JP2000231631A - 画像回転装置 - Google Patents

画像回転装置

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JP2000231631A
JP2000231631A JP11031898A JP3189899A JP2000231631A JP 2000231631 A JP2000231631 A JP 2000231631A JP 11031898 A JP11031898 A JP 11031898A JP 3189899 A JP3189899 A JP 3189899A JP 2000231631 A JP2000231631 A JP 2000231631A
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buffer memory
data
bits
image data
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JP11031898A
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Tatatomi Suzuki
忠臣 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機、プリンタ等において画像の回転処理
を行うにあたり、メモリのバースト転送を利用すること
によって高速な処理を実現する。 【解決手段】 回転前の原画像データを図7(a)に示
す。各画素は8ビット長のデータから構成されている。
各画素の座標をPx-y(但しxは主走査方向の座標値、y
は副走査方向の座標値(ライン番号))の形式で示す。
画像を反時計回りに90°回転させるとき、各ラインの
最右端の画素が読み出される。この様子を同図(b)に示
す。次に、同図(c)に示すように、読み出されたビット
が各画素毎にまとまるように並べ替えられる。並べ替え
られた画素データは、所定の単位(32ビット×8ワー
ド=32画素)毎にバースト転送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリン
タ、ファクシミリ、電子ファイル装置、画像表示装置等
に内蔵される画像処理装置に関し、更に詳細には、入力
画像または装置内部で生成される画像に対して回転処理
を施し、回転後の画像データを出力する画像回転装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像回転機能を備えた高機能なデ
ジタル複写機などの開発が盛んである。この画像回転機
能の基本的な実現方法として、例えば、特開平5−10
8812号公報、特開平5−314249号公報、特開
平6−44368号公報、特開平7−121693号公
報などが開示されている。
【0003】これらの公報に開示されている技術は、い
ずれも、入力されるラスタ画像データを一時的に格納す
る記憶手段を備え、設定された回転角度に応じたアドレ
スから記憶手段に格納された画像データを読み出し、回
転画像を出力するページメモリの1ワードに相当するビ
ット数となるように、読み出した複数個の画像データを
合成して1ワード単位でページメモリに出力し、ページ
メモリ上に回転画像を生成する。ページメモリ上に生成
された回転画像をシーケンシャルに読み出して出力すれ
ば、回転画像を出力できる。つまり、画像を一旦ページ
メモリに書込み、これを読出す際にページメモリへの書
きこみ方向と読み出し方向を変えて画像の縦横変換を行
っている。
【0004】ここで使用されるページメモリは、ダイナ
ミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)で構成され
るのが一般的である。DRAMは、通常、毎回異なるアドレ
スにアクセスするためのランダムアクセスモードと、連
続するアドレスに対して高速にアクセスするために高速
ページモードなどの高速アクセスモードを備えている。
【0005】前記した従来技術では、画像を一旦ページ
メモリに書込み、これを読み出す際にページメモリへの
書込み方向と読出し方向を変えて画像の縦横変換を行う
が、この書込みはランダムアクセスモードで実行され、
読出しが高速アクセスモードで実行される。もちろんこ
の逆の方法、つまり書込みを高速アクセスモードで実行
し、読出しをランダムアクセスモードで実行しても構わ
ないが、いずれにしても書込みまたは読出しのどちらか
一方をランダムアクセスモードで実行する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来技術では
回転画像をページメモリに出力しているが、このページ
メモリは回転専用に備えられているものではない。デジ
タル複写機などに内蔵される画像処理装置では、例えば
電子ソート機能などを実現するために画像データの圧縮
器や伸長器を備えるが、このようなデバイスもページメ
モリを共有で使用する。圧縮器は、スキャナなどから入
力される画像データを圧縮し、圧縮データをページメモ
リに書込む。伸長器は、ページメモリに書込まれている
圧縮データを読出してこれを伸長し、プリンタに出力す
る。
【0007】このように画像処理装置内の各構成要素が
ページメモリを共有で使用するような場合、ページメモ
リは各構成要素によって時分割で使用されることになる
ため、ページメモリへのアクセスは出来る限り効率よく
行わなければならない。前記した圧縮器によるページメ
モリに対する書込みアクセスや、伸長器によるページメ
モリに対する読出しアクセスはシーケンシャルアクセス
