JP2000281195A - 複数ラインを流れる流体の流量調整方法 - Google Patents
複数ラインを流れる流体の流量調整方法Info
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- JP2000281195A JP2000281195A JP11094053A JP9405399A JP2000281195A JP 2000281195 A JP2000281195 A JP 2000281195A JP 11094053 A JP11094053 A JP 11094053A JP 9405399 A JP9405399 A JP 9405399A JP 2000281195 A JP2000281195 A JP 2000281195A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複数の個別ラインに流れる流体を合流させて合
流ラインに流す構成の流体移送ラインにおいて、全ての
個別ラインの流量を均一に調整する場合、従来は、個別
ライン毎に流量計を設置していたので、コスト高となっ
ていた。 【解決手段】そこで、本発明では、このような課題を解
決するために、複数の個別ライン１に流れる流体を合流
させて合流ライン２に流す構成の流体移送ラインにおい
て、各個別ラインに開閉弁５と流量調整弁４を設けると
共に、合流ラインに流量計６を設置し、各個別ラインの
開閉弁を順次１つずつ閉として、その際に生じる流量計
の指示値の低下幅のばらつきを求め、それらの低下幅の
ばらつきをなくすように各個別ラインの流量調整弁を調
整する複数ラインを流れる流体の流量調整方法を提案す
るものである。
流ラインに流す構成の流体移送ラインにおいて、全ての
個別ラインの流量を均一に調整する場合、従来は、個別
ライン毎に流量計を設置していたので、コスト高となっ
ていた。 【解決手段】そこで、本発明では、このような課題を解
決するために、複数の個別ライン１に流れる流体を合流
させて合流ライン２に流す構成の流体移送ラインにおい
て、各個別ラインに開閉弁５と流量調整弁４を設けると
共に、合流ラインに流量計６を設置し、各個別ラインの
開閉弁を順次１つずつ閉として、その際に生じる流量計
の指示値の低下幅のばらつきを求め、それらの低下幅の
ばらつきをなくすように各個別ラインの流量調整弁を調
整する複数ラインを流れる流体の流量調整方法を提案す
るものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数ラインを流れ
る流体の流量調整方法に関するものである。
る流体の流量調整方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、図２に示すように、複数の個別
ライン１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ）を流れる流体を合流
させて合流ライン２に流す構成の流体移送ラインがあ
る。このような構成の流体移送ラインの例としては、例
えば複数のカラムで構成された蒸留塔から抜き出された
ガスを合流させて移送するラインがある。このような流
体移送ラインでは、全ての個別ライン１（１ａ，１ｂ，
…，１ｎ）に流れる流量を均一に調整することがあり、
この際には全ての個別ライン毎に流量を測定する必要が
ある。そのために、従来は、各個別ライン１（１ａ，１
ｂ，…，１ｎ）毎に流量計３（３ａ，３ｂ，…，３ｎ）
と、ニードル弁等の流量調整弁４（４ａ，４ｂ，…，４
ｎ）を設置し、これらの流量計３（３ａ，３ｂ，…，３
ｎ）により各個別ライン１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ）毎
に流量を測定して、夫々の測定値が均一となるように流
量調整弁４（４ａ，４ｂ，…，４ｎ）により流量調整を
行っている。尚、各個別ライン１（１ａ，１ｂ，…，１
ｎ）には開閉弁としてのライン元弁５（５ａ，５ｂ，
…，５ｎ）を設けている。
ライン１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ）を流れる流体を合流
させて合流ライン２に流す構成の流体移送ラインがあ
る。このような構成の流体移送ラインの例としては、例
えば複数のカラムで構成された蒸留塔から抜き出された
ガスを合流させて移送するラインがある。このような流
体移送ラインでは、全ての個別ライン１（１ａ，１ｂ，
…，１ｎ）に流れる流量を均一に調整することがあり、
この際には全ての個別ライン毎に流量を測定する必要が
ある。そのために、従来は、各個別ライン１（１ａ，１
ｂ，…，１ｎ）毎に流量計３（３ａ，３ｂ，…，３ｎ）
と、ニードル弁等の流量調整弁４（４ａ，４ｂ，…，４
ｎ）を設置し、これらの流量計３（３ａ，３ｂ，…，３
ｎ）により各個別ライン１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ）毎
に流量を測定して、夫々の測定値が均一となるように流
量調整弁４（４ａ，４ｂ，…，４ｎ）により流量調整を
