JP2000235600A - 貸出・返却システム - Google Patents

貸出・返却システム

Info

Publication number
JP2000235600A
JP2000235600A JP3574699A JP3574699A JP2000235600A JP 2000235600 A JP2000235600 A JP 2000235600A JP 3574699 A JP3574699 A JP 3574699A JP 3574699 A JP3574699 A JP 3574699A JP 2000235600 A JP2000235600 A JP 2000235600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lending
information
article
stored
storage medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3574699A
Other languages
English (en)
Inventor
Futoshi Sato
太志 佐藤
Koichi Kataoka
晃一 片岡
Toru Tadano
徹 只野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP3574699A priority Critical patent/JP2000235600A/ja
Publication of JP2000235600A publication Critical patent/JP2000235600A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 図書館などにおける書籍、物品の貸出・返却
システムに関し、貸出、返却の際の手続、操作の容易化
と、物品管理の処理迅速化および物品の所在管理の充実
を実現する手段を提供することを目的とする。 【解決手段】 情報記憶媒体101の記憶内容を遠隔か
ら操作する遠隔記憶操作手段102と、貸出先情報が記
憶されているときは返却処理対象の物品であると判別
し、貸出先情報が記憶されていないときは貸出処理対象
の物品であると判別する貸出返却判別手段105と、貸
出先情報として利用者識別コードを記憶させるととも
に、利用者IDカード上に物品識別コードを記憶させる
貸出処理手段104と、返却処理対象の物品の貸出先情
報を消去するとともに利用者IDカード上の物品情報を
消去する返却処理手段106とを備えるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は図書館、資料室など
における書籍、情報媒体、物品の貸出・返却システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より図書館、資料室などにおける貸
出システムは借り手となる利用者はあらかじめ登録する
ことによりその身分を証明するIDカードを持っている
ことを前提としている。
【0003】利用者IDカードは学校、団体などに所属
していることを証明するIDカードで兼用することもあ
るし、貸出システム専用のIDカードとする場合もある
が、いずれにしろそのシステムにおいてユニークな利用
者識別コードを持っている。
【0004】また、貸出対象とする物品はそのひとつひ
とつを識別する物品識別コードを持ち、物品ごとに光学
的あるいは電気磁気的に読取可能な媒体に記録したカー
ドを封筒などに入れて添付したり、取り外せないように
装着したりしていた。
【0005】例えば、取り外せない媒体としてバーコー
ド等を書籍に貼り付け窓口において窓口担当者あるいは
利用者が端末機を操作して物品識別コードを読み取り、
書籍を認識し、同様に読み取られた利用者識別コードと
の組み合わせで、接続された処理システムにより貸出あ
るいは返却の管理記録を更新していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
取り外せないように物品に張りつけられたバーコードな
どによる処理方法においては、貸出処理は物品ひとつご
とにバーコードのスキャンを行うために窓口担当が必要
であった。また、返却処理は通常返却場所に山積みにし
ておき後刻まとめて担当者がバーコード読取操作を行い
管理ファイルの更新処理を行っていた。このとき、閲覧
用の棚への戻し処理はさらに時間が経過した後に行われ
ていた。
【0007】このように、貸出、返却処理は窓口担当者
による一連の手続が必要であり、したがって利用者にと
っても処理待ち時間が多くかかること、および返却され
た物品が新たに貸出対象となるまでに時間がかかるなど
の問題があった。
【0008】また、取り外し可能な物品識別コードを記
録した媒体として手書き図書カードが使われてきたが、
このカードを電気磁気的に読み書き可能として貸出返却
処理の自動化、迅速化を図った工夫も提案されている。
【0009】すなわち、特公平6−30115(貸出返
却管理方法)において、利用者ごとの個人情報記憶媒体
(カード)と物品添付の物品情報記憶媒体(カード)を
