JP2000265855A - ガスタービンおよびガスタービン駆動システム - Google Patents

ガスタービンおよびガスタービン駆動システム

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JP2000265855A
JP2000265855A JP11108356A JP10835699A JP2000265855A JP 2000265855 A JP2000265855 A JP 2000265855A JP 11108356 A JP11108356 A JP 11108356A JP 10835699 A JP10835699 A JP 10835699A JP 2000265855 A JP2000265855 A JP 2000265855A
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turbine
gas
expansion
gas turbine
power system
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Takeshi Hatanaka
武史 畑中
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 次世代動力や超低燃費車に利用可能なガスタ
ービンおよびガスタービン駆動システムを提供すること
を目的とする。 【構成】この発明のガスタービンおよびガスタービン駆
動システムにおいて、1次動力系(30)および2次動
力系(36)がそれぞれフライホイールからなる第1、
第2膨張タービン(28、32)を備え、フライホイー
ルに動翼部(120、122)を設け、1次動力系の排
熱で2次動力系を駆動することにより低燃費化と低公害
化を実現するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガスタービンに関し、
とくに、発電用もしくは推進用ガスタービンおよびガス
タービン駆動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,157,011号には車
輌用ガスタービンの出力軸にフライホイールを連結し
て、車輌の停止時にコンプレッサーへの空気の供給とコ
ンバスタへの燃料を遮断するとともに、再起動時にフラ
イホイールのエネルギーを利用するハイブリッド推進シ
ステムが開示されている。この推進システムにおいて、
フライホイールはガスタービンとは独立して出力軸に連
結されており、しかも、出力軸を介して駆動されるた
め、ガスタービンのサイズが必然的に大きくなってい
た。
【0003】米国特許第4,336,856号にはター
ビンハウジング内にタービン・フライホイールを内蔵し
てハウジングの外周に配置した複数のコンバスタで生成
した動力ガスによりタービン・フライホイールを駆動す
るようにした車輌用駆動推進システムが開示されてい
る。この推進システムにおいて、タービン・フライホイ
ールの外周面にローレット切りをし、対向するステータ
の円筒内面を円滑にして、フライホイールの外周とステ
ータの内面とのスペースにジェット流を供給する構造と
なっている。この構造において、タービン効率が悪く、
実用化が困難であった。
【0004】米国特許第5,584,174号には2軸
構造のタービンエンジンにおいて、コンプレッサ・ター
ビンの排気ガスをフライホイール・タービンに供給する
ようにした構造が開示されている。この構造において、
フライホイール・タービンはフライホイールと、その両
側に配置されたタービン動翼を備えているため、タービ
ンエンジンが複雑な構造となり、しかも、サイズが大き
くなっていた。
【0005】米国特許第5,762,156号および同
第5,826,673号には2軸構造のタービンエンジ
ンにおいて、モータ/発電機とフライホイールを組み合
わせたハイブリッド推進システムが開示されている。こ
の推進システムにおいて、プライマリ・タービン・アッ
セムブリ、パワータービン、モータ/発電機およびフラ
イホイールは軸方向に独立して配列されているため、必
然的に軸方向寸法が大きくなる。しかも、フライホイー
ルをタービンエンジンと独立させているため、フライホ
イール・アッセムブリのための余分の部品を必要とし、
製造コストが上昇する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のタービンエンジ
ンおよび車輌用推進システムではタービン効率が悪く、
システム構造が複雑となり、しかも、ガスタービンの運
転比率が高いため、燃料消費が大きく、大量の有害排出
物を排出していた。米国政府は温暖化対策を目的として
超低燃費車の開発を目指すPNGV(次世代車開発協
力)プロジェクトをスタートさせて、1ガロンで80マ
イル(1リットルで34キロメートル)の走行が可能な
自動車の開発を進めている。次世代の低公害車の本命と
して燃料電池車その他のアイデアが提案されているが未
だ実用化に至っていない。
【0007】本発明は1リットルで70〜100kmの
走行が可能で劇的な排出削減を可能にする超低燃費車お
よび超低公害車を実用化するためのガスタービンおよび
