JP2000249324A - ごみ処理設備における脱臭方法 - Google Patents
ごみ処理設備における脱臭方法Info
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- JP2000249324A JP2000249324A JP11047345A JP4734599A JP2000249324A JP 2000249324 A JP2000249324 A JP 2000249324A JP 11047345 A JP11047345 A JP 11047345A JP 4734599 A JP4734599 A JP 4734599A JP 2000249324 A JP2000249324 A JP 2000249324A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 ＲＤＦ製造装置1 の各所臭気発生ゾーン
から臭気エアをごみピット2 に集める。収集した臭気エ
アの一部を該ごみピット2 から乾燥機用熱風炉あるいは
脱臭炉に燃焼用空気として送る。これと共に、残部を脱
臭装置5 を経てごみピット2 から脱臭ファン6 で吸引し
て該ごみピット2 を常に負圧に保つ。該ごみピット2 と
プラットホーム9 あるいは大気との差圧を差圧計11で検
出して、この検出値が所要範囲内になるように上記臭気
エア量を制御する。これによって脱臭装置5 を制御運転
する。 【効果】 活性炭式の脱臭装置の容量を小さくできる。
ごみピットを差圧制御しているので、臭気漏れの恐れが
ない。乾燥機用熱風炉あるいは脱臭炉の運転が容易にで
きる。ＲＤＦ製造設備に焼却炉が並設されている場合
は、臭気エアを焼却炉の燃焼用空気として脱臭処理でき
る。
から臭気エアをごみピット2 に集める。収集した臭気エ
アの一部を該ごみピット2 から乾燥機用熱風炉あるいは
脱臭炉に燃焼用空気として送る。これと共に、残部を脱
臭装置5 を経てごみピット2 から脱臭ファン6 で吸引し
て該ごみピット2 を常に負圧に保つ。該ごみピット2 と
プラットホーム9 あるいは大気との差圧を差圧計11で検
出して、この検出値が所要範囲内になるように上記臭気
エア量を制御する。これによって脱臭装置5 を制御運転
する。 【効果】 活性炭式の脱臭装置の容量を小さくできる。
ごみピットを差圧制御しているので、臭気漏れの恐れが
ない。乾燥機用熱風炉あるいは脱臭炉の運転が容易にで
きる。ＲＤＦ製造設備に焼却炉が並設されている場合
は、臭気エアを焼却炉の燃焼用空気として脱臭処理でき
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＲＤＦ製造設備の
ようなごみ処理設備における脱臭方法に関する。
ようなごみ処理設備における脱臭方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＲＤＦ製造設備において、生ごみ臭気の
脱臭装置として主に活性炭吸着式の脱臭装置が使われて
いるが、これは、臭気発生エリアが広くかつ脱臭装置設
置箇所が多いため、吸引風量が多くなり、装置が大型な
ものとなり、ランニングコストおよびイニシャルコスト
が共に増大するといういう問題を有する。
脱臭装置として主に活性炭吸着式の脱臭装置が使われて
いるが、これは、臭気発生エリアが広くかつ脱臭装置設
置箇所が多いため、吸引風量が多くなり、装置が大型な
ものとなり、ランニングコストおよびイニシャルコスト
が共に増大するといういう問題を有する。
【０００３】従来、ＲＤＦ製造設備において、図２に示
すように、ごみピット(21)、受入ホッパ(22)、コンベヤ
(23)、破砕機、ＲＤＦ成形機等の各所臭気発生ゾーンよ
り臭気エアを個別に集め、収集した臭気エアを主に大型
の活性炭式脱臭装置(24)へ送ってここで処理していた。
すように、ごみピット(21)、受入ホッパ(22)、コンベヤ
(23)、破砕機、ＲＤＦ成形機等の各所臭気発生ゾーンよ
り臭気エアを個別に集め、収集した臭気エアを主に大型
の活性炭式脱臭装置(24)へ送ってここで処理していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように各所臭気発
生ゾーンより臭気エアを個別に集め、収集した臭気エア
を活性炭式脱臭装置で処理する方法では、同脱臭装置の
大きさ（容量）は、臭気濃度にあまり関係なく風量に比
例して決定されるため、脱臭装置は必然的に大型のもの
となり、コスト高を招いた。
生ゾーンより臭気エアを個別に集め、収集した臭気エア
を活性炭式脱臭装置で処理する方法では、同脱臭装置の
大きさ（容量）は、臭気濃度にあまり関係なく風量に比
