JP2000257502A - 自動車用電子制御装置 - Google Patents

自動車用電子制御装置

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JP2000257502A
JP2000257502A JP11059083A JP5908399A JP2000257502A JP 2000257502 A JP2000257502 A JP 2000257502A JP 11059083 A JP11059083 A JP 11059083A JP 5908399 A JP5908399 A JP 5908399A JP 2000257502 A JP2000257502 A JP 2000257502A
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data
electronic control
control unit
supplied
vehicle
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JP11059083A
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English (en)
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Atsushi Yamaguchi
惇 山口
Yoshihiro Kawase
義博 川瀬
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジン制御等の制御プログラムを実行しない
期間中に、当該制御プログラムを記憶した不揮発性メモ
リへのデータ書込ができるようにする。 【解決手段】バッテリ3からマイコン31内のメイン電
源回路33への電源供給は、IGスイッチ4がオフされ
ても、メインリレー2を介して続行される。IGオフ状
態ではFlashROM31c内のエンジン制御プログラムを用
いた制御は実行されないため、FlashROM31c自体を動
作モードから書込モードへ切り替えることができ、IG
オフ状態でもメインリレー2を介したルートでの電源供
給が維持されるため、Flash書込プログラムをRAM3
1bで動作させ、Flash書込用データをFlashROM31c
へ書き込むことができる。その電源供給がされている所
定期間中に、RAM31b内のEEPROM書込用データをEE
PROM35内へ、同じくRAM31b内のFlash書込用デ
ータFlashROM31cへそれぞれ書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載され
た所定の制御対象を制御する自動車用電子制御装置に関
し、特に、ダイアグコードなどの、イグニッションスイ
ッチOFF状態でもその内容を維持しておく必要のある
データを不揮発性メモリに書き込む際の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車に搭載されたエンジン
をはじめとする所定の制御対象を制御する電子制御装置
(ECU)が知られている。例えばエンジン用のECU
であれば、エンジンのエミッションに関連する異常や水
温センサなどの各種センサの異常を診断し、その診断結
果をダイアグコードとして記憶しておくことがなされて
いる。この車両状態を示すダイアグコードは、バッテリ
が外れても記憶内容が消えないようにする必要があるた
め、例えば不揮発性メモリの1つであるEEPROMを
マイクロコンピュータ(以下、単に「マイコン」と記
す。)の外部に設けていることが多い。
【0003】この構成では、マイコンは一定間隔で車両
状態をモニタし、EEPROMにダイアグコードとして
書き込むこととなるが、例えば自動車の仕様増加によ
り、記憶しておくべきダイアグコードの種類が増えデー
タ量が多くなってEEPROMの記憶容量が不足する場
合も考えられる。この場合は、例えば大容量EEPRO
Mに交換したり、EEPROMを追加することで対応で
きるが、交換・追加作業が必要となり、またコストアッ
プも招来してしまう。
【0004】ここで、例えばマイコン内部にフラッシュ
メモリを備え、そこに制御プログラムを記憶している構
成の自動車用電子制御装置の場合であれば、フラッシュ
メモリの記憶領域の全てが制御プログラム用に使用され
ることは少なく、空き領域が発生していることが多い。
したがって、その空き領域にダイアグコードを書き込め
ばよいとも考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フラッ
シュメモリには制御プログラムが記憶されており、その
制御プログラムを用いてエンジン制御などを実行してい
る最中においては、フラッシュメモリ自体が「動作モー
ド」となっているため、データ書込ができない。フラッ
シュメモリへデータ書込を行うためには、前記動作モー
ドから「書込モード」へ切り替える必要があり、結果的
に、エンジン制御などを実行している最中はデータ書込
ができないのである。
【0006】そこで、エンジン制御等の制御プログラム
を実行しない期間中に、当該制御プログラムを記憶した
不揮発性メモリへのデータ書込ができるようにして、上