ガスタービン駆動システムを提供することを目的とす
る。
【0008】本発明はCOや有害排出物を激減させる
ことのできる次世代動力や超低燃費車用のガスタービン
およびガスタービン駆動システムを提供することを目的
とする。
【0009】
【問題を解決するための手段】本願第1の発明は、ガス
タービン駆動システムが、高温排ガスを放出する1次動
力系と、1次動力系の排熱を回収して高圧動力ガスを生
成する蓄熱型排熱回収装置を有する2次動力系と、1次
動力系を間欠運転して高温排ガスを排熱回収装置に選択
的に供給する制御装置と、1次動力系と2次動力系によ
り駆動される出力軸を備え、1次動力系がフライホイー
ルを備えることにより達成される。
【0010】本願第2の発明は、ガスタービン駆動シス
テムが高温排ガスを排出する1次動力系と、1次動力系
の排熱を回収して高圧動力ガスを生成する排熱回収装置
を有する2次動力系と、1次および2次動力系のうちの
少くとも1つの回転エネルギーを蓄積するフライホイー
ル手段と、ピークパワーデマンド信号を入力するマニュ
アル手段と、1次動力系を間欠運転する制御装置とを備
え、制御装置がピークパワーデマンド信号に応答して1
次動力系を作動させることにより達成される。
【0011】本願第3の発明は、第1および第2ステー
タ手段を有するタービンハウジングと、タービンハウジ
ング内に回転可能に収納されたコンプレッサーと、第1
動力ガスを発生させるコンバスタと、コンプレッサーに
連結されてタービンハウジングに回転可能に収納されて
いて第1動力ガスにより駆動される第1膨張タービン
と、タービンハウジングに回転可能に収納されていて第
2動力ガスにより駆動される第2膨張タービンと、第1
膨張タービンの排熱を回収して第2動力ガスを発生させ
る排熱回収装置と、第1および第2膨張タービンに駆動
連結された出力軸とを備え、第1および第2膨張タービ
ンがそれぞれ第1および第2動翼部を備え、第1および
第2ステータ手段がそれぞれ第1および第2動翼部に第
1および第2動力ガスを案内する第1および第2案内羽
根を有することにより達成される。
【0012】本願第4の発明は、ガスタービンがステー
タ手段を有するタービンハウジングと、タービンハウジ
ング内に回転可能に収納されていて出力軸に連結されて
いるコンプレッサーおよび膨張タービンと、動力ガスを
発生するコンバスタとを備え、膨張ダービンが動力ガス
を周方向に通過させる環状溝と、環状溝に隣接する環状
動翼部を有するタービンロータを備えるフライホイール
からなり、ステータ手段が環状溝内で周方向に配置され
た複数の案内羽根を有することにより達成される。
【0013】本願第5の発明は、ガスタービンが第1ス
テータおよび第2ステータを有するタービンハウジング
と、タービンハウジング内に回転可能に収納されたコン
プレッサーと、コンプレッサーに連結されてタービンハ
ウジング内に配置された第1膨張タービンと、タービン
ハウジング内で第1膨張タービンと同心的に回転可能に
配置された第2膨張タービンと、コンプレッサーに連通
していて動力ガスを発生するコンバスタとを備え、第1
および第2膨張タービンがそれぞれ第1および第2環状
溝と、第1および第2環状溝にそれぞれ隣接する第1お
よび第2環状動翼部を有する第1および第2ロータデイ
スクからなり、第1および第2ステータがそれぞれ第1
および第2環状溝内で周方向に配置された第1および第
2案内羽根を有することにより達成される。
【0014】
【作用】本発明のガスタービンおよびガスタービン駆動
システムにおいて、タービンハウジング内にフライホイ
ールを回転可能に収納し、フライホイールをタービンロ
ータにより構成し、タービンロータの外周に作動流体の
流路としての環状溝と環状動翼部を形成することにより
タービン効率を飛躍的に向上させて1次動力系を構成
し、1次動力系の回転エネルギーをフライホイールに蓄
積するとともに、1次動力系の排熱エネルギーを回収し
て2次動力ガスを発生させ、2次動力ガスにより2次動
力系を作動させることにより、1次動力系の超低燃費化
を図るようにしたものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例について図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明によるガ
スタービン駆動システム10を組み込んだ車輌12を示
す。ガスタービン駆動システム10はモータファン14
により冷却されるラジエータ16と、ガスタービン18
と、ガスタービン18により駆動される駆動装置20と
を備える。
【0016】ガスタービン18は空気を圧縮するための
コンプレッサー22と、第1動力ガスを生成するコンバ
スタ24と、出力軸26を介してコンプレッサ22に連
結された第1膨張タービン28からなる1次動力系30
と、出力軸26を介して1次動力系30に連結された第
2膨張タービン32と、1次動力系30の高温排ガスの
排熱エネルギーを回収して第2動力ガスを生成するため
の蓄熱型排熱回収蒸発装置34からなる2次動力系36
とを備える。
【0017】コンバスタ24は燃料噴射ノズル38と、
水噴射ノズル40と、点火プラグ42とを備える。燃料
ノズル38は燃料供給弁44を介して燃料タンク45に