であるため、前記した高速アクセスモードを利用するこ
とが可能である。つまりこれらの転送は、バーストDMA
(ダイレクト・メモリ・アクセス)転送によって行うこと
が可能である。ところが、従来技術において回転画像の
ページメモリへの書込みは1ワード単位のランダムアク
セスで行われているためアクセスの効率が非常に悪いと
いう問題点がある。これはメモリや画像バスの性能が無
限に高速ではないことに起因し、効率よいアクセスが実
現できなければシステムの生産性を低下させてしまうこ
ととなる。
【0008】また、従来技術により実現された画像回転
装置では、各ワードの出力毎にそのワードに対応するペ
ージメモリアドレスを生成しなければならず、この部分
が画像回転装置設計上においてタイミング上クリティカ
ルな部分であった。このため、画像回転装置の動作速度
をあまり上げられず、画像回転装置がシステムの動作速
度のボトルネックとなっていた。本発明は上記問題点を
解決するために考案されたものであり、その第1の目的
は、簡単なハードウェアで、回転画像出力DMAをバース
ト転送で効率よく実行することができる画像回転装置を
提供することである。
【0009】また第2の目的は、ハードウェア規模を増
大させることなく、回転画像を出力するメモリアドレス
の計算に使用することができる時間を増加させることが
可能な画像回転装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、第1に、入力画像データを回転して出
力する画像回転装置であって、画像データの回転角度を
決定する決定手段と、前記決定手段により回転角度が決
定された画像データを、同時に転送可能な画素データ数
以上一時的に蓄積する第1バッファメモリと、前記第1バ
ッファメモリに蓄積された画像データの主走査または副
走査方向に連続する画素データを、同時に転送可能な画
素データ数を単位として出力する出力手段と、前記出力
手段により出力された画素データに回転後の座標を与え
る回転手段と、前記回転手段により座標が与えられた各
画素データを蓄積する第2バッファメモリとを備える。
第2に、入力画像データを回転して出力する画像回転装
置であって、画像データの回転角度を決定する決定手段
と、画像データを蓄積する第2バッファメモリと、第2バ
ッファメモリに蓄積された画像データを決定手段により
決定された回転角度で読み出すために、第2バッファメ
モリに回転後の座標を与える回転手段と、前記第2バッ
ファメモリに蓄積された画像データの主走査または副走
査方向に連続する画素データを、回転手段が生成する座
標に従って、同時に転送可能な画素データ数を単位とし
て入力する入力手段と、入力手段により入力された画像
データを、同時に転送可能な画素データ数以上一時的に
蓄積する第1バッファメモリと、を備える。第3に、1画
素当たりNビットの情報を持つ入力画像データを90度ま
たは270度の回転角度だけ回転した態様でワード幅Mビッ
トの第2バッファメモリに格納する画像回転装置におい
て、(1) 少なくともNビット×(L×M÷N)ラインの入力画
像データを格納可能な第1バッファメモリと、(2) 指定
された回転角度および1画素当たりのビット数Nと、更に
入力または出力画像サイズ情報に基づいて、前記第1バ
ッファメモリの書き込みおよび読み出しアドレスを所定
順に生成して、入力画像データの前記第1バッファメモ
リへの書き込みおよび前記第1バッファメモリからの読
み出しを制御する第1バッファメモリ制御手段と、(3)
前記第1バッファメモリから読み出されたデータから、
回転角度および1画素当たりのビット数Nに基づいて、第
2バッファメモリ格納アドレスが連続する、少なくともL
個のMビットのデータを生成する画像データ合成部と、
(4) 回転角度および1画素当たりのビット数Nと、更に入
力または出力画像サイズ情報に応じて、第2バッファメ
モリのアドレスを順次生成するアドレス発生手段と、
(5) 画像データ合成部から出力されるL個のMビットのデ
ータを、アドレス発生手段から出力される第2バッファ
メモリのアドレスを起点としてLワード単位のバースト
転送で第2バッファメモリに転送する転送制御手段と、
を備える。第4に、ワード幅Mビットの第2バッファメモ
リに格納した1画素当たりNビットの情報を持つ入力画像
データを90度または270度の回転角度だけ回転した態様
で読み出して出力する画像回転装置において、(1) 指定
された回転角度および1画素当たりのビット数Nと、更に
入力または出力画像サイズ情報に応じて、第2バッファ
メモリのアドレスを順次生成するアドレス発生手段と、
(2) アドレス発生手段から出力される第2バッファメモ
リのアドレスを起点として、第2バッファメモリに格納
されている画像をLワード単位のバースト転送で読み出
す転送制御手段と、(3) 回転角度および1画素当たりの
ビット数Nに基づいて、転送制御手段により読み出され
たL個のMビットのデータを分解する画像データ分解部
と、(4) 画像データ分解部が出力するデータを少なくと
もNビット×(L×M÷N)ライン格納可能な第1バッファメ
モリと、(5) 指定された回転角度および1画素当たりの
ビット数Nと、更に入力または出力画像サイズ情報に基
づいて、前記第1バッファメモリの書き込みおよび読み
出しアドレスを所定順に生成して、画像データ分解部が
出力する画像データの前記第1バッファメモリへの書き
込みおよび前記第1バッファメモリからの読み出しを制
御する第1バッファメモリ制御手段と、を備える。第5
に、1画素当たりNビットの情報を持つ入力画像データを
0度または180度の回転角度だけ回転した態様でワード幅
Mビットの第2バッファメモリに格納する画像回転装置に
