JP2000244342A - 送信回路 - Google Patents

送信回路

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JP2000244342A
JP2000244342A JP4522299A JP4522299A JP2000244342A JP 2000244342 A JP2000244342 A JP 2000244342A JP 4522299 A JP4522299 A JP 4522299A JP 4522299 A JP4522299 A JP 4522299A JP 2000244342 A JP2000244342 A JP 2000244342A
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JP
Japan
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band
output
transmission
frequency band
switch
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JP4522299A
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English (en)
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Kazuhiko Nakayama
和彦 中山
Kaoru Ishida
石田  薫
Hiroaki Kosugi
裕昭 小杉
Yoichi Morinaga
洋一 森永
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信周波数帯域の追加に対してバンドパスフ
ィルタや電力増幅器の設計条件が厳しくなる。 【解決手段】 第一の送信周波数帯域をもつ第一のバン
ドパスフィルタ108と、第二の周波数帯域をもつ第二
のバンドパスフィルタ109と、それら第一及び第二の
バンドパスフィルタ108,109を使用する送信周波
数帯域に応じて切り替える第一及び第二の切り替えスイ
ッチ107,113とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話端末の無
線部送信回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図3、4に示し説明する。
【0003】図3は、信号入力端子301と、信号処理
部302と、その信号処理部302の出力に接続された
変調器303と、その変調器303の出力に接続された
バンドパスフィルタ304と、電力増幅器308および
その内部回路である入力側整合回路305、出力側整合
回路307、トランジスタ306と、電力増幅器308
の出力に接続された送信受信の切り替えスイッチ309
と、アンテナ310からなる無線部の送信回路を示す。
【0004】図4は、携帯電話の送信と受信の周波数帯
域幅と送信回路内で使用するバンドパスフィルタの通過
周波数帯域幅の関係を示しており、従来の携帯電話無線
部の送信と受信の周波数帯域幅は、周波数810〜83
0MHzの第一の受信周波数帯域401、周波数870
〜885MHzの第二の受信周波数帯域402と、周波
数925〜960MHzの第一の送信周波数帯域403
と、その第一の送信周波数帯域403の通過帯域をもつ
バンドパスフィルタの帯域404とを示す。
【0005】図3に示した携帯電話の無線部送信回路
は、信号入力端子301より入力された信号を変調器3
03により変調して、第一の送信周波数帯域403の通
過帯域を持つバンドパスフィルタ304によって第一の
送信周波数帯域403以外の雑音、特に受信周波数帯域
401と402内の不要な雑音を落として、電力増幅器
308により増幅し、アンテナ310により携帯電話の
基地局まで信号を送信するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし近年の携帯電話
の加入者増加により使用周波数帯域の不足にともなっ
て、新しい送信、受信の周波数帯域が追加される。追加
される周波数帯域の受信側は、例えば図5に示すよう
に、周波数830〜843MHzの第二の受信周波数帯
域502と、送信側は周波数889〜898MHzの第
一の送信周波数帯域504である。
【0007】しかしながら、送信周波数帯域の拡大にと
もない従来の携帯電話の送信回路においてのバンドパス
フィルタの通過帯域506に広帯域な特性を要求される
ことに加え、従来の第三の受信周波数帯域503と追加
された第一の送信周波数帯域504の間隔が4MHzと
