JP2000266002A - 油圧制御装置 - Google Patents

油圧制御装置

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JP2000266002A
JP2000266002A JP11071342A JP7134299A JP2000266002A JP 2000266002 A JP2000266002 A JP 2000266002A JP 11071342 A JP11071342 A JP 11071342A JP 7134299 A JP7134299 A JP 7134299A JP 2000266002 A JP2000266002 A JP 2000266002A
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valve
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Ikuo Inagaki
郁夫 稲垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイロット圧の応答性が良く、かつ、小型化
できる油圧制御装置を提供すること。 【解決手段】 積層ブロックからなるトーナメントブロ
ックDを、バルブブロックVに固定するとともに、トー
ナメントブロックDのメイン通路68〜71の一方を、
バルブのパイロット室に接続し、メイン通路の他方をパ
イロット通路に接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パイロットバル
ブと、複数のスプールを組み込んだバルブブロックのパ
イロット室とを、複数のパイロット通路を介してを接続
した油圧制御装置に係わり、上記パイロット通路のパイ
ロット圧を、高圧選択するトーナメント回路を備えた油
圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示す従来の装置は、パイロットポ
ンプPpの圧力を制御するパイロットバルブa、複数の
アクチュエータを接続したバルブセクションb、これら
パイロットバルブaとバルブセクションbとを接続する
第1〜8パイロット通路1〜8、第1〜8パイロット通
路1〜8の最高圧を選択するトーナメント回路c、およ
びメインポンプPmの吐出量を制御するポンプ制御弁1
5などから構成されている。パイロットバルブaには、
パイロットポンプPpを接続するとともに、このパイロ
ットポンプPpの吐出油を制御して、第1〜8パイロッ
ト通路1〜8にパイロット圧を供給する。
【0003】バルブセクションbは、メインポンプPm
と、このメインポンプPmに中立通路9およびパラレル
通路10を介して接続された第1〜4切換弁11〜14
とによって構成されている。そして、第1〜4切換弁1
1〜14には、アクチュエータA〜Dを接続している。
また、上記第1〜4切換弁11〜14のパイロット室2
1〜28には、上記第1〜8パイロット通路1〜8をそ
れぞれ接続し、パイロットバルブaからのパイロット圧
を導くようにしている。
【0004】このようにした第1〜4切換弁11〜14
は、ノーマル状態で図示する中立位置を保ち、メインポ
ンプPmの吐出油を、中立通路9→第1〜4切換弁の中
立ポート11a〜14a→タンク通路tを経由してタン
クTに排出する。そして、いずれかのパイロット室にパ
イロット圧を導いた場合には、その切換弁が左右いずれ
かの位置に切り換わる。このようにして切換弁が切り換
わると、メインポンプPmの吐出油が、パラレル通路1
0からその切換弁を介してアクチュエータに供給され、
アクチュエータを作動させる。なお、このアクチュエー
タの戻り油は、タンク通路tを介してタンクTに排出さ
れる。
【0005】上記トーナメント回路cは、複数のシャト
ル弁39〜45からなり、上記第1〜8パイロット通路
1〜8に、第1〜8分岐通路31〜38を介してそれぞ
れ接続している。そして、各パイロット通路1〜8から
導いたパイロット圧を、シャトル弁39〜45によって
高圧選択して、最も高いパイロット圧を通路19を介し
てポンプ制御弁15のパイロット室15aに導くように
している。なお、上記のようにパイロット圧を高圧選択
するトーナメント回路cとしては、ポペットタイプのシ
ャトル弁を複数組み込んだ単体ブロックタイプのもの
や、特開昭61−36568号公報に記載された油路及
びシャトル弁を形成したプレートを複数重ね合わせたタ
イプのものを用いている。
【0006】一方、上記ポンプ制御弁15は、その一次
圧ポート16および供給圧室15bに、補助ポンプPs
を接続するとともに、その制御ポート17にポンプ制御
用シリンダ18を接続している。パイロット室15a側
には、スプリングsを設け、そのバネ力をこのポンプ制
御弁15のスプールに作用させている。なお、上記ポン