おいて、(1) 少なくともMビット×Lワードの入力画像デ
ータを格納可能な第1バッファメモリと、(2) 指定され
た回転角度および1画素当たりのビット数Nと、更に入力
または出力画像サイズ情報に基づいて、前記第1バッフ
ァメモリの書き込みおよび読み出しアドレスを所定順に
生成して、入力画像データの前記第1バッファメモリへ
の書き込みおよび前記第1バッファメモリからの読み出
しを制御する第1バッファメモリ制御手段と、(3) 前記
第1バッファメモリから読み出されたデータから、回転
角度および1画素当たりのビット数Nに基づいて、第2バ
ッファメモリ格納アドレスが連続する、少なくともL個
のMビットのデータを生成する画像データ合成部と、(4)
回転角度および1画素当たりのビット数Nと、更に入力
または出力画像サイズ情報に応じて、第2バッファメモ
リのアドレスを順次生成するアドレス発生手段と、(5)
画像データ合成部から出力されるL個のMビットのデータ
を、アドレス発生手段から出力される第2バッファメモ
リのアドレスを起点としてLワード単位のバースト転送
で第2バッファメモリに転送する転送制御手段と、を備
える。第6に、ワード幅Mビットの第2バッファメモリに
格納した1画素当たりNビットの情報を持つ入力画像デー
タを0度または180度の回転角度だけ回転した態様で読み
出して出力する画像回転装置において、(1) 指定された
回転角度および1画素当たりのビット数Nと、更に入力ま
たは出力画像サイズ情報に応じて、第2バッファメモリ
のアドレスを順次生成するアドレス発生手段と、(2) ア
ドレス発生手段から出力される第2バッファメモリのア
ドレスを起点として、第2バッファメモリに格納されて
いる画像をLワード単位のバースト転送で読み出す転送
制御手段と、(3) 回転角度および1画素当たりのビット
数Nに基づいて、転送制御手段により読み出されたL個の
Mビットのデータを分解する画像データ分解部と、(4)
画像データ分解部が出力するデータを少なくともMビッ
ト×Lワード格納可能な第1バッファメモリと、(5) 指定
された回転角度および1画素当たりのビット数Nと、更に
入力または出力画像サイズ情報に基づいて、前記第1バ
ッファメモリの書き込みおよび読み出しアドレスを所定
順に生成して、画像データ分解部が出力する画像データ
の前記第1バッファメモリへの書き込みおよび前記第1バ
ッファメモリからの読み出しを制御する第1バッファメ
モリ制御手段と、を備える。第7に、前記画像回転装置
において、更に、Lの値を2のn乗とする。第8に、前記画
像回転装置において、前記転送制御手段は、バースト転
送の最初のワードのアドレスを求める演算手段と、この
演算結果を初期値としてアップまたはダウンカウントに
より2〜Lワード目のアドレスを生成する計数手段を含
み、演算手段は、前記計数手段の動作中に演算を実行す
る。第9に、前記画像回転装置において、前記計数手段
は、下位nビットのみがカウンタとして構成し、それ以
外のビットはレジスタで構成する。
【0011】(作用)本発明による画像回転装置は、第
1に、決定手段により回転角度が決定された画像データ
を、同時に転送可能な画素データ数以上一時的に第1バ
ッファメモリに蓄積し、この第1バッファメモリに蓄積
された画像データの主走査または副走査方向に連続する
画素データを、出力手段が、同時に転送可能な画素デー
タ数を単位として出力する。この時、回転手段は、前記
出力手段により出力された画素データに回転後の座標を
与える。第2バッファメモリは、前記回転手段により座
標が与えられた各画素データを蓄積する。第2に、本発
明による画像回転装置は、第2バッファメモリに蓄積さ
れた画像データを決定手段により決定された回転角度で
読み出すために、回転手段が、第2バッファメモリに回
転後の座標を与える。入力手段は、前記第2バッファメ
モリに蓄積された画像データの主走査または副走査方向
に連続する画素データを、回転手段が生成する座標に従
って、同時に転送可能な画素データ数を単位として入力
する。第1バッファメモリは、入力手段により入力され
た画像データを、同時に転送可能な画素データ数以上一
時的に蓄積する。第3に、1画素当たりNビットの情報を
持つ入力画像データを90度または270度の回転角度だけ
回転した態様でワード幅Mビットの第2バッファメモリに
格納する、本発明による画像回転装置は、第1バッファ
メモリに少なくともNビット×(L×M÷N)ラインの入力画
像データを格納する。第1バッファメモリ制御手段は、
指定された回転角度および1画素当たりのビット数Nと、
更に入力または出力画像サイズ情報に基づいて、前記第
1バッファメモリの書き込みおよび読み出しアドレスを
所定順に生成して、入力画像データの前記第1バッファ
メモリへの書き込みおよび前記第1バッファメモリから
の読み出しを制御する。画像データ合成部は、前記第1
バッファメモリから読み出されたデータから、回転角度
および1画素当たりのビット数Nに基づいて、第2バッフ
ァメモリ格納アドレスが連続する、少なくともL個のMビ
ットのデータを生成する。アドレス発生手段は、回転角
度および1画素当たりのビット数Nと、更に入力または出
力画像サイズ情報に応じて、第2バッファメモリのアド
レスを順次生成する。転送制御手段は、画像データ合成
部から出力されるL個のMビットのデータを、アドレス発
生手段から出力される第2バッファメモリのアドレスを
起点としてLワード単位のバースト転送で第2バッファメ
モリに転送する。第4に、ワード幅Mビットの第2バッフ
ァメモリに格納した1画素当たりNビットの情報を持つ入
力画像データを90度または270度の回転角度だけ回転し
