JP2000239868A - 金属用防錆組成物 - Google Patents

金属用防錆組成物

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JP2000239868A
JP2000239868A JP11046781A JP4678199A JP2000239868A JP 2000239868 A JP2000239868 A JP 2000239868A JP 11046781 A JP11046781 A JP 11046781A JP 4678199 A JP4678199 A JP 4678199A JP 2000239868 A JP2000239868 A JP 2000239868A
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rust
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acid
metals
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Yoshinari Yamamoto
良成 山本
Yoshiko Suehiro
佳子 末弘
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Sanshin Chemical Industry Co Ltd
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    • C23FNON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A成分)ベンゾチアゾリルチオカルボン酸
化合物類 (B成分)アルカノールアミン類 (C
成分)モリブデン酸,そのアルカリ金属塩,そのアンモ
ニウム塩類から選ばれた一種または二種以上 (D成
分)グルコン酸,そのアルカリ金属塩,そのアンモニウ
ム塩類から選ばれた一種または二種以上(E成分)ベン
ゾトリアゾール類 の系であり、A成分1モルに対して
B成分を1.5〜3.5モル比の範囲である組成物に、
C成分を含有させたものを必須成分として、これらにD
成分、E成分および非イオン界面活性剤を添加してなる
金属用防錆組成物。 【効果】本構成の防錆組成物は、毒性の低い、取り扱い
易い、防錆効果の極めて優れた鉄系の防錆組成物であ
る。そして、本防錆組成物を、鉄系の一時防錆剤として
水溶性防錆剤に適用することで、機械金属加工の作業環
境の改善、工程の短縮化およびコスト低減等が可能とな
るなど、工業上非常に有益である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属用防錆組成物に関
し、さらに詳しくは金属、特に鋼、軟鋼、鋳鉄等の鉄系
金属の機械金属加工等における一時防錆を目的とする、
防錆効果に優れた水溶性の金属用防錆組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄鋼等の素材、半製品、完成品を
屋内暴露あるいは屋内雰囲気で1か月から6か月程度の
一時防錆を行う際は、近年、防錆油に代わり、安全で取
り扱い易い水溶性防錆剤が注目されるようになり、特に
鉄系の防錆には、機械金属加工等の工程間の一時防錆用
として徐々に用いられるようになってきた。
【0003】この水溶性防錆剤は一般的に、その性状か
らワックスエマルジョンタイプ、油状形エマルジョンタ
イプ、ケミカルソリューションタイプ、気化性タイプの
4種類に分類される。機械金属加工等の工程間で防錆処
理を必要とする部品の防錆力は、特殊な場合を除き、1
週間〜2週間程度の保持ができれば充分な場合が多いた
め、この一時防錆に適合した防錆剤として、ケミカルソ
リューションタイプが多く使用されている。その防錆組
成分は、ホウ酸塩、ケイ酸塩、リン酸塩、亜硝酸塩、ク
ロム酸塩、アルカリ類等を用いた無機系化合物、脂肪酸
石ケン、アミン、アミン塩、アミド、エステル、カルボ
ン酸、リン酸エステル塩等の有機系化合物および前記の
無機系化合物と有機系化合物を組み合わせたものが用い
られている。
【0004】しかしながら、無機系化合物の亜硝酸塩、
クロム酸塩、リン酸塩等は、安全衛生や水質汚濁などの
理由や、次工程の化成処理、メッキ、塗装等の表面処理
に悪影響を及ぼすなどの理由から使用されないようにな
ってきている。このため、これらに代わる安全で取り扱
い易い、次工程に影響がなく、かつ防錆性能の優れた水
溶性防錆剤が望まれてきた。
【0005】特に、鉄系の水溶性防錆剤として具体的に
は、最近では有機系化合物の防錆剤が多く使用されるよ
うになってきた。これらの水溶性防錆剤は、飽和、不飽
