JP2000265099A - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法

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JP2000265099A
JP2000265099A JP9120299A JP9120299A JP2000265099A JP 2000265099 A JP2000265099 A JP 2000265099A JP 9120299 A JP9120299 A JP 9120299A JP 9120299 A JP9120299 A JP 9120299A JP 2000265099 A JP2000265099 A JP 2000265099A
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ink
hydrogen atom
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Hideo Sano
秀雄 佐野
Masahiro Yamada
昌宏 山田
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録方法によりフルカラー画
像を形成する際、マゼンタ色の淡色部及び混色部の耐光
性が改良された画像を形成する方法を提供する。 【解決手段】 異なる色素を含有する2種以上のマゼン
タインクを用いるインクジェット記録方法において、少
なくとも1種の該マゼンタインクが含金属アゾ系色素の
少なくとも1種を含むことを特徴とするインクジェット
記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
方法に関する。特に、フルカラー画像を形成する際に、
淡色部及び淡色の混色部の耐光性を著しく改良すること
ができるインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方法は、直接染料や
酸性染料等の水溶性色素を含む記録液の液滴を微小な吐
出オリフィスから飛翔させて記録を行う方法で、高速記
録、多色カラー画像記録が可能な記録方法である。記録
液としては、電子写真用紙のPPC(プレイン ペーパ
ー コピア)用紙、ファンホールド紙(コンピューター
等の連続用紙)等の一般事務用に汎用される記録紙に対
する定着が速く、しかも印字物の印字品位が良好である
こと、即ち、印字に滲みがなく輪郭がはっきりしている
ことが要求されると共に、記録液としての保存時の安定
性も優れていることが必要であり、従って、使用できる
溶剤が著しく制限される。また、記録液用の染料に関し
ては、上記のような限られた溶剤に対して十分な溶解性
を有すると共に、記録液として長期間保存した場合にも
安定でありまた印字された画像の彩度及び濃度が高く、
しかも耐水性、耐光性に優れていること等が要求されて
いる。
【0003】一方、インクジェット記録方法において、
フルカラー画像を形成するには、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)の3原色、或いはこれにブラ
ック(Bk)を加えた4色のインクを使用し、各々のイ
ンクの吐出量を制御することにより、被記録材上で、こ
れらの色が混色されて画像を形成する。更に、フルカラ
ー画像の形成に際しては、色の違いだけでなく、色の濃
淡も表現する必要がある。濃淡部は、通常、色素濃度の
異なる2種以上のインクを用いて形成される。
【0004】しかして、従来のマゼンタ色のインクに関
しては、光照射による画像の褪色、即ち耐光性が乏しい
ことが問題となっており、とりわけ、色素濃度の低いマ
ゼンタ色のインクを用いる淡色部の耐光性が低いことが
問題であった。また、淡色の混色部は、色素同志の相互
作用により一層褪色が促進される傾向があった。この様
な問題を解決する方法として、特開平2−127482
号には、染料が異なる少なくとも2種のマゼンタインク
を用いる方法を提案している。即ち、マゼンタ色の濃色
部は鮮明な色調の染料を含むインクを用いて形成し、淡
色部や淡色の混色部は他の染料によって褪色が促進され
ず耐光性に優れた染料を含むインクを使用することによ
って、全体的に耐光性及び鮮明性を向上させることを目
的とするものである。そして、濃色インク用のマゼンタ
染料としては、C.I.アシッドレッド35、37、4
2、106、186、C.I.リアクティブレッド18
0が、また淡色インク用のマゼンタ染料としては、C.
I.アシッドレッド214、C.I.ダイレクトレッド
81、C.I.リアクティブレッド120の使用が提案
されている。しかしながら、係る方法によっても、未だ
耐光性は十分ではなく、さらなる改良が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクジェ
ット記録方法において、マゼンタ色インクを用いて鮮明
で、且つ、淡色部及び淡色の混色部の耐光性が改良され
た画像を形成することのできる記録方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、マゼンタ
インクとして、色素が異なる少なくとも2種以上のマゼ
ンタインクを用いる記録方法につき、検討を重ね、使用
する色素の選択により、淡色部の耐光性が著しく向上し
得ることを知り本発明を達成した。即ち本発明の要旨
は、色素の異なる2種以上のマゼンタインクを用いるイ
ンクジェット記録方法において、少なくとも1種の該マ
ゼンタインクが含金属アゾ系色素の少なくとも1種を含
むことを特徴とするインクジェット記録方法に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のインクジェット記録方法
で使用されるインクは、イエロー、マゼンタ、シアンの
3原色又はそれにブラックを加えた4原色のインクであ
り、これらのインクのうち少なくともマゼンタインクに
関しては、通常色素濃度の高い濃色インクとこれより色
素濃度の低い淡色インクの2種以上を用いる。そして、
濃色インクはフルカラー画像を形成する際の高濃度領域
を、淡色インクは淡色領域又は混色領域を形成する。
【0008】濃色インクに用いるマゼンタ色素としては
色調が鮮明であり、かつ濃色部の耐光性に優れているこ
とを主眼として選択し、一方、淡色インクに用いるマゼ
ンタ色素としては、淡色部における耐光性や混色した際
の他の色素への影響を主眼として選択する。特に、淡色
インク用のマゼンタ色素としては淡色領域であっても耐
光性が優れかつ混色した際にも他の色素の光退色を促進
させないことが重要である。
【0009】本発明では、このような淡色インクに用い
る色素として含金属アゾ系色素の少なくとも1種を用い
ることを特徴とする。含金属アゾ系色素中の金属として
は、Cu、Co、Ni、Fe及びZnから選ばれる金属
が挙げられ、中でも、Cu、Co又はNiが性能上好ま
しい金属である。
【0010】このような含金属アゾ色素として性能上好
ましいものとしては、 C.I.AR−38,178,179,180,18
2,183,184,186,187,188,18
9,190,191,194,198,197,19
8,200,201,203,204,206,20
7,209,210,211,212,214,22
1,223,243,244,251,258,25
9,262,268,269,270,271,27
2,273,275,277,278,279,28
1,287,291,292,295,296,29
8,300,304,307,308,312,31
3,314,315,316,317,318,32
