JP2000270008A - 複合メール伝達システム及びその複合メール伝達方法並びに記録媒体 - Google Patents

複合メール伝達システム及びその複合メール伝達方法並びに記録媒体

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JP2000270008A
JP2000270008A JP6808999A JP6808999A JP2000270008A JP 2000270008 A JP2000270008 A JP 2000270008A JP 6808999 A JP6808999 A JP 6808999A JP 6808999 A JP6808999 A JP 6808999A JP 2000270008 A JP2000270008 A JP 2000270008A
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Yasuto Suzuki
保人 鈴木
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Canon Marketing Japan Inc
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Canon Inc
Canon Marketing Japan Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信側の環境にかかわらず、多様な複合メー
ルの送受信を可能とする複合メール伝達システム及びそ
の複合メール伝達方法並びに記録媒体を提供する。 【解決手段】 電子メールを小サイズのテキストメール
部と大サイズの複合メール部とに分離し、小サイズのテ
キストメール部のみ受信者当てに送信を行ない、大サイ
ズの複合メール部はWWWサーバ14上に送信し蓄積す
る。受信者は、送信されてきたテキストメール部の内容
に基いて、複合メールを受信する場合にのみ、WWWサ
ーバ14にアクセスして複合メール部を受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テキストデータ及
び非テキストデータを含む複合メールを伝達する複合メ
ール伝達システム及びその複合メール伝達方法並びに記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク上での電子メールの
やり取りには、各種の伝達装置が実用に供されている。
【0003】従来の電子メール環境は、企業内などでは
例えば商品名CC:MAILに代表されるような、特定
のユーザグループ内で用いられるクローズドな電子メー
ル環境が主流であり、また、一部の研究者等の間では、
インターネットのユニックスメールが用いられていた。
【0004】しかし、近年のインターネットの発展・普
及により、不特定多数のユーザを対象とする開かれたイ
ンターネットメールの使用が急速に増加しつつまり、伝
統的なユニックスメール以外にも、パーソナルコンピュ
ータ(以下、「PC」という)上などの各種電子メール
の伝達装置・ソフトが実用に供されている。一方で、各
種マルチメディアの急速な発展・普及に伴い、電子メー
ルの使用においても従来のテキストデータのみからなる
メールだけではなく、複合メールを送受信したいという
要求が高まっている。
【0005】ここで、「複合メール」とは、画像デー
タ、文字の修飾データ及びそれらの割付け情報を含む複
合文書、あるいは画像・音声・プログラムといったバイ
ナリファイル等の非テキストデータを含む電子メールを
いう。
【0006】電子メールは、元々、(欧文)テキストデ
ータを送受信の対象としてきたため、各種電子メールの
プロトコルや電子メールソフトウエアの開発や電子メー
ルを中継するメールサーバの実装等もテキストデータを
主体に考えられ、行われてきた。
【0007】近年になって、標準規格RFC2045〜
9:MIME(Multiple InternetMail Extensions)等
において、非テキストデータを電子メール上で取り扱う
ための標準なども整備されてきたが、現在使用されてい
る電子メールソフトやメールサーバによって、これら標
準の実装の程度はまちまちであった。特に、インターネ
ットにおいては通過するメールサーバ、受信側の電子メ
ールソフトウエア(及びそれらの実装の程度)を特定す
ることができないため、送受信できる電子メールデータ
のサイズ、種類などを予め知ることができなかった。
【0008】図12は、従来の電子メールの伝達装置及
び電子メールソフトウエアによってインターネット上で
複合メールを送信した場合の電子メールの流れを示す模
式図である。
【0009】同図において、電子メールの送信者は、電
子メールソフトウエア1102を用いて、テキスト「H
elloこれは画像データを含むメールです。」からな
るテキストデータと画像データファイルからなる非テキ
ストデータとを含む複合メールを送信側PC1101か
ら送信する。
【0010】送信側PC1101から送信された複合メ
ールは、インターネット1103中の送信側メールサー
バ1104へ標準電子メールプロトコルSMTP(Simp
le Mail Transfer Protocol)等によって通信され、更
にインターネット1103上のメールサーバ1104を
経由してメールアドレスとして指定された受信側メール
サーバ1105へ到達する。メール受信者は、受信側メ
ールサーバが1105へ到達した複合メールを標準規格
RFC193で規定される標準電子プロトコルPOP3
(Post Office Protocol Version 3)あるいは標準規格
RFC2060で規定されている標準電子メールプロト
コルIMAP4(Internet Message Access Protocol V
ersion 4)等に従って、受信側PC1106上で動作す
る受信側電子メールソフト1107で読み込む。
【0011】なお、図12において、符号1102’及
び符号1107’は、それぞれ送信側PC1101の表
示画面上に表示されている送信側電子メールソフトウエ
ア1102による表示画面の拡大図及び受信側PC11
06の表示画面上に表示されている受信側電子メールソ
フトウエア1107による表示画面の拡大図である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の電子メールの伝達装置又はソフトウエア
を用いた複合メールの送信には、以下に示す問題点があ
った。
【0013】(1)送信可能なメールサイズの制限 従来の電子メール伝達装置又はソフトウエアには、送信
可能なメールサイズを制限しているものがある。そのた
め、メールサーバの制限値以上のサイズを有する複合メ
ールを送受信できない場合があった。
【0014】一般に、画像等の非テキストデータはテキ
ストデータと比較してサイズが大きい(例えば、640
×480ドットの24ビットカラーの画像ファイルのサ
イズは921600バイトになる)ことに加え、非テキ
ストデータを7ビットコード化するエンコーティング処
理により、メールデータは更にデータ量が増加する(エ
ンコード方式に依るが、最低でも略33%増加する)た
め、複合メールのサイズは単純なテキストデータより非
常に大きなサイズとなるのが一般的である。
【0015】また、図12に示したように、電子メール
は送信側メールサーバ1104、受信側メールサーバ1
105及びその間のインターネット1103中のメール
サーバを介して伝達されるが、これらのメールサーバに
おけるメール機能の実装は非常に多岐に亘っている。メ
ール伝達経路中でもっともこのメールサイズの上限値が
小さいサーバがメール伝達のボトルネックとなってい
た。メールサーバが実装上の上限値以上のサイズのメー
ルを受け取った場合、電子メールの不到着や電子メール
の制限値を越えた部分のデータのカットのみならず、メ
ールサーバのシステムダウンを引き起こす可能性もあっ
た。特にインターネットでは、本質的に電子メールが通
過するサーバを特定することができないので、送信する
メールのサイズを一定値以下に制限しておく必要があっ
た。
【0016】さらに、このメールサイズの上限値の制限
を回避する手段として、たとえば「標準規格RFC20
46:MIME」中の複数部分メディア種(Multipart
Media Type)等、メールを複数に分割する標準が近年策
定され、これらの標準に準拠して電子メールの分割送信
機能を有する電子メールソフトが実用に供されている。
しかし、送信側電子メールソフトウエア1102が分割
送信機能を有していても、受信側電子メールソフトウエ
ア1107には分割された電子メールの再結合機能を有
していない場合は、分割メールの再結合は困難であり、
事実上大サイズの電子メール送信はできないことにな
る。また、図12の例はインターネット1103上での
電子メール送受信について示しているが、たとえば集中
ホスト方式を採用するパソコン通信等においては、1ユ
ーザが複合メールを分割した場合であっても、メール全
体の合計サイズに規約上で制限を設けているところもあ
り、このような制限がある場合にはたとえ分割して1メ
ール当りのサイズを小さくしても、分割前の合計サイズ
で制限を受けてしまい、その制限サイズ以上のサイズの
メール送信をすることができない場合があった。
【0017】(2)受信側での複合メールの受信・表示
の非保証 受信者が複合メールを見る場合、受信者は、受信側電子
メールソフトウエア1107で表示可能な形式のデータ
しか見ることができない。ところが、不特定多数を相手
とする電子メール、特にインターネット上の電子メール
においては、多様な電子メールソフトが実用に供されて
いる。従って、一般送信側では受信側のメール環境を判
断することができず、どのような形式のデータを表示す
ることができるかを判断することはできない。
【0018】一部の電子メールソフトウエアは、画像デ
ータ、文字の修飾データ及びそれらの割付情報を含む複
合文書をメールで送受信し、適切に表示する機能等を備
えているが、これらの機能はその電子メールソフトウエ
アに特有のプロトコルで表現されている。そのため、一
般にこのような機能が有効となるのは送信側と受信側の
電子メールソフトウエアが同一である場合に限られてい
た。
【0019】更に、受信側と異なる電子メールソフトウ
エアで送信された複合メールは、受信側では適切な表示
どころか受信さえできない場合があるため、ごく限られ
た範囲でしか複合メールの通信ができなかった。
【0020】(3)複合メールデータ取扱いの複雑さ、
困難さ 従来の電子メールソフトウエアでテキスト以外のデータ
を送信する現実的な方法としては、非テキストデータフ
ァイルを標準規格RFC2045〜9で規定される他目
的インターネットメール拡張(MIME:Multipurpose
Internet MailExtensions)エンコーティング等に準拠
した添付ファイルとして電子メールに添付する手法があ
り、この手法は多くの電子メールソフトウエアによって
サポートされている。
【0021】しかし、MIME標準以外にも、MIME
以前にユニックスメール等で広く使用されており多くの
方言を有するエンコード方式であるuuencode形
式や、アップル社のマッキントッシュ等の間で使用され
ることが多いBinHex方式など、複数のエンコード
方式が一般に使用されており、どのエンコード方式をサ
ポートしているかは電子メールソフトウエアによって相
違する。そのため、確実に電子メールのやりとりをする
ためには、送信者及び受信者の双方にエンコード方式の
知識及び双方の電子メールソフトウエアがどのエンコー
ド方式をサポートしているかを知っていることが必要で
あった。
【0022】更に、添付ファイルの取扱いはファイルの
種類や使用されているOS毎に相違し、コンピュータの
初心者にはその取扱いが非常に難しかった。例えば、画
像データファイルが添付ファイルとして受信できても、
受信者はその画像を見るにはエンコードが施されている
添付ファイルから元の画像データファイルを再現する必
要がある。また、その画像データファイルの形式に応じ
たビューワソフトを起動する必要があるが、画像データ
ファイルの形式には数十種類の形式があり、OSやアプ
リケーションソフトウエアなどによって標準的な、ある
いはサポート可能な形式が異なっている。
【0023】また、標準規格MIME等には非テキスト
データを添付ファイル化する規定はあるが、送られてき
たメールの受信側においての表示法の規定はなく、添付
ファイルだけでは受信したメールで複合文書を実現する
ことはできない。また、添付ファイル化は送信メールサ
イズの制限を回避するものでもない。
【0024】(4)大サイズの電子メールの受信時の問
題 受信側電子メールソフトウエア1107が受信側メール
サーバ1105からメールを受信するタイミングは、一
般的には受信側メールソフトウエア起動時にユーザによ
りメール受信を指示された場合、受信側電子メールソフ
トウエア1107が所定間隔でメールサーバ1105に
アクセスすることにより新規メールの到着を確認した場
合、あるいはメールサーバから新規メール到着の通知を
受けた場合などである。このように受信側電子メールソ
フトウエアの機能や設定により、受信するタイミングは
相違する。
【0025】多くの電子メールソフトウエアは、メール
受信時にメールサーバ中の新規のメールを、無条件にす
べて受信してしまう。ところが、上述したように、複合
メールは一般にデータサイズが大きいため、たとえ正常
に受信し表示できるような場合であっても、受信に要す
る時間が長くなるという問題点があった。特に、モデム
接続やダイヤルアップ接続等は、回線速度が遅い場合は
非実用的な時間がかかる場合があった。また、受信メー
ルが受信機器のディスク容量を圧迫し、最悪の場合はデ
ィスクが満杯になって受信側システムが停止する場合等
もあった。
【0026】また、モバイル環境では、一般にユーザが
一個所において長時間にわたり受信を継続することは困
難である。使用可能な回線である携帯電話や公衆電話等
は、多くの場合通信料金が高額かつ通信速度が低速だか
らである。さらに、モバイル機器は、機器によりバッテ
リバックアップされたRAM、フラッシュメモリ、大き
さや重量の制限から小容量のハードディスク等の様々な
記憶装置が使用されているが、いずれの記憶容量も小さ
いので、例えば単に自分宛の受信メールを確認するため
だけにメールホストに接続してメールの受信を始めた途
端に長時間の受信動作が開始されてしまい、特に公衆電
話の場合は、硬貨やテレホンカードがなくなって途中で
通話が途切れる可能性があるうえ、高額の通話料がかか
ってしまう。更に、受信しているデータ量が上述したよ
うに受信データ容量が小さいモバイル機器の記憶容量を
オーバーすると、モバイル機器がハングアップするなど
の問題点があった。
【0027】(5)大サイズメールの同報通信によるネ
ットワークトラフィックの圧迫 複数の相手に同一の内容を送信する同報通信において
は、同一の内容のメールが相手の数だけ連続して送信さ
れるため、単なるテキストメールであっても、ネットワ
ークトラフィックを急激に増加させてしまう。まして大
サイズの複合メールの同報通信の場合には、しばしばネ
ットワークトラフィックに多大な負荷をかけ、電子メー
ル到達の遅延や電子メールの不到着、ひいてはネットワ
ークのダウンといった問題を引き起こす場合があった。
【0028】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、受信側の環境にかかわらず、多様な複合
メールの送受信を可能とする複合メール伝達システム及
びその複合メール伝達方法並びに記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の複合データ伝達システムは、複合データ
を第1データ部と第2データ部とに分離する分離手段を
有し、前記第1データ部及び前記第2データとを送信す
る送信装置と、前記第1データ部を受信して表示する第
1受信手段と、前記第1データ部に含まれるアクセス情
報に基いて前記第2データ部のアクセス要求を出力する
アクセス要求手段と、前記第2データ部を受信して表示
する第2表示手段とを有する受信装置と、前記送信装置
から送信される第1データ部を前記受信装置へ伝達する
第1伝達装置と、前記送信装置から送信される第2デー
タ部を蓄積するデータ蓄積手段を有し、前記受信装置か
ら出力されるアクセス要求に応じて前記データ蓄積手段
に蓄積された第2データ部を前記受信装置へ伝達する第
2伝達装置とから構成されることを特徴とする。
【0030】請求項2の複合データ伝達システムは、上
記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、前
記第1データ部はテキストデータからなり、前記第2デ
ータ部は非テキストデータを含むことを特徴とする。
【0031】請求項3の複合データ伝達システムは、上
記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、前
記受信装置は、前記第1データ部に含まれるアクセス情
報に基いて前記第2データ部を前記第2伝達手段から受
信するか否かを判別する判別手段を有していることを特
徴とする。
【0032】請求項4の複合データ伝達システムは、上
記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、前
記第2伝達装置は前記送信装置内にサーバとして内蔵さ
れることを特徴とする。
【0033】請求項5の複合データ伝達システムは、上
記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、前
記複合データは、複合文書データであることを特徴とす
る。
【0034】請求項6の複合データ伝達システムは、上
記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、前
記複合データは、独立した少なくとも1つのファイルを
含むことを特徴とする。
【0035】請求項7の複合データ伝達システムは、上
記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、前
記複合データは、少なくとも1つの圧縮・変換ファイル
を含むことを特徴とする。
【0036】請求項8の複合データ伝達システムは、上
記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、前
記複合データは、アーカイブを含むことを特徴とする。
【0037】請求項9の複合データ伝達システムは、上
記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、前
記第1伝達手段は電子メール伝達手段であることを特徴
とする。
【0038】請求項10の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記複合メール伝達システムは前記第1伝達装置を複数
備え、前記送信装置は、前記複数の第1伝達装置のそれ
ぞれに同一の第1データ部を送信するように構成される
ことを特徴とする。
【0039】請求項11の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記複合メール伝達システムは前記受信装置を複数備
え、一の受信装置から他の受信装置へ前記第1データ部
を転送可能に構成されることを特徴とする。