た態様で読み出して出力する、本発明による画像回転装
置は、アドレス発生手段が、指定された回転角度および
1画素当たりのビット数Nと、更に入力または出力画像サ
イズ情報に応じて、第2バッファメモリのアドレスを順
次生成する。転送制御手段は、アドレス発生手段から出
力される第2バッファメモリのアドレスを起点として、
第2バッファメモリに格納されている画像をLワード単位
のバースト転送で読み出す。画像データ分解部は、回転
角度および1画素当たりのビット数Nに基づいて、転送制
御手段により読み出されたL個のMビットのデータを分解
する。第1バッファメモリは、画像データ分解部が出力
するデータを少なくともNビット×(L×M÷N)ライン格納
する。第1バッファメモリ制御手段は、指定された回転
角度および1画素当たりのビット数Nと、更に入力または
出力画像サイズ情報に基づいて、前記第1バッファメモ
リの書き込みおよび読み出しアドレスを所定順に生成し
て、画像データ分解部が出力する画像データの前記第1
バッファメモリへの書き込みおよび前記第1バッファメ
モリからの読み出しを制御する。第5に、1画素当たりN
ビットの情報を持つ入力画像データを0度または180度の
回転角度だけ回転した態様でワード幅Mビットの第2バッ
ファメモリに格納する、本発明による画像回転装置は、
第1バッファメモリに少なくともMビット×Lワードの入
力画像データを格納する。第1バッファメモリ制御手段
は、指定された回転角度および1画素当たりのビット数N
と、更に入力または出力画像サイズ情報に基づいて、前
記第1バッファメモリの書き込みおよび読み出しアドレ
スを所定順に生成して、入力画像データの前記第1バッ
ファメモリへの書き込みおよび前記第1バッファメモリ
からの読み出しを制御する。画像データ合成部は、前記
第1バッファメモリから読み出されたデータから、回転
角度および1画素当たりのビット数Nに基づいて、第2バ
ッファメモリ格納アドレスが連続する、少なくともL個
のMビットのデータを生成する。アドレス発生手段は、
回転角度および1画素当たりのビット数Nと、更に入力ま
たは出力画像サイズ情報に応じて、第2バッファメモリ
のアドレスを順次生成する。転送制御手段は、画像デー
タ合成部から出力されるL個のMビットのデータを、アド
レス発生手段から出力される第2バッファメモリのアド
レスを起点としてLワード単位のバースト転送で第2バッ
ファメモリに転送する。第6に、ワード幅Mビットの第2
バッファメモリに格納した1画素当たりNビットの情報を
持つ入力画像データを0度または180度の回転角度だけ回
転した態様で読み出して出力する、本発明による画像回
転装置は、アドレス発生手段が、指定された回転角度お
よび1画素当たりのビット数Nと、更に入力または出力画
像サイズ情報に応じて、第2バッファメモリのアドレス
を順次生成する。転送制御手段は、アドレス発生手段か
ら出力される第2バッファメモリのアドレスを起点とし
て、第2バッファメモリに格納されている画像をLワード
単位のバースト転送で読み出す。画像データ分解部は、
回転角度および1画素当たりのビット数Nに基づいて、転
送制御手段により読み出されたL個のMビットのデータを
分解する。第1バッファメモリは、画像データ分解部が
出力するデータを少なくともMビット×Lワード格納す
る。第1バッファメモリ制御手段は、指定された回転角
度および1画素当たりのビット数Nと、更に入力または出
力画像サイズ情報に基づいて、前記第1バッファメモリ
の書き込みおよび読み出しアドレスを所定順に生成し
て、画像データ分解部が出力する画像データの前記第1
バッファメモリへの書き込みおよび前記第1バッファメ
モリからの読み出しを制御する。第7に、前記画像回転
装置は、更に、バースト転送をL=2のn乗ワードとしてい
る。第8に、前記画像回転装置の転送制御手段は、演算
手段がバースト転送の最初のワードのアドレスを求め、
この演算結果を初期値として計数手段がアップまたはダ
ウンカウントにより2〜Lワード目のアドレスを生成し、
更に演算手段は、前記計数手段の動作中に演算を実行す
る。第9に、前記画像回転装置の計数手段は、下位nビッ
トのみがカウンタとして動作し、それ以外のビットはレ
ジスタで構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】1.第1実施形態 図1は本発明を適用した第1の実施形態であるデジタル複
写機の全体ブロック図である。図1のデジタル複写機
は、画像入力手段1と画像バッファ2、画像回転手段3、
画像蓄積手段4、画像送出手段5、画像出力手段6、バス
制御手段7、制御手段8で構成されている。
【0013】画像入力手段1は、複写対象の原稿を1ペ
ージ毎に光学的走査により読み取ってデジタル信号に変
換して出力するスキャナであるが、これに限定するもの
ではない。画像表示手段や画像ファイリング手段、LA
N、FAX公衆回線等であっても良い。読み取った画像のう
ち、制御手段8に指示された領域の画像だけを出力す
る。制御手段8との間で制御情報のやり取りを行いなが
ら、システムとして協調動作を行う。
【0014】画像バッファ2は、画像入力手段1から入力
されるラスター画像データを一時的に蓄積するバッファ
であり、ここから読み出された画像データは画像回転手
段3に出力される。詳細には、図2に示すように2つのバ
ッファ2-1、および2-2を用いて、所謂ピンポンバッファ
を構成する。入力側選択手段2-3が書き込み用バッファ
としてバッファ2-1を選択している時には、出力側選択
手段2-4は読出し用バッファとしてバッファ2-2を選択す
る。逆に、入力側選択手段2-3が書き込み用バッファと