接続される。燃料はDME(ジメチルエーテル)、天然
ガス、LPG,ガソリン、軽油、灯油、水素等が利用さ
れる。水噴射ノズル40は水供給弁46および加圧ポン
プ48を介して水タンク50に接続される。一方、2次
動力系36は第2膨張タービン32の膨張ガスを凝縮す
るための凝縮器52を備える。2次動力系36の作動流
体として、例えば、12重量%のアンモニアを混合した
メチルアルコールからなる低沸点混合溶液(融点−85
℃、沸点50℃)が利用される。この溶液は50℃以下
で液相となり、50℃以上でガス相となる。第2動力ガ
スは130℃で20bar、215℃で100bar、
260℃で330bar、270℃で400bar、2
80℃で500barの高圧蒸気となる。この溶液は低
温エネルギーで高圧蒸気となるため、排熱回収効率が高
い。凝縮器52は循環ポンプ54を介してラジエータ1
6に接続され、ラジエータ16は冷媒を30〜35℃で
凝縮器52に供給して膨張ガスを液化する。凝縮液は昇
圧ポンプ56を介して蓄熱型排熱回収蒸発装置34に加
圧下で供給され、そこで130°〜280℃の範囲で加
熱蒸発される。高圧蒸気からなる第2動力ガスは第2膨
張タービン32に供給される。蓄熱型排熱回収蒸発装置
34の排気側には蒸気回収装置60が接続され、排気ガ
スに含まれる炭素質微粒子や蒸気を遠心力作用により、
後述の如く、回収し、蒸気を復水して水タンク50に還
流させる。
【0018】図1において、ガスタービン駆動システム
10は蓄熱型排熱回収蒸発装置34の作動温度を検出し
て温度信号を出力する温度センサ62と、ピークパワー
デマンド時に指令信号を出力するためのアクセルペダル
等のマニュアルオペレータ64と、温度に関する基準デ
ータを入力するための入力装置66と、メインスイッチ
(図示せず)を介して電源(図示せず)に接続された制
御装置68とを備える。制御装置68は各種入力信号に
応答して点火プラグ42、燃料供給弁44、水供給弁4
6、加圧ポンプ48およびシャッター駆動モータ70
(図2参照)を後述の如く制御する。ポンプ54、56
はメインスイッチを介して電源に接続される。
【0019】図2において、ガスタービン18の具体的
構造を示す。タービンハウジング80は組立てや分解を
容易にするために複数の分解可能なセクション80a、
80b、80c、80dからなり、各セクションはフラ
ンジ82でボルト締めされる。タービンハウジング80
の前端には環状エアフイルタ84とドーム状ノイズサプ
レッサ86が装着される。エアフイルタ84はコンプレ
ッサ22の空気導入口を形成するように外方に延びてい
るスカート部88を囲むように配置される。コンプレッ
サ22はラジアル・フロー型、アキシャルフロー型もし
くはその他適当な型式のもので良い。図2において、コ
ンプレッサ22は第1段の圧縮手段として作用するラジ
アルブレード90と、ラジアルブレード90の外周に均
等間隔で形成されていて第2段の圧縮手段として機能す
る複数のチェンバブレード92を備える。図2、図3に
おいて、ハウジングセクション80bはラジアルブレー
ド90により圧縮された空気をさらに圧縮するための断
面半円状の円弧状サイドチャンネル94と、円弧状開口
部96とを備える。円弧状開口部96の空気通過面積を
小さくすると圧縮空気の圧力は高くなる。開口部96の
開口度を調整するためのシャッターデイスク98がハウ
ジングセクション80bの軸部100に回動可能に支持
されていて、デイスク98の外周のギヤを介して駆動モ
ータ70により回動される。ハウジングセクション80
b内には環状チェンバ102が形成され、その中にコン
バスタ24が配置されている。
【0020】図3、図4において、コンバスタ24は環
状チェンバ101内に収納された半円状ライナーからな
る燃焼室24aを有する。燃焼室24aは前縁部10
2、中間部103、後縁部104からなり、多数の空気
孔105を備える。前縁部102は燃料噴射ノズル38
をスワーラー39を介して支持している予蒸発予混合ダ
クト41を備える。燃料噴射ノズル38は環状チェンバ
101内に収納された加熱コイル37を備え、環状チェ
ンバ101内の加熱空気Hにより加熱される。ダクト4
1は燃焼室24a内部に延びていて複数の加熱空気供給
口41を備える。コイルで加熱された燃料はダクト41
の内壁に噴射されてガス化されて加熱空気によりさらに
均質に混合されて点火プラグ42により点火される。燃
焼室24の前縁部102において、ダクト41から流出
した未燃生成物はダクト41とライナーとのスペースな
らびに空気孔105から導入された高温圧縮空気と混合
して燃焼する。このとき、水噴射ノズル40から加圧水
がスプレーされると、加圧水は前縁部102の高温ガス
と接触することにより高圧蒸気に変換され、燃焼室24
a内の燃料燃焼質量を著しく増大して、エンジン出力を
大幅に増大する。しかも、NOxを大幅に低減する。こ
のようにして生成した第1動力ガスは後縁部104を経
て第1膨張タービン28に供給される。図3、図4から
明らかなように、シャッターデイスク98の開口部96
より導入した圧縮空気は半円状ライナ24の外面に接触
して加熱されながら加熱コイル37を加熱する一方、ラ
イナ24の前縁部102と空気孔105から燃焼室24
