JP2000274541A - 燃料遮断弁 - Google Patents

燃料遮断弁

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JP2000274541A
JP2000274541A JP11079237A JP7923799A JP2000274541A JP 2000274541 A JP2000274541 A JP 2000274541A JP 11079237 A JP11079237 A JP 11079237A JP 7923799 A JP7923799 A JP 7923799A JP 2000274541 A JP2000274541 A JP 2000274541A
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Japan
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fuel
float
valve
fuel tank
chamber
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JP11079237A
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Hiroshi Nishi
博 西
Masayuki Nakagawa
正幸 中川
Toshihiro Sugizaki
智弘 杉崎
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料遮断弁20は、所定の液位にて安定して
開閉させることができる。 【解決手段】 燃料遮断弁20は、燃料タンクFTの上
部に装着され、接続通路32bを開閉することで燃料タ
ンクFTと外部とを連通遮断する。燃料遮断弁20は、
ケース本体30と、カップ状のフロート40と、底蓋3
5とを備えている。底蓋35に、連通孔35eから弁室
30S内に流入する気流をフロートの下部から押し上げ
ない方向を変える導入通路35hを形成し、フロート4
0の側壁部に、浮力室40Sと弁室30Sとを連通し、
該浮力室40S内の燃料を逃がす連通穴40b,40b
を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンクの上部
に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路
を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断する燃
料遮断弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃料遮断弁として、図6
に示す技術が知られていた。図6において、燃料遮断弁
100は、図示しない燃料タンクのタンク上壁に装着さ
れるものであり、ケース本体102と、フロート120
と、スプリング130とを備えている。ケース本体10
2は、上壁部103と、この上壁部103の外周部に一
体に形成された側壁部104と、連通孔105aを有す
る底板105とを備え、その内側スペースをフロート室
102Sとしている。フロート室102Sには、その上
部に弁部120aを有するフロート120が収納されて
いる。フロート120は、底板105に載置されている
スプリング130で支持されており、弁部120aによ
り外部(キャニスタ)に接続される接続通路103aを
開閉するものである。
【0003】上記構成の燃料遮断弁100において、燃
料タンクへの給油時に、燃料タンク内の燃料蒸気は、ケ
ース本体102の底板105に形成された連通孔105
a、フロート室102S、接続通路103aを通じて外
部(キャニスタ)へ流出する。そして、燃料タンクへの
燃料が所定液位FL1に達すると、連通孔105aを通
じて、燃料がフロート室102Sに流入し、フロート1
20に浮力を与える。フロート120の上昇によりフロ
ート120の上部に形成した弁部120aが接続通路1
03aを閉塞することにより、燃料タンクからの燃料の
流出を防止する。
【0004】また、こうした燃料遮断弁100では、給
油時に燃料タンク内の蒸気がフロート120の浮力室1
20Sに吹き上げられて、フロート120を閉じる力と
なり、所定液位FL1に達していなくても、接続通路1
03aを閉じることがある。こうした問題を解決するた
めに、底板105の上に、台座部140を設けて、この