【0040】請求項12の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記送信装置は、前記複合データを送信するときに、前
記第1伝達装置又は前記第2伝達装置に応じた通信プロ
トコルを用いて送信するように構成されることを特徴と
する。
【0041】請求項13の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記第2伝達装置はWWWサーバであることを特徴とす
る。
【0042】請求項14の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記第2伝達装置はFTPサーバであることを特徴とす
る。
【0043】請求項15の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記送信装置は、前記第1データ部に、前記データ蓄積
手段内の前記第2データ部が蓄積されている領域のアド
レス情報を付加するように構成されることを特徴とす
る。
【0044】請求項16の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記送信装置は、前記第1データ部に、前記第2データ
部のサイズ情報を付加するように構成されることを特徴
とする。
【0045】請求項17の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記送信装置は、前記第2データ部をHTML形式に変
換して送信するように構成されることを特徴とする。
【0046】請求項18の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記送信装置は、前記第2伝達装置が前記送信される第
2データ部を蓄積するのに十分な記憶容量を有している
か否かを判別する容量判別手段を備え、前記容量判別手
段により十分な記憶容量を有していないと判別されたと
きは前記第1データ部及び第2データ部の送信を中止す
るように構成されることを特徴とする。
【0047】請求項19の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記送信装置は、前記第2データ部を、前記第2伝達装
置へファイル転送のプロトコルで送信するように構成さ
れることを特徴とする。
【0048】請求項20の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記第2伝達装置は、前記第2データ部を、前記受信装
置へHTTPプロトコルで送信することを特徴とする。
【0049】請求項21の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記第2伝達装置は、前記第2データ部を、前記受信装
置へファイル転送のプロトコルで送信するように構成さ
れることを特徴とする。
【0050】請求項22の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記送信装置は、前記第2データ部に対して、データ形
式変換処理、データ圧縮処理及びアーカイブ化処理の少
なくとも1つの処理を行うように構成されることを特徴
とする。
【0051】請求項23の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記送信装置は、前記第2データ部のデータ種類に応じ
て、データ形式変換処理、データ圧縮処理及びアーカイ
ブ化処理の少なくとも1つの処理を行うように、又は前
記データ形式変換処理、データ圧縮処理及びアーカイブ
化処理のいずれも行わないように、当該送信装置を制御
する制御手段を備えることを特徴とする。
【0052】請求項24の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
データ形式変換処理又はデータ圧縮処理が施された第2
データ部からなるファイルと、前記データ形式変換処理
またはデータ圧縮処理が施される前の第2データ部とか
らなるファイルを含むことを特徴とする。
【0053】請求項25の複合データ伝達システムは、
上記請求項24記載の複合メール伝達システムにおい
て、前記送信装置は、前記受信装置のマシン環境が不明
である場合に、前記データ形式変換処理又はデータ圧縮
処理が施された第2データ部からなるファイルと、前記
データ形式変換処理またはデータ圧縮処理が施される前
の第2データ部とからなるファイルを含むことを特徴と
する。
【0054】請求項26の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記送信装置は、前記受信装置のマシン環境に関する情
報を記憶するマシン環境記憶手段を備えることを特徴と
する。
【0055】請求項27の複合データ伝達システムは、
上記請求項26記載の複合メール伝達システムにおい
て、前記送信装置は、前記マシン環境記憶手段に記憶さ
れているマシン環境に関する情報に基いて、前記第2デ
ータ部に対して、データ形式変換処理、データ圧縮処理
及びアーカイブ化処理の少なくとも1つの処理を行うよ
うに構成されることを特徴とする。
【0056】請求項28の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記複合メール伝達システムは複数の受信装置を含み、
前記送信装置は、前記複数の受信装置に対する同報通信
を行うときに、前記受信装置の種類に対応した形式から
なる少なくとも1つの第2データ部のうち、同一の第2
データ部がすでに前記第2伝達装置へ送信されていると
きは、当該形式からなる第2データ部を送信しないよう
に構成されることを特徴とする。
【0057】請求項29の複合データ伝達システムは、
上記請求項1記載の複合メール伝達システムにおいて、
前記複合メール伝達システムは複数の受信装置を含み、
前記送信装置は、前記複数の受信装置に対する同報通信
を行うときに、前記複数の受信装置の種類に対応した第
1データ部を前記複数の受信装置へそれぞれ送信するよ
うに構成されることを特徴とする。
【0058】請求項30の複合データ伝達システムは、
上記請求項29記載の複合メール伝達システムにおい
て、前記送信装置は、前記同報通信を行うときに、前記
第1データ部に、前記データ蓄積手段内の前記受信装置
の種類に対応した形式からなる第2データ部が蓄積され
ている領域のアドレス情報を付加するように構成される
ことを特徴とする。
【0059】請求項31の複合データ伝達システムは、
上記請求項29記載の複合メール伝達システムにおい
て、前記送信装置は、前記同報通信を行うときに、前記
第1データ部に、前記データ蓄積手段内の前記受信装置
の種類に対応した形式からなる第2データ部のデータ種
類情報を付加するように構成されることを特徴とする。
【0060】請求項32の複合データ伝達システムは、
上記請求項29記載の複合メール伝達システムにおい
て、前記送信装置は、前記同報通信を行うときに、前記
第2データ部に、前記データ蓄積手段内の前記受信装置
の種類に対応した形式からなる第2データ部のサイズ情
報を付加するように構成されることを特徴とする。
【0061】請求項33の複合データ伝達システムは、
複合データを複数のデータ部に分離する分離手段を有
し、前記複数のデータ部を送信する送信装置と、前記複
数のデータ部のうち、少なくとも1つのデータ部を受信
する受信手段と、前記受信された少なくとも1つのデー
タ部を表示する複数の表示手段と、前記複数の表示手段
に表示されたデータ部に含まれるアクセス情報に基い
て、前記受信された少なくとも1つのデータ部以外のデ
ータ部のアクセス要求を出力するアクセス要求手段とを
有する受信装置と、前記送信装置から送信される前記少
なくとも1つのデータ部を前記受信装置へ伝達する第1
伝達装置と、前記第1伝達装置に送信された少なくとも
1つのデータ部以外のデータ部を蓄積するデータ蓄積手
段を有し、前記受信装置から出力されるアクセス要求に
応じて前記データ蓄積手段に蓄積されたデータ部を前記
受信装置へ伝達する第2伝達装置とを含むことを特徴と
する。
【0062】請求項34の複合メール伝達方法は、複合
データを送信する送信装置及び前記複合データを受信す
る受信装置を有する複合メール伝達システムの複合メー
ル伝達方法において、複合データを第1データ部と第2
データ部とに分離するステップと、前記分離された第1
データ部を送信するステップと、前記分離された第2デ
ータ部をデータ蓄積手段に送信して蓄積するステップ
と、前記送信された第1データ部を前記受信装置におい
て受信して表示するステップと、前記第1データ部に含
まれるアクセス情報に基いて、前記受信装置から前記デ
ータ蓄積手段に対して前記第2データ部のアクセス要求
を出力するステップと、前記アクセス要求に応じて前記
データ蓄積手段から送出される前記第2データ部を前記
受信装置において受信するステップとからなることを特
徴とする。
【0063】請求項35の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記第
2データ部を受信するステップは、前記受信装置に前記
第2データ部を表示するステップであることを特徴とす
る。
【0064】請求項36の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記第
2データ部を受信するステップは、前記受信装置に前記
第2データ部を記憶するステップであることを特徴とす
る。
【0065】請求項37の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記第
1データ部はテキストデータからなり、前記第2データ
部は非テキストデータ部を含むことを特徴とする。
【0066】請求項38の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記第
1データ部を受信して表示するステップに続いて、前記
第1データ部に含まれるアクセス情報に基いて前記第2
データ部を前記データ蓄積手段から読み出すか否かを判
別するステップを有することを特徴とする。
【0067】請求項39の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記第
2データ部を読み出すか否かを判別するステップにおい
て、前記第2データ部を読み出さないと判別した場合は
複合データ受信処理を中断することを特徴とする。
【0068】請求項40の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記デ
ータ蓄積手段は前記送信装置に内蔵されていることを特
徴とする。
【0069】請求項41の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記複
合データは、複合文書データであることを特徴とする。
【0070】請求項42の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記複
合データは、独立した少なくとも1つのファイルを含む
ことを特徴とする。
【0071】請求項43の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記複
合データは、少なくとも1つの圧縮・変換ファイルを含
むことを特徴とする。
【0072】請求項44の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記複
合メールは、アーカイブを含むことを特徴とする。
【0073】請求項45の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記第
1データ部を伝達するステップ及び前記第2データ部を
伝達するステップの少なくとも一方は電子メール伝達手
段であることを特徴とする。
【0074】請求項46の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記複
合メール伝達システムは前記送信装置により送信される
第1データ部を前記受信手段へ伝達する第1伝達手段を
有し、前記第1データ部を送信するステップにおいて
は、同一の第1データ部を複数の第1伝達手段に送信す
ることを特徴とする。
【0075】請求項47の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記複
合メール伝達システムは複数の受信装置を備え、一の受
信装置から他の受信装置へ前記第1データ部を転送する
ステップを有することを特徴とする。
【0076】請求項48の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記第
1データ部又は前記第2データ部を送信する通信プロト
コルを選択するステップを含むことを特徴とする。
【0077】請求項49の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記デ
ータ蓄積手段がWWWサーバであることを特徴とする。
【0078】請求項50の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記デ
ータ蓄積手段がFTPサーバであることを特徴とする。
【0079】請求項51の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記第
1データ部を送信するステップは、前記第1データ部
に、前記第2データ部が蓄積されている前記データ蓄積
手段のアドレス情報を付加するステップを含むことを特
徴とする。
【0080】請求項52の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記第
1データ部を送信するステップは、前記第1データ部
に、前記第2データ部のサイズ情報を付加するステップ
を含むことを特徴とする。
【0081】請求項53の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記第
2データ部を前記データ蓄積手段に送信して蓄積するス
テップは、前記第2データ部をHTML形式に変換する
ステップを含むことを特徴とする。
【0082】請求項54の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記第
2データ部を前記データ蓄積手段に送信して蓄積するス
テップは、前記第2データ部を蓄積するのに十分な記憶
容量を前記データ蓄積手段が有しているか否かを判別す
るステップを含むことを特徴とする。
【0083】請求項55の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記第
2データ部を前記データ蓄積手段に送信して蓄積するス
テップにおいては、前記第2データ部を、ファイル転送
のプロトコルで送信することを特徴とする。
【0084】請求項56の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記デ
ータ蓄積手段から送出された第2データ部を受信装置に
おいて受信するステップにおいては、前記第2データ部
は、HTTPプロトコルで前記受信装置へ送信されるこ
とを特徴とする。
【0085】請求項57の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記デ
ータ蓄積手段から送出された第2データ部を受信装置に
おいて受信するステップにおいては、前記第2データ部
は、ファイル転送のプロトコルで前記受信装置へ送信さ
れることを特徴とする。
【0086】請求項58の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記デ
ータ蓄積手段から送出された第2データ部を受信装置に
おいて受信するステップは、前記第2データ部に対し
て、データ形式変換処理、データ圧縮処理及びアーカイ
ブ化処理の少なくとも1つの処理を行うステップを含む
ことを特徴とする。
【0087】請求項59の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記第
1データ部を送信するステップに、前記第2データ部の
データ種類に応じて、データ形式変換処理、データ圧縮
処理及びアーカイブ化処理の少なくとも1つの処理を行
って前記第2データ部を送信するか、又は前記データ形
式変換処理、データ圧縮処理及びアーカイブ化処理のい
ずれも行わないで前記第2データ部を送信するかを判別
するステップを含むことを特徴とする。
【0088】請求項60の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、データ
形式変換処理またはデータ圧縮処理が施された第2デー
タ部からなるファイルと、前記データ形式変換処理また
はデータ圧縮処理が施される前の第2データ部とからな
るファイルとを前記蓄積手段へ送信することを特徴とす
る。
【0089】請求項61の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記受
信装置のマシン環境が不明である場合に、データ形式変
換処理またはデータ圧縮処理が施された第2データ部か
らなるファイルと、前記データ形式変換処理またはデー
タ圧縮処理が施される前の第2データ部とからなるファ
イルとを前記蓄積手段へ送信することを特徴とする。
【0090】請求項62の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記送
信装置は、前記受信装置のマシン環境に関する情報を予
め記憶していること特徴とする。
【0091】請求項63の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記第
2データ部を前記データ蓄積手段に送信して蓄積するス
テップにおいては、前記マシン環境に関する情報に基い
て、前記第2データ部に対して、データ形式変換処理、
データ圧縮処理及びアーカイブ化処理の少なくとも1つ
の処理を行うことを特徴とする。
【0092】請求項64の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記送
信装置から複数の受信装置に対する同報通信を行うとき
に、前記第2データ部を前記データ蓄積手段に送信して
蓄積するステップにおいては、前記受信装置の種類に対
応した形式からなる少なくとも1つの第2データ部のう
ち、同一の第2データ部がすでに前記データ蓄積手段へ
送信されているときは、当該形式からなる第2データ部
を送信しないことを特徴とする。
【0093】請求項65の複合メール伝達方法は、上記
請求項34記載の複合メール伝達方法において、前記送
信装置から複数の受信装置に対する同報通信を行うとき
に、前記第1データ部を送信するステップにおいては、
前記複数の受信装置のそれぞれに対応した第1データ部
を前記複数の受信装置へそれぞれ送信することを特徴と
する。
【0094】請求項66の複合メール伝達方法は、上記
請求項65記載の複合メール伝達方法において、前記送
信装置から複数の受信装置に対する同報通信を行うと
き、前記第1データ部を送信するステップにおいては、
前記第1データ部に前記データ蓄積手段中の前記受信装
置の種類に対応した少なくとも1つの第2データ部が蓄
積されている領域のアドレス情報を付加してすることを
特徴とする。
【0095】請求項67の複合メール伝達方法は、上記
請求項65記載の複合メール伝達方法において、前記送