ともに読み書き可能として互いに貸出中には相互の識別
コードを記憶することにより、貸出管理者側に物品から
抜き取った物品情報記憶媒体を保管し、紙カードでの手
書き処理の不要化、記憶内容に基づいて貸出処理と返却
処理の自動判別を可能とした技術が開示されている。
【0010】これにより、利用者自身によるセルフサー
ビスの簡単化が進むようになったが、物品ごとに添付さ
れる物品情報記憶媒体は貸出の際には物品から取り外さ
れ窓口で一括保管され、返却時には対応する媒体を探し
て改めて物品に添付する作業からは開放されなかった。
【0011】また、図書館などその施設内での利用のた
めの貸出は特に処理手続を行わず勝手に持ち出して閲覧
するシステムがあるが、このときにも施設内にはあるが
貸し出されているという状態が分からないため無駄に探
す努力をしたり、利用機会を失うことがあった。
【0012】上記のように、従来技術による物品の貸
出、返却の仕組みにおいては、貸出、返却の際の窓口担
当者の操作の煩雑さや、利用者にとっても物品の整理処
理待ちや目的の物品の行方不明などによる利用機会損失
の発生などが課題でありその解決策が求められていた。
【0013】本発明はこのような点にかんがみて、書
籍、情報媒体、物品などの貸出、返却システムに関し
て、貸出、返却の際の手続、操作の容易化と、物品管理
の処理迅速化および物品の所在管理の充実による貸出品
の利用機会向上とを実現する手段を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された貸出・返却システムによって解決される。
図1は、本発明の構成図である。(a)は請求項1乃
至3、(b)は請求項4に対応する構成を示す。
【0015】図において、102は情報記憶媒体101
の記憶内容を遠隔から操作する遠隔記憶操作手段、10
5は遠隔記憶操作手段102により読み取られた記憶内
容に貸出先情報が記憶されているときは返却処理対象の
物品であると判別し、貸出先情報が記憶されていないと
きは貸出処理対象の物品であると判別する貸出返却判別
手段であり、104は貸出処理対象の物品の情報記憶媒
体101の貸出先情報として利用者IDカード上の情報
記憶媒体103の利用者識別コードを記憶させるととも
に、利用者IDカード上の情報記憶媒体103に物品に
装着された情報記憶媒体101に記憶された物品識別コ
ードを物品情報として追加して記憶させる貸出処理手
段、106は返却処理対象の物品の情報記憶媒体101
の貸出先情報として記憶されている利用者識別コードを
消去するとともに利用者IDカード上の情報記憶媒体1
03に物品情報として記憶されている対応した物品識別
コードを消去する返却処理手段である。
【0016】また、112は区画された領域に備えて、
情報記憶媒体の記憶内容を遠隔から読み取る遠隔記憶読
取手段であり、115は1以上の物品のそれぞれに装着
された情報記憶媒体に記憶された各固有の識別コードを
遠隔記憶読取手段112により読み取り上記遠隔記憶読
取手段112を備えた領域の領域識別コードと共に記憶
して物品の所在する領域を管理する物品所在管理手段で
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】図2は本発明の第1の実施の形態
の構成図を示す。この実施の形態は図書館の窓口におけ
る貸出返却の処理システムの一例である。
【0018】本実施の形態においては、パーソナルコン
ピューター、ワークステーション等の汎用的な目的で使
用される計算機上で実行するコンピュータプログラムに
より実現する形態を示す。
【0019】本発明の貸出・返却システムは、処理装
置、主記憶装置、補助記憶装置、入出力装置などから構
成される計算機上で、コンピュータプログラムを実行し
て実現される。また、コンピュータプログラムは、フロ
ッピーディスクやCD−ROM等の可搬型媒体やネット
ワーク接続された他の計算機の主記憶装置や補助記憶装
置等に格納されて提供される。本発明の記録媒体は、上
記可搬型媒体、主記憶装置、補助記憶装置に該当する。
【0020】提供されたコンピュータプログラムは、可
搬型媒体から直接計算機の主記憶装置にロードされ、ま
たは、可搬型媒体から一旦補助記憶装置にコピーまたは
インストール後に、主記憶装置にロードされて実行す
る。また、ネットワーク接続された他の装置に格納され
て提供された場合も、他の装置からネットワークを経由
して受信後に、補助記憶装置にコピー、主記憶装置にロ
ードされ実行するものである。
【0021】図2に示す各書籍には非接触で読み書き可
能な情報タグを固定的に装着してある。情報タグは無線
技術により非接触で読み書き可能である。情報タグの実
際の利用例はスキー場におけるリフト利用券や鉄道にお
ける乗車券の確認やチェック、あるいは高速道路の料金
支払いなどいずれも遠隔から各情報タグに記憶された情
報を読み取りあるいは書き込みを行って利用者が面倒な
切符の機械への挿入を不要とし身に付けておくだけ、あ
るいはリーダ/ ライタに提示したりゲートをくぐったり
するだけで必要な情報の読み書きを行えるものである。