述した問題を解決することのできる自動車用電子制御装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】上記目
的を達成するためになされた請求項1に記載の本発明の
自動車用電子制御装置は、記憶内容をメモリセルのブロ
ック単位で電気的に書き換え可能な読み出し専用の不揮
発性メモリ(以下、「書換可能ROM」ともいう。)を
備えており、その書換可能ROMに記憶された制御プロ
グラムに従って自動車に搭載された所定の制御対象を制
御する。所定の制御対象とはエンジンなどである。ま
た、本発明の自動車用電子制御装置は、制御プログラム
に従った制御の実行に必要な電源が電源供給装置から供
給される状態(いわゆるIGオン状態)と供給されない
状態(いわゆるIGオフ状態)とを切り替えるためのイ
グニッションスイッチを備えている。そして、イグニッ
ションスイッチにより電源供給装置から供給された電源
によって制御プログラムに従った制御を実行する。例え
ばエンジン制御をする場合、IGオン状態の場合にだけ
エンジン制御がなされ、IGオフ状態ではエンジン制御
がなされないこととなる。
【0008】ここで、特に請求項1記載の自動車用電子
制御装置においては、イグニッションスイッチにより通
常動作に必要な電源が供給されない状態へ切り替わった
場合であっても、供給状態制御手段が、その切り替わり
時点から所定期間は自動車用電子制御装置の通常動作に
必要な電源が電源供給装置から供給されている状態を継
続し、その後、通常動作に必要な電源が供給されない状
態に切替設定する。そして、供給状態制御手段によって
電源供給が維持されている所定期間中に、データ書込手
段が次のような処理を行う。すなわち、イグニッション
スイッチにより通常動作に必要な電源が供給されている
期間中に得られ、イグニッションスイッチにより通常動
作に必要な電源が供給されない状態においても内容を維
持する必要のあるデータを、書換可能ROMの、前記制
御プログラムが記憶されていない所定のブロックに書き
込むのである。
【0009】上述した従来技術の課題として、書換可能
ROM(上述例ではフラッシュメモリ)に記憶された制
御プログラムを用いてエンジン制御などを実行している
最中においては、書換可能ROMが「動作モード」とな
っているため、データ書込ができないことが挙げられ
る。しかし、この請求項1記載の自動車用電子制御装置
においては、イグニッションスイッチにより通常動作に
必要な電源が供給されない状態(IGオフ状態)になっ
た後の所定期間は、供給状態制御手段によって電源供給
が維持されている。そのIGオフ状態においては、制御
プログラムを用いた制御(エンジン制御など)は実行さ
れないため、書換可能ROMを動作モードから「書込モ
ード」へ切り替えることができる。そして、供給状態制
御手段によって電源供給が維持されているため、データ
書込手段は書換可能ROMにデータを書き込むことがで
きる。
【0010】このように、この請求項1記載の自動車用
電子制御装置によれば、例えばエンジン制御などの、制
御プログラムに基づいた制御を実行しない期間中であっ
ても、当該制御プログラムを記憶した書換可能ROMへ
のデータ書込ができ、上述した問題を解決することがで
きる。つまり、例えばダイアグコードをEEPROMに
書き込むことを前提とし、自動車の仕様増加により、記
憶しておくべきダイアグコードの種類が増えデータ量が
多くなってEEPROMの記憶容量が不足する場合であ
っても、制御プログラムを記憶している書換可能ROM
の空き領域を使用することができる。したがって、例え
ば大容量EEPROMに交換したり、EEPROMを追
加しなくてもよく、そのための交換・追加作業は不要と
なり、またコストアップも招来しない。
【0011】なお、ここでの効果説明は、一具体例とし
て上述した従来技術における構成、すなわちマイコンに
EEPROMが外付けされている構成を前提とした説明
であったが、本発明においてEEPROMが必須という
わけではない。例えば、記憶しておくべきダイアグコー
ドが、制御プログラムを記憶している書換可能ROMの
空き領域を使用すれば全て書き込めるだけのデータ量で
あれば、マイコン内の書換可能ROMのみでも対応可能
であり、この点での効果が得られる。
【0012】ところで、いわゆるIGオフ状態になって
からデータ書込手段により書換可能ROMの空き領域
(正確には、制御プログラムが記憶されていない所定の
ブロック)にデータを書き込むのであるが、この「内容
を維持する必要のあるデータ」については、請求項2に
示すように、イグニッションスイッチにより通常動作に
必要な電源が供給されている期間中(IGオン中)はR
AMにおいて更新記憶しておくことが好ましい。このよ
うにすれば、更新された最新のデータを最終的に書換可
能ROMへ書き込むことができるからである。
【0013】そして、このRAMとしては、請求項3に
示すように、電源供給装置により常時電源供給されるス
タンバイRAMとすることが考えられる。例えばエンジ
ン制御などを考えると、制御学習値をRAMへ記憶して
おく場合、次回の制御でも使用することが好ましいた
め、スタンバイRAMが用いられることが多い。したが
って、そのスタンバイRAMを援用(共用)すればよ
い。
【0014】ところで、前記書換可能ROMへのデータ
書込は、所定の書込プログラムに基づいて実行すること