台座部140にフロート120を載置するとともに、吹
きあがる気流を台座部140で受けて、燃料タンク内で
の気流をフロート120の上昇力としない構成をとって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フロート12
0は台座部140上に載置されているが、車両の傾斜な
どにより浮力室120S内に浸入した燃料の液位が下が
ってフロート120が台座部140上に降りたとき、そ
の燃料を外部へ排出するための間隙が設けられた状態に
なっている。このために、台座部140とフロート12
0との間隙を通じて、フロート室102S内を流れる気
流により浮力室120Sが負圧になった状態で燃料が浮
力室120S内に流入する。流入した燃料は、浮力室1
20Sの容積を小さくするために、フロート120の浮
力が小さくなり、閉弁液位を変動させるという問題が生
じていた。
【0006】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、所定の液位にて安定して開閉させること
ができる燃料遮断弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた本発明は、燃料タンク
の上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接
続通路を開閉することで燃料タンクと外部とを連通遮断
する燃料遮断弁において、燃料タンクの上部に装着さ
れ、カップ状に囲まれた弁室を形成するケース本体と、
上記弁室に収納され、下方に開口部を介して開放された
浮力室を有し、燃料タンクの燃料液位に応じて昇降して
上記接続通路を開閉するカップ状のフロートと、ケース
本体の下端部に固定され、弁室と燃料タンク内とを連通
する連通孔を有する底蓋と、を備え、上記底蓋に、連通
孔から弁室内に流入する気流をフロートの下部から押し
上げない方向に変える導入通路を形成し、上記フロート
の側壁部に、上記浮力室と弁室とを連通し、該浮力室内
の燃料を逃がす連通穴を設けたこと、を特徴とする。
【0008】本発明にかかる燃料遮断弁は、燃料タンク
の上部に装着されており、燃料タンクへの給油により燃
料液位が上昇すると、燃料タンク内の燃料蒸気がケース
本体内の弁室、接続通路を通じて外部へ流出する。そし
て、燃料タンク内の燃料が所定の液位に達すると上昇し
て接続通路を閉じ、これにより、燃料タンクから燃料が
流出するのを防止する。
【0009】また、ケース本体の下端部には、台座部を
有する底蓋が固定されており、台座部は、以下の作用・
効果がある。すなわち、給油時に、燃料遮断弁内を流れ
る気流が生じたときに、気流は、底蓋の連通孔を通り、
台座部の導入通路によりフロートの下部からフロートを
押し上げない方向に向きが変えられてから弁室内に導入
され、弁室から接続通路へ逃がされる。したがって、気
流は、ケース本体に固定された底蓋の台座部、ケース本
体を介して燃料タンクで受けて、フロートへ上昇するよ
うな力とならず、燃料遮断弁の開弁特性に影響を与えな
い。
【0010】さらに、フロートの側壁部には、弁室と浮
力室とを連通する連通穴が形成されており、この連通穴
は、以下の作用・効果がある。すなわち、燃料の給油時
に、浮力室内が負圧状態のままで、燃料の液位が上昇す
ることによりフロートの下部が燃料で閉じられても、浮
力室は、連通穴、弁室を通じて燃料タンク内に連通して
いるため、浮力室と弁室とは同じ圧力となって負圧にな
らないから、燃料液位以上に燃料を吸い込まない。そし
て、燃料の液位が連通穴の高さを超えると、浮力室が密
閉されて、これ以上の燃料が浮力室に入り込まない。し
たがって、浮力室に入る燃料液位は、連通穴の高さで一
定で、フロートが受ける浮力が一定になるから、安定し
た閉弁特性を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0012】図1は本発明の一実施の形態にかかる自動
車の燃料タンクFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁
20を示す断面図である。図1において、燃料タンクF
Tは、その表面がポリエチレンを含む複合樹脂材料から
形成されており、そのタンク上壁FTaに取付穴FTc
が形成されている。このタンク上壁FTaには、燃料遮
断弁20がその下部を取付穴FTcに突入した状態にて
取り付けられている。燃料遮断弁20は、給油時に燃料
