JP2000284077A - 電子機器および電子機器の調整方法 - Google Patents

電子機器および電子機器の調整方法

Info

Publication number
JP2000284077A
JP2000284077A JP8991299A JP8991299A JP2000284077A JP 2000284077 A JP2000284077 A JP 2000284077A JP 8991299 A JP8991299 A JP 8991299A JP 8991299 A JP8991299 A JP 8991299A JP 2000284077 A JP2000284077 A JP 2000284077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
temperature
frequency
correction data
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8991299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3642219B2 (ja
Inventor
Takashi Kawaguchi
孝 川口
Hiroyuki Chihara
博幸 千原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP8991299A priority Critical patent/JP3642219B2/ja
Publication of JP2000284077A publication Critical patent/JP2000284077A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3642219B2 publication Critical patent/JP3642219B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ムーブメントや外装に組み込んだ状態で温度
補正データの算出をすることができ、一度に複数の製品
の温度補正データを同時に算出することを可能とする。 【解決手段】 アナログ電子時計の計測手段は、外部か
らのスタート信号をモータコイルを介して受信した後
(ステップS2)、外部からの基準信号に基づいて、発
振ユニットからの発振周波数と、感温発振ユニットから
の発振周波数とを計測する(ステップS3、S4)。そ
して、これらの測定を予め定められた複数の温度ごとに
繰り返す。また、演算ユニットは、発振ユニットからの
発振周波数と感温発振ユニットからの発振周波数とに基
づいて、温度補正データを計算する(ステップS6)。
そして、温度補正データは、制御ユニットの制御によ
り、記憶ユニットに書き込まれる(ステップS7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器および電
子機器の調整方法に係り、特にアナログ時計、ディジタ
ル時計などの計時装置あるいはプログラム記憶装置を内
蔵した電子機器および電子機器の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器である従来のアナログ電子時計
においては、温度補正データを算出するために必要とな
るデータを、回路ブロックまたはムーブメントの状態で
測定していた。具体的には、アナログ電子時計に内蔵さ
れている発振器および温度センサの各発振周波数を3点
以上の異なる温度ごとに測定し、その測定結果に基づい
て、温度補正データの算出を行っていた。ここで、温度
補正データとは、温度に対応する歩度調整データを算出
する際に必要となるデータをいう。そして、算出された
温度補正データは、アナログ電子時計に内蔵されている
不揮発性メモリに書き込まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来例においては、回路ブロックをムーブメントに組み込
んだり、ムーブメントを外装に組み込んだりする際に、
浮遊容量や応力の変化により発振器および温度センサの
発振周波数がシフトしてしまい、温度補正データによる
歩度調整が不正確になってしまう。その結果、アナログ
電子時計の精度や歩留まりが悪くなってしまうという問
題点があった。また、温度補正データの算出などを行う
調整装置と、回路ブロックまたはムーブメントとの間で
データのやり取りを行う場合には、調整装置とブロック
またはムーブメントとの接触箇所が非常に小さく限られ
ているため、高精度なプローブが必要となる。その結
果、調整装置の構成が複雑になるとともにコストも高く
なってしまうという問題があった。また、温度補正デー
タの算出は、プローブを介して調整装置側で行うため、
調整装置が1台の場合には、一度に一つのアナログ電子
時計しか温度補正データの算出が行えなかった。その結
果、同時に複数のアナログ電子時計の温度補正データの
算出を行うことができず、作業効率が悪いという問題が
あった。また、温度補正データを算出する際の工程を制
御するプログラムを内蔵する電子機器の場合には、通
常、出荷前に1度使用するだけの当該制御用のプログラ
ムを出荷後もそのまま持ち続けていた。その結果、プロ
グラムを記憶しているメモリを無駄に使用しているとい
う問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、ムーブメントや
外装に組み込んだ状態で温度補正データの算出を行うこ
とができ、一度に複数の製品の温度補正データを同時に
算出することが可能な電子機器および電子機器の調整方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1記載の発明は、温度検出信号を出力する
温度検出手段と、基準発振信号を生成する発振手段と、