a内に流入する。しかも、燃焼室24aの前縁102と
後縁104との間は比較的距離が長く、燃焼領域が大き
くなっている。このように燃料は常に高温空気と接触す
るため、燃料のガス化と混合が促進されて燃焼がより完
全に進行し、HC、CO等の有害な未燃焼生成物が著し
く減少して排出ガスがクリーン化される。
【0021】図5、図6、図7に第1、第2膨張タービ
ン28、32の具体的構造を示す。第1、第2膨張ター
ビン28、32はそれぞれハウジングセクション80
c、80d内に装着された第1、第2ステータ106を
備える。第1、第2ステータ106はそれぞれ半径方向
内側に等間隔で延びている複数の案内羽根108を有す
る。第1、第2ステータ106の内側にはそれぞれ第
1、第2タービンロータ110が回転可能に収納されて
いてボルト112を介して出力軸26のフランジ26a
に固定されている。タービンロータ110はそれぞれフ
ライホイールを構成する一対のロータデイスク114、
116を備える。タービンロータ110はそれぞれ第
1、第2動力ガスを通過させる環状溝118を備え、そ
の中央部にステータ106の案内羽根108が配置され
る。ロータデイスク114、116はそれぞれ環状溝1
18に隣接して周方向に延びる環状動翼部120、12
2を備える。環状動翼部120、122はそれぞれ環状
溝118に対面するように周方向に等間隔で形成された
複数の動翼120a、122aを有する。各動翼は環状
溝118に対して鋭角の入力角αで延びる入口縁Aと、
入口縁Aに連続していて動力ガスの衝動エネルギーを受
ける曲面状作用面Bと、出口縁Cとを備え、出口縁Cは
入口縁Aより大きい鋭角θを有し、これにより作用面B
に衝突した動力ガスを環状溝118にスムーズに還流さ
せて主流と合流させるようにしている。図7において、
案内羽根108のピッチPは動翼120a、122a
のピッチPより大きく設定されているが、ピッチ
、Pはタービンの容量に応じて適切に定められ
る。図7において、動翼120a、122aはタービン
ロータのコギング防止のため、案内羽根108に対して
位相がずれるように配置されている。
【0022】図5に戻って、ステータ106にはインレ
ット132とアウトレット132との中間位置に案内片
134が支持されており、この案内片134は環状溝1
18に嵌め込まれていて環状溝118に残留する動力ガ
スを強制的にアウトレット132へ排除する役目を有す
る。案内片134はインレット134の内面から環状溝
118の一端の接線方向に延びる導入面134aと、環
状溝118の他端に配置されて動力ガスをアウトレット
132に強制的に排出させる曲面状案内面134bを備
える。案内片134の中央部近辺と環状溝118の底部
との間にラビリンスシール136が設けられ、インレッ
ト134とアウトレット132間を流体的に分離してい
る。図6において、ハウジングセクション80bと出力
軸26との間にラビリンスシール138が配置される。
出力軸26の端部はベアリング140により支持され
る。シール142の内側にはスリーブ144が配置さ
れ、ナット146によりスリーブ144をベアリング1
40に押圧している。ステータ108の両端部にはラビ
リンスシール108aが配置してある。
【0023】図8は図1の蓄熱型排熱回収蒸発装置34
の具体的構造例を示す。図8において、蒸発装置34は
円筒状ハウジング180と、その内側に収納された断熱
材182と、蒸発管184と、蓄熱装置186とを備え
る。ハウジング180は第1膨張タービン30のアウト
レット132に接続されたインレット184aと、排気
パイプ195に連結されたアウトレット184bとを備
え、第1膨張タービン28の高温膨張ガスを後述の如く
インレット184aからアウトレット184b間に通過
させることにより蓄熱装置186を例えば260°〜2
65℃の温度範囲に加熱する。蒸発管184はインレッ
ト184aと、温度センサ62を有するアウトレット1
84bと、コイル状チューブ184cと、蓄熱装置18
6の中央部に延びる中央蒸発部184dから構成され、
コイル状チューブ184cは蓄熱装置186の外周と接
触するように配置され、中央蒸発部184dは蓄熱装置
186内の蓄熱材188と接触するように構成される。
蓄熱装置186は円筒状ケーシング186aと、その両
端に固定されたエンドプレート186b、186cと、
中心軸に対して同心的に配置された複数の高温ガス通路
186dとを備える。蓄熱材188は固体のマグネシア
に液体の硝酸ナトリウムなどの溶融塩を混ぜたもので、
蓄熱量は同サイズの水蓄熱材の60倍となる。また、蓄
熱材188はセラミックその他公知の蓄熱量の大きな材
料から構成しても良い。図8において、コイル状チュー
ブ184cは円筒状ケーシング186aの外周に配置さ
れているが、ケーシング186aの内部に配置して蓄熱
材188と直接接触させても良い。
【0024】図9は図1の蒸気回収装置60の具体例を
示す。蒸気回収装置60は排気パイプ195の中間に配
置された冷却ケーシング196を備える。冷却ケーシン
グは排気パイプ195から径外方向に延びる円垂部19
7と、その後方から端部に延びる複数の冷却フイン19
8を有し、冷却ケーシング196の端部は円垂状トラッ
