JP2000286110A - 可変抵抗回路 - Google Patents

可変抵抗回路

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JP2000286110A
JP2000286110A JP11090461A JP9046199A JP2000286110A JP 2000286110 A JP2000286110 A JP 2000286110A JP 11090461 A JP11090461 A JP 11090461A JP 9046199 A JP9046199 A JP 9046199A JP 2000286110 A JP2000286110 A JP 2000286110A
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JP
Japan
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volume
variable resistor
resistance value
resistance
circuit
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Application number
JP11090461A
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English (en)
Inventor
Niro Nakamichi
仁郎 中道
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MECHANICAL RES KK
Mechanical Research Corp
Original Assignee
MECHANICAL RES KK
Mechanical Research Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特性的に優れた非連続型可変抵抗を使用しつ
つ、抵抗変化時においても抵抗値が連続変化となる抵抗
回路を実現する。 【解決手段】抵抗値が非連続的に変化する非連続変化型
可変抵抗と、抵抗値が連続的に変化する連続変化型可変
抵抗と、抵抗値の非調整時には連続変化型可変抵抗を回
路から切り離し、また抵抗値の調整時には連続可変型抵
抗を回路に接続するよう切換える切換手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抵抗値を変化させる
可変抵抗を備えた可変抵抗回路に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ用のボリウムは大別して2種
類存在する。一つは電子ボリウムと呼ばれ、複数の抵抗
を電気的に切り替えることにより音量を上下させるも
の、もう一つは抵抗体の表面を接触子がスライドする機
械式ボリウムである。電子ボリウムは価格の安いICが
普及しており、またリモコンによる制御を始め、各種の
自動制御が行われやすいこともあり、低価格帯のオーデ
ィオ機器や音質の向上をあまり追求されないテレビ等に
広く普及している。しかしながら、多数の回路素子が信
号ラインに介在するため、音質劣化が生じやすいという
欠点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、薄膜状の抵抗体
上を接触子がスライドする機械式ボリウムは安価であ
り、また機構的にシンプルではあるが、摺動接点が存在
するため、抵抗体が磨耗することによる接触信頼性に欠
けるため、音質に悪影響を及ぼす要因となる。そこで、
複数の固定接点にそれぞれ異なる抵抗値を有する抵抗器
を接続し、この固定接点を切り替えることによりボリウ
ムを調整する、いわゆるステップ型のボリウムを使用す
ることが考えられる。このボリウムは可動接点が直接抵
抗体上をスライドしないため、接触信頼性は向上する
が、依然として可動接点と固定接点が摺動するため、接
点の機械的磨耗は避けられず、音質に悪影響を及ぼすと
いう欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め本発明においては、抵抗値が非連続的に変化する非連
続変化型可変抵抗と、抵抗値が連続的に変化する連続変
化型可変抵抗と、抵抗値の非調整時には連続変化型可変
抵抗を回路から切り離し、また抵抗値の調整時には連続
可変型抵抗を回路に接続するよう切換える切換手段を備
える。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施例
を、図面を参照して説明する。
【0006】図1は本発明を適用したオーディオ用アン
プのボリウム回路1を示す要部回路図である。なお、通
常のアンプの場合、左右2チャンネル分の回路を搭載し
ているが、以下の実施例においては説明の簡略のため、