非常に狭いために、十分に、第三の受信周波数帯域50
3内の雑音を落とすことができないことにある。また送
信帯域の拡大にともない電力増幅器が、第一、第二の送
信周波数帯域504,505内で広帯域に特性を実現す
る必要があり、設計条件が厳しくなるという課題があ
る。
【0008】本発明は、従来の使用周波数帯域の追加に
ともなうこのような課題を考慮し、送信周波数帯域の追
加に対して設計条件を緩和できる送信回路を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、入
力信号を処理する信号処理部と、その信号処理部の出力
に接続された変調器と、その変調器の出力に接続され、
1つの入力と複数の出力をもつ第一の切り替えスイッチ
と、その第一の切り替えスイッチの複数の出力にそれぞ
れ接続され、異なる送信周波数帯域に対応した複数のバ
ンドパスフィルタと、その複数のバンドパスフィルタに
それぞれ接続された複数の入力と1つの出力をもつ第二
の切り替えスイッチと、その第二の切り替えスイッチの
出力に接続された電力増幅器とを備え、使用する送信周
波数帯域に応じて、第一及び第二の切り替えスイッチを
切り替え、複数のバンドパスフィルタのうち適合するバ
ンドパスフィルタを接続する送信回路である。
【0010】請求項3の本発明は、入力信号を処理する
信号処理部と、その信号処理部の出力に接続された変調
器と、その変調器の出力に接続され、1つの入力と複数
の出力をもつ第一の切り替えスイッチと、その第一の切
り替えスイッチの複数の出力にそれぞれ接続され、異な
る送信周波数帯域に対応した複数のバンドパスフィルタ
と、その複数のバンドパスフィルタにそれぞれ接続され
た特性の異なる複数の補助整合回路と、その複数の補助
整合回路のそれぞれに接続された複数の入力と1つの出
力をもつ第二の切り替えスイッチと、その第二の切り替
えスイッチの出力に接続された電力増幅器とを備え、複
数の補助整合回路のそれぞれと電力増幅器の入力側整合
回路との組み合わせが異なる送信周波数帯域に対応する
ものであって、使用する送信周波数帯域に応じて、第一
及び第二の切り替えスイッチを切り替え、複数のバンド
パスフィルタのうち適合するバンドパスフィルタ及び複
数の補助整合回路のうち適合する補助整合回路を接続す
る送信回路である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明にかかる第1の実
施の形態の送信回路の構成図である。本実施の形態の送
信回路は、信号入力端子101と、その信号入力端子1
01に接続された信号処理部102と、その信号処理部
102の出力に接続された変調器103と、その変調器
103の出力に接続され、1つの入力端子104、2つ
の出力端子105,106をもつ第一の切り替えスイッ
チ107と、その第一の切り替えスイッチ107の一方
の出力端子105に接続された第一のバンドパスフィル
タ108と、第一の切り替えスイッチ107のもう一方
の出力端子106に接続された第二のバンドパスフィル
タ109と、それら第一と第二のバンドパスフィルタ1
08,109の出力にそれぞれ接続された2つの入力端
子110,111、1つの出力端子112をもつ第二の
切り替えスイッチ113と、その第二の切り替えスイッ
チ113に接続された電力増幅器117の入力側の整合
回路114と、その入力側の整合回路114に接続され
た電力増幅器用トランジスタ115と、その電力増幅器
用トランジスタ115の出力に接続された出力側の整合
回路116とから構成され、電力増幅器117の出力側
の整合回路116には送信受信の切り替えスイッチ11
8を介してアンテナ119が接続されている。また、送
信受信の切り替えスイッチ118には受信回路120が
接続されている。
【0012】次に、上記第1の実施の形態の送信回路の
動作について、図面を参照しながら説明する。
【0013】図5は、携帯電話の送信と受信の周波数帯
域幅と送信回路内で使用するバンドパスフィルタの通過
帯域幅との関係を示す図である。ここでは、例として2
つの送信周波数帯域をもつ送信回路で説明する。
【0014】送信周波数帯域が889〜898MHzの
場合は、第一の切り替えスイッチ107は、変調器出力
端子104と第一のバンドパスフィルタ108の入力端
子105に接続し、第二の切り替えスイッチ113は、
第一のバンドパスフィルタ108の出力端子110と電
力増幅器入力端子112に接続する。
【0015】また、送信周波数帯域が925〜960M
Hzの場合は、第一の切り替えスイッチ107は、変調
器出力端子104と第二のバンドパスフィルタ109の
入力端子106に接続し、第二の切り替えスイッチ11
3は、第二のバンドパスフィルタ109の出力端子11
1と電力増幅器入力端子112に接続する。