行っている。尚、各個別ライン１（１ａ，１ｂ，…，１
ｎ）には開閉弁としてのライン元弁５（５ａ，５ｂ，
…，５ｎ）を設けている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
流量測定及び調整方法では、複数の個別ライン毎に流量
計を設置しているので、コスト高となっていた。本発明
はこのような課題を解決することを目的とするものであ
る。
流量測定及び調整方法では、複数の個別ライン毎に流量
計を設置しているので、コスト高となっていた。本発明
はこのような課題を解決することを目的とするものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明では、複数の個別ラインに流れる流体を
合流させて合流ラインに流す構成の流体移送ラインにお
いて、各個別ラインに開閉弁と流量調整弁を設けると共
に、合流ラインに流量計を設置し、各個別ラインの開閉
弁を順次１つずつ閉として、その際に生じる流量計の指
示値の低下幅により各個別ライン毎の流量のばらつきを
求め、それらの流量のばらつきをなくすように各個別ラ
インの流量調整弁を調整する複数ラインを流れる流体の
流量調整方法を提案するものである。
ために、本発明では、複数の個別ラインに流れる流体を
合流させて合流ラインに流す構成の流体移送ラインにお
いて、各個別ラインに開閉弁と流量調整弁を設けると共
に、合流ラインに流量計を設置し、各個別ラインの開閉
弁を順次１つずつ閉として、その際に生じる流量計の指
示値の低下幅により各個別ライン毎の流量のばらつきを
求め、それらの流量のばらつきをなくすように各個別ラ
インの流量調整弁を調整する複数ラインを流れる流体の
流量調整方法を提案するものである。
【０００５】そして本発明では、上記の構成において、
各個別ライン毎の流量の低下幅と、それらの平均値との
偏差を求め、偏差に応じて流量調整弁の調整量を設定す
ることを提案する。
各個別ライン毎の流量の低下幅と、それらの平均値との
偏差を求め、偏差に応じて流量調整弁の調整量を設定す
ることを提案する。
【０００６】以上の構成において、いずれか１つの個別
ラインの開閉弁を閉とすると、合流ラインに流れる流体
の流量は、当該個別ラインに流れていた流量に対応して
低下する。従って各個別ラインの開閉弁を順次１つずつ
閉として、その際に生じる流量計の指示値の低下幅を測
定すると、それらの低下幅のばらつきにより、各個別ラ
インを流れる流量の割合が推定できる。このため、各個
別ライン毎の流量の低下幅と、それらの平均値との偏差
を求め、偏差に応じて流量調整弁の調整量を設定して、
調整を行うことにより、全ての個別ラインに流れる流量
を均一にする方向に調整することができる。
ラインの開閉弁を閉とすると、合流ラインに流れる流体
の流量は、当該個別ラインに流れていた流量に対応して
低下する。従って各個別ラインの開閉弁を順次１つずつ
閉として、その際に生じる流量計の指示値の低下幅を測
定すると、それらの低下幅のばらつきにより、各個別ラ
インを流れる流量の割合が推定できる。このため、各個
別ライン毎の流量の低下幅と、それらの平均値との偏差
を求め、偏差に応じて流量調整弁の調整量を設定して、
調整を行うことにより、全ての個別ラインに流れる流量
を均一にする方向に調整することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図を参
照して説明する。図１は、本発明を適用する流体移送ラ
インの構成を概念的に示す系統図であり、従来の構成を
示す図２と同様な構成要素には同一の符号を付してい
る。即ち、本発明を適用する流体移送ラインは、複数の
個別ライン１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ）を流れる流体を
合流させて合流ライン２に流す構成の流体移送ラインに
おいて、各個別ライン１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ）に開
閉弁５（５ａ，５ｂ，…，５ｎ）と流量調整弁４（４
ａ，４ｂ，…，４ｎ）を設けると共に、合流ラインに流
量計６を設置した構成であり、各個別ライン１（１ａ，
１ｂ，…，１ｎ）毎には流量計を設置していない。
照して説明する。図１は、本発明を適用する流体移送ラ
インの構成を概念的に示す系統図であり、従来の構成を
示す図２と同様な構成要素には同一の符号を付してい
る。即ち、本発明を適用する流体移送ラインは、複数の
個別ライン１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ）を流れる流体を
合流させて合流ライン２に流す構成の流体移送ラインに
おいて、各個別ライン１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ）に開
閉弁５（５ａ，５ｂ，…，５ｎ）と流量調整弁４（４
ａ，４ｂ，…，４ｎ）を設けると共に、合流ラインに流
量計６を設置した構成であり、各個別ライン１（１ａ，
１ｂ，…，１ｎ）毎には流量計を設置していない。
【０００８】以上の構成において、本発明では、各個別