となる。そして、この書込プログラムをどこに記憶させ
ておくかという点については、例えば請求項4に示すよ
うに、書換可能ROM内に記憶されておくことが考えら
れる。この場合は、書込プログラムの動作用として、不
揮発性メモリとは別のプログラム動作用メモリ(通常は
RAM)を備え、データ書込手段がデータを書換可能R
OMに書き込む際、その書込プログラムを書換可能RO
Mからプログラム動作用メモリへ移して実行させればよ
い。
【0015】もちろん、書換可能ROMとは別のメモリ
(ROMなど)に記憶しておいてもよいが、制御プログ
ラムの記憶された書換可能ROM自体に記憶しておけ
ば、別のメモリが不要となる利点が得られる。なお、制
御プログラムが記憶される書換可能ROMとしては、請
求項5に示すように、フラッシュメモリとすることが考
えられる。もちろん、EEPROMであってもよい。
【0016】そして、このように書換可能ROMとして
フラッシュメモリを用いる場合には、請求項6に示すよ
うに、データ書込手段が、書き込むべきデータ内容を、
不揮発性メモリとしてのフラッシュメモリ内に記憶され
ている対応データ内容と比較し、異なっている場合に限
り、データ更新を行うことが好ましい。
【0017】また、同様に書換可能ROMとしてフラッ
シュメモリを用いる場合には、請求項7に示す構成を採
用してもよい、すなわち、このフラッシュメモリとは別
に、イグニッションスイッチにより通常動作に必要な電
源が供給されない状態においても内容を維持する必要の
あるデータを記憶しておくための不揮発性メモリとして
のEEPROMを備え、データ書込手段が、内容を維持
する必要のあるデータを書き込む際、そのデータ種別に
応じ、フラッシュメモリ及びEEPROMに分散させて
書き込むようにするのである。
【0018】この場合には、例えば全てのデータをEE
PROMに書き込める状態であればEEPROMのみに
データ書込をし、自動車の仕様増加により、記憶してお
くべきコード種類が増えデータ量が多くなってEEPR
OMの記憶容量が不足する状況となれば、フラッシュメ
モリにもデータ書込を行うようにすることが考えられ
る。なお、どのデータをフラッシュメモリ、EEPRO
Mのいずれに書き込むかについては、予めデータ種類毎
に設定しておけばよい。
【0019】そして、データ種類に応じて分散して書き
込む場合には、請求項8に示すように、内容を維持する
必要のあるデータであって頻繁にデータ内容が変化する
可能性が低いものは、フラッシュメモリに書き込み、頻
繁にデータ内容が変化する可能性が高いものはEEPR
OMに書き込むことが好ましい。これは、一般的に言え
ば、データ書換の頻度が高い場合には、EEPROMの
方がデータ書換回数においてフラッシュメモリより適し
ているからである。
【0020】なお、書換可能ROMとしてフラッシュメ
モリを用いる場合には、内部に制御プログラムが記憶さ
れている関係から、請求項9に示すように、CPUを中
心として構成されるマイクロコンピュータ内にフラッシ
ュメモリが配備されることが好ましいと考えられる。
【0021】もちろん、フラッシュメモリをマイコンに
外付けする構成を採用することも可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を用いて説明する。図1は、自動車(車両)に搭
載されて内燃機関型エンジンの制御を行う、自動車用電
子制御装置の一実施形態としてのエンジンECU30と
メインリレー2、及びその周辺機器の構成を表すブロッ
ク図である。
【0023】エンジンECU30は、メイン電源回路3
3がメインリレー2及びイグニッションスイッチ4の両
方のルートを介してバッテリ3(電源供給装置に相当)
と接続されている。このメインリレー40は、エンジン
ECU30からのメインリレー制御信号によってオン状
態/オフ状態が切り替えられる。したがってイグニッシ
ョンスイッチ4がオンされている状態あるいはメインリ
レー2がオン状態の場合には、バッテリ3からの電源が
メイン電源回路33を介してマイコン31などに供給さ
れることにより、エンジンECU30は動作する。ま
た、このような構成であるため、イグニッションスイッ
チ4がオフされても、メインリレー2がオン状態であれ
ば、エンジンECU30は通常の動作が可能である。そ
して、イグニッションスイッチ4がオフされた後、メイ
ンリレー制御信号によってメインリレー2がオフ状態と
なると、メイン電源回路33からの電源供給がなくな
り、エンジンECU30は通常動作ができなくなる。
【0024】なお、イグニッションスイッチ4を介さず
バッテリ3と直接つながるサブ電源回路34を備えてい
るため、メイン電源回路33を介した電源供給が停止し
た後もこのサブ電源回路34を介してマイコン31に電
源供給される。そのため、マイコン31内のRAM31
bのデータはイグニッションスイッチ4のオフ後も保持
される。したがって、この状態が、上述した「エンジン
ECU30が通常動作できなくなる状態」である。
【0025】なお、バッテリ3は、図示しないエンジン
が駆動することによって充電される構成となっている。
具体的には、エンジンによって駆動されるオルタネータ
を備えており、そのオルタネータがエンジン回転数に応
じた電力を発生し、発生した電力がバッテリ3に供給さ
れるよう構成されている。この供給された電力によって