プ制御用シリンダ18は、そのロッド18aを、メイン
ポンプPmの斜板に連係させている。上記ポンプ制御弁
15は、そのパイロット室15aに導いたパイロット圧
による推力およびスプリングsのバネ力の合計した力
と、供給圧室15bに導いた補助ポンプPsの吐出圧に
よる推力とのバランスする位置に切り換わり、制御ポー
ト17をポンプポート16側に連通させたりタンクポー
ト20側に連通させたりする。
【0007】例えば、上記トーナメント回路cで高圧選
択されたパイロット圧が高い場合には、制御ポート17
とタンクポート20とを連通し、ポンプ制御用シリンダ
18の室から圧油をタンクに排出する。したがって、ポ
ンプ制御用シリンダ18のロッド18aが制御スプリン
グ29のバネ力によって図中左方向に移動する。また、
トーナメント回路cで高圧選択されたパイロット圧が低
い場合には、制御ポート17とポンプポート16とを連
通し、ポンプ制御用シリンダ18の室に補助ポンプPs
の吐出油が供給される。したがって、ポンプ制御用シリ
ンダ18のロッド18aが図中右方向に移動する。ポン
プ制御弁15は、上記のようにポンプ制御用シリンダ1
8を作動させることによって、メインポンプPmの吐出
量を制御する。
【0008】次に、この従来の装置の作用を説明する。
例えば、第1切換弁11のパイロット室21および第2
切換弁12のパイロット室24に、第1、第4パイロッ
ト通路1、4を介してパイロット圧を供給すると、第1
切換弁11が図中右側に切り換わり、第2切換弁12が
図中左側位置に切り換わる。したがって、メインポンプ
Pmの吐出油がパラレル通路10から第1、2切換弁1
1、12を介してアクチュエータA、Bに供給され、ア
クチュエータA、Bが作動する。
【0009】また、上記第1、第4パイロット通路1、
4内のパイロット圧は、第1、4分岐通路31、36を
介してトーナメント回路cに導かれる。このように導か
れたパイロット圧は、トーナメント回路cによって高圧
選択されて、最も高いパイロット圧がポンプ制御弁15
のパイロット室15aに供給される。そして、この高圧
選択されたパイロット圧によって、上記したようにポン
プ制御弁15が切り換わり、メインポンプPmの吐出量
が制御される。したがって、上記アクチュエータA、B
は、この制御されたメインポンプPmの吐出油によって
作動することとなる。
【0010】上記のようにした従来の装置は、パイロッ
トバルブaとバルブセクションbとトーナメント回路c
とを、それぞれ別体にしている。したがって、これらパ
イロットバルブaとバルブセクションbとトーナメント
回路cとの間は、それぞれ配管を介して接続されてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置のトー
ナメント回路cは、その入力側を第1〜8分岐通路31
〜38と第1〜8パイロット通路とを介してパイロット
バルブaに接続し、その出力側を通路19を介してポン
プ制御弁15に接続している。このようにトーナメント
回路cの両側に配管を接続すると、これら配管の容積分
だけパイロット圧を導く流路容積が増える。このように
流路容積が増えると、この流路内を伝わるパイロット圧
の応答性がどうしても悪くなる。その結果、ポンプ制御
弁15の切り換え応答性が悪くなるという問題があっ
た。
【0012】また、このトーナメント回路cは、他の機
器と別体にしているので、その設置スペースが特別に必
要となる。しかも、この設置位置は、配管のレイアウト
による制約も受けるので、装置の大型化を招く原因にも
なっていた。一方、上記のように配管内の容積が増える
と、配管内に油を供給する場合に、エアの抜が悪くな
る。そして、配管内にエアが残ってしまった場合には、
パイロット圧の伝達がスムーズに行えないという問題も
あった。この発明の目的は、パイロット圧の応答性が良
く、かつ、小型化できる油圧制御装置を提供することで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、パイロット
バルブと、このパイロットバルブに接続した複数のパイ
ロット通路と、これらパイロット通路を接続するととも
に複数のアクチュエータを制御するバルブブロックと、
上記パイロット通路から導いたパイロット圧を高圧選択
するトーナメント回路を有するトーナメントブロックと
を備え、上記バルブブロックに接続した複数のアクチュ
エータを、複数のパイロット通路を介して導いたパイロ
ット圧で制御する一方、トーナメント回路で高圧選択し
た圧油で他の機器を制御する構成にした油圧制御装置を
前提にする。
【0014】第1の発明は、上記の装置を前提にしつ
つ、上記トーナメントブロックは、複数の油路プレート
を重ね合わせた積層ブロックからなり、この積層ブロッ
クには、重ね合わせた複数の油路プレートを貫通し、し
かも、互いに交わらない複数のメイン通路と、油路プレ
ートの重ね合わせ面に形成した複数のシャトル穴と、こ