情報タグ側に電池などの電源を必要とするものもある
が、読取書込に必要なエネルギーをリーダ/ライタ側か
らの電磁波により誘起されたものを利用するようになっ
ているものもある。
【0022】本発明において利用する各書籍に装着する
情報タグには電池の搭載も不要であり、形状も薄く作ら
れたものであるので書籍への装着も表紙の外側ばかりで
はなく書籍の内部に目立たないようにすることもでき
る。さらに、何冊もの書籍を積み重ねても読み書きが可
能となっている。複数冊の書籍に装着された複数の情報
タグを読み書きするときは、リーダ/ライタが読み書き
可能な範囲にある情報タグをまとめて認識する。すなわ
ち情報タグにはそれぞれの書籍に唯一の識別コードをあ
らかじめ記憶させてあり複数の識別コードを認識するこ
とができる。以降、各識別コードを指定して個別に情報
の読み書きをすることができる。
【0023】本実施の形態では上記書籍に装着したもの
と同様の情報タグを内蔵したIDカードを会員登録した
利用者が所持して図書館を利用するようにしている。す
なわち、図書館の利用資格を確認するとともに貸出を受
けている書籍の記録を行えるようにしている。
【0024】本の貸出返却窓口には上記書籍に装着され
た情報タグ、利用者IDカードに装着された情報タグを
まとめて読み書きできるリーダ/ライタ202が設置さ
れている。図2で点線で囲んだ部分201はまとめてリ
ーダ/ライタ202に読み書きさせようとして上記貸出
返却窓口においた貸出返却する書籍と利用者のIDカー
ドを示している。書籍およびIDカードに■印で示した
ものが情報タグである。
【0025】図2の構成は上記の他203はリーダ/ラ
イタ202により認識された貸出返却する書籍とIDカ
ードにより認識した利用者の組合せで一括して貸出返却
の処理を行う窓口処理装置である。206は利用者ある
いは窓口担当者が処理結果を確認するための表示画面お
よび操作部を示す。
【0026】203の処理内容は後に詳述するが、本発
明の請求項1乃至請求項3に示す工夫により貸出処理を
すべき書籍、返却すべき書籍が混在した状態で差し出さ
れてもこれらを区別して各書籍についてそれぞれの処理
を一括して行う。
【0027】204は基幹システム処理装置であり20
5は基幹システムが管理するデータを格納する基幹デー
タベースである。窓口処理装置203により貸出返却の
処理は完結するが貸出返却の履歴管理、図書館全体での
蔵書に関する管理などは従来通りの基幹システムが処理
するので連携処理として接続されている。
【0028】以下に図2における一括貸出返却処理につ
いて、本発明の第1の実施の形態の説明を各情報タグの
データの変化、画面による処理の確認の例を説明する。
また、フローチャートにより動作を説明する。
【0029】第3図は利用者IDカードの記憶内容の説
明図である。(a)は貸出返却処理前の状態、(b)は
処理後の状態を示す。IDカードにはまず利用者情報と
して会員であることを示すコード、氏名、貸出限度を固
定情報として保持している。さらに、借用書籍情報とし
て現在借用中(図書館から貸出中)の書籍数を「借用」
欄に記憶し、その数だけの書籍のコード、書籍名を組で
記憶している。すなわち、コード「R12」を持つ利用
者「ABC」さんは貸出限度3冊の条件の会員であっ
て、今回の貸出返却処理を依頼するときには、3冊を既
に借りている状態を示している。借りている本はコード
「S10」の書籍名「abc」、コード「S20」書籍
名「def」、コード「S30」(図3には表示してい
ないが書籍名「ghi」)であることが分かる。
【0030】図書館では、従来は図書館全体の業務処理
を行う基幹システムで貸出情報を管理していたため、貸
出限度チェックを行うためには基幹システムへのチェッ
ク依頼が必要となり時間がかかっていた。また、窓口で
仮受付を行い後で基幹システムにチェック依頼すると時
間はかからないが貸出限度超過等のエラーが発生してい
た。しかし上記のようにIDカードに記憶しておくこと
により、基幹システムの処理を待たずに貸出限度を確認
しながら貸出返却処理が可能となる。
【0031】図4は同様に各書籍に固定して装着されて
いる情報タグの記憶内容を示す。やはり、(a)は貸出
返却処理前の状態を示し、(b)は処理後の状態を示
す。具体的には、図3の利用者「ABC」が借用してい
る3冊の本「abc」、「def」、「ghi」につい
ては借用者情報が記憶されており、他の本「jkl」、
「mno」、「pqr」は貸し出されていないので各借
用者情報の欄は空白となっている。
【0032】この状態で最初に利用者「ABC」は書籍
「abc」1冊を返却、新たに書籍名「jkl」、「m
no」、「pqr」の3冊を新たに借用するべく合計4
冊の書籍を自分のIDカードと共に貸出返却窓口に持ち
込む。リーダ/ライタがこれらの情報タグを読み書きし
て貸出返却処理を一括して行うが、処理不可能な条件例
えば、貸出限度を越えて多くの本を持ち込んだり、館内
でのみ閲覧するようにした本を借り出そうとすると利用
者に対処を求める必要があるのでこれらのチェックをま
とめて行い判定がOKとなって初めて一括貸出返却処理
を実行するようにしている。