例して決定されるため、脱臭装置は必然的に大型のもの
となり、コスト高を招いた。
【０００５】ＲＤＦ製造設備には、乾燥機用熱風炉等の
ように燃焼用空気を必要とする箇所があり、このような
箇所の燃焼用空気を臭気エアで代用すれば、脱臭装置を
小型化することができるが、乾燥機の燃焼用空気量は変
動し、しかもＲＤＦ製造設備は終日連続運転でないため
脱臭装置へ送るべき臭気エア量と乾燥機へ送るべき臭気
エア量との調整が難しい。
ように燃焼用空気を必要とする箇所があり、このような
箇所の燃焼用空気を臭気エアで代用すれば、脱臭装置を
小型化することができるが、乾燥機の燃焼用空気量は変
動し、しかもＲＤＦ製造設備は終日連続運転でないため
脱臭装置へ送るべき臭気エア量と乾燥機へ送るべき臭気
エア量との調整が難しい。
【０００６】本発明の目的は、上記のような問題を解決
することができる、ごみ処理設備における脱臭方法を提
供することにある。
することができる、ごみ処理設備における脱臭方法を提
供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、ごみ処理設備
の各所臭気発生ゾーンから臭気エアをごみピットに集
め、収集した臭気エアの一部を該ごみピットから乾燥機
用熱風炉あるいは脱臭炉に燃焼用空気として送ると共
に、残部を脱臭装置を経てごみピットから脱臭ファンで
吸引して該ごみピットを常に負圧に保ち、該ごみピット
とプラットホームあるいは大気との差圧を検出してこの
検出値が所要範囲内になるように上記臭気エア量を制御
し、これによって脱臭装置を制御運転することを特徴と
するごみ処理設備における脱臭方法である。
の各所臭気発生ゾーンから臭気エアをごみピットに集
め、収集した臭気エアの一部を該ごみピットから乾燥機
用熱風炉あるいは脱臭炉に燃焼用空気として送ると共
に、残部を脱臭装置を経てごみピットから脱臭ファンで
吸引して該ごみピットを常に負圧に保ち、該ごみピット
とプラットホームあるいは大気との差圧を検出してこの
検出値が所要範囲内になるように上記臭気エア量を制御
し、これによって脱臭装置を制御運転することを特徴と
するごみ処理設備における脱臭方法である。
【０００８】ごみ処理設備の代表例は、可燃性ごみを粉
砕し粉砕物を成形機によってペレット状に成形し燃料を
製造するＲＤＦ製造設備である。ＲＤＦ製造設備の各所
臭気発生ゾーンは、各コンベヤ、破砕機、ＲＤＦ成形機
等である。
砕し粉砕物を成形機によってペレット状に成形し燃料を
製造するＲＤＦ製造設備である。ＲＤＦ製造設備の各所
臭気発生ゾーンは、各コンベヤ、破砕機、ＲＤＦ成形機
等である。
【０００９】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図示の実施例に
基いて具体的に説明する。
基いて具体的に説明する。
【００１０】図１において、ＲＤＦ製造設備(1) のごみ
ピット(2) および受入れホッパ(7)は閉鎖室となされて
いる。パッカー車でプラットホーム(9) へ搬送されて来
た可燃性ごみは、ごみピット(2) のシャッター(8) を開
いて、ここからごみピット(2) 内に供給され、吊上げ移
送機(10)で適量ずつ受入れホッパ(7) へ送られる。
ピット(2) および受入れホッパ(7)は閉鎖室となされて
いる。パッカー車でプラットホーム(9) へ搬送されて来
た可燃性ごみは、ごみピット(2) のシャッター(8) を開
いて、ここからごみピット(2) 内に供給され、吊上げ移
送機(10)で適量ずつ受入れホッパ(7) へ送られる。
【００１１】ＲＤＦ製造設備(1) のコンベヤ、破砕機、
ＲＤＦ成形機等の各所臭気発生ゾーンから臭気エアは、
臭気ファン(3) でごみピット(2) に集められる。収集し
た臭気エアの一部はごみピット(2) から、ＲＤＦ製造設
備(1) に付設されている乾燥機用熱風炉あるいは脱臭炉
に燃焼用空気として燃焼用空気ファン(4) で送出され、
ここで燃焼により脱臭処理される。
ＲＤＦ成形機等の各所臭気発生ゾーンから臭気エアは、
臭気ファン(3) でごみピット(2) に集められる。収集し
た臭気エアの一部はごみピット(2) から、ＲＤＦ製造設
備(1) に付設されている乾燥機用熱風炉あるいは脱臭炉
に燃焼用空気として燃焼用空気ファン(4) で送出され、
ここで燃焼により脱臭処理される。
【００１２】上記臭気エアの残部は活性炭式脱臭装置
(5) を経てごみピット(2) から脱臭ファン(6) で吸引さ
れ、該ごみピット(2) 内は常に負圧に保たれている。差
圧計(11)によってごみピット(2) とプラットホーム(9)
との差圧が測定され、これに基くファン制御信号が脱臭
ファン(6) へ送られ、この信号によって、ごみピット