【0016】このように、スイッチによる送信周波数の
切り替えに応じて第一のバンドパスフィルタ108、第
二のバンドパスフィルタ109を送信周波数帯域ごとに
切り替えることができる。この結果、バンドパスフィル
タあたりの通過周波数帯域を狭くでき、バンドパスフィ
ルタの特性への要求を緩くすることができる。また、従
来課題であった近接する第三の受信周波数帯域503の
雑音を十分に落とすことができる。 (第2の実施の形態)図2は、本発明にかかる第2の実
施の形態の送信回路の構成図である。本実施の形態の送
信回路は、信号入力端子と201、その信号入力端子2
01に接続された信号処理部202と、その信号処理部
202の出力に接続された変調器203と、その変調器
203の出力に接続され、一つの入力端子204、2つ
の出力端子205,206をもつ第一の切り替えスイッ
チ207と、その第一の切り替えスイッチ207の一方
の出力端子205に接続された第一のバンドパスフィル
タ208と、その第一のバンドパスフィルタ208の出
力に接続された電力増幅器217の第一の入力側補助整
合回路210と、第一の切り替えスイッチ207のもう
一方の出力端子206に接続された第二のバンドパスフ
ィルタ209と、その第二のバンドパスフィルタ209
の出力に接続された電力増幅器220の第二の入力側補
助整合回路211と、それら第一と第二の入力側補助整
合回路210,211の出力にそれぞれ接続された2つ
の入力端子212,213、1つの出力端子214をも
つ第二の切り替えスイッチ215と、その第二の切り替
えスイッチ215に接続された電力増幅器220の入力
側の主整合回路216と、その入力側の主整合回路21
6に接続された電力増幅器用トランジスタ218と、そ
の電力増幅器用トランジスタ218の出力に接続された
出力側の整合回路219とから構成されている。第一及
び第二の入力側補助整合回路210,211、第二の切
り替えスイッチ215、及び入力側の主整合回路216
が入力側整合回路を構成しており、また、電力増幅器2
20の出力側の整合回路219には送信受信の切り替え
スイッチ221を介してアンテナ222が接続され、送
信受信の切り替えスイッチ221には受信回路223が
接続されている。
【0017】第1の実施の形態と同様に少なくとも2つ
以上の送信周波数帯域をもつ送信回路において、送信周
波数に応じて第一、第二の切り替えスイッチ207、2
15を切り替える。スイッチの切り替えに応じてそれぞ
れの周波数帯域に通過周波数帯域をもつ第一のバンドパ
スフィルタ208と、第二のバンドパスフィルタ20
9、さらに電力増幅器220においては、入力側の整合
回路の一部である第一の入力側補助整合回路210と第
二の入力側補助整合回路211を切り替える。電力増幅
器220の入力側の整合回路を周波数帯域ごとに切り替
えることができることにより、電力増幅器220はこの
分離された周波数帯域の信号のみを増幅するだけで十分
となり、この結果、電力増幅器220の増幅する信号の
周波数帯域幅が狭くなり、電力増幅器220に要求され
る特性を緩くすることができる。
【0018】以上のように、少なくとも2つ以上の送信
周波数帯域をもつ携帯電話の無線部送信回路において、
周波数帯域を2つに分離する。それぞれの周波数帯域ご
とに切り替えスイッチを設けて、それぞれの通過周波数
帯域をもつバンドパスフィルタの切り替えと、更に、電
力増幅器の特性を変化させ得る入力側の主整合回路を補
助する補助整合回路の切り替えをこの切り替えスイッチ
により同時に切り替えることにより、フィルタの設計要
求を緩和することができる。またこの時に切り替えスイ
ッチにより周波数帯域に応じて電力増幅器の特性を切り
替えることもできる。
【0019】なお、上記実施の形態では、送信周波数帯
域を2つとしたが、これに限らず、3つ以上であっても
よく、その場合、3つ以上のバンドパスフィルタや補助
整合回路を設けてそれらを使用する送信周波数帯域に応
じて切り替えるようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の送信回路
は、周波数帯域に応じて送信回路を切り替えることで、
新しい送信帯域の追加によるバンドパスフィルタと電力
増幅器への設計要求を緩和することができるという長所
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施の形態の送信回路の
構成図である。
【図2】本発明にかかる第2の実施の形態の送信回路の
構成図である。
【図3】従来例の送信回路の構成図である。
【図4】従来例の送信受信帯域と送信回路におけるバン
ドパスフィルタの通過帯域の関係を示す図である。
【図5】本発明の第1と第2の実施の形態における送信