【0033】図5に画面の説明図を示す。(a)は上記
最初に判定がNGとなった場合の画面を示す。(b)は
画面を見た利用者がNGの判定となった条件を取り除き
再度貸出返却処理を行った結果表示される画面である。
【0034】(a)の画面では上記したような組合せで
貸出返却する4冊の本を提出したため窓口処理装置20
3が行った判定の結果、「貸出限度オーバー」と貸出禁
止の「pqr」を「貸出対象外」として「書籍を確認し
て再度やり直し」を表示している。この時はメッセージ
の表示のみを行い貸出、返却共に処理しない状態で終了
している。このように、再度貸出返却の処理をまとめて
依頼するようにして利用者の処理の簡易化を行い誤操作
の防止とセルフサービス化を実現している。
【0035】ここで利用者は、上記指摘された貸出禁止
の本を除き、借りていた本をさらに1冊返却することで
判定をクリアするようにした時の画面が(b)のOK判
定画面である。すなわち、2冊返却して2冊新たに借り
る状態である。「未返却=1冊」とあるのは従来から借
用している「ghi」を指すものであり合計3冊を借り
た状態である。
【0036】図3(b)、図4(b)に利用者IDカー
ドの情報タグ、各書籍の情報タグの記憶内容の変化した
状態が示されている。
【0037】次に、上記の様な一括貸出返却の処理の動
作について図6の本発明の第1の実施の形態の動作フロ
ーチャートにしたがって説明する。
【0038】ステップS601では一括読込処理を行っ
ている。IDカードと複数の本を重ねた状態で貸出返却
の窓口のリーダ/ライタの操作位置に提出されたときそ
れぞれに装着された情報タグの記憶内容に基づいて処理
を進めるために、まずどのような情報タグが提出された
のかそれぞれに付けられた識別コードをまとめて読み取
る。これにより、IDカードの識別コード、各書籍に付
けられた情報タグの識別コードの並びが得られる。具体
的には上記の例では、IDカードの識別コード「R1
2」、書籍の識別コード「S10」、「S40」、「S
50」、「S60」が認識される。以降これらの識別コ
ードによりそれぞれの情報タグを個別にアクセスして処
理を進めることになる。
【0039】ステップS602は返却処理判定である。
返却処理の対象となる書籍を認識してステップS607
の貸出返却処理に提供する。判定は各書籍について書籍
の識別コードを指定して借用者情報の有無を調べ、借用
者情報が記憶されているときには既に借用されていたも
のであり返却対象の書籍であると判定する。借用者情報
がないときは新たに貸出を依頼するものであると判断し
て以下の貸出限度、貸出対象判定の対象とする。
【0040】ステップS603では貸出限度判定を行
う。IDカードに記憶されている貸出限度冊数と借用書
籍情報と上記判定された返却書籍、新たな貸出書籍の冊
数に基づいて貸出限度の判定を行う。結果は一時記憶し
てステップS605による表示処理、ステップS606
での判定に供する。
【0041】ステップS604では貸出対象判定を行
う。新たに貸出を受けたいとして示された書籍の情報タ
グの書籍情報に貸出可否が記入されているものを読み取
ることで判定する。
【0042】ステップS605で以上のように判定され
た結果を画面に表示する。画面例は既に説明したもので
ある。ステップS606で上記した判定の結果で利用者
に処理要求を変更して再提出させるか、処理可能と判定
されたときには貸出返却処理を実行するかを判定する。
ステップS607で貸出返却処理を行う。ここで各情報
タグの更新を行うステップS608の書込処理を行うと
共に基幹システム連携として貸出返却の履歴を記録して
提供できるように情報を整理する。
【0043】図7は本発明の第2の実施の形態の構成図
である。図書館における貸出書籍の所在管理を行う閲覧
処理システムを示す。各書籍には上記したものと同様に
遠隔から読み取れる情報記憶媒体に書籍の識別コードを
記憶して装着して書架701に利用者が自由に持ち出し
可能な状態で並べられている。
【0044】そして、書架エリアと閲覧エリアを区分し
て、書架エリアへの入口705と書架エリアから閲覧エ
リアへの出口709に各書籍に装着された情報記憶媒体
を非接触で読み取り可能なリーダ706、708を設置
する。利用者が書架701から書籍を取り出し閲覧コー
ナで閲覧する場合に出口709を通過するときリーダ7
08に読み取られた識別コードの書籍が閲覧コーナに持
ち出されたことをリーダ708に接続された閲覧処理装
置707に伝える。同様に入口705にあるリーダ70
6が読みだした利用者の書籍の識別コードも閲覧処理装
置707に送られ書架エリアに返却されたとして処理す
る。
【0045】すなわち、利用者が書架エリアと閲覧エリ
アを移動するとき移動する書籍を複数冊まとめてリーダ
708、706に提示することにより閲覧処理装置70
7は借り出されて書架エリアから持ち出されている書籍
を常に記憶し必要により利用者あるいは管理者に提示す
ることができる。
【0046】これにより、閲覧コーナで利用している新
刊図書や帯出禁止の書籍などの所在が明確になるので無
駄な書籍探しを行わないようにすることができ、緊急な
