JP2000249968A - 画像観察装置 - Google Patents

画像観察装置

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JP2000249968A JP11056736A JP5673699A JP2000249968A JP 2000249968 A JP2000249968 A JP 2000249968A JP 11056736 A JP11056736 A JP 11056736A JP 5673699 A JP5673699 A JP 5673699A JP 2000249968 A JP2000249968 A JP 2000249968A
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和隆 猪口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射型の液晶パネルを用い、そこに表示され
た画像を装置全体の小型化、広画角化を図りつつ観察す
るようにしたヘッドマウントディスプレイに好適な画像
観察装置を得ること。 【解決手段】 反射型の表示手段と、光源手段からの光
束を該表示手段に入射させる照明光学系と、該表示手段
からの光束を観察者の観察位置に導光する表示光学系と
を有した画像観察装置において、該照明光学系と該表示
光学系は一部の光学要素を共有し、該光学要素は曲面を
備えていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は反射型の表示素子を
用いた画像観察装置に関し、例えば反射型の液晶表示素
子に表示された画像情報を適切に設定した偏心非回転対
称反射面を有する光学素子(プリズム)を介して拡大し
て観察するようにしたヘッドマウントディスプレイやメ
ガネ型ディスプレイ等に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりCRTやLCD等の表示素子を
用い、これらの表示素子に表示された画像を画像観察光
学系を介して拡大して観察させるようにした頭部装着型
の画像観察装置(ヘッドマウントディスプレイ)が良く
知られている。
【0003】例えば特開平7-333551号公報,特開平8-5
0256号公報,特開平8-160340号公報,特開平8-179238号
公報等においては、画像情報を表示する表示手段として
のLCD(液晶)と観察光学系としての小型プリズムと
を使用し、装置全体の小型化を図った画像観察装置が提
案されている。
【0004】図6は、特開平7-333551号公報で提案して
いる画像観察装置の要部概略図である。図6において、
LCD51から発せられた光を、小型プリズム52の入
射面53に入射させている。そして該小型プリズム52
に形成した曲率を有した全反射面54、そして反射面5
5との間で光束を折り畳み、その後、面54より小型プ
リズム52を射出させて観察者Eに導光している。これ
によって表示手段(LCD)51に表示した画像情報の
虚像を形成し、該虚像を観察者Eが観察するようにして
いる。小型プリズム52の反射面55は、偏心非回転対
称面(アジムス角度により光学的パワーの異なる面、所
謂自由曲面)で構成された偏心自由曲面より成ってい
る。
【0005】図7は従来の共軸凹面鏡を用いた画像観察
装置の要部概略図である。同図では表示素子61に表示
された画像情報からの光束をハーフミラー62で反射さ
せ、凹面鏡63に入射させている。凹面鏡63で反射し
た光束をハーフミラー62を介して観察者Eに導光して
いる。表示素子61に表示した画像情報は凹面鏡63に
よって拡大した虚像として形成される。これにより、観
察者は表示素子61に表示した画像情報の拡大虚像を観
察している。
【0006】図6に示す光学系のタイプは図7に示した
従来の共軸凹面鏡を用いたタイプに比べ、装置全体の小
型化及び観察視野の広画角化が容易であるという特徴を
有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来よりヘッドマウン
トディスプレイやメガネ型ディスプレイ等の画像観察装
置は、これらの装置を頭部に装着するため、特に装置全
体の小型化,軽量化が要望されている。また、表示手段
に表示した画像情報の観察に迫力を持たせるために観察
画角を広げることが重要な課題となっている。
【0008】図6に示すようなタイプのヘッドマウント
ディスプレイ(HMD)や、メガネ型ディスプレイ等の