受信帯域と送信回路におけるバンドパスフィルタの通過
帯域の関係を示す図である。
【符号の説明】
101、201、301 信号入力端子 102、202、302 信号処理部 103、203、303 変調器 104、204 変調器出力端子 107、207 第一の切り替えスイッチ 108、208 第一のバンドパスフィルタ 109、209 第二のバンドパスフィルタ 112、214 電力増幅器入力端子 113、215 第二の切り替えスイッチ 114、305 入力側整合回路 115、218、306 電力増幅器用トランジスタ 118、221、309 送信受信切り替えスイッチ 119、222、310 アンテナ 120、223、311 受信回路 210 第一の入力側補助整合回路 211 第二の入力側補助整合回路 216 入力側主整合回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小杉 裕昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森永 洋一 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K060 CC04 DD04 HH11 HH39

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を処理する信号処理部と、その
    信号処理部の出力に接続された変調器と、その変調器の
    出力に接続され、1つの入力と複数の出力をもつ第一の
    切り替えスイッチと、その第一の切り替えスイッチの複
    数の出力にそれぞれ接続され、異なる送信周波数帯域に
    対応した複数のバンドパスフィルタと、その複数のバン
    ドパスフィルタにそれぞれ接続された複数の入力と1つ
    の出力をもつ第二の切り替えスイッチと、その第二の切
    り替えスイッチの出力に接続された電力増幅器とを備
    え、使用する前記送信周波数帯域に応じて、前記第一及
    び第二の切り替えスイッチを切り替え、前記複数のバン
    ドパスフィルタのうち適合するバンドパスフィルタを接
    続することを特徴とする送信回路。
  2. 【請求項2】 前記異なる送信周波数帯域及びそれに対
    応する前記バンドパスフィルタが2つであることを特徴
    とする請求項1記載の送信回路。
  3. 【請求項3】 入力信号を処理する信号処理部と、その
    信号処理部の出力に接続された変調器と、その変調器の
    出力に接続され、1つの入力と複数の出力をもつ第一の
    切り替えスイッチと、その第一の切り替えスイッチの複
    数の出力にそれぞれ接続され、異なる送信周波数帯域に
    対応した複数のバンドパスフィルタと、その複数のバン
    ドパスフィルタにそれぞれ接続された特性の異なる複数
    の補助整合回路と、その複数の補助整合回路のそれぞれ
    に接続された複数の入力と1つの出力をもつ第二の切り
    替えスイッチと、その第二の切り替えスイッチの出力に
    接続された電力増幅器とを備え、前記複数の補助整合回
    路のそれぞれと前記電力増幅器の入力側整合回路との組
    み合わせが前記異なる送信周波数帯域に対応するもので
    あって、使用する前記送信周波数帯域に応じて、前記第
    一及び第二の切り替えスイッチを切り替え、前記複数の
    バンドパスフィルタのうち適合するバンドパスフィルタ
    及び前記複数の補助整合回路のうち適合する補助整合回
    路を接続することを特徴とする送信回路。
  4. 【請求項4】 前記異なる送信周波数帯域及びそれに対
    応する前記バンドパスフィルタ及び補助整合回路が2つ
    であることを特徴とする請求項3記載の送信回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7539464B2 (en) 2005-06-06 2009-05-26 Ntt Docomo, Inc. Power series type predistorter for multi-frequency bands operation
JP2009523340A (ja) * 2006-01-12 2009-06-18 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー マルチバンドアンテナスイッチ
JP2009218907A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Murata Mfg Co Ltd 電力増幅器

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