JP2000243578A - エレクトロルミネセンス素子とその製造方法およびエレクトロルミネセンス素子を備えるスイッチ装置 - Google Patents

エレクトロルミネセンス素子とその製造方法およびエレクトロルミネセンス素子を備えるスイッチ装置

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JP2000243578A
JP2000243578A JP11357765A JP35776599A JP2000243578A JP 2000243578 A JP2000243578 A JP 2000243578A JP 11357765 A JP11357765 A JP 11357765A JP 35776599 A JP35776599 A JP 35776599A JP 2000243578 A JP2000243578 A JP 2000243578A
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light emitting
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Atsuhide Yoshida
厚英 吉田
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NIPPON MENBRANE KK
YAMAGATA SILKSCREEN KENKYUSHO
YAMAGATA SILKSCREEN KENKYUSHO KK
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NIPPON MENBRANE KK
YAMAGATA SILKSCREEN KENKYUSHO
YAMAGATA SILKSCREEN KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ITOからなる透明電極を設けることなく、
素子を発光させることにより、湿気によって劣化するこ
とがなく、また長寿命の発光特性を有すると共に、安価
に得ることができるエレクトロルミネセンス素子および
エレクトロルミネセンス素子を備えるスイッチ装置を提
供する。また、製造の容易なエレクトロルミネセンス素
子の製造方法を提供する。 【解決手段】 絶縁性シート2と、前記絶縁性シートの
一方の面上に所定間隔をもって形成された一対の電極3
と、前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極上に形
成された誘電体層4と、前記誘電体層上に形成された発
光体層5と、前記発光体層上に形成された透明な封止層
6とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気エレクトロル
ミネセンス素子(以下、EL素子という)およびその製
造方法およびEL素子を備えるスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のEL素子は、一般に図7に示すよ
うな構成となっており、図7に基づいてその構成を説明
する。図7において、21は透明の絶縁シート、22は
絶縁シート21の裏面に形成された透明電極層、23は
透明電極層22上に形成された発光体層である。また、
24、25および26は発光体層23上に順次形成され
た誘電体層、背面電極層および絶縁層である。前記透明
電極層22は酸化インジウム(インジウム錫酸化物)を
主成分とする光透過性導電層(以下、ITOという)に
より構成される。そして、透明電極層22と背面電極層
25間に交流電圧あるいは直流パルス電圧を印加するこ
とにより、EL素子として透明絶縁シート21側へ発光
した光を導出させるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のEL素子
においては、素子を発光させるための電極が必要であ
り、この電極は前述のように発光した光を透過させるた
めにITOからなる透明電極を採用している。ところ
が、このITOは高価であり、しかも湿気による劣化が
生じやすいため、発光寿命が短いという技術的課題があ
る。
【0004】本発明は前記技術的課題を解決するために
なされたものであり、ITOからなる透明電極を設ける
ことなく、素子を発光させることにより、湿気によって
劣化することがなく、また長寿命の発光特性を有すると
共に、安価に得ることができるエレクトロルミネセンス
素子およびエレクトロルミネセンス素子を備えるスイッ