れらシャトル穴に組み込んだ弁体と、油路プレートの重
ね合わせ面に形成するとともに上記複数のシャトル穴に
それぞれ連続する接続溝と、シャトル弁穴に連通すると
ともに、このシャトル穴を形成した油路プレートおよび
このシャトル弁穴に対向する合わせ面をもった油路プレ
ートの両方に形成した導入油路と、上記メイン通路から
分岐させるとともに上記導入油路に連通する分岐溝とを
備えている。そして、上記積層ブロックからなるトーナ
メントブロックを、バルブブロックに固定するととも
に、トーナメントブロックのメイン通路の一方を上記バ
ルブブロックのパイロット室に接続し、メイン通路の他
方を上記パイロット通路に接続したことを特徴とする。
【0015】第2の発明は、第1の発明のメイン通路か
ら、複数の分岐溝を分岐させたことを特徴とする。 〔発明の詳細な説明〕
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜4に示すこの発明の実施例
は、パイロットバルブaとバルブセクションbとを接続
する第1〜8パイロット通路1〜8間に、トーナメント
回路d、e、fを組み込んだ点に特徴を有するものであ
り、その他の構成については、上記従来例と同じであ
る。以下では、トーナメント回路d、e、fについて詳
しく説明するとともに、同じ構成要素については同じ符
号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0017】図1に示すように、第1、3パイロット通
路1、3をシャトル弁46を介して接続し、第5、7パ
イロット通路5、7をシャトル弁47を介して接続して
いる。そして、これらシャトル弁46、47で高圧選択
した圧油を、シャトル弁48に導くようにしている。一
方、第2、4パイロット通路2、4をシャトル弁49を
介して接続し、第6、8パイロット通路6、8をシャト
ル弁50を介して接続している。そして、これらシャト
ル弁49、50で高圧選択した圧油を、シャトル弁51
に導くようにしている。そして、上記シャトル弁48、
51は、導かれた圧油を高圧選択して、その圧油をシャ
トル弁52に導くようにしている。
【0018】上記シャトル弁52は、上記シャトル弁4
8、51からのパイロット圧をさらに高圧選択して、ポ
ンプ制御弁15のパイロット室15aに通路19を介し
て導くようにしている。なお、上記シャトル弁46〜4
8、52で第1トーナメント回路dを構成し、シャトル
弁49〜51で第2トーナメント回路eを構成してい
る。
【0019】一方、上記第2トーナメント回路eの図中
左側には、第3トーナメント回路fを設けている。この
第3トーナメント回路fは、第1、3パイロット通路
1、3をシャトル弁53を介して接続するとともに、第
5、7パイロット通路5、7をシャトル弁54を介して
接続している。そして、これらシャトル弁53、54で
高圧選択した圧油を、シャトル弁55に導き、このシャ
トル弁55で高圧選択した圧油を、図示していない機器
にパイロット室として導いている。
【0020】図2は、上記回路図の、バルブセクション
bと第1〜3トーナメント回路d〜fの具体的な構造を
示したものである。上記バルブセクションbを、バルブ
ブロックVで構成している。そして、このバルブブロッ
クVの図中左側の側面に第1、3トーナメント回路d、
fを構成する第1トーナメントブロックDを固定し、図
中右側の側面に第2トーナメント回路eを構成する第2
トーナメントブロックEを固定している。
【0021】上記バルブブロックVに固定した第1トー
ナメントブロックDは、図3に示すように、4枚の油路
プレート56〜59を重ね合わせた積層ブロックからな
り、これら油路プレート56〜59は、図示していない
ボルトによって互いに固定されている。また、この積層
ブロックからなる第1トーナメントブロックDを、図示
していないボルトによってバルブブロックVに固定して
いる。なお、油路プレート同士を固定するボルトを利用
して、この第1トーナメントブロックDをバルブブロッ
クVに固定するようにしてもよい。
【0022】上記油路プレート56には、パイロットポ
ート60〜63を形成している。そして、これらパイロ
ットポート60〜63には、図1に示した第1、3、
5、7パイロット通路1、3、5、7を接続するように
している。また、油路プレート57〜59には、複数の
孔や溝などを設けている。これら複数の孔や溝は、ダイ
カストによって一体成形してもよいし、切削加工によっ
て形成してもよい。
【0023】そして、上記のように複数の孔や溝などを
備えた油路プレート56〜59を重ね合わせると、バル
ブブロックVに形成したパイロット室64とパイロット
ポート60とを、第1メイン通路68を介して連通する
ようにしている。また、図4に示すように、パイロット
ポート61とバルブブロックVに形成したパイロット室
65とを、第2メイン通路69を介して連通するように
