JPH08338619A - ゴミピットの防臭構造 - Google Patents

ゴミピットの防臭構造

Info

Publication number
JPH08338619A
JPH08338619A JP14874295A JP14874295A JPH08338619A JP H08338619 A JPH08338619 A JP H08338619A JP 14874295 A JP14874295 A JP 14874295A JP 14874295 A JP14874295 A JP 14874295A JP H08338619 A JPH08338619 A JP H08338619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deodorizing
furnace
dust
pit
shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14874295A
Other languages
English (en)
Inventor
Shichiro Tomosawa
七郎 友沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP14874295A priority Critical patent/JPH08338619A/ja
Publication of JPH08338619A publication Critical patent/JPH08338619A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 休炉時に作業員が保守点検作業を行う目的で
進入する作業領域における悪臭を低減し、作業環境を改
善することができるゴミピットの防臭構造を提供する。 【構成】 操炉時にゴミピット4内の臭気ガスを炉内に
供給する押し込み送風機6と、休炉時にゴミピット4内
の臭気ガスを脱臭して排気する排気装置7を設けて、ク
レーン機構5又は押し込み送風機6の保守点検作業を行
う作業領域R1を前記ゴミピット4から分離する遮蔽体
8を、前記作業領域R1への臭気ガスの拡散を阻止する
防臭作用状態と前記作業領域R1への臭気ガスの拡散を
許容する防臭非作用状態とに切り換え自在に取り付け
て、休炉時に、前記遮蔽体8を前記防臭作用状態に切り
換える一方、操炉時に、前記遮蔽体8を防臭非作用状態
に切り換えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴミピットの防臭構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゴミピットの防臭構造としては、
操炉時にゴミピット内の臭気ガスを炉内に供給して焼却
処理する押し込み送風機と、休炉時に前記ゴミピット内
の臭気ガスを脱臭して排気する排気装置とを設けて、ゴ
ミピット内で生じる臭気ガスが外部に漏洩することがな
いように構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のゴミピットの防臭構造では、ゴミピット内のゴミを炉
内に搬送するためのクレーン機構や前記押し込み送風機
の設置されている作業領域に、休炉時に作業員が保守点
検作業を行う目的で進入するのであるが、ゴミピット内
で生じる臭気ガスが作業領域に拡散するために、たとえ
排気装置が作動状態にあっても、その悪臭は甚だしく作
業環境が劣悪なものであったという問題があった。本発
明の目的は、上述した従来欠点を解消する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明によるゴミピットの防臭構造の特徴構成は、前記
クレーン機構又は前記押し込み送風機の保守点検作業を
行う作業領域を前記ゴミピットから分離する遮蔽体を、
前記作業領域への臭気ガスの拡散を阻止する防臭作用状
態と前記作業領域への臭気ガスの拡散を許容する防臭非
作用状態とに切り換え自在に取り付けて、休炉時に、前
記遮蔽体を前記防臭作用状態に切り換える一方、操炉時
に、前記遮蔽体を防臭非作用状態に切り換えるように構
成してある点にある。上述の構成において、前記排気装
置を前記作業領域の領域外に設けて、前記遮蔽体が前記
防臭作用状態にある場合に前記排気装置を作動させるも
のであることが好ましい。
【0005】
【作用】休炉時に保守点検作業を行う際に、遮蔽体を防
臭作用状態に切り換えて、クレーン機構又は前記押し込
み送風機の保守点検作業を行う作業領域への臭気ガスの
拡散を阻止することにより作業環境を良好に保ち、操炉
時に前記防臭シートを防臭非作用状態に切り換えて、押
し込み送風機によりゴミピット内の臭気ガスを炉内に供
給するのである。そして、休炉時に作動させる排気装置
を作業領域の領域外に設けることにより、遮蔽体が防臭
作用状態にあるときにゴミピット内の臭気ガスの作業領
域への漏洩を効果的に阻止するのである。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、休炉時に作業員が保守
点検作業を行う目的で進入する作業領域における悪臭を
低減し、作業環境を改善することができるゴミピットの
防臭構造を提供できるようになった。
【0007】
【実施例】以下に実施例を説明する。ゴミ焼却設備は、
図1及び図2に示すように、ゴミ焼却炉10と、前記ゴ
ミ焼却炉10で焼却処理されるゴミを集積しておくゴミ
集積施設1等で構成してあり、前記ゴミ集積施設1は、
ゴミ搬送車2の進入経路となるゴミ投入室3と、ゴミ搬
送車2から搬送ゴミが投入されるゴミピット4と、前記
ゴミピット4に集積されたゴミを前記ゴミ焼却炉10に
移送するクレーン機構5と、操炉時に前記ゴミピット4
内の臭気ガスを炉内に供給する押し込み送風機6と、休
炉時に前記ゴミピット4内の臭気ガスを脱臭して排気す
る排気装置7等を設けて構成してある。
【0008】前記ゴミ投入室3には、前記ゴミ搬送車2
が前記ゴミピット4にゴミを落下投入するために停車す
るプラットホーム3aを備えてあり、その上部にはクレ
ーン制御室9を設けて、前記クレーン機構5の操作制御
により、ゴミを前記ゴミピット4から前記焼却炉10に
備えたゴミホッパー11に投入する。
【0009】前記排気装置7は、前記クレーン制御室9
の下方側壁に設けてあり、前記ゴミピット4内のゴミか