バッテリ3が充電される。
【0026】マイコン31では、CPU31aがFla
shROM(フラッシュメモリ)31cに記憶された制
御プログラムに従い、入出力回路32及びマイコン31
内のI/O31dを介して入力したセンサ信号に基づい
てエンジンが最適な動作をするようインジェクタ47や
イグナイタ48を制御する信号を出力する。また、エン
ジンのエミッションに関連する異常を自己診断してエン
ジンの動作やセンサ41〜46の異常等を診断し、外部
(DIAGテスタ49あるいは通信ライン5を介して接
続される他のECUなど)からの要求に応じて診断結果
のデータを出力する。なお、入出力回路32に接続され
ているセンサ41〜46は、空燃比(A/F)センサ4
1、エンジンの回転数を検出する回転センサ42、エア
フローメータ43、水温センサ44、スロットルセンサ
45、スタータスイッチ46である。
【0027】また、マイコン31内のRAM31bは、
CPU31aでの演算処理に使うセンサデータ、演算に
て求まった制御データ、あるいは上記診断にて得た種々
の診断データ等を一時的に保持する。また、マイコン3
1にはEEPR0M35が外付けで接続されている。
【0028】ここで、FlashROM31c及びEE
PROM35は共に、所定の書換電圧が供給された状態
で電気的に記憶内容の消去及び書き込みが可能な読み出
し専用の不揮発性メモリ(書換可能ROM)である。そ
して、EEPROM35はメモリセルの1単位でデータ
消去・書込ができるのに対して、FlashROM31
cはメモリセルのブロック単位でデータ消去・書込がで
きる構成である。
【0029】EEPROM35には、上述したRAM3
1bに一時的に保持されたデータの内、電源やバッテリ
が遮断された後も記憶させておきたいデータ(例えばフ
ィードバック補正係数やダイアグコードなど)が書き込
まれる。そして、FlashROM31cの一部にも、
同様のデータが書き込まれる。
【0030】ここで、FlashROM31c及びRA
M31bのメモリ領域の概念図である図6,7を参照し
てさらに説明を進める。FlashROM31cはメモ
リセルのブロック単位でブロック毎にデータ消去・書込
ができるようにされており、本実施例では、図6に示す
ように複数のブロックにて構成されている。ここでは6
つのブロックで構成されていると想定し、その内のブロ
ック1がFlash書込プログラム領域、ブロック2〜
5がエンジン制御プログラム領域、ブロック6がデータ
領域として設定されている。ブロック1に記憶されてい
るFlash書込プログラムは、ブロック6のデータ領
域にデータを書き込むためのプログラムであり、具体的
には、RAM31bへコピーされ、RAM31b上で動
作することとなる。
【0031】なお、このFlashROM31cは「動
作モード」と「書込モード」の2つのモードを取ること
ができ、「動作モード」においては、ブロック2〜5に
記憶されたエンジン制御プログラムを用いた制御が行わ
れる。この動作モードではデータ領域への書込はでき
ず、「書込モード」に切り替わった場合に限りデータ書
込が可能となる。この「動作モード」から「書込モー
ド」への切り替えは、マイコン31からのFlash書
込信号(図1参照)を書込モード端子に入れることによ
って行うことができる。
【0032】このようなメモリ構成であるため、データ
書込を行う際、エンジン制御プログラムのデータを破壊
(消去)することなく、データ領域のみのデータを消去
したりデータを書き込んだりすることができる。一方、
RAM31bは、使用目的によってメモリ領域がブロッ
ク分けされており、本実施例では、図7に示すように複
数のブロックにて構成されている。ここでは6つのブロ
ックで構成されていると想定し、その内のブロック1が
FlashROM31cに書き込むためのデータ領域、
ブロック2がEEPROM35に書き込むためのデータ
領域、ブロック3,4が学習値の記憶領域、ブロック
5,6が入力データ、出力データ領域として設定されて
いる。
【0033】この内、Flashデータ領域(ブロック
1)には、データ内容が頻繁には変化しないような例え
ばフライトレコーダデータ、車両固有の識別ID、ダイ
アグコード等が記憶される。また、EEPROMデータ
領域(ブロック2)には、データ内容が頻繁に変化する
ような例えばフィードバック補正係数やエンスト時の状
態記憶データなどが記憶される。一方、入出力データ領
域(ブロック5,6)には、イグニッションスイッチ4
がオフの状態において内容が破壊してもよいデータ(例
えばセンサ41〜46等の入力データや出力データ)を
記憶しておく領域として用いられたり、あるいは上述し
たFlashROM31c内の書込プログラム(図6参
照)をダウンロードするための領域として用いられる。
【0034】そして、マイコン31は、エンジン制御を
実行している際に取り込んだ各種データを一旦RAM3
1bに格納し、EEPROM35に対しては定期的にデ
ータを書き込み、FlashROM31cに対してはイ
グニッションスイッチ4がオフされた後、メインリレー
2を介して電源供給されている所定期間内にデータを書
き込む。
【0035】そこで次に、エンジンECU30のマイコ
ン31で実行される処理について、図2〜5のフローチ
ャートを用いて説明する。図2は、イグニッションスイ