複数の温度下における前記温度検出信号および予め定め
られた基準発振信号の基準周波数に基づいて前記基準発
振信号に対応する温度補正データを算出する補正データ
算出手段と、を備えたことを特徴とする。請求項2に記
載の発明は、請求項1記載の電子機器において、前記温
度検出信号は、温度に対応する周波数を有し、前記温度
検出信号の周波数を計測する計測手段と、複数の温度下
における前記温度検出信号の周波数および前記予め定め
られた基準発振信号の周波数に基づいて前記基準発振信
号に対応する温度補正データを算出する補正データ算出
手段と、を備えたことを特徴とする。請求項3に記載の
発明は、温度に対応する周波数を有する温度検出信号を
出力する温度検出手段と、基準発振信号を生成する発振
手段と、外部より入力された基準時間信号に基づいて温
度に対応する前記温度検出信号の周波数および前記基準
発振信号の周波数を計測する計測手段と、複数の温度下
における前記温度検出信号の周波数および前記基準発振
信号の周波数に基づいて前記基準発振信号に対応する温
度補正データを算出する補正データ算出手段と、を備え
たことを特徴とする。請求項4に記載の発明は、請求項
1ないし請求項3のいずれかに記載の電子機器におい
て、前記基準時間信号を受信する受信手段を備えたこと
を特徴とする。請求項5に記載の発明は、請求項4記載
の電子機器において、被駆動ユニットを駆動する駆動用
モータコイルを備え、前記受信手段は、前記駆動用モー
タコイルを介して前記基準時間信号を受信することを特
徴とする。請求項6に記載の発明は、請求項5記載の電
子機器において、前記基準時間信号を受信する際には前
記被駆動ユニットの駆動を禁止する制御手段を備えたこ
とを特徴とする。請求項7に記載の発明は、請求項4記
載の電子機器において、発電用コイルを有する発電手段
を備え、前記受信手段は、前記発電用コイルを介して前
記基準時間信号を受信することを特徴とする。請求項8
に記載の発明は、請求項4記載の電子機器において、電
力を蓄電する蓄電手段と、外部のコイルと電磁結合する
ことにより前記蓄電手段に対して充電を行う充電用コイ
ルとを備え、前記受信手段は、前記充電用コイルを介し
て前記基準時間信号を受信することを特徴とする。請求
項9に記載の発明は、請求項4記載の電子機器におい
て、外部とのデータ信号の送受信を行うための通信用コ
イルを備え、前記受信手段は、前記通信用コイルを介し
て前記基準時間信号を受信することを特徴とする。請求
項10に記載の発明は、請求項4記載の電子機器におい
て、外部とのデータ信号の送受信を行うための通信用ア
ンテナを備え、前記受信手段は、前記通信用アンテナを
介して前記基準時間信号を受信することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9または請求項10
のいずれかに記載の電子機器において、前記受信手段
は、前記データ信号としてプログラムを受信し、前記電
子機器は、前記プログラムを記憶する書き換えが可能な
プログラム記憶手段を備え、前記プログラム記憶手段
は、少なくとも前記計測手段および前記補正データ算出
手段を制御する前記プログラムを記憶することを特徴と
する。請求項12に記載の発明は、請求項1ないし請求
項11のいずれかに記載の電子機器において、前記補正
データ算出手段により算出された温度補正データを記憶
する記憶手段を備えたことを特徴とする。請求項13に
記載の発明は、請求項1ないし請求項12のいずれかに
記載の電子機器において、時刻表示を行う計時手段を備
え、前記温度補正データは、前記計時手段の歩度を補正
するための歩度補正データであることを特徴とする。
【0006】請求項14に記載の発明は、温度検出信号
を出力する温度検出装置と、基準発振信号を生成する発
振装置とを備えた電子機器の調整方法において、複数の
温度下における前記温度検出信号および予め定められた
基準発振信号の基準周波数に基づいて前記基準発振信号
に対応する温度補正データを算出する補正データ算出工
程と、を備えたことを特徴とする。請求項15に記載の
発明は、請求項14記載の電子機器の調整方法におい
て、前記温度検出信号は、温度に対応する周波数を有
し、前記温度検出信号の周波数を計測する計測工程と、
複数の温度下における前記温度検出信号の周波数および
前記予め定められた基準発振信号の周波数に基づいて前
記基準発振信号に対応する温度補正データを算出する補
正データ算出工程と、を備えたことを特徴とする。請求
項16に記載の発明は、温度に対応する温度検出信号を
出力する温度検出装置と、基準発振信号を生成する発振
装置とを備えた電子機器の調整方法において、外部より
入力された基準時間信号に基づいて温度に対応する前記
温度検出信号の周波数および前記基準発振信号の周波数
を計測する計測工程と、複数の温度下における前記温度
検出信号の周波数および前記基準発振信号の周波数に基
づいて前記基準発振信号に対応する温度補正データを算
出する補正データ算出工程と、を備えたことを特徴とす
る。請求項17に記載の発明は、請求項14ないし請求
項16のいずれかに記載の電子機器の調整方法におい
て、前記基準時間信号を受信する受信工程を備えたこと
を特徴とする。請求項18に記載の発明は、請求項14
ないし請求項17のいずれかに記載の電子機器の調整方
法において、前記電子機器は、時刻表示を行う計時工程
を備え、前記温度補正データは、前記計時工程の歩度を
補正するための歩度補正データであることを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施形態につ
いて図面を参照して説明する。 [1]第1実施形態 まず第1実施形態について説明する。なお、本第1実施
形態にあっては、電子機器としてのアナログ電子時計を
例として説明するが、本発明をこれに限定する趣旨では
なく、被駆動ユニットを駆動するための駆動用モータコ
イル(アナログ電子時計における運針用駆動モータコイ