ライン１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ）の開閉弁５（５ａ，
５ｂ，…，５ｎ）を順次１つずつ閉として、その際に生
じる流量計６の指示値の低下幅ΔＦａ，ΔＦｂ，…，Δ
Ｆｎにより各個別ライン１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ）毎
の流量のばらつきを求め、それらの流量のばらつきをな
くすように各個別ライン１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ）の
流量調整弁４（４ａ，４ｂ，…，４ｎ）を調整する。
ライン１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ）の開閉弁５（５ａ，
５ｂ，…，５ｎ）を順次１つずつ閉として、その際に生
じる流量計６の指示値の低下幅ΔＦａ，ΔＦｂ，…，Δ
Ｆｎにより各個別ライン１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ）毎
の流量のばらつきを求め、それらの流量のばらつきをな
くすように各個別ライン１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ）の
流量調整弁４（４ａ，４ｂ，…，４ｎ）を調整する。
【０００９】即ち、上述した流量計６の指示値の、夫々
の低下幅ΔＦａ，ΔＦｂ，…，ΔＦｎと、これらの平均
値ΔＦとの偏差を求め、この偏差に基づいて各流量調整
弁４（４ａ，４ｂ，…，４ｎ）の調整量を設定する。
の低下幅ΔＦａ，ΔＦｂ，…，ΔＦｎと、これらの平均
値ΔＦとの偏差を求め、この偏差に基づいて各流量調整
弁４（４ａ，４ｂ，…，４ｎ）の調整量を設定する。
【００１０】例えば、下記は６系統の個別ラインを有す
る場合における低下幅と調整量の具体例を示すものであ
る。 １ａ １ｂ １ｃ １ｄ １ｅ １ｆ 平均 低下幅 31.5 38.3 31.0 39.9 36.7 34.3 35.3 調整量 +3.8 -3.0 +4.3 -4.6 -1.4 +1.0 この例の調整量は、符号＋が流量を増加させる方向の調
整、−が流量を減少させる方向に調整であり、数値はそ
れらの方向における調整量に対応するものである。この
ような調整量に基づき、流量計６の指示値を見ながら、
各流量調整弁４（４ａ，４ｂ，…，４ｎ）を調整して、
流量計６の指示値が、調整量だけ変化した時点で、その
個別ラインにおける調整が完了する。例えば、ライン１
ａでは、流量計６の指示値が＋３．８になるまで流量調
整弁を調整する。他のラインについても同様である。
る場合における低下幅と調整量の具体例を示すものであ
る。 １ａ １ｂ １ｃ １ｄ １ｅ １ｆ 平均 低下幅 31.5 38.3 31.0 39.9 36.7 34.3 35.3 調整量 +3.8 -3.0 +4.3 -4.6 -1.4 +1.0 この例の調整量は、符号＋が流量を増加させる方向の調
整、−が流量を減少させる方向に調整であり、数値はそ
れらの方向における調整量に対応するものである。この
ような調整量に基づき、流量計６の指示値を見ながら、
各流量調整弁４（４ａ，４ｂ，…，４ｎ）を調整して、
流量計６の指示値が、調整量だけ変化した時点で、その
個別ラインにおける調整が完了する。例えば、ライン１
ａでは、流量計６の指示値が＋３．８になるまで流量調
整弁を調整する。他のラインについても同様である。
【００１０】図２は、以上の調整量により、個別ライン
１ａから１ｂまで各流量調整弁４を順次調整した場合の
夫々の流量の変化を示すものであり、このことから本発
明を適用することにより、各個別ラインの流量のばらつ
きを低減し得ることがわかる。例えば、この図２に示す
調整では、流量のばらつきを５．８％程度まで低減させ
ることができた。
１ａから１ｂまで各流量調整弁４を順次調整した場合の
夫々の流量の変化を示すものであり、このことから本発
明を適用することにより、各個別ラインの流量のばらつ
きを低減し得ることがわかる。例えば、この図２に示す
調整では、流量のばらつきを５．８％程度まで低減させ
ることができた。
【００１１】
【発明の効果】本発明は以上のとおり、複数の個別ライ
ンに流れる流体を合流させて合流ラインに流す構成の流
体移送ラインにおいて、流量計は、各個別ライン毎に設
けずに、合流ラインにのみ設けるので、流量計の設置数
を大幅に削減でき、設備費を大幅に削減できるという効
果がある。
ンに流れる流体を合流させて合流ラインに流す構成の流
体移送ラインにおいて、流量計は、各個別ライン毎に設
けずに、合流ラインにのみ設けるので、流量計の設置数
を大幅に削減でき、設備費を大幅に削減できるという効
果がある。
【図１】 本発明の方法を適用する流体移送ラインの構
成を概念的に示す系統図である。
成を概念的に示す系統図である。
【図２】 本発明により流量の調整を行った結果を示す
ものである。
ものである。
【図３】 従来の方法を適用する流体移送ラインの構成
を概念的に示す系統図である。
を概念的に示す系統図である。
