JP2000245873A - フォーピースソリッドゴルフボール - Google Patents

フォーピースソリッドゴルフボール

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JP2000245873A JP11274237A JP27423799A JP2000245873A JP 2000245873 A JP2000245873 A JP 2000245873A JP 11274237 A JP11274237 A JP 11274237A JP 27423799 A JP27423799 A JP 27423799A JP 2000245873 A JP2000245873 A JP 2000245873A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明により、ドライバーとアイアンクラブ
による低ヘッドスピードでの打撃時においてもソフトで
優れた打撃時のフィーリングを維持したまま、フライト
初期条件において高打出角化、低スピン化により飛距離
を向上させたフォーピースソリッドゴルフボールを提供
する。 【解決手段】 本発明は、内芯球(1)と、該内芯球(1)を
被覆する中間層(2)、該中間層(2)を被覆する外被層(3)
および該外被層(3)を被覆するカバー層(4)の4層構造か
ら成るフォーピースソリッドゴルフボールにおいて、該
内芯球(1)がJIS‐C硬度による表面硬度67〜85を有し、
該中間層(2)のJIS‐C硬度が該内芯球(1)の表面硬度より
高く、該外被層(3)のJIS‐C硬度が該中間層(2)のJIS‐C
硬度より高いことを特徴とするフォーピースソリッドゴ
ルフボールに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛行性能、打撃時
フィーリングに優れたフォーピースゴルフボール、特に
打撃時のボール打出角を高くしたフォーピースソリッド
ゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフボールには、主として2タイプあ
り、1つは糸巻きゴルフボールであり、一方はソリッド
ゴルフボールである。ソリッドゴルフボールの代表例
は、ツーピースソリッドゴルフボールであり、中実のゴ
ム製コアと熱可塑性樹脂製のカバーから成る構造を有し
ている。
【0003】ツーピースソリッドゴルフボールは上記の
ような簡単な構造を有しているにもかかわらず、飛距離
や耐久性が大きく、アマチュアゴルファーに一般に使用
されている。しかしながら、ツーピースソリッドゴルフ
ボールは、硬くて打球感が悪いという欠点を有してい
た。
【0004】このソリッドゴルフボールの欠点を改善す
るために、種々の試みがなされている。その代表的なも
のとして、コアを2層にしたり、またはカバーを2層に
したスリーピースソリッドゴルフボール、更にはコアお
よびカバー共に2層にしたり、コアを3層にしたり、ま
たはカバーを3層にしたフォーピースソリッドゴルフボ
ール(例えば、特開平8-336618号公報、特開平9-56848
号公報、特開平9-248351号公報、特開平9-266959号公
報、特開平10-127818号公報、特開平10-127819号公報
等)が提案されている。
【0005】特開平8-336618号公報および特開平9-5684
8号公報には、2層以上の構造を有するコアと、このコ
アを被覆する内側カバーと外側カバーとから成る2層の
カバーから成る4層以上のマルチピースソリッドゴルフ
ボールが記載されている。しかしながら、いずれも2層
カバーの一方の硬度を高くしているため、ゴルフボール
の外側にある最も硬い層が薄くて打撃時のフィーリング
が悪くなる。
【0006】特開平9-248351号公報には、コアと、最内
層カバー、少なくとも1層の中間層カバーおよび最外層
カバーから成るの3層以上のカバーとから構成される4
層以上のマルチピースソリッドゴルフボールが記載され
ている。しかしながら、上記最内層カバーと最外層カバ
ーより硬いカバーを中間層に1層以上有する、即ち中間
層カバーの方が最外層カバーより硬いため、上記公報と
同様に打撃時のフィーリングが悪くなる。
【0007】特開平9-266959号公報、特開平10-127818
号公報および特開平10-127819号公報には、内部層、中
間層および外被層から成る3層コアとカバーとから構成
される4層構造のソリッドゴルフボールが記載されてい
る。しかしながら、いずれも外剛内柔構造となっていな
いため、打撃時にゴルフボールを効率的に変形させるこ
とができず打出角が低くて飛距離が短くなる。
【0008】このようなソリッドゴルフボールは、ツー
ピースソリッドゴルフボールに比べて多種の硬度分布が
得られ、飛行性能を損なうことなく打撃時フィーリング
に優れたゴルフボールが提供されている。しかしなが
ら、ドライバーやアイアンクラブによる低ヘッドスピー
ドでの打撃時のフィーリングが、従来の糸巻きゴルフボ