ルに相当)を有する電子機器であれば、本発明の適用が
可能である。
【0008】[1.1] 第1実施形態の概要構成 図1に第1実施形態におけるアナログ電子時計の概要構
成ブロック図を示す。アナログ電子時計10は、基準発
振信号を生成する発振ユニット11と、温度によって駆
動電流が変化するリングオシレータ等で構成され、温度
によって出力信号の周波数がほぼリニアに変化する感温
発振ユニット16と、発振ユニット11により生成され
た基準発振信号および感温発振ユニット16の出力発振
信号に基づいて各発振周波数を計測する計測ユニット2
4と、カウンタや加算器等で構成され計測ユニット24
により計測された発振周波数に基づいて温度補正データ
を演算する演算ユニット25と、指針駆動用のモータコ
イル14とを備えて構成されている。
【0009】さらにアナログ電子時計10は、基準発振
信号を分周して分周発振信号を出力する分周ユニット1
2と、分周発振信号に基づいて駆動パルス信号を生成す
る駆動パルス発生ユニット13と、駆動パルス信号に基
づいて指針駆動用のモータコイル14を駆動するモータ
ドライバ15と、外部のコイルとモータコイル14とが
電磁結合することにより入力される各種データを受信す
るための受信ユニット20と、受信したデータに基づい
て各種制御を行う制御ユニット21と、温度補正データ
を記憶するためのEEPROMなどの記憶ユニット22
と、感温発振ユニット16の出力発振信号および記憶ユ
ニット22に記憶した温度補正データに基づいて分周ユ
ニット12の温度補正を行う温度補正ユニット17と、
ユーザによりリュウズスイッチ(リセットスイッチ)2
6が操作されたことを検出して、分周ユニット12のリ
セット処理を行うリセットユニット27とを備えて構成
されている。ここで、計測ユニット24は、温度補正デ
ータ算出処理時には、外部のコイルとモータコイル14
とが電磁結合することにより入力される外部からの基準
信号に基づいて、発振ユニット11および感温発振ユニ
ット16の各発振周波数を計測するとともに、通常動作
時には、発振ユニット11の出力信号を基準として感温
発振ユニット16の発振周波数を計測する。
【0010】[1.2] 第1実施形態の動作 次に、図2ないし図4を参照して第1実施形態の動作に
ついて説明する。図2に動作処理フローチャートを示
し、図3および図4に動作タイミングチャートを示す。
まず、アナログ電子時計10の制御ユニット21は、温
度補正データを算出するために必要となるデータの測定
を、予め定められた回数分繰り返すために設定された変
数nに“1”をセットする(ステップS1)。次に、制
御ユニット21では、外部のコイルとモータコイル14
とが電磁結合することにより入力される外部からの受信
信号を受信ユニット20を介して受信し、当該受信信号
がスタート信号を示す信号であるか否かの判断を行う
(ステップS2)。ステップS2の判断において、受信
信号がスタート信号を示す信号ではない場合には(ステ
ップS2;No)、再度、判断を繰り返す。実際の調整
においては、アナログ電子時計10を恒温槽等に入れ
て、所定の温度により恒温状態となった時点で、外部か
らのスタート信号を入力する。
【0011】一方、ステップS2の判断において、受信
信号がスタート信号を示す信号である場合には(ステッ
プS2;Yes)、制御ユニット21は、運針を行うた
めに出力される駆動パルスの生成を禁止する(ステップ
S9)。次に、計測手段24は、発振ユニット11によ
り生成される基準発振信号と外部からの受信信号である
基準信号とに基づいて発振ユニット11からの発振周波
数を計測する(ステップS3)。具体的に説明すると、
図3の時刻t1に示すように、受信信号が、スタート信
号を示す信号である場合には(図3(b)参照)、時刻
t2において、制御ユニット21は、発振ユニット周波
数計測信号を、“H”レベルとする(図3(c)参
照)。そして、発振ユニット周波数計測信号が“H”レ
ベルである間(図3の時刻t2から時刻t3の間)、計
測手段24は、発振ユニット11により生成される基準
発振信号と外部からの受信信号である基準信号(図3
(b)参照)とに基づいて発振ユニット11からの発振
周波数を計測する。
【0012】次に、計測手段24は、感温発振ユニット
16により生成される出力発振信号と外部からの受信信
号である基準信号とに基づいて感温発振ユニット16か
らの発振周波数を計測する(ステップS4)。具体的に
は、図3に示す時刻t3になると、制御ユニット21
は、発振ユニット周波数計測信号を、“L”レベルとし
(図3(c)参照)、計測手段24は、発振ユニット1
1からの発振周波数の計測を終了する。それと同時に、
制御ユニット21は、感温発振ユニット周波数計測信号
を、“H”レベルとする(図3(d)参照)。そして、
感温発振ユニット周波数計測信号が“H”レベルである
間(図3の時刻t3から時刻t4の間、但し、後述する
n=“3”の場合には、時刻t3から図4の時刻t5の
間)、計測手段24は、感温発振ユニット16により生
成される出力発振信号と外部からの受信信号である基準
信号(図3(b)参照)とに基づいて感温発振ユニット
16からの発振周波数を計測する。
【0013】そして、制御ユニット21は、駆動パルス
の生成の禁止を解除する(ステップS10)。次に、制
御ユニット21では、変数nが予め定められた回数を示
す数値であるか否かを判断する(ステップS5)。図2
においては、予め定められた回数を示す数値として
“3”が設定されている。ステップS5の判断におい
て、変数n≠“3”の場合には(ステップS5;N
o)、変数nに“1”を加算して(スッテプS8)、処
理をステップS2に移行する。実際の調整においては、
アナログ電子時計10が前回とは異なる所定の温度によ
り恒温状態となった時点で、外部からのスタート信号を
入力する。一方、ステップS5の判断において、変数n
=“3”の場合には(ステップS5;Yes)、演算ユ