0,321,328,329,330,331,33
2,338,339,341,342,345,34
6,349,355,357,358,359,36
2,363,373,382,383,399,40
2,404,405,407,414,416,42
3,425,430,432,435,436,43
7,438,442,443,445、
【0011】C.I.Aφ−60,61,62,62:
1,64,68,69,71,72,74,75,7
6,90,91,92,93,96,97,98,9
9,100,103,104,105,107,10
8,112,113,114,115,118,12
0,121,122,123,125,126,12
9,130,133,139,140,141,14
2,143,144,148,153,154,15
5,162,163,164,166,167,16
8,170,172,179、
【0012】C.I.AV−40,44,46,56,
58,59,60,61,62,64,65,79,8
1,82,83,87,88,89,90,91,9
2,93,94,95,98,100,101,10
4,105,106,107,108,110,11
1,112,113,114,115,116,12
0,121,122,127,128,129、
【0013】C.I.DR−99,106、 C.I.DV−46,49,56,60,89、 C.I.RR−6,7,14,18,23,47,4
8,49,72,98,171,179,247、 C.I.Rφ−19,21,22,26,33,39,
98 C.I.RV−1,3,4,5,11,15,25,2
7,35、
【0014】(尚「C.I.」は「カラーインデック
ス」を示し、「AR」は「アシッドレッド」を示し、
「Aφ」は「アシッドオレンジ」を示し、「AV」は
「アシッドバイオレット」を示し、「DR」は「ダイレ
クトレッド」を示し、「DV」は「ダイレクトバイオレ
ット」を示し、「RR」は「リアクティブレッド」を示
し、「Rφ」は「リアクティブオレンジ」を示し、「R
V」は「リアクティブバイオレット」を示す。)等カラ
ーインデックスに記載されている色素や下記一般式
(4)及び(5)で示される色素が挙げられる。
【0015】
【化16】
【0016】(式中、X1 は水素原子、ハロゲン原子、
炭素1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、ニトロ基、炭素数1〜4のアルキルスルホニルアミ
ノ基、炭素数6〜10のアリールスルホニルアミノ基、
炭素数2〜7のアシルアミノ基、置換もしくは非置換の
トリアジニルアミノ基、置換もしくは非置換のスルファ
モイル基、カルボキシル基またはスルホ基を表し、X2
は水素原子またはスルホ基を表わす。Qは置換基として
炭素数1〜4のアルコキシ基、炭素数2〜7のアシルア
ミノ基、ヒドロキシル基、置換もしくは非置換のトリア
ジニルアミノ基、置換もしくは非置換のカルバモイル基
を有していてもよいフェニル基またはナフチル基を表わ
す。nは0、1、2または3を表し、W1 はCu、Co
又はNiを表わす。但し、Qにおいてアゾ基と−O−基
とは隣接する位置に結合するものである。)
【0017】
【化17】
【0018】(式中、Zは置換されていてもよいベンゼ
ン環又はナフタレン環形成原子群を表し、W2 はCu、
Co又はNiを表し、Yはスルホ基(−SO3 H)又は
置換されていてもよいアミノ基を表わす。) 上記一般式(4)又は(5)で表される色素としては、
これらの一般式に包含される限り、いずれの色素でもよ
いものであるが、好ましい具体例としては例えば下記表
−1及び表−2のものが挙げられる。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】
【表5】
【0024】
【表6】
【0025】
【表7】
【0026】
【表8】
【0027】
【表9】
【0028】
【表10】
【0029】表−1あるいは表−2に示される含金属ア
ゾ系色素は、特開昭57−30773号、特開昭63−
28690号、特開昭63−30572号、特開昭63
−130671号等に記載された色素であり、公知の方
法によって製造することができる。
【0030】本発明方法は、マゼンタインクとして異な
る色素を含有する少なくとも2種のインクを用いるイン
クジェット記録方法であり、少なくとも1種のマゼンタ
インクが、含金属アゾ系色素の少なくとも1種を含むイ
ンクを使用する。本発明では、これら2種のインクの少
なくとも一方が、含金属アゾ系色素を少なくとも1種含
んでいれば良く、含有する色素は1種あるいは2種以上
であっても良い。これら2種のインクは種々の態様で使
用することができるが、通常、濃度の異なる濃色イン
ク、淡色インク、その中間濃度のインクとして、画像の
濃淡部及び中間色部の形成に使用することが好ましい。
【0031】また、本発明においては、下記一般式
(1)〜(9)等で示される色素の少なくとも1種を含
む色素濃度の高い濃色インクと、含金属アゾ系色素の少
なくとも1種を含む色素濃度の低い淡色インクを組み合
わせて使用すると色調と耐光性の点で更に好ましい。本
発明で使用される濃色インクに含まれる色素の1つは、
遊離酸の型が下記一般式(1)で表されるものである。
かかる色素は特開平8−737971号にマゼンタ色イ
ンク用として好適な色素であることが開示されている。
【0032】
【化18】
【0033】(式中、R1 、R2 及びR3 は、それぞれ
独立に、炭素数1〜9の置換もしくは非置換のアルキル
基、炭素数1〜9のアルコキシ基、ハロゲン原子、水素
原子、ヒドロキシル基、置換もしくは非置換のカルバモ
イル基、置換もしくは非置換のスルファモイル基、置換
もしくは非置換のアミノ基、ニトロ基、スルホン酸エス
テルの基、炭素数1〜9のアルキルスルホニル基、炭素
数6〜15のアリールスルホニル基、カルボキシル基、
または、カルボン酸エステルの基を表わす。mは0、1
または2の数を表わす。R4 、R5 及びR6 は、それぞ
れ独立に、水素原子、炭素数1〜18のアルキル基、炭
素数2〜18のアルケニル基、アリール基、アラルキル
基、アリサイクリック基、またはヘテロサイクリック基
を表わし、これらのうち水素原子以外は置換基を有して
いてもよい。)
【0034】詳しくは前記一般式(1)において、
1 、R2 およびR3 で表される置換基としては、それ
ぞれ独立に置換基としてハロゲン原子、アミノ基、ジア
ルキルアミノ基等を有していてもよい炭素数1〜9の直
鎖または分岐のアルキル基(例えば、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
2−エチルヘキシル基、トリフロロメチル基、ジメチル
アミノメチル基等)、炭素数1〜9のアルコキシ基(例
えば、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、n
−ブトキシ基等)、ハロゲン原子(例えば、フッ素原
子、塩等原子、臭素原子等)、水素原子、ヒドロキシル
基、置換もしくは非置換のカルバモイル基(例えば、カ
ルバモイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、フェ
ニルカルバモイル基等)、置換もしくは非置換のスルフ
ァモイル基(例えば、スルファモイル基、N−メチルス
ルファモイル基、N−エチルスルファモイル基、N−エ
チル−N−フェニルスルファモイル基、N,N−ジメチ
ルスルファモイル基、p−カルボキシフェニルスルファ
モイル基等)、置換もしくは非置換のアミノ基(例え
ば、N−メチルアミノ基、カルバモイルアミノ基、N,
N−ジエチルアミノ基、アセチルアミノ基等)、ニトロ
基、スルホン酸エステルの基(例えばフェノキシスルホ
ニル基等)、炭素数1〜9のアルキルスルホニル基(例
えば、メチルスルホニル基、ヒドロキシエチルスルホニ
ル基等)、炭素数6〜15のアリールスルホニル基(例
えばフェニルスルホニル基、ベンジルスルホニル基
等)、カルボキシル基(COOH)及びカルボン酸エス
テルの基(例えば、メトキシカルボニル基等)が挙げら
れる。
【0035】mは0、1または2を表わす。R4 、R5
及びR6 で表される置換基としては、それぞれ独立に、
水素原子、炭素数1〜18の置換または非置換のアルキ
ル基(例えば、エチル基、n−ブチル基、n−ヘキシル
基、n−オクチル基、エチルヘキシル基、ヒドロキシエ
チル基、カルボキシメチル基、カルボキシエチル基、1
−カルボキシペンチル基、カルボキシプロピル基、カル
ボキシシクロヘキシルメチル基、1−カルボキシ−2−
メルカプトエチル基、1−カルボキシ−2−カルバモイ
ル−エチル基、1−イソプロピル−1−カルボキシメチ
ル基、1,2−ジカルボキシプロピル基等のカルボキシ
ル基を有するアルキル基、モルホリノエチル基等)、炭
素数2〜18の置換または非置換のアルケニル基(例え
ば、2−メチル−1−プロペニル基、ビニル基、アリル
基等)、置換または非置換のアリール基(例えば、フェ
ニル基、3,4−ジカルボキシフェニル基、2−カルバ
モイルフェニル基、4−ブチルフェニル基、2−カルボ
キシフェニル基、4−カルボキシフェニル基、キシリル
基、ジメトキシフェニル基、ハロフェニル基、スルファ
モイルフェニル基、ジアルキルスルファモイルフェニル
基、ジアルキルアミノフェニル基、ニトロフェニル基、
ジアルキルカルバモイルフェニル基等)、置換または非
置換のアラルキル基(例えば、ベンジル基、1−カルボ
キシ−2−フェニル−エチル基、1−カルボキシ−2−
ヒドロキシフェニルエチル基、4−カルボキシベンジル
基等)、置換または非置換のアリサイクリック基(例え
ば、シクロヘキシル基、4−カルボキシシクロヘキシル
基等)、置換または非置換のヘテロサイクリック基(例
えば、ピリジル基、カルボキシチエニル基、ピペラジル
基、チアジアゾリル基、ベンゾチアゾリル基、2,2,
6,6−テトラメチルピペリジニル基等)が挙げられ、
特にR4 、R5 又はR6 の少なくとも1つが1〜4個の
COOH基で置換されているアルキル基、アルケニル
基、アリール基、アリサイクリック基、アラルキル基も
しくはヘテロサイクリック基等であることが好ましい。
【0036】より好ましくはR4 、R5 又はR6 の少な
くとも1つが1〜4個のCOOH基で置換されているア
ルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基も
しくはシクロヘキシル基が挙げられ、また特に好ましい
マゼンタ色の記録液とするためには、R4 及びR5 が各
々独立に、水素原子、又は下記一般式(2)で表される
基が挙げられる。
【0037】
【化19】
【0038】(式中、A1 、A2 、A3 は各々独立に水
素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、炭素数1〜9
の置換もしくは非置換のアルキル基、炭素数1〜9のア
ルコキシ基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、置
換もしくは非置換のスルファモイル基、置換もしくは非
置換のアミノ基、ニトロ基、カルボキシル基、スルホン
酸エステルの基またはカルボン酸エステルの基を表わ
す。) あるいは、R4 またはR5 のいずれか一方が水素原子で
あり、他方が下記一般式(3)で示される基の色素も、
マゼンタ色として好ましい。
【0039】
【化20】
【0040】(式中、B1 、B2 及びB3 は各々独立に
水素原子、炭素数4〜15の直鎖状アルキル基、炭素数
4〜9のアルキル基でモノ置換もしくはジ置換されたア
ミノ基、カルバモイル基もしくはスルファモイル基又は
炭素数4〜9のアルコキシカルボニル基を表わす。但し
1 、B2 及びB3 は同時に水素原子であることはな
い。)
【0041】一般式(1)で示される色素は構造中に、
SO3 H基及びCOOH基又はこれらの酸の塩の基を合
計で6個以下、好ましくは5個以下、特に好ましくは4
個以下有するものが特に好ましい。この一般式(1)の
色素の具体例としては、例えば以下の表−3のNo.1
〜55に示す構造の色素が挙げられる。
【0042】
【表11】
【0043】
【表12】
【0044】
【表13】
【0045】
【表14】
【0046】
【表15】
【0047】
【表16】
【0048】
【表17】
【0049】
【表18】
【0050】
【表19】
【0051】
【表20】
【0052】
【表21】
【0053】
【表22】
【0054】
【表23】
【0055】
【表24】
【0056】一般式(1)で示されるアゾ色素は、例え
ば特開平8−737971号に記載される様な周知の方
法に従って製造することができる。同じく濃色インクに
含まれる色素としては、遊離酸の型で下記一般式(6)
の色素が挙げられる。
【0057】
【化21】
【0058】〔式中、Ar1 及びAr2 は、それぞれ独
立に、置換もしくは非置換のフェニル基又はナフチル基
を表わし;X3 、X4 は、−OR7 、−NR8 9 又は
塩素原子を表わし;R7 、R8 及びR9 は、水素原子、
炭素数1〜8のアルキル基、炭素数2又は3のアルケニ
ル基、アリール基、アラルキル基、シクロアルキル基、
または含窒素複素環基を表わし、これらのうち水素原子
以外の基は更に置換基を有していてもよく、またR8
びR9 は結合される窒素原子と共に5員または6員環を
形成していてもよく;Y1 は下記一般式(I)〜(IV)
で示される基及びa群の基から選ばれる二価の結合基を
示す。
【0059】
【化22】
【0060】(式中、R10及びR12はそれぞれ独立に炭
素数1〜8の直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレン基を
表わし、R11は炭素数1〜12の直鎖状もしくは分岐鎖
状のアルキレン基を表わし、lは0〜20の数を表わ
す。)
【0061】
【化23】
【0062】(式中、R13及びR14はそれぞれ独立に炭
素数1〜8の直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレン基を
表わす)
【0063】
【化24】
【0064】(一般式(III)中、R15、R16は水素原子
又はメチル基を表わす。) 一般式(IV)
【0065】
【化25】
【0066】(一般式(IV)中、R17、R18は水素原
子、メチル基又はメトキシ基を表わす。) (a群)
【0067】
【化26】
【0068】前記一般式(6)で示される色素の中で
も、下記一般式(6′)で示される色素を用いるのが好
ましい。
【0069】
【化27】
【0070】(式中、R27,R28,R29,R30,R31
びR32は、それぞれ独立に、置換もしくは非置換の炭素
数1〜9のアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数1
〜9のアルコキシ基、ハロゲン原子、水素原子、ヒドロ
キシル基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、置換
もしくは非置換のスルファモイル基、置換もしくは非置
換のアミノ基、ニトロ基、スルホン酸エステルの基、ス
ルホニル基、カルボキシル基、又はカルボン酸エステル
の基を表わし;r,sはそれぞれ0,1,または2の数
を表し;またX3 ,X4 及びY1 は一般式(6)で示さ
れたものと同義である。)
【0071】更に、前記一般式(6′)中のR27〜R32
の中、カルボキシル基(COOH基)の数が3個以下の
構造の色素であるのが好ましく、また、前記一般式
(6′)中、r,sが1であり、且つ、フェニル基に置
換するSO3 H基が、アゾ基の結合位置に対してオルト
位に結合している構造の色素であるのが好ましい。一般
式(6)で表わされる色素の具体例としては、例えば以
下のNo.(6−1)〜(6−52)の色素が挙げられ
る。
【0072】
【化28】
【0073】
【化29】
【0074】
【化30】
【0075】
【化31】
【0076】
【化32】
【0077】
【化33】
【0078】
【化34】
【0079】
【化35】
【0080】
【化36】
【0081】
【化37】
【0082】
【化38】
【0083】
【化39】
【0084】
【化40】
【0085】
【化41】
【0086】
【化42】
【0087】
【化43】
【0088】
【化44】
【0089】
【化45】
【0090】濃色インクに含まれる他の色素としては、
遊離酸の型で下記一般式(7)の色素が挙げられる。
【0091】
【化46】
【0092】Ar3 、Ar4 は独立にアリール基又は置
換アリール基を表し、Ar3 、Ar4の少なくとも一つ
は−COOH、−COSHから選ばれた置換基を少なく
とも一つ有する。R19、R20は独立に水素原子、アルキ
ル基、置換アルキル基、アルケニル基又は置換アルケニ
ル基を表し、Lは2価の有機結合基を表し、pは0又は
1であり、X3 はカルボニル基又は下記の式(c)〜
(e)に示す基を表す。
【0093】
【化47】
【0094】式中Z1 はNR2122、SR23、OR23
表し、Y2 は水素原子、塩素原子、Z 1 、SR24、OR
24を表し、Eは塩素原子あるいはシアノ基を表す。
21、R22、R23、R24は各々独立に水素原子、アルキ
ル基、置換アルキル基、アルケニル基、置換アルケニル
基、アリール基、置換アリール基、アラルキル基、置換
アラルキル基を表すか又はR21、R22が結合された窒素
原子と一緒に5員環又は6員環を形成する。)
【0095】一般式(7)で表わされる色素の具体例と
しては、例えば以下のNo.(7−1)〜(7−3)の
色素が挙げられる。
【0096】
【化48】
【0097】
【化49】
【0098】また、濃色インクに含まれる他の色素とし
ては、遊離酸の型が、下記一般式(8)の色素が挙げら
れる。
【0099】
【化50】
【0100】〔式中、Y3 は水素原子、メチル基、メト
キシ基、アセチルアミノ基、ニトロ基の何れかを表わ
し、尚、ベンゼン環Cの3位の炭素原子と共にベンゼン
環を形成する事もある。一方、X6 はアセチル基、ベン
ゾイル基、パラトルエンスルホニル基、4−クロル−6
−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル基の
何れかを表わす。〕
【0101】一般式(8)で示される色素の具体例とし
ては、例えば以下のNo.(8−1)〜(8−24)の
色素が挙げられる。
【0102】
【化51】
【0103】
【化52】
【0104】
【化53】
【0105】
【化54】
【0106】
【化55】
【0107】
【化56】
【0108】濃色インクに含まれる他の色素としては、
遊離酸の型が下記一般式(9)の色素が挙げられる。
【0109】
【化57】
【0110】(式中、R25は水素原子又は炭素数1〜6
の脂肪族基であり、R26は水素原子、置換基としてCN
基、COOM基、OH基、COOCH3 基、COOCH
2 CH 3 基、COCH3 基で置換されていてもよい、炭
素数1〜6のアルキル基、又はメチル基で置換されてい
てもよいアリール基を表し、qは2〜4の整数を表し、
7 は置換基を有していてもよいアミノ基、アルキルチ
オ基、OH基又はアルコキシ基を表し、Mは水素原子、
金属原子、置換基を有していてもよいアンモニウム塩を
表す。)
【0111】本発明で使用される色素は遊離酸型のまま
使用してもよいが製造時、塩型で得られた場合はそのま
ま使用してもよいし、所望の塩型に変換してもよい。ま
た酸基の一部が塩型のものであってもよく、塩型の色素
と遊離酸型の色素が混在していてもよい。このような塩
型の例としてNa、Li、K等のアルカリ金属の塩、ア
ルキル基もしくはヒドロキシアルキル基で置換されてい
てもよいアンモニウムの塩、又は有機アミンの塩があげ
られる。有機アミンの例として、低級アルキルアミン、
ヒドロキシ置換低級アルキルアミン、カルボキシ置換低
級アルキルアミン及び炭素数2〜4のアルキレンイミン
単位を2〜10個有するポリアミン等があげられる。こ
れらの塩型の場合、その種類は1種類に限られず複数種
混在していてもよい。
【0112】また、本発明で使用する色素の構造におい
て、その1分子中に酸基が複数個含まれる場合は、その
複数の酸基は塩基あるいは酸型であり互いに異なるもの
であってもよい。その他、濃色インクのマゼンタ色素に
用いられるものとしては、既存の酸性染料、直接染料、
反応性染料、食用染料、塩基性染料等の水溶性染料が挙
げられ、好ましい例としては下記b群の色素が挙げられ
る。
【0113】<b群>C.I(カラーインデックス)に
おいて、 アシッドレッド 1,8,14,18,26,32,3
5,37,42,49,50,51,52,57,6
2,73,80,82,83,87,91,92,9
3,94,95,98,106,111,114,11
8,119,119:1,122,127,128,1
31,143,143:1,151,154,158,
161,186,212,217,218,228,2
49,251,252,254,257,260,26
1,263,265,266,274,276,27
7,289,299,301,303,305,31
8,328,336,337,341,355,36
1,366,396,397
【0114】ダイレクトレッド 2,4,6,9,2
3,26,31,39,54,55,57,62,6
3,64,65,68,72,75,76,79,8
0,81,83,83:1,84,89,92,95,
99,111,141,173,180,184,20
7,211,212,214,218,221,22
3,224,225,226,227,232,23
3,240,241,242,243,247
【0115】リアクティブレッド 3,13,17,1
9,21,22,23,24,29,35,37,4
0,41,43,45,49,55,180
【0116】ベイシックレッド 12,13,14,1
5,18,22,23,24,25,27,28,3
5,37,39,40,48
【0117】アシッドバイオレット 5,34,43,
47,48,90,103,126
【0118】ダイレクトバイオレット 7,9,47,
48,51,66,90,93,94,95,98,1
00,101
【0119】リアクティブバイオレット 1,3,4,
5,6,7,8,9,16,17,22,23,24,
26,27,33,34
【0120】ベイシックバイオレット 1,2,3,
7,10,15,16,20,21,25,27,2
8,35,37,39,40,48
【0121】本発明においては、一般式(1)の色素を
含むインクを色素濃度の高い濃色インクとし、含金属ア
ゾ系色素を含むインクを色素濃度の低い淡色インクとす
ることが好ましい。濃色インクの全色素濃度は、通常、
インク全量に対して0.5〜5重量%程度であり、淡色
インクの全色素濃度は、通常、インク全量に対して0.
1〜2重量%程度、中間濃度のインクの全色素濃度は、
通常、インク全量に対して0.3〜3%程度である。
【0122】また、濃色インクと、含金属アゾ系色素を
含む淡色インクを使用する場合、色素の組み合わせは特
に限定されるものではないが、一般式(1)の色素を含
む濃色インクと、一般式(4)及び/又は一般式(5)
で示される含金属アゾ系色素を含む淡色インクを組み合
わせて使用することが好ましい。これら色素を含むイン
クは、一般にインクジェット記録方法に使用されるイン
クの製法に従って製造される。
【0123】インクに用いられる水性媒体としては、水
及び水溶性有機溶剤として、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール(重量平均分子量約190〜400)、
グリセリン、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリ
ドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、チオジエタ
ノール、ジメチルスルホキシド、エチレングリコールモ
ノアリルエーテル、エチレングリコールモノメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、2−
ピロリドン、スルホラン、エチルアルコール、イソプロ
パノール等を含有しているのが好ましい。これ等の水溶
性有機溶剤は、通常記録液の全量に対して1〜50重量
%の範囲で使用される。一方、水は記録液の全量に対し
て45〜95重量%の範囲で使用される。
【0124】更にインクには、その全量に対して0.1
〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の尿素、チ
オ尿素、ビウレット、セミカルバジドから選ばれる化合
物を添加したり、又0.001〜5.0重量%の界面活
性剤を添加することによって、印字後の速乾性及び印字
品位をより一層改良することができる。
【0125】
【実施例】以下、本発明を実施例について更に詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限りこの等の実
施例に限定されるものではない。 実施例1 ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル及び水からなる溶媒に、色素を加え、水酸化
ナトリウム水溶液でpHを9に調整して全量を100重
量部とし、十分に混合し色素を溶解し、孔径1μmのテ
フロン(登録商標)フィルターで加圧濾過した後、真空
ポンプ及び超音波洗浄機で脱気処理して、それぞれイエ
ロー(Y)、シアン(C)、ブラック(Bk)及びマゼ
ンタ(M)インクを調製した。インクの組成を表−4
に、また、使用した各色素及びその使用量を表−5に示
した。なお、マゼンタ色素のNo.は、前記表−1、表
−2、表−3のNo.に対応するものである。
【0126】
【表25】 表−4 インク組成 成 分 重量部 ───────────────────────── 色素 X ジエチレングリコール 15 ジエチレングリコールモノブチルエーテル 3 水 残部 ───────────────────────── 計 100
【0127】
【表26】 表−5 使用色素 インク 色素 使用量(重量部) ───────────────────────────── Y C.I.DY−132 2.5 M(濃色) 表−3 No.(1) 2.5 M(淡色) C.I.RR−23 0.6 C(濃色) C.I.DB−86 2.5 C(淡色) C.I.DB−86 0.5 Bk C.I.FB−2 3
【0128】得られたインクを使用し、インクジェット
プリンター(商品名PM−750C、セイコーエプソン
社製品)を用いて、電子写真用紙(商品名4024紙、
ゼロックス社製品)、スーパーファイン専用紙(セイコ
ーエプソン社製品)、スーパーファイン専用光沢紙(セ
イコーエプソン社製品)に各々インクジェット記録を行
い、濃色部から淡色部までの階調を有するフルカラー画
像印字物を得た。これらの印字物について下記(a)〜
(d)の方法による諸評価を行った。
【0129】(a)記録画像の色調:得られた印字物の
色調の鮮明性の判定を目視により実施したところ鮮明な
色調であった。 (b)記録画像の耐光性:キセノンフェードメーター
(スガ試験機社製品)を用い、記録紙に100時間照射
したが、照射後の変退色は小さく、濃色部、淡色部及び
混色部における耐光性も良好であった。 (c)記録画像の耐水性:(電子写真用紙のみ実施) (1)試験方法 水道水中に記録画像を5分間浸漬したのち、目視にて画
像の滲みを調べた。画像の滲みは僅かであった。 (d)記録液の保存安定性:(マゼンタインク(濃色)
及びマゼンタインク(淡色)で実施) インクをテフロン(登録商標)製容器に密閉し、5℃及
び60℃で1ケ月間保存した後の変化を調べたところ、
不溶物の析出は認められなかった。
【0130】比較例1 M(淡色)インクの色素として表−3No.(1)の色
素を0.6部使用した以外は、実施例1と同様にして各
インクを調製し、同様にインクジェット記録を行い、得
られた記録物に対して、実施例1の(a)〜(d)によ
る諸評価を行った。結果を第2表に示した。
【0131】比較例2 M(濃色)インクの色素にC.I.RR−23のみを
2.5部使用した以外は、実施例1と同様にして各イン
クを調製し、同様に記録を行い、この記録物に対して実
施例1の(a)〜(d)による諸評価を行った。結果を
第2表に示した。
【0132】実施例2 実施例1において用いた色素の代わりに下記表−6に記
載した色素を用いた以外は実施例1と同様にインクを調
製し、実施例1と同様に記録を行った。得られた記録物
に対して実施例1の(a)〜(d)による諸評価を行っ
た。その結果、第1表に示すとおり、良好な結果が得ら
れた。
【0133】
【表27】 表−6 インク 色 素 使用量(重量部) ────────────────────────────── Y C.I.DY−86 3.0 M(濃色) 表−3 No.(39) 3.0 M(淡色) 表−1 No.(14) 0.7 C(濃色) C.I.DB−199 3.0 C(淡色) C.I.DB−199 0.7 Bk C.I.DBK−195 3.0 及びC.I.DY−86 0.2
【0134】実施例3〜5 実施例1において用いた色素の代わりに下記表−7〜表
−9に記載した色素を用いた以外は実施例1と同様にし
てインクを調製し、実施例1と同様に記録を行った。得
られた記録物に対して実施例1の(a)〜(d)による
諸評価を行った。その結果、第1表に示すとおり、良好
な結果が得られた。
【0135】
【表28】 表−7(実施例3で使用した色素) インク 色 素 使用量(重量部) ────────────────────────────── Y C.I.AY−23 2.5 M(濃色) 表−3 No.(12) 2.5 M(淡色) 表−1 No.(15) 0.7 C(濃色) C.I.DB−86 2.5 C(淡色) C.I.DB−86 0.5 Bk C.I.DBK−168 3.5
【0136】
【表29】 表−8(実施例4で使用した色素) インク 色 素 使用量(重量部) ────────────────────────────── Y C.I.DY−142 3.0 M(濃色) 表−3 No.(54) 3.0 M(淡色) 表−1 No.(3) 0.7 C(濃色) C.I.DB−199 3.0 C(淡色) C.I.DB−199 0.6 Bk C.I.FB−2 3.0
【0137】
【表30】 表−9(実施例5で使用した色素) インク 色 素 使用量(重量部) ────────────────────────────── Y C.I.DY−86 1.5 及びC.I.DY−132 1.5 M(濃色) 表−3 No.(7) 3.0 M(淡色) 表−3 No.(7) 0.3 M(淡色) 表−2 No.(3) 0.5 C(濃色) C.I.DB−86 3.0 C(淡色) C.I.DB−86 0.5 Bk C.I.RB−31 3.5
【0138】比較例3 M(濃色)、M(淡色)インクの色素にC.I.RR−
180を各々、2.5%、0.6%使用した以外は実施
例1と同様にしてインクを調製し、同様にインクジェッ
ト記録を行い、得られた記録物に対して、実施例1の
(a)〜(d)による諸評価を行った。結果を第2表に
示した。
【0139】比較例4 M(濃色)、M(淡色)インクの色素にC.I.AR−
37を各々、3.0%、0.7%使用した以外は実施例
1と同様にしてインクを調製し、同様にインクジェット
記録を行い、得られた記録物に対して、実施例1の
(a)〜(d)による諸評価を行った。結果を第2表に
示した。
【0140】実施例6 M(濃色)インクの色素に、No.(6−2)の色素を
3.0部用いた以外は実施例1と同様にして各インクを
調製し、同様に記録を行った。得られた記録物に対して
実施例1の(a)〜(d)による諸評価を行った。その
結果、第1表に示すとおり、良好な結果が得られた。
【0141】実施例7〜9 実施例1において用いた色素の代わりに下記表−10〜
表−12に記載した色素を用いた以外は実施例1と同様
に記録液を調製し、実施例1と同様に記録を行った。得
られた記録物に対して実施例1の(a)〜(d)による
諸評価を行った。その結果、第1表に示すとおり、良好
な結果が得られた。
【0142】
【表31】 表−10(実施例7で使用した色素) 記録液 色 素 濃度 ────────────────────────────── Y C.I.AY−23 2.5% M(濃色) (7−2)の色素 2.5% M(淡色) 表−1 No.(20) 0.7% C(濃色) C.I.DB−86 2.5% C(淡色) C.I.DB−86 0.5% Bk C.I.DBK−168 3.5%
【0143】
【表32】 表−11(実施例8で使用した色素) 記録液 色 素 濃度 ────────────────────────────── Y C.I.DY−142 3.0% M(濃色) (8−2)の色素 3.0% M(淡色) 表−1 No.(15) 0.7% C(濃色) C.I.DB−199 3.0% C(淡色) C.I.DB−199 0.6% Bk C.I.FB−2 3.0%
【0144】
【表33】 表−12(実施例9で使用した色素) 記録液 色 素 濃度 ──────────────────────────────── Y C.I.DY−86 1.5% Y C.I.DY−132 1.5% M(濃色) C.I.リアクティブレッド 180 3.0% M(淡色) C.I.リアクティブレッド 180 0.3% 表−2No.(2) 3.0% C(濃色) C.I.DB−86 3.0% C(淡色) C.I.DB−86 0.5% Bk C.I.RB−31 3.5%
【0145】
【表34】
【0146】
【表35】
【0147】
【表36】
【0148】上記第1表及び第2表中、色調の評価は目
視で観察して、○は画像の彩度が高く鮮明である状態、
△はやや彩度が低い状態、×は彩度が低く不鮮明であ
り、実用レベルでない状態を示す。耐光性は、目視で観
察し、○は変退色は殆ど認められない、△は変退色がや
や認められる、×は変退色が著しく、実用レベルでない
状態を示す。
【0149】耐水性の滲みは、目視で観察し、○は滲み
が殆ど認められない状態から、僅かに認められるが画像
の輪郭がややぼけているだけで、画像の濃度の低下は殆
ど認められない、△は滲みが認められるが、滲みの範囲
は小さく、画像の濃度の低下は小さい、×は滲みが著し
く、滲みの範囲も大きく、元の画像部分の識別が困難で
あり、実用レベルでない状態を示す。保存安定性は、記
録液を試験管にとり目視で観察して、○は不溶分が全く
認められない状態を表し、△は不溶分が少量認められる
状態を表し、×は不溶分が目立ち、実用レベルでない状
態を表わす。
【0150】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録方法によれ
ば、画像全体が鮮明で、かつ淡色部や淡色の混色部の耐
光性も改良されたフルカラー画像を記録することができ
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA13 FC02 4J039 BA31 BA37 BA38 BA39 BC39 BC41 BC52 BC53 BC54 BC59 BC65 BC69 BC73 BC77 BC79 EA15 EA35 GA24

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる色素を含有する2種以上のマゼン
    タインクを用いるインクジェット記録方法において、少
    なくとも1種の該マゼンタインクが含金属アゾ系色素の
    少なくとも1種を含むことを特徴とするインクジェット
    記録方法。
  2. 【請求項2】 遊離酸の型が下記一般式(1)で示され
    る色素の少なくとも1種を含む色素濃度の高い濃色イン
    クと、含金属アゾ系色素の少なくとも1種を含む色素濃
    度の低い淡色インクを使用することを特徴とする請求項
    1記載のインクジェット記録方法。 【化1】 (式中、R1 、R2 及びR3 は、それぞれ独立に、炭素
    数1〜9の置換もしくは非置換のアルキル基、炭素数1
    〜9のアルコキシ基、ハロゲン原子、水素原子、ヒドロ
    キシル基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、置換
    もしくは非置換のスルファモイル基、置換もしくは非置
    換のアミノ基、ニトロ基、スルホン酸エステルの基、炭
    素数1〜9のアルキルスルホニル基、炭素数6〜15の
    アリールスルホニル基、カルボキシル基、または、カル
    ボン酸エステルの基を表わす。mは0、1または2の数
    を表わす。R4 、R5 及びR6 は、それぞれ独立に、水
    素原子、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数2〜18
    のアルケニル基、アリール基、アラルキル基、アリサイ
    クリック基、またはヘテロサイクリック基を表わし、こ
    れらのうち水素原子以外は置換基を有していてもよ
    い。)
  3. 【請求項3】 色素濃度が0.5〜5重量%の濃色イン
    クと、色素濃度が0.1〜2重量%の淡色インクを使用
    することを特徴とする請求項1または2記載のインクジ
    ェット記録方法。
  4. 【請求項4】 前記一般式(1)において、R4 、R5
    またはR6 の少なくとも1つが、アルキル基、アルケニ
    ル基、アリール基、アラルキル基またはアリサイクリッ
    ク基で、且つ、1〜4個のカルボキシル基で置換されて
    いることを特徴とする請求項2又は3に記載のインクジ
    ェット記録方法。
  5. 【請求項5】 前記一般式(1)において、R4 または
    5 の何れか一方が水素原子であり、他方がアルキル
    基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基またはシ
    クロヘキシル基で、且つ、1〜4個のカルボキシル基で
    置換されていることを特徴とする請求項2乃至4のいず
    れかに記載のインクジェット記録方法。
  6. 【請求項6】 前記一般式(1)において、mが0で、
    1 、R2 及びR3の少なくとも1つが水素原子であ
    り、且つ、R1 、R2 及びR3 の少なくとも1つが、ト
    リフルオロメチル基、置換もしくは非置換のカルバモイ
    ル基、置換もしくは非置換のスルファモイル基、スルホ
    ン酸の低級アルキルエステルの基、カルボキシル基また
    はカルボン酸の低級アルキルエステルの基であることを
    特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のインクジ
    ェット記録方法。
  7. 【請求項7】 前記一般式(1)において、R4 及びR
    5 が、各々独立に、水素原子又は下記一般式(2)で表
    される基であることを特徴とする請求項2、3及び6の
    いずれかに記載のインクジェット記録方法。 【化2】 (式中、A1 、A2 及びA3 はそれぞれ独立に、水素原
    子、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、炭素数1〜9の置
    換もしくは非置換のアルキル基、炭素数1〜9のアルコ
    キシ基、置換もしくは非置換のカルバモイル基、置換も
    しくは非置換のスルファモイル基、置換もしくは非置換
    のアミノ基、ニトロ基、カルボキシル基、スルホン酸エ
    ステルの基またはカルボン酸エステルの基を表わす。)
  8. 【請求項8】 前記一般式(1)において、R4 及びR
    5 の何れか一方が水素原子であり、他方が下記一般式
    (3)で表される基であることを特徴とする請求項2、
    3、6及び7のいずれかに記載のインクジェット記録方
    法。 【化3】 (式中、B1 、B2 及びB3 はそれぞれ独立に、水素原
    子、炭素数4〜15の直鎖状のアルキル基、炭素数4〜
    9のアルキル基でモノ置換もしくはジ置換されたアミノ
    基、カルバモイル基、スルファモイルまたは炭素数4〜
    9のアルコキシカルボニル基を表わす。但しB1 、B2
    及びB3 は同時に水素原子であることはない。)
  9. 【請求項9】 含金属アゾ系色素の金属が、Cu、C
    o、Ni、Fe及びZnから選ばれるものである請求項
    1乃至8のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  10. 【請求項10】 含金属アゾ系の色素が、遊離酸の型で
    下記一般式(4)で示される色素から選ばれることを特
    徴とする請求項9に記載のインクジェット記録方法。 【化4】 (式中、X1 は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4
    のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ニトロ
    基、炭素数1〜4のアルキルスルホニルアミノ基、炭素
    数6〜10のアリールスルホニルアミノ基、炭素数2〜
    7のアシルアミノ基、置換もしくは非置換のトリアジニ
    ルアミノ基、置換もしくは非置換のスルファモイル基、
    カルボキシル基またはスルホ基を表わし、X2 は水素原
    子またはスルホ基を表わす。Qは置換基として炭素数1
    〜4のアルコキシ基、炭素数2〜7のアシルアミノ基、
    ヒドロキシル基、置換もしくは非置換のトリアジニルア
    ミノ基、置換もしくは非置換のカルバモイル基を有して
    いてもよいフェニル基またはナフチル基を表わす。nは
    0、1、2または3を表わし、W1 はCu、Co又はN
    iを表わす。但し、Qにおいてアゾ基と−O−基とは隣
    接する位置に結合するものである。)
  11. 【請求項11】 含金属アゾ系の色素が、遊離酸の型で
    下記一般式(5)で示される色素から選ばれることを特
    徴とする請求項9に記載のインクジェット記録方法。 【化5】 (式中、Zは置換されていてもよいベンゼン環又はナフ
    タレン環形成原子群を表わし、W2 はCu、Co又はN
    iを表わし、Yはスルホ基又は置換されていてもよいア
    ミノ基を表わす。)
  12. 【請求項12】 遊離酸の型が下記一般式(6)で示さ
    れる色素の少なくとも1種を含む色素濃度の高い濃色イ
    ンクと、含金属アゾ系色素の少なくとも1種を含む色素
    濃度の低い淡色インクを使用することを特徴とする請求
    項1、3、9、10及び11のいずれかに記載のインク
    ジェット記録方法。 【化6】 (式中、Ar1 及びAr2 は、それぞれ独立に、置換も
    しくは非置換のフェニル基又はナフチル基を表わし;X
    3 、X4 は、−OR7 、−NR8 9 又は塩素原子を表
    わし;R7 、R8 及びR9 は、水素原子、炭素数1〜8
    のアルキル基、炭素数2又は3のアルケニル基、アリー
    ル基、アラルキル基、シクロアルキル基、または含窒素
    複素環基を表わし、これらのうち水素原子以外の基は更
    に置換基を有していてもよく、またR8 及びR9 は結合
    される窒素原子と共に5員または6員環を形成していて
    もよく;Y1 は下記一般式(I)〜(IV)で示される基
    及びa群の基から選ばれる二価の結合基を示す。 【化7】 (式中、R10及びR12はそれぞれ独立に炭素数1〜8の
    直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレン基を表わし、R11
    は炭素数1〜12の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキレ
    ン基を表わし、lは0〜20の数を表わす。) 【化8】 (式中、R13及びR14はそれぞれ独立に炭素数1〜8の
    直鎖状あるいは分岐鎖状のアルキレン基を表わす) 【化9】 (一般式(III)中、R15、R16は水素原子又はメチル基
    を表わす。) 【化10】 (一般式(IV)中、R17、R18は水素原子、メチル基又
    はメトキシ基を表わす。) (a群) 【化11】
  13. 【請求項13】 遊離酸の型が下記一般式(7)で示さ
    れる色素の少なくとも1種を含む色素濃度の高い濃色イ
    ンクと、含金属アゾ系色素の少なくとも1種を含む色素
    濃度の低い淡色インクを使用することを特徴とする請求
    項1、3、9、10及び11のいずれかに記載のインク
    ジェット記録方法。 【化12】 Ar3 、Ar4 は独立にアリール基又は置換アリール基
    を表し、Ar3 、Ar4の少なくとも一つは−COO
    H、−COSHから選ばれた置換基を少なくとも一つ有
    する。R19、R20は独立に水素原子、アルキル基、置換
    アルキル基、アルケニル基又は置換アルケニル基を表
    し、Lは2価の有機結合基を表し、pは0又は1であ
    り、X5 はカルボニル基又は下記の式(c)〜(e)に
    示す基を表す。 【化13】 式中Z1 はNR2122、SR23、OR23を表し、Y2
    水素原子、塩素原子、Z 1 、SR24、OR24を表し、E
    は塩素原子あるいはシアノ基を表す。R21、R22
    23、R24は各々独立に水素原子、アルキル基、置換ア
    ルキル基、アルケニル基、置換アルケニル基、アリール
    基、置換アリール基、アラルキル基、置換アラルキル基
    を表すか又はR21、R22が結合された窒素原子と一緒に
    5員環又は6員環を形成する。)
  14. 【請求項14】 遊離酸の型が下記一般式(8)で示さ
    れる色素の少なくとも1種の色素を含む色素濃度の高い
    濃色インクと、含金属アゾ系色素の少なくとも1種を含
    む色素濃度の低い淡色インクを使用することを特徴とす
    る請求項1、3、9、10及び11のいずれかに記載の
    インクジェット記録方法。 【化14】 〔式中、Y3 は水素原子、メチル基、メトキシ基、アセ
    チルアミノ基、ニトロ基の何れかを表わし、尚、ベンゼ
    ン環Cの3位の炭素原子と共にベンゼン環を形成する事
    もある。一方、X6 はアセチル基、ベンゾイル基、パラ
    トルエンスルホニル基、4−クロル−6−ヒドロキシ−
    1,3,5−トリアジン−2−イル基の何れかを表わ
    す。〕
  15. 【請求項15】 酸性染料、直接染料、反応性染料、食
    用染料及び塩基性染料から選ばれる少なくとも1種の水
    溶性色素を含む色素濃度の高い濃色インクと、含金属ア
    ゾ系色素の少なくとも1種を含む濃度の低い淡色インク
    を使用することを特徴とする請求項1、3、9、10及
    び11のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
  16. 【請求項16】 遊離酸の型が下記一般式(9)で示さ
    れる色素の少なくとも1種を含む色素濃度の高い濃色イ
    ンクと、含金属アゾ系色素の少なくとも1種を含む色素
    濃度の低い淡色インクを使用することを特徴とする請求
    項1、3、9、10及び11のいずれかに記載のインク
    ジェット記録方法。 【化15】 (式中、R25は水素原子又は炭素数1〜6の脂肪族基で
    あり、R26は水素原子、置換基としてCN基、COOM
    基、OH基、COOCH3 基、COOCH2 CH 3 基、
    COCH3 基で置換されていてもよい、炭素数1〜6の
    アルキル基、又はメチル基で置換されていてもよいアリ
    ール基を表し、qは2〜4の整数を表し、X7 は置換基
    を有していてもよいアミノ基、アルキルチオ基、OH基
    又はアルコキシ基を表し、Mは水素原子、金属原子、置
    換基を有していてもよいアンモニウム塩を表す。)
  17. 【請求項17】 下記b群中に示される水溶性色素から
    選ばれる少なくとも一種を含む色素濃度の高い濃色イン
    クと、含金属アゾ系色素の少なくとも1種を含む色素濃
    度の低い淡色インクを使用することを特徴とする請求項
    1、3、9、10及び11のいずれかに記載のインクジ
    ェット記録方法。 <b群> C.I(カラーインデックス)において、 アシッドレッド 1,8,14,18,26,32,3
    5,37,42,49,50,51,52,57,6
    2,73,80,82,83,87,91,92,9
    3,94,95,98,106,111,114,11
    8,119,119:1,122,127,128,1
    31,143,143:1,151,154,158,
    161,186,212,217,218,228,2
    49,251,252,254,257,260,26
    1,263,265,266,274,276,27
    7,289,299,301,303,305,31
    8,328,336,337,341,355,36
    1,366,396,397ダイレクトレッド 2,
    4,6,9,23,26,31,39,54,55,5
    7,62,63,64,65,68,72,75,7
    6,79,80,81,83,83:1,84,89,
    92,95,99,111,141,173,180,
    184,207,211,212,214,218,2
    21,223,224,225,226,227,23
    2,233,240,241,242,243,247 リアクティブレッド 3,13,17,19,21,2
    2,23,24,29,35,37,40,41,4
    3,45,49,55,180 ベイシックレッド 12,13,14,15,18,2
    2,23,24,25,27,28,35,37,3
    9,40,48 アシッドバイオレット 5,34,43,47,48,
    90,103,126 ダイレクトバイオレット 7,9,47,48,51,
    66,90,93,94,95,98,100,101 リアクティブバイオレット 1,3,4,5,6,7,
    8,9,16,17,22,23,24,26,27,
    33,34 ベイシックバイオレット 1,2,3,7,10,1
    5,16,20,21,25,27,28,35,3
    7,39,40,48
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