ールに比較して硬いという問題があった。
【0009】このような問題点を解決するために、ドラ
イバーやアイアンクラブによる低ヘッドスピードでの打
撃時においてもソフトで優れたフィーリングを維持した
まま飛距離を増大させることが課題であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のゴルフボールの有する問題点を解決し、ドライ
バーとアイアンクラブによる低ヘッドスピードでの打撃
時においてもソフトで優れた打撃時のフィーリングを維
持したまま、フライト初期条件において高打出角化、低
スピン化により飛距離を向上させたフォーピースソリッ
ドゴルフボールを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記目的を
達成すべく鋭意検討を行った結果、内芯球、中間層、外
被層およびカバー層の4層構造から成るフォーピースソ
リッドゴルフボールにおいて、内芯球の表面硬度を特定
範囲に設定し、かつ中間層の硬度を内芯球の表面硬度よ
り高く、外被層の硬度を中間層の硬度より高く設定し、
各層間の硬度分布を最適化することにより、ソフトな優
れた打撃時フィーリングを維持したまま、ボール打出角
を大きくすることにより、飛行性能を向上させたゴルフ
ボールが得られることを見い出し、本発明を完成するに
至った。即ち、ゴルフボールの中心から表面にかけて順
次硬度を最適に高くすることで、インパクト時のボール
変形量を最適化し、ボールが変形し過ぎることによるエ
ネルギーロスを抑え、ドライバーおよびアイアンクラブ
での打撃時に共に高打出角であり、飛行性能に優れたゴ
ルフボールが得られる。
【0012】即ち、本発明は、内芯球(1)と、該内芯球
(1)を被覆する中間層(2)、該中間層(2)を被覆する外被
層(3)および該外被層(3)を被覆するカバー層(4)の4層
構造から成るフォーピースソリッドゴルフボールにおい
て、該内芯球(1)がJIS‐C硬度による表面硬度67〜85を
有し、該中間層(2)のJIS‐C硬度が該内芯球(1)の表面硬
度より高く、該外被層(3)のJIS‐C硬度が該中間層(2)の
JIS‐C硬度より高いことを特徴とするフォーピースソリ
ッドゴルフボールに関する。更に、本発明をより好適に
実施するには、中間層(2)がJIS‐C硬度80〜95を有し、
外被層(3)がJIS‐C硬度85〜100を有し、外被層(3)がカ
バー層(4)と等しいJIS‐C硬度を有し、外被層(3)がカバ
ー層(4)と異なる比重を有し、上記外被層(3)とカバー層
(4)との比重差を0.1より大きくすることが望ましい。
【0013】本発明のフォーピースソリッドゴルフボー
ルを図1を参照して説明する。図1は本発明のフォーピ
ースソリッドゴルフボールの概略断面図である。本発明
のフォーピースソリッドゴルフボールでは、内芯球(1)
上に中間層(2)を形成し、その中間層(2)上に外被層(3)
を形成し、その外被層(3)上にカバー層(4)を形成する。
【0014】本発明のゴルフボールに用いられる内芯球
(1)は、JIS‐C硬度による表面硬度67〜85、好ましくは6
7〜80、より好ましくは70〜75を有するように形成す
る。内芯球(1)の表面硬度が67より小さいと軟らかくな
り過ぎて打撃時のボール変形量が大きくなり、反発のロ
スが大きく飛距離が低下する。また、内芯球(1)の表面
硬度が85より大きくなると、硬くなって打撃時のフィー
リングが硬く感じられると共に、打撃時の変形効率が悪
く(変形しにくく)、打出角が低くなって飛距離が低下
する。更に、内芯球(1)の表面硬度は、中心硬度より高
く設定されることが好ましい。内芯球(1)の中心硬度は
具体的には、JIS‐C硬度で50〜80、好ましくは54〜72で
ある。中心硬度と表面硬度との差は具体的には、0〜1
5、好ましくは5〜13である。本明細書中では、得られ
たゴルフボールからカバー層(4)、外被層(3)および中間
層(2)を剥ぎ取って内芯球(1)のみとし、この内芯球の外
表面で測定した硬度を内芯球の表面硬度とし、この内芯
球を2等分切断し、その切断面において中心で測定した
硬度を内芯球の中心硬度とした。
【0015】上記内芯球(1)の比重は、1.1〜1.4、好ま
しくは1.1〜1.3である。1.1より小さいとボール重量が
軽くなり過ぎて風の影響を受けやすく、飛距離がばらつ
きやすくなる。1.4より大きいとボール重量が重くなり
過ぎて、R&Aのボールの規格を超えてしまう。
【0016】上記内芯球(1)は通常、基材ゴム、不飽和
カルボン酸の金属塩、有機過酸化物、充填材等を含有す
る公知のゴム組成物を、加熱加圧成形して形成すること
ができる。ゴム組成物の基材ゴムとしては、従来からソ
リッドゴルフボールに用いられている天然ゴムおよび/
または合成ゴムが用いられ、特にシス-1,4-結合少なく
とも40%以上、好ましくは80%以上を有するいわゆるハ
イシスポリブタジエンゴムが好ましく、所望により、上
記ポリブタジエンゴムには天然ゴム、ポリイソプレンゴ
ム、スチレンポリブタジエンゴム、エチレン‐プロピレ