ニット25は、ステップS3において計測された発振ユ
ニット11からの発振周波数と、ステップS4において
計測された感温発振ユニット16からの発振周波数とに
基づいて、温度補正データを算出する(ステップS
6)。具体的には、図4に示す時刻t5になると、制御
ユニット21は、感温発振ユニット周波数計測信号を
“L”レベルとし(図4(d)参照)、計測手段24
は、感温発振ユニット16からの発振周波数の計測を終
了する。それと同時に、制御ユニット21は、補正デー
タ計算信号を“H”レベルとし(図4(e)参照)、演
算ユニット25は、ステップS3において計測された発
振ユニット11からの発振周波数とステップS4におい
て計測された感温発振ユニット16からの発振周波数と
に基づいて、温度補正データを算出する(ステップS
6)。なお、温度補正データの算出については後述す
る。
【0014】次に、演算ユニット25により算出された
温度補正データは、制御ユニット21の制御により、記
憶ユニット22に書き込まれる(ステップS7)。具体
的には、図4に示す時刻t6において、制御ユニット2
1は、補正データ書き込み信号を“H”レベルとし(図
4(f)参照)、演算ユニット25により算出された温
度補正データを、記憶ユニット22に書き込む。
【0015】ここで、温度補正データの算出について簡
単に説明する。図5(a)は発振ユニットの温度特性、
図5(b)は温度センサである感温発振ユニットの温度
特性、図5(c)は温度補正データ算出処理の概要フロ
ーチャートである。まず、図5(a)の歩度は、以下の
式により求められる。 歩度=k*(fh−fr)/fr ここで、fhは発振ユニット11の発振周波数、frは
fhの理想基準周波数、kは周波数を歩度に変換する際
の定数でありk=86,400[sec](=24*60*60[sec])を
表す。このようにアナログ電子時計10の歩度は、発振
ユニット11が出力した発振周波数と、発振ユニット1
1から出力される発振周波数の理想値となる基準周波数
とから求めることができる。そして、温度補正データの
算出を行う場合には、まず、アナログ電子時計10を温
度T1に所定時間(例えば、3時間)保持し、恒温状態
となった時点で、感温発振ユニット16の発振周波数f
1およびアナログ電子時計10の歩度y1を測定する(ス
テップS11)。次にアナログ電子時計10を温度T2
に所定時間(例えば、3時間)保持し、恒温状態となっ
た時点で、感温発振ユニット16の発振周波数f2およ
びアナログ電子時計10の歩度y2を測定する(ステッ
プS12)。続いてアナログ電子時計10を温度T3に
所定時間(例えば、3時間)保持し、恒温状態となった
時点で、感温発振ユニット16の発振周波数f3および
アナログ電子時計10の歩度y3を測定する(ステップ
S13)。その後、以下の(1)〜(3)式の全てを満
たす当該アナログ電子時計10における固有の値(係数
β’、基準周波数ft、基準歩度y0)を算出し、係数
β’、基準周波数ft、基準歩度y0を温度補正データ
としてアナログ電子時計10の記憶ユニット22に記憶
させる(ステップS14)。 y1=−β’(f1−ft)2+y0 ……(1) y2=−β’(f2−ft)2+y0 ……(2) y3=−β’(f3−ft)2+y0 ……(3)
【0016】以上のように算出された温度補正データに
基づいて、実際に温度補正による歩度調整を行う過程を
以下に説明する。まず、計測ユニット24により、感温
発振ユニット16の発振周波数fkが求められる。次
に、温度補正ユニット17は、以下の式に、感温発振ユ
ニット16の発振周波数fkおよび記憶ユニット22に
記憶されている温度補正データ(係数β’、基準周波数
ft、基準歩度y0)を代入して、発振ユニット11の
歩度yを求める。 y=−β’(fk−ft)2+y0 そして、温度補正ユニット17は、求められたアナログ
電子時計10の歩度yに基づいて分周ユニット12を制
御することにより、発振手段11から出力される基準発
振信号を調整する。
【0017】[1.3] 第1実施形態の効果 以上の説明のように、本第1実施形態によれば、アナロ
グ電子時計10のモータコイル14を介して調整装置か
らのデータを受信することにより、ムーブメント状態あ
るいはムーブメントを外装に組み込んだ状態で温度補正
データの算出に必要となるデータの測定を行うことがで
きるようになるため、温度補正データによる歩度調整の
精度を向上させることが可能となる。また、アナログ電
子時計10のモータコイル14を介して調整装置からの
データを受信することにより、調整装置と回路ブロック
またはムーブメントとを接触せずにデータのやり取りを
行うことが可能となる。その結果、調整装置は、高精度
なプローブを備える必要がなくなり構成を簡易にできる
とともにコストも低く抑えることが可能となる。また、
アナログ電子時計10に演算ユニット25を備えること
により、調整装置から、スタート信号および基準信号を
受信するだけで温度補正データの算出を行うことができ
るため、1台の調整装置で同時に複数のアナログ電子時
計10の温度補正データを算出することが可能となる。
【0018】[1.4] 第1実施形態の変形例 上記実施形態においては、温度補正データを算出する際
に、感温発振ユニット16の発振周波数f1〜f3および
アナログ電子時計10の歩度y1〜y3に基づいて係数
β’、基準周波数ft、基準歩度y0を算出している
が、感温発振ユニット16に代えて感温センサユニット
の出力する温度t11〜t13およびアナログ電子時計10
の歩度y1〜y3に基づいて係数β’’、基準温度tt、
基準歩度y0を算出してもよい。具体的には、以下の
(4)〜(6)式の全てを満たす当該アナログ電子時計
10における固有の値(係数β’’、基準温度tt、基
準歩度y0)を算出し、係数β’’、基準温度tt、基
準歩度y0を温度補正データとしてアナログ電子時計1