画像観察装置において、表示素子として開口効率が高く
小型化に有利な反射型の表示素子(例えば反射型強誘電
性液晶素子)を用いて構成しようとすると、図8に示す
ように表示素子51と小型プリズム52の入射面53と
の間に表示素子51を照明するための照明系70を挿入
する必要がある。
【0009】ここで照明系70は、例えば光源71、光
源71からの光束を集光し平行光とするコンデンサーレ
ンズ72、コンデンサーレンズ72からの光束を反射さ
せ表示素子51を照明するハーフミラー面73aを含む
プリズム73等を有している。画像観察装置において、
反射型の表示素子を用いると、それを照明するための照
明系を表示素子51と小型プリズム52との間に配置し
なければならなく、図8に示すようにプリズム52と表
示素子51との間隔を広くする必要があり、このタイプ
の特徴を生かせず小型化,軽量化,広画角化を図ること
が難しいという問題が生じてくる。
【0010】また、光学系(プリズム52)を構成する
光学作用面の数が重複分を含めて4面しかないため、各
面のパワー,収差補正の分担が大きく、公差が厳しくな
り製造が難しくなってくるという問題が生じてくる。
【0011】本発明は、液晶ディスプレイ等の反射型の
表示手段に表示した画像情報を広い観察視野で観察する
際、表示手段を照明する照明系及び表示手段からの光束
を観察者の眼球に導光するための光学系、例えば屈折作
用を有するプリズム体より成る光学手段等の構成を適切
に設定することによって、装置全体の小型化を図りつ
つ、該画像情報を広い観察視野において良好なる画質で
観察することができる画像観察装置の提供を目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の画像観
察装置は、反射型の表示手段と、光源手段からの光束を
該表示手段に入射させる照明光学系と、該表示手段から
の光束を観察者の観察位置に導光する表示光学系とを有
した画像観察装置において、該照明光学系と該表示光学
系は一部の光学要素を共有し、該光学要素は曲面を備え
ていることを特徴としている。
【0013】請求項2の発明の画像観察装置は、反射型
の表示手段と、光源手段からの光束を該表示手段の表示
面に対して斜め方向から入射させる照明光学系と、該表
示手段からの光束を観察者に導光し、該表示手段に表示
した画像情報を観察させる表示光学系とを有した画像観
察装置において、該表示手段の中央部から射出する主光
線は該表示手段から斜め方向から射出しており、該表示
光学系は偏心した非回転対称反射面を有しており、該照
明光学系と該表示光学系は一部の光学要素を共用してお
り、該共用している光学要素は少なくとも1つの面が曲
面で構成されていることを特徴としている。
【0014】請求項3の発明の画像観察装置は、反射型
の表示素子、光源手段からの光束を該表示素子に導く照
明光学系、該表示素子によって反射された光束を観察眼
に導き観察眼に画像を観察させる表示光学系を有する画
像観察装置において、該表示光学系は少なくとも1面が
偏心した非回転対称反射面で構成され、該表示手段から
の中心画角における表示光束の主光線は該表示素子の表
示面法線に対し所定の角度を持って射出され、かつ前記
照明光学系と該表示光学系は一部の光学要素を共有し、
該光学要素は少なくとも1つの面が曲面で構成されてい
ることを特徴としている。
【0015】請求項4の発明は請求項1,2または3の
発明において、前記光学要素の面は非回転対称面である
ことを特徴としている。
【0016】請求項5の発明は請求項1から4のいずれ
か1項の発明において、前記光学要素は、前記表示光学
系の光路中では透過面として作用し、前記照明光学系の
光路中では反射面として作用する面を有することを特徴
としている。
【0017】請求項6の発明は請求項5の発明におい
て、前記光学要素の有する面は前記表示光学系及び前記
照明光学系の両方において正のパワーとして作用するこ
とを特徴としている。
【0018】請求項7の発明は請求項5または6の発明
において、前記光学要素の有する面は曲面であることを
特徴としている。
【0019】請求項8の発明は請求項1から7のいずれ
か1項の発明において、前期反射型の表示素子は強誘電
性液晶パネルであることを特徴としている。
【0020】請求項9の発明の画像観察装置は、光源手
段からの光束を偏心した面を含んだ3つ以上の光学面を
有する単一の媒質より成る第1プリズム体を介して反射
型の表示手段を斜め方向から照明し、該表示手段から斜
め方向に射出した光束を該第1プリズム体の一部の光学