信装置から複数の受信装置に対する同報通信を行うと
き、前記第1データ部を送信するステップにおいては、
前記第1データ部に前記データ蓄積手段中の前記受信装
置の種類に対応した少なくとも1つの第2データ部のデ
ータ種類情報を付加して前記複数の受信装置へそれぞれ
送信することを特徴とする。
【0096】請求項68の複合メール伝達方法は、上記
請求項65記載の複合メール伝達方法において、前記送
信装置から複数の受信装置に対する同報通信を行うと
き、前記第1データ部を送信するステップにおいては、
前記第1データ部に前記データ蓄積手段中の前記受信装
置の種類に対応した少なくとも1つの第2データ部のサ
イズ情報を付加して前記複数の受信装置へそれぞれ送信
することを特徴とする。
【0097】請求項69の複合メール伝達方法は、複合
データを送信する送信装置及び前記複合データを受信す
る受信装置を有する複合メール伝達システムの複合メー
ル伝達方法において、複合データを複数のデータ部に分
離するステップと、前記分離された複数のデータ部のう
ち少なくとも1つのデータ部を、少なくとも1つの伝送
経路を経て送信する第1送信ステップと、前記送信装置
から送信される前記複数のデータ部に含まれる少なくと
も1つのデータ部を前記受信装置へ伝達する少なくとも
1つの第1伝達ステップと、前記第1送信ステップにお
いて送信されたデータ部を前記受信装置に表示する表示
ステップと、前記送信されたデータ部以外の少なくとも
1つのデータ部をデータ蓄積手段に送信して蓄積するデ
ータ蓄積ステップと、前記表示ステップにおいて表示さ
れたデータ部に含まれるアクセス情報に基いて、前記デ
ータ蓄積ステップにおいて前記データ蓄積手段に蓄積さ
れたデータ部に対するアクセス要求を出力するステップ
と、前記出力されたアクセス要求に応じて前記データ蓄
積手段に蓄積されたデータ部を前記受信装置へ伝達する
少なくとも1つの第2伝達ステップとからなることを特
徴とする。
【0098】請求項70の記録媒体は、コンピュータ
に、複合データを第1データ部と第2データ部とに分離
する工程と、前記分離された第1データ部を送信する工
程と、前記分離された第2データ部をデータ蓄積手段に
送信して蓄積する工程と、前記送信された第1データ部
を前記受信装置において受信して表示する工程と、前記
第1データ部に含まれるアクセス情報に基いて、前記受
信装置から前記データ蓄積手段に対して前記第2データ
部のアクセス要求を出力する工程と、前記アクセス要求
に応じて前記データ蓄積手段から送出される前記第2デ
ータ部を前記受信装置において受信する工程とを実行さ
せるためのプログラムを前記コンピュータにより読み取
り可能な形式で記録したことを特徴とする。
【0099】請求項71の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記第2データ部を受信する
工程は、前記受信装置に前記第2データ部を表示する工
程であることを特徴とする。
【0100】請求項72の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記第2データ部を受信する
工程は、前記受信装置に前記第2データ部を記憶する工
程であることを特徴とする。
【0101】請求項73の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記第1データ部はテキスト
データからなり、前記第2データ部は非テキストデータ
部を含むことを特徴とする。
【0102】請求項74の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記プログラムは、前記第1
データ部を受信して表示する工程に続いて、前記第1デ
ータ部に含まれるアクセス情報に基いて前記第2データ
部を前記データ蓄積手段から読み出すか否かを判別する
工程を有することを特徴とする。
【0103】請求項75の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記第2データ部を読み出す
か否かを判別する工程において、前記第2データ部を読
み出さないと判別した場合は複合データ受信処理を中断
することを特徴とする。
【0104】請求項76の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記データ蓄積手段は前記送
信装置に内蔵されていることを特徴とする。
【0105】請求項77の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記複合データは、複合文書
データであることを特徴とする。
【0106】請求項78の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記複合データは、独立した
少なくとも1つのファイルを含むことを特徴とする。
【0107】請求項79の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記複合データは、少なくと
も1つの圧縮・変換ファイルを含むことを特徴とする。
【0108】請求項80の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記複合メールは、アーカイ
ブを含むことを特徴とする。
【0109】請求項81の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記第1データ部を伝達する
工程及び前記第2データ部を伝達する工程の少なくとも
一方は電子メール伝達手段によって前記第1データ部ま
たは前記第2データ部を伝達することを特徴とする。
【0110】請求項82の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記第1データ部を送信する
工程においては、同一の第1データ部を、前記送信され
る第1データ部を前記受信手段へ伝達する複数の第1伝
達手段に送信することを特徴とする。
【0111】請求項83の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記プログラムは、一の受信
装置から他の受信装置へ前記第1データ部を転送する工
程を含むことを特徴とする。
【0112】請求項84の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記プログラムは、前記第1
データ部又は前記第2データ部を送信する通信プロトコ
ルを選択する工程を含むことを特徴とする。
【0113】請求項85の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記データ蓄積手段がWWW
サーバであることを特徴とする。
【0114】請求項86の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記データ蓄積手段がFTP
サーバであることを特徴とする。
【0115】請求項87の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記第1データ部を送信する
工程は、前記第1データ部に、前記第2データ部が蓄積
されている前記データ蓄積手段のアドレス情報を付加す
る工程を含むことを特徴とする。
【0116】請求項88の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記第1データ部を送信する
工程は、前記第1データ部に、前記第2データ部のサイ
ズ情報を付加する工程を含むことを特徴とする。
【0117】請求項89の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記第2データ部を前記デー
タ蓄積手段に送信して蓄積する工程は、前記第2データ
部をHTML形式に変換する工程を含むことを特徴とす
る。
【0118】請求項90の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記第2データ部を前記デー
タ蓄積手段に送信して蓄積する工程は、前記第2データ
部を蓄積するのに十分な記憶容量を前記データ蓄積手段
が有しているか否かを判別する工程を含むことを特徴と
する。
【0119】請求項91の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記第2データ部を前記デー
タ蓄積手段に送信して蓄積する工程においては、前記第
2データ部を、ファイル転送のプロトコルで送信するこ
とを特徴とする。
【0120】請求項92の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記データ蓄積手段から送出
された第2データ部を受信装置において受信する工程に
おいては、前記第2データ部は、HTTPプロトコルで
前記受信装置へ送信されることを特徴とする。
【0121】請求項93の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記データ蓄積手段から送出
された第2データ部を受信装置において受信する工程に
おいては、前記第2データ部は、ファイル転送のプロト
コルで前記受信装置へ送信されることを特徴とする。
【0122】請求項94の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記データ蓄積手段から送出
された第2データ部を受信装置において受信する工程
は、前記第2データ部に対して、データ形式変換処理、
データ圧縮処理及びアーカイブ化処理の少なくとも1つ
の処理を行う工程を含むことを特徴とする。
【0123】請求項95の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記第1データ部を送信する
工程は、前記第2データ部のデータ種類に応じて、デー
タ形式変換処理、データ圧縮処理及びアーカイブ化処理
の少なくとも1つの処理を行って前記第2データ部を送
信するか、又は前記データ形式変換処理、データ圧縮処
理及びアーカイブ化処理のいずれも行わないで前記第2
データ部を送信するかを判別する工程を含むことを特徴
とする。
【0124】請求項96の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、データ形式変換処理またはデ
ータ圧縮処理が施された第2データ部からなるファイル
と、前記データ形式変換処理またはデータ圧縮処理が施
される前の第2データ部とからなるファイルとを前記蓄
積手段へ送信することを特徴とする。
【0125】請求項97の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記受信装置のマシン環境が
不明である場合に、データ形式変換処理またはデータ圧
縮処理が施された第2データ部からなるファイルと、前
記データ形式変換処理またはデータ圧縮処理が施される
前の第2データ部とからなるファイルとを前記蓄積手段
へ送信することを特徴とする。
【0126】請求項98の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記送信装置は、前記受信装
置のマシン環境に関する情報を予め記憶していること特
徴とする。
【0127】請求項99の記録媒体は、上記請求項70
記載の記録媒体において、前記第2データ部を前記デー
タ蓄積手段に送信して蓄積する工程においては、前記マ
シン環境に関する情報に基いて、前記第2データ部に対
して、データ形式変換処理、データ圧縮処理及びアーカ
イブ化処理の少なくとも1つの処理を行うことを特徴と
する。
【0128】請求項100の記録媒体は、上記請求項7
0記載の記録媒体において、前記プログラムは、前記送
信装置から複数の受信装置に対する同報通信を行うとき
に、前記第2データ部を前記データ蓄積手段に送信して
蓄積するステップにおいては、前記受信装置の種類に対
応した形式からなる少なくとも1つの第2データ部のう
ち、同一の第2データ部がすでに前記データ蓄積手段へ
送信されているときは、当該形式からなる第2データ部
を送信しないことを特徴とする。
【0129】請求項101の記録媒体は、上記請求項7
0記載の記録媒体において、前記プログラムは、前記送
信装置から複数の受信装置に対する同報通信を行うとき
に、前記第1データ部を送信する工程においては、前記
複数の受信装置のそれぞれに対応した形式からなる第1
データ部を前記複数の受信装置へそれぞれ送信すること
を特徴とする。
【0130】請求項102の記録媒体は、上記請求項1
01記載の記録媒体において、前記プログラムは、前記
送信装置から複数の受信装置に対する同報通信を行うと
き、前記第1データ部を送信する工程においては、前記
第1データ部に前記データ蓄積手段中の前記受信装置の
種類に対応した少なくとも1つの第2データ部が蓄積さ
れている領域のアドレス情報を付加してすることを特徴
とする。
【0131】請求項103の記録媒体は、上記請求項1
01記載の記録媒体において、前記プログラムは、前記
送信装置から複数の受信装置に対する同報通信を行うと
き、前記第1データ部を送信する工程においては、前記
第1データ部に前記データ蓄積手段中の前記受信装置の
種類に対応した少なくとも1つの第2データ部のデータ
種類情報を付加して前記複数の受信装置へそれぞれ送信
することを特徴とする。
【0132】請求項104の記録媒体は、上記請求項1
01記載の記録媒体において、前記プログラムは、前記
送信装置から複数の受信装置に対する同報通信を行うと
き、前記第1データ部を送信する工程においては、前記
第1データ部に前記データ蓄積手段中の前記受信装置の
種類に対応した少なくとも1つの第2データ部のサイズ
情報を付加して前記複数の受信装置へそれぞれ送信する
ことを特徴とする。
【0133】請求項105の記録媒体は、コンピュータ
に、複合データを複数のデータ部に分離する工程と、前
記分離された複数のデータ部のうち少なくとも1つのデ
ータ部を、少なくとも1つの伝送経路を経て送信する第
1送信工程と、前記送信装置から送信される前記複数の
データ部に含まれる少なくとも1つのデータ部を前記受
信装置へ伝達する少なくとも1つの第1伝達工程と、前
記第1送信ステップにおいて送信されたデータ部を前記
受信装置に表示する表示工程と、前記送信されたデータ
部以外の少なくとも1つのデータ部をデータ蓄積手段に
送信して蓄積するデータ蓄積工程と、前記表示ステップ
において表示されたデータ部に含まれるアクセス情報に
基いて、前記データ蓄積工程において前記データ蓄積手
段に蓄積されたデータ部に対するアクセス要求を出力す
る工程と、前記出力されたアクセス要求に応じて前記デ
ータ蓄積手段に送出されるデータ部を前記受信装置にお
いて受信する少なくとも1つの第2伝達工程とを実行さ
せるためのプログラムを前記コンピュータにより読み取
り可能な形式で記録したことを特徴とする。
【0134】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0135】(第1実施形態)まず、本発明の第1実施
形態について、図1〜図3を参照して説明する。
【0136】図1は、本実施形態に係るメール伝達装置
を用いてインターネット上で複合メールを送受信した場
合の電子メールの流れを示す模式図である。
【0137】同図において、送信者及び受信者は、イン
ターネット13を介して、互いに複合メールの送受信を
行う。
【0138】送信者は、送信側パーソナルコンピュータ
(以下、「送信側PC」という)11上で動作する送信
側電子メールソフトウエア12を用いて、複合メールの
作成・送信を行う。複数人(本実施形態では3人とす
る)の受信者は、受信者毎に一意に定められているメー
ルアドレスを有しており、受信者はそれぞれ受信側パー
ソナルコンピュータ(以下、「受信側PC」という)1
7a〜17c上で動作する受信側メールソフトウエア1
8a〜18c及びWWWブラウザ19a〜19cを用い
て、複合メールの受信、アクセス及び表示を行う。
【0139】なお、図1に示した符号12’、18’及
び19’は、それぞれ送信側PC11の表示画面上に表
示されている送信側電子メールソフトウエア12の画面
の拡大図、受信側PC17cの表示画面上に表示されて
いる受信側メールソフトウエア18cの画面の拡大図、
及び受信側PC17cの表示画面上に表示されているW
WWブラウザ19cの画面の拡大図である。
【0140】送信者が送信メールとして作成した電子メ
ールは、テキストメール部と複合メール部とに分離され
る。
【0141】テキストメール部は、通常の電子メール伝
達経路を介して、即ち送信側PC11からのテキストメ
ール部のみを受信する送信側電子メールサーバ15から
受信メールサーバ16a〜cに至るインターネット13
上のメール伝達経路を介して、受信側PC17a〜c上
で動作する受信側メールソフトウエア18cにより受信
される。複数の受信者に対して同一内容のメールを送信
する同報通信時も、同様に、それぞれの受信者毎に受信
側メールサーバ16a〜16cを経て、受信側PC17
a〜17c上で動作する受信側メールソフトウエア18
a〜18cにより受信される。
【0142】複合メール部は、送信側PC11から、W
WWサーバ14に対して送信され、WWWサーバ14に
より受信・蓄積される。
【0143】受信者は、受信側メールソフトウエア18
a〜cにより受信されたテキストメール部に含まれてい
るアドレス情報に基いて、WWWサーバ14に蓄えられ
ている複合メール部にブラウザ19a〜cでアクセス
し、受信側PC17a〜cの表示画面上に表示する。
【0144】WWWサーバ14は、例えば、送信ユー
ザがインターネットプロバイダのWWWサーバ上に持つ
自分のホームページ領域、イントラネット環境におけ
るWWWサーバ上に設けられた本電子メールソフトウエ
ア用の領域、インターネット上に本電子メールソフト
ウエア用に設けられたメール販売者のWWWサーバ上の
領域、等に設置し、運用する場合が考えられる。より具
体的には、たとえば上記の場合、インターネットプロ
バイダと契約しているユーザは、一般にプロバイダのW
WWサーバ上に一定サイズのディレクトリ容量を割り当
てられ、自分のホームページを介設する権利を有してい
る。従って、この場合には、プロバイダのWWWサーバ
上の自分のホームページ領域をWWWサーバ14として
用いて複合メールの送信を行うことができる。
【0145】このWWWサーバ14上におかれるファイ
ルのアドレスは、WWWサーバ14上の所定の領域名
に、公知の乱数発生アルゴリズムによりランダムに発生
させたファイル名を統合したもので、インターネット上
のファイル等の標準アドレス形式であるURL(Unifor
m Resource Locator)形式となる。
【0146】図2は、本実施形態に係る複合メール送信
手順を示すフローチャートである。
【0147】メール送信者により送信側PC11におい
て、送信側電子メールソフトウエア12を用いて、テキ
ストデータ「Helloこれは画像データを含むメール
です。」と画像データファイルからなる複合メールが作
成され、単数または複数の受信者のメールアドレスその
他のメール送信に必要な情報の設定の後、完成した複合
メールの送信が指示されると、本手順は開始される。
【0148】まず、複合メール本体が、送信側電子メー
ルソフトウエア12により、ブラウザによって読み取り
可能なファイル形式であるHTML形式に変換されて複
合メール部が作成され(ステップS21)、作成された
複合メール部を送信するWWWサーバ14のURLアド