プ200とアウトレット202を備える。円垂部197
の内側には円垂部材204が円垂通路206を形成する
ように配置され、円垂部材204の円筒部208の外周
には蒸気や微粒子等を含む排ガスにスパイラル流を生じ
させて蒸気や微粒子等の重い物質を遠心力により冷却ケ
ーシングの内壁に押圧しながら、蒸気を冷却して復水
し、同時に復水により排ガス中の微粒子を補促し、トラ
ップ200に衝突させてアウトレット202に案内して
回収する。このように蒸気回収器60は微粒子アレスタ
としても作用する。アウトレット202にはフイルタを
配置して微粒子をフイルタにより回収し、水タンク50
には回収した水を還流させるようにしても良い。このよ
うに水や微粒子が取り除かれたクリーンな排ガスは円垂
部材204内に突出する円筒部212を介して排気パイ
プ195から大気へ放出される。
【0025】図10において、制御装置68は入力装置
66に接続された入力インターフェース220、RAM
222、CPU224、ROM226、出力インターフ
ェース228を備える。入力装置66は2次動力系36
の作動温度130℃、280℃に対応したT、T
温度信号に相当する基準データを入力インターフェース
220を通じてRAM222に入力する。温度センサ6
2の温度信号は入力インターフェース220を介してC
PU224に供給される。出力インターフェース228
にはリレーRL1を駆動するためのトランジスタTR1
が接続され、リレーRL1は制御回路232の電源23
4に点火プラグ38、燃料供給弁44および駆動モータ
70を間欠的に接続する。出力インターフェース228
にはさらにリレーRL2を駆動するトランジスタTr2
が接続され、水供給弁46および加圧ポンプ48を間欠
的に駆動する。
【0026】図1、図10、図11において、メインス
イッチ(図示せず)がオンされると制御装置68からト
ライブ信号D1がトランジスタTR1に印加されてリレ
ーRL1がオンとなる。このとき、制御回路232によ
り点火プラグ38、燃料供給弁44および駆動モータ7
0がONにされ、1次動力系30が始動される。1次動
力系30が起動するとフライホイール28、30が回転
エネルギーを蓄積する。このとき、1次動力系30の高
温排気ガスが蓄熱型排熱回収蒸発装置34を加熱して蒸
発装置34内部の蓄熱装置186(図8参照)を加熱
し、280℃である温度Tまで加熱する。この期間
に、蒸発装置34では50℃以上で上述の作動流体がガ
ス相となり、130℃〜280℃では20bar〜50
0barの高圧動力ガスとなる。この動力ガスは第2膨
張タービン32内で膨張しながらこれを駆動して、第
1、第2膨張タービン30、36に回転エネルギーを蓄
積する。1次動力系30および2次動力系36の合計出
力は出力軸26を経て、駆動装置20から車輌12の推
進手段に伝達される。時間t1において、作動温度がT
2に達すると、温度センサ62からの温度信号とRAM
222に入力されている基準温度値の偏差値はゼロとな
り、CPU224はオフ指令信号を出力して出力インタ
ーフェース228を介してトランジスタTR1をオフに
する。このとき、同時に点火プラグ38、燃料供給弁4
4および駆動モータ70がオフとなる。モータ70がオ
フになると、シャッターデイスク98は図示されないバ
ネその他適当な手段により閉塞位置に移動してコンプレ
ッサ22の開口部96を閉塞してコンプレッサ22のポ
ンプ作用を遮断することによりコンプレッサ22の駆動
エネルギーがミニマムとなる。このようにして、1次動
力系30は遮断されて燃料消費が停止される。2次動力
系36は1次動力系30の燃料消費がオフとなった後で
も、蓄熱装置186で回収した排熱エネルギーにより第
2動力ガスを継続的に発生して第2膨張タービン32を
連続的に駆動する。したがって、第1膨張タービン28
のフライホイールに蓄積された回転エネルギーは第2膨
張タービン32の出力とともに出力軸26に伝達され
る。蓄熱装置186がT2からT1(130℃)の温度
まで低下するには長時間かかるため、一次動力系30の
燃料消費とCO、有害排出物は激減される。つぎに、
時間t2において作動温度がT1に達すると、出力イン
ターフェース228からドライブ信号D2が出力され、
1次動力系30は再びオンとなり、2次動力系36が再
び排熱回収モードに入る。時間t4、t5の期間もドラ
イブ信号D3が出力される。このように、1次動力系3
0は制御装置68により蓄熱型排熱回収蒸発装置34を
予じめ定められたT1、T2の温度範囲になるように間
欠運転される。
【0027】つぎに、マニュアルオペレータ64が一定
量以上操作されると、ピークパワーデマンド信号が制御
装置68に入力される。このとき、制御装置68はCP
U224および出力インターフェース228を介してト
ランジスタTr1、Tr2をオンにする。したがって、
1次動力系30が起動されるが、このとき同時に水噴射
システムを構成する水供給弁46、加圧ポンプ48が駆
動されて水噴射ノズル40から水がコンバスタ24内に
噴射される。ピークパワーデマンド時に水噴射弁46が
開口して加圧水が燃焼室24a内に噴射されると、水は
高温燃焼ガスにより高圧蒸気となり、第1動力ガスの質
量が大幅に増大してタービン出力が増大する。したがっ
