JP2000247326A - 保温・保冷性を有す紙箱及び箱を構成する裁断紙 - Google Patents
保温・保冷性を有す紙箱及び箱を構成する裁断紙Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/80—Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
Landscapes
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Abstract
構成する紙箱であって、保温機能及び保冷機能を備え、
さらに水漏れしないようにした紙箱の提供。 【解決手段】 この箱は外箱1と中箱3および上蓋2か
ら成り、これらは所定の形状に裁断した1枚の紙を折り
曲げると共に、間に空間を有す2重構造として組み立
て、外箱1には中箱3をセットし、これに上蓋2を被せ
ることが出来る。
Description
箱であって、保温機能及び保冷機能を備えた紙箱に関す
るものである。
備えた箱としては発泡スチロール製の箱が多用されてい
る。発泡スチロール製箱は丈夫であって、しかも耐久性
があることから、保温・保冷機能を必要としない箱とし
ての用途も多く、色々な大きさや形態をした発泡スチロ
ール製箱が使用されている。
環境問題や省資源問題を解決する為の1手段としてリサ
イクルが必要となっており、近い将来リサイクルが義務
付けられる傾向にある。その場合、従来の発泡スチロー
ル製箱をリサイクルするには特別な設備が必要となり、
現に箱を製造している中小企業にとっては大きな負担が
強いられることになる。勿論、この発泡スチロール製箱
を焼却する際にはダイオキシンが発生することから、更
なる大きな問題となる。一方、発泡スチロール製箱は丈
夫な割りに非常に軽いが、成形品である為に嵩張り、そ
の為に保管や運搬にコストがかかってしまう。
用されている発泡スチロール製箱には上記のごとき問題
がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点で
あり、リサイクルが容易な紙箱であって、保温機能並び
に保冷機能を備えた紙製箱を提供する。
とするが、該紙の種類は特に限定しないことにする。た
だし、本発明の箱が備える機能として、水が漏れないよ
うにしており、その為の表面処理が施されている。勿
論、特別な表面処理に限らず材質自体が水を通過させな
い機能を備える場合もある。そして紙は所定の形状に裁
断され、これを折り曲げて箱を完成することになるが、
該箱は外箱と中箱、それに上蓋から構成される。
成っていて、外箱には中箱が嵌り、上蓋はこの上に嵌着
される。これら外箱や中箱それに上蓋は2重構造である
ことから強度は高く、しかも間に形成される空間により
断熱性が備わる。この場合、底は1枚であることから、
外箱に中箱をセットする際に両箱の底間に隙間が残るよ
うに間にスペーサーを介在する。または底に嵌る紙片を
1枚ないし複数枚重ねた状態で中箱をセットする。
と同じく、水が漏れることがないように構成されてい
て、紙自体は水を通過しないような材質又は表面処理を
施すことが出来るが、裁断された1枚の紙を折り曲げて
形成される箱は水が漏れる隙間を作らない形態と成って
いる。すなわち、側面の間にはコーナー片を連続して形
成している。以下、本発明に係る実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
観的には従来の紙箱又は発泡スチロール製箱と変わりな
い。同図の1は外箱、2は上蓋を示し、同図には表れて
いないが外箱1には中箱がセットされている。図2は外
箱1、上蓋2、それに中箱3が組み合わされる前の分離
されている状態を示している。外箱1に中箱3を入れて
セットした場合、その上端部は外箱1より上方へ突出
し、この突出部が上蓋2に嵌ることになる。
訳であるが、図3に示すようなスペーサー4を介在する
為に、外箱1の底に嵌るスペーサー4を入れた状態で中
箱3をセットする。したがって外箱1の底と中箱3の底
間には空間が形成され、この空間により底からの熱の出
入りは抑制される。同じく図4に示している具体例は、
外箱1の底に嵌る紙片5,5をセットした状態で中箱3
を入れる。紙片5を介在した場合には両箱1,3の底に
空間は存在しないが、断熱効果は得られると共に底の強
度は高くなる。
どの厚紙を所定の形状に裁断し、これを所定の個所で折
り曲げて箱が組み立てられる。図5は外箱1となる厚紙
の展開図であり、長方形をした底面6の一方側(長辺)に
は外側面7、上側面8、内側面9がそれぞれ折れ線1
0,10・・を境として連続して形成されている。そし
て底面6の他方側(短辺)には同じく外側面11、上側面
12、さらに内側面13が折れ線10,10・・を境と
して設けられている。
は概略正方形をしたコーナー片14が連続して形成され
ている。さらに内側面9の両端には連結片15a,15
bを有し、連結片15a,15bにはスリット溝16,
16が切り込まれている。図6(a),(b)は図5のよう
な形状に裁断された厚紙を折れ線10,10・・を境に
折り曲げて外箱1が出来あがる。上記外側面7、上側面
8、及び内側面9を折り曲げて外箱1の側部が構成され
ることになるが、上側面8を設けることで外側面7と内