ン‐ジエンゴム(EPDM)等を配合してもよい。
【0017】不飽和カルボン酸の金属塩は、共架橋剤と
して作用し、特にアクリル酸またはメタクリル酸等のよ
うな炭素数3〜8のα,β‐不飽和カルボン酸の、亜
鉛、マグネシウム塩等の一価または二価の金属塩が挙げ
られるが、高い反発性を付与するアクリル酸亜鉛が好適
である。また、ゴム組成物調製時の混練中にα,β‐不
飽和カルボン酸と酸化亜鉛等の金属酸化物とを反応させ
て、α,β‐不飽和カルボン酸金属塩としたものを用い
てもよい。配合量は基材ゴム100重量部に対して、10〜3
5重量部、好ましくは18〜30重量部である。35重量部よ
り多いと硬くなり過ぎて打撃時のフィーリングが悪くな
り、10重量部より少ないと反発性が悪くなり飛距離が低
下する。
【0018】有機過酸化物は架橋剤または硬化剤として
作用し、例えばジクミルパーオキサイドまたはt-ブチル
パーオキサイドが挙げられ、ジクミルパーオキサイドが
好適である。配合量は、基材ゴム100重量部に対して0.3
〜3.0重量部、好ましくは0.5〜1.5重量部である。0.3重
量部未満では軟らかくなり過ぎて反発が悪くなり飛距離
が低下する。3.0重量部を越えると硬くなり過ぎ、打撃
時のフィーリングが悪くなる。
【0019】充填材は、ゴルフボールのコアに通常配合
されるものであればよく、例えば無機塩(具体的には、
酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等)、高比重
金属粉末(例えば、タングステン粉末、モリブデン粉末
等)およびそれらの混合物が挙げられる。配合量は、基
材ゴム100重量部に対して3〜50重量部、好ましくは5
〜40重量部である。更に、必要に応じ老化防止剤または
しゃく解剤等を配合することができる。上記内芯球(1)
上には、次いで中間層(2)を形成する。
【0020】中間層(2)は、内芯球(1)の表面硬度より大
きく設定されたJIS‐C硬度を有するように形成する。こ
れは、内芯球(1)から中間層(2)までを外剛内柔構造にす
ることで、打撃時にゴルフボールをより効率的に変形さ
せて打出角を高くするためである。中間層(2)の硬度を
内芯球(1)の表面硬度以下とすると、打撃時のボール変
形に歪みが生じて部分的な変形となり、復元力が小さく
打出角が低くなり飛距離が低下する。中間層(2)のJIS‐
C硬度は80〜95、好ましくは80〜90、より好ましくは80
〜88である。80未満では、内芯球(1)から中間層(2)まで
が軟らかくなって変形し過ぎるため耐久性が低下する。
95を超えるとボールを効率よく変形できず打出角が低く
なり過ぎる。中間層(2)の厚さは1.0〜4.0mm、好ましく
は1.0〜2.5mmである。1.0mmより小さいと反発性が低下
し、4.0mmより大きいと打撃時フィーリングが硬くて悪
くなる。中間層(2)と内芯球(1)の表面との硬度差は、5
〜28、好ましくは5〜20である。5より小さいとボール
の変形が抑えられて打出角が低くなるという欠点が出や
すくなり、28より大きいとボール変形時の復元力が小さ
くなって反発性が低下しやすい。本明細書中で、中間層
(2)の硬度とは、得られたゴルフボールから、カバーお
よび外被層を剥ぎ取って、内芯球上に中間層が被覆され
たもののみとし、その外表面で測定した硬度を意味す
る。
【0021】上記中間層(2)の比重は、1.1〜1.4、好ま
しくは1.1〜1.3である。1.1より小さいとボール重量が
軽くなり過ぎて風の影響を受けやすく、飛距離がばらつ
きやすくなる。1.4より大きいとボール重量が重くなり
過ぎて、R&Aのボールの規格を超えてしまう。
【0022】上記の中間層(2)を構成する材料は、上記
のような硬度を満足するものであれば特に制限されない
が、適宜硬度に応じて、内芯球(1)に用いたものと同様
のゴム組成物の加硫成形体であっても、アイオノマー樹
脂、熱可塑性エラストマー、ジエン系ブロック共重合体
等の熱可塑性樹脂を単独または混合物として用いたもの
であってもよい。
【0023】上記アイオノマー樹脂としては、エチレン
とα,β‐不飽和カルボン酸との共重合体中のカルボキ
シル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、
またはエチレンとα,β‐不飽和カルボン酸とα,β‐不
飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体中のカルボキ
シル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもので
ある。上記のα,β‐不飽和カルボン酸としては、例え
ばアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、
クロトン酸等が挙げられ、特にアクリル酸とメタクリル
酸が好ましい。また、α,β‐不飽和カルボン酸エステ
ル金属塩としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、
