JP2000273423A - 熱圧着マーキングフィルム - Google Patents

熱圧着マーキングフィルム

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JP2000273423A
JP2000273423A JP7715699A JP7715699A JP2000273423A JP 2000273423 A JP2000273423 A JP 2000273423A JP 7715699 A JP7715699 A JP 7715699A JP 7715699 A JP7715699 A JP 7715699A JP 2000273423 A JP2000273423 A JP 2000273423A
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JP
Japan
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adhesive layer
thermocompression
hot
marking film
melt adhesive
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JP7715699A
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Masakazu Ishibashi
正和 石橋
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マーク材を仮縫いや軽粘着剤の吹付けによる
仮止めをすることなく簡単にかつ見栄え良く位置決め
し、しかも作業者の手指や衣類の汚染、熱圧着マーキン
グフィルムの汚損及び作業環境の悪化等をなくす。マー
キング箇所にゴワ付き感が出たり、ホットメルト接着剤
がはみ出さないようにする。 【解決手段】 布地からなりマーク表面層を構成する支
持体1の裏面にホットメルト接着剤層2及び粘着剤層3
を順に積層する。ホットメルト接着剤層2の厚みを30
〜200μmに設定する。粘着剤層3の厚みを5〜40
μmに、かつ常温でのタック力を45〜450g/イン
チに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、織り布等の布地
を支持体とするマーク材をユニホーム等の衣料、看板及
びロールスクリーン等に熱圧着するための熱圧着マーキ
ングフィルムの改良に関し、特に位置ずれ防止対策に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】織り布等の布地を支持体とするマーク材
を用いてユニホーム等の布地からなる被着体に所定のマ
ークをマーキングする場合、布地(支持体)の裏面にホ
ットメルト接着剤層が積層された熱圧着マーキングフィ
ルムが用いられる。マーキングに際しては、熱圧着マー
キングフィルムをカッティングして所定形状のマーク材
を切り出し、このマーク材を被着体のマーキングしよう
とする箇所に一旦仮止めして位置決めした後、加熱加圧
することにより、ホットメルト接着剤層を溶融させてマ
ーク材を被着体に一体に接着するようになされている。
【0003】上記仮止めのやり方としては、マーク材を
被着体に仮縫いして仮止めするやり方と、軽粘着剤をマ
ーク材裏面のホットメルト接着剤層に吹き付けてそのタ
ック力により仮止めするやり方とがある。
【0004】ところで、織り布等の布地を支持体とする
マーク材を熱圧着マーキングフィルムから所定形状に切
り出す場合、一般には、ヒートカッタ、ヒートペンある
いはレーザカッタ等で熱圧着マーキングフィルムをカッ
ティングして所定形状のマーク材を切り出すが、この
際、熱圧着マーキングフィルムを平滑なガラス板や金属
板からなるカット台上に動かないように密着固定させた
状態でカッティングする。その固定のやり方としては、
軽粘着剤を熱圧着マーキングフィルム裏面のホットメル
ト接着剤層又はカット台上に吹き付けてそのタック力に
より固定するやり方が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、マーク材を
仮縫いで仮止めするやり方は、手間が掛かり、また糸目