チ装置を提供することを目的とするものである。また、
製造の容易なエレクトロルミネセンス素子の製造方法を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題を解決す
るため、請求項1に記載の本発明は、絶縁性シートと、
前記絶縁性シートの一方の面上に所定間隔をもって形成
された一対の電極と、前記一対の電極のうち少なくとも
一方の電極上に形成された誘電体層と、前記誘電体層上
に形成された発光体層と、前記発光体層上に形成された
透明な封止層とを備えていることを特徴としている。こ
のように構成されているため、本発明にかかるエレクト
ロルミネセンス素子にあっては、一対の電極間に、誘電
体層および発光体層を介して交流電圧あるいは直流パル
ス電圧が生ずると、発光体層はこの発生した電圧によっ
て生じる交流電界あるいは直流パルス電界により励起さ
れて発光し、この発光した光が透明な封止層を通過して
外部に導出される。
【0006】特に、本発明は、一対の電極を前記絶縁性
シートの一方の面上に所定間隔をもって形成した点に特
徴がある。従来のEL素子は、ITOと背面電極との間
に交流電圧を印加することで、発光体層において発光し
た光を、ITOを介して外部に導出している。これに対
して、本発明は、一対の電極を前記絶縁性シートの一方
の面上に形成しているため、透明電極(ITO)を設け
ることなく、素子を発光させることができる。しかも透
明電極(ITO)が設けられていないため、湿気によっ
て劣化することがなく、長寿命の発光特性を有する。ま
た、ITOによる透明電極が設けられていないため、安
価に得ることができるという効果を奏するものである。
【0007】ここで、前記誘電体層は、前記一対の電極
の一方に形成されていることが望ましい。EL素子の発
光の観点からすれば、一対の電極の一方にのみ誘電体層
を形成した方が発光輝度を高めることができるため、好
ましい。また、前記電極、誘電体層、発光体層、封止層
が印刷により形成されていることが望ましい。このよう
に、印刷により、容易にしかも安価にEL素子を得るこ
とができる。
【0008】また、前記技術的課題を解決するため、請
求項4に記載の本発明は、絶縁性シートと、前記絶縁性
シートの一方の面上に所定間隔をもって形成された一対
の電極と、前記一対の電極上に形成された誘電・発光層
と、前記誘電・発光層上に形成された透明な封止層とを
備えていることを特徴としている。このように、電極上
に誘電・発光層を形成したものにあっては、より製造工
程を簡略化することができる。ここで、前記電極、誘電
・発光層、封止層が印刷により形成されていることが望
ましい。
【0009】また、前記技術的課題を解決するため、請
求項6に記載の本発明は、絶縁性シートの一方の面上に
一対の電極を印刷により所定間隔をもって形成する工程
と、前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極上に誘
電体層を印刷により形成する工程と、前記誘電体層上に
発光体層を印刷により形成する工程と、前記発光体層上
に透明な封止層を印刷により形成する工程とを備えたこ
とを特徴としている。このように印刷により、順次、電
極、誘電体層、発光体層、封止層を形成することがで
き、容易しかも安価にEL素子を製造することができ
る。ここで、前記誘電体層形成工程において、該誘電体
層を前記一対の電極の一方に形成することが望ましい。
【0010】また、前記技術的課題を解決するため、請
求項8に記載の本発明は、絶縁性シートの一方の面上に
一対の電極を印刷により所定間隔をもって形成する工程
と、前記一対の電極上に誘電・発光層を印刷により形成
する工程と、前記誘電・発光層上に透明な封止層を印刷
により形成する工程とを備えたことを特徴としている。
このように、電極上に誘電・発光層を形成したものにあ
っては、より製造工程を簡略化することができる。
【0011】また、前記技術的課題を解決するため、請
求項9に記載の本発明は、絶縁性シートと、前記絶縁性
シートの一方の面上に所定間隔をもって形成された一対
の電極と、前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極
上に形成された誘電体層と、前記誘電体層上に形成され
た発光体層と、前記発光体層上に形成された透明な封止
層とよりなるエレクトロルミネセンス素子と、絶縁性シ
ートの前記一対の電極が形成された面と反対の面上に形
成された導電体層と、前記導電体層と所定間隔で対向す
るように形成された接点よりなるスイッチ部とを備えた
ことを特徴としている。このような構成を有するEL素