ッチ4のオン直後に実行されるベースルーチンを表すフ
ローチャートであり、そのステップ(以下、単に「S」
と記す)10においては、メインリレー制御信号をON
とする。こうしておくことにより、イグニッションスイ
ッチ4がオフされた後もメインリレー2を介してマイコ
ン31へは電源が供給され続けることとなる。そして、
後述するFlashROM31cへのデータ書込が終了
した後で、メインリレー制御信号をOFFすれば、電源
供給を停止することができる。
【0036】S10でメインリレーを制御信号をONし
た後は、S20においてEEPROM35内に書かれて
いるデータをRAM31bへコピーし、S30において
FlashROM31c内に書かれているデータをRA
M31bへコピーする。このような処理の後、S40へ
移行し、FlashROM31c内のブロック2〜5に
記憶されているエンジン制御プログラム(図6参照)を
実行して各種エンジン制御処理を行う。
【0037】このS40におけるエンジン制御処理は、
入出力回路32からの各種センサ信号やスタータ信号と
EEPROM35内に格納されている制御データ(例え
ばフィードバック補正係数など)に基づき、エンジンに
対する最適な燃料噴射量や点火時期等を演算し、その演
算結果に応じて、インジェクタ47やイグナイタ48を
制御する信号を出力する、といった手順で実行される。
そして、このエンジン制御処理が繰り返し実行されるこ
とで、エンジンの運転が可能となる。
【0038】また、図3は、定時間毎に実行される異常
検出に係る処理を表すフローチャートである。最初のス
テップS110では、スロットルセンサ45や水温セン
サ44(図1参照)などのセンサ値、あるいは学習値が
正常な範囲に入っているかどうかをチェックする。そし
て、そのチェック結果が異常であった場合には(S12
0:YES)、検出した異常対象を特定するコードをR
AM31bの対応する領域に記憶する(S130)。対
応する領域とは、図7を参照して説明したように、Fl
ashROM31cへ書き込むように設定されたデータ
についてはブロック1の領域、EEPROM35へ書き
込むように設定されたデータについてはブロック2のデ
ータ領域へそれぞれ記憶するということである。
【0039】なお、S110においては、例えばインジ
ェクタ47や図示しない触媒などの不良状態を判断する
ようにしてもよい。図4は、定時間毎に実行されるEE
PROM35へのデータ書込に係る処理を表すフローチ
ャートである。
【0040】最初のステップS210では、RAM31
b内のブロック2(図7参照)、すなわちEEPROM
35へ書き込むデータを記憶しておくためのデータ領域
に記憶されているデータ(EEPROM書込用データ)
を、実際にEEPROM35内に書き込まれているデー
タと比較する。そして、このRAM31b内のEEPR
OM書込用データが最新コードであるかどうか、すなわ
ちEEPROM書込用データとEEPROM35内のデ
ータが同じであるかどうかを判断する(S220)。
【0041】最新コードでなければ(S220:N
O)、データ書込は行わないが、最新コードであれば
(S220:YES)、RAM31b内のEEPROM
書込用データをEEPROM35に書き込む(S23
0)。これによって、EEPROM35には、常に最新
コードが更新記憶されることとなる。
【0042】図5は、FlashROM31cへのデー
タ書込に係る処理を表すフローチャートである。本処理
は、イグニッションスイッチ4がオフされた場合に実行
される。すなわち、上述した図2のS10にてメインリ
レー制御信号をONとしているため、イグニッションス
イッチ4がオフされた後もメインリレー2を介してマイ
コン31へは電源が供給され続け、それによって処理が
行われる。
【0043】最初のステップS310では、EEPRO
M35へのデータ書込を行う。この処理は、実際には図
4にて説明した処理と同様であり、RAM31b内のE
EPROM書込用データを、EEPROM35内に書き
込まれているデータと比較し、最新コードであればその
EEPROM書込用データをEEPROM35内へ書き
込む。
【0044】続く、S320では、RAM31b内のブ
ロック1(図7参照)、すなわちFlashROM31
cへ書き込むデータを記憶しておくためのデータ領域に
記憶されているデータ(Flash書込用データ)を、
実際にFlashROM31c内に書き込まれているデ
ータと比較する。そして、このRAM31b内のFla
sh書込用データが最新コードであるかどうか、すなわ
ちFlash書込用データがFlashROM31c内
のデータが同じであるかどうかを判断する(S33
0)。
【0045】最新コードでなければ(S330:N
O)、データ書込は行わずにそのままS410へ移行す
るが、最新コードであれば(S330:YES)、S3
40へ移行して、FlashROM31c内のブロック
1(図6参照)に記憶されている書込プログラムを、R
AM31bの所定領域(図7に示すブロック5,6)へ
ダウンロードする。そして、S450では、プログラム
カウンタをRAM31b上の書込プログラムの先頭アド
レスに設定し、RAM31bで動作させる準備を行う。
したがって、続くS360〜S400はRAM31b上
で動作するFlash書込プログラムによって実行され
る処理となる。なお、本処理ルーチンの前提となるイグ