１（１ａ，１ｂ，…，１ｎ） 個別ライン ２ 合流ライン ３（３ａ，３ｂ，…，３ｎ） 流量計 ４（４ａ，４ｂ，…，４ｎ） 流量調整弁 ５（５ａ，５ｂ，…，５ｎ） 開閉弁（ライン元
弁） ６ 流量計
弁） ６ 流量計
Claims (2)
- 【請求項１】 複数の個別ラインに流れる流体を合流さ
せて合流ラインに流す構成の流体移送ラインにおいて、
各個別ラインに開閉弁と流量調整弁を設けると共に、合
流ラインに流量計を設置し、各個別ラインの開閉弁を順
次１つずつ閉として、その際に生じる流量計の指示値の
低下幅により各個別ライン毎の流量のばらつきを求め、
それらの流量のばらつきをなくすように各個別ラインの
流量調整弁を調整することを特徴とする複数ラインを流
れる流体の流量調整方法 - 【請求項２】 各個別ライン毎の流量の低下幅と、それ
らの平均値との偏差を求め、偏差に応じて流量調整弁の
調整量を設定することを特徴とする請求項１記載の複数
ラインを流れる流体の流量調整方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09405399A JP3736723B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 複数ラインを流れる流体の流量調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09405399A JP3736723B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 複数ラインを流れる流体の流量調整方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000281195A true JP2000281195A (ja) | 2000-10-10 |
| JP3736723B2 JP3736723B2 (ja) | 2006-01-18 |
Family
ID=14099816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09405399A Expired - Fee Related JP3736723B2 (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 複数ラインを流れる流体の流量調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3736723B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003128192A (ja) * | 2001-10-24 | 2003-05-08 | Sanyo Electric Co Ltd | 液体送出方法および液体送出装置 |
| KR101065774B1 (ko) | 2010-03-25 | 2011-09-20 | 한국전력공사 | 선택적촉매환원장치의 환원제 주입밸브 |
| KR101778113B1 (ko) | 2016-10-19 | 2017-09-13 | 필즈엔지니어링 주식회사 | 벤트 아날리시스 기능을 구비하는 플레어가스 시스템 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101745685B1 (ko) * | 2015-01-08 | 2017-06-14 | 상명대학교산학협력단 | 단일 유량계를 사용한 통합 유량관리 방법 및 시스템 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP09405399A patent/JP3736723B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003128192A (ja) * | 2001-10-24 | 2003-05-08 | Sanyo Electric Co Ltd | 液体送出方法および液体送出装置 |
| KR101065774B1 (ko) | 2010-03-25 | 2011-09-20 | 한국전력공사 | 선택적촉매환원장치의 환원제 주입밸브 |
| KR101778113B1 (ko) | 2016-10-19 | 2017-09-13 | 필즈엔지니어링 주식회사 | 벤트 아날리시스 기능을 구비하는 플레어가스 시스템 |
| WO2018074666A1 (ko) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | 필즈엔지니어링 주식회사 | 벤트 아날리시스 기능을 구비하는 플레어가스 시스템 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3736723B2 (ja) | 2006-01-18 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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