子を備えるスイッチ装置は、一対の電極を前記絶縁性シ
ートの一方の面上に所定間隔をもって形成されているた
め、ITOからなる透明電極を設けることなく、素子を
発光させることができ、しかも湿気によって劣化するこ
とがなく、また長寿命の発光特性を有する。また、IT
Oからなる透明電極が設けられていないため、安価なス
イッチ装置を得ることができる。
【0012】また、前記技術的課題を解決するため、請
求項10に記載の本発明は、絶縁性シートと、前記絶縁
性シートの一方の面上に所定間隔をもって形成された一
対の電極と、前記一対の電極上に形成された誘電・発光
層と、前記誘電・発光層上に形成された透明な封止層と
よりなるエレクトロルミネセンス素子と、絶縁性シート
の前記一対の電極が形成された面と反対の面上に形成さ
れた導電体層と、前記導電体層と所定間隔で対向するよ
うに形成された接点よりなるスイッチ部とを備えたこと
を特徴としている。このような構成を有するEL素子を
備えるスイッチ装置は、前記一対の電極上に形成された
誘電・発光層が形成されているため、より容易に、安価
なスイッチ装置を得ることができる。
【0013】ここで、前記接点は絶縁性シート上に導電
部材により印刷形成されていることが望ましく、前記導
電体層に対応する位置に凸状のキーエンボス部を有する
シートを備えたことが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に説明する。図1、図2は本発明によるEL素子の実
施形態を示し、EL素子1において、符号2は、例えば
厚さが約75μmのポリエステルよりなる絶縁性シー
ト、3は絶縁性シート2の一方の面である上面に形成さ
れた銀などよりなる電極である。前記電極3は、図2に
示すように一対の電極3a、3bにより構成され、所定
間隔をもって絶縁性シート2の一面上に、好ましくは櫛
形状に印刷により形成されている。また、3c、3dは
図示しない発光用電源を電極3a、3bに印加させるた
めの接続部である。このように、電極3a、3bを絶縁
シ−ト2の一面上に形成されているため、前記接続部3
c、3dは絶縁シ−トの一面に形成することができる。
なお、この図2に示す電極は寸法を拡大して示してお
り、電極の数も実際より少なくして図示している。
【0015】符号4は、電極3上に印刷により形成され
た誘電体層であり、一対の電極3a、3bの両方(すな
わち全面)あるいは少なくとも一方にのみ形成する。E
L素子の発光の観点からは、誘電体層4は電極3a、3
bの一方にのみ形成した方がより発光輝度を高めること
ができて有利である。符号5は誘電体層4上に印刷によ
り形成された発光体層すなわちEL層、6は発光体層5
の上面すなわち誘電体層4と反対側の面上に印刷塗布す
ることにより形成された透明部材(例えばアサヒ化研製
のCR18樹脂)よりなる封止層である。
【0016】かかるEL素子1において、その製造工程
を説明する。まず、絶縁性シート2を用意し、この一方
の面上に一対の電極3a、3bと接続部3c,3dを含
む電極3を印刷により形成する。この時、一対の電極3
a、3bは前述のように所定間隔で、好ましくは櫛形状
となるように形成する。次に、電極3上に誘電体層4を
印刷により形成する。この誘電体層4は前述のように一
対の電極3a、3bの一方あるいは両方に形成する。そ
して、誘電体層4上に発光体層5を印刷により形成し、
発光体層5の上面に封止層6を印刷塗布する。
【0017】このように構成されたEL素子1におい
て、電極3の接続部3c、3d間に交流電圧あるいは直
流パルス電圧を印加すると、電極3a(または3b)
と、該電極と所定間隔で隣接する電極3b(または3
a)間に誘電体層4および発光体層5を介して交流電圧
あるいは直流パルス電圧が発生する。発光体層5はこの
発生した電圧によって生じる交流電界あるいは直流パル
ス電界により励起されて発光し、この発光した光が透明
な封止層6を通過して外部に導出される。
【0018】図3、図4は本発明にかかるEL素子を備
えるスイッチ装置の実施形態を示し、図1、図2と同一
部分は同一符号を付記している。なお、かかるスイッチ
は一般にメンブレンスイッチと呼ばれている。スイッチ
装置7において、符号8は、透光性部材からなる表面シ
ート、9は表面シート8の表面に形成された凸状のキー
エンボス部であり、このキーエンボス部9には文字印刷
部10が形成されている。11は表面シート8のキーエ
ンボス部9を除く部分に形成されたマスク印刷部であ
り、このマスク印刷部により下方に位置するEL素子1
よりの光を遮光してキーエンボス部9を通じてのみ外部
