に
おける補助増幅器29aに対する電圧制御は上記で述べ
たドレイン電圧制御またはゲート電圧制御のいずれにも
対応できる。
【0039】図13に示すように、主増幅器23及び補
助増幅器29aを構成する各半導体増幅素子の電圧制御
を行えるようにしてもよい。このように、主増幅器23
及び補助増幅器29aへの電圧制御は、個別制御回路に
て独立に行う。また、主増幅器23及び補助増幅器29
aへの電圧制御方法については、FETであればドレイ
ン電圧及びゲート電圧のいずれを制御してもよい。ま
た、ドレイン電圧及びゲート電圧を同時に制御してもよ
い。これにより、ドレイン電圧制御での電源効率の最適
点とゲート電圧制御での電源効率の最適点を組み合わせ
てフィードフォワード増幅器の電源効率を最適にでき
る。同様にして、バイポーラトランジスタであれば、コ
レクタ電圧及びベース電圧のいずれを制御してもよい。
また、コレクタ電圧及びベース電圧を同時に制御しても
よい。これにより、コレクタ電圧制御での電源効率の最
適点とベース電圧制御での電源効率の最適点を組み合わ
せてフィードフォワード増幅器の電源効率を最適にでき
る。
【0040】
【発明の効果】この発明により、以下の効果がある。 (1)フィードフォワード増幅器の低消費電力化が可能
である。 (2)フィードフォワード増幅器の電源効率の高効率化
が可能である。 (3)装置の小型化・軽量化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態の発明の実施例を示すブロック図。
【図2】第2形態の発明の実施例を示すブロック図。
【図3】Aは増幅回路23a,23bの出力電力対入力
電力特性図、Bはドレイン効率対出力電力特性図であ
る。
【図4】図2中の主増幅器23の具体例を示すブロック
図。
【図5】第1形態の発明と第2形態の発明を組合せた実
施例を示すブロック図。
【図6】図5の実施例の変形例を示すブロック図。
【図7】第3形態の発明の実施例を示すブロック図。
【図8】第3形態の発明の他の実施例を示すブロック
図。
【図9】主増幅器23の具体例を示す図。
【図10】Aは主増幅器の出力電力対入力電力特性図、
Bはドレイン効率対入力電力特性図、Cはドレイン効率
対出力電力特性図である。
【図11】主増幅器23の他の具体例を示す図。
【図12】第1形態の発明と第3形態の発明を組合せた
実施例を示すブロック図。
【図13】第1形態の発明と第3形態の発明を組合せた
他の実施例を示すブロック図。
【図14】従来のフィードフォワード増幅器を示すブロ
ック図。
フロントページの続き Fターム(参考) 5J090 AA04 AA21 AA41 CA25 CA26 CA27 CA36 CA81 FA08 FA10 FA15 GN02 GN05 GN07 GN11 HA09 HN08 KA04 KA15 KA16 KA23 KA48 KA49 KA55 MA08 MA14 MA20 MA22 SA14 TA01 TA02 5J092 AA04 AA21 AA41 CA25 CA26 CA27 CA36 CA81 FA08 FA10 FA15 GR04 HA09 KA04 KA15 KA16 KA23 KA48 KA49 KA55 MA08 MA14 MA20 MA22 SA14 TA01 TA02 VL08 5K060 BB07 CC04 DD04 HH05 HH06 HH34 HH37 KK03 KK04 KK06 LL00 LL22 LL30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主増幅器の非線形歪を検出する歪検出回
    路と、 その検出した歪成分を補助増幅器を用いて増幅した後、
    主増幅器の出力に再び注入することによって歪成分の相
    殺を行う歪除去回路とを有するフィードフォワード増幅
    器において、 上記歪除去回路の補助増幅器の非線形歪を検出する補助
    増幅器用歪検出回路と、 その補助増幅器用歪検出回路で検出した歪成分を第二の
    補助増幅器で増幅して、上記補助増幅器の出力に再び注
    入することによって補助増幅器の歪成分の相殺を行う補
    助増幅器用歪除去回路とにより、 上記歪除去回路が構成されていることを特徴とするフィ
    ードフォワード増幅器。
  2. 【請求項2】 主増幅器の非線形歪を検出する歪検出回
    路と、 その検出した歪成分を補助増幅器を用いて増幅した後、
    主増幅器の出力に再び注入することによって歪成分の相
    殺を行う歪除去回路とを有するフィードフォワード増幅
    器において、 主増幅器は互いに飽和出力が異なる複数の増幅回路が並