レスが確定され(ステップS22)、作成された複合メ
ール部のサイズが求められる(ステップS23)。そし
て、複合メールの送信データから抽出されるテキスト部
分と、ステップS22で求められたURLアドレス及び
ステップS23で求められた複合メール部のサイズ情報
等とから構成されるテキストメール部が作成され(ステ
ップS24)、WWWサーバ14上に複合メール部を受
信するのに十分な空き容量があるか否かが判別される
(ステップS25)。
【0149】ステップS25において、WWWサーバ1
4上の領域を上述したの場合のように1人で独占的に
利用できる場合は、電子メールソフト12において、予
め判っているWWWサーバ14の領域サイズと今までに
送信した複合メール部のサイズなどの履歴情報とから空
き容量サイズを求め、これと送信しようとする複合メー
ル部のサイズとを比較することにより、実際の通信を行
うことなく空き領域のサイズをチェックすることができ
る。また、上記又はの場合のようにWWWサーバ1
4上の領域を他のメール送信者と共用する場合は、WW
Wサーバ14に所定のプロトコルで空き領域サイズを問
い合わせることにより、確実に空き容量を求めることが
できる。
【0150】ステップS25の判別で、十分な空き容量
がある場合は、ステップS24において作成されたテキ
ストメール部が、指定された受信者の数だけ通常のメー
ルプロトコル(例えばSMTP)を実行することにより
送信側メールサーバ15へ送信され(ステップS2
6)、複合メール部が、ステップS22で求められたフ
ァイル名及びアドレスで、WWWサーバ14の領域へ、
標準ファイル転送プロトコルFTP(File Transfer Pr
otocol)を実行することにより送信され(ステップS2
7)、その後本手順が終了される。
【0151】一方、ステップS25の判別で、十分な空
き容量がない場合は、その旨を示す警告メッセージが、
送信側電子メールソフトウエア12の制御により送信側
PC11の表示画面上に表示され(ステップS28)、
その後、本送信手順は中止される。
【0152】ステップS26において送信されたテキス
トメール部は、送信側メールサーバ15からインターネ
ット13上の通常の電子メールの経路を通過し、各受信
者のメールアドレスに対応する受信側メールサーバ16
a〜16cを介して、受信側PC17a〜17cの受信
メールソフトウエア18a〜18cにより受信される。
【0153】図1において、符号18c’で示したよう
に表示されている部分がテキストメール部であり、元の
複合メールのテキストデータ部分である「Helloこ
れは画像データを含むメールです。」の下にWWWサー
バ14上にある複合メール部のURLアドレス(図1の
例では「http:/www.patent.temp/mail/0123abcd.html」
の部分)及び複合メール部のサイズ情報(図1の例では
「(253kbyte)」が表示される。
【0154】図3は、受信側PC17において行われる
複合メール受信手順を示すフローチャートである。
【0155】まず、受信側PC17c上の受信側電子メ
ールソフトウエア18cで受信されたテキストメール部
が読まれ(ステップS31)、その内容から複合メール
部を受信するか否かが決定される(ステップS32)。
すなわち、ステップS32では、元の電子メールのテキ
ストメール部の内容に基いて、複合メール部の受信が必
要であるか否かが判別され、テキストメール部中の複合
メール部のサイズ情報に基いて受信側PC17cの記憶
容量にこの複合メール部を受信するのに十分な空き容量
があるか否かが判別され、更に、テキストメール部中の
複合メール部のサイズ情報と現在の受信側PC17cの
通信回線との接続状況等に基いて、複合メール部の受信
に必要な時間が許容範囲内であるか否かが判別される。
【0156】ステップS32の判別で、複合メールを受
信しない場合は、直ちに本手順が終了される。また、複
合メールを受信する場合は、受信側PC17c上の受信
側電子メールソフトウエア18cが「クリッカブルUR
L」機能を有しているか否かが判別される(ステップS
33)。ここで、「クリッカブルURL」とは、多くの
電子メールソフトウエアによりサポートされている機能
であって、メール本文中に記述されているURLアドレ
スをマウスボタンでダブルクリックするという極めて簡
単な操作によってブラウザを起動し、該当するURLア
ドレスにアクセスする機能をいう。
【0157】受信側電子メールソフトウエア18cが
「クリッカブルURL」機能を備えている場合、テキス
トメール部中のURLアドレスがマウスボタンによりダ
ブルクリックされると(ステップS34)、ブラウザ1
9cにより、指令されたURLアドレスに従って、WW
Wサーバ14のディレクトリ上の複合メール部へのアク
セスが行われる(ステップS35)。ブラウザ19で
は、WWWサーバ14がこのアクセスを受けて標準規格
HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコル
で送信した所定の複合メール部が受信され(ステップS
36)、ブラウザ19cに受信された複合メール部が表
示される(ステップS37)。
【0158】一方、ステップS33の判別で、クリッカ
ブルURLを有していない場合は、ブラウザ19cが別
途起動され(ステップS38)、テキストメール部中の
URLアドレスをブラウザ19cのアドレスエリアへコ
ピー・アンド・ペースト操作で入力することにより(ス
テップS39)、複合メール部へのアクセスが行われる
(ステップS35)。
【0159】このようにして、図1中の符号19c’で
示されるように、HTML化された画像を含む複合メー
ル部は、たとえばインターネット13上のホームページ
のように見ることができる。
【0160】なお、多くの電子メールソフトウエアは、
図1の18c’に示すようにテキスト中のURL部分に
下線を引いたり、色を変えたりすることにより確認し易
くする強調表示機能を備えている。このURL部強調表
示機能により、メール受信者はメール本文中のURLを
容易に識別することができる。
【0161】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、電子メールをテキストメール部と複合メール部とに
分離して、各部を別個に送受信するようにしたので、上
述した従来の問題点を以下のように解決する。
【0162】送信可能なメールサイズの制限について 本実施形態におけるテキストメール部は、電子メール用
標準プロトコル(SMTP、POP3等)を用いて通常
のメール伝達経路を通るが、通常のテキスト形式で且つ
小サイズなので、送受信の問題は生じない。
【0163】一方、複合メール部については、送信側P
C11からWWWサーバ14への転送は、標準ファイル
転送プロトコルであるFTPプロトコル、WWWサーバ
14から受信側PC17a〜cへの転送はHTTPプロ
トコルを用いたが、いずれも電子メール用標準プロトコ
ルのようなデータサイズ、データ種類、通信経路などに
よる制限は事実上ない。したがって、本実施形態によれ
ば、上述したような、メールサイズの制限という従来の
問題点が解決される。
【0164】受信側での複合メールの受信、表示の非
保証について 本実施形態におけるテキストメール部は、通常のテキス
ト形式で且つ小サイズであるため、受信や表示処理の問
題は生じない。
【0165】一方、複合メール部については、HTML
形式に変換され、ブラウザ19a〜cにより受信され、
表示される。HTML形式のデータは、どのようなブラ
ウザでも読むことが出来るうえ、ブラウザは一般に極め
て表現力に富み、かつ多くのデータ形式をサポートして
いるため、各種の複合メールを支障なく表示することが
できる。
【0166】ブラウザは各種プラットフォームに対して
広く普及しており、かつ代表的なブラウザはクリッカブ
ルURL機能を有する電子メール機能を有しているた
め、すくなくともインターネット13に接続されたPC
においては、上述した手順によって送信された電子メー
ルを受信することができる。
【0167】複合メールデータの取扱いの煩雑さ、困
難さについて 本実施形態における複合メール部は、HTML形式に変
換された後、ブラウザにより受信され、表示される。H
TML形式のデータはどのようなブラウザでも読むこと
が出来るうえ、ブラウザは一般に極めて表現力に富み、
かつ多くのデータ形式をサポートしているため、各種の
複合メールを支障なく表示することができる。
【0168】大サイズメールの受信時の問題について 本実施形態におけるテキストデータ部は、通常のテキス
ト形式かつ小サイズであるため、受信時の問題は生じな
い。
【0169】複合メール部の受信については、図3のス
テップS32の判別で、複合メール部ファイルを受信す
るか否かを受信者が決定することができ、また、その受
信を行なう時期も受信者が決定することができる。さら
に、複合メール部の受信は、受信者が都合のよいときに
行なうため、従来技術のようにメール受信に不都合な時
間帯に回線やパーソナルコンピュータをその受信に占有
されてしまうという状態を回避することができる。
【0170】大サイズメールの同報によるネットワー
クトラフィックの圧迫について 上述したように、本実施形態における同報メールは、テ
キストメール部は図2のステップS16において同報を
指定した各受信先に送信されるが、複合メール部につい
ては図2のステップS17でWWWサーバ14に対して
1回だけ送信される。
【0171】すなわち、同報されるのはデータ量が少な
いテキストメール部だけであり、大サイズの複合メール
部の送信は同報先の数に拘らず1回しか行われない。
【0172】各受信者からのWWWサーバ14中の複合
メール部へのアクセスは受信者ごとの都合のよい時に行
われるので、ネットワークトラフィックの集中や特定メ
ールサーバへのデータの集中は生じない。
【0173】また、テキストメール部の内容を見て複合
メール部の受信が不要であると判断した受信者はWWW
サーバ14へのアクセスを行わないため、全体としての
ネットワークトラフィックの更なる削減を図ることがで
きる。
【0174】つぎに、電子メールの転送について説明す
る。
【0175】一般に、電子メールの運用において、受信
された電子メールをその内容に関係する他の受信者へ送
るメール転送は広く行なわれており、ほとんどの電子メ
ールソフトウエアがこのメール転送機能をサポートして
いる。
【0176】また、たとえば勤務地の変更に伴って旧メ
ールアドレス宛の電子メールを新メールアドレスへ転送
する、あるいは休暇中にオフィス宛の電子メールを自宅
へ転送する等といった自動メール転送が広く実用に供さ
れている。
【0177】本実施形態に係るシステム上で、メール受
信者が受信側メールソフトウエア18cを用いてメール
転送を行なった場合、転送されるのは小サイズのテキス
トメール部だけであり、大サイズの複合メール部は、そ
れを必要とする受信者が自らアクセスするまで通信され
ない。また、転送ポイントにおいても複合メール部を受
信しない。従って、ネットワークトラフィックの更なる
削減を図ることが期待できる。
【0178】特に、自動メール転送においては、転送ポ
イントで複合メール部の受送信が行なわれることがない
ため、ネットワークトラフィックの削減の効果はさらに
大きなものとなる。
【0179】また、複合メール部のURLアドレスが判
っていれば、電子メールを受信した機器でなくても複合
メール部へのアクセスは可能であるので、例えば、電子
メールの転送を行なわずに、勤務先と自宅とで同じ複合
メールを読むこともできる。
【0180】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、電子メールを小サイズのテキストメール部と大サイ
ズの複合メール部とに分離し、小サイズのテキストメー
ル部のみ受信者当てに送信を行ない、大サイズの複合メ
ール部はWWWサーバ上にアクセスした場合に見ること
が出来るように構成したので、従来の問題点を解消する
とともに、メールの転送においてもネットワークトラフ
ィックの削減が可能となり、多様な複合メールの送受信
が可能となる。
【0181】(第2の実施形態)次に、本発明の第2実
施形態を、図4及び図5を参照して説明する。
【0182】図4は、本実施形態に係るメール伝達装置
を用いてインターネット上で複合メールを送受信した場
合の電子メールの流れを示す模式図である。同図におい
て、本実施形態は、送信側PC41がWWWサーバ14
としての機能をも有している点で、上述した第1実施形
態と相違する。送信側PC41では、電子メール送信ソ
フトウエア42が動作する。これ以外の、第1実施形態
の図1と同様の構成要素には、同一番号を付してある。
【0183】図5は、本実施形態に係る複合メール送信
手順を示すフローチャートである。
【0184】図4においては、送信側電子メールソフト
ウエア42を用いて、テキストデータ「Hello こ
れは画像データを含むメールです。」と画像データとか
らなる複合メールが作成される。複合メールの作成後、
単数または複数の受信者のメールアドレス等のメール送
信に必要な情報が設定され、完成した複合メールの送信
が指示されると、本フローチャートの処理が開始され
る。
【0185】まず、送信側電子メールソフトウエア12
により、複合メール本体が、ブラウザによって読み取り
可能なファイル形式であるHTML形式に変換されて複
合メール部が作成される(ステップS51)。
【0186】そして、作成された複合メール部を置くW
WWサーバ機能を有する送信側PC41のURLアドレ
スが確定される(ステップS52)。このアドレスは、
送信側PC41上の領域名に、公知の乱数発生アルゴリ
ズムによりランダムに発生させたファイル名を統合した
ものとする。
【0187】ステップS51で作成された複合メール部
のサイズが求められ(ステップS53)、複合メールの
送信データから抽出されるテキスト部分と、ステップS
52で求められたURL及びステップS53で求められ
た複合メール部のサイズ情報等とから構成されるテキス
トメール部が作成され(ステップS54)、送信側PC
41上に複合メール部を置くのに十分な空き容量がある
か否かが判別される(ステップS55)。
【0188】ステップS55の判別で、十分な空き容量
がある場合は、ステップS54において作成されたテキ
ストメール部が、指定された各受信者のメールアドレス
に応じて、指定された受信者の数だけ通常のメールプロ
トコル(例えばSMTP)を実行することにより送信側
メールサーバ15へ送信され(ステップS56)、複合
メール部が、ステップS52で求められたファイル名
で、送信側PC41上のWWWサーバとして使用される
所定領域へコピーされ(ステップS57)、その後本手
順が終了される。
【0189】一方、ステップS55の判別で、十分な空
き容量がない場合は、その旨を示す警告メッセージが、
送信側電子メールソフトウエア42により送信側PC4
1の表示画面上に表示され(ステップS58)、その
後、本送信手順は中止される。
【0190】本実施形態におけるメール受信手順は、W
WWサーバ14の機能をWWWサーバ兼用の送信側PC
41が実現するという構成以外は上述した第1実施形態
と同様である。すなわち、受信者は受信側メールソフト
ウエア18c上で受信されたテキストメール部に記述さ
れているURLアドレスにブラウザ19cを用いてアク
セスし、複合メール部を送信側PC41からブラウザ1
9cで受信し、表示する。
【0191】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、上述した第1実施形態と同様の効果に加えて、メー
ル送信時には大サイズの複合メール部の通信は行なわれ
ないためネットワークトラフィックを削減でき、また、
複合メール部を送信側PC41内に置くようにしたの
で、複合メール部を置く領域の管理を簡略化することが
できるという効果が得られる。
【0192】(第3実施形態)次に、本発明の第3実施
形態について、図6〜図9を参照して説明する。
【0193】従来、電子メールによって、文書・複合文
書ばかりでなく、表計算やプレゼンテーションソフトの
ファイルや実行形式のプログラム・ソフトウエアのイン
ストールプログラムなどの特殊な形式のファイルや、ソ
フト開発環境のように特定のディレクトリ以下の各種フ
ァイルとディレクトリ構造とを含めたファイル等を含め
たものを送信したいという要望があった。本実施形態
は、上述したようなファイルあるいはディレクトリ構造
+ファイルを含む複合メールを伝達することができるよ
うにしたものである。
【0194】図6は、本実施形態に係る本実施形態に係
るメール伝達装置を用いてインターネット上で複合メー
ルを送受信した場合の電子メールの流れを示す模式図で
ある。同図において、第1実施形態の図1に示した構成
と同一の構成要素には同一番号が付してある。本実施形
態においては、送信側PC11上で本発明に係る複合メ
ール送信ソフトウエア61が動作する。また、本実施形
態においては、図1に示したWWWサーバ14の代わり
に、FTPサーバ62を採用する。FTPサーバの運用
及び設置については、第1実施形態におけるWWWサー
バ14と同様である。
【0195】図7は、本実施形態に係る複合メール送信
手順を示すフローチャートである。
【0196】メール送信者により、送信側PC11にお
いて、送信側電子メールソフトウエア12を用いて、送
信したい一つないし複数のファイルまたはディレクトリ
の指定、送信ファイルに関する説明などのコメント入
力、受信者のメールアドレスその他の電子メールに必要
な情報の設定後、完成した複合メールの送信が指示され
ると、本手順は開始される。
【0197】メール送信の指示が為された送信側PC1
1においては、まず送信するメールのファイル形式が調
べられ、ファイル形式の汎用性やデータ圧縮の必要性、
またはデータ圧縮の効果を考慮して、データ圧縮・変換
を行う必要があるか否かが判別される(ステップS7
1)。例えば、送信ファイルが1つで圧縮ファイルであ
るような場合は、データ圧縮処理は不要と判別される。
また、静止画像の標準圧縮形式であるJPEG形式な
ど、ファイルの冗長度が少なくデータ圧縮の効果がほと
んどないファイルに対しても、データ圧縮は不要と判別
される。このような場合は送信ファイルそのものが複合
メール部になる。
【0198】また、ファイル形式がプラットフォームに
依存しない汎用の形式であれば、データ変換は不要と判
別される。一方、特定のOSあるいはアプリケーション
ソフトウエアに固有の特殊な形式であるような場合は、
データ変換する必要があると判別される。
【0199】ステップS71の判別で、データ圧縮・変
換処理を行う必要がない場合は、データ圧縮変換形式が
指定されているか否かが調べられる(ステップS7
4)。上述した「受信者のメールアドレスその他のメー
ルに必要な情報」には、メール受信者のマシン環境すな
わち受信側PC17a〜cのOS、対応可能な圧縮・変
換ファイル形式等が予め判っている場合には、受信側に
合わせたデータ圧縮・変換形式の指定が含まれる。
【0200】図8は、送信側PC11において、受信者
を簡単に指定するためのアドレス帳の登録形式の一例を
示す図である。同図に示すように、このアドレス帳に
は、受信者の名前、メールアドレスだけでなく、受信者
のマシン環境も登録することができる。したがって、ア
ドレス帳にマシン環境も登録されている受信者に対して
は、送信者が受信者を指定するだけで、自動的にデータ
圧縮・変換形式も指定される。
