JP2000264165A - シートベルトのショルダーガイド装置 - Google Patents
シートベルトのショルダーガイド装置Info
- Publication number
- JP2000264165A JP2000264165A JP11071240A JP7124099A JP2000264165A JP 2000264165 A JP2000264165 A JP 2000264165A JP 11071240 A JP11071240 A JP 11071240A JP 7124099 A JP7124099 A JP 7124099A JP 2000264165 A JP2000264165 A JP 2000264165A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide member
- shoulder
- seat belt
- collision
- occupant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】走行時の通常ではシートベルトによる肩締まり
感を解消しつつ衝突、転倒時等には乗員の拘束性能を確
保した。 【解決手段】乗員の一方の肩部から腰部に渡って斜めに
掛け渡されるシートベルトのガイド部材２を常時はスプ
リング８により上昇位置し、車両の衝突、転倒時等では
作動装置３によって下降位置するようにした。
感を解消しつつ衝突、転倒時等には乗員の拘束性能を確
保した。 【解決手段】乗員の一方の肩部から腰部に渡って斜めに
掛け渡されるシートベルトのガイド部材２を常時はスプ
リング８により上昇位置し、車両の衝突、転倒時等では
作動装置３によって下降位置するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の乗員を衝
突、転倒事故等の際に保護するシートベルトのショルダ
ーガイド装置に関するものである。
突、転倒事故等の際に保護するシートベルトのショルダ
ーガイド装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車の座席に着座している乗員を衝
突、転倒事故等の際に保護するために着用するシートベ
ルトは図３（Ａ）で示すように、ボデーに取り付けられ
たショルダーアンカからシートバック１１の上端側部に
固設されたショルダーガイド２０を通して乗員の一方の
肩部から腰部に渡って斜めに掛け渡されるシートベルト
１３をタングプレート１４によりバックルに結合するよ
うにした形式や図３（Ｂ）で示すように、ベルトアンカ
１６を座席に取り付けた形式の３点式シートベルトが一
般的である。
突、転倒事故等の際に保護するために着用するシートベ
ルトは図３（Ａ）で示すように、ボデーに取り付けられ
たショルダーアンカからシートバック１１の上端側部に
固設されたショルダーガイド２０を通して乗員の一方の
肩部から腰部に渡って斜めに掛け渡されるシートベルト
１３をタングプレート１４によりバックルに結合するよ
うにした形式や図３（Ｂ）で示すように、ベルトアンカ
１６を座席に取り付けた形式の３点式シートベルトが一
般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記シートベルトにお
いて、乗員の一方の肩部から腰部に渡って斜めに掛け渡
されるシートベルト１３の拘束性能はショルダーガイド
２０による乗員に対する適切な位置によって左右され
る、特にトラックドライバーのように大きなハンドル操
作を必要とする場合にショルダーガイド２０の位置が不
適切であるとシートベルト１３による肩締まり感が問題
となる。すなわち、ショルダーガイド２０の位置を高く
すると前記肩締まり感の問題は解決するが、これは逆に
乗員の拘束性能を悪くし、本来の良好な拘束性能を確保
することができなくなる可能性があった。好ましくは、
走行時の通常ではシートベルト１３による肩締まり感が
なく、衝突、転倒事故等の際には乗員の拘束性能を確保
することであるが、ショルダーガイド２０はシートバッ
ク１１の上端側部の一定位置に固設されているため、衝
突、転倒事故等の際の乗員の拘束性能は十分確保してい
るものの走行時の通常ではシートベルト１３による肩締
まり感があり、ハンドル操作等に不都合を感じている。
いて、乗員の一方の肩部から腰部に渡って斜めに掛け渡
されるシートベルト１３の拘束性能はショルダーガイド
２０による乗員に対する適切な位置によって左右され
る、特にトラックドライバーのように大きなハンドル操
作を必要とする場合にショルダーガイド２０の位置が不
適切であるとシートベルト１３による肩締まり感が問題
となる。すなわち、ショルダーガイド２０の位置を高く
すると前記肩締まり感の問題は解決するが、これは逆に
乗員の拘束性能を悪くし、本来の良好な拘束性能を確保
することができなくなる可能性があった。好ましくは、
走行時の通常ではシートベルト１３による肩締まり感が
なく、衝突、転倒事故等の際には乗員の拘束性能を確保
することであるが、ショルダーガイド２０はシートバッ
ク１１の上端側部の一定位置に固設されているため、衝
突、転倒事故等の際の乗員の拘束性能は十分確保してい
るものの走行時の通常ではシートベルト１３による肩締
まり感があり、ハンドル操作等に不都合を感じている。
【０００４】本発明の目的は、走行時の通常ではシート
ベルトによる肩締まり感を解消しつつ衝突、転倒時等に
は乗員の拘束性能を確保したシートベルトのショルダー
ガイド装置を提供することである。
ベルトによる肩締まり感を解消しつつ衝突、転倒時等に
は乗員の拘束性能を確保したシートベルトのショルダー
ガイド装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、自動車乗員の一方の肩部から腰部