    列に構成されていることを特徴とするフィードフォワー
    ド増幅器。
  3. 【請求項3】 主増幅器の非線形歪を検出する歪検出回
    路と、 その検出した歪成分を補助増幅器を用いて増幅した後、
    主増幅器の出力に再び注入することによって歪成分の相
    殺を行う歪除去回路とを有するフィードフォワード増幅
    器において、 主増幅器を構成するソース接地またはエミッタ接地され
    た半導体増幅素子のドレイン端子またはコレクタ端子に
    変換された電圧を印加する電圧変換回路と、 主増幅器に入力される信号の包絡線成分を検出する検波
    回路と、 上記検波回路の出力信号に応じて上記電圧変換回路を制
    御する制御回路と、 を設けたことを特徴とするフィードフォワード増幅器。
  4. 【請求項4】 主増幅器の非線形歪を検出する歪検出回
    路と、 その検出した歪成分を補助増幅器を用いて増幅した後、
    主増幅器の出力に再び注入することによって歪成分の相
    殺を行う歪除去回路とを有するフィードフォワード増幅
    器において、 主増幅器を構成するソース接地またはエミッタ接地され
    た半導体増幅素子のゲート端子またはベース端子に変換
    された電圧を印加する電圧変換回路と、 主増幅器に入力される信号の包絡線成分を検出する検波
    回路と、 その検波回路の出力信号に応じて上記電圧変換回路を制
    御する制御回路と、 を設けたことを特徴とするフィードフォワード増幅器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のフィードフォワード増幅
    器において、 主増幅器を構成するソース接地またはエミッタ接地され
    た半導体増幅素子のドレイン端子、またはコレクタ端子
    に変換された電圧を印加する電圧変換回路をさらに備え
    ることを特徴とするフィードフォワード増幅器。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5の何れかに記載のフィー
    ドフォワード増幅器において、 上記歪除去回路の補助増幅器の非線形歪を検出する補助
    増幅器用歪検出回路と、 その補助増幅器用歪検出回路で検出した歪成分を第二の
    補助増幅器で増幅して、上記補助増幅器の出力に再び注
    入することによって補助増幅器の歪成分の相殺を行う補
    助増幅器用歪除去回路により、 上記歪除去回路が構成されていることを特徴とするフィ
    ードフォワード増幅器。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のフィードフォワード増幅
    器において、 上記補助増幅器用歪検出回路の補助増幅器は互いに飽和
    出力が異なる複数の増幅回路が並列に構成されているこ
    とを特徴とするフィードフォワード増幅器。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のフィードフォワード増幅
    器において、 上記補助増幅器用歪検出回路の補助増幅器を構成するソ
    ース接地またはエミッタ接地された半導体増幅素子のド
    レイン端子またはコレクタ端子に変換された電圧を印加
    する電圧変換回路と、 補助増幅器に入力される信号の包絡線成分を検出する検
    波回路と、 その検波回路の出力信号に応じて上記電圧変換回路を制
    御する制御回路と、 を備えることを特徴とするフィードフォワード増幅器。
  9. 【請求項9】 請求項6記載のフィードフォワード増幅
    器において、 上記補助増幅器用歪検出回路の補助増幅器を構成するソ
    ース接地またはエミッタ接地された半導体増幅素子のゲ
    ート端子またはベース端子に変換された電圧を印加する
    電圧変換回路と、 補助増幅器に入力される信号の包絡線成分を検出する検
    波回路と、 その検波回路の出力信号に応じて上記電圧変換回路を制
    御する制御回路と、 を備えることを特徴とするフィードフォワード増幅器。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のフィードフォワード増
    幅器において、 上記補助増幅器用歪検出回路の補助増幅器を構成するソ
    ース接地またはエミッタ接地された半導体増幅素子のド
    レイン端子、またはコレクタ端子に変換された電圧を印
    加する電圧変換回路をさらに備えることを特徴とするフ
    ィードフォワード増幅器。
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