和の脂肪族カルボン酸(すなわち酪酸、吉草酸、カプロ
ン酸、エナント酸、カプリン酸、カプリル酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸等)、飽和、不飽和の脂肪族ジカルボン酸(すな
わちマロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピ
メリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フ
マル酸等)、芳香族カルボン酸(すなわち安息香酸、p
−tert−ブチル安息香酸、ニトロ安息香酸、アミノ安息
香酸、トルイル酸、アミノトルイル酸、ニトロトルイル
酸、サリチル酸等)、芳香族ジカルボン酸(フタル酸、
アミノフタル酸、ニトロフタル酸、イソフタル酸等)、
トリアゾール類、イミダゾール類、アミン類等の単独も
しくは複数の組み合わせに、少量の界面活性剤(アニオ
ン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性
剤、両性界面活性剤)を併用しているものが多い。特に
有機酸類が防錆性に優れているため、水溶性防錆剤の防
錆剤としては、有機酸類を成分としたものがほとんどで
ある。
【0006】例えば、防錆成分の一つとして、安息香酸
の誘導体、アルキルアミン類、ベンゾトリアゾール、ア
ルケニルコハク酸等を組み合わせた組成物が知られてお
り、特公平2−57157号、特開平3−232982
号、特開平8−319499号、特許第2843934
号等に例示されている。また、本出願人は、ベンゾチア
ゾリルチオカルボン酸化合物類からなる防錆剤(特公平
1−28108号)を公表している。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】これらの有機カルボ
ン酸化合物類を防錆組成分とした水溶性防錆剤も、梅雨
時期等の高温多湿下での発錆がよく経験され、未だ機械
金属加工等における鉄系の素材、半製品または完成品の
一時防錆に対して、その防錆効果が劣り、防錆油に比較
して広範囲に使用されていないのが実状である。
【0008】
【発明が解決するための手段】本発明者らは、これら従
来の水溶性防錆剤の欠点を解決すべく、この水溶性防錆
剤に用いる防錆剤の金属用防錆組成物に関して、鋭意研
究を重ねた結果、特定のベンゾチアゾリルチオカルボン
酸化合物類を鉄系の防錆に有効な成分として、これとア
ルカノールアミン類を使用し、他の毒性が低く、環境汚
染の少ない安全で有用な無機系化合物と有機系化合物、
非イオン界面活性剤を併用して用いることで、これらの
相乗効果により、特に、鋼、軟鋼および鋳鉄等の鉄系金
属に対して、防錆効果が極めて優れた金属用防錆組成物
を開発するに至った。
【0009】すなわち、本発明に係る金属用防錆組成物
は、下記A成分、B成分、C成分からなる組成分を含有
して、A成分1モル比に対してB成分が1.5〜3.5
モル比の範囲であることを特徴とする。
【0010】(A成分)化2で表されるベンゾチアゾリ
ルチオカルボン酸化合物類
【化2】 〔式中、Rはアミノ基、メチル基のいずれかの基を表
し、nは0〜2の整数を表す。Xは、C0〜C5の直鎖
もしくは分岐した飽和もしくは不飽和脂肪族の2価基ま
たはC6〜C10の芳香族の2価基を表す。Yは水素原
子、アルカリ金属もしくはアンモニウムである。〕 (B成分)アルカノールアミン類 (C成分)モリブデン酸,そのアルカリ金属塩,そのア
ンモニウム塩類から選ばれた一種または二種以上
【0011】さらに、本発明に係る金属用防錆組成物
は、上記A成分、B成分、C成分からなる組成物に下記
D成分および/またはE成分が含有されていてもよい。 (D成分)グルコン酸,そのアルカリ金属塩,そのアン
モニウム塩類から選ばれた一種または二種以上 (E成分)ベンゾトリアゾール類
【0012】すなわち、本発明は、A成分1モルに対し
てB成分を1.5〜3.5モル比の範囲である組成物
に、C成分を含有させたものを必須成分として、これら
にD成分、E成分および非イオン界面活性剤を添加する
ことによって、機械金属加工等の工程間の一時防錆とし
て、鉄系の防錆効果を向上させることができる。本発明
のもう1つの特徴は、次工程で行われる化成処理やメッ
キ、塗装などの表面処理に悪影響を及ぼさないことであ
り、毒性が低く、安全で取り扱いが極めて容易であるこ
とである。すなわち従来にない防錆性能によって、機械
金属加工等の工程間の中間防錆に効果が優れる金属用防
錆組成物を提供することである。
【0013】以下、本発明において使用される金属用防
錆組成物を構成する各成分の具体例および組成割合につ
いて記述する。
【0014】本発明においてA成分は、化2で表される