に渡って斜めに掛け渡されるシートベルトのガイド装置
であつて、シートバックの上端側部に、常時はスプリン
グにより上昇位置し、衝突、転倒時等の検出信号により
下降作動する作動装置を介してガイド部材を設置し、前
記シートベルトを前記ガイド部材に挿通して、前記シー
トベルトを常時は乗員の肩部から離間させ、衝突、転倒
時には肩部に近接させて乗員を拘束するようにしたこと
を特徴とするものである。
めの本発明の構成は、自動車乗員の一方の肩部から腰部
に渡って斜めに掛け渡されるシートベルトのガイド装置
であつて、シートバックの上端側部に、常時はスプリン
グにより上昇位置し、衝突、転倒時等の検出信号により
下降作動する作動装置を介してガイド部材を設置し、前
記シートベルトを前記ガイド部材に挿通して、前記シー
トベルトを常時は乗員の肩部から離間させ、衝突、転倒
時には肩部に近接させて乗員を拘束するようにしたこと
を特徴とするものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図１において、１はシートバックフ
レームである。このシートバックフレーム１の上端側部
に固設したブラケット４に、常時は上昇位置し車両の衝
突、転倒時等の検出信号により下降作動する作動装置３
を介してガイド部材２を設置したものである。
基づいて説明する。図１において、１はシートバックフ
レームである。このシートバックフレーム１の上端側部
に固設したブラケット４に、常時は上昇位置し車両の衝
突、転倒時等の検出信号により下降作動する作動装置３
を介してガイド部材２を設置したものである。
【０００７】前記作動装置３の一実施形態としては図２
で示すように、下端に排気孔１０を有するシリンダ５に
内設されているピストン７にロッド６を介してガイド部
材２を固設し、前記シリンダ５内のピストン５より上方
部位にインフレータ９を配置させ、このインフレータ９
と前記ガイド部材２との間にガイド部材２を上昇付勢す
るスプリング８を介装した構造のものである。
で示すように、下端に排気孔１０を有するシリンダ５に
内設されているピストン７にロッド６を介してガイド部
材２を固設し、前記シリンダ５内のピストン５より上方
部位にインフレータ９を配置させ、このインフレータ９
と前記ガイド部材２との間にガイド部材２を上昇付勢す
るスプリング８を介装した構造のものである。
【０００８】本発明は上記の通りの構造であるから、常
時は図１及び図２（Ａ）で示すように、ガイド部材２は
スプリング８によって上昇付勢され、作動装置３のピス
トン７がインフレータ９に当接して上昇端に位置決めさ
れている。
時は図１及び図２（Ａ）で示すように、ガイド部材２は
スプリング８によって上昇付勢され、作動装置３のピス
トン７がインフレータ９に当接して上昇端に位置決めさ
れている。
【０００９】車両の衝突、転倒時等には、例えばエアバ
ックセンサからの検出信号によりインフレータ９内の火
薬に着火し、火薬の爆圧によってピストン７がスプリン
グ８に抗して下降動してガイド部材２を下降位置させ
る。この時、ピストン７の下方のシリンダ５内の空気は
排気孔１０から外部に押出されピストン７の動きを円滑
にする。
ックセンサからの検出信号によりインフレータ９内の火
薬に着火し、火薬の爆圧によってピストン７がスプリン
グ８に抗して下降動してガイド部材２を下降位置させ
る。この時、ピストン７の下方のシリンダ５内の空気は
排気孔１０から外部に押出されピストン７の動きを円滑
にする。
【００１０】従って、前記ガイド部材２に通しているシ
ートベルト１３は、常時のガイド部材２の上昇端位置で
は図４（Ａ）で示すように、乗員の肩部から離間して肩
締まり感を解消しており、衝突、転倒時等では図４
（Ｂ）で示すように、ガイド部材２の下降位置によって
拘束性能を十分確保するものである。
ートベルト１３は、常時のガイド部材２の上昇端位置で
は図４（Ａ）で示すように、乗員の肩部から離間して肩
締まり感を解消しており、衝突、転倒時等では図４
（Ｂ）で示すように、ガイド部材２の下降位置によって
拘束性能を十分確保するものである。
【００１１】尚、上記の実施形態の作動装置３はガイド
部材２の下降作動をインフレータ９内の火薬の爆圧によ
るものであるが、車両の衝突、転倒時等を検知するセン
サからの信号によって作動するソレノイドを用いてもよ
い。
部材２の下降作動をインフレータ９内の火薬の爆圧によ
るものであるが、車両の衝突、転倒時等を検知するセン
サからの信号によって作動するソレノイドを用いてもよ
い。
【００１２】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、自動
車乗員の一方の肩部から腰部に渡って斜めに掛け渡され
るシートベルトのガイド部材を常時はスプリングにより
上昇位置し、車両の衝突、転倒時等では作動装置によっ
て下降位置するようにした構成であるから、前記シート
ベルトを常時では乗員の肩部から離間して肩締まり感を
解消し、ハンドル操作や操舵操作等の運転姿勢を容易に
する上に、衝突、転倒時等では肩部に近接させて拘束性
能を十分確保することができる。
車乗員の一方の肩部から腰部に渡って斜めに掛け渡され
るシートベルトのガイド部材を常時はスプリングにより
上昇位置し、車両の衝突、転倒時等では作動装置によっ
て下降位置するようにした構成であるから、前記シート
ベルトを常時では乗員の肩部から離間して肩締まり感を
解消し、ハンドル操作や操舵操作等の運転姿勢を容易に
する上に、衝突、転倒時等では肩部に近接させて拘束性
能を十分確保することができる。
【図１】本発明装置の斜視図
【図２】作動装置の一実施形態を示す断面図
【図３】固定のショルダーガイドを備えた従来のシート
の斜視図
の斜視図
【図４】本発明装置による作用説明図