に透光するようにしている。符号1は、表面シート8の
下方に設けられたEL素子であり、その構成は図1、図
2に示すとおりである。ただし、図4に示す分解斜視図
において、EL素子1を構成する誘電体層4、発光体層
5および封止層6は図面上省略している。
【0019】符号12は、表面シート8とEL素子1の
封止層6間に形成されたスペーサであり、EL素子1は
スペーサ12を介して表面シート8に接着される。表面
シート8のキーエンボス部9に対応する部分は、打ち抜
き部13により開口されており、この打ち抜き部13に
よりキーエンボス部9の押下操作に伴うストロークを確
保すると共に、押下操作時に生じる空気の影響をなくす
ようにしている。なお、キーエンボス部9はEL素子1
の発光体層5と対応するように該発光体層5の上方の位
置に形成されている。
【0020】符号14は、絶縁性シート2の下面側すな
わち絶縁性シート2の電極3が形成された面と反対の面
上に形成された導電体層であり、キーエンボス部9およ
び発光体層5と対応するようにそれらの下方に形成され
ている。15は、EL素子1の下側に設けられた接点シ
ート、16、17は接点シート15に印刷形成された接
点部および接続部であり、接点部16は導電体層15に
対応した部分に櫛形状に形成されている。また、各接点
部16よりのオン・ オフに関する信号が接続部17よ
り出力される。
【0021】符号18は、接点シート15とEL素子1
の絶縁性シート2間に形成されたスペーサであり、この
スペーサ18により導電体層15と接点部16が所定間
隔で対向するように配設されると共に、スペーサ18を
介して接点シート15がEL素子1の絶縁性シート2に
接着される。また、符号19はスペーサ18に形成され
た打ち抜き部であり、スペーサ12の打ち抜き部13と
同様にキーエンボス部9の押下操作に伴うストローク確
保と押下操作時に生じる空気による影響を軽減してい
る。この表面シート8〜打ち抜き部19によりスイッチ
部20を構成し、EL素子1と共にスイッチ装置7を構
成している。
【0022】かかる構成において、EL素子1の電極3
の接続部3c、3d間に交流電圧あるいは直流パルス電
圧を印加することによって、前述のように発光体層5が
励起されてEL素子1が発光する。この発光した光は透
明封止層6および表面シート8のキーエンボス部9を通
過して導出され、キーエンボス部9の文字印刷部10に
印刷された文字や図形などが表示される。
【0023】また、キーエンボス部9を押下することに
より、この押下されたキーエンボス部9に対応する下方
に位置するEL素子1の発光体層5が押し下げられ、絶
縁性シート2の下側の面に形成されている導電体層15
のうち、この押し下げられた発光体層5と対応する導電
体層15も共動して同様に押し下げられる。その結果、
導電体層15はこれと対向する接点部16と接触し、電
気的な接続が成され接点部16をオンにする。このオン
となった接点部16よりのオン信号は接続部17より出
力されてスイッチ部20に接続された回路や装置が所定
の動作を行なう。
【0024】次に、本発明にかかる第2の実施形態につ
いて、図5、図6に基づいて説明する。なお、図5は図
1に相当する図であって、本発明にかかるエレクトロル
ミネセンス素子の第2の実施形態の断面構造を示す図で
あり、図6は本発明にかかるエレクトロルミネセンス素
子を備えるスイッチ装置の第2の実施形態を示す断面図
である。また、図5、図6中、図1、図3に示された部
材と同一、あるいは相当する部材は同一符号を付するこ
とにより、その説明を省略する。
【0025】この第2の実施形態は、第1の実施形態に
おいて別々のものとして形成されていた誘電体層4と発
光体層5とを一体化し、1つの層(誘電・発光層5a)
として形成した点に特徴がある。従来のEL素子では、
誘電体層と発光層とを別々の層として形成されているた
め、製造工程として誘電体層形成工程と発光層形成工程
とを必要とする。これに対して、本発明は1つの層とし
て誘電・発光層5aが形成されているため、製造工程を
簡略化することができる。即ち、図5、図6に示すよう
に、櫛形電極3上に誘電・発光層5aが形成されてい
る。この誘電・発光層5aは、一対の電極3a、3bの
両方(すなわち全面)に形成されている。
【0026】この誘電・発光層5aは、希土類金属の発
光体と絶縁誘導体とが100:1乃至100:50重量
%の割合で配合されている。ここで、前記誘電・発光層
は希土類金属の発光体と絶縁誘導体とが100:1乃至
100:50重量%の割合で配合されていることが望ま