ベンゾチアゾリルチオカルボン酸化合物類としては、化
2に該当するものである限り、従来公知のものを広く使
用できる。例えば、2−ベンゾチアゾリルチオ酢酸、4
−メチル−2−ベンゾチアゾリルチオ酢酸、6−アミノ
−2−ベンゾチアゾリルチオ酢酸、3−(2−ベンゾチ
アゾリルチオ)−プロピオン酸、3−(4−メチル−2
−ベンゾチアゾリルチオ)−プロピオン酸、3−(6−
アミノ−2−ベンゾチアゾリルチオ)−プロピオン酸、
3−(4,6−ジメチル−2−ベンゾチアゾリルチオ)
−プロピオン酸、2−(2−ベンゾチアゾリルチオ)−
プロピオン酸、2−(4−メチル−2−ベンゾチアソリ
ルチオ)−プロピオン酸、5−(2−ベンゾチアゾリル
チオ)−吉草酸、3−(2−ベンゾチアゾリルチオ)吉
草酸、5−(4−メチル−2−ベンゾチアゾリルチオ)
−吉草酸、3−(2−ベンゾチアゾリルチオ)−アクリ
ル酸、3−(4−メチル−2−ベンゾチアゾリルチオ)
−プロピオン酸、4−(2−ベンゾチアゾリルチオ)−
酪酸、4−(4−メチル−2−ベンゾチアゾリルチオ)
−酪酸、4−(6−アミノ−2−ベンゾチアゾリルチ
オ)−酪酸、2−(2−ベンゾチアゾリルチオ)−安息
香酸、2−(4−メチル−2−ベンゾチアゾリルチオ)
−安息香酸等が挙げられる。また、これらのベンゾチア
ゾリルチオカルボン酸化合物類のアルカリ金属塩または
アンモニウム塩であってもよく、アルカリ金属として
は、リチウム、カリウム、ナトリウムが挙げられる。
【0015】次に、本発明の金属用防錆組成物における
A成分の組成割合は、全体に対して0.1〜72重量パ
ーセントであり、好ましくは、0.2〜50重量パーセ
ントであり、さらに好ましくは、1〜36重量パーセン
トである。0.1重量パーセント未満では、本発明の防
錆効果がなく、また72重量パーセントを越えても、濃
度の増加に見合った防錆効果は向上せず、経済的に不利
になる。これらのA成分は、1種単独でまたは2種以上
混合して使用され得る。
【0016】本発明においてB成分は、アルカノールア
ミン類であり従来公知のものを広く使用でき、これらは
単に可溶化剤としただけでなく、苛性ソーダ、苛性カリ
等の無機のアルカリに比べて、特に良好な防錆性能とぬ
れ性を与える。
【0017】その一例として、モノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロ
パノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソ
プロパノールアミン、アミノエチルエタノールアミン、
コリン等を挙げることができる。これらのB成分は、単
独または2種以上混合して使用され得る。これらのうち
トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミンが
防錆効果、安全衛生および経済性等において望ましい。
【0018】これらのB成分の組成割合は、全体に対し
て0.1〜74重量パーセントであり、好ましくは0.
2〜52重量パーセントであり、さらに好ましくは1〜
37重量パーセントである。0.1重量パーセント未満
では、防錆効果が低下する。74重量パーセントを越え
ても濃度の増加に見合った防錆効果は向上せず、安全衛
生的にも望ましくない。
【0019】本発明の主成分となるA成分とB成分の組
成モル比は、A成分1モル比に対してB成分が1.5〜
3.5モル比の範囲であり、好ましくは2〜3モル比で
ある。このB成分が1.5モル比未満では、A成分との
防錆性能に対する相乗効果が低下し、3.5モル比を越
えると、pH値が上昇し、高アルカリ域となって、取り
扱い性が劣るため、安全衛生上好ましくない。また、A
成分との相乗効果が低下し、防錆効果も不充分となる。
【0020】本発明においてC成分は、モリブデン酸,
そのアルカリ金属塩,そのアンモニウム塩類から選ばれ
た一種または二種以上であり、そのモリブデン酸塩の一
例としては、モリブデン酸リチウム、モリブデン酸カリ
ウム、モリブデン酸ナトリウムが挙げられる。このう
ち、モリブデン酸ナトリウムが好適に使用できる。これ
らのC成分の組成割合は、全体に対して0.01〜8重
量パーセントであり、好ましくは0.02〜6重量パー
セントであり、さらに好ましくは0.1〜4重量パーセ
ントである。0.01パーセント未満では、A成分、B
成分との防錆に対する相乗効果が低下する。8重量パー
セントを越えても、濃度に見合った防錆効果を与えず、
経済的に望ましくない。
【0021】本発明においてD成分は、グルコン酸,そ
のアルカリ金属塩,そのアンモニウム塩類から選ばれた
一種または二種以上であり、そのグルコン酸塩の一例と
しては、グルコン酸リチウム、グルコン酸カリウム、グ
ルコン酸ナトリウムが挙げられる。このうち、グルコン