フマル酸、マレイン酸等のメチル、エチル、プロピル、
n‐ブチル、イソブチルエステル等が用いられ、特にア
クリル酸エステルとメタクリル酸エステルが好ましい。
上記エチレンとα,β‐不飽和カルボン酸との共重合体
中や、エチレンとα,β‐不飽和カルボン酸とα,β‐不
飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体中のカルボキ
シル基の少なくとも一部を中和する金属イオンとして
は、ナトリウム、カリウム、リチウム、マグネシウム、
カルシウム、亜鉛、バリウム、アルミニウム、錫、ジル
コニウム、カドミウムイオン等が挙げられるが、特にナ
トリウム、亜鉛、マグネシウムイオンが反発性、耐久性
等からよく用いられ好ましい。
【0024】上記アイオノマー樹脂の具体例としては、
それだけに限定されないが、ハイミラン1555、1557、16
05、1652、1702、1705、1706、1707、1855、1856(三井
デュポンポリケミカル社製)、サーリン8945、サーリン9
945、サーリンAD8511、サーリンAD8512、サーリンAD854
2(デュポン社製)、IOTEK 7010、8000(エクソン(Exxo
n)社製)等を例示することができる。これらのアイオノ
マーは、上記例示のものをそれぞれ単独または2種以上
の混合物として用いてもよい。
【0025】上記熱可塑性エラストマーの具体例とし
て、例えば東レ(株)から商品名「ペバックス」で市販さ
れている(例えば、「ペバックス2533」)ポリアミド系
熱可塑性エラストマー、東レ・デュポン(株)から商品名
「ハイトレル」で市販されている(例えば、「ハイトレ
ル3548」、「ハイトレル4047」)ポリエステル系熱可塑
性エラストマー、武田バーディシュ(株)から商品名「エ
ラストラン」で市販されている(例えば、「エラストラ
ンET-880」)ポリウレタン系熱可塑性エラストマー等が
挙げられる。
【0026】上記ジエン系ブロック共重合体は、ブロッ
ク共重合体または部分水添ブロック共重合体の共役ジエ
ン化合物に由来する二重結合を有するものである。その
基体となるブロック共重合体とは、少なくとも1種のビ
ニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックAと少な
くとも1種の共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロ
ックBとから成るブロック共重合体である。また、部分
水添ブロック共重合体とは、上記ブロック共重合体を水
素添加して得られるものである。ブロック共重合体を構
成するビニル芳香族化合物としては、例えばスチレン、
α‐メチルスチレン、ビニルトルエン、p‐t‐ブチル
スチレン、1,1‐ジフェニルスチレン等の中から1種ま
たは2種以上を選択することができ、スチレンが好まし
い。また、共役ジエン化合物としては、例えばブタジエ
ン、イソプレン、1,3‐ペンタジエン、2,3‐ジメチル‐
1,3‐ブタジエン等の中から1種または2種以上を選択
することができ、ブタジエン、イソプレンおよびこれら
の組合せが好ましい。上記ジエン系ブロック共重合体の
具体例としては、例えばダイセル化学工業(株)から商品
名「エポフレンド」で市販されているもの(例えば、
「エポフレンドA1010」)、(株)クラレから商品名「セ
プトン」で市販されているもの(例えば、「セプトンHG
252」)等が挙げられる。
【0027】本発明のゴルフボールに用いられる中間層
(2)には、上記樹脂以外に充填材を用いてもよい。充填
材は、ゴルフボールのコアに通常配合されるものであれ
ばよく、例えば無機塩(具体的には、酸化亜鉛、硫酸バ
リウム、炭酸カルシウム等)、高比重金属粉末(例え
ば、タングステン粉末、モリブデン粉末等)およびそれ
らの混合物が挙げられる。
【0028】本発明のゴルフボールに用いられる中間層
(2)の形成方法のうち、中間層(2)にゴム組成物の加硫成
形体を用いる場合を、図2〜図3を用いて説明する。図
2は、本発明のゴルフボールに用いられる中間層成形用
金型の1つの態様の概略断面図である。図3は、本発明
のゴルフボールに用いられる中間層被覆内芯球成形用金
型の1つの態様の概略断面図である。まず、図2に示す
ような半球状キャビティを有する半球状金型(5)と内芯
球と同形の半球凸部を有する中子金型(6)とを用いて、
上記中間層用ゴム組成物を、例えば140〜150℃で3〜10
分間加熱プレスして、半加硫状態の中間層用の半球殻状
成形物(7)を成形する。続いて、図3に示すような上下
2つの中間層被覆内芯球成形用金型(8)を用いて、前述
のようにして得られた内芯球(9)を上記中間層用の半球
殻状成形物(7)2個で挟んで、例えば140〜170℃で10〜4
0分間一体加硫成形して、中間層(2)を内芯球(1)上に形
成する。
【0029】中間層(2)に熱可塑性樹脂を用いる場合、
特に限定されるものではなく、通常のカバーを被覆する
方法で行うことができる。中間層用組成物を予め半球殻