0の記憶ユニット22に記憶させてもよい。 y1=−β’’(t11−tt)2+y0 ……(4 ) y2=−β’’(t12−tt)2+y0 ……(5 ) y3=−β’’(t13−tt)2+y0 ……(6 )
【0019】[2] 第2実施形態 次に本発明の第2実施形態について、図6を参照して説
明する。なお、本第2実施形態にあっては、電子機器と
しての腕時計型コンピュータを例として説明するが、本
発明をこれに限定する趣旨ではなく、プログラムを記憶
するための記憶ユニットと、CPUなどの演算ユニット
と、コイルまたはアンテナなどを有する電子機器であれ
ば、本発明の適用が可能である。
【0020】[2.1] 第2実施形態の概要構成 図6に第2実施形態における腕時計型コンピュータの概
要構成ブロック図を示す。図6において、図1の第1実
施形態と同様の部分には同一の符号を付し詳細な説明を
省略する。まず、本第2実施形態の構成が図1の第1実
施形態の構成と異なる点は、温度補正データの算出に必
要となるデータの測定およびその測定結果に基づいて温
度補正データの算出を行うように制御するためのプログ
ラムを記憶するプログラム記憶ユニット32を備えた点
と、外部装置とのデータ信号の送受信を行うために必要
となる送信ユニット30、通信ユニット31および通信
用コイル36を備えた点である。また、本第2実施形態
では、計時ユニット33と制御ユニット21と演算ユニ
ット25とをCPUにより、まとめて構成することも可
能である。
【0021】また、本第2実施形態の腕時計型コンピュ
ータ30は、ディジタル時計の時刻を計時する計時ユニ
ット33と、計時された時刻にしたがって時刻表示を制
御する表示駆動ユニット34と、時刻表示が表示される
液晶表示ユニット35と、ディジタル時計の操作に必要
な入力ボタンである入力スイッチ28と、入力スイッチ
28が操作されたことを検出して制御ユニット21の入
力制御処理を行う入力制御ユニット29とを備えて構成
されている。ここで、プログラム記憶ユニット32は、
書き換えが可能であるため、出荷前に1度使用するだけ
の制御用のプログラムを出荷後も持ち続けることを回避
することができる。具体的には、温度補正データを算出
して記憶ユニット22に記憶した後は、プログラム記憶
ユニット32のプログラムを消去する。
【0022】[2.2] 第2実施形態の動作 本第2実施形態の動作が図2の第1実施形態の動作と異
なる点は、以下の点である。まず、1点目として、本第
2実施形態においては、温度補正データの算出工程を制
御するプログラムを書き換え可能なプログラム記憶ユニ
ット32に記憶しているため、温度補正データの算出終
了後は、当該制御用のプログラムをプログラム記憶ユニ
ット32から削除することができる点である。
【0023】そして、2点目として、第1実施形態で
は、外部(例えば、調整装置)からのスタート信号に基
づいて発振周波数の計測を開始するのに対し、本第2実
施形態においては、制御ユニット21が、入力スイッチ
28を操作することにより出力されるスタート信号を受
けた後は、プログラム記憶ユニット32に記憶された制
御用のプログラムにしたがって温度補正データの算出な
どを行う点である。
【0024】また、3点目として、第1実施形態では、
あらかじめ設定された複数の基準温度ごとに行うべき発
振周波数の測定を、各測定の開始前に一定の間隔を置い
てから出力される外部からのスタート信号に基づいてそ
れぞれ開始するのに対し、本第2実施形態においては、
あらかじめ設定された複数の基準温度ごとに行うべき発
振周波数の測定を、プログラム記憶ユニット32に記憶
された制御用のプログラムにしたがって各測定の開始前
に一定の間隔を置いてからそれぞれ開始している点であ
る。このように一定の間隔を置くのは、予め設定された
複数の温度ごとに各発振周波数を計測するために、腕時
計型コンピュータ30が各設定温度において恒温状態と
なるまでのの時間を確保する必要があるからである。次
に第2実施形態の動作について、図7を参照して説明す
る。図7に第2実施形態における腕時計型コンピュータ
の動作処理フローチャートを示す。
【0025】まず、制御ユニット21は、プログラム記
憶ユニット32に記憶されている温度補正データの算出
に必要となるデータの測定およびその測定結果に基づい
て温度補正データの算出を行うように制御するためのプ
ログラムをロードする(ステップS21)次に、制御ユ
ニット21は、入力制御ユニット29を介して、発振周
波数の計測を開始する合図となるスタート信号を出力す
る操作となる入力スイッチ28操作が行われたか否かを
判断する(ステップS22)。ステップS22の判断に
おいて、入力スイッチの操作が行われていない場合には
(ステップS22;No)、再度、判断を繰り返す。
【0026】一方、ステップS22の判断において、入
力スイッチの操作が行われた場合には(ステップS2
2;Yes)、腕時計型コンピュータ30の制御ユニッ
ト21は、温度補正データを算出するために必要となる
データの測定を、予め定められた回数分繰り返すために
設定された変数nに“1”をセットする(ステップS2
3)。次に、制御ユニット21は、計時ユニット33か
らの信号に基づいて発信周波数を計測する前に一定の時
間待機してから発振周波数の計測を開始する(ステップ
S24)。図7においては、一定の時間として“3時
間”が設定されている。次に、計測手段24は、発振ユ
ニット11により生成される基準発振信号と外部からの
受信信号である基準信号とに基づいて発振ユニット11
からの発振周波数を計測する(ステップS25)。
【0027】次に、計測手段24は、感温発振ユニット
16により生成される出力発振信号と外部からの受信信
号である基準信号とに基づいて感温発振ユニット16か
らの発振周波数を計測する(ステップS26)。次に、
制御ユニット21では、変数nが予め定められた回数を
示す数値であるか否かを判断する(ステップS27)。
図7においては、予め定められた回数を示す数値として