利用者のために早期引渡しを可能とし、限られた書籍の
有効活用が図れる。
【0047】図8は本発明の第3の実施の形態の構成図
を示す。ここには図書館に入口802と出口813を独
立して設けた状態を示し、情報タグを装着して管理され
た図書館の蔵書書籍の貸出・返却を利用者が持ち込み、
持ち出しをこれらの入口、出口を通過するだけで自動的
に行える貸出・返却システムの構成を示している。利用
者が入口、出口を通過するときこの図書館の利用証とし
て発行された遠隔読み書き可能なIDカードを携帯し返
却あるいは貸出する書籍とあわせて一括してリーダ・ラ
イタ805、810に提示する。処理状況、処理結果は
画面804、811で利用者が確認できる。本発明の第
1の実施の形態で説明した動作により入口、出口での貸
出・返却処理が自動的に行われる。
【0048】図8のような図書館での運用によると、利
用者はIDカードを提示して書籍を持って入館するだけ
で借りていた書籍の返却処理ができ返却する書籍は返却
用書架にまとめて返す。人気のある本は貸し出される場
合が多いが、従来は窓口で返却された書籍は一旦中間状
態としてバックヤードに山積みされ担当者が正規の書架
に整理して並べた後でないと閲覧したり借り出すことが
できなかったが、この開放された返却用書架を見ると返
却されたばかりのものが並んでいるので待ち時間なく有
効に利用できるようになる。このように館内に戻った本
は休眠することなく有効に活用されるようになり図書館
の効率化に効果がある。
【0049】出口においては同様にIDカードと貸出を
受けたい書籍を持って出口のリーダ・ライタを通過する
だけで貸出処理が完了する。このとき、入館時に持ち込
んだ既に借用していた書籍についても返却用書架に並べ
なければ館内での利用をしてそのまま持ち出すことによ
り再び借り出すこともできる。
【0050】ここで、入口と出口を別にしたのは処理の
単純化を行いセルフサービスを徹底する目的で設定した
構成であるが、操作を慎重に行えば出入口一つでも可能
である。しかしこのときは例えば、処理済の書籍を再度
リーダ・ライタにかけるなどしたときに、逆の操作すな
わち貸出を受けた書籍を返却する処理が実行されるなど
が発生する可能性があるので入館/退館の区別を操作す
るなどの処理が必要になる。
【0051】上記実施の形態では貸出する対象の物品と
して図書館における書籍を例にとりあげたが、情報タグ
を装着することができる物品であれば適用できる。例え
ば、会員制のビデオレンタル店におけるCDやビデオテ
ープなどの貸出返却システムも同様である。そして、上
記第2の実施の形態として示した閲覧処理システムの対
象についても書籍だけでなくCD、ビデオテープ等の試
聴にも適用できる。
【0052】また、上記実施の形態では物品に装着する
情報タグに加えて利用者のIDカードについても遠隔か
ら読み取り、書き込みができる場合の動作を説明した
が、IDカードは通常のリーダ・ライタに挿入して読み
書きを行うようにしても、複数の物品についての遠隔か
らの読み書きによる効果は変わらない。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば情報タグを各物品に固定的に装着して遠隔から1
以上の情報タグを読み取り書き込みして一括して処理を
行うことにより、従来のように情報タグを取り外し可能
なIDカードとして物品に装着した貸出・返却の管理と
比較して、物品と情報タグの装着、取り外し作業をなく
し、物品と情報タグの装着の不一致の発生を皆無として
作業を簡単化することにより、貸出・返却作業の利用者
によるセルフサービス化で省力化と共に処理作業品質の
向上が図られ、更には窓口において貸出・返却処理が完
結するので返却後直ちに返却物品の新たな貸出処理が可
能となり利用者に対して利用不能時間を短縮することが
でき、物品の利用効率の向上が図れるという効果があ
る。
【0054】また、いくつかの区画された領域において
貸し出して利用される物品の所在する領域を把握できる
ので物品貸出について管理品質の向上が図れるという効
果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成図
【図2】 本発明の第1の実施の形態の構成図
【図3】 利用者IDカードの記憶内容の説明図
【図4】 各書籍についている情報タグの記憶内容の説
明図
【図5】 画面の説明図
【図6】 本発明の第1の実施の形態の動作フローチャ
ート
【図7】 本発明の第2の実施の形態の構成図
【図8】 本発明の第3の実施の形態の構成図
【符号の説明】
101 情報記憶媒体(物品に装着) 102 遠隔記憶操作手段 103 情報記憶媒体(IDカード) 104 貸出処理手段 105 貸出返却判別手段 106 返却処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 晃一 宮城県仙台市青葉区一番町3丁目3番5号 株式会社富士通東北システムエンジニア リング内 (72)発明者 只野 徹 宮城県仙台市青葉区一番町3丁目3番5号 株式会社富士通東北システムエンジニア リング内 Fターム(参考) 5B049 BB58 BB60 DD04 EE59