してバッファ2-2を選択している時には、出力側選択手
段2-4は読出し用バッファとしてバッファ2-1を選択す
る。このように構成することで書き込みと読み出しを同
時に実行可能とし、画像入力手段1からの入力画像を滞
り無く処理可能としている。画像入力を逐次停止できる
タイプの画像入力手段1が接続されている場合には、ピ
ンポンバッファ構成にする必要は無い。またこれら以外
の構成でも構わない。
【0015】バッファ2-1およびバッファ2-2はそれぞ
れ、画像入力手段1から入力されるラスター画像データ
を少なくとも1ライン分以上の画像データを蓄積できる
だけの容量を備えるが、ここでは説明の便宜上、160ラ
イン分の画像データを蓄積できるだけの容量を備えるこ
ととする。なお、このバッファ2-1およびバッファ2-2に
蓄積可能なデータ量を、ここではバンドと呼ぶことにす
る。つまり、1バンドは160ラインとなる。
【0016】画像バッファ2への書込みは、入力される
ラスタ画像データをシーケンシャルに書込んで行く。画
像バッファ2からの読出しは、画像回転手段3の制御の下
に行われる。なお、画像バッファ2への書き込みおよび
読出しの方法はこれに限定するわけではなく、他の実施
形態ではこの逆でも構わない。
【0017】画像回転手段3は、図3に示すように、その
内部に回転角度を設定するための回転角度設定レジスタ
3-1と、処理対象画像の主走査方向画素数および副走査
方向ライン数を設定するための処理画像サイズ設定レジ
スタ3-2と、処理対象画像の画像構造つまり1画素当たり
のデータ量を設定するための画像構造設定レジスタ3-3
と、回転画像を画像蓄積手段4に出力および配置する際
のベースアドレス設定レジスタ3-4、そして回転処理手
段3-5を備える。
【0018】回転角度設定レジスタ3-1に設定できるの
は0度、90度、180度、270度の4種類であるため、2ビッ
トのレジスタとなる。回転角度が毎回同じであるシステ
ムであれば、回転角度設定レジスタ3-1は不要である。
回転角度設定レジスタ3-1には、画像入力手段1から画像
が入力される前に制御手段8によって適切な値が設定さ
れる。
【0019】処理画像サイズ設定レジスタ3-2が用意す
るレジスタのビット数は、そのシステムにおける最大取
り扱い画像によって決定される。処理対象画像サイズが
毎回同じであるシステムであれば、処理画像サイズ設定
レジスタ3-2は不要である。処理画像サイズ設定レジス
タ3-2には、画像入力手段1から画像が入力される前に制
御手段8によって適切な値が設定される。
【0020】画像構造設定レジスタ3-3に設定できるの
は、例えば24ビット/画素(つまりRGBそれぞれ8ビット/
画素)や、16ビット/画素、または8ビット/画素といった
値である。画像構造が毎回同じであるシステムであれ
ば、画像構造設定レジスタ3-3は不要である。画像構造
設定レジスタ3-3には、画像入力手段1から画像が入力さ
れる前に制御手段8によって適切な値が設定される。
【0021】ベースアドレス設定レジスタ3-4は、回転
画像を画像蓄積手段4に出力する際に、画像蓄積手段4の
どこに出力するか、その基準点を設定するレジスタであ
る。この様子を図4に示す。図4は画像蓄積手段4に蓄積
されている画像データを可視化して表した図である。
【0022】図4の(a)に示すように、画像蓄積手段4の
先頭、つまり0番地から順に回転画像を蓄積する場合に
は、0番地をベースアドレス設定レジスタ3-4に設定す
る。図4の(b)に示すように、画像蓄積手段4の中ほどか
ら順に回転画像を蓄積する場合には、その蓄積先頭番
地、この例ではA1番地をベースアドレス設定レジスタ3-
4に設定する。
【0023】図4の(c)に示すように、画像蓄積手段4の
最後の部分に回転画像を蓄積する場合には、画像蓄積手
段4の最終番地から1ページ分の画像データ量を減算し、
更に1を加算した値、この例ではA2番地をベースアドレ
ス設定レジスタ3-4に設定する。このベースアドレス設
定レジスタ3-4に設定する値を変更することによって、
画像蓄積手段4のどこにでも回転画像を配置することが
可能となる。ベースアドレス設定レジスタ3-4には、画
像入力手段1から画像が入力される前に制御手段8によっ
て適切な値が設定される。
【0024】回転処理手段3-5は、回転角度設定レジス
タ3-1、処理画像サイズ設定レジスタ3-2、画像構造設定
レジスタ3-3に設定された値を基に、画像バッファ2をア
クセスするためのアドレス(図示せず)を生成して画像バ
ッファ2に出力し、画像バッファ2に蓄積されている画像
を読み出して回転し、回転画像として画像バス100を介
して所定のタイミングで画像蓄積手段4に出力するもの
である。
【0025】この出力を以下では8ワードのバースト転
送として説明する。この時、回転画像と同時に、回転画
像を蓄積するための画像蓄積手段4のアドレス(図示せ
ず)も回転角度設定レジスタ3-1、処理画像サイズ設定レ
ジスタ3-2、画像構造設定レジスタ3-3、ベースアドレス
設定レジスタ3-4に設定された値を基に生成して出力す
る。回転処理手段3-5の更に詳細な動作については後述
する。
【0026】画像蓄積手段4は、画像回転手段3が出力す
る回転画像を蓄積するメモリであり、更に詳細には、ダ
イナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)で構成
されるデータバス幅32ビットのメモリである。しかしDR
AMに限定されるものではなく、スタティック・ランダム
・アクセス・メモリ(SRAM)やフラッシュ・メモリ等の半
導体記憶素子であっても、ハード・ディスクや光磁気デ