タンクFT内の燃料が所定の液位FL1まで上昇したと
きに、外部(キャニスタ)への流出を規制するものであ
る。
【0013】図2は燃料遮断弁20を分解した断面図で
ある。燃料遮断弁20は、ケース本体30と、底蓋35
と、フロート40と、スプリング46と、蓋体50とを
主要な構成部材としている。ケース本体30、底蓋35
及びフロート40は、耐燃料油性に優れた合成樹脂ポリ
アセタールから形成されている。蓋体50は、耐燃料油
性に優れるとともに、燃料タンクFTに対して熱溶着可
能なポリエチレンから形成されている。
【0014】上記ケース本体30は、天井壁部32と、
この天井壁部32から下方へ円筒状に延設された側壁部
33とを備え、天井壁部32と側壁部33とに囲まれた
カップ状の弁室30Sを形成し、その下部を下開口30
aとしている。ケース本体30の天井壁部32の中央部
には、上部突出部32aが形成されている。この上部突
出部32a内には、接続通路32bが貫通しており、そ
の接続通路32bの弁室30S側が円錐状のシート部3
2dになっている。また、上部突出部32aの外周側壁
には、Oリング36を支持するための環状段部32fが
形成されている。
【0015】また、側壁部33の下部には、係合穴33
aが形成されている。この係合穴33aは、後述するよ
うに底蓋35を取り付けるためのものである。さらに、
側壁部33の内周部には、フロート40をガイドするた
めのガイド突条33bが上下方向に形成されている。
【0016】図3は底蓋35を示す斜視図である。図3
において、底蓋35は、ケース本体30の下開口30a
を覆う部材であり、底部35aと、底部35aの外周部
に形成された側部35bと、底部35a上に所定間隙を
隔てた台座部35cと、底部35aと台座部35cとを
連結する連結部35dとを一体に形成している。
【0017】上記底蓋35の側部35bには、ケース本
体30の下部の係合穴33aに係合する係合爪35fが
形成されている。係合爪35fが上記係合穴33aに係
合することにより、蓋体50は、ケース本体30の下開
口30aを閉じるように装着される。また、台座部35
c上には、スプリング支持部35gが形成されている。
このスプリング支持部35gは、半径方向に4カ所、突
条に形成されており、スプリング46を載置するととも
にフロート40の内側下面との間でスプリングを支持し
ている。また、底蓋35の中央部には、連通孔35eが
形成されている。連通孔35eは、底部35aと連結部
35d間に形成された導入通路35hに連通している。
よって、燃料タンクFT内と弁室30Sとは、連通孔3
5eから、導入通路35hで半径外方へ導かれて弁室3
0Sの内周で連通している。
【0018】図4はフロート40を示す側面図、図5は
図4の5−5線に沿った断面図である。フロート40
は、上壁部41と、その上壁部41の外周から下方に形
成された筒状の側壁部42とを備えた容器形状に構成さ
れており、その内側スペースが浮力を生じるための浮力
室40Sになっている。また、フロート40の外周部に
は、ケース本体30側のガイド突条33bにガイドされ
るガイド突条40aが形成されている。また、フロート
40の側壁部42には、弁室30Sと浮力室40Sとを
連通する連通穴40b,40bが形成されている。この
連通穴40b,40bは、フロート40の下端から高さ
位置h1で形成されている。なお、高さ位置h1につい
ては、後述する。
【0019】図2に戻り、蓋体50は、蓋本体51と、
蓋本体51の中央から上部へL字形に突出した管体部5
2と、蓋本体51の外周に形成されたフランジ部53
と、蓋本体51の下部に突設された嵌合部54とを備
え、これらを一体に形成している。上記蓋本体51の下
部中央には、ケース本体30の上部突出部32aを嵌合
するための蓋嵌合部51aが形成されている。また、管
体部52には、蓋側通路52aが形成されており、この
蓋側通路52aの一端は、ケース本体30の接続通路3
2bに接続され、他端はキャニスタ側に接続されてい
る。さらに、フランジ部53の下端部には、燃料タンク
FTのタンク上壁FTaに溶着される環状溶着部53a
が形成されている。また、上記嵌合部54は、ケース本
体30の上部を嵌合するように筒状に突設されるととも
に、その一部に下端側を開放したスリット54a及び係
合穴54bが形成されている。
【0020】また、ケース本体30と蓋体50との間に
は、これらを連結するための保持手段及び係合手段とし
て、保持部38及び係合突起39が形成されている。す