ニッションスイッチ4のオフによってエンジン制御プロ
グラムは停止するため、このような処理が可能となる。
【0046】Flash書込プログラムによって実行さ
れる処理の最初のステップS360では、Flashモ
ード切替ポートをONする。すなわち、Flash書込
信号(図1参照)を書込モード端子に入れることによっ
て「動作モード」から「書込モード」への切り替える。
【0047】そして、FlashROM31c内のブロ
ック6(図6参照)のデータ領域を消去(Erase)
した後(S370)、当該データ領域に、S330で最
新コードであると判断されたRAM31b内のFlas
h書込用データを書き込む(S380)。
【0048】書込終了後に、その書き込んだデータの内
容とRAM31b内のFlash書込用データの内容を
ベリファイする(S390)。これは書込データの信頼
性を向上させるための処理であり、図5には詳しくは表
していないが、ベリファイの結果が一致しなければS3
80の処理を繰り返し、一致すればS400へ移行す
る。
【0049】S400では、Flashモード切替ポー
トをOFFすることによって「書込モード」から「動作
モード」へ戻す。このようなFlash書込プログラム
によって実行される処理(S360〜S400)が終了
した後、S410では、メインリレー制御信号をOFF
する。これによって、マイコン31への電源供給が停止
される。
【0050】なお、本実施例では、マイコン31(内の
特にCPU31a)及びメインリレー2が、供給状態制
御手段に相当しており、図5のフローチャート中のステ
ップで言えば、S310〜S400の処理が行われた後
に実行するS410の処理が、供給状態制御手段として
の処理に相当する。また、図5のS360〜S400の
処理が、データ書込手段としての処理に相当する。
【0051】以上のような本実施例の自動車用電子制御
装置によれば、イグニッションスイッチ4を介して行わ
れるバッテリ3からマイコン31内のメイン電源回路3
3への電源供給がオフされても、メインリレー2を介し
てバッテリ3からマイコン31内のメイン電源回路33
へ電源供給がされる。そして、その電源供給がされてい
る所定期間中に、RAM31b内のEEPROM書込用
データをEEPROM35内へ書き込み(S310)、
同じくRAM31b内のFlash書込用データFla
shROM31cへ書き込む(S380)。
【0052】従来技術の課題として、FlashROM
31cに記憶された制御プログラムを用いてエンジン制
御などを実行している最中においては、FlashRO
M31cが「動作モード」となっているため、データ書
込ができないことが挙げられる。しかし、この実施形態
の場合には、FlashROM31cへのデータ書込は
IGオフ状態にて行っている。つまり、IGオフ状態に
おいてはFlashROM31c内のエンジン制御プロ
グラムを用いた制御は実行されないため、FlashR
OM31c自体を動作モードから書込モードへ切り替え
ることができる(S360)。そして、IGオフ状態で
もメインリレー2を介したルートでの電源供給が維持さ
れるため、Flash書込用データをFlashROM
31cへ書き込むことができる。
【0053】このように、FlashROM31cへも
ダイアグコードなどのデータ書込ができるため、従来技
術における問題を解決することができる。つまり、ダイ
アグコードなどをEEPROM35に書き込むことを前
提とし、自動車の仕様増加により、記憶しておくべきダ
イアグコードの種類が増えデータ量が多くなってEEP
ROM35の記憶容量が不足する場合であっても、制御
プログラムを記憶しているFlashROM31cの空
き領域を使用することができる。したがって、例えば大
容量EEPROMに交換したり、EEPROMを追加し
なくてもよく、そのための交換・追加作業は不要とな
り、またコストアップも招来しない。
【0054】また、FlashROM31cへのデータ
書込はIGオフ後にしか実行されないが、この書き込ま
れるデータ自体は、エンジン制御の実行中においても、
RAM31bにおいて更新記憶されている(図3参
照)。したがって、更新された最新のデータを最終的に
FlashROM31cへ書き込むことができる。
【0055】また、本実施形態においては、IGオフ状
態においても内容を維持する必要のあるデータの内、F
lashROM31cへは、データ内容が頻繁には変化
しないような例えばフライトレコーダデータ、車両固有
の識別ID、ダイアグコード等が書き込み、一方、EE
PROM38へは、データ内容が頻繁に変化するような
例えばフィードバック補正係数やエンスト時の状態記憶
データなどを書き込むようにした。これは、一般的に言
えば、データ書換の頻度が高い場合には、EEPROM
35の方がデータ書換回数においてFlashROM3
1cより適しているからである。
【0056】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではな
く、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。 (1)上記実施形態においては、図5の処理が途中で中
断されることは特に想定せずに説明したが、例えばバッ
テリ3とメインリレー2との間などで断線などが生じる