状のハーフシェルに成形し、それを2枚用いてコアを包
み、130〜170℃で1〜5分間加圧成形するか、または上
記中間層用組成物を直接コア上に射出成形してコアを包
み込む方法が用いられる。上記中間層(2)上には、次い
で外被層(3)を形成する。
【0030】本発明のゴルフボールに用いられる外被層
(3)は、中間層(2)の硬度より大きく設定されたJIS‐C硬
度を有するように形成する。これは、前述のように内芯
球(1)から外被層(3)までを外剛内柔構造にすることで、
打撃時にゴルフボールをより効率的に変形させて打出角
を高くするためである。外被層(3)の硬度を中間層(2)の
硬度以下とすると、打撃時のボール変形に歪みが生じて
部分的な変形となり、復元力が小さく打出角が低くなり
飛距離が低下する。外被層(3)のJIS‐C硬度は85〜100、
好ましくは88〜100、より好ましくは95〜100である。85
未満では、軟らかくなり過ぎて反発性を補うことが難し
くなる。外被層(3)と中間層(2)との硬度差は、5〜20、
好ましくは5〜15である。5より小さいとボールが変形
しにくくなって打出角が低くなり過ぎるという欠点を有
し、20より大きいとボール変形が大きくなり過ぎて復元
力にロスが生じて反発性が低下したり、耐久性が悪くな
ったりする。本明細書中で、外被層(3)の硬度とは、得
られたゴルフボールから、カバー層を剥ぎ取って、内芯
球上に中間層と外被層が被覆されたもののみとし、その
外表面で測定した硬度を意味する。
【0031】外被層(3)の比重は1.1〜1.5、好ましくは
1.2〜1.4である。1.1より小さいとボールの慣性モーメ
ントが小さくなり過ぎてスピンの持続力が低下して飛距
離が小さくなり、1.5より大きいと配合する充填材の量
が多くなり過ぎて反発性が低下する。外被層(3)の比重
は、内芯球(1)および中間層(2)の比重より大きいことが
望ましく、その差は0.05〜0.2、好ましくは0.05〜0.15
であることが望ましい。上記比重差が0.05未満では、慣
性モーメントを大きくしてスピン保持率を大きくするこ
とによる飛距離増加の効果が十分に得られず、0.2より
大きいと、外被層組成物中に多量の充填材を含有するこ
とが必要となり、得られたゴルフボールの反発性能の低
下を招く。外被層(3)の厚さは1.0〜2.5mm、好ましくは
1.5〜2.0mmである。1.0mmより小さいと反発性の低下を
招き、2.5mmより大きいと打撃時フィーリングが硬くて
悪くなる。
【0032】上記の外被層(3)を構成する材料は、上記
のような硬度を満足するものであれば特に制限されない
が、適宜硬度に応じて、中間層(2)に用いたものと同様
の材料、即ちゴム組成物の加硫成形体であっても、アイ
オノマー樹脂、熱可塑性エラストマー、ジエン系ブロッ
ク共重合体等の熱可塑性樹脂を単独または混合物として
用いたものであってもよい。
【0033】本発明のゴルフボールに用いられる外被層
(3)には、上記樹脂以外に比重調整のために充填材が用
いられる。充填材は、ゴルフボールのコアに通常配合さ
れるものであればよく、例えば無機塩(具体的には、酸
化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等)、高比重金
属粉末(例えば、タングステン粉末、モリブデン粉末
等)およびそれらの混合物が挙げられる。
【0034】外被層(3)を中間層(2)上に形成する方法
は、ゴム組成物の加硫成形体を用いる場合、前述の中間
層(2)の形成方法において、内芯球(1)が中間層被覆内芯
球となり、中子金型(6)の半球凸部や半球状金型(5)の半
球状キャビティの直径が大きくなる以外は、同様の方法
を繰り返すことにより行うことができる。外被層(3)に
熱可塑性樹脂を用いる場合も、前述の中間層(2)の形成
方法と同様に行うことができる。次いで、外被層(3)上
には、カバー層(4)を被覆する。
【0035】本発明のゴルフボールに用いられるカバー
層(4)は、外被層(3)との硬度差が大きくなると、ボール
変形時に、特に変形量が大きくなる外被層(3)とカバー
層(4)との間の歪みが大きくなって反発にロスが生じて
しまう。そのため、外被層(3)のJIS‐C硬度からカバー
層(4)のJIS‐C硬度をひいた硬度差が-10〜5、好ましく
は-3〜0であることが望ましい。上記硬度差が-10より
小さいと前述の反発のロスに加えて、耐久性が悪くな
り、5より大きくなると上記反発のロスに加えて、打出
角が低くなって飛距離が低下する。また、上記硬度差が
0、即ちカバー層(4)と外被層(3)とが等しいJIS‐C硬度
を有するように形成するのが更に好ましい。これは、ゴ
ルフボールの外側に最も硬い層を厚く設けることにより
打撃時のフィーリングを軽く良好にするためである。
【0036】カバー層(4)のJIS‐C硬度から中間層(3)の
JIS‐C硬度をひいた硬度差が5〜20、好ましくは5〜15
であることが望ましい。上記硬度差が5未満になるとボ
ールが変形しにくく打出角が低くなって飛距離が低下