【0201】たとえば、受信者が「山田太郎」である場
合、指定されるデータ圧縮・変換形式は「サポートファ
イル形式」の先頭に記載されているexe形式になる。
なお、このexe形式とは、自己解凍のデータ圧縮形式
として広く認識されている形式であり、受信者はこの形
式のファイルをなんら特別なアプリケーションを用いな
くても解凍してもとのファイルを得ることができる。
【0202】同様に、アドレス帳に名前が登録されてい
ない受信者、名前とメールアドレスは登録されているが
マシン環境が登録されていない受信者に対しても、受信
側環境が分かっていれば、送信に先立ってデータ圧縮・
変換形式を指定することができる。なお、受信側環境は
不明の場合は、データ圧縮・変換形式は非指定とされ
る。
【0203】図7に戻り、上記ステップS72の判別
で、データ圧縮・変換形式が指定されている場合は、そ
の指定に従って、ファイルまたはディレクトリに対して
データ圧縮・変換処理が施され、複合メール部が作成さ
れる(ステップS73)。例えば、受信者が図8に示し
たアドレス帳に登録されている「山田太郎」である場
合、送信する一つないし複数のファイルあるいはディレ
クトリが、公知のデータ圧縮・変換方法によって指定さ
れた1exeファイル形式にデータ圧縮・変換される。
【0204】そして、作成された複合メール部を送信す
るFTPサーバ62のURLアドレスが確定される(ス
テップS74)。このFTPサーバ62のアドレスは、
上述した第1または第2実施形態と同様の手法によって
決定されるが、本実施形態においては、受信者からのフ
ァイルへのアクセスをFTPプロトコルで行う必要があ
るため、「ftp:」で始まるURLアドレスとして決
定される。
【0205】つぎに、作成された複合メール部のサイズ
が求められる(ステップS75)。ここで求めるのは、
データ圧縮・変換を行わない場合は複合メール部として
扱われる元の送信ファイルのサイズであり、データ圧縮
・変換を行う場合はステップS73でデータ圧縮・変換
処理された後の複合メール部のサイズである。
【0206】送信するファイルに関するコメント、ステ
ップS74で決定されたURLアドレス、ステップS7
5で求めた複合メール部のサイズ情報、及びデータ圧縮
・変換形式に関する情報等から構成されるテキストメー
ル部が作成され(ステップS76)、FTPサーバ62
上に複合メール部を受信するのに十分な空き容量がある
か否かが判別される(ステップS77)。
【0207】ステップS77において、十分な空き容量
がある場合は、ステップS76で作成されたテキストメ
ール部が、指定された受信者のメールアドレスへ通常の
メールプロトコル(例えばSMTP)で送信され(ステ
ップS78)、複合メール部がステップS74で決定さ
れたファイル名及びアドレスを用いてFTPサーバ62
の所定領域へFTP送信され(ステップS79)、本手
順が終了される。なお、上述した第2実施形態のよう
に、送信側PC11がFTPサーバ62の機能をも兼ね
ている場合、ステップS79では、FTPサーバ62と
して使用される送信側PC11内の所定領域へ複合メー
ル部がコピーされる。
【0208】また、ステップS77の判別で、FTPサ
ーバの空き容量が十分ではない場合は、送信側電子メー
ルソフトウエア61の処理により、警告メッセージが表
示され(ステップS80)、その後本手順が終了され
る。
【0209】一方、ステップS72の判別で、データ圧
縮・変換形式が指定されていない場合は、多くの受信側
環境でサポートされている圧縮ファイル形式、たとえば
zip形式の1ファイルにデータ圧縮・変換が行われ
(ステップS81)、次にファイルを送るFTPサーバ
62のアドレス(URL)が、ステップS74の場合と
同様にして決定される(ステップS82)。そして、デ
ータ圧縮・変換後のファイルのサイズ、元の送信ファイ
ルのサイズ及び両サイズの和が求められ(ステップS8
3)、送信するファイルに関するコメント、ステップS
82で求められたFTPサーバ62上の圧縮・変換ファ
イルのURLアドレス、元の送信ファイルのURLアド
レス、ステップS83で求められたFRTサーバ62上
の圧縮・変換ファイルのサイズ情報、元の送信ファイル
のサイズ情報、及びデータ圧縮・変換形式に関する情報
などからなるテキストメール部が作成され(ステップS
84)、ステップS75と同様にして、FTPサーバ6
4上の空き領域と前記サイズの和を比較することにより
FTPサーバ64の空き容量が十分であるか否かが判別
される(ステップS85)。
【0210】ステップS85の判別で、十分な空き容量
があると判別された場合は、ステップS84で作成され
たテキストメール部が、指定された受信者のメールアド
レスへ、通常のメールプロトコル(例えばSMTP等)
で送信され(ステップS86)、圧縮・変換ファイル及
び元の送信ファイルが、FTPサーバ64のステップS
82で確定されたURLアドレスが示す領域へ、FTP
送信され(ステップS87)、その後本手順は終了され
る。なお、上述した第2実施形態のように、送信側PC
11がFTPサーバ62の機能をも兼ねている場合、ス
テップS87では、FTPサーバ62として使用される
送信側PC11内の所定領域へ、圧縮・変換ファイル及
び元の送信ファイルがコピーされる。
【0211】また、ステップS85の判別で、十分な空
き容量がないと判別された場合は、送信側電子メールソ
フトウエア62によって、その旨を示す警告メッセージ
が送信側PC11のディスプレイに表示され(ステップ
S88)、その後送信処理の中止によって本手順が終了
される。
【0212】図9は、受信側PC17において行われる
複合メール受信手順を示すフローチャートである。
【0213】まず、受信側PC17c上の受信側電子メ
ールソフトウエア63cで受信されたテキストメール部
が読まれ(ステップS91)、その内容から複合メール
部を受信するか否かが決定される(ステップS92)。
すなわち、ステップS92では、元の電子メールのテキ
ストメール部の内容に基いて、複合メール部の受信が必
要であるか否かが判別され、テキストメール部中の複合
メール部のサイズ情報に基いて受信側PC17cの記憶
容量にこの複合メール部を受信するのに十分な空き容量
があるか否かが判別され、更に、テキストメール部中の
複合メール部のサイズ情報と現在の受信側PC17cの
通信回線との接続状況等に基いて、複合メール部の受信
に必要な時間が許容範囲内であるか否かが判別される。
【0214】ステップS92の判別で、複合メール部を
受信しない場合は、直ちに本手順が終了される。また、
複合メール部を受信する場合は、テキストメール部に含
まれている、元の送信ファイルのURLまたは圧縮・変
換ファイルのURLが選択される(ステップS94)。
上述したように送信側PC11において、ステップS8
4の手順で圧縮・変換ファイルのURL及びサイズ情報
と元のファイルのURL及びサイズ情報がテキストメー
ル部に含まれている。例えば、図6に示したテキストメ
ール部の拡大図63c’には、元のファイル及び圧縮変
換ファイルのそれぞれについて、見出しとして「<オリ
ジナル>」または「<圧縮ファイル>」との表示と、そ
のURLアドレス、及びサイズ情報とが記載されてい
る。また、圧縮・変換ファイルのURLアドレスの最後
の部分に記載されている「zip」から、この圧縮・変
換ファイルが汎用のデータ圧縮形式であるzip形式で
あることが判る。受信者は、テキストメール部の内容を
見て、圧縮・変換ファイルを自己のマシン環境において
扱うことが出来る場合には圧縮・変換ファイルのURL
アドレスを選択し、扱えない場合には元のファイルのU
RLアドレスを選択することができる。
【0215】次に、受信側PC17c上の受信側電子メ
ールソフトウエア63cが「クリッカブルURL」機能
を有しているか否かが判別される(ステップS94)。
受信側電子メールソフトウエア63cが「クリッカブル
URL」機能を備えている場合、テキストメール部中の
URLアドレスがマウスボタンによりダブルクリックさ
れると(ステップS95)、ブラウザ64cにより、指
令されたURLアドレスに従って、FTPサーバ62の
ディレクトリ上の複合メール部へのアクセスが行われる
(ステップS96)。そして、FTPサーバ62により
このアクセスを受けて標準規格FTPプロトコルで送信
された複合メール部が、ブラウザ64cによって受信さ
れ(ステップS97)、受信側PC17cのハードディ
スク(不図示)に蓄積される(ステップS98)。
【0216】また、ステップS94の判別で、受信側電
子メールソフトウエア63cがクリッカブルURL機能
を備えていない場合は、ブラウザ64cが別途起動され
(ステップS101)、テキストメール部中のURLア
ドレスをブラウザ64cのアドレスエリアへコピー・ア
ンド・ペースト操作で入力することにより(ステップS
102)、ステップS96においてFTPサーバ62の
複合メール部へのアクセスが行われる。
【0217】蓄積された複合メール部が圧縮・変換ファ
イルであるか否かが判別され(ステップS99)、圧縮
変換ファイルでない場合はすでに元の(圧縮・変換処理
前の)送信ファイルであるから、そのまま本受信手順が
終了される。また、圧縮・変換ファイルであると判別さ
れた場合は、受信側PC17cに備えられている、図示
しない圧縮・変換ファイル解凍プログラム等の機能を用
いて、ファイルの解凍または逆変換による再現が行われ
(ステップS100)、その後本手順が終了される。
【0218】図10及び図11は、複合メールの、複数
の受信者への同報通信手順を示すフローチャートであ
る。
【0219】送信側PC11において、送信側メールソ
フトウエア61上で、送信したい少なくとも一つのファ
イル、またはディレクトリの指定、送信ファイルに関す
る説明等のコメント入力、単数あるいは複数の受信者の
メールアドレスその他の電子メールの送信に必要な情報
の設定の後、メール送信者が同報通信を指示すると、本
手順が開始される。
【0220】まず、送信側電子メールソフトウエア61
により、指定された全受信者に対して送信処理が終了し
たか否かが判別され(ステップS111)、全受信者に
対して送信処理が終了している場合は、本手順が終了さ
れる。
【0221】全受信者に対する送信処理が終了していな
い場合は、送信するファイル形式を調べ、ファイル形式
の汎用性、データ圧縮の必要性、あるいはデータ圧縮の
効果を考慮して、データ圧縮変換処理を行うか否かが判
別される(ステップS112)。この判別は、例えば上
述したステップS71と同様の手法によって行われる。
【0222】ステップS112の判別で、データ圧縮・
変換処理を行わない場合は、指定形式の複合メール部、
即ち元のファイルが既に送信済みであるか否かが判別さ
れる(ステップS113)。この判別は、本実施形態で
用いられている送信側電子メールソフトウエア61中で
使用される図示しないフラグ情報に基いて行われる。こ
のフラグ情報は、送信側電子メールソフトウエア62起
動時に「未送信」に初期化され、送信時に「送信済」を
セットされる。したがって、このフラグ情報を見ること
により、現在の指定形式のファイルが送信済みであるか
否かを判別することができる。
【0223】ステップS113の判別で、送信済みでは
ない場合は、複合メール部を送信するFTPサーバ62
のURLアドレスが確定される(ステップS114)。
このRULアドレスは、上述した第1又は第2実施形態
と同様の手法により確定される。ただし、本実施形態に
おいては、受信者からのファイルへのアクセスをFTP
プロトコルで行うため、URLアドレスは「ftp:」で始
まるアドレスにされる。
【0224】そして、複合メール部のサイズが求められ
た後(ステップS115)、送信するファイルに関する
コメント、ステップS114で確定されたURLアドレ
ス、ステップS115で求められた複合メール部のサイ
ズ、データ圧縮・変換形式に関する情報、元のファイル
である旨を示す情報等から構成されるテキストメール部
が作成され(ステップS116)、FTPサーバ62上
に複合メール部を受けるに十分な空き容量があるか否か
が判別される(ステップS117)。
【0225】ステップS117の判別で、十分な空き容
量がある場合は、FTPサーバ62上のステップS11
4で確定されたURLアドレスが示す領域へ、複合メー
ル部がFTP送信される(ステップS118)。なお、
送信側PC11がFTPサーバ62の機能をも兼ねてい
る場合、ステップS118では、FTPサーバ62とし
て使用される送信側PC11内の所定領域へ、複合メー
ル部がコピーされる。そして、ステップS116で作成
されたテキストメール部が、現在の処理対象となってい
る受信者のメールアドレスへ通常のメールプロトコルで
送信される(ステップS119)。
【0226】今回の送信対象になっている受信者へのテ
キストメール部の送信が終了すると、送信対象が次の受
信者に変更され(ステップS120)、再びステップS
111以降の処理が実行される。
【0227】上記ステップS113の判別で、元のファ
イルがすでに送信済みである場合は、ステップS114
〜S118の処理をスキップしてステップS119に進
み、テキストメール部の送信が行われる。
【0228】一方、ステップS112の判別で、データ
の圧縮・変換処理が必要である場合は、上述したステッ
プS72の場合と同様に、送信者の指定、現在処理中の
受信者のメールアドレス、図8に示したアドレス帳等に
基いて、当該受信者に対してデータ圧縮・変換形式が指
定されているか否かが判別され(ステップS121)、
データ圧縮・変換形式が指定されている場合は、指定さ
れているデータ圧縮・変換形式の複合メール部ファイル
が送信済みか否かが判別される(ステップS122)。
【0229】ここで、送信済みでない場合は、指定され
ている形式によるデータ圧縮・変換処理を行うことによ
り複合メール部が作成される(ステップS123)。例
えば、受信者が図8に示した「山田太郎」である場合、
送信少なくとも1つのファイルまたはディレクトリを公
知のデータ圧縮・変換方式によって指定された1exe
ファイル形式にデータ圧縮・変換処理が行われる。
【0230】次に、複合メール部を送るFTPサーバ6
2上のURLアドレスが確定される(ステップS12
4)。このFTPサーバ62上のアドレスは、上述した
ステップS114と同様に、受信者からのファイルへの
アクセスをFTPプロトコルで行うため、URLアドレ
スは「ftp:」で始まるアドレスにされる。また、ファイ
ル名の最後に付される拡張子は、圧縮・変換ファイル形
式に応じたものとされ、たとえばexeファイル形式の
ファイルにデータ圧縮・変換処理が行われている場合に
はファイル名の最後に拡張子「exe」が付される。
【0231】アドレスの確定の後、データ圧縮・変換処
理後の複合メール部のサイズが求められ(ステップS1
25)、送信するファイルに関するコメント、ステップ
S124で確定されたURLアドレス、ステップS12
5で求められた複合メール部のサイズ情報、データ圧縮
・変換形式に関する情報等で構成されるテキストメール
部が作成され(ステップS126)、上述したステップ
S117と同様に、FTPサーバ62上に複合メール部
を受けるに十分な空き容量があるか否かが判別される
(ステップS127)。
【0232】ステップS127の判別で、十分な空き容
量がある場合は、FTPサーバ62上のステップS11
4で確定されたURLアドレスが示す領域へ、複合メー
ル部がFTP送信される(ステップS128)。なお、
送信側PC11がFTPサーバ62の機能をも兼ねてい
る場合、ステップS128では、FTPサーバ62とし
て使用される送信側PC11内の所定領域へ、複合メー
ル部がコピーされる。そして、ステップS126で作成
されたテキストメール部が、現在の処理対象となってい
る受信者のメールアドレスへ通常のメールプロトコルで
送信される(ステップS129)。今回の送信対象にな
っている受信者へのテキストメール部の送信が終了する
と、ステップS120に進み、送信対象が次の受信者に
変更される。
【0233】また、ステップS122の判別で、指定形
式の複合メール部ファイルを送信済みである場合は、ス
テップS123〜S128の処理をスキップしてステッ
プS129に進み、テキストメール部の送信が行われ
る。
【0234】上記ステップS121の判別で、データ圧
縮・変換形式が指定されていない場合は、現在のデータ
圧縮・変換形式即ち多くの受信側マシン環境でサポート
されている共通圧縮ファイル形式(たとえばzip形
式)の複合メール部及び元の送信メールが送信済みであ
るか否かが判別され(ステップS130)、送信済みで
ない場合は、複合メール部が共通圧縮ファイル形式の1
ファイル形式にデータ圧縮変換され(ステップS13
1)、ステップS114と同様にして、複合メール部を
送るFTPサーバ62上のURLアドレスが確定される
(ステップS132)。
【0235】アドレスの確定の後、データ圧縮・変換処
理後の圧縮・変換ファイルのサイズと、データ圧縮・変
換処理前のファイルのサイズと、両サイズの和とが求め
られ(ステップS133)、送信するファイルに関する
コメント、ステップS132で確定されたURLアドレ
ス、ステップS133で求められた圧縮・変換ファイル
のサイズ情報、元のファイルのサイズ情報、及びデータ
圧縮・変換形式に関する情報等から構成されるテキスト
メール部が作成され(ステップS134)、ステップS
133で求められたデータ圧縮・変換後のサイズ及びデ
ータ圧縮・変換前のサイズの和とFTPサーバ62の空
き容量とを比較することにより、FTPサーバ62上に
複合メール部を受けるに十分な空き容量があるか否かが
判別される(ステップS135)。
【0236】ステップS135の判別で、十分な空き容
量がある場合は、圧縮・変換ファイル及び元のファイル
が、ステップS132で確定されたURLアドレスが示
すFTPサーバ上の領域へFTP送信される(ステップ
S136)。なお、送信側PC11がFTPサーバ62
の機能をも兼ねている場合、ステップS136では、F
TPサーバ62として使用される送信側PC11内の所
定領域へ、複合メール部がコピーされる。そして、ステ
ップS134で作成されたテキストメール部が、現在の
処理対象となっている受信者のメールアドレスへ通常の
メールプロトコルで送信される(ステップS137)。
今回の送信対象になっている受信者へのテキストメール
部の送信が終了すると、ステップS120に進み、送信
対象が次の受信者に変更される。
【0237】また、ステップS130の判別で、共通形
式の複合メール部ファイルを送信済みである場合は、ス
テップS131〜S136の処理をスキップしてステッ
プS137に進み、テキストメール部の送信が行われ
る。
【0238】ステップS117、ステップS127、ま
たはステップS135において、FTPサーバ62に十
分な空き容量がないと判別された場合は、送信側メール
ソフトウエア61によりその旨を示す警告メッセージが
送信側PC11のディスプレイ上に表示され(ステップ
S138)、送信処理を中止することによって本手順が
終了される。
【0239】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、上述した従来の問題点を以下のように解決する。
【0240】送信可能なメールサイズの制限について 本実施形態におけるテキストメール部は、電子メール用
標準プロトコル(SMTP、POP3等)を用いて通常
のメール伝達経路を通るが、通常のテキスト形式で且つ
小サイズなので、送受信の問題は生じない。