なわち、保持部38は、ケース本体30の外周上部に、
断面L逆字形であり周方向に等間隔で4カ所突設されて
いる。この保持部38の内側とケース本体30の外面と
の間は、スペース38aとなっており、このスペース3
8aに嵌合部54の先端を突入保持している。また、係
合突起39は、保持部38の上方の同じ位置に4カ所突
設されており、蓋体50の係合穴54bに係合するよう
に形成されている。
【0021】次に、燃料遮断弁20を燃料タンクFTの
タンク上壁FTaに装着する作業について説明する。図
2において、ケース本体30の弁室30S内に、フロー
ト40及びスプリング46を収納し、さらに、スプリン
グ46の下端を底蓋35のスプリング支持部35g上に
載置するとともに、底蓋35の係合爪35fを側壁部3
3の係合穴33aに係合させて、底蓋35をケース本体
30に取り付ける。さらに、Oリング36を上部突出部
32aに挿入して環状段部32f上に保持し、この状態
にて、嵌合部54をケース本体30の上部に嵌合すると
ともに、上部突出部32aを蓋嵌合部51aに嵌合す
る。このとき、嵌合部54の先端側が保持部38のスペ
ース38aに突入するとともに、係合突起39が係合穴
54bに係合する。これにより、蓋体50とケース本体
30とが一体化する。
【0022】続いて、蓋体50の環状溶着部53aの下
端部を熱板(図示省略)により溶融するとともに、燃料
タンクFTの取付穴FTcの周囲に沿って熱板(図示省
略)により溶融して溶着部FTdとする。取付穴FTc
に、ケース本体30を下部から挿入して、環状溶着部5
3aを溶着部FTdに押しつける。これにより、環状溶
着部53aと溶着部FTdとが同じ樹脂材料で形成され
ているので、冷却固化すると両者が互いに溶着する。こ
のように、蓋体50がタンク上壁FTaに溶着される
と、燃料タンクFT内は、外部に対して高いシール性が
確保される。
【0023】次に、燃料遮断弁20の動作について説明
する。給油により燃料タンクFT内に燃料が供給される
と、燃料タンクFT内の燃料液位の上昇につれて燃料タ
ンクFT内の上部に溜まっていた燃料蒸気は、通路を通
じてキャニスタ側へ逃がされる。そして、燃料タンクF
T内の燃料液位が所定の液位FL1に達すると、燃料
は、底蓋35の連通孔35e、導入通路35hを通じて
弁室30Sに流入する。これにより、フロート40に浮
力が生じて上昇し、弁部41aで接続通路32bを閉塞
して燃料がキャニスタ側へ流出しない。したがって、燃
料タンクFTへの給油の際等に、燃料タンクFTから燃
料蒸気を逃がすとともに燃料が燃料タンクFT外へ流出
するのを防止することができる。
【0024】また、ケース本体30の下端部には、台座
部35cを有する底蓋35が固定されており、台座部3
5cは、以下の作用・効果がある。すなわち、給油時
に、燃料遮断弁20内を流れる気流が生じたときに、気
流は、底蓋35の連通孔35eを通り、台座部35cの
導入通路35hによりフロート40の下部からフロート
40を押し上げない方向に向きが変えられ、つまり弁室
30Sの内壁面側へ導かれてから、弁室30Sから接続
通路32bへ逃がされる。したがって、気流は、ケース
本体30に固定された底蓋35の台座部35c、ケース
本体30を介して燃料タンクFTで受けて、フロート4
0を上昇させる力とならず、燃料遮断弁20の開弁特性
に影響を与えない。
【0025】さらに、フロート40の側壁部には、弁室
30Sと浮力室40Sとを連通する連通穴40b,40
bが所定高さ位置h1に形成されており、この連通穴4
0b,40bは、以下の作用・効果がある。すなわち、
燃料の給油時に燃料の液位が上昇することにより、燃料
は、浮力室40Sの下部から、該浮力室40Sへ入る
が、連通穴40b,40bの高さ位置まで燃料の液位が
上昇すると、浮力室40Sの下開口だけでなく、連通穴
40b,40bも密閉されて、これ以上の燃料が浮力室
40Sに入り込まない。このように、燃料液位の上昇時
において、浮力室40Sは、燃料が連通穴40b,40
bの高さ位置h1に達する間に、連通穴40b,40b
を通じて弁室30Sに連通しているために、浮力室40
Sと弁室30Sとが同じ圧力になって負圧にならないか
ら、連通穴40b,40bの高さ以上の燃料を吸い込ま
ない。したがって、浮力室40Sに入る燃料液位は、連
通穴40bの高さで一定となる。このことから、フロー
ト40が受ける浮力を一定とした設計ができ、安定した
閉弁特性を得ることができる。