が出る可能性がある。
【0006】一方、マーク材を軽粘着剤により仮止めす
るやり方は、軽粘着剤が吹付け作業時に飛散して作業者
の手指や衣類に付着し、ひいては熱圧着マーキングフィ
ルムを汚したり、作業環境が悪化する等の問題がある。
【0007】また、マーク材を熱圧着マーキングフィル
ムから切り出す場合も軽粘着剤の吹付けを行うことか
ら、同様に、軽粘着剤の飛散による作業者の手指や衣類
の汚染、熱圧着マーキングフィルムの汚損及び作業環境
の悪化等という問題がある。
【0008】さらに、布地を素材とするマーク材を布地
からなる被着体にマーキングする場合、マーキング箇所
にゴワ付き感が出ないようにすることが望まれる。ま
た、ホットメルト接着剤がマーク材からはみ出すと見栄
えを損なうことから、このことにも配慮する必要があ
る。
【0009】この発明はかかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、マーク材を仮縫いや
軽粘着剤の吹付けによる仮止めをすることなく簡単にか
つ見栄え良く位置決めし、しかも作業者の手指や衣類の
汚染、熱圧着マーキングフィルムの汚損及び作業環境の
悪化等をなくそうとすることである。さらには、マーキ
ング箇所にゴワ付き感が出たり、ホットメルト接着剤が
はみ出さないようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、ホットメルト接着剤層の裏面に特殊な
粘着剤層を設けたことを特徴とする。
【0011】具体的には、この発明は、所定形状のマー
ク材にカッティングされ布地からなる被着体に熱圧着さ
れる熱圧着マーキングフィルムを対象とし、次のような
解決手段を講じた。
【0012】すなわち、この発明は、布地からなりマー
ク表面層を構成する支持体の裏面にホットメルト接着剤
層及び粘着剤層が順に積層され、上記ホットメルト接着
剤層は、厚みが30〜200μmに設定され、上記粘着
剤層は、厚みが5〜40μmに、かつ常温でのタック力
が45〜450g/インチに設定されていることを特徴
とする。
【0013】上記の構成により、この発明では、熱圧着
マーキングフィルムが粘着剤層のタック力でカット台上
に動かないように密着固定され、適正な形状のマーク材
が切り出される。
【0014】また、軽粘着剤の吹付け作業を行わないの
で、作業者の手指や衣類、熱圧着マーキングフィルムが
汚れたり、作業環境が悪化したりしない。
【0015】さらに、切り出したマーク材を被着体に接
着する場合にも軽粘着剤の吹付け作業を行わないので、
上記と同様に、作業者の手指や衣類、熱圧着マーキング
フィルムが汚れたり、作業環境が悪化したりなどしな
い。
【0016】加えて、マーク材が粘着剤層のタック力で
位置ずれすることなく被着体の正規のマーキング箇所に
簡単にかつ見栄え良く接着される。
【0017】さらにまた、ホットメルト接着剤層が適正
な厚みに設定されているので、被着体のマーキング箇所
にゴワ付き感が出ない。またホットメルト接着剤がはみ
出さず、見栄えを損なわない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
【0019】図1はこの発明の実施の形態に係る熱圧着
マーキングフィルムAを示す。この熱圧着マーキングフ
ィルムAは、布地からなりマーク表面層を構成する支持
体1の裏面にホットメルト接着剤層2及び粘着剤層3が
順に積層されて構成され、さらに上記粘着剤層3には離
型ライナ4が積層されている。
【0020】上記支持体1には、サテン生地、ニット生
地、クロス生地及び起毛生地等の織り布や織布、不織布
等が用いられる。
【0021】上記ホットメルト接着剤層2は、熱圧着に
よる布地からなる被着体への接着力を得る役目と、熱圧
着マーキングフィルムA自体に腰を持たせる役目と、粘
着剤層3が支持体1に移行しないようにする役目とを担
っている。ホットメルト接着剤層2を構成する接着剤の
種類としては、ポリエチレン系、ポリウレタン系、ポリ
アミド系、ポリエステル系、ポリ酢酸ビニル系及びポリ
メチルメタクリレート系等の少なくとも1つ以上の接着
剤が用途目的に応じて選定される。ホットメルト接着剤
層2の厚みは30〜200μmに設定されている。この
範囲に設定したのは、30μm未満では熱圧着した際に