【0241】一方、複合メール部については、送信側P
C11からFTPサーバ62への転送及びFTPサーバ
62から受信側PC17a〜cへの転送はいずれもFT
Pプロトコルを用いたが、このプロトコルには電子メー
ル用標準プロトコルのようなデータサイズ、データ種
類、通信経路などによる制限は事実上ない。したがっ
て、本実施形態によれば、上述したような、メールサイ
ズの制限という従来の問題点が解決される。
【0242】受信側での複合メールの受信、表示の非
保証について 本実施形態におけるテキストメール部は、通常のテキス
ト形式で且つ小サイズであるため、受信や表示処理の問
題は生じない。
【0243】一方、複合メール部については、第1実施
形態及び第2実施形態とは異なり、ファイルであるた
め、受信側PC17a〜cに表示する必要がない。ブラ
ウザは各種プラットフォームに対して広く普及してお
り、FTP受信機能を有している。加えて、代表的なブ
ラウザはクリッカブルURL機能を有する電子メール機
能を有しているため、少なくともインターネット13に
接続されたPCにおいては、上述した手順によって送信
された電子メールを受信することができる。
【0244】複合メールデータの取扱いの煩雑さ、困
難さについて 本実施形態における複合メール部は、送信するファイル
の種類の汎用性等を考慮して、データ圧縮・変換処理を
行うか否かが決定され、データ圧縮・変換処理を行わな
い場合は元の送信ファイルが送信される。この場合、受
信者は汎用的な形式である元のファイルそのものを受信
することになるので、データ取扱い上の問題は生じな
い。
【0245】データ圧縮・変換処理を行う場合であっ
て、データ圧縮・変換形式の指定があった場合、あるい
は受信者が扱えるファイル形式が判っている場合は、受
信側のマシン環境でサポートされている形式にデータ圧
縮・変換された圧縮・変換ファイルを送信する。この場
合も、受信者は自己の環境でサポートされている形式の
ファイルを受信することができるので、データ取扱いの
問題はない。
【0246】また、データ圧縮・変換処理を行う場合で
あって、データ圧縮・変換形式の指定がない場合、ある
いは受信者が扱えるファイル形式が不明である場合は、
本実施形態では、多くの受信側環境でサポートされてい
る圧縮・変換形式の圧縮・変換ファイルと元の送信ファ
イルとの双方をFTPサーバへ送信する。従って、受信
者はテキストメールの内容を見て最も適切であると判断
されるファイルをFTPプロトコルで受信するので、デ
ータ取扱いの問題はない。
【0247】特に、例えば図8に示したアドレス帳に予
めマシン環境が登録されているメール受信者に対して最
適のファイル形式が自動的に選択されるため、受信者側
の受信データの取扱いの問題だけでなく、送信側での受
信者毎のファイル形式の選択の簡易化を図ることができ
る。
【0248】大サイズメールの受信時の問題について 本実施形態におけるテキストデータ部は、通常のテキス
ト形式かつ小サイズであるため、受信時の問題は生じな
い。
【0249】複合メール部の受信については、図9のス
テップS92の判別で、複合メール部ファイルを受信す
るか否かを受信者が決定することができ、また、その受
信を行なう時期も受信者が決定することができる。さら
に、複合メール部の受信は、受信者が都合のよいときに
行なうため、従来技術のようにメール受信に不都合な時
間帯に回線やパーソナルコンピュータをその受信に占有
されてしまうという状態を回避することができる。
【0250】さらに、メール送信時にデータ圧縮・変換
形式の指定があった場合は、受信者が扱えるファイル形
式が判っている場合、あるいはFTPサーバ中の圧縮フ
ァイルが受信者のマシン環境で扱える形式の場合等、圧
縮ファイルを受信する場合は、受信時の転送データサイ
ズが小さくなるため、受信時の不都合を小さくすること
ができる。
【0251】大サイズメールの同報によるネットワー
クトラフィックの圧迫について 上述したように、本実施形態における同報メールでは、
テキストメール部は同報を指定した各受信先に送信され
るが、複合メール部についてはFTPサーバ62に対し
て1回だけ送信される。
【0252】すなわち、同報されるのはデータ量が少な
いテキストメール部だけであり、大サイズの複合メール
部の送信は同報先の数に拘らず1回しか行われない。
【0253】各受信者からのFTPサーバ62中の複合
メール部へのアクセスは受信者ごとの都合のよい時に行
われるので、ネットワークトラフィックの集中や特定メ
ールサーバへのデータの集中は生じない。
【0254】また、テキストメール部の内容を見て複合
メール部の受信が不要であると判断した受信者はFTP
サーバ62へのアクセスを行わないため、全体としての
ネットワークトラフィックの更なる削減を図ることがで
きる。
【0255】加えて、データ圧縮・変換形式の指定があ
った場合、受信者が扱えるファイル形式が予め判ってい
る場合には、各受信者に最適のファイル形式が自動的に
選択される。このように最適なファイル形式が選択され
た場合、あるいはFTPサーバ62中の圧縮ファイルが
受信者のマシン環境で扱える形式である場合など、圧縮
ファイルを受信する場合はFTPサーバから受信側PC
17a〜17cへの受信データサイズが小さくなるた
め、ネットワークトラフィックを更に小さくすることが
できる。
【0256】更にまた、送信側PC11からFTPサー
バ62への送信データについては図10に示したように
同一のファイル形式に付いては1回しか送信されないた
め、同報メール送信におけるネットワークトラフィック
も最小化される。
【0257】このように、本実施形態によれば、従来の
問題点を解決することができる。加えて、本実施形態に
よれば、FTPサーバ62上で同一のファイル形式のフ
ァイルの重複がなくなるので、FTPサーバ上で使用さ
れる複合メール蓄積領域サイズも採用に止めることがで
きる。
【0258】また、電子メールの転送においては、上述
した第1、第2実施形態の場合と同様に、ネットワーク
トラフィックの更なる削減を図るとともに、複合メール
部のURLアドレスが判っていれば、電子メールを受信
した機器でなくても複合メール部へのアクセスは可能で
あるので、例えば、電子メールの転送を行なわずに、勤
務先と自宅とで同じ複合メールを読むこともできるとい
う効果が得られる。また、受信するデータが圧縮ファイ
ルである場合には、ネットワークトラフィックの削減が
より一層効果的なものとなる。
【0259】次に、本実施形態に特有のデータ圧縮・変
換処理の効果について述べる。
【0260】メール送信時にデータ圧縮・変換形式の指
定があった場合、または受信者が扱うことが出来るファ
イル形式が判っている場合は、送信側PC11からFT
Pサーバ62へのファイル転送も、FTPサーバ62か
ら受信側PC17a〜17cへのファイル転送も圧縮・
変換ファイルで行われるため、ネットワークトラフィッ
クを少なくすることができる。
【0261】また、メール送信時にデータ圧縮・変換形
式の指定がなかった場合、あるいは受信者が扱うことが
出来るファイル形式が不明である場合は、本実施形態に
おいては、受信側PC17a〜17cの多くのマシン環
境によってサポートされている圧縮・変換ファイルと、
元の送信ファイルとをFTPサーバ62へ送信し、受信
者はテキストメール部の内容を確認することにより圧縮
・変換ファイルを自機で取り扱うことが出来ると判断し
た場合には圧縮・変換ファイルを受信し、取り扱うこと
が出来ないと判断した場合には元の(非圧縮の)データ
を受信することができる。
【0262】なお、送信側PC11からFTPサーバ6
2へのファイル転送は、元のファイルと圧縮・変換ファ
イルとを転送するため、元のファイルのみの場合と比較
してファイル転送されるサイズが大きくなるが、圧縮フ
ァイルのサイズは、通常、元のファイルよりも大幅に小
さくされるため、これによる転送ファイルサイズの増加
量は小さい。
【0263】一方、受信者が圧縮・変換ファイルを受信
するときは、FTPサーバ62から受信側PC17a〜
17cへの転送ファイルサイズは小さくて済むので、全
体としてのネットワークトラフィックを小さくすること
ができる。
【0264】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、従来技術の問題点を解決し、メール転送においても
ネットワークトラフィックの削減を図ることができると
ともに、ネットワークトラフィックを大幅に増加させる
ことなく、多様な複合メールの送受信が可能となる。
【0265】更に、受信者のマシン環境に応じて最適な
データ圧縮・変換形式を選択できるうえ、FTPサーバ
62で使用される複合メール蓄積領域サイズも、できる
だけ小さく抑えることができる。
【0266】なお、本実施形態においては、受信者がフ
ァイルを受信し取込む為に使用するソフトウエアは、ブ
ラウザに限られるものではなく、実用に供されている各
種のFTP受信ソフトウエアを利用できることはいうま
でもない。
【0267】また、上述した第1〜第3実施形態におい
ては、送信する複合データを第1データ部と第2データ
とに分離するように構成したが、複合メールを3つ以上
の複数のデータ部分に分離することも可能であり、各デ
ータ部を、データの種類やサイズに応じた複数の伝達経
路・蓄積経路を介して伝達するように構成することも可
能である。
【0268】(他の実施形態)なお、上述した第1〜第
3実施形態における機能を実現するソフトウエアのプロ
グラムコードを記録した記憶媒体を送信側PC及び受信
側PCに供給し、その送信側PC及び受信側PCのコン
ピュータ(またはCPU,MPU)が記憶媒体に格納さ
れたプログラムコードを読み出し実行することによって
も、本発明の目的が達成されることはいうまでもない。
【0269】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0270】プログラムコードを供給する為の記憶媒体
としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、
ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−
ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド、ROM等を用いることができる。
【0271】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより上述した第1〜第3実施
形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコ
ードの指示に基づいて、コンピュータ上で稼動している
OS等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理
によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含
まれることはいうまでもない。
【0272】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって上述した第1〜第3実施形態の機
能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0273】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の複合メ
ール伝達システムまたは請求項34の複合メール伝達方
法によれば、複合データを第1データ部と第2データ部
とに分離し、前記分離された第1データ部を送信し、前
記分離された第2データ部をデータ蓄積手段に送信して
蓄積し、前記送信された第1データ部を前記受信装置に
おいて受信して表示し、前記第1データ部に含まれるア
クセス情報に基いて、前記受信装置から前記データ蓄積
手段に対して前記第2データ部のアクセス要求を出力
し、前記アクセス要求に応じて前記データ蓄積手段から
送出される前記第2データ部を前記受信装置において受
信するようにしたので、受信装置側においてアクセス情
報に基いて、第2データ部を受信する場合にのみアクセ
ス要求をして第2データ部を受信することができ、従っ
て、受信側のマシン環境にかかわらず、多様な複合メー
ルの送受信を行うことができるという効果が得られる。
【0274】請求項2の複合メール伝達システムまたは
請求項37の複合メール伝達方法によれば、前記第1デ
ータ部はテキストデータからなり、前記第2データ部は
非テキストデータ部を含むので、受信装置に送信される
のは小サイズの第1データ部だけであり、大サイズの第
2データ部は受信する場合にのみアクセス要求を出力す
ることにより受信することができるので、メールサイズ
の制限や大サイズメールの受信時間といった従来の問題
点を解消するとともに、ネットワークトラフィックの減
少を図ることができるという効果が得られる。
【0275】請求項3の複合メール伝達システムまたは
請求項38若しくは請求項39の複合メール伝達方法に
よれば、第1データ部に含まれるアクセス情報に基いて
前記第2データ部を前記データ蓄積手段から読み出すか
否かを判別することにより、アクセス情報により第2デ
ータ部を読み出す必要があると判別された場合にのみア
クセス要求を出せばよく、従って、従来のように不都合
な時間帯に回線やコンピュータを占有される問題点が解
消されるとともに、ネットワークトラフィックの減少を
図ることもできるという効果が得られる。
【0276】請求項4の複合メール伝達システムまたは
請求項40の複合メール伝達方法によれば、前記データ
蓄積手段は前記送信装置に内蔵されるので、第2データ
部を蓄積する領域の管理を簡易化することができるとい
う効果が得られる。
【0277】請求項22の複合メール伝達システムまた
は請求項58の複合メール伝達方法によれば、第2デー
タ部に対して、データ形式変換処理、データ圧縮処理及
びアーカイブ化処理の少なくとも1つの処理を行うよう
にしたので、ネットワークトラフィックを小さくするこ
とができるという効果が得られる。
【0278】請求項24若しくは請求項25の複合メー
ル伝達システムまたは請求項60若しくは請求項61の
複合メール伝達方法によれば、データ形式変換処理また
はデータ圧縮処理が施された第2データ部からなるファ
イルと、前記データ形式変換処理またはデータ圧縮処理
が施される前の第2データ部とからなるファイルとを前
記蓄積手段へ送信するようにしたので、受信者は自己の
マシン環境でサポートされている最も適切な形式のファ
イルを受信することができ、したがってデータを取り扱
うことができない等の不具合を解決することができると
いう効果が得られる。
【0279】請求項26の複合メール伝達システムまた
は請求項62の複合メール伝達方法によれば、前記送信
装置は、前記受信装置のマシン環境に関する情報を予め
記憶するようにしたので、第2データ部を受信者に最適
な形式に送信者側で処理して送信することができるとい
う効果が得られる。
【0280】請求項27の複合メール伝達システムまた
は請求項63の複合メール伝達方法によれば、マシン環
境に関する情報に基いて、前記第2データ部に対して、
データ形式変換処理、データ圧縮処理及びアーカイブ化
処理の少なくとも1つの処理を行うので、送信時及び受
信時のネットワークトラフィックを小さくすることがで
きるとともに、受信者は自己のマシン環境でサポートさ
れている最も適切な形式のファイルを受信することがで
き、従ってデータを取り扱うことができない等の不具合
を解決することができるという効果が得られる。
【0281】請求項28の複合メール伝達システムまた
は請求項64の複合メール伝達方法によれば、送信装置
から複数の受信装置に対する同報通信を行うときに、受
信装置の種類に対応した形式からなる少なくとも1つの
第2データ部のうち、同一の第2データ部がすでに前記
データ蓄積手段へ送信されているときは、当該形式から
なる第2データ部を送信しないようにしたので、同報通
信を行う場合であるにもかかわらず送信装置からの第2
データ部の送信時に同一の形式の第2データ部は1度し
か送信されないため、同報メール送信におけるネットワ
ークトラフィックを最小に抑えることができるという効
果が得られる。また、同一の形式の第2データ部の重複
がなくなり、蓄積手段上の蓄積に利用される領域も最小
に抑制することができるという効果も得られる。
【0282】請求項29の複合メール伝達システムまた
は請求項65の複合メール伝達方法によれば、送信装置
から複数の受信装置に対する同報通信を行うときに、複
数の受信装置のそれぞれに対応した第1データ部を前記
複数の受信装置へそれぞれ送信するようにしたので、同
報通信においても、各受信装置では、例えば当該受信装
置に適した第1データ部の内容から、最適な手法で第2
データ部を受信することができるという効果が得られ
る。
【0283】請求項30の複合メール伝達システムまた
は請求項66の複合メール伝達方法によれば、前記送信
装置から複数の受信装置に対する同報通信を行うとき、
第1データ部に前記データ蓄積手段中の前記受信装置の
種類に対応した少なくとも1つの第2データ部が蓄積さ
れている領域のアドレス情報を付加するようにしたの
で、同報通信を行う場合のネットワークトラフィックを
大きく削減することができる。また、各受信装置では、
アドレス情報を知ることができるので都合のよいときに
受信処理を行うことができ、従って不都合な時間帯に回
線等を占有されるという不具合を解消することができる
という効果が得られる。更に、送信されてきた第1デー
タ部を受信した場所以外の場所においても同じ複合メー
ルを見ることができる。
【0284】請求項31の複合メール伝達システムまた
は請求項67の複合メール伝達方法によれば、送信装置
から複数の受信装置に対する同報通信を行うとき、前記
第1データ部に前記データ蓄積手段中の前記受信装置の
種類に対応した少なくとも1つの第2データ部のデータ
種類情報を付加して前記複数の受信装置へそれぞれ送信
するようにしたので、同報通信を行う場合にも、各受信
装置では自己のマシン環境に適したデータ形式からなる
第2データ部を受信することができるという効果が得ら
れる。
【0285】請求項32の複合メール伝達システムまた
は請求項68の複合メール伝達方法によれば、送信装置
から複数の受信装置に対する同報通信を行うとき、第1
データ部にデータ蓄積手段中の受信装置の種類に対応し
た少なくとも1つの第2データ部のサイズ情報を付加し
て前記複数の受信装置へそれぞれ送信するようにしたの
で、同報通信を行う場合にも、各受信装置では自己のマ
シン環境に適したサイズの第2データ部を受信すること
ができるという効果が得られる。
【0286】請求項70の記録媒体によれば、コンピュ
ータに、複合データを第1データ部と第2データ部とに
分離する工程と、前記分離された第1データ部を送信す
る工程と、前記分離された第2データ部をデータ蓄積手
段に送信して蓄積する工程と、前記送信された第1デー
タ部を前記受信装置において受信して表示する工程と、
前記第1データ部に含まれるアクセス情報に基いて、前
記受信装置から前記データ蓄積手段に対して前記第2デ
ータ部のアクセス要求を出力する工程と、前記アクセス
要求に応じて前記データ蓄積手段から送出される前記第
2データ部を前記受信装置において受信する工程とを実
行させるためのプログラムを前記コンピュータにより読
み取り可能な形式で記録したので、従来の複合メール伝
達システムを構成する各装置に本記憶媒体に記憶されて
いるプログラムを実行させることにより上述した請求項