側面9との間には空間が形成される。そして外側面11
と内側面13との間にも空間が形成されて2重構造の側
部と成り、強度並びに断熱性が向上する。
立てられたところで外側部が崩れないように隣り合う連
結片15a,15aのスリット溝16,16が互いに噛
み合い、反対側の連結片15b,15bのスリット溝も
噛み合うことで両側部は底面6に対して垂直に起立す
る。この状態で他方側の外側面11、上側面12、それ
に内側面13を折り曲げて側部を組み立てることになる
が、内側面13の先端部両側には係止片17,17を突
出している。この係止片17,17は折り畳んだ状態で
内側面9と連結片15との境界に形成される係止溝18
に嵌ることが出来る。
り曲げて組み立てることで構成され、この場合、外箱1
は糊付けや止着具を使用しないで組み立てられているが
崩れることはない。ところで、両外側面7,11のコー
ナー部に形成しているコーナー片14は箱が組み立てら
れる場合に中央の折れ線10にて折り曲げられる為に、
箱の外側面7,11との間に隙間が発生することはな
い。したがって、組み立てられた外箱1の側部から水漏
れは生じないことになる。図5の内側面13の先端中央
には凹部19が形成されているが、この凹部19は組み
立てられた外箱1を分解(展開)する際に指を入れる個所
として設けている。
図である。これは側部の高さ寸法が異なるだけであって
基本的には外箱と同じであり、説明は省略する。したが
って組み立て方も前記図6に示した場合と同じようにな
る。
方形の底面20には内側面21、上側面22、外側面2
3が連続して形成され、各側面の間には折れ線10,1
0・・が設けられている。同じく底面20の短辺側には
内側面24と外側面25がそれぞれ連続して形成され、
両内側面の境界域には概略正方形のコーナー片26が連
続して設けられ、さらに外側面25の両サイドには折り
込み片27,27を連続して形成している。
げて中箱3を組み立てる場合の手順を示している。(a)
に示すように、内側面21を垂直に起立させ、同じく他
方の内側面24も起立させ、この場合、両内側面の間に
あるコーナー片26は中間の折れ線10にて折り曲げて
三角形とする。そして(b)のように外側面25を外側へ
折畳み、三角形と成ったコーナー片26及び折り込み片
27を起立している内側面21に抱き合わせる。さらに
外側面23を外側へ折り畳むことで中箱3が出来あが
る。
れてしまうが、外箱内にセットすることで安定する。し
かも、該中箱3の側部にも上記コーナー片により起立し
た内側面21,24間には隙間が発生することはなく、
したがってこの部分からの水漏れは生じない。
した厚紙を折り曲げて組み立てるものであるが、一般的
には外箱と中箱、それに上蓋の組み合わせで構成され
る。しかし、時には外箱だけで使用することも可能であ
る。勿論、上部は開口状態である為に保温・保冷機能は
ないが、物を収容ことは可能であり、発泡スチロール製
箱の代用として利用出来る。
畳んで構成するものであり、この場合に糊付けや止着具
は使用しない為に、簡単にしかも低コストで製作するこ
とができる。そして箱は裁断された1枚の厚紙として保
管され、運搬することが可能である訳で、その為に保管
場所を取らず、また運搬スペースは小さくて便利であ
る。すなわち使用するに際して簡単に組み立てることが
出来る。
は高く、物を収容した状態で積み上げても箱が壊れるこ
とはない。そして紙製の箱であるが、側面に形成したコ
ーナー片を折り曲げることにより、組み立てられた箱側
部には隙間が発生することはなく、その結果水漏れは生
じない。したがって、厚紙自体が水を通さない材質又は
水を通さないような表面処理を施すならば水漏れの心配
がない箱となる。さらに、この箱は外箱と中箱にて構成
している為に、中箱が汚れたり破損した場合には中箱だ
けを交換することが可能となり、箱を処分する際には内
側片に形成した凹部に指を入れて簡単に解体することが
可能と成る。
を分離した状態。
Claims (6)
- 【請求項1】 所定の形状に裁断した1枚の厚紙を折り
曲げ・組み立てて成る紙製箱において、この箱は外箱と
該外箱に嵌り上端部が突出する中箱、それに上蓋から構
成され、外箱と成る裁断紙は長方形又は正方形の底面の
一方側両側には間に空間を有した2重構造となる側部を
構成する為に外側面、上側面、内側面をそれぞれ折れ線
を設けて連続形成し、また底面の別方向の両側にも同じ
く間に空間を有した2重構造と成る側部を構成する為に
外側面、上側面、内側面をそれぞれ折れ線を設けて連続
形成し、上記両外側面の間には概略正方形のコーナー片
を連続して設け、そして内側面の両サイドを延長して連
結片を形成すると共に該連結片にはスリット溝を設け、
上記各側面を折り曲げ、コーナー片を折り曲げて連結片
のスリット溝を互いに噛み合わせて外箱とし、また中箱
を構成する裁断紙は長方形又は正方形の底面の一方側両
側には内側面、上側面及び外側面を折れ線を設けて連続
形成したもので、これらを折り曲げて2重構造の側部を
構成し、他方の両側には内側面と外側面を折れ線を設け
て連続形成したもので、これらを折り曲げて2重構造の
側部とし、上記両内側面のコーナーには概略正方形のコ
ーナー片を連続して設けると共に、外側面の両側には折
り込み片を有し、該コーナー片及び折り込み片を折り曲