て、車輌の加速性能が大幅に向上する。しかも、燃焼温
度が蒸気により抑えられるため、加速時や登坂走行時に
NOxが著しく低減する。
【0028】本発明のガスタービンの望ましい変形例に
つき、図12を利用して説明し、図6と同一部品には同
一符号が用いられる。図12のガスタービンは航空機や
船舶の2重反転プロペラ駆動用に最適なもので簡単な構
造により、ギヤ機構を用いないで、直接2重反転プロペ
ラを駆動できる。とくに、航空機に利用した場合、1次
動力系のエンジンが故障した場合でも、ガスタービン駆
動システムがフライホイール効果と蓄熱エネルギーで長
時間継続運転が可能となるため、安全性が著しく向上す
る。この目的のため、第1膨張タービン28’のタービ
ンロータ110は第1出力軸240にフランジ242お
よびボルトを介して固定されて第1方向に回転される。
第1出力軸240上にはスリーブ状第2出力軸246が
ベアリング248、250を介して支持され、第2出力
軸246の外周はハウジング80dに固定されたベアリ
ング140により支持される。第2出力軸246はフラ
ンジ252を備え、これに対してタービンロータ11
0’がボルト254により固定される。タービンロータ
110’の動翼120a’、122a’はタービンロー
タ110’の動翼120a、122aとは反対方向に配
列され、同様にステータ106’の案内羽根108’は
ステータ106の案内羽根108と逆方向に配列され
る。このため、タービンロータ110、110’の動翼
は互いに逆方向の衝動エネルギーを受けて出力軸24
0、246は逆方向に回転される。
【0029】上記説明において、第1、第2膨張タービ
ンはそれぞれ単段式のものとして説明したが実際の使用
においては、各膨張タービンを多段式にしても良い。ま
た、蓄熱型排熱回収蒸発装置の高圧蒸気を直接第2膨張
タービンに供給するものとして示したが、高圧蒸気をア
キュムレータに蓄圧し、圧力制御弁を介してアキュムレ
ータから第2膨張タービンに供給しても良い。駆動装置
20は公知のギヤトレイン、油圧装置もしくはモータ/
発電機等から構成しても良い。なお、コンプレッサと第
1膨張タービンもしくは第1、第2膨張タービンとの間
にクラッチを設けても良い。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、膨
張タービンによりフライホイールを構成し、フライホイ
ールに環状溝と環状動翼部を形成することにより、簡単
な構造で低コストの低公害のガスタービンで1次動力系
を構成し、1次動力系の回転エネルギーおよび排熱エネ
ルギーを利用することにより1次動力系の間欠運転を可
能としたため、超低燃費および超低公害の次世代動力を
提供できる。しかも2次動力系は低温度(たとえば、1
30°〜280℃)の広範囲内で高圧動力ガスを発生す
ることができるため、1次動力系の運転を長時間にわた
ってOFFにすることができ、超低燃費化と超低公害化
を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスタービン駆動システムを組み込ん
だ車輌の系統図である。
【図2】図1のガスタービンの部分断面図である。
【図3】図2のIII−III線から見たハウジングセ
クションの側面図である。
【図4】図2のIV−IV線の部分断面図である。
【図5】図2のV−V線から見た第1膨張タービンの部
分断面図である。
【図6】図5のVI−VI線の部分断面図である。
【図7】図6の膨張タービンの原理を示す図である。
【図8】図1の蓄熱型排熱回収蒸発装置の断面図であ
る。
【図9】図1の蒸気回収装置の断面図である。
【図10】図1の制御装置のブロック図である。
【図11】蓄熱温度と時間との関係を示す図である。
【図12】図6のガスタービンの変形例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ガスタービン駆動システム、 12 車輌、14
モータファン、 16 ラジエータ、 18 ガスタ
ービン、20 駆動装置、 22 コンプレッサ、 2
4 コンバスタ、26 出力軸、 28 第1膨張ター
ビン、 30 1次動力系、32 第2膨張タービン、
34 蓄熱型排熱回収蒸発装置、36 2次動力系、
38 燃料ノズル、 40 水噴射ノズル、42 点
火プラグ、 44 燃料供給弁、 45 燃料タンク、
46 水供給弁、 48 加圧ポンプ、 50 水タン
ク、52 凝縮器、 54 循還ポンプ、 56 昇圧
ポンプ、60 蒸気回収装置、 62 温度センサ、
64 アクセルペダル、66 入力装置、 68 制御
装置、 70 駆動モータ、80 ハウジング、 84
エアフイルタ、 86 ノイズサプレッサ、106
ステータ、 110 タービンロータ

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温排ガスを放出する1次動力系と、1
    次動力系の排熱を回収して高圧動力ガスを生成する蓄熱
    型排熱回収装置を有する2次動力系と、1次動力系を間
    欠運転して高温排ガスを排熱回収装置に選択的に供給す
    る制御装置と、1次動力系と2次動力系により駆動され
    る出力軸を備え、1次動力系がフライホイールを備える