している。上記と同様に、パイロットポート62とパイ
ロット室66とを、第3メイン通路70を介して連通
し、パイロットポート63とパイロット室67とを、第
4メイン通路71を介して連通している。なお、この実
施例では、上記第1〜4メイン通路68〜71を一直線
状に構成しているが、互いに連通しなければ、曲がりく
ねった構成にしてもよい。
【0024】上記第1トーナメントブロックD内には、
シャトル穴46a〜48aを設け、これらシャトル穴4
6a〜48aに、円盤状の弁体46b〜48bをそれぞ
れ組み込んでいる。そして、これらシャトル穴46a〜
48aと弁体46b〜48bとが相まって、図1に示す
シャトル弁46〜48を構成している。このようにして
構成されたシャトル弁46〜48は、弁体46b〜48
bが移動することによって、高い方のパイロット圧を選
択するものである。
【0025】上記シャトル穴46aには、油路プレート
58に形成した導入油路72と、油路プレート59に形
成した導入油路73とを接続している。上記導入油路7
2は、油路プレート58に形成した分岐溝76を介して
第1メイン通路68に接続し、導入油路73は、バルブ
ブロックVのパイロット室65に接続している。このパ
イロット室65は、図4に示すように、第2メイン通路
69に連通している。したがって、シャトル弁46は、
第1メイン通路68を介して導いた第1パイロット通路
1のパイロット圧と、第2メイン通路69を介して導い
た第3パイロット通路3のパイロット圧とを、高圧選択
することになる。
【0026】一方、上記シャトル穴47aには、油路プ
レート58に形成した導入油路74と、油路プレート5
9に形成した導入油路75とを接続している。上記導入
油路74は、油路プレート59に形成した分岐溝77を
介して第4メイン通路71に接続し、導入油路75は、
バルブブロックVのパイロット室66に接続している。
このパイロット室66は、第3メイン通路70に連通し
ている。したがって、シャトル弁47は、第3メイン通
路70を介して導いた第5パイロット通路5のパイロッ
ト圧と、第4メイン通路71を介して導いた第7パイロ
ット通路7のパイロット圧とを、高圧選択することにな
る。
【0027】上記シャトル弁46、47のシャトル穴4
6a、47aには、高圧選択した圧油を導く接続溝7
8、79を油路プレート59にそれぞれ形成している。
そして、接続溝78を油路プレート57、58に形成し
た通路80を介してシャトル弁48の導入油路81に接
続し、接続溝79を、シャトル弁48の導入油路82に
接続している。また、上記シャトル穴48aには、図1
に示したシャトル弁52に連通する接続溝83を接続し
ている。したがって、シャトル弁48は、上記シャトル
弁46、47からの圧油を高圧選択して、接続溝83を
介してシャトル弁52に導く。
【0028】一方、第2トーナメントブロックEにも、
上記第1トーナメントブロックと同様に、積層ブロック
からなり、その内部に第2トーナメント回路eを構成し
ている。そして、この第2トーナメント回路eで高圧選
択したパイロット圧を、上記シャトル弁52に導くよう
にしている。したがって、シャトル弁52は、第1トー
ナメントバルブDで高圧選択されたパイロット圧と、第
2トーナメントバルブEで高圧選択されたパイロット圧
とを、さらに高圧選択して、図1に示すポンプ制御弁1
5のパイロット室15aに供給する。
【0029】なお、図示していないが、上記シャトル弁
52は、第1トーナメントブロックD内に組み込んでい
る。また、この第1トーナメントブロックD内には、図
1に示した第3トーナメント回路fも組み込んでいる。
すなわち、第3トーナメント回路fは、第1トーナメン
トブロックD内に、シャトル弁53〜55を組み込むと
ともに、これらシャトル弁53〜55の導入油路に、第
1〜4メイン通路68〜71に連通する分岐溝を接続し
ている。そして、上記シャトル弁53、54でそれぞれ
高圧選択したパイロット圧を、シャトル弁55に接続溝
を介して導き、このシャトル弁55でさらに高圧選択し
たパイロット圧を他の機器に供給するようにしている。
【0030】この実施例によれば、パイロットバルブa
からのパイロット圧をバルブブロックVのパイロット室
に導くメイン通路と、パイロット圧を高圧選択する第
1、2トーナメント回路d、eとを、積層ブロックから
なる第1、2トーナメントブロックD、Eに組み込ん
で、これら第1、2トーナメントブロックD、Eをバル
ブボディVに直接固定しているので、バルブブロックV
と第1、2トーナメントブロックD、Eとを接続する配
管がいらない。このように配管がいらなくなれば、その
分、通路内の容積が少なくなるので、トーナメント回路
の応答性を高めることができる。
【0031】また、第1、2トーナメントブロックD、
Eを、バルブブロックVに直接固定して、これら両者を
一体的にしたので、トーナメントブロック用の特別な設