しい。このような割合で、希土類金属の発光体と絶縁誘
導体とが配合されている場合には、発光ムラも少なく、
従来と同様な輝度を得ることができる。このような割合
で、希土類金属の発光体と絶縁誘導体とが配合されてい
る場合には、誘電・発光層5a中の発光体は、この発生
した電圧によって生じる交流電界あるいは直流パルス電
界により励起されて発光する。
【0027】このEL素子1を製造する場合には、絶縁
性シート2の一方の面上に一対の櫛形電極3を印刷、エ
ッチング等により形成した後、櫛形電極3上に誘電・発
光層5aを印刷により形成する。前記誘電・発光層5a
は前述のように一対の電極3a、3bの両方(全面に)
に形成する。その後、誘電・発光層5a上に封止層6を
印刷により形成する。
【0028】このように構成されたEL素子1におい
て、櫛形電極3の接続部3c、3d間に交流電圧あるい
は直流パルス電圧を印加すると、電極3a(または3
b)と、該電極と所定間隔で隣接する電極3b(または
3a)間に誘電・発光層5aを介して交流電圧あるいは
直流パルス電圧が発生する。この誘電・発光層5aの発
光体5は、この発生した電圧によって生じる交流電界あ
るいは直流パルス電界により励起されて発光し、この発
光した光が透明な封止層6を通過して外部に導出され
る。したがって、このEL素子1の前面に表示部材を配
置することにより、いわゆるバックライトを行うことが
できる。即ち、図6に示すように、この発光した光は透
明封止層6および表面シート8のキーエンボス部9を通
過して導出され、キーエンボス部9の文字印刷部10に
印刷された文字や図形などが表示される。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかるEL素
子、EL素子を備えるスイッチ装置は、ITOを用いて
いないため、湿気に対して劣化することなく、長寿命の
発光特性を得ることができる。また、高価なITOを用
いないので、安価に得ることができる。またEL素子の
製造において、各工程を印刷により実行することがで
き、容易にEL素子、EL素子を備えるスイッチ装置を
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるエレクトロルミネセンス素子の
実施形態の断面構造を示す図である。
【図2】本発明にかかるエレクトロルミネセンス素子の
電極の構成例を示す図である。
【図3】本発明にかかるエレクトロルミネセンス素子を
備えるスイッチ装置の実施形態を示す図である。
【図4】本発明にかかるエレクトロルミネセンス素子を
備えるスイッチ装置の実施形態の断面構造を示す図であ
る。
【図5】本発明にかかるエレクトロルミネセンス素子の
第2の実施形態の断面構造を示す図である。
【図6】本発明にかかるエレクトロルミネセンス素子を
備えるスイッチ装置の第2の実施形態を示す図である。
【図7】従来のエレクトロルミネセンス素子の断面構造
を示す図である。
【符号の説明】
1 EL素子 2 絶縁性シート 3、3a、3b 電極 3c、3d 接続部 4 誘電体層 5 発光体層(EL層) 5a 誘電・発光層 6 封止層 7 スイッチ装置 8 表面シート 9 キーエンボス部 10 文字印刷部 11 マスク印刷部 12 スペーサ 13 打ち抜き部 14 導電体層 15 接点シート 16 接点部 17 接続部 18 スペーサ 19 打ち抜き部 20 スイッチ部 21 透明絶縁シート 22 透明電極層 23 発光体層 24 誘電体層 25 背面電極層 26 絶縁層

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性シートと、前記絶縁性シートの一
    方の面上に所定間隔をもって形成された一対の電極と、
    前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極上に形成さ
    れた誘電体層と、前記誘電体層上に形成された発光体層
    と、前記発光体層上に形成された透明な封止層とを備え
    ていることを特徴とするエレクトロルミネセンス素子。
  2. 【請求項2】 前記誘電体層は、前記一対の電極の一方
    に形成されていることを特徴とする請求項1に記載され
    たエレクトロルミネセンス素子。
  3. 【請求項3】 前記電極、誘電体層、発光体層、封止層
    が印刷により形成されていることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載されたエレクトロルミネセンス素
    子。
  4. 【請求項4】 絶縁性シートと、前記絶縁性シートの一