ィスク等のディスク装置や、磁気テープ装置であって
も、またこれらの組合せで構成されるものでも構わな
い。またデータバス幅も32ビットに限定するものではな
い。
【0027】画像送出手段5は、画像蓄積手段4から読み
出された画像データを、画像バス100を介して所定のタ
イミングで受け取り、所定のタイミングで画像出力手段
6へ送出するインタフェースである。内部には送出画像
先頭アドレスレジスタ5-1を備え、このレジスタ設定値
を起点として画像蓄積手段4から画像データを読み出す
ためのアドレス生成も画像送出手段5が行う。画像蓄積
手段4からの画像データの読出しは、基本的にシーケン
シャルな読出しであるため、アドレス生成もインクリメ
ントとなる。生成されたアドレスは画像蓄積手段4へ出
力される(図示せず)。この画像蓄積手段4からの画像デ
ータの読出しを以下では8ワードのバースト転送として
説明する。
【0028】画像出力手段6は所謂プリンタである。半
導体レーザを使用したプリンタが一般的であるが、これ
に限定されるものではない。発光ダイオードをアレイ状
に配置した、所謂LEDヘッドや、液晶を使用したもので
もインクジェット方式やドットインパクト方式、感熱方
式のものでも構わない。更にプリンタに限定するもので
もなく、画像表示手段や画像ファイリング手段、LAN、F
AX公衆回線等であっても良い。制御手段8との間で制御
情報のやり取りを行いながら、システムとして協調動作
を行う。
【0029】バス制御手段7は、画像バス100上で実行さ
れる下記の画像転送を制御する。 (1) 画像回転手段3から画像蓄積手段4へのライトアク
セス (2) 画像送出手段5から画像蓄積手段4へのリードアク
セス (3) 制御手段8から画像蓄積手段4へのリードまたはラ
イトアクセス
【0030】具体的には、画像回転手段3や画像送出手
段5、そして制御手段8から個別に、または同時に、それ
ぞれ画像蓄積手段4へのリードまたはライトアクセス要
求がバス制御手段7に入力される。バス制御手段7はこれ
らの要求を下記の固定優先順位で調停する。 高 制御手段8から画像蓄積手段4へのリードまたはライ
トアクセス要求 画像送出手段5から画像蓄積手段4へのリードアクセス要
求 低 画像回転手段3から画像蓄積手段4へのライトアクセ
ス要求
【0031】調停の方式は優先順位固定方式に限定する
ものではない。優先順位循環方式、あるいはその他の方
式で調停する物であっても構わない。調停の結果、アク
セスを許可されたデバイスだけが画像蓄積手段4へアク
セスすることが可能となる。上記(1)および(2)のアクセ
スは転送効率の良いバースト転送で実行される。以下で
はバースト転送単位を8ワードとして説明する。上記(3)
のアクセスはランダムアクセスで実行される制御手段8
は、デジタル複写機全体の動作を制御するもので、通常
はCPUとその周辺回路より構成される。
【0032】以上のように構成されたデジタル複写機に
おいて、「8ビット/画素の情報量を持つ512画素×640ラ
インの画像を反時計回りに90度回転」する場合の動作を
図5の制御フローを参照しながら説明する。なお640ライ
ンは4バンド分に相当するデータ量である。
【0033】まず、制御手段8は、画像入力手段1に「画
像の読み取り原点から主走査方向512画素かつ副走査方
向640ラインの画像を出力する」ように設定する。次
に、画像回転手段3内の回転角度設定レジスタに回転角
度として反時計回りに90度回転を、処理画像サイズ設定
レジスタに処理画像サイズとして512画素×640ライン
を、画像構造設定レジスタに画像構造として8ビット/画
素を、ベースアドレス設定レジスタ3-4には0番地を設定
する。更に、画像送出手段5の送出画像先頭アドレスレ
ジスタ5-1 にも0番地を設定する。(以上図5のS1)。
【0034】次に、制御手段8は画像入力手段1を起動し
画像入力を開始する(S2)。画像バッファ2内の入力側選
択手段2-3は最初に書き込み用バッファとしてバッファ2
-1を選択し、画像入力手段1から入力される画像データ
をバッファ2-1に書き込んで行く。この時、出力側選択
手段2-4は読出し用バッファとしてバッファ2-2を選択し
ているが、バッファ2-2には未だ画像データが書き込ま
れていないため読出しは行わない。バッファ2-1が入力
画像データで満たされると、つまり160ライン分の画像
データが書き込まれると、入力側選択手段2-3は書き込
み用バッファをバッファ2-2に切り替える。同時に、出
力側選択手段2-4は読出し用バッファをバッファ2-1に切
り替える(以上、S3)。
【0035】このバッファの切り替えをトリガとして、
画像回転手段3内の回転処理手段3-5はバッファ2-1から
の画像の読出し、および回転、そして画像蓄積手段4へ
の出力を開始する(S4)。なおこれと並行して、画像入力
手段1から入力される画像データのバッファ2-2への蓄積
が開始される。
【0036】回転処理手段3-5はバッファ2-1に蓄積され
た1バンド分の画像データの読出し、および回転、出力
が終了するまで、バッファ2-1からの読出しを継続する
(S5)。最初のバンドの回転処理が終了すると、回転処理
手段3-5は2つ目のバンドの回転処理に移るため、処理を
S6からS3に戻す。これとほぼ同時に、バッファ2-2に対
する2つ目のバンドの蓄積が既に終了し、再度バッファ
の切り替えが行われる。つまり、入力側選択手段2-3は
書き込み用バッファをバッファ2-1に切り替える。同時
に、出力側選択手段2-4は読出し用バッファをバッファ2
-2に切り替える。このバッファの切り替えをトリガとし
て、画像回転手段3内の回転処理手段3-5はバッファ2-2
