JPH071827A - 転写シート - Google Patents

転写シート

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JPH071827A
JPH071827A JP17210393A JP17210393A JPH071827A JP H071827 A JPH071827 A JP H071827A JP 17210393 A JP17210393 A JP 17210393A JP 17210393 A JP17210393 A JP 17210393A JP H071827 A JPH071827 A JP H071827A
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JP
Japan
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layer
transfer sheet
transfer
printing ink
polyethylene terephthalate
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Withdrawn
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JP17210393A
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Inventor
Tetsuya Fukuda
哲也 福田
Sumuto Nishida
澄人 西田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】布地等の生地に水玉等のスパンコール調の装飾
を、スパンコール調部材の金属光沢を損なうことなく、
また生地の風合及び通気性を損うことなく、フラツトな
加熱ロールを使用する通常の熱転写方式により極めて能
率的に、且つ低コストで作製できる転写シートを提供す
る。 【構成】転写シート基材上に粘着剤層を介して、印刷イ
ンキ層と蒸着層とポリエチレンテレフタレート層と熱接
着性樹脂層との積層体からなるメタリツクな模様状のス
パンコール調転写柄部が形成された構成の転写シートで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は布地等にキラキラしたス
パンコール調の模様を形成するのに使用する転写シート
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、布地等にキラキラしたスパンコー
ル調の模様を形成する方法としては、アルミ箔の積層
体、アルミ蒸着シートの積層体からなるメタリツクな硬
質シートを金型を使用して水玉等の模様に打ち抜き、打
ち抜かれた部材を1枚づつ縫着ないし接着剤により布地
に取り付ける方法、転写基材シート上にアルミ蒸着層等
からなるメタリツクな転写皮膜を備えた転写シートを使
用して布地に全面に又はパターン状の加熱板を用いて部
分的に転写してスパンコール調の模様を形成する方法等
が知られている。
【0003】しかしながら、上記前者の方法では、メタ
リツクな硬質シートから打ち抜かれた個々の部材を布地
等に1枚づつ縫着ないし接着する作業は、熟練を要する
上に手間が掛かり非能率的であつて大量生産に向かず、
スパンコール調製品がコスト高になるという欠点があ
り、後者の転写による方法では、熱転写時に金属光沢を
賦与するためのアルミ蒸着層等にクラツクが生じキラキ
ラした感じの金属光沢がなくなつてしまう上に、部分転
写の場合には箔切れが悪いため水玉等の模様の輪郭が綺
麗に仕上がらないとう欠点があり、全面転写の場合には
生地の風合、通気性等が損なわれるという欠点があつ
た。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】本発明の目的は、上記従来方法の欠点を改
良して、布地等の生地に水玉のように独立した形状であ
つて、多様な柄、色調を有する硬い部材からなるスパン
コール調の装飾を、個々のスパンコール調部材の金属光
沢を損なうことなく、また生地の風合及び通気性を損う
ことなく、フラツトな加熱ロールを使用する通常の熱転
写方式により極めて能率的に、且つ低コストで作製でき
る転写シートを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】転写シート基材、粘着剤