げて内側面と該側面の間に挿入し、さらに上蓋を構成す
る裁断紙は上記外箱の裁断紙と基本形態は同じであり、
上蓋と成る裁断紙は長方形又は正方形の底面の一方側両
側には外側面、上側面、内側面をそれぞれ折れ線を設け
て連続形成し、また別方向の両側にも同じく外側面、上
側面、内側面をそれぞれ折れ線を設けて連続形成し、上
記両外側面の間には概略正方形のコーナー片を連続して
設け、内側面の両サイドを延長して連結片を形成すると
共に該連結片にはスリット溝を設けたもので、これら各
側面を折り曲げて側部を作り、コーナー片を折り曲げ連
結片のスリット溝を互いに噛み合わせて連結して上蓋を
組み立てたことを特徴とする保温・保冷性を有す紙箱。 - 【請求項2】上記外箱及び上蓋の内側面の先端には凹部
を形成した請求項1記載の保温・保冷性を有す紙箱。 - 【請求項3】 上記外箱及び上箱の先端部両側には小さ
な係止片を突出し、内側面と連結片の境界には係止片が
嵌る係止溝を有した請求項1、又は請求項2記載の保温
・保冷性を有す紙箱。 - 【請求項4】 上記箱を構成する裁断紙は水が通過しな
いように表面処理、又は水が通過しない材質から成る請
求項1、請求項2、又は請求項3記載の保温・保冷性を
有す紙箱。 - 【請求項5】 外箱の底にスペーサーや紙片を入れ、こ
の上に中箱をセットした請求項1、請求項2、請求項
3、又は請求項4記載の保温・保冷性を有す紙箱。 - 【請求項6】 所定の形状に裁断した1枚の厚紙を折り
曲げ・組み立てて紙製箱を製作する為の裁断紙におい
て、該裁断紙は長方形又は正方形の底面の一方側両側に
は間に空間を有した2重構造となる側部を構成する為に
外側面、上側面、内側面をそれぞれ折れ線を設けて連続
形成し、また底面の別方向の両側にも同じく間に空間を
有した2重構造と成る側部を構成する為に外側面、上側
面、内側面をそれぞれ折れ線を設けて連続形成し、上記
両外側面の間には概略正方形のコーナー片を連続して設
け、そして内側面の両サイドを延長して連結片を形成す
ると共に該連結片にはスリット溝を設け、上記各側面を
折り曲げ、コーナー片を折り曲げ、連結片のスリット溝
を互いに噛み合わせて箱を組み立てることを特徴とする
紙箱の裁断紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11049498A JP2000247326A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 保温・保冷性を有す紙箱及び箱を構成する裁断紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11049498A JP2000247326A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 保温・保冷性を有す紙箱及び箱を構成する裁断紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000247326A true JP2000247326A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12832819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11049498A Pending JP2000247326A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 保温・保冷性を有す紙箱及び箱を構成する裁断紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000247326A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005332879A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Toyota Motor Corp | 電子ユニット |
CN104552434A (zh) * | 2014-12-29 | 2015-04-29 | 佛山浩博环保制品有限公司 | 一次性方盒自动冲孔切边一体机及其冲孔切边方法 |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11049498A patent/JP2000247326A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005332879A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Toyota Motor Corp | 電子ユニット |
JP4547986B2 (ja) * | 2004-05-18 | 2010-09-22 | トヨタ自動車株式会社 | 電子ユニット、車両用駆動装置および車両 |
CN104552434A (zh) * | 2014-12-29 | 2015-04-29 | 佛山浩博环保制品有限公司 | 一次性方盒自动冲孔切边一体机及其冲孔切边方法 |
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