    ガスタービン駆動システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、1次動力系がフライ
    ホイールからなる膨張タービンを備えるガスタービン駆
    動システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、2次動力系がフライ
    ホイールからなる膨張タービンを備えるガスタービン駆
    動システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、さらに、排
    熱回収装置の作動温度を検出して温度信号を出力する温
    度センサーを備え、制御装置が温度信号に応答して1次
    動力系を間欠運転することにより排熱回収装置の作動温
    度を制御するガスタービン駆動システム。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、2次動力系
    が膨張ガスを凝縮する凝縮器を備え、さらに、凝縮器に
    冷却液を供給するためのラジエータを備えるガスタービ
    ン駆動システム。
  6. 【請求項6】 請求項2において、1次動力系が圧縮空
    気を供給するコンプレッサーと、圧縮空気と燃料が供給
    されるコンバスタとを備え、コンバスタが膨張タービン
    に連通し、膨張タービンが高温排ガスを排熱回収装置に
    供給するガスタービン駆動システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、1次動力系がコンプ
    レッサーと、膨張タービンの間に形成された環状チェン
    バーを備え、コンバスタが環状チェンバー内に配置され
    ているガスタービン駆動システム。
  8. 【請求項8】 高温排ガスを排出する1次動力系と、1
    次動力系の排熱を回収して高圧動力ガスを生成する排熱
    回収装置を有する2次動力系と、1次および2次動力系
    のうちの少くとも1つの回転エネルギーを蓄積するフラ
    イホイール手段と、ピークパワーデマンド信号を入力す
    るマニュアル手段と、1次動力系を間欠運転する制御装
    置とを備え、制御装置がピークパワーデマンド信号に応
    答して1次動力系を作動させるガスタービン駆動システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、排熱回収装置が蓄熱
    手段を備えるガスタービン駆動システム。
  10. 【請求項10】 請求項8または9において、さらに、
    1次動力系に水を噴射する水噴射システムを備え、制御
    装置がピークパワーデマンド信号に応答して水噴射シス
    テムを作動させるガスタービン駆動システム。
  11. 【請求項11】 請求項9において、さらに、排熱回収
    装置の作動温度を検出して温度信号を出力する温度セン
    サーを備え、制御装置が温度信号に応答して1次動力系
    を間欠運転することにより蓄熱手段を予じめ定められた
    温度範囲に制御するガスタービン駆動システム。
  12. 【請求項12】 第1および第2ステータ手段を有する
    タービンハウジングと、タービンハウジング内に回転可
    能に収納されたコンプレッサーと、第1動力ガスを発生
    させるコンバスタと、コンプレッサーに連結されてター
    ビンハウジングに回転可能に収納されていて第1動力ガ
    スにより駆動される第1膨張タービンと、タービンハウ
    ジングに回転可能に収納されていて第2動力ガスにより
    駆動される第2膨張タービンと、第1膨張タービンの排
    熱を回収して第2動力ガスを発生させる排熱回収装置
    と、第1および第2膨張タービンに駆動連結された出力
    軸とを備え、第1および第2膨張タービンがそれぞれ第
    1および第2動翼部を備え、第1および第2ステータ手
    段がそれぞれ第1および第2動翼部に第1および第2動
    力ガスを案内する第1および第2案内羽根を有するガス
    ータービン駆動システム。
  13. 【請求項13】 請求項12において、第1膨張タービ
    ンがフライホイールを備え、フライホイールが第1動翼
    部を有するガスタービン駆動システム。
  14. 【請求項14】 請求項12または13において、第2
    膨張タービンがフライホイールを備え、フライホイール
    が第2動翼部を有するガスタービン駆動システム。
  15. 【請求項15】 請求項12において、タービンハウジ
    ングがコンプレッサーと第1膨張タービンとの間に環状
    チェンバを備え、コンバスタが環状チェンバ内に配置さ
    れた半円状燃焼室を備えるガスタービン駆動システム。
  16. 【請求項16】 請求項12において、さらに水噴射シ
    ステムを備え、コンバスタが水噴射システムに連通する
    水噴射ノズルを有するガスタービン駆動システム。
  17. 【請求項17】 請求項16において、さらに、排熱回
    収装置の排出側に接続された蒸気回収システムを備え、