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記憶媒体に貸出先情報を記憶するよ
    うにして装着した物品の貸出・返却システムであって、 情報記憶媒体の記憶内容を遠隔から操作する遠隔記憶操
    作手段と、 遠隔記憶操作手段により読み取られた記憶内容に貸出先
    情報が記憶されているときは返却処理対象の物品である
    と判別し、貸出先情報が記憶されていないときは貸出処
    理対象の物品であると判別する貸出返却判別手段と、を
    有する貸出・返却システム。
  2. 【請求項2】 上記情報記憶媒体には、あらかじめ固有
    の識別コードを記憶させ、上記遠隔記憶操作手段は1以
    上の識別コードを認識したときにも、識別コードを指定
    して物品ごとに情報記憶媒体の記憶内容を遠隔から操作
    するものである請求項1記載の貸出・返却システム。
  3. 【請求項3】 物品の貸出、返却の利用者は固有の識別
    コードをあらかじめ記憶し、物品の貸出を受けたときは
    物品情報を記憶するようにした情報記憶媒体を利用者I
    Dカードとして有し、 上記情報記憶操作手段は利用者IDカード上の情報記憶
    媒体の利用者の識別コードおよび貸出を受けた物品情報
    を区別して遠隔記憶操作するようにし、 認識した1以上の物品のそれぞれについて貸出返却判別
    手段が判別した結果にしたがい、 貸出処理対象の物品であれば物品の情報記憶媒体の貸出
    先情報として利用者IDカード上の情報記憶媒体の利用
    者識別コードを記憶させるとともに、利用者IDカード
    上の情報記憶媒体に物品に装着された情報記憶媒体に記
    憶された物品識別コードを物品情報として追加して記憶
    させる貸出処理手段と、 返却処理対象の物品であれば物品の情報記憶媒体の貸出
    先情報として記憶されている利用者識別コードを消去す
    るとともに利用者IDカード上の情報記憶媒体に物品情
    報として記憶されている対応した物品識別コードを消去
    する返却処理手段と、を有する請求項2記載の貸出・返
    却システム。
  4. 【請求項4】 遠隔から記憶内容を読取可能な情報記憶
    媒体に固有の識別コードをあらかじめ記憶して装着した
    物品の貸出・返却システムであって、 情報記憶媒体の記憶内容を遠隔から読み取る遠隔記憶読
    取手段を区画された領域に備え、1以上の物品のそれぞ
    れに装着された情報記憶媒体に記憶された各固有の識別
    コードを遠隔記憶読取手段により読み取り、上記遠隔記
    憶読取手段を備えた領域の領域識別コードと共に記憶し
    て物品の所在する領域を管理する物品所在管理手段と、
    を有する貸出・返却システム。
  5. 【請求項5】 遠隔から記憶内容を操作可能な情報記憶
    媒体に貸出先情報を記憶するようにして装着した物品の
    貸出・返却システムのプログラムであって、コンピュー
    タを、 情報記憶媒体の記憶内容を遠隔から操作する遠隔記憶操
    作手段、 遠隔記憶操作手段により読み取られた記憶内容に貸出先
    情報が記憶されているときは返却処理対象の物品である
    と判別し、貸出先情報が記憶されていないときは貸出処
    理対象の物品であると判別する貸出返却判別手段、とし
    て機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 遠隔から記憶内容を読取可能な情報記憶
    媒体に固有の識別コードをあらかじめ記憶して装着した
    物品の貸出・返却システムのプログラムであって、コン
    ピュータを、 区画された領域に備えて情報記憶媒体の記憶内容を遠隔
    から読み取る遠隔記憶読取手段、 1以上の物品のそれぞれに装着された情報記憶媒体に記
    憶された各固有の識別コードを遠隔記憶読取手段により
    読み取り、上記遠隔記憶読取手段を備えた領域の領域識
    別コードと共に記憶して物品の所在する領域を管理する
    物品所在管理手段、として機能させるためのプログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP3574699A 1999-02-15 1999-02-15 貸出・返却システム Pending JP2000235600A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3574699A JP2000235600A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 貸出・返却システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3574699A JP2000235600A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 貸出・返却システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000235600A true JP2000235600A (ja) 2000-08-29