“3”が設定されている。ステップS27の判断におい
て、変数n≠“3”の場合には(ステップS27;N
o)、変数nに“1”を加算して(スッテプS30)、
処理をステップS24に移行する。一方、ステップS2
7の判断において、変数n=“3”の場合には(ステッ
プS27;Yes)、演算ユニット25は、ステップS
25において計測された発振ユニット11からの発振周
波数と、ステップS26において計測された感温発振ユ
ニット16からの発振周波数とに基づいて、温度補正デ
ータを算出する(ステップS28)。次に、演算ユニッ
ト25により算出された温度補正データは、制御ユニッ
ト21の制御により、記憶ユニット22に書き込まれる
(ステップS29)。
【0028】[2.3] 第2実施形態の効果 以上の説明のように、本第2実施形態によれば、第1実
施形態と同様の効果が得られるとともに、書き換え可能
なプログラム記憶ユニット32を使用することにより、
出荷前に1度使用するだけの制御用のプログラムを使用
後に消去することが可能となる。その結果、出荷後も当
該制御プログラムを持ち続けることを回避することがで
き、さらに、他の有用なプログラムを書き込むことによ
りプログラムを記憶しているメモリを有効に使用するこ
とが可能となる。
【0029】[3] 実施形態の変形例 [3.1]第1変形例 上記実施形態においては、電子機器としてアナログ電子
時計を例にとって説明したが、これに限らず、例えば、
電動歯ブラシや、電動ひげ剃り、コードレス電話、携帯
電話、パーソナルハンディフォン、モバイルパソコン、
PDA(Personal Digital Assistants:個人向情報端
末)などの各種電子機器の調整にも適用可能である。
【0030】[3.2]第2変形例 上記実施形態においては、外部からの基準信号を受信す
る手段として、モータコイルおよび通信用コイルを利用
しているが、これに限らず、例えば、発電用のコイルを
有する発電機および外部充電用コイルを有する蓄電池を
備える電子機器の場合には、発電用のコイルおよび外部
充電用のコイルを外部からの基準信号を受信する手段と
して利用してもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明の電子機器によれば、調整装置と
接触せずに電子機器のコイル等を介してデータのやり取
りが行えるため、ムーブメント状態あるいは外装に組み
込んだ状態で温度補正データの算出を行うことができ、
温度補正データによる歩度調整の精度を向上させること
が可能となる。また、調整装置と接触せずに電子機器の
コイル等を介してデータのやり取りが行えるため、調整
装置に高精度なプローブを備える必要がなくなり構成が
簡易になるとともにコストも低く抑えることが可能とな
る。また、電子機器に演算ユニットを備えることによ
り、調整装置からの基準信号等に基づいて演算ユニット
で温度補正データの算出が行えるため、1台の調整装置
で、同時に複数の電子機器の温度補正データを算出する
ことが可能となる。
【0032】また、書き換え可能なプログラム記憶ユニ
ットを使用することにより、出荷前に1度使用するだけ
の制御用のプログラムを温度補正データの算出後に消去
することができるため、メモリの有効利用を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のアナログ電子時計の概要構成
ブロック図である。
【図2】 第1実施形態の動作処理フローチャートであ
る。
【図3】 第1実施形態の動作タイミングチャートであ
る。
【図4】 第1実施形態の動作タイミングチャートであ
る。
【図5】 温度補正データの算出を説明するための図で
ある。
【図6】 第2実施形態の腕時計型コンピュータの概要
構成ブロック図である。
【図7】 第2実施形態の動作処理フローチャートであ
る。
【符号の説明】
10……アナログ電子時計 11……発振ユニット(発振手段) 14……モータコイル(駆動用モータコイル) 16……感温発振ユニット(温度検出手段) 20……受信ユニット(受信手段) 21……制御ユニット(制御手段) 22……記憶ユニット(記憶手段) 24……計測ユニット(計測手段) 25……演算ユニット(補正データ算出手段) 30……腕時計型コンピュータ 32……プログラム記憶ユニット(プログラム記憶手
段) 33……計時ユニット(計時手段) 36……通信用コイル

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度検出信号を出力する温度検出手段
    と、 基準発振信号を生成する発振手段と、 複数の温度下における前記温度検出信号および予め定め
    られた基準発振信号の基準周波数に基づいて前記基準発
    振信号に対応する温度補正データを算出する補正データ
    算出手段と、 を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子機器において、 前記温度検出信号は、温度に対応する周波数を有し、 前記温度検出信号の周波数を計測する計測手段と、 複数の温度下における前記温度検出信号の周波数および
    前記予め定められた基準発振信号の周波数に基づいて前
    記基準発振信号に対応する温度補正データを算出する補
    正データ算出手段と、 を備えたことを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 温度に対応する周波数を有する温度検出
    信号を出力する温度検出手段と、 基準発振信号を生成する発振手段と、 外部より入力された基準時間信号に基づいて温度に対応
    する前記温度検出信号の周波数および前記基準発振信号
    の周波数を計測する計測手段と、 複数の温度下における前記温度検出信号の周波数および
    前記基準発振信号の周波数に基づいて前記基準発振信号
    に対応する温度補正データを算出する補正データ算出手