被着体(布地)への接着力が弱くなる一方、200μm
を超えると熱圧着した際に被着体(布地)にゴワ付き感
(硬く感じること)が生じたり、あるいはマーク材から
ホットメルト接着剤がはみ出して見栄えを損なうからで
ある。ホットメルト接着剤層2の溶融温度は被着体(布
地)の種類にもよるが、熱圧着条件を考慮して一般には
80〜170℃の範囲である。
【0022】上記粘着剤層3は、ヒートカッタ等による
カット作業時に熱圧着マーキングフィルムAをセット台
に動かないように密着固定させる役目と、マーク材を熱
圧着時に被着体(布地)から位置ずれしないようにする
役目とを担っている。粘着剤層3を構成する粘着剤の種
類としては、アクリル系、ゴム系、ポリウレタン系、ポ
リエステル系又は酢ビ系等の粘着剤が使用できる。ま
た、ポリウレタン系、ポリエステル系又はポリアミド系
のホットメルト樹脂に前述の粘着剤ブレンドするか、場
合によっては硬化剤を添加してもよい。このようにホッ
トメルト樹脂に粘着剤を配合するのは、ホットメルト樹
脂単独ではヒートカット時に熱圧着マーキングフィルム
Aのセット台へのタック力が弱くなり、ヒートカット時
に浮きが生じて直線にカッティングすることができなく
なるからである。一方、粘着剤単独ではヒートカット時
に粘着剤がセット台に残ったり、マーク材を熱圧着した
後の被着体(布地)への接着力が不足気味になるからで
ある。粘着剤層3の厚みは5〜40μmに設定されてい
る。この範囲に設定したのは、5μm未満では密着力が
弱くなってヒートカット時に熱圧着マーキングフィルム
Aがセット台から動いてしまったり、熱圧着時にマーク
材が被着体(布地)から位置ずれするおそれがある一
方、40μmを超えると熱圧着時にホットメルト接着剤
層2の接着効果を損なうおそれがあるからである。粘着
剤層3のタック力は常温で45〜450g/インチに設
定されている。この範囲に設定したのは、45g/イン
チ未満ではヒートカット時に熱圧着マーキングフィルム
Aのセット台へのタック力が弱くなり、ヒートカット時
に浮きが生じて直線にカッティングすることができなく
なる一方、450g/インチを超えるとヒートカットさ
れたマーク材をセット台から取るときや、マーク材を被
着体(布地)に位置決めするときにベタツキが大きくな
って作業し辛くなるからである。
【0023】上記離型ライナ4としては、例えばシリコ
ーン等により片面が離型処理されたポリエチレンテレフ
タレート(PET)等の合成樹脂フィルムや離型紙であ
り、使用時には粘着剤層3から剥離されるようになって
いる。
【0024】以下に、実施例の熱圧着マーキングフィル
ムAのタック力、ヒートカット性、熱圧着性及びゴワ付
き感のテスト結果を表1に、比較例のそれを表2にそれ
ぞれ挙げる。この実施例及び比較例で用いた熱圧着マー
キングフィルムAの構成、各種評価項目のテスト条件は
共通である。
【0025】<熱圧着マーキングフィルムAの構成>図
1には、支持体1、ホットメルト接着剤層2及び粘着剤
層3からなる3層構造の熱圧着マーキングフィルムAを
示し、さらに粘着剤層3には離型ライナ4が積層されて
いる。
【0026】である。
【0027】支持体1:サテン生地 ホットメルト接着剤層2:H203 日本マタイ(株)
製の熱可塑性ポリウレタンフィルム 粘着剤層3:UD8700 東洋紡績(株)製の熱可塑
性ポリウレタンフィルムと1634N 総研化学(株)
製のアクリル系粘着剤 配合比率をUD8700:1634N=7:3に設定し
たものをバーコータによりコーティングした。
【0028】離型ライナ4:厚み38μmのPETフィ
ルムに片面シリコーン処理したもの <タック力の評価方法>図2に示すガラス板5をセット
台とし、JIS Z 0237(幅:25mm、スピー
ド:200mm/分)に準拠した。45〜450g/イン
チを合格とした。
【0029】<ヒートカット性の評価方法>太陽精機
(株)製のヒートカッタ(プロマークDH−3)でカッ
ト評価した。
【0030】 (加工条件)温度:500℃、スピード:20mm/秒 図2に示すように、離型ライナ4を剥離した熱圧着マー
キングフィルムAをガラス板5にセットし、ヒートカッ
タ6で数字「1」の形状に切り出してマーク材M(図3
参照)を得た。表1及び表2中、○印は綺麗に直線にカ