    蒸気回収システムが水噴射システムに接続されているガ
    スタービン駆動システム。
  18. 【請求項18】 請求項12において、さらに、コンバ
    スタを間欠運転する制御装置を備えるガスタービン駆動
    システム。
  19. 【請求項19】 請求項18において、排熱回収装置が
    第1膨張タービンの排熱を回収する蓄熱手段を備え、さ
    らに、排熱回収装置の作動温度を検出して温度信号を出
    力する温度センサーを備え、制御装置が温度信号に応答
    してコンバスタをオン・オフ制御することにより蓄熱手
    段を予じめ定められた温度領域に制御するガスタービン
    駆動システム。
  20. 【請求項20】 ステータ手段を有するタービンハウジ
    ングと、タービンハウジング内に回転可能に収納されて
    いて出力軸に連結されているコンプレッサーおよび膨張
    タービンと、動力ガスを発生するコンバスタとを備え、
    膨張ダービンが動力ガスを周方向に通過させる環状溝
    と、環状溝に隣接する環状動翼部を有するタービンロー
    タを備えるフライホイールからなり、ステータ手段が環
    状溝内で周方向に配置された複数の案内羽根を有するガ
    スタービン。
  21. 【請求項21】 請求項20において、タービンロータ
    は出力軸に固定された一対のロータデイスクからなるガ
    スタービン。
  22. 【請求項22】 請求項20または21において、ター
    ビンハウジングがコンプレッサーと膨張タービンとの間
    に形成された環状チェンバを備え、コンバスタが環状チ
    ェンバ内に配置された半円状燃焼室を備えるガスタービ
    ン。
  23. 【請求項23】 請求項22において、半円状燃焼室が
    エアインレット開口部、燃料噴射ノズルを有する前縁部
    と、中間部と、動力ガスを膨張タービンに供給する後縁
    部とを備えるガスタービン。
  24. 【請求項24】 請求項23において、燃焼室がさらに
    前縁部に配置されて燃料噴射ノズルを内蔵する予蒸発予
    混合部材を有するガスタービン。
  25. 【請求項25】 請求項24において、燃焼室がさらに
    水噴射ノズルを有するガスタービン。
  26. 【請求項26】 第1ステータおよび第2ステータを有
    するタービンハウジングと、タービンハウジング内に回
    転可能に収納されたコンプレッサーと、コンプレッサー
    に連結されてタービンハウジング内に配置された第1膨
    張タービンと、タービンハウジング内で第1膨張タービ
    ンと同心的に回転可能に配置された第2膨張タービン
    と、コンプレッサーに連通していて動力ガスを発生する
    コンバスタとを備え、第1および第2膨張タービンがそ
    れぞれ第1および第2環状溝と、第1および第2環状溝
    にそれぞれ隣接する第1および第2環状動翼部を有する
    第1および第2ロータデイスクからなり、第1および第
    2ステータがそれぞれ第1および第2環状溝内で周方向
    に配置された第1および第2案内羽根を有するガスター
    ビン。
  27. 【請求項27】 請求項26において、タービンハウジ
    ングがコンプレッサーと、第1膨張タービンとの間に形
    成された環状チェンバを備え、コンバスタが環状チェン
    バ内に配置された半円状燃焼室を備えるガスタービン。
  28. 【請求項28】 請求項26または27において、第1
    膨張タービンがコンバスタからの動力ガスにより駆動さ
    れ、さらに、第1膨張タービンの排熱を回収して高圧ガ
    スを発生する排熱回収装置を備え、第2膨張タービンが
    高圧ガスにより駆動されるガスタービン。
  29. 【請求項29】 請求項26または27において、第1
    および第2ロータデイスクの環状動翼部がそれぞれ反対
    方向に衝動エネルギーを受けるように配置され、第1お
    よび第2ステータの案内羽根がそれぞれ第1および第2
    環状動翼部にそれぞれ反対方向の衝動エネルギーを与え
    るように配置され、第1膨張タービンが第1の出力軸に
    連結され、第2膨張タービンが第1出力軸と同心的で反
    対方向に回転するスリーブ状第2出力軸を有するガスタ
    ービン。
  30. 【請求項30】 請求項29において、第2環状溝に第
    1膨張タービンの膨張ガスを導入するガスタービン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035412A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Paloma Ind Ltd ガス供給装置
JP2003083537A (ja) * 2001-09-11 2003-03-19 Paloma Ind Ltd ガス燃焼器具
JP5689196B1 (ja) * 2014-07-24 2015-03-25 秀勝 舟木 発電装置および発電方法

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