酸ナトリウムが好適に使用できる。これらのD成分の組
成割合は、全体に対して0〜10重量パーセントであ
る。D成分の併用は必須ではないが、併用することによ
り、さらに防錆効果を向上させることができる。その組
成割合は、好ましくは0.03〜7重量パーセントであ
り、さらに好ましくは0.1〜5重量パーセントであ
る。10重量パーセントを越えると、A成分、B成分、
C成分からなる必須成分との防錆に対する相乗効果と相
溶性が良好でなく、防錆効果が低下するものの、使用は
可能である。
【0022】本発明においてE成分は、ベンゾトリアゾ
ール類であり、従来公知のものを広く使用できる。その
一例としては、ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−
ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒ
ドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール
等またはその塩が挙げられる。これらのE成分は、単独
または2種以上混合して使用され得る。これらのE成分
の組成割合は、全体に対して0〜17重量パーセントで
ある。E成分の併用もまた必須ではないが、併用するこ
とにより、さらに防錆効果を向上させることができる。
その組成割合は、好ましくは0.01〜12重量パーセ
ントであり、さらに好ましくは0.1〜8重量パーセン
トである。17重量パーセントを越えても、防錆効果に
影響はないが、高価なため経済的に好ましくない。
【0023】本発明は、金属用防錆組成物中にA成分と
B成分とC成分を必須成分とすることにより、またこれ
らにD成分、E成分の両成分の単独または2種以上を混
合して使用することによる相乗効果で、防錆効果が非常
に優れた鉄系の金属用防錆組成物とすることができる。
【0024】次に、本発明において用いられる非イオン
界面活性剤としては、従来公知のものを広く使用でき
る。その一例としてポリオキシエチレンオレイルエーテ
ル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等のポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェ
ニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブ
ロックポリマー、ポリオキシアルキレンアリルフェニル
エーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、ポリオキ
シアルキレン等が挙げられる。
【0025】これら非イオン界面活性剤を添加すること
により、本発明の金属用防錆組成物は防錆性、ぬれ性を
さらに向上させる利点が得られる。これらの非イオン界
面活性剤を単独または2種以上混合して使用され得る。
これらのうち、ポリエチレングリコールエーテル型の非
イオン界面活性であるポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルお
よび高分子界面活性剤のプルロニック型非イオン界面活
性剤であるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブ
ロックポリマーが好適に使用できる。これらの非イオン
界面活性剤の組成割合は、A〜E成分の金属用防錆組成
分の総量に対して0.01〜6重量パーセントである。
好ましくは0.02〜4重量パーセントであり、さらに
好ましくは0.1〜2重量パーセントである。0.01
重量パーセント未満では、鉄系の金属表面に対するぬれ
性が劣り、6重量%を越えるとこのぬれ性が良好となり
すぎて、高温多湿下で防錆効果が低下するものの、使用
は可能である。
【0026】非イオン界面活性剤の親水性は、HLB
(Hydrophile−Lipophile Balanceの略)で表されるの
が通例である。本発明において適用される非イオン界面
活性剤のHLB値の範囲は4〜16であることが必須で
ある。そして好ましくは8〜14であり、さらに好まし
くは10〜12である。HLBが4未満では親油性が強
すぎて水溶解性が悪く、金属用防錆組成物の全体に対し
て非イオン界面活性剤が分散しにくい。
【0027】一方、HLBが16を越えると親水性が強
すぎるため、鉄系の金属表面に対するぬれ性が良好とな
りすぎて防錆効果が劣るものの、使用は可能である。な
お、プルロニック型非イオン界面活性剤のHLBは、種
々の方法で数値化できるため、本発明においては親水部
の重量分率に基づくグリフィン式[すなわち、HLB=
20x(MH/M) ここでMH:親水基部分の分子
量、M:非イオン界面活性剤の分子量]によって算出し