ッティングできたことを示す。
【0031】<熱圧着性の評価方法>図3に示すよう
に、マーキングしようとする被着体(衣類:KTN57
82ナイロントリコット 東洋紡績(株)製)Bをプレ
ス装置のプレス下板7上に置き、さらに、この上にマー
ク材Mをマーキングしようとする箇所に対応させて載
せ、マーク材Mの粘着剤層3を被着体Bに接触させる。
この状態で上方に配置したプレス上板8を下降させてプ
レス上板8で上記マーク材Mを被着体Bに押し付け、プ
レス上板7で150℃×500g/cm2 ×30秒の条
件で熱圧着すること により、マーク材Mの粘着剤層3
及びホットメルト接着剤層3を溶融させてマーク材Mを
被着体Bに一体に接着する。マーク材Mの被着体Bへの
接着力の測定方法はJIS K 6301の180°剥
離に準拠した。接着力が2.0kg/cm以上である場合を
合格とした。
【0032】また、このようにしてマーキングした被着
体Bのゴワ付き感を評価し、ゴワ付き感がないものを表
1及び表2に○印で示す。また、これらの評価を総合し
て合格としたものを○印で示す。なお、×印は評価が悪
いことを示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】このデータから明らかなように、実施例1
〜5では、粘着剤層3が5μmと薄い実施例1において
ガラス板5への密着力が45g/インチと低かったが、
ヒートカット性は良く、他の評価項目でも良い結果が得
られており、総合評価としては満足のいくものであっ
た。
【0036】これに対し、粘着剤層3のない比較例1で
は、タック力が得られず、ヒートカット時に熱圧着マー
キングフィルムAがガラス板5上で動くためヒートカッ
ト性が悪かった。
【0037】ホットメルト接着剤層2がなく粘着剤層3
が100μmと厚過ぎる比較例2では、タック力が大き
過ぎるためベタ付いて作業し辛く、また、マーク材Mの
被着体Bへの接着力が0.57kg/cmと低かった。
【0038】実施例1よりも粘着剤層3が3μmと薄い
比較例3では、ガラス板5への密着力が15g/インチ
と低く、ヒートカット性も悪かった。
【0039】ホットメルト接着剤層2はあるが粘着剤層
3が50μmと厚過ぎる比較例4では、比較例2ほどで
はないが依然としてベタ付きが大きく、また、マーク材
Mの被着体Bへの接着力が1.19kg/cmと低かった。
【0040】ホットメルト接着剤層2が25μmと薄い
比較例5では、マーク材Mの被着体Bへの接着力が1.
77kg/cmと低かった。
【0041】逆に、ホットメルト接着剤層2が220μ
mと厚過ぎる比較例6では、ゴワ付き感が出た。
【0042】これらを総合評価すると、実施例1〜5は
全て合格であったが、比較例1〜6は全て不合格であっ
た。なお、実施例及び比較例の熱圧着性の評価項目中、
「布地切れ」とは、ホットメルト接着剤が被着体(布
地)Bに十分に浸透している結果、マーク材Mが被着体
(布地)Bに強固に接着して剥離せず、被着体(布地)
Bが切れたことを示す。
【0043】これらのことは、ホットメルト接着剤層2
の厚みが30〜200μmに設定されていることと、粘
着剤層3の厚みが5〜40μmに設定され、かつ常温で
のタック力が45〜450g/インチに設定されている
ことに基づくものである。つまり、このような条件に設
定することにより、熱圧着マーキングフィルムAを粘着
剤層3のタック力でガラス板5等のカット台上に動かな
いように密着固定して、適正な形状のマーク材Mを切り
出すことができるのである。
【0044】また、軽粘着剤の吹付け作業を行わずに済
むので、作業者の手指や衣類の汚染、熱圧着マーキング
フィルムの汚損及び作業環境の悪化等をなくすことがで
きる。
【0045】さらに、切り出したマーク材Mを被着体B
に接着する場合にも軽粘着剤の吹付け作業を行わないの
で、上記と同様に、作業者の手指や衣類の汚染、熱圧着
マーキングフィルムAの汚損及び作業環境の悪化等をな
くすことができる。
【0046】加えて、マーク材Mを粘着剤層3のタック
力で位置ずれすることなく被着体Bの正規のマーキング
箇所に簡単にかつ見栄え良く接着することができる。
【0047】さらにまた、ホットメルト接着剤層2の厚
みを200μmを超えないように設定したので、被着体