面を介して偏心した面を含んだ3つ以上の光学面を有す
る単一の媒質より成る第2プリズム体を介して観察者に
導光して、該表示手段に表示した画像情報を観察させる
ようにしたことを特徴としている。
【0021】請求項10の発明は請求項9の発明におい
て、前記第1プリズム体は前記光源手段からの光束を入
射させる入射面、該入射面からの光束の一部を反射させ
る非回転対称面より成るハーフミラー面、該ハーフミラ
ー面で反射した光束を前記表示手段側へ射出させる射出
面を有していることを特徴としている。
【0022】請求項11の発明は請求項10の発明にお
いて、前記表示手段からの光束は前記第1プリズム体の
射出面より入射し、ハーフミラー面を通過して該第1プ
リズム体より射出して、前記第2プリズム体に入射して
いることを特徴としている。
【0023】請求項12の発明は請求項11の発明にお
いて、前記第2プリズム体は前記第1プリズム体のハー
フミラー面からの光束を入射させる入射面、該入射面か
らの光束を全反射させる全反射面、該全反射面からの光
束を反射させる非回転対称面より成る反射面、そして該
反射面からの光束を射出させる該全反射面と同形状の射
出面とを有していることを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部
概略図である.本実施形態の画像観察光学系は、光源1
1,コンデンサーレンズ12,拡散板13,コンデンサ
ーレンズ14,偏光板15、そしてプリズム体L1から
構成される照明光学系10,液晶素子などの反射型表示
素子30,プリズム体L1,偏光板21、そしてプリズ
ム体L2から構成される表示光学系20を有している。
【0025】次に各要素について説明する。
【0026】LED等よりなる光源11から射出された
光束はコンデンサーレンズ12で集束されつつ拡散板1
3に入射し、2次光源を構成する。拡散板13を通過し
た光束(発散光束)はコンデンサレンズ14で集束され
つつ偏光板15を通過し直線偏光となり、面(入射面)
16で屈折されプリズム体L1内に入射し、正のパワー
を有するハーフミラー面17でその一部が反射され、面
(射出面)18で屈折されつつプリズム体L1から射出
し反射型表示素子30の表示面に表示面法線に対し所定
の角度を持って入射する。面17は面頂点回りのアジム
ス角度によりパワーが異なる回転非対称非球面で構成す
ることにより光学系を偏心させることにより生じる諸収
差を補正している。尚、面16と面18は平面,曲面,
非球面または回転非対称面等から成っている。プリズム
体L1は偏心した面を含んだ3以上の光学面を有して構
成している。
【0027】一方、面16からの光束でハーフミラー面
17を透過した光束は、偏光板15に対しその偏光軸が
直交するように配置された偏光板21で遮断され、プリ
ズム体L2には入射しないようにしている。面17に正
のパワーを持たせることにより、照明光束の広がりを抑
えることができるため、コンデンサーレンズ14の外径
を小さくすることができるなど、照明光学系10の大き
さを小さくしている。
【0028】本実施形態においては、反射型表示素子3
0として強誘電性液晶パネルを用いている。強誘電性液
晶は角度特性が優れているため、表示面に対する入出射
角を大きく設定することができ、これによって広画角化
を図っている。本発明による効果を高めることができ
る。照明光学系10により反射型表示素子30の表示面
に入射した直線偏光光束は、表示素子30により表示画
像に応じて選択的にその偏光方向が回転させられる。表
示がオフの場合は入射光の偏光方向が保存されたまま反
射され、表示がオンの場合は偏光方向が90度回転され
反射される。また例えばRGB3色のLEDを光源11として
用い、それぞれのLEDの発光と同期させ表示を切り換
え、LEDの出力を制御することにより色及び階調を表現
することが可能となる。
【0029】反射型表示素子30の表示面で表示面法線
に対し所定の角度を持って射出(反射)された光束は、
面18で屈折されつつプリズム体L1に入射し、正のパ
ワーを有するハーフミラー面17で屈折されつつプリズ
ム体L1から射出され、偏光板21に達する。表示素子
30で偏光方向が保存されたまま反射された光束は、偏
光板21で遮断される。一方表示素子30で偏光方向が
回転された光束は偏光板21を通過し面22で屈折され
プリズム体L2に入射し、臨界角以上の角度で面23に
入射して全反射され、正のパワーを有したミラー面24
で反射され、臨界角以下の角度で再び面23に入射し、
屈折してプリズム体L2から射出され、観察眼Eに導か