層、印刷インキ層、蒸着層、ポリエチレンテレフタレー
ト層、熱接着性樹脂層が順に、且つ、粘着剤層と印刷イ
ンキ層間が剥離可能に積層された積層体からなり、該積
層体の熱接着性樹脂層面から転写シート基材に達する模
様状のハーフカツトが施され、該ハーフカツトの模様以
外の部分を、粘着剤層と印刷インキ層間で剥離除去した
構成からなることを特徴とする転写シートである。
【0006】転写シート基材、粘着剤層、ポリエチレン
テレフタレート層、印刷インキ層、蒸着層、熱接着性樹
脂層が順に、且つ、粘着剤層とポリエチレンテレフタレ
ート層間が剥離可能に積層された積層体からなり、該積
層体の熱接着性樹脂層面から転写シート基材に達する模
様状のハーフカツトが施され、該ハーフカツトの模様以
外の部分を、粘着剤層とポリエチレンテレフタレート層
間で剥離除去した構成からなることを特徴とする転写シ
ートである。
【0007】
【作用】本発明の転写シートは、転写シート基材上に粘
着剤層を介して、印刷インキ層と蒸着層とポリエチレン
テレフタレート層と熱接着性樹脂層との積層体、ないし
はポリエチレンテレフタレート層と印刷インキ層と蒸着
層と熱接着性樹脂層との積層体からなるメタリツクな模
様状の転写柄部が形成されているので、上記転写シート
を使用して布地等の生地に熱転写することにより、スパ
ンコール調のメタリツクな色彩の絵柄装飾の施された生
地を得ることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を引用して本発明を説明する。図
1は本発明の転写シートの構成を示す図であり、(イ)
は平面図、(ロ)は(イ)におけるI−I断面図、図2
は本発明の転写シートの積層構成を示す拡大断面図、図
3は図2に示す転写シートで生地に転写した状態におけ
る、(イ)は転写された生地の拡大断面図、(ロ)は剥
離された転写基体の拡大断面図、図4は本発明の別構成
からなる転写シートの積層構成を示す拡大断面図、図5
は図4に示す転写シートで生地に転写した状態におけ
る、(イ)は転写された生地の拡大断面図、(ロ)は剥
離された転写基体の拡大断面図であり、1は転写シー
ト、2は転写柄部、3は転写基体、4はハーフカツト、
5は転写シート基材、6は粘着剤層、7は印刷インキ
層、8は蒸着層、9はポリエチレンテレフタレート層、
10は熱接着性樹脂層、11は生地をそれぞれ示す。
【0009】本発明の転写シート1は、転写シート基材
5上に粘着剤層6を介して、ハーフカツト4により形成
されたアイランド状の模様からなる転写柄部3が設けら
れた構成からなつている。
【0010】転写シート1の積層構成は、図2に示すよ
うに、転写シート基材5と粘着剤層6からなる転写基体
2上に、印刷インキ層7と蒸着層8とポリエチレンテレ
フタレート層9と熱接着性樹脂層10とが積層され、前記
粘着剤層6と印刷インキ層7間で剥離可能に積層された
積層体からなり、ハーフカツト4により形成された転写
柄部3がアイランド状の模様をなして配置されている。
転写シート1の転写柄部3のある面に生地11を重ね合わ
せて、加熱ロールと加圧ロールにより熱圧着することに
より、図3(イ)のように、転写柄部3の表面層を形成
する熱接着性樹脂層10が溶融して生地11に接着して転写
柄部3が生地に転写され、図3(ロ)のように、転写シ
ート基材5に粘着剤層6が積層された状態で転写基体2
が剥離される。
【0011】生地11に転写された転写柄部3の最表面は
印刷インキ層7であり、印刷インキ層7の下面にある蒸
着層8との相乗効果により、キラキラしたメタリツクな
スパンコール調の装飾が施された生地が出来上がる。印
刷インキ層7を無色透明のインキで印刷しておけばアル
ミ蒸着の銀色のスパンコール調の装飾ができるし、透明
着色インキでベタ印刷しておけば任意の色調の金属光沢
を得ることができる。例えば透明黄色で印刷しておけば
金色のスパンコール調の装飾ができる。透明着色インキ
を使用する場合は絵柄は任意であるが、不透明なインキ
を使用する場合には、不透明インキで印刷された部分の
蒸着層8の金属光沢がころされてしまうので、不透明イ
ンキによる印刷柄は小面積に留めておくことが必要であ
る。透明着色インキでベタ印刷しその上に別の色調のイ
ンキにて柄を印刷することにより意匠の多様化が図れ
る。
【0012】転写シート1の別の構成として、図4に示
すように、転写シート基材5と粘着剤層6からなる転写