し、20より大きくなるとボール変形量が大きくなり過ぎ
て耐久性が悪くなる。カバー層(4)のJIS‐C硬度は、85
〜100、好ましくは88〜100、より好ましくは95〜100で
あることが望ましい。85未満になると反発性が低くなっ
て、飛距離が低下する。本明細書中で、カバー層(4)の
硬度とは、内芯球上に中間層、外被層、更にカバー層を
被覆形成し、その外表面で測定した硬度を意味する。
【0037】また、外被層(3)の比重はカバー層(4)の比
重と異なり、外被層(3)の比重からカバー層(4)の比重を
ひいた比重差が0.1〜0.3、好ましくは0.2〜0.3であるこ
とが望ましい。0.1未満になると慣性モーメントを大き
くしてスピン保持率を大きくすることによる飛距離増加
の効果が十分に得られず、0.3より大きいと、外被層組
成物中に多量の充填材を含有することが必要となり、得
られたゴルフボールの反発性能の低下を招く。このよう
に外被層(3)の比重をカバー層(4)の比重より大きくなる
ように形成するのは、ゴルフボールの表面に近い層の比
重を大きくすることにより、慣性モーメントを大きくし
スピン保持率を大きくすることにより飛距離を増加する
効果を得るためである。しかしながら、そのような効果
を得るためにはカバー層の比重を大きくすればよいが、
カバー層用の樹脂組成物中に多量の充填材を含有させる
必要があり、それによって、得られるゴルフボール全体
の反発性に重大な影響を与えるカバー層の反発性が低下
してしまうことになる。また、それを回避するために、
充填材としてタングステン等の高比重充填材を用いて効
率的に比重を高くする方法が考えられるが、外観(白
さ)が悪くなるため好ましくない。カバー層(4)の比重
は0.9〜1.0が好ましい。カバー層(4)の厚さは1.0〜2.5m
m、好ましくは1.5〜2.0mmである。1.0mmより小さいと反
発性の低下を招き、2.5mmより大きいと打撃時フィーリ
ングが硬くて悪くなる。
【0038】このカバー層(4)を構成する材料は、上記
のような硬度を満足するものであれば特に制限されない
が、通常ソリッドゴルフボールのカバー材として使用さ
れるアイオノマー樹脂、熱可塑性エラストマー、ジエン
系ブロック共重合体等の熱可塑性樹脂を単独または混合
物として用いたものであってもよい。これらの熱可塑性
樹脂の具体例としては、中間層(2)用の材料として挙げ
たものと同様のものを用いることができる。
【0039】本発明のゴルフボールに用いられるカバー
層(4)には、上記樹脂以外に比重調整のために充填材が
用いられる。充填材は、それらに限定されないが、例え
ば無機塩(具体的には、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸
カルシウム等)およびそれらの混合物が挙げられる。
【0040】また、上記カバー層用組成物には、着色の
ために二酸化チタン等の着色剤や、その他の添加剤、例
えば紫外線吸収剤、光安定剤並びに蛍光材料または蛍光
増白剤等を、ゴルフボールカバーによる所望の特性が損
なわれない範囲で含有していてもよい。
【0041】本発明のカバー層は、ゴルフボールのカバ
ーの形成に使用されている一般に公知の方法、例えば射
出成形、プレス成形等により形成される。カバー層を被
覆する際に通常、ディンプルと呼ばれるくぼみを多数表
面上に形成する。本発明のゴルフボールは美観を高め、
商品価値を上げるために、通常ペイント仕上げ、マーキ
ングスタンプ等を施されて市場に投入される。
【0042】
【実施例】本発明を実施例により更に詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0043】(実施例1〜12および比較例1〜5)内芯球の作成 以下の表1〜2(実施例)および表3(比較例)に示し
た配合の内芯球用組成物を混練ロールを用いて混練し、
160℃×25分間加圧成形することにより、表7〜8(実
施例)および表9(比較例)に示した直径、JIS‐C硬度
および比重を有する内芯球を得た。
【0044】中間層 (a)実施例1〜4、6〜12および比較例1〜5 上記のように得られた内芯球上に、以下の表1〜2(実
施例)および表3(比較例)に示した配合の中間層用組
成物を射出成形により被覆形成して、表7〜8(実施
例)および表9(比較例)に示した厚さ、JIS‐C硬度お
よび比重を有する中間層を得た。
【0045】(b)実施例5 以下の表1に示した配合の中間層用組成物を混練ロール
を用いて混練し、図2に示すような金型(5、6)内で、14
0℃で5分間加熱プレスすることによって、中間層用の
半加硫状態の半球殻状成形物(7)を得た。前述のように
して得られた内芯球(9)を、上記のように得られた2つ
の中間層用半球殻状成形物(7)で挟んで、図3に示すよ
うな金型(8)内で、160℃で10分間加熱プレスすることに
よって、表7(実施例)に示した厚さ、JIS‐C硬度およ
び比重を有する中間層を得た。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】外被層 上記のように得られた中間層上に、以下の表4〜5(実