Bのマーキング箇所にゴワ付き感が出ないようにするこ
とができるとともに、ホットメルト接着剤のはみ出しを
防止して見栄えを良くすることができる。
【0048】なお、上述の如くしてマーク材Mを被着体
Bに接着した後に、図4に示すように、マーク材Mの周
囲を飾り刺繍(飾り刺繍部分に符号Cを付す)したり、
あるいは図5に示すように、掛かり縫い(掛かり縫い部
分に符号Dを付す)により二重マークにしたりする場合
においてもマーク材Mが位置ずれしないので、多彩なマ
ーキングが可能になる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、熱圧着マーキングフィルムを布地からなりマーク表
面層を構成する支持体の裏面にホットメルト接着剤層及
び粘着剤層を順に積層し、上記ホットメルト接着剤層の
厚みを30〜200μmに設定し、上記粘着剤層の厚み
を5〜40μmに、かつ常温でのタック力を45〜45
0g/インチに設定したので、マーク材を熱圧着マーキ
ングフィルムから適正な形状に切り出すことができる。
また、軽粘着剤の吹付け作業を行わないので、作業者の
手指や衣類の汚染、熱圧着マーキングフィルムの汚損及
び作業環境の悪化等をなくすことができる。同様のこと
が、切り出したマーク材を布地からなる被着体に接着す
る場合にも言える。さらに、マーク材を適正なタック力
で位置ずれすることなく被着体の正規のマーキング箇所
に簡単にかつ見栄え良く接着することができる。さらに
また、ホットメルト接着剤層の200μmを超えない厚
みにより、被着体のマーキング箇所がゴワ付かないよう
にすることができるとともに、ホットメルト接着剤のは
み出しをなくして見栄えを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る熱圧着マーキング
フィルムの斜視図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る熱圧着マーキング
フィルムのカット要領を示す斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態に係る熱圧着マーキング
フィルムから切り出したマーク材を被着体に熱圧着する
要領を説明するプレス装置の断面図である。
【図4】被着体にマーク材の飾り刺繍をする要領を示す
斜視図である。
【図5】マーク材の掛かり縫いの要領を説明する斜視図
である。
【符号の説明】
1 支持体 2 ホットメルト接着剤層 3 粘着剤層 A 熱圧着マーキングフィルム B 被着体 M マーク材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状のマーク材にカッティングされ
    布地からなる被着体に熱圧着される熱圧着マーキングフ
    ィルムであって、 布地からなりマーク表面層を構成する支持体の裏面にホ
    ットメルト接着剤層及び粘着剤層が順に積層され、 上記ホットメルト接着剤層は、厚みが30〜200μm
    に設定され、 上記粘着剤層は、厚みが5〜40μmに、かつ常温での
    タック力が45〜450g/インチに設定されているこ
    とを特徴とする熱圧着マーキングフィルム。
JP7715699A 1999-03-23 1999-03-23 熱圧着マーキングフィルム Pending JP2000273423A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030029518A (ko) * 2002-06-29 2003-04-14 (주)블루드림 의류부자재 및 그의 부착방법
JP2009013556A (ja) * 2007-06-07 2009-01-22 Nsk Ekoo Mark:Kk マーク用生地およびそれを用いたマーク形成方法
WO2009090765A1 (ja) * 2008-01-17 2009-07-23 Kabushiki Kaisha Aoyama 装飾シート及びその装飾シートの製造方法
JP2011131582A (ja) * 2009-11-30 2011-07-07 Kobayashi Create Co Ltd 配送伝票

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