基体2上に、ポリエチレンテレフタレート層9と印刷イ
ンキ層7と蒸着層8と熱接着性樹脂層10が積層され、粘
着剤層6とポリエチレンテレフタレート層9間で剥離可
能に積層された構成からなり、ハーフカツト4により形
成された転写柄部3がアイランド状に模様をなして配置
された構成とすることができる。上記構成の転写シート
にて転写した場合は、生地11に転写された転写柄部3の
表面はポリエチレンテレフタレート層9で形成されるの
で、表面光沢、表面物性の優れたスパンコール調の生地
が得られる。転写柄部3における印刷インキ層7を形成
する方法については前記の場合と同様である。
【0013】転写シート1の転写シート基材5として
は、ポリエチレンテレフタレート、2軸延伸ポリプロピ
レン等の透明で耐熱性の優れたプラスチツクフイルムが
適している。クラフト紙等の紙にポリプロピレン等のポ
リオレフイン樹脂を押出ラミネーシヨンした2層構成の
ものも使用できるが、クラフト紙等の紙を使用すると転
写シート基材5が不透明であるために、転写シート1の
状態で外部から転写柄部3の色調ないし模様を視認する
ことができないという欠点がある。転写シート基材5と
しては12〜50ミクロンの厚さのポリエチレンテレフ
タレートフイルムないし2軸延伸ポリプロピレンフイル
ムが適当である。
【0014】転写シート基材5に設ける粘着剤層6の物
性としては低粘着性であつて耐熱性が優れ非転移性のも
のが好ましい。粘着剤層6を構成する樹脂としては、ポ
リイソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエ
ンアクリロニトリルゴム等のゴム系樹脂、アクリル酸エ
ステル系樹脂、ポリビニルエーテル系樹脂、塩素化ポリ
オレフイン系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂等が使
用できる。粘着剤層6の塗布厚さは、厚すぎると生地12
に転写する際に転写シート基材5が生地12に接着してし
まい剥がれ難くなるので、3〜10ミクロンが適当であ
る。転写シート基材5から粘着剤層6が剥離して生地に
転移してしまわないように、転写シート基材5にアンカ
ーコートを行つてから粘着剤層6を設けることにより、
転写時における粘着剤層6の生地への転移が防止でき
る。粘着剤層6はグラビア方式ないしはコーテイングに
より転写シート基材5に塗布する。
【0015】印刷インキ層7を形成する樹脂としてはア
クリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹
脂、塩化ビルニ系樹脂、ウレタン系樹脂が適しており、
イソシアネート系の硬化剤を加えた常温2液硬化型のイ
ンキとして使用される。印刷インキ層7は蒸着層8面に
設けられるものであり、蒸着層8の金属光沢を生かすた
めに着色透明インキを使用して全面ベタ印刷を行い、そ
の上に必要により別色の絵柄を設けるのがよい。着色透
明インキを使用する場合は絵柄面積の制限はないが、不
透明インキを使用する場合には蒸着層8面を全面に覆わ
ない狭い面積で一定のパターン状に印刷するようにしな
ければならない。
【0016】図2に示す転写シート1の構成の場合に
は、印刷インキ層7としてインキ面に透明樹脂層を設け
る構成にしてもよく、その場合には印刷インキ層7の印
刷と同時に透明無着色インキにて印刷する。転写シート
1を使用して生地11に転写した場合に、透明樹脂層は転
写柄部3の表面を形成する層であり、印刷インキ層7の
保護層としての働きをする。透明樹脂層に使用できる樹
脂としてはアクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ウレタン系樹脂等である。また、印刷イ
ンキ層7の表面に設ける透明樹脂層は、転写時に粘着剤
層6面から印刷インキ層7が剥離するための離型層の働
きをするので、透明樹脂層にシリコン等の離型剤を添加
しておくのがよい。
【0017】図4に示す転写シートの構成は、ポリエチ
レンテレフタレート層9面に印刷インキ層7を設け、該
印刷インキ層7面に蒸着層8を設ける構成からなるの
で、印刷インキ層7として使用するインキは蒸着適性を
考慮することが必要である。印刷インキ層7面に蒸着用
のプライマーを設けて蒸着を行うことにより蒸着層8の
金属光沢がより優れたものとなる。蒸着層8面に熱接着
性樹脂層10を設けるに際しては蒸着層8面にアンカーコ