て示している。
【0028】上記、本発明のA〜E成分と非イオン界面
活性剤からなる金属用防錆組成物は、鉄系の機械金属部
品類等に対して防錆処理をする場合、水および/または
アルコール類で希釈して使用することが好ましい。その
ため本発明の金属用防錆組成物は、製造時に必要とされ
る濃度に調合して製品となしてもよいが、一般的に、本
発明のA〜C成分およびさらにD成分、E成分および非
イオン界面活性を加えた20〜70重量パーセントの高
濃度の金属用防錆組成物を調製し、必要に応じ使用場面
において、本発明の金属用組成物を0.5〜20重量パ
ーセント濃度で含有するように、水および/またはアル
コール類で希釈して使用することが好ましく、さらに具
体的には有効成分を1〜10重量パーセント含有するよ
うに、水および/またはアルコール類で希釈して使用す
ることが好ましい。
【0029】ここで使用するアルコール類としてはメチ
ルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコ
ール等のC1〜C3の低級アルコール類、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル等の多価アルコール類が挙げられる。このうち、安全
衛生と防錆性能からエチルアルコール、プロピレングリ
コールが好ましい。
【0030】
【作用】本発明の金属用防錆組成物を使用した水溶性防
錆剤のpHは7〜11であり、好ましくは8〜10であ
り、さらに好ましくは8〜9である。pHが7未満では
防錆効果が低下し、pHが11を越えるような高アルカ
リでは、例えばその使用場面である一時防錆において、
作業工程の安全衛生面に影響する。また、本発明の防錆
性能を損なわない範囲であれば、本発明の金属用防錆組
成物中に、さらに必要に応じて付加成分として、他の界
面活性剤、キレート剤、有機酸、消泡剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、防腐剤等を配合してもよい。
【0031】本発明の金属用防錆組成物を含有した水溶
性防錆剤を鉄系の機械金属部品類等に対して防錆処理す
る方法としては、浸漬法、スプレー法等の方法が適用で
き、防錆処理後は必要に応じて自然乾燥、熱風乾燥等に
より乾燥を行う。
【0032】本発明の金属用防錆組成物に使用されるA
成分のベンゾチアゾリルチオカルボン酸化合物類は、鉄
系の金属表面に強固な吸着被膜を形成して防錆効果を向
上させると言われている。また、B成分のアルカノール
アミン類とのモル比の選択範囲を1.5〜3.5モル比
にすることによって、金属表面に優れたぬれ性を付与す
ることで防錆効果の性能をさらに増強させることができ
る。このA,B成分に、比較的毒性の少ない無機系化合
物であるC成分のモリブデン酸および/またはそのアル
カリ金属塩、アンモニウム塩類を加えた必須成分系に、
D成分のグルコン酸および/またはそのアルカリ金属
塩、アンモニウム塩類、E成分のベンゾトリアゾール類
を加えることによって、従来の金属用防錆組成物に比較
して、防錆効果に優れた金属用防錆組成物となる。ま
た、さらに非イオン界面活性剤を併用することで鉄系金
属部品類等の防錆処理に対して優れたぬれ性と防錆性能
の効果をより向上させることができる。
【0033】本発明の金属用防錆組成物は、水と接触す
る化学プラントの冷却水系、あるいは加熱系、車輌用不
凍液、ソーラーシステムにおける熱冷媒系、防錆油、塗
料、コンクリート用防錆剤、高含水作動油、特にプレス
油、切削油等に有効に適用することができる。かつま
た、本発明の使用はこれに限定されるものではない。
【0034】
【実施例】以下、実施例によって、本発明をさらに詳説
する。なお、本発明が、これらの本実施例に限定される
ものではない。
【0035】(1)金属用防錆組成物の調製 本発明の金属用防錆組成物の有効成分であるA成分、B
成分、C成分、D成分、E成分および非イオン界面活性
剤を表1〜4に示すように混合して、本発明の金属用防
錆組成物の試料No.1〜27の実施例を調製した。ま
た、比較例として表5〜9に示すように、本発明の有効
成分を1種以上加えない組成物、およびA成分とB成分
の本発明の使用モル比の範囲を外れる組成物の試料、ま
たはC成分を除いた試料、および本発明におけるA成分
のベンゾチアジルチオカルボン酸化合物類を脂肪族カル
ボン酸または芳香族カルボン酸に置換した試料No.1
〜30を調製した。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】
【表7】
【0043】
【表8】
【0044】
【表9】
【0045】(2)防錆試験 上記の本発明の実施例の金属用防錆組成物の試料No.