【0026】ここで、連通穴40bを形成するフロート
40の下端からの高さ位置h1及び開口面積は、以下の
条件を考慮して定める。すなわち、連通穴40bの位置
が高すぎると、フロート40の浮力室40S内における
密閉される容量が小さく、よって浮力が小さくなること
から、スプリング46だけで開弁力を定めることが困難
になる。このことから、浮力室40Sで浮力を十分に確
保できる容量となるように、連通穴40bの上限位置を
定める。一方、浮力室40Sと弁室30Sの圧力が同じ
になる前に、燃料液位の上昇により連通穴40bが密封
され、浮力室40S内への燃料の吸い込みが生じてしま
う。このことから、浮力室40Sと弁室30Sの圧力が
同じになるための時間、連通穴40bが密封されないよ
うに、下限位置を定める。また、連通穴40bの開口面
積が大きくなると、上述したフロート40と台座部35
cの間隙と同じように浮力室40Sを負圧にする作用が
強くなり、逆に、小さすぎると、燃料による目詰まりが
生じやすくなるため、負圧作用、目詰まりを回避できる
面積に設定する。
【0027】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0028】(1) 本発明の適用できる燃料遮断弁
は、燃料タンクに装着される弁であれば特に限定され
ず、たとえば、燃料の満タン液位で遮断する弁、燃料タ
ンクが傾いたときに燃料の流出を防止するカットオフ弁
であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる自動車の燃料タ
ンクFTの上部に取り付けられる燃料遮断弁20を示す
断面図である。
【図2】燃料遮断弁20を分解した断面図である。
【図3】底蓋35を示す斜視図である。
【図4】フロート40を示す側面図である。
【図5】図4の5−5線に沿った断面図である。
【図6】従来の燃料遮断弁を示す断面図である。
【符号の説明】
20…燃料遮断弁 30…ケース本体 30S…弁室 30a…下開口 32…天井壁部 32a…上部突出部 32b…接続通路 32d…シート部 32f…環状段部 33…側壁部 33a…係合穴 33b…ガイド突条 35…底蓋 35a…底部 35b…側部 35c…台座部 35d…連結部 35e…連通孔 35f…係合爪 35g…スプリング支持部 35h…導入通路 38…保持部 38a…スペース 39…係合突起 40S…浮力室 40…フロート 40a…ガイド突条 40b…連通穴 41a…弁部 41…上壁部 42…側壁部 46…スプリング 50…蓋体 51…蓋本体 51a…蓋嵌合部 52…管体部 52a…蓋側通路 53…フランジ部 53a…環状溶着部 54…嵌合部 54a…スリット 54b…係合穴 FT…燃料タンク FTa…タンク上壁 FTc…取付穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉崎 智弘 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3H055 AA02 AA22 BA04 BC01 CC04 CC17 CC21 GG02 GG05 GG36 JJ03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの上部に装着され、燃料タン
    ク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料
    タンクと外部とを連通遮断する燃料遮断弁において、 燃料タンクの上部に装着され、カップ状に囲まれた弁室
    を形成するケース本体と、 上記弁室に収納され、下方に開口部を介して開放された
    浮力室を有し、燃料タンクの燃料液位に応じて昇降して
    上記接続通路を開閉するカップ状のフロートと、 ケース本体の下端部に固定され、弁室と燃料タンク内と
    を連通する連通孔を有する底蓋と、 を備え、 上記底蓋に、連通孔から弁室内に流入する気流をフロー
    トの下部から押し上げない方向に変える導入通路を形成
    し、 上記フロートの側壁部に、上記浮力室と弁室とを連通
    し、該浮力室内の燃料を逃がす連通穴を設けたこと、 を特徴とする燃料遮断弁。
JP11079237A 1999-03-24 1999-03-24 燃料遮断弁 Pending JP2000274541A (ja)

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