    方の面上に所定間隔をもって形成された一対の電極と、
    前記一対の電極上に形成された誘電・発光層と、前記誘
    電・発光層上に形成された透明な封止層とを備えている
    ことを特徴とするエレクトロルミネセンス素子。
  5. 【請求項5】 前記電極、誘電・発光層、封止層が印刷
    により形成されていることを特徴とする請求項4に記載
    されたエレクトロルミネセンス素子。
  6. 【請求項6】 絶縁性シートの一方の面上に一対の電極
    を印刷により所定間隔をもって形成する工程と、前記一
    対の電極のうち少なくとも一方の電極上に誘電体層を印
    刷により形成する工程と、前記誘電体層上に発光体層を
    印刷により形成する工程と、前記発光体層上に透明な封
    止層を印刷により形成する工程とを備えたことを特徴と
    するエレクトロルミネセンス素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記誘電体層形成工程において、該誘電
    体層を前記一対の電極の一方に形成したことを特徴とす
    る請求項6に記載されたエレクトロルミネセンス素子の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 絶縁性シートの一方の面上に一対の電極
    を印刷により所定間隔をもって形成する工程と、前記一
    対の電極上に誘電・発光層を印刷により形成する工程
    と、前記誘電・発光層上に透明な封止層を印刷により形
    成する工程とを備えたことを特徴とするエレクトロルミ
    ネセンス素子の製造方法。
  9. 【請求項9】 絶縁性シートと、前記絶縁性シートの一
    方の面上に所定間隔をもって形成された一対の電極と、
    前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極上に形成さ
    れた誘電体層と、前記誘電体層上に形成された発光体層
    と、前記発光体層上に形成された透明な封止層とよりな
    るエレクトロルミネセンス素子と、 絶縁性シートの前記一対の電極が形成された面と反対の
    面上に形成された導電体層と、前記導電体層と所定間隔
    で対向するように形成された接点よりなるスイッチ部と
    を備えたことを特徴とするエレクトロルミネセンス素子
    を備えるスイッチ装置。
  10. 【請求項10】 絶縁性シートと、前記絶縁性シートの
    一方の面上に所定間隔をもって形成された一対の電極
    と、前記一対の電極上に形成された誘電・発光層と、前
    記誘電・発光層上に形成された透明な封止層とよりなる
    エレクトロルミネセンス素子と、 絶縁性シートの前記一対の電極が形成された面と反対の
    面上に形成された導電体層と、前記導電体層と所定間隔
    で対向するように形成された接点よりなるスイッチ部と
    を備えたことを特徴とするエレクトロルミネセンス素子
    を備えるスイッチ装置。
  11. 【請求項11】 前記接点は絶縁性シート上に導電部材
    により印刷形成されていることを特徴とする請求項9ま
    たは請求項10に記載されたエレクトロルミネセンス素
    子を備えるスイッチ装置。
  12. 【請求項12】 前記導電体層に対応する位置に凸状の
    キーエンボス部を有するシートを備えたことを特徴とす
    る請求項9乃至請求項11のいずれかに記載されたエレ
    クトロルミネセンス素子を備えるスイッチ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006022052A1 (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Valios Co., Ltd. 電界発光装置、及び、その製造方法、電界発光装置の駆動方法、並びに、電界発光装置の駆動回路、照明システム、操作パネル

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WO2006022052A1 (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Valios Co., Ltd. 電界発光装置、及び、その製造方法、電界発光装置の駆動方法、並びに、電界発光装置の駆動回路、照明システム、操作パネル

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