施例)および表6(比較例)に示した配合の外被層用組
成物を射出成形により被覆形成して、表7〜8(実施
例)および表9(比較例)に示した厚さ、JIS‐C硬度お
よび比重を有する外被層を得た。
【0050】カバー層 上記のように得られた外被層上に、以下の表4〜5(実
施例)および表6(比較例)に示した配合のカバー層用
組成物を射出成形により被覆形成して、表7〜8(実施
例)および表9(比較例)に示した厚さ、JIS‐C硬度お
よび比重を有するフォーピースソリッドゴルフボールを
形成し、通常のゴルフボールと同様にカバー層上にペイ
ントを施してボール作製完了とした。得られたゴルフボ
ールについて、飛行性能(打出角、スピン量、飛距離)
および打撃時フィーリングを測定または評価し、その結
果を表7〜8(実施例)および表9(比較例)に示し
た。試験方法は後述の通りとした。
【0051】
【表4】
【0052】
【表5】
【0053】
【表6】
【0054】(注1)JSR(株)製ハイシスポリブタジエ
ンゴム(1,4-シス-ポリブタジエン含量:96%) (注2)デュポン社製のナトリウムイオン中和エチレン-メ
タクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂 (注3)デュポン社製の亜鉛イオン中和エチレン-メタクリ
ル酸共重合体系アイオノマー樹脂 (注4)(株)クラレ製の末端に-OH基が付加した水素添加
スチレン-イソプレン-スチレン(SIS)ブロック共重合
体、スチレン含量約40重量% (注5)武田バーディシェウレタン工業(株)製のポリウレ
タン系熱可塑性エラストマー (注6)三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイ
オン中和エチレン-メタクリル酸共重合系アイオノマー
樹脂 (注7)三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中
和エチレン-メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂 (注8)三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中
和エチレン-ブチルアクリレート-メタクリル酸三元共重
合体系アイオノマー樹脂 (注9)東レ(株)製のポリアミド系熱可塑性エラストマー (注10)ダイセル化学工業(株)製のエポキシ基を含有する
ポリブタジエンブロックを有するスチレン-ブタジエン-
スチレン(SBS)構造のブロック共重合体、スチレン/
ブタジエン=40/60(重量比)、エポキシ含量約1.5〜1.7
重量%
【0055】(試験方法) JIS‐C硬度 (1)内芯球硬度 得られたゴルフボールから、カバー、外被層および中間
層を剥ぎ取って内芯球のみとし、この内芯球の外表面で
測定した硬度を内芯球の表面硬度とし、内芯球を2等分
切断し、その切断面において中心で測定した硬度を内芯
球の中心硬度とした。 (2)中間層硬度 得られたゴルフボールから、カバーおよび外被層を剥ぎ
取って、内芯球上に中間層が被覆されたもののみとし、
その外表面で測定した硬度を中間層硬度とした。 (3)外被層硬度 得られたゴルフボールから、カバー層を剥ぎ取って、内
芯球上に中間層と外被層が被覆されたもののみとし、そ
の外表面で測定した硬度を外被層硬度とした。 (4)カバー層硬度 内芯球上に中間層、外被層、更にカバー層を被覆形成
し、その外表面で測定した硬度をカバー層硬度とした。
上記(1)〜(4)について、JIS‐C硬度は、JIS‐K 6301に
規定するスプリング式硬度計C型を用いて測定した。
【0056】飛行性能 (1)ツルーテンパー社製スイングロボットにメタルヘッ
ドを有するドライバー(W#1)を取付け、ゴルフボール
をヘッドスピード35m/秒で打撃し、打出角(打ち出し直
後のゴルフボールの発射角度)、飛距離としてキャリー
(落下点までの距離)を測定し、打撃されたゴルフボー
ルを連続写真撮影することによって打ち出し直後のスピ
ン量を求めた。測定は各ゴルフボールについて試料数n
=12で行い、平均を算出して、各ゴルフボールの結果と
した。 (2)ツルーテンパー社製スイングロボットにメタルヘッ
ドを有するアイアン5番クラブ(I#5)を取付け、各ゴ
ルフボールをヘッドスピード30m/秒で打撃した以外は、
上記(1)のドライバーを用いた場合と同様にして、打出
角、スピン量およびキャリーを決定した。
【0057】打撃時フィーリング ヘッドスピード35m/秒のゴルファー10人によりドライバ
ーで実打して評価する。評価基準は下記の通りである。 評価基準 ○ … 8〜10人が衝撃が小さくてフィーリングが良いと
答えた △ … 8〜10人がフィーリングが普通と答えた × … 8〜10人が衝撃が大きくてフィーリングが悪いと
答えた ×W … 8〜10人がフィーリングが重くて悪いと答えた
【0058】(試験結果)