れる。面17,18,22,23,24はそれぞれ光学
的パワーを有しており表示素子30の拡大された虚像を
形成する。面22,23,24はそれぞれ面頂点回りの
アジムス角度によりパワーが異なる回転非対称非球面で
構成することにより光学系を偏心させることにより生じ
る諸収差を少ない光学要素で補正することが可能として
いる。
【0030】尚、本実施形態において図4に示すように
面24をハーフミラー面とし、面24でプリズムL4を
接合し表示素子30で表示された画像と外界の画像から
の光束をプリズムL4,L2を通して観察眼Eに導光
し、双方の画像を同一視野で観察するようにしても良
い。尚、図4においては面25,面24,面23で構成
される光学系によって外界の画像を観察する観察系を構
成している。
【0031】本実施形態では、このように照明光を表示
素子30に斜めに入射及び反射させ、さらに照明光学系
10と表示光学系20でパワーを有した面(面18,面
17)を含む光学要素を共用し、またその光学要素を構
成する一面(面17)において反射作用及び透過作用を
使い分けることにより、光学要素と表示面の間隔を小さ
く設定することが可能とし、画角が広くしかも小型の光
学系を実現している。
【0032】本実施形態では、プリズム体L2だけでな
く、プリズム体L1の面17,18にそれぞれパワーを
持たせることにより、光学系を構成する各面が分担する
パワーを小さくしている。これによって、収差の発生を
低く抑えるとともに各面の収差補正の分担も小さくし
て、公差が緩くなるようにして製造を容易にしている。
さらにプリズム体L2のみで表示光学系を構成した場
合、設計的にメリジオナル方向(図1においては紙面方
向)においてパワーが不足する傾向にあるときには、面
17を特にサジタル方向(図1においては紙面に垂直な
方向)よりもメリジオナル方向にパワーの強いアナモフ
ィックな面をベースとして構成することにより、結像性
能を向上させている。面17,18をそれぞれ面頂点回
りのアジムス角度によりパワーが異なる回転非対称非球
面で構成しても良く、これによれば、より結像性能を向
上させることが可能となる。
【0033】さらに本実施形態においては、照明光学系
10、表示光学系20のそれぞれに偏光軸が直交するよ
うに2枚の偏光板を配置したが、本実施形態はこれに制
限されるものではない。
【0034】図2は本発明の実施形態2の要部概略図で
ある。本実施形態では、図2に示すように反射型表示素
子30の直前に1枚の偏光板19を設けている。図2に
示す実施形態2は図1に示した実施形態に対し、偏光板
15,21の代わりに偏光板19を、また、反射型表示
素子30の代わりに反射型表示素子30aを設けた以外
は同じ構成であり、同じ機能を有するものに関しては同
じ符号を付し、説明を略す。
【0035】反射型表示素子30aは反射型表示素子3
0に対し、表示のオン,オフに伴う入射光に対する偏光
制御が異なる。つまり、照明光学系10aにより反射型
表示素子30aの表示面に入射した直線偏光光束は、反
射型表示素子30aにより表示がオンの場合は入射光の
偏光方向が保存されたまま反射され、表示がオフの場合
は偏光方向が90度回転され反射される。このため、表
示がオンの場合は反射型表示素子30aによる反射光束
は偏光板19を通過でき、オフの場合は偏光板19で遮
断されることとなる。このような構成の場合、照明光学
系10aにおいて面16からの光束でハーフミラー面1
7を透過した光束が図2中で破線で示したように、観察
眼Eに入射しない方向に導かれるように、プリズム体L
2の各面が構成している。
【0036】また、このように構成するとプリズム体L
1が複屈折性のあるものでも良いため、材料選択の幅が
広がり、より小型軽量化を図ることが可能となる。
【0037】また、本実施形態においては照明系を表示
素子に斜めに入射及び反射させるように構成したが、例
えば図5に示すように表示素子に対し照明光を垂直に入
射及び反射させるようにした構成でも良い。図5に示す
実施形態は図1に示した実施形態に対し、プリズム体L
1の代わりにプリズム体L1aを設け、照明光を表示素
子30の表示面に対し垂直に入射及び反射させるように
構成した以外は同じ構成であり、同じ機能を有するもの
に関しては同じ符号を付し説明を略す。このように構成
すると、図1に示した実施形態に対し、光学要素と表示
面の間隔が若干大きくなるが、表示素子30として角度
特性のあまり良くなりものも使用可能となる。
【0038】図3は本発明の実施形態3の要部概略図で