置スペースがいらない。しかも、これら第1、2トーナ
メントブロックD、EとバルブブロックVとの間に配管
が無い分、配管のレイアウトによる制約もない。したが
って、トーナメントブロックとバルブブロックとを別々
にしていた従来例よりも装置を小型化できる。そして、
配管の容積が減る分、エアの抜けもよくなるので、給油
時に配管内にエアが残ることも防止できる。
【0032】さらに、1つのメイン通路から複数の分岐
溝を分岐させることによって、1つのトーナメントブロ
ックD内に、複数のトーナメント回路e、fを構成する
ことができるので、装置をより小型化できる。なお、こ
の実施例では、油路プレートを4枚にしているが、回路
構成に応じてその枚数を選べばよい。また、この実施例
では、トーナメント回路で高圧選択した圧油を、パイロ
ット圧として利用しているが、パイロット圧に限らず、
1次圧として利用してもよい。
【0033】
【発明の効果】第1の発明によれば、メイン通路とトー
ナメント回路とを備えた積層ブロックを、バルブブロッ
クに固定する構成にしたので、バルブブロックとトーナ
メントブロックとを接続する特別な配管がいらなくなっ
た。このように配管がいらなくなれば、その分、配管内
の容積が少なくなるので、トーナメント回路の応答性を
高めることができる。また、バルブブロックとトーナメ
ントブロックとを一体的にしたので、トーナメントブロ
ックを特別に設置するスペースがいらなくなり、その
分、装置を小型化できる。さらに、配管が減った分だ
け、この配管内のエアの抜けがよくなる。
【0034】第2の発明によれば、一つのメイン通路か
ら複数の分岐溝を分岐させることによって、トーナメン
トバルブ内に複数のトーナメント油路を構成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の装置を示す回路図である。
【図2】バルブブロックVおよび第1、2トーナメント
ブロックD、Eの具体的構造を示す図である。
【図3】バルブブロックVおよび第1トーナメントブロ
ックDの部分断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】従来例の装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1〜 8 第1〜8パイロット通路 56〜59 油路プレート 60〜63 パイロットポート 68〜71 第1〜4メイン通路 46a〜48a シャトル穴 46b〜48b 弁体 72〜75 導入油路 76〜77 分岐溝 78〜79 接続溝 a パイロットバルブ D、E 第1、2トーナメントブロック V バルブブロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイロットバルブと、このパイロットバ
    ルブに接続した複数のパイロット通路と、これらパイロ
    ット通路を接続するとともに複数のアクチュエータを制
    御するバルブブロックと、上記パイロット通路から導い
    たパイロット圧を高圧選択するトーナメント回路を有す
    るトーナメントブロックとを備え、上記メインバルブに
    接続した複数のアクチュエータを、複数のパイロット通
    路を介して導いたパイロット圧で制御する一方、トーナ
    メント回路で高圧選択した圧油で他の機器を制御する構
    成にした油圧制御装置において、上記トーナメントブロ
    ックは、複数の油路プレートを重ね合わせた積層ブロッ
    クからなり、この積層ブロックには、重ね合わせた複数
    の油路プレートを貫通し、しかも、互いに交わらない複
    数のメイン通路と、油路プレートの重ね合わせ面に形成
    した複数のシャトル穴と、これらシャトル穴に組み込ん
    だ弁体と、油路プレートの重ね合わせ面に形成するとと
    もに上記複数のシャトル穴にそれぞれ連続する接続溝
    と、シャトル弁穴に連通するとともに、このシャトル穴
    を形成した油路プレートおよびこのシャトル弁穴に対向
    する合わせ面をもった油路プレートの両方に形成した導
    入油路と、上記メイン通路から分岐させるとともに上記
    導入油路に連通する分岐溝とを備え、上記積層ブロック
    からなるトーナメントブロックを、バルブブロックに固
    定するとともに、トーナメントブロックのメイン通路の
    一方を上記バルブのパイロット室に接続し、メイン通路
    の他方を上記パイロット通路に接続したことを特徴とす
    る油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 メイン通路から、複数の分岐溝を分岐さ
    せたことを特徴とする請求項1記載の油圧制御装置。
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