    段と、 を備えたことを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の電子機器において、 前記基準時間信号を受信する受信手段を備えたことを特
    徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の電子機器において、 被駆動ユニットを駆動する駆動用モータコイルを備え、 前記受信手段は、前記駆動用モータコイルを介して前記
    基準時間信号を受信することを特徴とする電子機器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電子機器において、 前記基準時間信号を受信する際には前記被駆動ユニット
    の駆動を禁止する制御手段を備えたことを特徴とする電
    子機器。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の電子機器において、 発電用コイルを有する発電手段を備え、 前記受信手段は、前記発電用コイルを介して前記基準時
    間信号を受信することを特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の電子機器において、 電力を蓄電する蓄電手段と、 外部のコイルと電磁結合することにより前記蓄電手段に
    対して充電を行う充電用コイルとを備え、 前記受信手段は、前記充電用コイルを介して前記基準時
    間信号を受信することを特徴とする電子機器。
  9. 【請求項9】 請求項4記載の電子機器において、 外部とのデータ信号の送受信を行うための通信用コイル
    を備え、 前記受信手段は、前記通信用コイルを介して前記基準時
    間信号を受信することを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】 請求項4記載の電子機器において、 外部とのデータ信号の送受信を行うための通信用アンテ
    ナを備え、 前記受信手段は、前記通信用アンテナを介して前記基準
    時間信号を受信することを特徴とする電子機器。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10のいずれか
    に記載の電子機器において、 前記受信手段は、前記データ信号としてプログラムを受
    信し、 前記電子機器は、前記プログラムを記憶する書き換えが
    可能なプログラム記憶手段を備え、 前記プログラム記憶手段は、少なくとも前記計測手段お
    よび前記補正データ算出手段を制御する前記プログラム
    を記憶することを特徴とする電子機器。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項11のいずれか
    に記載の電子機器において、 前記補正データ算出手段により算出された温度補正デー
    タを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする電子機
    器。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項12のいずれか
    に記載の電子機器において、 時刻表示を行う計時手段を備え、 前記温度補正データは、前記計時手段の歩度を補正する
    ための歩度補正データであることを特徴とする電子機
    器。
  14. 【請求項14】 温度検出信号を出力する温度検出装置
    と、基準発振信号を生成する発振装置とを備えた電子機
    器の調整方法において、 複数の温度下における前記温度検出信号および予め定め
    られた基準発振信号の基準周波数に基づいて前記基準発
    振信号に対応する温度補正データを算出する補正データ
    算出工程と、 を備えたことを特徴とする電子機器の調整方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の電子機器の調整方法
    において、 前記温度検出信号は、温度に対応する周波数を有し、 前記温度検出信号の周波数を計測する計測工程と、外部
    より入力された基準時間信号に基づいて温度に対応する
    前記温度検出信号の周波数を計測する計測工程と、 複数の温度下における前記温度検出信号の周波数および
    前記予め定められた基準発振信号の周波数に基づいて前
    記基準発振信号に対応する温度補正データを算出する補
    正データ算出工程と、 を備えたことを特徴とする電子機器の調整方法。
  16. 【請求項16】 温度に対応する温度検出信号を出力す
    る温度検出装置と、基準発振信号を生成する発振装置と
    を備えた電子機器の調整方法において、 外部より入力された基準時間信号に基づいて温度に対応
    する前記温度検出信号の周波数および前記基準発振信号
    の周波数を計測する計測工程と、 複数の温度下における前記温度検出信号の周波数および
    前記基準発振信号の周波数に基づいて前記基準発振信号
    に対応する温度補正データを算出する補正データ算出工
    程と、 を備えたことを特徴とする電子機器の調整方法。
  17. 【請求項17】 請求項14ないし請求項16のいずれ
    かに記載の電子機器の調整方法において、 前記基準時間信号を受信する受信工程を備えたことを特
    徴とする電子機器の調整方法。
  18. 【請求項18】 請求項14ないし請求項17のいずれ
    かに記載の電子機器の調整方法において、 前記電子機器は、時刻表示を行う計時工程を備え、 前記温度補正データは、前記計時工程の歩度を補正する
    ための歩度補正データであることを特徴とする電子機器
    の調整方法。