ら発生する臭気ガスの混在した空気を吸引するとともに
脱臭して外気に放出するべく、脱臭放出路9aに、誘引
ファン9bとフィルター9cと脱臭装置9dとを一対の
シールダンパー9eで挟んで内設して構成してある。こ
こに、フィルター9cは比較的粒度の大きな固形物の除
去を目的とするもので、脱臭装置9dは活性炭層を備え
た吸着方式の脱臭構成のものが採用されている。前記排
気装置7は、操炉時には停止しているが、休炉時に前記
ゴミピット4内のゴミから発生する臭気ガスの施設外へ
の漏洩を防止するために作動される。
【0010】ゴミ焼却炉10は、処理ゴミを一時的に蓄
積するゴミホッパー11と、ゴミを焼却処理する燃焼室
12と、前記燃焼室12で焼却された灰を集める灰ピッ
ト13等を備えて構成してあり、前記ゴミホッパー11
の下部に備えたプッシャ機構14により投入されたゴミ
を攪拌搬送しながら焼却処理するストーカ式の焼却処理
帯15を設けるとともに、前記焼却処理帯15の上方排
気側に発電装置18への蒸気を供給する廃熱ボイラ16
を備えた煙道17を設け、排ガス処理装置19を介して
煙突20から排気する。前記ゴミ投入室3と同階で前記
ゴミホッパー11側には、前記押し込み送風機6を設置
してあり、操炉時において、前記ゴミピット4内の臭気
ガスを含む空気を送風路6aを介して各焼却処理帯の下
方に配した風箱21に一次燃焼用空気として供給すると
ともに、前記煙道17に設けたノズル機構17aを介し
て二次燃焼用空気として供給し、以て、前記ゴミピット
4内の臭気ガスを同時に燃焼処理して悪臭の施設外への
流出を防止する。
【0011】前記ゴミ投入室3と同階で前記ゴミホッパ
ー11側、即ち、前記押し込み送風機6の設置フロア
を、休炉時において、前記クレーン機構5又は前記押し
込み送風機6の保守点検作業を行う作業領域R1として
ある。前記作業領域R1と前記ゴミピット4とを分離し
てそれら間の空気の流れを遮断する遮蔽体8を、前記作
業領域R1への臭気ガスの拡散を阻止する防臭作用状態
と前記作業領域R1への臭気ガスの拡散を許容する防臭
非作用状態とに切り換え自在に取り付けて、休炉時に、
前記遮蔽体8を前記防臭作用状態に切り換える一方、操
炉時に、前記遮蔽体8を防臭非作用状態に切り換えるよ
うに構成してある。前記遮蔽体8は、防水性の樹脂製シ
ートで構成されており、前記ゴミピット4の側壁に取り
付けたガイドレール8aに添って、モータ駆動により巻
き取り繰り出し切り換え自在の収容部8bに収容されて
おり、操炉時には前記収容部8bに収容された防臭非作
用状態に切り換えられ、休炉時には前記収容部8bから
繰り出された防臭作用状態に切り換えられる。前記排気
装置7は、前記作業領域R1の領域外、つまり防臭作用
状態にある前記遮蔽体8よりも下方に設けてあり、前記
遮蔽体8が防臭作用状態にある場合に作動させることに
より前記ゴミピット4内のゴミから発生する臭気ガスを
脱臭処理して外部に排出する。上述の遮蔽体8の防臭作
用状態への切り換えは操炉の最終段階で行い、焼却炉1
0側に設置した誘引送風機22が作動している間に前記
作業領域R1の臭気ガスを吸い出すとともに、前記排気
装置7を作動させて前記作業領域R1に臭気ガスが流入
しないように構成してある。
【0012】以下に別実施例を説明する。先の実施例で
は、遮蔽体8を、前記ゴミピット4の側壁に取り付けた
ガイドレール8aに添って、モータ駆動により巻き取り
繰り出し切り換え自在の収容部8bに収容された防水性
の樹脂製シートで構成されたものを説明したが、樹脂製
シートを巻き取り繰り出し切り換えするものではなく、
例えば、蛇腹式の樹脂製シートを伸縮切り換えするよう
に構成してもよい。先の実施例では、遮蔽体8を防水性
の樹脂製シートで構成するものを説明したが、臭気ガス
の流入を阻止できるものであれば、遮蔽体の素材はこれ
に限定するものではなく他の部材、例えば可撓性を示す
のでなくてもよい。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴミ焼却設備の構成を示す説明図
【図2】要部の平面図
【符号の説明】
4 ゴミピット 5 クレーン機構 6 押し込み送風機 7 排気装置 8 遮蔽体 R1 作業領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミピット(4)内のゴミを炉内に搬送
    するクレーン機構(5)と、操炉時に前記ゴミピット
    (4)内の臭気ガスを炉内に供給する押し込み送風機
    (6)と、休炉時に前記ゴミピット(4)内の臭気ガス
    を脱臭して排気する排気装置(7)を設けて構成してあ
    るゴミピットの防臭構造であって、 前記クレーン機構(5)又は前記押し込み送風機(6)
    の保守点検作業を行う作業領域(R1)を前記ゴミピッ
    ト(4)から分離する遮蔽体(8)を、前記作業領域
    (R1)への臭気ガスの拡散を阻止する防臭作用状態と
    前記作業領域(R1)への臭気ガスの拡散を許容する防
    臭非作用状態とに切り換え自在に取り付けて、 休炉時に、前記遮蔽体(8)を前記防臭作用状態に切り
    換える一方、操炉時に、前記遮蔽体(8)を防臭非作用
    状態に切り換えるように構成してあるゴミピットの防臭
    構造。
  2. 【請求項2】 前記排気装置(7)を前記作業領域(R
    1)の領域外に設けて、前記遮蔽体(8)が前記防臭作
    用状態にある場合に前記排気装置(7)を作動させるも
    のである請求項1記載のゴミピットの防臭構造。
JP14874295A 1995-06-15 1995-06-15 ゴミピットの防臭構造 Pending JPH08338619A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14874295A JPH08338619A (ja) 1995-06-15 1995-06-15 ゴミピットの防臭構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14874295A JPH08338619A (ja) 1995-06-15 1995-06-15 ゴミピットの防臭構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08338619A true JPH08338619A (ja) 1996-12-24