1チャンネルの回路のみをもって説明する。
【0007】入力端子INは抵抗の変化時にその抵抗値
が非連続的に変化するステップ型のボリウムVR1にお
けるそれぞれ異なる抵抗値を有する複数の抵抗素子R1
の一端に接続され、この抵抗素子R1の他端はそれぞれ
ボリウムVR1の固定接点2に接続されている。
【0008】ボリウムVR1による可変範囲が50dB
とすると、1dBステップの調整を可能とするためには
固定接点2の数が1チャンネル当り51個必要になり、
また同数の抵抗素子R1が必要になる。これら固定接点
2の何れかを選択すべく、可動接点3が設けられ、固定
接点2の何れかと接触するよう構成されている。この可
動接点3はその一端がグランドに接続されている抵抗R
2の他端に接続されていると共に、出力端子OUTに接
続されている。
【0009】入力端子INはまた、薄膜状の抵抗体4上
を接触子5がスライドすることにより抵抗値が連続的に
変化する一般的な機械式のボリウムVR2における固定
端子の一端側に接続されている。このボリウムVR2の
可動端子はスイッチSW1を介して出力端子OUTに接
続され、またその固定端子の他方はグランドに接続され
ている。勿論、機械的な摺動接点が存在するため、音質
的にはボリウムVR1に対してボリウムVR2は劣るも
のである。
【0010】アンプ6のフロントパネルに設けられたボ
リウムノブ7にはポテンショメータからなるポジション
センサPS2が取り付けられている。比較器8の一方の
入力端子にはこのポジションセンサPS2が接続され、
他方の入力端子にはポジションセンサPS1が接続され
ている。比較器8の出力信号はスイッチSW2を介して
モータMに入力される。
【0011】図2はボリウムVR1、VR2、ポジショ
ンセンサPS1の接続構成を説明する図である。ボリウ
ムVR1、VR2、ポジションセンサPS1の回転軸9
は同軸とされ、この回転軸9がモータMによって回転駆
動される。ここで、回転軸9が回転したとき、ボリウム
VR1の抵抗値はステップ状に、またボリウムVR2の
抵抗値は連続的に変化するが、その差がほぼ同一となる
ようボリウムVR1における複数の抵抗値を選定する
か、ボリウムVR2の抵抗の変化特性をトリミングする
ことが望ましい。
【0012】ボリウムVR1の可動接点3の位置が変化
するとき、可動接点3を固定接点2から離隔すべく、駆
動機構10が設けられている。この駆動機構10は図示
しないモータ、ギア機構等から構成され、図3に示すご
とく、回転軸9の軸方向に沿って可動接点3を矢印方向
に移動させるものであるが、その構造は特段特徴がある
ものではないため、その詳細の説明は省略する。
【0013】マイコンからなる制御回路11は装置全体
を制御するものであり、ポジションセンサPS2に接続
されることにより、ボリウムノブ7が操作されたことを
検出可能とされると共に、スイッチSW1、SW2のオ
ンオフを制御し、また駆動機構10を制御する。
【0014】以上の構成において、制御回路11により
制御される各種動作を図3に示すフローチャートを参照
しつつ説明する。定常状態において、スイッチSW1、
SW2はそれぞれオフしている。この状態において、音
量を上下させるべくユーザーがボリウムノブ7を操作す
ると、ポジションセンサPS2の出力が変化する。制御
回路11によりこの出力変化が検出されると(SP
1)、制御回路は先ずスイッチSW1をオンし(SP
2)、ボリウムVR2を入力端子INと出力端子OUT
との間に介在させる。
【0015】なお、ボリウムVR1とVR2の抵抗値は
ほぼ同一とされているため、ボリウムVR2がボリウム
VR1に並列に接続された状態においても、合成抵抗値
は接続前とほぼ同一となり、接続に伴い音量変化が生じ
ないものである。
【0016】引き続き、駆動機構10によりボリウムV
R1の可動接点3を固定接点2から離隔させ(SP
3)、互いに非接触状態とする。また、スイッチSW2
をオンし、ポジションセンサPS1とPS2の差信号に
伴う比較器8の出力によりモータMを駆動する。これに
より、ポジションセンサPS1とPS2との差がなくな
るようモータMが回転駆動される。モータMにより回転
軸9が回転するが、ボリウムVR2が入力端子INと出
力端子OUTとの間に介在しているため、出力端子OU
Tには音量が連続的に可変した信号が出力される。
【0017】なお、ボリウムノブ7の操作中は、音質的
に劣るボリウムVR2による音量制御がなされるもので
あるが、ボリウムノブ7を操作中、音質が低下しても問
題な生じない。
【0018】ユーザーによって操作されたボリウムノブ
7の位置に相当するポジションセンサPS2の出力にポ
ジションセンサPS1の出力が一致すると、比較器8の
出力がゼロになることによりモータMの回転が停止する
(SP5)。これに伴い、駆動機構10によってボリウ
ムVR1の可動端子3を固定接点2に接触させた後、
(SP6)、スイッチSW1をオフする(SP7)。