JP8991299A 1999-03-30 1999-03-30 電子機器および電子機器の調整方法 Expired - Fee Related JP3642219B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8991299A JP3642219B2 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 電子機器および電子機器の調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8991299A JP3642219B2 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 電子機器および電子機器の調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000284077A true JP2000284077A (ja) 2000-10-13
JP3642219B2 JP3642219B2 (ja) 2005-04-27

Family

ID=13983935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8991299A Expired - Fee Related JP3642219B2 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 電子機器および電子機器の調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3642219B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006090831A1 (ja) * 2005-02-24 2008-08-07 セイコーエプソン株式会社 クロック信号出力装置及びその制御方法、電子機器及びその制御方法
JP2018146393A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 セイコーエプソン株式会社 電子機器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006090831A1 (ja) * 2005-02-24 2008-08-07 セイコーエプソン株式会社 クロック信号出力装置及びその制御方法、電子機器及びその制御方法
JP4561829B2 (ja) * 2005-02-24 2010-10-13 セイコーエプソン株式会社 クロック信号出力装置及びその制御方法、電子機器及びその制御方法
JP2018146393A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 セイコーエプソン株式会社 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3642219B2 (ja) 2005-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100687230B1 (ko) 알티씨 장치 및 알티씨 장치의 현재시각 보정 방법
JPS58206939A (ja) 電子式体温計
EP1089145B1 (en) Electronic device, external adjusting device for electronic device and method of adjusting electronic device
JP2007078405A (ja) ソフトウェア時計の計時プログラム
JP2017046269A (ja) 発振回路、電子機器及び移動体
JP6115715B2 (ja) クロック生成装置、電子機器、移動体及びクロック生成方法
JP6319551B2 (ja) クロック生成装置、電子機器、移動体及びクロック生成方法
US6442704B1 (en) Ring oscillator clock frequency measuring method, ring oscillator clock frequency measuring circuit, and microcomputer
CN103608734A (zh) 计时器设备及其操作方法
US11385600B2 (en) Timer measurement device, electronic timepiece, timer measurement method, and non-transitory computer readable storage medium storing program
JP2000284077A (ja) 電子機器および電子機器の調整方法
JP6138529B2 (ja) 電子時計
JP2000315121A (ja) Rtc回路
JP7392576B2 (ja) リアルタイムクロック回路、リアルタイムクロックモジュール、電子機器及びリアルタイムクロック回路の補正方法
JPH06342088A (ja) 計時方式、半導体装置、計時装置
JP2742642B2 (ja) 発振同期型周波数等変化測定法及びその装置
JP5238144B2 (ja) 時計の誤差補正方法
JPH07244540A (ja) 高精度時計装置
JP2842029B2 (ja) 計時手段の誤差補正装置
JPS5856421B2 (ja) 温度測定装置
JPH06258464A (ja) データ送信機能付電子時計
JP2013061258A (ja) アナログ電子時計
JP2003279674A (ja) 電子機器、電子機器の外部調整装置、電子機器の調整方法
JP2006284192A (ja) 温度計
JP2020173149A (ja) 時計

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050118

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees