JP2000264442A

JP2000264442A - ゲート開度自動調節機能付きベルトフィーダ

Info

Publication number: JP2000264442A
Application number: JP11077095A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Mizutani; 豊水谷; Nobuhiro Haramoto; 信洋原本
Original assignee: Japan Steel Works Ltd
Current assignee: Japan Steel Works Ltd
Priority date: 1999-03-23
Filing date: 1999-03-23
Publication date: 2000-09-26

Abstract

(57)【要約】【課題】操作者の負担を軽減し、材料の供給精度を向
上する。【解決手段】ベルト（１）にて搬送する材料（ｍ）の
目標量を設定する操作パネル（２）と、ゲート（２０
０）の開度を変更するゲート開度変更機構（２０７）
と、ベルト（１）にて搬送されている材料（ｍ）の搬送
量を測定するロードセル（３）と、測定した搬送量が目
標量に一致する方向にゲート開度を調節する指示を出す
中央制御部（４）と、前記指示に基づいて前記ゲート開
度変更機構（２７）へゲート開度指令（Ｓｍ）を送るゲ
ート駆動部（５）とを具備する。【効果】ゲート開度を操作者が手動で設定する必要が
ないため、操作者の負担を軽減できる。ゲート開度が常
に適切に自動調節されるため、材料の供給精度を向上す
ることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ゲート開度自動調
節機能付きベルトフィーダに関し、さらに詳しくは、操
作者の負担を軽減でき、材料の供給精度を向上すること
ができるゲート開度自動調節機能付きベルトフィーダに
関する。

【０００２】

【従来の技術】図４は、従来のベルトフィーダの一例を
示す構成図である。このベルトフィーダ５００は、ホッ
パ１０に入れた粉体または粒体の材料ｍをゲート６００
からベルト１上へ吐出し、ベルト１にて搬送するもので
ある。前記ベルト１の速度は、中央制御部５０４からの
指示によりベルト駆動部７がモータＭにベルト速度指令
Ｓｖを送ることで調節される。なお、ＰＧは、モータＭ
の回転を検出するパルスジェネレータである。前記ゲー
ト６００は、手動で開度を調節するようになっている。

【０００３】次に、動作を説明する。操作者は、ベルト
１にて搬送する材料ｍの目標量を操作パネル５０２から
設定する。また、ベルト１の初期速度を操作パネル２か
ら設定する。また、操作者は、前記目標量と前記初期速
度とを考慮して、ゲート６００の開度を設定する。次
に、中央制御部５０４は、前記初期速度にてベルト１を
駆動する。そして、所定周期（例えば１分毎）に、ベル
ト１にて搬送されている材料ｍの搬送量をロードセル３
により測定し、その測定した搬送量が目標量に一致する
方向にベルト速度を調節する（前記ベルト駆動部７に指
示する）。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記ベルトフィーダ５
００では、ベルト１の速度を自動調節することにより、
材料ｍの搬送量を目標量に一致させるように制御してい
る。しかし、ベルト速度の調節可能範囲には限界がある
ため、材料ｍの性状や供給量が大きく変わると、ゲート
６００の開度を手動変更する必要があり、操作者の負担
が大きい問題点がある。また、ゲート６００の開度の設
定が適切でないと、材料の供給精度が悪化する問題点が
ある。そこで、本発明の目的は、操作者の負担を軽減で
き、材料の供給精度を向上することができるゲート開度
自動調節機能付きベルトフィーダを提供することにあ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のゲート開度自動
調節機能付きベルトフィーダ（１００）は、材料（ｍ）
を、ゲート（２００）からベルト（１）上へ吐出し、ベ
ルト（１）にて搬送するベルトフィーダであって、ベル
ト（１）にて搬送する材料（ｍ）の目標量を設定する目
標量設定手段（２）と、前記ゲート（２００）の開度を
変更するゲート開度変更手段（２０７）と、ベルト
（１）にて搬送されている材料（ｍ）の搬送量を測定す
る搬送量測定手段（３，４）と、測定した搬送量が目標
量に一致するように前記ゲート開度変更手段（２０７）
へゲート開度指令（Ｓｍ）を送るゲート開度制御手段
（４，５）とを具備したことを構成上の特徴とするもの
である。上記本発明のゲート開度自動調節機能付きベル
トフィーダ（１００）では、ゲート（２００）の開度を
自動調節するため、操作者の負担を軽減できる。また、
ゲート（２００）の開度が常に適切に設定されるため、
材料の供給精度を向上することが出来る。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。なお、これにより本発明が限定され
るものではない。

【０００７】−第１の実施形態− 図１は、本発明の第１の実施形態にかかるゲート開度自
動調節機能付きベルトフィーダ１００を示す構成図であ
る。このゲート開度自動調節機能付きベルトフィーダ１
００は、ホッパ１０に入れた粉体または粒体の材料ｍを
ゲート２００からベルト１上へ吐出し、ベルト１にて搬
送するものである。前記ベルト１の速度は、中央制御部
４からの指示によりベルト駆動部７がモータＭにベルト
速度指令Ｓｖを送ることで調節される。なお、ＰＧは、
モータＭの回転を検出するパルスジェネレータである。
前記ゲート２００の開度は、前記中央制御部４からの指
示によりゲート駆動部５がゲート開度変更機構２０７に
ゲート開度指令Ｓｍを送ることで自動調節される。

【０００８】図２は、前記ゲート２００の断面図であ
る。ゲート板２０２は、ホッパ壁５１に突設されたホル
ダ５２により、スライド可能に保持されている。ゲート
開度変更機構２０７は、前記ゲート板２０２に固設され
たウォームロッド２０３と、ホッパ壁５１から突設され
前記ゲート板２０２および前記ウォームロッド２０３を
覆うカバー５３を貫通する駆動軸２０４と、その駆動軸
２０４の先端に設けられ前記ウォームロッド２０３と噛
合するウォームギヤ２０６と、前記駆動軸２０４を前記
カバー５３に回転可能に保持するロックナット２０５
と、前記駆動軸２０４を回転させるモータＭと、そのモ
ータＭの回転を検出するパルスジェネレータＰＧとを具
備して構成されている。前記モータＭにより前記駆動軸
２０４が回転すると、前記ウォームギヤ２０６の回転が
前記ウォームロッド２０３を直線運動させ、前記ゲート
板２０２が前記ベルト１に離合して、ゲート開度が変わ
る。なお、前記ゲート板２０２のスライドストロークＳ
Ｓは、フラッシング（ホッパ１０に材料を投入したとき
にゲート２００の隙間から材料が流れ出してしまう現
象）を防止するため、ベルト面まで確保してある。

【０００９】次に、動作を説明する。操作者は、ベルト
１にて搬送する材料ｍの目標量を操作パネル２から設定
する。また、ベルト１の初期速度を操作パネル２から設
定する。すると、中央制御部４は、前記目標量と前記初
期速度とからゲート２００の初期開度を決定し、ゲート
駆動部５に指示する。これにより、ゲート駆動部５は、
ゲート開度変更機構２０７にゲート開度指令Ｓｍを送
り、ゲート２００を前記初期開度にする。次に、中央制
御部４は、前記初期速度にてベルト１を駆動する。そし
て、所定周期（例えば１分毎）に、ベルト１にて搬送さ
れている材料ｍの搬送量をロードセル３により測定し、
その測定した搬送量が目標量に一致する方向にベルト速
度を調節する（前記ベルト駆動部７に指示する）。ここ
で、ベルト速度が前記初期速度を中心とした所定範囲
（例えば前記初期速度の９０％〜１１０％）内にあれ
ば、ゲート開度は変更しない。ところが、所定範囲外に
なれば、ベルト速度は変更せず、測定した搬送量が目標
量に一致する方向にゲート開度を調節する（前記ゲート
駆動部５に指示する）。

【００１０】以上のゲート開度自動調節機能付きベルト
フィーダ１００によれば、ゲート開度を操作者が手動で
設定する必要がなく、操作者の負担を軽減できる。ま
た、ゲート開度が常に適切に自動調節されるため、材料
の供給精度を向上することが出来る。

【００１１】−第２の実施形態− 第２の実施形態は、図３に示すボールナット式のゲート
２００’を、前記第１の実施形態のウォームギヤ式のゲ
ート２００に代えて用いるものである。図３において、
ゲート開度変更機構２０７は、ゲート板２０２に固設さ
れたナット２１１と、ホッパ壁５１から突設され前記ゲ
ート板２０２および前記ナット２１１を覆うカバー５３
を貫通し前記ナット２１１に螺合するボールネジ２１０
と、そのボールネジ２１０を前記カバー５３に回転可能
に保持するロックナット２０５と、前記ボールネジ２１
０を回転させるモータＭと、そのモータＭの回転を検出
するパルスジェネレータＰＧとを具備して構成されてい
る。前記モータＭにより前記ボールネジ２１０が回転す
ると、前記ナット２１１が直線運動し、前記ゲート板２
０２が前記ベルト１に離合して、ゲート開度が変わる。
なお、前記ゲート板２０２のスライドストロークＳＳ
は、フラッシングを防止するため、ベルト面まで確保し
てある。

【００１２】

【発明の効果】本発明のゲート開度自動調節機能付きフ
ィーダ（１００）によれば、ゲート開度を操作者が手動
で設定する必要がないため、操作者の負担を軽減でき
る。また、ゲート開度が常に適切に自動調節されるた
め、材料の供給精度を向上することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施形態にかかるゲート開度自
動調節機能付きベルトフィーダ（１００）の構成図であ
る。

【図２】本発明の第１の実施形態にかかるウォームギア
式のゲート（２００）の断面図である。

【図３】本発明の第２実施形態にかかるボールナット式
のゲート（２００’）の断面図である。

【図４】従来のベルトフィーダ（５００）の構成図であ
る。

【符号の説明】

１ベルト２操作パネル３ロードセル４中央制御部５ゲート駆動部７ベルト駆動部１０ホッパ２００，２００’ ゲート２０２ゲート板２０３ウォームロッド２０６ウォームギヤ２０７ゲート開度変更機構２１０ボールネジ２１１ナット

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 3F075 AA08 BA01 BB01 CA02 CA09 CB01 CB04 CB06 CB12 CB13 CB15 CB16 CC01 CC08 CD01 CD11

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】材料（ｍ）を、ゲート（２００）からベ
ルト（１）上へ吐出し、ベルト（１）にて搬送するベル
トフィーダであって、ベルト（１）にて搬送する材料（ｍ）の目標量を設定す
る目標量設定手段（２）と、前記ゲート（２００）の開
度を変更するゲート開度変更手段（２０７）と、ベルト
（１）にて搬送されている材料（ｍ）の搬送量を測定す
る搬送量測定手段（３，４）と、測定した搬送量が目標
量に一致するように前記ゲート開度変更手段（２０７）
へゲート開度指令（Ｓｍ）を送るゲート開度制御手段
（４，５）とを具備したことを特徴とするゲート開度自
動調節機能付きベルトフィーダ（１００）。
【請求項２】請求項１に記載のゲート開度自動調節機
能付ベルトフィーダ（１００）において、前記ゲート
（２）は、ベルト（１）に対して離合しベルト面との間
の空隙の幅を変更しうるゲート板（２０２）を有し、前
記ゲート開度変更手段（２０７）は、前記ゲート板（２
０２）をベルト（１）に対して離合させるウォームギヤ
機構（２０３，２０６）またはボールナット機構（２１
０，２１１）およびモータ（Ｍ）を具備してなることを
特徴とするゲート開度自動調節機能付きベルトフィーダ
（１００）。