(2) とプラットホーム(9) との間にある程度の差圧（好
ましくは数ｍｍＨｇ〜数１０ｍｍＨｇ）が生じるよう
に、脱臭ファン(6) が制御される。こうして、脱臭装置
(5) が制御運転され、同装置(5) で脱臭処理されたガス
は大気中へ放出される。
(5) を経てごみピット(2) から脱臭ファン(6) で吸引さ
れ、該ごみピット(2) 内は常に負圧に保たれている。差
圧計(11)によってごみピット(2) とプラットホーム(9)
との差圧が測定され、これに基くファン制御信号が脱臭
ファン(6) へ送られ、この信号によって、ごみピット
(2) とプラットホーム(9) との間にある程度の差圧（好
ましくは数ｍｍＨｇ〜数１０ｍｍＨｇ）が生じるよう
に、脱臭ファン(6) が制御される。こうして、脱臭装置
(5) が制御運転され、同装置(5) で脱臭処理されたガス
は大気中へ放出される。
【００１３】ＲＤＦ製造設備(1) に焼却炉が並設されて
いる場合は、上記臭気エアの残部は脱臭装置(5) を経な
いで焼却炉へ燃焼用空気として送出され、ここで燃焼に
より脱臭処理される。
いる場合は、上記臭気エアの残部は脱臭装置(5) を経な
いで焼却炉へ燃焼用空気として送出され、ここで燃焼に
より脱臭処理される。
【００１４】
【発明の効果】本発明方法では、ごみ処理設備の各所臭
気発生ゾーンから臭気エアをごみピットに集め、収集し
た臭気エアの一部を該ごみピットから乾燥機用熱風炉あ
るいは脱臭炉に燃焼用空気として送ると共に、残部を脱
臭装置を経てごみピットから脱臭ファンで吸引して該ご
みピットを常に負圧に保ち、該ごみピットとプラットホ
ームあるいは大気との差圧を検出してこの検出値が所要
範囲内になるように上記臭気エア量を制御し、これによ
って脱臭装置を制御運転するので、下記の効果が奏され
る。
気発生ゾーンから臭気エアをごみピットに集め、収集し
た臭気エアの一部を該ごみピットから乾燥機用熱風炉あ
るいは脱臭炉に燃焼用空気として送ると共に、残部を脱
臭装置を経てごみピットから脱臭ファンで吸引して該ご
みピットを常に負圧に保ち、該ごみピットとプラットホ
ームあるいは大気との差圧を検出してこの検出値が所要
範囲内になるように上記臭気エア量を制御し、これによ
って脱臭装置を制御運転するので、下記の効果が奏され
る。
【００１５】・活性炭式の脱臭装置の容量を小さくでき
る。
る。
【００１６】・ごみピットを差圧制御しているので、臭
気漏れの恐れがない。
気漏れの恐れがない。
【００１７】・乾燥機用熱風炉あるいは脱臭炉の運転が
容易にできる。
容易にできる。
【００１８】・ＲＤＦ製造設備に焼却炉が並設されてい
る場合は、臭気エアを焼却炉の燃焼用空気として脱臭処
理できる。
る場合は、臭気エアを焼却炉の燃焼用空気として脱臭処
理できる。
【図１】本発明の実施例を示すフローシートである。
【図２】従来技術を示すフローシートである。
１：ＲＤＦ製造設備 ２：ごみピット ３：臭気ファン ４：燃焼用空気ファン ５：活性炭式脱臭装置 ６：脱臭ファン ７：受入れホッパ ８：シャッター ９：プラットホーム １０：吊上げ移送機
フロントページの続き Ｆターム(参考） 3K078 AA01 BA01 BA21 CA11 4D002 AB02 AC10 BA04 BA05 DA41 EA02 GA02 GA03 GB01 GB04 HA10 4D004 AA03 AC05 BA03 CA04 CA14 CA18 CA42 CA48 CB04 CB05 CB34 CB45 DA02 DA07
Claims (1)
- 【請求項１】 ごみ処理設備の各所臭気発生ゾーンから
臭気エアをごみピットに集め、収集した臭気エアの一部
を該ごみピットから乾燥機用熱風炉あるいは脱臭炉に燃
焼用空気として送ると共に、残部を脱臭装置を経てごみ
ピットから脱臭ファンで吸引して該ごみピットを常に負
圧に保ち、該ごみピットとプラットホームあるいは大気
との差圧を検出してこの検出値が所要範囲内になるよう
に上記臭気エア量を制御し、これによって脱臭装置を制
御運転することを特徴とするごみ処理設備における脱臭
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11047345A JP2000249324A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | ごみ処理設備における脱臭方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11047345A JP2000249324A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | ごみ処理設備における脱臭方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000249324A true JP2000249324A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12772582