１ シートバックフレーム ２ ガイド部材 ３ 作動装置 ４ ブラケット ５ シリンダ ６ ロッド ７ ピストン ８ スプリング ９ インフレータ １０ 排気孔
Claims (1)
- 【請求項１】 自動車乗員の一方の肩部から腰部に渡っ
て斜めに掛け渡されるシートベルトのガイド装置であつ
て、 シートバックの上端側部に、常時はスプリングにより上
昇位置し、衝突、転倒時等の検出信号により下降作動す
る作動装置を介してガイド部材を設置し、 前記シートベルトを前記ガイド部材に挿通して、前記シ
ートベルトを常時は乗員の肩部から離間させ、衝突、転
倒時等には肩部に近接させて乗員を拘束するようにした
ことを特徴とするシートベルトのショルダーガイド装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11071240A JP2000264165A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | シートベルトのショルダーガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11071240A JP2000264165A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | シートベルトのショルダーガイド装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000264165A true JP2000264165A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13454989
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11071240A Pending JP2000264165A (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | シートベルトのショルダーガイド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000264165A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2859685A1 (fr) * | 2003-09-12 | 2005-03-18 | Renault Sa | Dispositif de guidage de sangle d'une ceinture de securite |
-
1999
- 1999-03-17 JP JP11071240A patent/JP2000264165A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2859685A1 (fr) * | 2003-09-12 | 2005-03-18 | Renault Sa | Dispositif de guidage de sangle d'une ceinture de securite |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6302437B1 (en) | Vehicle glove box assembly having knee restraint capabilities | |
| US6296292B1 (en) | Vehicle crash-safety seat | |
| JPH05213144A (ja) | 車両乗員の保護装置 | |
| KR20060021298A (ko) | 에어백 장치 | |
| JP3409707B2 (ja) | サイドエアバッグ装置 | |
| JPH05208647A (ja) | 自動車の前席乗員用保護装置 | |
| US20050006884A1 (en) | Occupant safety protection system | |
| JPH01275230A (ja) | 車輌用シート | |
| US20080073886A1 (en) | Headrest airbag | |
| JP2769468B2 (ja) | 車両のエアバッグ装置 | |
| JP3881760B2 (ja) | 乗員拘束装置 | |
| JP2000264165A (ja) | シートベルトのショルダーガイド装置 | |
| JPH0312602Y2 (ja) | ||
| US20040135354A1 (en) | Occupant protection apparatus for vehicle | |
| JP4816118B2 (ja) | 車両用エアベルト装置 | |
| JPH03281454A (ja) | 自動車のエアバッグ装置 | |
| JPH06156185A (ja) | 乗物用乗員拘束装置 | |
| JP4131358B2 (ja) | 自動車のサイドエアバッグ装置 | |
| US20020148667A1 (en) | Vehicle occupant gas restraining system | |
| KR100190457B1 (ko) | 파열 각도에 따른 에어 백 제어 방법 | |
| KR0171344B1 (ko) | 에어백을 이용한 트렁크 안전장치 | |
| KR100337824B1 (ko) | 차량용 에어백과 시트벨트의 작동제어장치 | |
| JP4174398B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
| JP3773881B2 (ja) | エアバッグ装置 | |
| KR200180956Y1 (ko) | 자동차의 에어백 장치 |