ートを行つてもよい。また、必要によりポリエチレンテ
レフタレート層9の印刷インキ層7と反対面に離型層を
設けて粘着剤層6との剥離をよくするようにしてもよ
い。
【0018】蒸着層8としてはアルミ蒸着が適しており
蒸着層の厚さは任意であるが一般的な30〜60ミリミ
クロンの厚さの蒸着が適している。ポリエチレンテレフ
タレート層9としては12〜50ミクロンの2軸延伸ポ
リエチレンテレフタレートフイルムがよく、アルミ蒸着
した2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフイルムを使
用することもできる。
【0019】熱接着性樹脂層10としては、布地等の生地
11に接着性の優れた比較的低融点の熱接着性樹脂が適し
ており、アクリル酸エステル系樹脂、ポリビニルエーテ
ル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリビニ
ルブチラール系樹脂等が使用できる。熱接着性樹脂層10
の厚さとしては3ー30ミクロンの範囲であり、5〜1
5ミクロンが適している。図2に示す転写シート1のよ
うに、熱接着性樹脂層10はポリエチレンテレフタレート
層9に積層されて使用される場合には、変成ポリエステ
ル樹脂からなる熱接着性樹脂を2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートフイルムに積層した2層構成のポリエチレ
ンテレフタレートフイルムを使用するのが便利である。
熱接着性樹脂層10面がタツクのある状態であれば、2軸
延伸ポリプロピレンフイルム等からなる離型フイルムを
積層した状態で使用してもよい。
【0020】図2に示す転写シート1の製造工程は、ポ
リエチレンテレフタレート9の片面にアルミ蒸着により
蒸着層8を設け、蒸着層8面に透明着色ベタ印刷及び柄
印刷からなる印刷インキ層7を設けその上に透明無着色
インキからなるベタ印刷層を設ける。ポリエチレンテレ
フタレート層9の他面に熱接着性樹脂層10を印刷ないし
はコーテイングにより設ける。熱接着性樹脂層10は印刷
インキ層7を印刷する前にポリエチレンテレフタレート
層9に設けておいてもよい。一方転写シート基材5に粘
着剤層6をグラビア印刷ないしはコーテイングにより設
ける。次いで、転写シート基材5の粘着剤層6面とポリ
エチレンテレフタレート9の印刷インキ層7面とを重ね
合わせて加圧し接着させる。上記積層体の熱接着性樹脂
層10面から転写シート基材5に達する模様状のハーフカ
ツト4を施し、ハーフカツト4により形成された転写柄
部3のみを残してそれ以外の部分を、粘着剤層6と印刷
インキ層7間で剥離して除去し転写シート1が完成す
る。
【0021】図4に示す転写シートの製造工程は、ポリ
エチレンテレフタレート9の片面に透明着色ベタ印刷及
び柄印刷からなる印刷インキ層7を設ける。上記印刷イ
ンキ層7面にアルミ蒸着により蒸着層8を設け、蒸着層
8面に熱接着性樹脂層10を印刷ないしはコーテイングに
より設ける。一方転写シート基材5に粘着剤層6をグラ
ビア印刷ないしはコーテイングにより設けて、転写シー
ト基材5の粘着剤層6面とポリエチレンテレフタレート
9の印刷インキ層7と反対の面とを重ね合わせて加圧し
接着させる。以下、前記の図2に示す転写シート1の製
造工程と同様にして製造する。
【0022】実施例1 50ミクロン厚さの熱接着性樹脂層を備えたポリエチレ
ンテレフタレート多層フイルム(東レ、KC−50F)
のポリエチレンテレフタレート面に、アルミ蒸着からな
る蒸着層を設け、該蒸着層面にウレタン系2液硬化型イ
ンキを使用して透明黄色ベタ印刷を行い、その上に、フ
ッ素系樹脂とセルロース系樹脂からなる透明ベタインキ
層を設ける。一方、25ミクロンのポリエチレンテレフ
タレートフイルムの片面にアンカーコート層を設けた後
にゴム系樹脂からなる粘着剤層を印刷により5ミクロン
の厚さに設けて転写シート基体を作製する。次いで、上
記熱接着性樹脂層を備えたポリエチレンテレフタレート
多層フイルムの印刷インキ層面と、上記25ミクロンの
ポリエチレンテレフタレートフイルムの粘着剤層面とを
圧着して積層する。該積層体の熱接着性樹脂層面から転
写シート基体のポリエチレンテレフタレートフイルムに
達する直径5mmの水玉柄のハーフカツトを設け、水玉
柄以外の部分を印刷インキ層と粘着剤層間で剥離して除
去しアイランド状の転写柄部を備えた転写シートを得
た。次いで、該転写シートを厚さ0.1mmのポリエス