【表7】
【0059】
【表8】
【0060】
【表9】
【0061】以上の結果から明らかなように、内芯球、
中間層、外被層およびカバー層の4層構造から成り、内
芯球の表面硬度を特定範囲に設定し、かつ中間層の硬度
を内芯球の表面硬度より高く、外被層の硬度を中間層の
硬度より高く設定し、各層間の硬度分布を最適化した本
発明(実施例1〜12)のゴルフボールは、比較例1〜5
のゴルフボールに比べて、35m/秒と低いヘッドスピード
での打撃時においても非常に優れたフィーリングを示
し、ドライバーおよびアイアン5番クラブ共に優れた飛
距離を示すことが認められた。
【0062】これに対して、比較例1のゴルフボール
は、内芯球の表面硬度が低いため、軟らかくなり過ぎて
打撃時のボール変形量が大きくなり、反発のロスが大き
く飛距離が低下している。
【0063】比較例2のゴルフボールは、中間層の硬度
が内芯球の表面硬度以下であるため、打撃時のボール変
形に歪みが生じて部分的な変形となり、復元力が小さく
打出角が低くなり飛距離が低下している。
【0064】比較例3のゴルフボールは、外被層の硬度
が中間層の硬度以下であるため、打撃時のボール変形に
歪みが生じて部分的な変形となり、復元力が小さく打出
角が低くなり飛距離が低下している。また比較例3のゴ
ルフボールは、外被層の硬度が非常に低いため、軟らか
くなり過ぎて反発性が低下して飛距離がしている。更
に、比較例3のゴルフボールは、カバー層と外被層との
硬度差が大きいため、ゴルフボールの外側に最も硬い層
を厚く設けることができないため、打撃時のフィーリン
グが悪くなっている。
【0065】比較例4および5のゴルフボールは、内芯
球の表面硬度が低いため、軟らかくなり過ぎて打撃時の
ボール変形量が大きくなり、反発のロスが大きく飛距離
が低下しており、また中間層の硬度が低いため、内芯球
から中間層までが軟らかくなって変形量が大きくなり過
ぎ、カバー層と外被層との硬度差が大きいため、ゴルフ
ボールの外側に最も硬い層を厚く設けることができない
ため、打撃時のフィーリングが重くて悪くなっている。
【0066】
【発明の効果】本発明のフォーピースソリッドゴルフボ
ールは、内芯球、中間層、外被層およびカバー層の4層
構造から成り、内芯球の表面硬度を特定範囲に設定し、
かつ中間層の硬度を内芯球の表面硬度より高く、外被層
の硬度を中間層の硬度より高く設定し、各層間の硬度分
布を最適化することにより、ソフトな優れた打撃時フィ
ーリングを維持したまま、ボール打出角を大きくするこ
とにより、飛行性能を向上させ得たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のゴルフボールの断面概略図である。
【図2】 本発明のゴルフボールの中間層および外被層
用の半球殻状成形物用金型の1つの態様の概略断面図で
ある。
【図3】 本発明のゴルフボールの中間層または外被層
を被覆した球状成形物用金型の1つの態様の概略断面図
である。
【符号の説明】
1,9 … 内芯球 2 … 中間層 3 … 外被層 4 … カバー層 5 … 半球状金型 6 … 中子金型 7 … 半球殻状成形物 8 … 球状成形物用金型

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内芯球(1)と、該内芯球(1)を被覆する中
    間層(2)、該中間層(2)を被覆する外被層(3)および該外
    被層(3)を被覆するカバー層(4)の4層構造から成るフォ
    ーピースソリッドゴルフボールにおいて、該内芯球(1)
    がJIS‐C硬度による表面硬度67〜85を有し、該中間層
    (2)のJIS‐C硬度が該内芯球(1)の表面硬度より高く、該
    外被層(3)のJIS‐C硬度が該中間層(2)のJIS‐C硬度より
    高いことを特徴とするフォーピースソリッドゴルフボー
    ル。
  2. 【請求項2】 前記中間層(2)がJIS‐C硬度80〜95を有
    し、前記外被層(3)がJIS‐C硬度85〜100を有する請求項
    1記載のフォーピースソリッドゴルフボール。
  3. 【請求項3】 前記外被層(3)のJIS‐C硬度から前記カ
    バー層(4)のJIS‐C硬度をひいた硬度差が-10〜5である
    請求項2記載のフォーピースソリッドゴルフボール。
  4. 【請求項4】 前記外被層(3)が前記カバー層(4)と等し
    いJIS‐C硬度を有する請求項1または2のいずれか記載
    のフォーピースソリッドゴルフボール。
  5. 【請求項5】 前記外被層(3)が前記カバー層(4)と異な
    る比重を有する請求項4記載のフォーピースソリッドゴ
    ルフボール。
  6. 【請求項6】 前記外被層(3)の比重から前記カバー層
    (4)の比重をひいた比重差が0.1より大きい請求項5記載
    のフォーピースソリッドゴルフボール。
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