Family

ID=12450392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3574699A Pending JP2000235600A (ja) 1999-02-15 1999-02-15 貸出・返却システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000235600A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002140637A (ja) * 2000-10-30 2002-05-17 Digital Electronics Corp 電子データレンタル装置および電子データレンタル方法、ならびに電子データレンタルプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002140637A (ja) * 2000-10-30 2002-05-17 Digital Electronics Corp 電子データレンタル装置および電子データレンタル方法、ならびに電子データレンタルプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE69533396T2 (de) Universelle elektronische transaktionskarte und verfahren zum durchführen von elektronischen transaktionen
CN100390814C (zh) 帐票处理***与帐票处理方法
US6170742B1 (en) Method for using a smart card for recording operations, service and maintenance transactions and determining compliance of regulatory and other scheduled events
CN1331094C (zh) 自动交易装置
EP0901090A2 (en) Object management system
US7500603B2 (en) Data card
JP2002211717A (ja) 図書館システム
KR0149985B1 (ko) 휴대용 카드 및 그 이용방법
KR100720891B1 (ko) 데이터베이스와 연동된 도서 대출 관리 시스템 및 이시스템을 통한 도서 대출 관리 방법
JP2000235600A (ja) 貸出・返却システム
WO1995012856A1 (en) A hotel management system
Teng et al. Integrated library service application platform based on the smart book shelf
JPH08305809A (ja) カード発行システムにおける発行ファイルの管理方法
CN208110672U (zh) 图书馆借阅***
EP0810538B1 (en) Management system for using IC card with registered personal information
JPH06103686A (ja) リーダーライタ装置
JP2608319B2 (ja) Icカードシステム
JP2006131377A (ja) 物品一時保管場所管理システム
JPH1153638A (ja) 無人レンタル品レンタルシステム及びそのレンタル品貸し出し方法
JPH10275183A (ja) 図書館システム
KR20020041375A (ko) 신용카드를 아이디 카드 겸용으로 사용 가능하게 하는방법 및 그 프로그램을 기록한 컴퓨터로 판독가능한기록매체
Hu RFID self-service innovation of reader service in University Library. Take Baise University as an example
JPS6086664A (ja) 貸出返却管理システム
JP3432787B2 (ja) 自動改札システムおよび同システムを利用したホームページアドレスの配信方法
JP2544722B2 (ja) 情報格納制御方法及びその手段を具備した情報格納装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040709

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050422

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050602

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20050805