と、マイコン31への電源供給が停止し、図4の処理が
最後まで実行されずに中断する可能性もある。その場合
の対処を簡単に説明しておく。
【0057】この場合には、上記実施形態の図2及び図
5の代わりに、図8及び図9のフローチャートを実行す
る。図8及び図9共に、図2及び図5と同じ処理内容の
部分については同じステップ番号を付した。異なってい
る部分について説明する。図8に関しては、S10の後
に「終了IDがあるか否か」を判断するS15を追加
し、そのS15にて肯定判断であればS20へ移行する
が、否定判断の場合には、新しく追加したS17へ移行
することとした。また、S17の処理後はS40へ移行
することとした。
【0058】一方、図9に関しては、S400の後に
「EEPROM35に終了IDを書き込む」処理である
S405を追加しただけである。なお、S330にて否
定判断であった場合には、図5の場合と同様(つまりS
405は経由せず)にS410へ移行する。
【0059】このように、図9のS400の後のS40
5においてEEPROM35に終了IDを書き込んでい
るため、終了IDが書き込まれた状態というのは、S3
10でのEEPROM35へのデータ書込及びS380
でのFlashROM31cへのデータ書込が共に終了
している状態である。一方、終了IDが書き込まれてい
ない状態というのは、S310でのEEPROM35へ
のデータ書込及びS380でのFlashROM31c
へのデータ書込の少なくともいずれか一方は終了してい
ない可能性がある。
【0060】そこで、図8のベースルーチンにおいて
は、その終了IDがあるかどうかを判断し(S15)、
終了IDがあれば(S15:YES)、通常通り、その
EEPROM35及びFlashROM31c内のデー
タをRAM31bへコピーする(S20,S30)。し
かし、終了IDがなければ(S15:NO)、S17へ
移行して、RAM31b内のFlashROM31cに
書き込むためのデータ領域及びEEPROM35に書き
込むためのデータ領域(ブロック1及び2;図7参照)
には、初期値を設定する。
【0061】このようにすることで、実際には正常なデ
ータ書込がされていない場合のデータを使用してしまう
ことを防止できる。 (2)また、上記実施例においては、一般的な構成とし
て、マイコン31内にFlashROM31cを配備
し、EEPROM35をマイコン31に外付けした。し
かし、例えば図10(a)に示すように、マイコン外部
にFlashROMを出し、EEPROMは用いないよ
うにすることも考えられるし、図10(b)に示すよう
に、マイコン外部にFlashROM及びEEPROM
を共に配備することも可能である。
【0062】(3)また更に、上記実施形態では、自動
車のエンジンを制御するエンジンECU30を一例とし
て取り上げたが、本発明は、例えばブレーキ、トランス
ミッション、サスペンション等の他の制御対象を制御す
る自動車用電子制御装置に対しても、全く同様に適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用電子制御装置の一実施形態としてのエ
ンジンECUとメインリレー、及びその周辺機器の構成
を表すブロック図である。
【図2】 イグニッションスイッチのオン直後に実行さ
れるベースルーチンを表すフローチャートである。
【図3】定時間毎に実行される異常検出に係る処理を表
すフローチャートである。
【図4】定時間毎に実行されるEEPROM35へのデ
ータ書込に係る処理を表すフローチャートである。
【図5】FlashROMへのデータ書込に係る処理を
表すフローチャートである。
【図6】FlashROMのメモリ領域の概念図であ
る。
【図7】RAMのメモリ領域の概念図である。
【図8】別実施形態の場合の、イグニッションスイッチ
のオン直後に実行されるベースルーチンを表すフローチ
ャートである。
【図9】別実施形態の場合の、FlashROMへのデ
ータ書込に係る処理を表すフローチャートである。
【図10】マイコンとFlashROMあるいはEEP
ROMとの関係における別実施形態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2…メインリレー 3…バッテリ 4…イグニッションスイッチ 5…通信ライン 30…エンジンECU 31…マイコン 31a…CPU 31b…RAM 31c…FlashROM 31d…I/O 32…入出力回路 33…メイン電源回
路 34…サブ電源回路 35…EEPROM 41…A/Fセンサ 42…回転センサ 43…エアフローメータ 44…水温センサ 45…スロットルセンサ 46…スタータスイ
ッチ 47…インジェクタ 48…イグナイタ 49…DIAGテスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G084 CA07 DA13 DA26 EB02 EB06 FA35 5B018 GA04 HA23 HA31 HA35 MA23 NA01 PA03 QA05 RA11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶内容をメモリセルのブロック単位で電
    気的に書き換え可能な読み出し専用の不揮発性メモリを
    備え、前記不揮発性メモリに記憶された制御プログラム