【0019】その結果、ユーザーによるボリウムノブ7
の操作後所定時間tが経過すると、回路的にボリウムV
R2が切り離され、音質的に優れているボリウムVR1
により音量が定められる。また、所定時間tが経過する
と(SP8)、スイッチSW2がオフされ(SP9)、
微小な変化に伴う不必要なモータMの制御が行われない
ようにする。
【0020】なお、ボリウムノブ7の操作に伴うモータ
Mの回転中、マイコン等のノイズ源を含む制御回路11
が動作することにより、音質に悪影響を及ぼすノイズが
発生するが、モータMの回転終了後はこのマイコンを休
止状態とし、ボリウムノブ7の操作時のみ各種制御を行
うようにすることで、音質への悪影響を最小限にするこ
とが可能となる。
【0021】本発明は上述の実施例に限定されることな
く、種々の態様を取り得る。例えば、ボリウム操作時に
ステップ型のボリウムVR1に対して連続変化型のボリ
ウムVR2が並列に接続されたが、これに限定されるこ
となく、例えばボリウム操作時にスイッチによってボリ
ウムVR1を切り離すと共に、ボリウムVR2を接続す
るよう構成しても良い。
【0022】また、抵抗値の変化が非連続変化型のボリ
ウムは図1に示すごとく、回路的に並列接続され、それ
ぞれ抵抗値の異なる複数の抵抗で構成するタイプのもの
に限定されることはない。例えば図5に示すごとく、回
路的に直列接続された複数の抵抗Rで構成し、可動接点
13によりかかる複数の抵抗の接続点を選択することに
より、抵抗値をステップ状に変化させるタイプのボリウ
ムVR3を使用可能である。更に、非連続変化型のボリ
ウムVR1は、固定接点の構造により、抵抗値の変化時
に可動接点と固定接点との間が開放状態となることのな
いよう構成した可変抵抗を使用することが出来るのは勿
論である。
【0023】また、上述の実施例は可変抵抗を音響機器
のアンプに適用して説明したが、本発明はこれに限定さ
れることなく、電気回路において抵抗値を連続変化させ
る可変抵抗として使用可能であることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上のごとく、本発明回路によれば、抵
抗値が変化しない定常状態では非連続変化型の可変抵抗
により、また抵抗値の変化時においては連続変化型の可
変抵抗によりその抵抗値を定めているため、特性的に優
れた非連続型変化の可変抵抗を使用しつつ、抵抗変化時
においても抵抗値が連続変化となり、違和感のない抵抗
値制御を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の要部回路図。
【図2】ボリウムVR1、VR2、ポジションセンサP
S1の接続構成を説明する図。
【図3】ボリウムVR1における可動接点3の移動を説
明する図。
【図4】制御回路11による各種動作制御を表すフロー
チャート。
【図5】非連続変化型抵抗の他の実施例を表す回路図。
【符号の説明】
1 ボリウム回路 2 固定接点 3 可動接点 6 アンプ 7 ボリウムノブ 8 比較器 9 回転軸 10 駆動機構 11 制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抵抗値が非連続的に変化する非連続変化型
    可変抵抗と、 抵抗値が連続的に変化する連続変化型可変抵抗と、 抵抗値の非調整時には前記連続変化型可変抵抗を回路か
    ら切り離し、また抵抗値の調整時には前記連続可変型抵
    抗を回路に接続するよう切換える切換手段を備えたこと
    を特徴とする可変抵抗回路。
  2. 【請求項2】前記非連続変化型可変抵抗と連続変化型可
    変抵抗におけるそれぞれの可動接点を機構的に連結する
    連結機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の可
    変抵抗回路。
  3. 【請求項3】抵抗値の調整時、前記非連続可変型抵抗の
    可動接点と固定接点とが非接触状態となるよう、該可動
    接点を変位させる駆動機構を備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の可変抵抗回路。
JP11090461A 1999-03-31 1999-03-31 可変抵抗回路 Pending JP2000286110A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008159837A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Casio Comput Co Ltd 接点装置
JP7079952B1 (ja) * 2022-02-15 2022-06-03 有限会社オーディオデザイン 多段アッテネータ

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