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11047345A Withdrawn JP2000249324A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | ごみ処理設備における脱臭方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000249324A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009248038A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Mhi Environment Engineering Co Ltd | 汚泥の処理方法及び処理システム |
| JP2011189290A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Toshiba Corp | 汚泥乾燥方法 |
| JP2011240253A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Toshimasa Itakura | 有機廃棄物処理リサイクルシステム |
| JP2012157860A (ja) * | 2012-03-26 | 2012-08-23 | Mitsubishi Heavy Industries Environmental & Chemical Engineering Co Ltd | 汚泥の処理方法及び処理システム |
| CN112303653A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-02-02 | 芜湖海螺投资有限公司 | 餐厨垃圾预处理方法 |
| CN112413595A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-02-26 | 芜湖海螺投资有限公司 | 餐厨垃圾处理方法 |
| CN112443845A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-03-05 | 芜湖海螺投资有限公司 | 餐厨垃圾处理*** |
| WO2022095154A1 (zh) * | 2020-11-09 | 2022-05-12 | 广东工业大学 | 垃圾坑臭气与固体垃圾低氮耦合燃烧处理*** |
| CN114963196A (zh) * | 2022-06-21 | 2022-08-30 | 中国恩菲工程技术有限公司 | 垃圾仓负压通风***控制方法 |
-
1999
- 1999-02-25 JP JP11047345A patent/JP2000249324A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009248038A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Mhi Environment Engineering Co Ltd | 汚泥の処理方法及び処理システム |
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| CN112413595A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-02-26 | 芜湖海螺投资有限公司 | 餐厨垃圾处理方法 |
| CN112443845A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-03-05 | 芜湖海螺投资有限公司 | 餐厨垃圾处理*** |
| WO2022095154A1 (zh) * | 2020-11-09 | 2022-05-12 | 广东工业大学 | 垃圾坑臭气与固体垃圾低氮耦合燃烧处理*** |
| CN114963196A (zh) * | 2022-06-21 | 2022-08-30 | 中国恩菲工程技术有限公司 | 垃圾仓负压通风***控制方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060509 |