1記載の複合メール伝達システムと同等の効果を得るこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るメール伝達装置を
用いてインターネット上で複合メールを送受信した場合
の電子メールの流れを示す模式図である。
【図2】同実施形態に係る複合メール送信手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】図1に示した受信側PC17において行われる
複合メール受信手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態に係るメール伝達装置を
用いてインターネット上で複合メールを送受信した場合
の電子メールの流れを示す模式図である。
【図5】同実施形態に係る複合メール送信手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明の第3実施形態に係るメール伝達装置を
用いてインターネット上で複合メールを送受信した場合
の電子メールの流れを示す模式図である。
【図7】同実施形態に係る複合メール送信手順を示すフ
ローチャートである。
【図8】送信側PC11において、受信者を簡単に指定
するためのアドレス帳の登録形式の一例を示す図であ
る。
【図9】受信側PC17において行われる複合メール受
信手順を示すフローチャートである。
【図10】複合メールの、複数の受信者への同報通信手
順を示すフローチャートである。
【図11】複合メールの、複数の受信者への同報通信手
順を示すフローチャートである。
【図12】従来の電子メールの伝達装置及び電子メール
ソフトウエアによってインターネット上で複合メールを
送信した場合の電子メールの流れを示す模式図である。
【符号の説明】
11 送信装置 14 WWWサーバ(第2伝達手段、データ蓄積手段) 16 受信側メールサーバ(第1伝達手段) 17 受信装置 41 送信装置(送信装置、第2伝達手段、データ蓄積
手段) 62 FTPサーバ(第2伝達手段、データ蓄積手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA11 GA21 HA10 HB04 HB05 HB07 HB10 JA31 JA32 JB01 JB02 JB22 KB07 KD09 KE07 KF06 KG10 KH28 LA14 LB14 5K030 GA18 HA06 HB00 HB02 HC01 JT02 LE14 5K034 AA17 CC01 EE10 HH01 HH02 HH61

Claims (105)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複合データを第1データ部と第2データ
    部とに分離する分離手段を有し、前記第1データ部及び
    前記第2データとを送信する送信装置と、 前記第1データ部を受信して表示する第1受信手段と、
    前記第1データ部に含まれるアクセス情報に基いて前記
    第2データ部のアクセス要求を出力するアクセス要求手
    段と、前記第2データ部を受信して表示する第2表示手
    段とを有する受信装置と、 前記送信装置から送信される第1データ部を前記受信装
    置へ伝達する第1伝達装置と、 前記送信装置から送信される第2データ部を蓄積するデ
    ータ蓄積手段を有し、前記受信装置から出力されるアク
    セス要求に応じて前記データ蓄積手段に蓄積された第2
    データ部を前記受信装置へ伝達する第2伝達装置とから
    構成されることを特徴とする複合メール伝達システム。
  2. 【請求項2】 前記第1データ部はテキストデータから
    なり、前記第2データ部は非テキストデータを含むこと
    を特徴とする請求項1記載の複合メール伝達システム。
  3. 【請求項3】 前記受信装置は、前記第1データ部に含
    まれるアクセス情報に基いて前記第2データ部を前記第
    2伝達手段から受信するか否かを判別する判別手段を有
    していることを特徴とする請求項1記載の複合メール伝
    達システム。
  4. 【請求項4】 前記第2伝達装置は前記送信装置内にサ
    ーバとして内蔵されることを特徴とする請求項1記載の
    複合メール伝達装置。
  5. 【請求項5】 前記複合データは、複合文書データであ
    ることを特徴とする請求項1記載の複合メール伝達シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記複合データは、独立した少なくとも
    1つのファイルを含むことを特徴とする請求項1記載の
    複合メール伝達システム。
  7. 【請求項7】 前記複合データは、少なくとも1つの圧
    縮・変換ファイルを含むことを特徴とする請求項1記載
    の複合メール伝達システム。
  8. 【請求項8】 前記複合データは、アーカイブを含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の複合メール伝達システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記第1伝達手段は電子メール伝達手段
    であることを特徴とする請求項1記載の複合メール伝達
    システム。
  10. 【請求項10】 前記複合メール伝達システムは前記第
    1伝達装置を複数備え、前記送信装置は、前記複数の第
    1伝達装置のそれぞれに同一の第1データ部を送信する
    ように構成されることを特徴とする請求項1記載の複合
    メール伝達システム。
  11. 【請求項11】 前記複合メール伝達システムは前記受
    信装置を複数備え、一の受信装置から他の受信装置へ前
    記第1データ部を転送可能に構成されることを特徴とす
    る請求項1記載の複合メール伝達システム。
  12. 【請求項12】 前記送信装置は、前記複合データを送
    信するときに、前記第1伝達装置又は前記第2伝達装置
    に応じた通信プロトコルを用いて送信するように構成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の複合メール伝達シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 前記第2伝達装置はWWWサーバであ
    ることを特徴とする請求項1記載の複合メール伝達シス
    テム。
  14. 【請求項14】 前記第2伝達装置はFTPサーバであ
    ることを特徴とする請求項1記載の複合メール伝達シス
    テム。
  15. 【請求項15】 前記送信装置は、前記第1データ部
    に、前記データ蓄積手段内の前記第2データ部が蓄積さ
    れている領域のアドレス情報を付加するように構成され
    ることを特徴とする請求項1記載の複合メール伝達シス
    テム。
  16. 【請求項16】 前記送信装置は、前記第1データ部
    に、前記第2データ部のサイズ情報を付加するように構
    成されることを特徴とする請求項1記載の複合メール伝
    達システム。
  17. 【請求項17】 前記送信装置は、前記第2データ部を
    HTML形式に変換して送信するように構成されること
    を特徴とする請求項1記載の複合メール伝達システム。
  18. 【請求項18】 前記送信装置は、前記第2伝達装置が
    前記送信される第2データ部を蓄積するのに十分な記憶
    容量を有しているか否かを判別する容量判別手段を備
    え、 前記容量判別手段により十分な記憶容量を有していない
    と判別されたときは前記第1データ部及び第2データ部
    の送信を中止するように構成されることを特徴とする請
    求項1記載の複合メール伝達システム。
  19. 【請求項19】 前記送信装置は、前記第2データ部
    を、前記第2伝達装置へファイル転送のプロトコルで送
    信するように構成されることを特徴とする請求項1記載
    の複合メール伝達システム。
  20. 【請求項20】 前記第2伝達装置は、前記第2データ
    部を、前記受信装置へHTTPプロトコルで送信するこ
    とを特徴とする請求項1記載の複合メール伝達システ
    ム。
  21. 【請求項21】 前記第2伝達装置は、前記第2データ
    部を、前記受信装置へファイル転送のプロトコルで送信
    するように構成されることを特徴とする請求項1記載の
    複合メール伝達システム。
  22. 【請求項22】 前記送信装置は、前記第2データ部に
    対して、データ形式変換処理、データ圧縮処理及びアー
    カイブ化処理の少なくとも1つの処理を行うように構成
    されることを特徴とする請求項1記載の複合メール伝達
    システム。
  23. 【請求項23】 前記送信装置は、前記第2データ部の
    データ種類に応じて、データ形式変換処理、データ圧縮
    処理及びアーカイブ化処理の少なくとも1つの処理を行
    うように、又は前記データ形式変換処理、データ圧縮処
    理及びアーカイブ化処理のいずれも行わないように、当
    該送信装置を制御する制御手段を備えることを特徴とす
    る請求項1記載の複合メール伝達システム。
  24. 【請求項24】 データ形式変換処理又はデータ圧縮処
    理が施された第2データ部からなるファイルと、前記デ
    ータ形式変換処理またはデータ圧縮処理が施される前の
    第2データ部とからなるファイルを含むことを特徴とす
    る請求項1記載の複合メール伝達システム。
  25. 【請求項25】 前記送信装置は、前記受信装置のマシ
    ン環境が不明である場合に、前記データ形式変換処理又
    はデータ圧縮処理が施された第2データ部からなるファ
    イルと、前記データ形式変換処理またはデータ圧縮処理
    が施される前の第2データ部とからなるファイルを含む
    ことを特徴とする請求項24記載の複合メール伝達シス
    テム。
  26. 【請求項26】 前記送信装置は、前記受信装置のマシ
    ン環境に関する情報を記憶するマシン環境記憶手段を備
    えることを特徴とする請求項1記載の複合メール伝達シ
    ステム。
  27. 【請求項27】 前記送信装置は、前記マシン環境記憶
    手段に記憶されているマシン環境に関する情報に基い
    て、前記第2データ部に対して、データ形式変換処理、
    データ圧縮処理及びアーカイブ化処理の少なくとも1つ
    の処理を行うように構成されることを特徴とする請求項
    26記載の複合メール伝達システム。
  28. 【請求項28】 前記複合メール伝達システムは複数の
    受信装置を含み、 前記送信装置は、前記複数の受信装置に対する同報通信
    を行うときに、前記受信装置の種類に対応した形式から
    なる少なくとも1つの第2データ部のうち、同一の第2
    データ部がすでに前記第2伝達装置へ送信されていると
    きは、当該形式からなる第2データ部を送信しないよう
    に構成されることを特徴とする請求項1記載の複合メー
    ル伝達システム。
  29. 【請求項29】 前記複合メール伝達システムは複数の
    受信装置を含み、 前記送信装置は、前記複数の受信装置に対する同報通信
    を行うときに、前記複数の受信装置の種類に対応した第
    1データ部を前記複数の受信装置へそれぞれ送信するよ
    うに構成されることを特徴とする請求項1記載の複合メ
    ール伝達システム。
  30. 【請求項30】 前記送信装置は、前記同報通信を行う
    ときに、前記第1データ部に、前記データ蓄積手段内の
    前記受信装置の種類に対応した形式からなる第2データ
    部が蓄積されている領域のアドレス情報を付加するよう
    に構成されることを特徴とする請求項29記載の複合メ
    ール伝達システム。
  31. 【請求項31】 前記送信装置は、前記同報通信を行う
    ときに、前記第1データ部に、前記データ蓄積手段内の
    前記受信装置の種類に対応した形式からなる第2データ
    部のデータ種類情報を付加するように構成されることを
    特徴とする請求項29記載の複合メール伝達システム。
  32. 【請求項32】 前記送信装置は、前記同報通信を行う
    ときに、前記第2データ部に、前記データ蓄積手段内の
    前記受信装置の種類に対応した形式からなる第2データ
    部のサイズ情報を付加するように構成されることを特徴
    とする請求項29記載の複合メール伝達システム。
  33. 【請求項33】 複合データを複数のデータ部に分離す
    る分離手段を有し、前記複数のデータ部を送信する送信
    装置と、 前記複数のデータ部のうち、少なくとも1つのデータ部
    を受信する受信手段と、前記受信された少なくとも1つ
    のデータ部を表示する複数の表示手段と、前記複数の表
    示手段に表示されたデータ部に含まれるアクセス情報に
    基いて、前記受信された少なくとも1つのデータ部以外
    のデータ部のアクセス要求を出力するアクセス要求手段
    とを有する受信装置と、 前記送信装置から送信される前記少なくとも1つのデー
    タ部を前記受信装置へ伝達する第1伝達装置と、 前記第1伝達装置に送信された少なくとも1つのデータ
    部以外のデータ部を蓄積するデータ蓄積手段を有し、前
    記受信装置から出力されるアクセス要求に応じて前記デ
    ータ蓄積手段に蓄積されたデータ部を前記受信装置へ伝
    達する第2伝達装置とを含むことを特徴とする複合メー
    ル伝達システム。
  34. 【請求項34】 複合データを送信する送信装置及び前
    記複合データを受信する受信装置を有する複合メール伝
    達システムの複合メール伝達方法において、 複合データを第1データ部と第2データ部とに分離する
    ステップと、 前記分離された第1データ部を送信するステップと、 前記分離された第2データ部をデータ蓄積手段に送信し
    て蓄積するステップと、 前記送信された第1データ部を前記受信装置において受
    信して表示するステップと、 前記第1データ部に含まれるアクセス情報に基いて、前
    記受信装置から前記データ蓄積手段に対して前記第2デ
    ータ部のアクセス要求を出力するステップと、 前記アクセス要求に応じて前記データ蓄積手段から送出
    される前記第2データ部を前記受信装置において受信す
    るステップとからなることを特徴とする複合メール伝達
    方法。
  35. 【請求項35】 前記第2データ部を受信するステップ
    は、前記受信装置に前記第2データ部を表示するステッ
    プであることを特徴とする請求項34記載の複合メール
    伝達方法。
  36. 【請求項36】 前記第2データ部を受信するステップ
    は、前記受信装置に前記第2データ部を記憶するステッ
    プであることを特徴とする請求項34記載の複合メール
    伝達方法。
  37. 【請求項37】 前記第1データ部はテキストデータか
    らなり、前記第2データ部は非テキストデータ部を含む
    ことを特徴とする請求項34記載の複合メール伝達方
    法。
  38. 【請求項38】 前記第1データ部を受信して表示する
    ステップに続いて、前記第1データ部に含まれるアクセ
    ス情報に基いて前記第2データ部を前記データ蓄積手段
    から読み出すか否かを判別するステップを有することを
    特徴とする請求項34記載の複合メール伝達方法。
  39. 【請求項39】 前記第2データ部を読み出すか否かを
    判別するステップにおいて、前記第2データ部を読み出
    さないと判別した場合は複合データ受信処理を中断する
    ことを特徴とする請求項38記載の複合メール伝達方
    法。
  40. 【請求項40】 前記データ蓄積手段は前記送信装置に
    内蔵されていることを特徴とする請求項34記載の複合
    メール伝達方法。
  41. 【請求項41】 前記複合データは、複合文書データで
    あることを特徴とする請求項34記載の複合メール伝達
    方法。
  42. 【請求項42】 前記複合データは、独立した少なくと
    も1つのファイルを含むことを特徴とする請求項34記
    載の複合メール伝達方法。
  43. 【請求項43】 前記複合データは、少なくとも1つの
    圧縮・変換ファイルを含むことを特徴とする請求項34
    記載の複合メール伝達方法。
  44. 【請求項44】 前記複合メールは、アーカイブを含む
    ことを特徴とする請求項34記載の複合メール伝達方
    法。
  45. 【請求項45】 前記第1データ部を伝達するステップ
    及び前記第2データ部を伝達するステップの少なくとも
    一方は電子メール伝達手段であることを特徴とする請求
    項34記載の複合メール伝達方法。
  46. 【請求項46】 前記複合メール伝達システムは前記送
    信装置により送信される第1データ部を前記受信手段へ
    伝達する第1伝達手段を有し、前記第1データ部を送信
    するステップにおいては、同一の第1データ部を複数の
    第1伝達手段に送信することを特徴とする請求項34記
    載の複合メール伝達方法。
  47. 【請求項47】 前記複合メール伝達システムは複数の
    受信装置を備え、一の受信装置から他の受信装置へ前記
    第1データ部を転送するステップを有することを特徴と
    する請求項34記載の複合メール伝達方法。
  48. 【請求項48】 前記第1データ部又は前記第2データ
    部を送信する通信プロトコルを選択するステップを含む
    ことを特徴とする請求項34記載の複合メール伝達方
    法。
  49. 【請求項49】 前記データ蓄積手段がWWWサーバで
    あることを特徴とする請求項34記載の複合メール伝達
    方法。
  50. 【請求項50】 前記データ蓄積手段がFTPサーバで
    あることを特徴とする請求項34記載の複合メール伝達
    方法。
  51. 【請求項51】 前記第1データ部を送信するステップ
    は、前記第1データ部に、前記第2データ部が蓄積され
    ている前記データ蓄積手段のアドレス情報を付加するス
    テップを含むことを特徴とする請求項34記載の複合メ
    ール伝達方法。
  52. 【請求項52】 前記第1データ部を送信するステップ
    は、前記第1データ部に、前記第2データ部のサイズ情
    報を付加するステップを含むことを特徴とする請求項3
    4記載の複合メール伝達方法。
  53. 【請求項53】 前記第2データ部を前記データ蓄積手
    段に送信して蓄積するステップは、前記第2データ部を
    HTML形式に変換するステップを含むことを特徴とす
    る請求項34記載の複合メール伝達方法。
  54. 【請求項54】 前記第2データ部を前記データ蓄積手
    段に送信して蓄積するステップは、前記第2データ部を
    蓄積するのに十分な記憶容量を前記データ蓄積手段が有
    しているか否かを判別するステップを含むことを特徴と
    する請求項34記載の複合メール伝達方法。
  55. 【請求項55】 前記第2データ部を前記データ蓄積手