ある。本実施形態の画像観察装置は面光源41、コンデ
ンサーレンズ14、偏光板15、ハーフミラー面31を
有するレンズL3から構成される照明光学系40、液晶
素子などの反射型表示素子30、レンズL3、偏光板2
1、プリズム体L2から構成される表示光学系50を有
している。尚、図1に示した実施形態1と同じ機能を有
するものに関しては同じ符号を付し、説明を略す。
【0039】導光板や面発光素子などの面光源41から
射出された光束はコンデンサーレンズ14で集束されつ
つ偏光板15を通過し直線偏光となり、レンズL3の正
のパワーを有するハーフミラー面31でその一部が反射
され、反射型表示素子30の表示面に表示面法線に対し
所定の角度を持って入射する。面31は面頂点回りのア
ジムス角度によりパワーが異なる回転非対称非球面で構
成することにより光学系を偏心させることにより生じる
諸収差を補正している。
【0040】一方、偏向板15からの光束でハーフミラ
ー面31を透過した光束は、面32を通過し偏光板15
に対しその偏光軸が直交するように配置された偏光板2
1で遮断され、プリズム体L2には入射しない。
【0041】反射型表示素子30の表示面に表示面法線
に対し所定の角度を持って射出(反射)された光束は、
正のパワーを有するレンズL3(面31,面32)で屈
折され、偏光板21に達する。表示素子30で偏光方向
が保存されたまま反射された光束は、偏光板21で遮断
される。一方表示素子30で偏光方向が回転された光束
は偏光板21を通過し、実施形態1で示した場合と同様
の光路を通って観察眼Eに導かれ、表示素子30の拡大
された虚像を形成する。
【0042】このように構成すると、実施形態1に示し
た場合と同様に画角が広くしかも小型の光学系が実現で
き、また光学系を構成する各面が分担するパワーを小さ
くすることができ、収差の発生を低く抑えられるととも
に、収差補正の分担も小さくすることが可能となるた
め、公差が緩くなることから製造が容易となる。
【0043】本実施形態においても図2,図4に示した
ような構成も当然可能であり、偏光板の配置や反射型表
示素子の表示方式によって本発明の構成は制限されるも
のではない。例えば表示素子としてネマティックタイプ
の液晶パネルを用いると、偏光の回転角を制御可能とな
るため、偏光の回転角により階調を出すことができ、液
晶の駆動周波数を低く抑えることが可能となる。
【0044】尚、本実施形態においては、光源手段とし
てLEDや面光源を用いたが、外光を利用するように構
成しても良い。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、液晶ディ
スプレイ等の反射型の表示手段に表示した画像情報を広
い観察視野で観察する際、表示手段を照明する照明系及
び表示手段からの光束を観察者の眼球に導光するための
光学系、例えば屈折作用を有するプリズム体より成る光
学手段等の構成を適切に設定することによって、装置全
体の小型化を図りつつ、該画像情報を広い観察視野にお
いて良好なる画質で観察することができる画像観察装置
を達成することができる。
【0046】特に本発明によれば、反射型の表示素子を
用いた場合においても画像観察装置の小型化・画角の広
角化が可能となる。また装置を大型化することなく光学
作用面を増やすことができ、各面のパワー,収差補正の
分担を低く設定することができ製造が容易となる等の効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】 本発明の実施形態2の要部概略図
【図3】 本発明の実施形態3の要部概略図
【図4】 図1の他の実施形態の説明図
【図5】 図1の他の実施形態の説明図
【図6】 従来の画像観察装置の要部概略図
【図7】 従来の画像観察装置の要部概略図
【図8】 従来の画像観察装置の要部概略図
【符号の説明】
10,40 照明光学系 11 光源手段 12 コンデンサーレンズ 13 拡散板 14 コンデンサーレンズ 15,21,19 偏光板 L1,L2,L4 プリズム体 L3 レンズ 20,50 表示光学系 30 反射型の表示素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪口 和隆 神奈川県横浜市西区花咲町6丁目145番地 株式会社エム・アール・システム研究所 内 (72)発明者 森島 英樹 神奈川県横浜市西区花咲町6丁目145番地 株式会社エム・アール・システム研究所 内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射型の表示手段と、光源手段からの光