からの画像の読出し、および回転、そして画像蓄積手段
4への出力を開始する(S4)。
【0037】このようにしてS3からS6の処理を4回繰り
返すことで4バンド分の回転処理が終了すると、1ページ
分の画像回転が終了し処理終了となる。次に、制御手段
8は、画像入力手段1に次ページの原稿の有無を問合せ
る。次のページの原稿があれば処理はS1に戻され、前記
と同様に、画像入力と画像回転を継続して処理する。次
のページの原稿が無ければ、つまり全原稿の入力が終了
していれば画像出力処理に移行する(以上、S7)。
【0038】全原稿の入力が終了している場合、制御手
段8は画像出力手段6を起動する。画像出力手段6が起動
されると、画像送出手段5は送出画像先頭アドレスレジ
スタ5-1に設定されたアドレスを起点として、画像蓄積
手段4に蓄積されている回転画像を所定タイミングで読
出し、所定タイミングで画像出力手段6に画像の出力を
開始する(以上、S8)。1ページ分の画像出力が完了する
と、(図示しない)コントロールパネルに設定された部数
の出力が終了したかどうかを判定し、設定部数の出力が
終了していなければもう一度S8の処理を実行する。設定
部数の出力が終了していれば、ジョブを終了する(以
上、S9)。
【0039】前述したS3からS6で実行される処理の様子
を視覚的に表したのが図6である。図6の(a)は入力画像
を、(b)は画像回転手段3から出力される、それぞれ反時
計回りに90度回転された4バンド分の画像を示す。(c)
は、最終的に画像蓄積手段4に蓄積されて再配置された
回転画像、または実際に画像出力手段6に出力された画
像を示す。図7、図8、図9は、それぞれ画像回転手段3内
の回転処理手段3-5の詳細な動作を説明する図である。
【0040】図7、図8、図9の(a)は、画像バッファ2に
蓄積された1バンド分の画像データの様子を視覚的に表
した図である。各画素データはPx-yで表される。但し、
xは、その画素が属するラインの番号を表し、yは、その
画素がラインの先頭から何画素目かを表す。つまり画素
P1-1は、1ライン目の先頭画素であることを表し、画素P
160-512は、160ライン目の最終画素であることを表して
いる。
【0041】前述の例では、この1バンド分の画像デー
タを反時計回りに90度回転している。この場合の回転処
理手段3-5の詳細な動作を、図7を参照しながら説明す
る。反時計回りに90度回転して出力する場合には、回転
処理手段3-5は、まず1ライン目から160ライン目の最終
画素、つまりP1-512、P2-512、…、P159-512、P160-512
を画像バッファ2から読み出す。どの画素から読み出す
かと言うことは問題ではない。読み出した各画素をその
まま反時計回りに90度回転すると、視覚的には図7の(b)
のようになる。
【0042】これをそのまま出力すると、画素P1-512の
LSB、画素P2-512のLSB、…、画素P159-512のLSB、画素P
160-512のLSBと順に出力され、次に画素P1-512のLSB側
から2ビット目、画素P2-512のLSB側から2ビット目、
…、画素P159-512のLSB側から2ビット目、画素P160-512
のLSB側から2ビット目と順に出力されてしまう。このま
までは画素内のビット並びが不適切な状態となってしま
うため、図7の(c)に示すように、各画素を画素毎に時計
回りに90度回転して画素内のビット並びを適切な状態に
整列しなおす。
【0043】更に、画像蓄積手段4のデータバス幅が32
ビットであるので図7の(c)に示す画素列を32ビット単位
で分割する。つまり、図7の(c)に示す画素列は全部で16
0画素存在し、1画素当たりのデータ量が8ビット/画素で
あることから、図7の(c)に示す画素列の総データ量は、 160画素×8ビット/画素=1280ビット となり、これを32ビット単位で分割すると、 1280ビット÷32ビット=40ワード の画像蓄積手段4書き込みデータが生成できる。
【0044】この40ワードのデータは、回転後画像にお
ける主走査方向に連続するデータ列であるため、これら
のデータの画像蓄積手段4書き込みアドレスは連続した
アドレスとなる。そこで回転処理手段3-5は、図7の(d)
に示すように、40ワードのデータを更に8ワード単位に
分割し、それぞれ画像蓄積手段4書き込みアドレスが連
続した8ワードのデータ列5組を生成し、回転後画像とし
て8ワード単位のバースト転送として画像蓄積手段4に5
回出力する。この時、回転角度設定レジスタ3-1、処理
画像サイズ設定レジスタ3-2、画像構造設定レジスタ3-
3、ベースアドレス設定レジスタ3-4に設定された値を基
に、画像蓄積手段4に8ワードのデータ列を書き込むため
の8個のアドレスを計算して、8ワードのデータ列と同期
を取りながら画像蓄積手段4に出力する。
【0045】この8個のアドレスは、8個全てを計算によ
り求めても良いが、先頭の1個のアドレスのみ計算で求
め、これを起点にカウンタをインクリメント、もしくは
デクリメントする方がより高速に動作させることが可能
となる。このアドレスカウンタは、アドレスの全ビット
をカウンタとして構成する必要は無く、8ワード単位の
バースト転送であればアドレスの下位3ビット分をカウ
ンタとして構成し、これより上位桁は単なるレジスタと
すれば回路規模も少なくて済み、更なる高速動作が可能
となる。
【0046】このようにアドレス生成をカウンタで行う
場合にはバースト転送単位は2のべき乗である方が望ま
しい。更に、画像蓄積手段4を構成するメモリの種類に
よっては、先頭の1個のアドレスのみ与えてやれば、メ
モリデバイスがその内部でアドレスを自動更新してくれ
るようなデバイスもあり、このような場合は先頭の1個