    段に送信して蓄積するステップにおいては、前記第2デ
    ータ部を、ファイル転送のプロトコルで送信することを
    特徴とする請求項34記載の複合メール伝達方法。
  56. 【請求項56】 前記データ蓄積手段から送出された第
    2データ部を受信装置において受信するステップにおい
    ては、前記第2データ部は、HTTPプロトコルで前記
    受信装置へ送信されることを特徴とする請求項34記載
    の複合メール伝達方法。
  57. 【請求項57】 前記データ蓄積手段から送出された第
    2データ部を受信装置において受信するステップにおい
    ては、前記第2データ部は、ファイル転送のプロトコル
    で前記受信装置へ送信されることを特徴とする請求項3
    4記載の複合メール伝達方法。
  58. 【請求項58】 前記第2データ部を送信するステップ
    は、前記第2データ部に対して、データ形式変換処理、
    データ圧縮処理及びアーカイブ化処理の少なくとも1つ
    の処理を行うステップを含むことを特徴とする請求項3
    4記載の複合メール伝達方法。
  59. 【請求項59】 前記第1データ部を送信するステップ
    に、前記第2データ部のデータ種類に応じて、データ形
    式変換処理、データ圧縮処理及びアーカイブ化処理の少
    なくとも1つの処理を行って前記第2データ部を送信す
    るか、又は前記データ形式変換処理、データ圧縮処理及
    びアーカイブ化処理のいずれも行わないで前記第2デー
    タ部を送信するかを判別するステップを含むことを特徴
    とする請求項34記載の複合メール伝達方法。
  60. 【請求項60】 データ形式変換処理またはデータ圧縮
    処理が施された第2データ部からなるファイルと、前記
    データ形式変換処理またはデータ圧縮処理が施される前
    の第2データ部とからなるファイルとを前記蓄積手段へ
    送信することを特徴とする請求項34記載の複合メール
    伝達方法。
  61. 【請求項61】 前記受信装置のマシン環境が不明であ
    る場合に、データ形式変換処理またはデータ圧縮処理が
    施された第2データ部からなるファイルと、前記データ
    形式変換処理またはデータ圧縮処理が施される前の第2
    データ部とからなるファイルとを前記蓄積手段へ送信す
    ることを特徴とする請求項34記載の複合メール伝達方
    法。
  62. 【請求項62】 前記送信装置は、前記受信装置のマシ
    ン環境に関する情報を予め記憶していること特徴とする
    請求項34記載の複合メール伝達方法。
  63. 【請求項63】 前記第2データ部を前記データ蓄積手
    段に送信して蓄積するステップにおいては、前記マシン
    環境に関する情報に基いて、前記第2データ部に対し
    て、データ形式変換処理、データ圧縮処理及びアーカイ
    ブ化処理の少なくとも1つの処理を行うことを特徴とす
    る請求項62記載の複合メール伝達方法。
  64. 【請求項64】 前記送信装置から複数の受信装置に対
    する同報通信を行うときに、前記第2データ部を前記デ
    ータ蓄積手段に送信して蓄積するステップにおいては、
    前記受信装置の種類に対応した形式からなる少なくとも
    1つの第2データ部のうち、同一の第2データ部がすで
    に前記データ蓄積手段へ送信されているときは、当該形
    式からなる第2データ部を送信しないことを特徴とする
    請求項34記載の複合メール伝達方法。
  65. 【請求項65】 前記送信装置から複数の受信装置に対
    する同報通信を行うときに、前記第1データ部を送信す
    るステップにおいては、前記複数の受信装置のそれぞれ
    に対応した第1データ部を前記複数の受信装置へそれぞ
    れ送信することを特徴とする請求項34記載の複合メー
    ル伝達方法。
  66. 【請求項66】 前記送信装置から複数の受信装置に対
    する同報通信を行うとき、前記第1データ部を送信する
    ステップにおいては、前記第1データ部に前記データ蓄
    積手段中の前記受信装置の種類に対応した少なくとも1
    つの第2データ部が蓄積されている領域のアドレス情報
    を付加してすることを特徴とする請求項65記載の複合
    メール伝達方法。
  67. 【請求項67】 前記送信装置から複数の受信装置に対
    する同報通信を行うとき、前記第1データ部を送信する
    ステップにおいては、前記第1データ部に前記データ蓄
    積手段中の前記受信装置の種類に対応した少なくとも1
    つの第2データ部のデータ種類情報を付加して前記複数
    の受信装置へそれぞれ送信することを特徴とする請求項
    65記載の複合メール伝達方法。
  68. 【請求項68】 前記送信装置から複数の受信装置に対
    する同報通信を行うとき、前記第1データ部を送信する
    ステップにおいては、前記第1データ部に前記データ蓄
    積手段中の前記受信装置の種類に対応した少なくとも1
    つの第2データ部のサイズ情報を付加して前記複数の受
    信装置へそれぞれ送信することを特徴とする請求項65
    記載の複合メール伝達方法。
  69. 【請求項69】 複合データを送信する送信装置及び前
    記複合データを受信する受信装置を有する複合メール伝
    達システムの複合メール伝達方法において、複合データ
    を複数のデータ部に分離するステップと、 前記分離された複数のデータ部のうち少なくとも1つの
    データ部を、少なくとも1つの伝送経路を経て送信する
    第1送信ステップと、 前記送信装置から送信される前記複数のデータ部に含ま
    れる少なくとも1つのデータ部を前記受信装置へ伝達す
    る少なくとも1つの第1伝達ステップと、 前記第1送信ステップにおいて送信されたデータ部を前
    記受信装置に表示する表示ステップと、 前記送信されたデータ部以外の少なくとも1つのデータ
    部をデータ蓄積手段に送信して蓄積するデータ蓄積ステ
    ップと、 前記表示ステップにおいて表示されたデータ部に含まれ
    るアクセス情報に基いて、前記データ蓄積ステップにお
    いて前記データ蓄積手段に蓄積されたデータ部に対する
    アクセス要求を出力するステップと、 前記出力されたアクセス要求に応じて前記データ蓄積手
    段に蓄積されたデータ部を前記受信装置へ伝達する少な
    くとも1つの第2伝達ステップとからなることを特徴と
    する複合メール伝達方法。
  70. 【請求項70】 コンピュータに、 複合データを第1データ部と第2データ部とに分離する
    工程と、 前記分離された第1データ部を送信する工程と、 前記分離された第2データ部をデータ蓄積手段に送信し
    て蓄積する工程と、 前記送信された第1データ部を前記受信装置において受
    信して表示する工程と、 前記第1データ部に含まれるアクセス情報に基いて、前
    記受信装置から前記データ蓄積手段に対して前記第2デ
    ータ部のアクセス要求を出力する工程と、 前記アクセス要求に応じて前記データ蓄積手段から送出
    される前記第2データ部を前記受信装置において受信す
    る工程とを実行させるためのプログラムを前記コンピュ
    ータにより読み取り可能な形式で記録したことを特徴と
    する記録媒体。
  71. 【請求項71】 前記第2データ部を受信する工程は、
    前記受信装置に前記第2データ部を表示する工程である
    ことを特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  72. 【請求項72】 前記第2データ部を受信する工程は、
    前記受信装置に前記第2データ部を記憶する工程である
    ことを特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  73. 【請求項73】 前記第1データ部はテキストデータか
    らなり、前記第2データ部は非テキストデータ部を含む
    ことを特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  74. 【請求項74】 前記プログラムは、前記第1データ部
    を受信して表示する工程に続いて、前記第1データ部に
    含まれるアクセス情報に基いて前記第2データ部を前記
    データ蓄積手段から読み出すか否かを判別する工程を有
    することを特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  75. 【請求項75】 前記第2データ部を読み出すか否かを
    判別する工程において、前記第2データ部を読み出さな
    いと判別した場合は複合データ受信処理を中断すること
    を特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  76. 【請求項76】 前記データ蓄積手段は前記送信装置に
    内蔵されていることを特徴とする請求項70記載の記録
    媒体。
  77. 【請求項77】 前記複合データは、複合文書データで
    あることを特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  78. 【請求項78】 前記複合データは、独立した少なくと
    も1つのファイルを含むことを特徴とする請求項70記
    載の記録媒体。
  79. 【請求項79】 前記複合データは、少なくとも1つの
    圧縮・変換ファイルを含むことを特徴とする請求項70
    記載の記録媒体。
  80. 【請求項80】 前記複合メールは、アーカイブを含む
    ことを特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  81. 【請求項81】 前記第1データ部を伝達する工程及び
    前記第2データ部を伝達する工程の少なくとも一方は電
    子メール伝達手段によって前記第1データ部または前記
    第2データ部を伝達することを特徴とする請求項70記
    載の記録媒体。
  82. 【請求項82】 前記第1データ部を送信する工程にお
    いては、同一の第1データ部を、前記送信される第1デ
    ータ部を前記受信手段へ伝達する複数の第1伝達手段に
    送信することを特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  83. 【請求項83】 前記プログラムは、一の受信装置から
    他の受信装置へ前記第1データ部を転送する工程を含む
    ことを特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  84. 【請求項84】 前記プログラムは、前記第1データ部
    又は前記第2データ部を送信する通信プロトコルを選択
    する工程を含むことを特徴とする請求項70記載の記録
    媒体。
  85. 【請求項85】 前記データ蓄積手段がWWWサーバで
    あることを特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  86. 【請求項86】 前記データ蓄積手段がFTPサーバで
    あることを特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  87. 【請求項87】 前記第1データ部を送信する工程は、
    前記第1データ部に、前記第2データ部が蓄積されてい
    る前記データ蓄積手段のアドレス情報を付加する工程を
    含むことを特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  88. 【請求項88】 前記第1データ部を送信する工程は、
    前記第1データ部に、前記第2データ部のサイズ情報を
    付加する工程を含むことを特徴とする請求項70記載の
    記録媒体。
  89. 【請求項89】 前記第2データ部を前記データ蓄積手
    段に送信して蓄積する工程は、前記第2データ部をHT
    ML形式に変換する工程を含むことを特徴とする請求項
    70記載の記録媒体。
  90. 【請求項90】 前記第2データ部を前記データ蓄積手
    段に送信して蓄積する工程は、前記第2データ部を蓄積
    するのに十分な記憶容量を前記データ蓄積手段が有して
    いるか否かを判別する工程を含むことを特徴とする請求
    項70記載の記録媒体。
  91. 【請求項91】 前記第2データ部を前記データ蓄積手
    段に送信して蓄積する工程においては、前記第2データ
    部を、ファイル転送のプロトコルで送信することを特徴
    とする請求項70記載の記録媒体。
  92. 【請求項92】 前記データ蓄積手段から送出された第
    2データ部を受信装置において受信する工程において
    は、前記第2データ部は、HTTPプロトコルで前記受
    信装置へ送信されることを特徴とする請求項70記載の
    記録媒体。
  93. 【請求項93】 前記データ蓄積手段から送出された第
    2データ部を受信装置において受信する工程において
    は、前記第2データ部は、ファイル転送のプロトコルで
    前記受信装置へ送信されることを特徴とする請求項70
    記載の記録媒体。
  94. 【請求項94】 前記データ蓄積手段から送出された第
    2データ部を受信装置において受信する工程は、前記第
    2データ部に対して、データ形式変換処理、データ圧縮
    処理及びアーカイブ化処理の少なくとも1つの処理を行
    う工程を含むことを特徴とする請求項70記載の記録媒
    体。
  95. 【請求項95】 前記第1データ部を送信する工程は、
    前記第2データ部のデータ種類に応じて、データ形式変
    換処理、データ圧縮処理及びアーカイブ化処理の少なく
    とも1つの処理を行って前記第2データ部を送信する
    か、又は前記データ形式変換処理、データ圧縮処理及び
    アーカイブ化処理のいずれも行わないで前記第2データ
    部を送信するかを判別する工程を含むことを特徴とする
    請求項70記載の記録媒体。
  96. 【請求項96】 データ形式変換処理またはデータ圧縮
    処理が施された第2データ部からなるファイルと、前記
    データ形式変換処理またはデータ圧縮処理が施される前
    の第2データ部とからなるファイルとを前記蓄積手段へ
    送信することを特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  97. 【請求項97】 前記受信装置のマシン環境が不明であ
    る場合に、データ形式変換処理またはデータ圧縮処理が
    施された第2データ部からなるファイルと、前記データ
    形式変換処理またはデータ圧縮処理が施される前の第2
    データ部とからなるファイルとを前記蓄積手段へ送信す
    ることを特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  98. 【請求項98】 前記送信装置は、前記受信装置のマシ
    ン環境に関する情報を予め記憶していること特徴とする
    請求項70記載の記録媒体。
  99. 【請求項99】 前記第2データ部を前記データ蓄積手
    段に送信して蓄積する工程においては、前記マシン環境
    に関する情報に基いて、前記第2データ部に対して、デ
    ータ形式変換処理、データ圧縮処理及びアーカイブ化処
    理の少なくとも1つの処理を行うことを特徴とする請求
    項98記載の記録媒体。
  100. 【請求項100】 前記プログラムは、前記送信装置か
    ら複数の受信装置に対する同報通信を行うときに、前記
    第2データ部を前記データ蓄積手段に送信して蓄積する
    ステップにおいては、前記受信装置の種類に対応した形
    式からなる少なくとも1つの第2データ部のうち、同一
    の第2データ部がすでに前記データ蓄積手段へ送信され
    ているときは、当該形式からなる第2データ部を送信し
    ないことを特徴とする請求項70記載の記録媒体。
  101. 【請求項101】 前記プログラムは、前記送信装置か
    ら複数の受信装置に対する同報通信を行うときに、前記
    第1データ部を送信する工程においては、前記複数の受
    信装置のそれぞれに対応した第1データ部を前記複数の
    受信装置へそれぞれ送信することを特徴とする請求項7
    0記載の記録媒体。
  102. 【請求項102】 前記プログラムは、前記送信装置か
    ら複数の受信装置に対する同報通信を行うとき、前記第
    1データ部を送信する工程においては、前記第1データ
    部に前記データ蓄積手段中の前記受信装置の種類に対応
    した少なくとも1つの第2データ部が蓄積されている領
    域のアドレス情報を付加してすることを特徴とする請求
    項101記載の記録媒体。
  103. 【請求項103】 前記プログラムは、前記送信装置か
    ら複数の受信装置に対する同報通信を行うとき、前記第
    1データ部を送信する工程においては、前記第1データ
    部に前記データ蓄積手段中の前記受信装置の種類に対応
    した少なくとも1つの第2データ部のデータ種類情報を
    付加して前記複数の受信装置へそれぞれ送信することを
    特徴とする請求項101記載の記録媒体。
  104. 【請求項104】 前記プログラムは、前記送信装置か
    ら複数の受信装置に対する同報通信を行うとき、前記第
    1データ部を送信する工程においては、前記第1データ
    部に前記データ蓄積手段中の前記受信装置の種類に対応
    した少なくとも1つの第2データ部のサイズ情報を付加
    して前記複数の受信装置へそれぞれ送信することを特徴
    とする請求項101記載の記録媒体。
  105. 【請求項105】 コンピュータに、 複合データを複数のデータ部に分離する工程と、 前記分離された複数のデータ部のうち少なくとも1つの
    データ部を、少なくとも1つの伝送経路を経て送信する
    第1送信工程と、 前記送信装置から送信される前記複数のデータ部に含ま
    れる少なくとも1つのデータ部を前記受信装置へ伝達す
    る少なくとも1つの第1伝達工程と、 前記第1送信工程において送信されたデータ部を前記受
    信装置に表示する表示工程と、 前記送信されたデータ部以外の少なくとも1つのデータ
    部をデータ蓄積手段に送信して蓄積するデータ蓄積工程
    と、 前記表示ステップにおいて表示されたデータ部に含まれ
    るアクセス情報に基いて、前記データ蓄積工程において
    前記データ蓄積手段に蓄積されたデータ部に対するアク
    セス要求を出力する工程と、 前記出力されたアクセス要求に応じて前記データ蓄積手
    段に送出されるデータ部を前記受信装置において受信す
    る少なくとも1つの第2伝達工程とを実行させるための
    プログラムを前記コンピュータにより読み取り可能な形
    式で記録したことを特徴とする記録媒体。
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