    に従って自動車に搭載された所定の制御対象を制御する
    よう構成されていると共に、 前記制御プログラムに従った制御の実行に必要な電源が
    電源供給装置から供給される状態と供給されない状態と
    を切り替えるためのスイッチを備え、当該スイッチによ
    り前記電源供給装置から供給された電源によって前記制
    御プログラムに従った制御を実行するよう構成された自
    動車用電子制御装置において、 前記スイッチにより前記通常動作に必要な電源が供給さ
    れない状態へ切り替わった場合であっても、その切り替
    わり時点から所定期間は当該自動車用電子制御装置の通
    常動作に必要な電源が前記電源供給装置から供給されて
    いる状態を継続し、その後、通常動作に必要な電源が供
    給されない状態に切替設定する供給状態制御手段と、 前記スイッチにより前記通常動作に必要な電源が供給さ
    れている期間中に得られ、当該スイッチにより前記通常
    動作に必要な電源が供給されない状態においても内容を
    維持する必要のあるデータを、前記供給状態制御手段に
    よって電源供給が維持されている前記所定期間中に、前
    記不揮発性メモリの前記制御プログラムが記憶されてい
    ない所定のブロックに書き込むデータ書込手段と、 を備えていることを特徴とする自動車用電子制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の自動車用電子制御装置に
    おいて、 前記内容を維持する必要のあるデータは、前記スイッチ
    により前記通常動作に必要な電源が供給されている期間
    中はRAMにおいて更新記憶されていること、 を特徴とする自動車用電子制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の自動車用電子制御
    装置において、 前記RAMは、前記電源供給装置により常時電源供給さ
    れるスタンバイRAMであること、 を特徴とする自動車用電子制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用
    電子制御装置において、前記不揮発性メモリには自メモ
    リへの書込プログラムが記憶されていると共に、当該書
    込プログラムの動作用として、前記不揮発性メモリとは
    別のプログラム動作用メモリを備えており、 前記データ書込手段は、前記スイッチにより前記通常動
    作に必要な電源が供給されない状態においても内容を維
    持する必要のあるデータを前記不揮発性メモリに書き込
    む際、前記不揮発性メモリから前記プログラム動作用メ
    モリへ移されて動作する前記書込プログラムに従って、
    前記データ書込を実行すること、 を特徴とする自動車用電子制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の自動車用
    電子制御装置において、 前記不揮発性メモリは、ブロック単位で書換可能なフラ
    ッシュメモリであること、 を特徴とする自動車用電子制御装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の自動車用電子制御装置に
    おいて、 前記データ書込手段は、書き込むべきデータ内容を、前
    記不揮発性メモリとしてのフラッシュメモリ内に記憶さ
    れている対応データ内容と比較し、異なっている場合に
    限り、データ更新を行うこと、 を特徴とする自動車用電子制御装置。
  7. 【請求項7】請求項5又は6に記載の自動車用電子制御
    装置において、 前記制御プログラムの記憶された不揮発性メモリである
    フラッシュメモリとは別に、前記スイッチにより前記通
    常動作に必要な電源が供給されない状態においても内容
    を維持する必要のあるデータを記憶しておくための不揮
    発性メモリとしてのEEPROMを備えており、 前記データ書込手段は、前記内容を維持する必要のある
    データを書き込む際、そのデータ種別に応じ、前記フラ
    ッシュメモリ及びEEPROMに分散させて書き込むと
    共に、前記EEPROMに対しては、前記スイッチによ
    り前記通常動作に必要な電源が供給されている期間中に
    おいてもデータを書き込むこと、 を特徴とする自動車用電子制御装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の自動車用電子制御装置に
    おいて、 前記データ書込手段は、 前記内容を維持する必要のあるデータであって頻繁にデ
    ータ内容が変化する可能性が低いものは、前記フラッシ
    ュメモリに書き込み、頻繁にデータ内容が変化する可能
    性が高いものは前記EEPROMに書き込むこと、 を特徴とする自動車用電子制御装置。
  9. 【請求項9】請求項5〜8のいずれかに記載の自動車用
    電子制御装置において、 前記フラッシュメモリは、CPUを中心として構成され
    るマイクロコンピュータ内に配備されていること、 を特徴とする自動車用電子制御装置。
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