テル生地に重ねて、温度180℃、線圧10kg/cm2、速
度10m/分の条件で転写機を通した後、転写基体を生地か
ら剥離することにより、硬い金色の水玉柄からなるスパ
ンコール調の装飾が施された生地が得られた。
【0023】実施例2 50ミクロン厚さの片面にコロナ処理を行つたポリエチ
レンテレフタレートフイルムのコロナ処理面にウレタン
系2液硬化型インキを使用して透明黄色ベタ印刷及び柄
印刷からなる印刷インキ層を設け、該印刷インキ層面に
蒸着用のアンカーコート層を設けた後にアルミ蒸着によ
り蒸着層を設け、更に、蒸着層面に熱接着性樹脂層を印
刷ないしはコーテイングにより設ける。一方、25ミク
ロンのポリエチレンテレフタレートフイルムの片面にゴ
ム系樹脂からなる粘着剤層を印刷により5ミクロンの厚
さに設けて転写シート基体を作製する。次いで、上記5
0ミクロン厚さのポリエチレンテレフタレートフイルム
の印刷インキ層面と反対面と上記25ミクロンのポリエ
チレンテレフタレートフイルムの粘着剤層面とを圧着し
て積層する。以下、実施例1と同様にして製造すること
により、硬い金色の地色に絵柄模様を有する水玉柄から
なるスパンコール調の装飾が施された生地が得られた。
【0024】
【発明の効果】転写シート基材上に粘着剤層を介して剥
離可能に、印刷インキ層と蒸着層とポリエチレンテレフ
タレート層と熱接着性樹脂層とを備えた積層体ないしは
ポリエチレンテレフタレート層と印刷インキ層と蒸着層
と熱接着性樹脂層とを備えた積層体からなり、該積層体
の熱接着性樹脂層から転写シート基材に達するパターン
状のハーフカツトを設け、不要部分を粘着剤層と印刷イ
ンキ層ないしはポリエチレンテレフタレート層間で剥離
除去することにより得られる、転写基体上に水玉柄等の
模様がアイランド状に形成された転写柄部を備えた転写
シートであり、該転写シートを使用して布地等に熱転写
することにより、生地の風合及び通気性を損うことな
く、且つ低コストで金属光沢を有する多彩な柄や色調か
らなるスパンコール調装飾を施した生地を製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写シートの構成を示す図で、(イ)
は平面図、(ロ)は(イ)におけるI−I断面図。
【図2】本発明の転写シートの積層構成を示す拡大断面
図。
【図3】図2に示す転写シートで生地に転写した状態に
おける、(イ)は転写された生地の拡大断面図、(ロ)
は剥離された転写基体の拡大断面図。
【図4】本発明の別構成からなる転写シートの積層構成
を示す拡大断面図。
【図5】図4に示す転写シートで生地に転写した状態に
おける、(イ)は転写された生地の拡大断面図、(ロ)
は剥離された転写基体の拡大断面図。
【符号の説明】
1 転写シート 2 転写基体 3 転写柄部 4 ハーフカツト 5 転写シート基材 6 粘着剤層 7 印刷インキ層 8 蒸着層 9 ポリエチレンテレフタレート層 10 熱接着性樹脂層 11 生地

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写シート基材、粘着剤層、印刷インキ
    層、蒸着層、ポリエチレンテレフタレート層、熱接着性
    樹脂層が順に、且つ、粘着剤層と印刷インキ層間が剥離
    可能に積層された積層体からなり、該積層体の熱接着性
    樹脂層面から転写シート基材に達する模様状のハーフカ
    ツトが施され、該ハーフカツトの模様以外の部分を、粘
    着剤層と印刷インキ層間で剥離除去した構成からなるこ
    とを特徴とする転写シート。
  2. 【請求項2】 転写シート基材、粘着剤層、ポリエチレ
    ンテレフタレート層、印刷インキ層、蒸着層、熱接着性
    樹脂層が順に、且つ、粘着剤層とポリエチレンテレフタ
    レート層間が剥離可能に積層された積層体からなり、該
    積層体の熱接着性樹脂層面から転写シート基材に達する
    模様状のハーフカツトが施され、該ハーフカツトの模様
    以外の部分を、粘着剤層とポリエチレンテレフタレート
    層間で剥離除去した構成からなることを特徴とする転写
    シート。
JP17210393A 1993-06-21 1993-06-21 転写シート Withdrawn JPH071827A (ja)

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