1〜27、および比較例の金属用防錆組成物の試料N
o.1〜30を、それぞれ水で希釈し、5重量パーセン
トの防錆液を調製した。この液に、AA240番研磨紙
で研磨して、アセトンおよびメタノールで洗浄、脱脂し
た熱間圧延鋼材の試験片SS−400(20×50m
m、厚さ3mm)を浸漬した後、これらの試験片を引き
上げて乾燥させた。次に、温度40℃、相対湿度80%
の恒温恒湿機に、30日間吊るして発錆状態を目視評価
した。実施例、比較例の防錆性能の効果に関する防錆試
験の結果を表10〜12に示した。結果の目視判定表示
は、次のとおりである。 ◎:発錆なし ○:数点発錆 △:十数点発錆 ×:全面発錆
【0046】
【表10】
【0047】
【表11】
【0048】
【表12】
【0049】(3)防錆性能評価 上記防錆性能試験によれば、比較例No.1〜30にお
いて、試験開始から3〜7日後の比較的早い段階におい
て発錆した。これに対して、本実施例No.1〜27に
おいては、試験開始から15日間経過しても、全く発錆
しなかったか、発生してもわずかな発錆であった。特
に、D成分のグルコン酸またはその塩類、E成分のベン
ゾトリアゾール類、および非イオン界面活性剤を併用し
た実施例においては、試験開始から25日間しても、発
錆はごくわずかで、極めて優れた防錆性能を示した。な
お、本発明においては、前記具体的実施例に限らず、目
的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例
とすることができる。
【0050】
【発明の効果】以上、本発明おける金属用防錆組成物を
詳細に説明したが、各々単独では防錆効果を発揮しにく
い防錆添加剤が、本発明の金属用防錆組成物のA成分で
あるベンゾチアゾリルチオカルボン酸化合物類1モル比
に対してB成分のアルカノールアミン類を1.5〜3.
5モル比の範囲で配合し、これにC成分のモリブデン酸
またはその塩類を併用することで、また、さらにD成分
のグルコン酸またはその塩類、E成分のベンゾトリアゾ
ール類および非イオン界面活性剤を添加することによる
一層の相乗効果よって、従来の脂肪族カルボン酸、芳香
族カルボン酸等による金属用防錆組成物に比較して、防
錆力自体が強化され、毒性の低い、取り扱い易い、防錆
効果の極めて優れた鉄系の金属用防錆組成物となる。そ
して、本発明からなる金属用防錆組成物を、鉄系の一時
防錆剤として水溶性防錆剤に活用することで、機械金属
加工の作業環境の改善、工程の短縮化およびコスト低減
等が可能となるため、経済的にまた工業上非常に有益で
ある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記A成分、B成分、C成分からなる組
    成分を含有して、A成分が1モル比に対して、B成分が
    1.5〜3.5モル比の範囲であることを特徴とする金
    属用防錆組成物。 (A成分)化1で表されるベンゾチアゾリルチオカルボ
    ン酸化合物類 【化1】 〔式中、Rはアミノ基、メチル基のいずれかの基を表
    し、nは0〜2の整数を表す。Xは、C0〜C5の直鎖
    もしくは分岐した飽和もしくは不飽和脂肪族の2価基ま
    たはC6〜C10の芳香族の2価基を表す。Yは水素原
    子、アルカリ金属もしくはアンモニウムである。〕 (B成分)アルカノールアミン類 (C成分)モリブデン酸,そのアルカリ金属塩,そのア
    ンモニウム塩類から選ばれた一種または二種以上
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の組成物に、下記D成分
    および/またはE成分を添加してなる金属用防錆組成
    物。 (D成分)グルコン酸,そのアルカリ金属塩,そのアン
    モニウム塩類から選ばれた一種または二種以上 (E成分)ベンゾトリアゾール類
  3. 【請求項3】 A成分0.1〜72重量パーセント、B
    成分0.1〜74重量パーセント、C成分0.01〜8
    重量パーセント、D成分0〜10重量パーセント、E成
    分0〜17重量パーセントからなる組成分を含有してな
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の金属用防
    錆組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載の組成物に、HLB
    が4〜16の非イオン界面活性剤の1種または2種以上
    を0.01〜6重量パーセント含有してなることを特徴
    とする金属用防錆組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4に記載の組成物を水および
    /またはアルコール類で希釈してなる金属用防錆組成
    物。
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