    束を該表示手段に入射させる照明光学系と、該表示手段
    からの光束を観察者の観察位置に導光する表示光学系と
    を有した画像観察装置において、該照明光学系と該表示
    光学系は一部の光学要素を共有し、該光学要素は曲面を
    備えていることを特徴とする画像観察装置。
  2. 【請求項2】 反射型の表示手段と、光源手段からの光
    束を該表示手段の表示面に対して斜め方向から入射させ
    る照明光学系と、該表示手段からの光束を観察者に導光
    し、該表示手段に表示した画像情報を観察させる表示光
    学系とを有した画像観察装置において、該表示手段の中
    央部から射出する主光線は該表示手段から斜め方向から
    射出しており、該表示光学系は偏心した非回転対称反射
    面を有しており、該照明光学系と該表示光学系は一部の
    光学要素を共用しており、該共用している光学要素は少
    なくとも1つの面が曲面で構成されていることを特徴と
    する画像観察装置。
  3. 【請求項3】 反射型の表示素子、光源手段からの光束
    を該表示素子に導く照明光学系、該表示素子によって反
    射された光束を観察眼に導き観察眼に画像を観察させる
    表示光学系を有する画像観察装置において、該表示光学
    系は少なくとも1面が偏心した非回転対称反射面で構成
    され、該表示手段からの中心画角における表示光束の主
    光線は該表示素子の表示面法線に対し所定の角度を持っ
    て射出され、かつ前記照明光学系と該表示光学系は一部
    の光学要素を共有し、該光学要素は少なくとも1つの面
    が曲面で構成されていることを特徴とする画像観察装
    置。
  4. 【請求項4】 前記光学要素の面は非回転対称面である
    ことを特徴とする請求項1,2または3の画像観察装
    置。
  5. 【請求項5】 前記光学要素は、前記表示光学系の光路
    中では透過面として作用し、前記照明光学系の光路中で
    は反射面として作用する面を有することを特徴とする請
    求項1から4のいずれか1項の画像観察装置。
  6. 【請求項6】 前記光学要素の有する面は前記表示光学
    系及び前記照明光学系の両方において正のパワーとして
    作用することを特徴とする請求項5の画像観察装置。
  7. 【請求項7】 前記光学要素の有する面は曲面であるこ
    とを特徴とする請求項5の画像観察装置。
  8. 【請求項8】 前期反射型の表示素子は強誘電性液晶パ
    ネルであることを特徴とする請求項1から7のいずれか
    1項の画像観察装置。
  9. 【請求項9】 光源手段からの光束を偏心した面を含ん
    だ3つ以上の光学面を有する単一の媒質より成る第1プ
    リズム体を介して反射型の表示手段を斜め方向から照明
    し、該表示手段から斜め方向に射出した光束を該第1プ
    リズム体の一部の光学面を介して偏心した面を含んだ3
    つ以上の光学面を有する単一の媒質より成る第2プリズ
    ム体を介して観察者に導光して、該表示手段に表示した
    画像情報を観察させるようにしたことを特徴とする画像
    観察装置。
  10. 【請求項10】 前記第1プリズム体は前記光源手段か
    らの光束を入射させる入射面、該入射面からの光束の一
    部を反射させる非回転対称面より成るハーフミラー面、
    該ハーフミラー面で反射した光束を前記表示手段側へ射
    出させる射出面を有していることを特徴とする請求項9
    の画像観察装置。
  11. 【請求項11】 前記表示手段からの光束は前記第1プ
    リズム体の射出面より入射し、ハーフミラー面を通過し
    て該第1プリズム体より射出して、前記第2プリズム体
    に入射していることを特徴とする請求項10の画像観察
    装置。
  12. 【請求項12】 前記第2プリズム体は前記第1プリズ
    ム体のハーフミラー面からの光束を入射させる入射面、
    該入射面からの光束を全反射させる全反射面、該全反射
    面からの光束を反射させる非回転対称面より成る反射
    面、そして該反射面からの光束を射出させる該全反射面
    と同形状の射出面とを有していることを特徴とする請求
    項11の画像観察装置。
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