Family

ID=15459616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14874295A Pending JPH08338619A (ja) 1995-06-15 1995-06-15 ゴミピットの防臭構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08338619A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110630048A (zh) * 2019-10-14 2019-12-31 中国恩菲工程技术有限公司 垃圾房

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110630048A (zh) * 2019-10-14 2019-12-31 中国恩菲工程技术有限公司 垃圾房

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4750962B2 (ja) ごみ処理システム
JPH08338619A (ja) ゴミピットの防臭構造
JP2889831B2 (ja) ゴミ焼却設備
JPWO2004065704A1 (ja) トイレ
KR100218754B1 (ko) 폐기물 소각기의 매연처리 장치
KR200363909Y1 (ko) 배기가스 재연소실을 구비한 폐기물 소각시스템
KR102524193B1 (ko) 건조설비의 폐가스 악취 배출방지시스템
JP2984191B2 (ja) ホッパ部の構造
KR20020053951A (ko) 코크스 오븐 도어의 비산가스 연소시스템
KR100616341B1 (ko) 배기가스 재연소실을 구비한 폐기물 소각시스템
JP4700271B2 (ja) 脱臭方法及び臭気発生物受入設備
JP3541131B2 (ja) 廃棄物焼却処理設備
JP2004232881A (ja) 焼却処理設備
KR200363910Y1 (ko) 배기가스 재연소실을 구비한 폐기물 소각시스템
JPH112402A (ja) 脱臭方法および脱臭装置
JPH07332858A (ja) 生ごみ処理装置
KR20020016059A (ko) 소각장치
JPH0526422A (ja) 廃棄物焼却炉
JP2000297928A (ja) 蓄熱燃焼式ガス処理装置およびその運転方法
JPH09229324A (ja) 廃棄物処理装置および該装置の運転方法
KR100616340B1 (ko) 배기가스 재연소실을 구비한 폐기물 소각시스템
JPH07248104A (ja) 固形廃棄物焼却装置
JPH0650517A (ja) 焼却炉
JP2004239502A (ja) 焼却プラント
JPH08145325A (ja) ゴミ焼却炉

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040205