のアドレスのみ計算で求めれば良い。
【0047】更に加えると、バースト転送単位である8
ワードのデータ列の組数が2のべき乗組だけ1度に生成可
能であるならば、その内部でアドレスを自動更新してく
れるようなメモリデバイスを使用すれば、主走査方向に
連続する2のべき乗組のデータ列の先頭のアドレスのみ
計算で求め、そこから8ワード分のアドレス更新をメモ
リデバイスが行っている間に、計算で求めたアドレスを
起点として、これ以降の組の先頭アドレスもカウンタで
生成することも可能である。
【0048】なお、前記ではバースト転送単位を8ワー
ドとしたが、これに限定するものではないことは言うま
でも無い。更に、ここでは先ず1ライン目から160ライン
目の最終画素を1単位として回転処理を行っているが、
回転処理を行う画像の領域や処理の順序を限定するもの
ではなく、最終的に少なくともバースト転送単位分のデ
ータ列が生成できればどのような単位で、かつどのよう
な順序で回転処理を行っても良い。以上示した一連の動
作を、次は各ラインの先頭から511番目の画素に対して
実行し、その次は各ラインの先頭から510番目の画素に
対して実行し、最終的にこれを512回繰り返すと1バンド
分の画像データの回転処理が終了する。
【0049】更に、この処理をバンドの数だけ実行する
と1ページ分の画像データの回転処理が完了する。次
に、1バンド分の画像データを反時計回りに270度(時計
回りに90度)回転して出力する場合の回転処理手段3-5の
詳細な動作を、図8を参照しながら説明する。
【0050】反時計回りに270度回転して出力する場合
には、回転処理手段3-5は、まず1ライン目から160ライ
ン目の先頭画素、つまりP1-1、P2-1、…、P159-1、P160
-1をバッファ1から読み出す。どの画素から読み出すか
と言うことは問題ではない。読み出した各画素をそのま
ま反時計回りに270度回転すると、視覚的には図8の(b)
のようになる。
【0051】これをそのまま出力すると、画素P160-1の
MSB、画素P159-1のMSB、…、画素P2-1のMSB、画素P1-1
のMSBと順に出力され、次に画素P160-1のMSB側から2ビ
ット目、画素P159-1のMSB側から2ビット目、…、画素P2
-1のMSB側から2ビット目、画素P1-1のMSB側から2ビット
目と順に出力されてしまう。このままでは画素内のビッ
ト並びが不適切な状態となってしまうため、図8の(c)に
示すように、各画素を画素毎に反時計回りに90度回転し
て画素内のビット並びを適切な状態に整列しなおす。
【0052】更に、画像蓄積手段4のデータバス幅が32
ビットであるので図8の(c)に示す画素列を32ビット単位
で分割する。つまり、図8の(c)に示す画素列は全部で16
0画素存在し、1画素当たりのデータ量が8ビット/画素で
あることから、図8の(c)に示す画素列の総データ量は、 160画素×8ビット/画素=1280ビット となり、これを32ビット単位で分割すると、 1280ビット÷32ビット=40ワード の画像蓄積手段4書き込みデータが生成できる。
【0053】この40ワードのデータは、回転後画像にお
ける主走査方向に連続するデータ列であるため、これら
のデータの画像蓄積手段4書き込みアドレスは連続した
アドレスとなる。そこで回転処理手段3-5は、図8の(d)
に示すように、40ワードのデータを更に8ワード単位に
分割し、それぞれ画像蓄積手段4書き込みアドレスが連
続した8ワードのデータ列5組を生成し、回転後画像とし
て8ワード単位のバースト転送として画像蓄積手段4に5
回出力する。
【0054】この時、回転角度設定レジスタ3-1、処理
画像サイズ設定レジスタ3-2、画像構造設定レジスタ3-
3、ベースアドレス設定レジスタ3-4に設定された値を基
に、画像蓄積手段4に8ワードのデータ列を書き込むため
の8個のアドレスを計算して、8ワードのデータ列と同期
を取りながら画像蓄積手段4に出力する。なお、ここで
は先ず1ライン目から160ライン目の先頭画素を1単位と
して回転処理を行っているが、回転処理を行う画像の領
域や処理の順序を限定するものではなく、最終的に少な
くともバースト転送単位分のデータ列が生成できればど
のような単位で、かつどのような順序で回転処理を行っ
ても良い。
【0055】以上示した一連の動作を、次は各ラインの
先頭から2番目の画素に対して実行し、その次は各ライ
ンの先頭から3番目の画素に対して実行し、最終的にこ
れを512回繰り返すと1バンド分の画像データの回転処理
が終了する。更に、この処理をバンドの数だけ実行する
と1ページ分の画像データの回転処理が完了する。
【0056】次に、1バンド分の画像データを180度回転
して出力する場合の回転処理手段3-5の詳細な動作を、
図9を参照しながら説明する。180度回転して出力する場
合には、回転処理手段3-5は、まず160ライン目の全ての
画素、つまりP160-1、P160-2、…、P160-511、P160-512
をバッファ1から読み出す。どの画素から読み出すかと
言うことは問題ではない。読み出した各画素をそのまま
180度回転すると、視覚的には図9の(b)のようになる。
【0057】但し、図9の(b)において「215-061P」と表
示されている画素は、画素P160-512のMSBからLSBへのビ
ット並びが反転している状態を表している。これをその
まま出力すると、画素P160-512のLSBからMSB、画素P160
-511のLSBからMSB、…、画素P160-2のLSBからMSB、画素
P160-1のLSBからMSBと順に出力されてしまう。このまま
では画素内のビット並びが不適切な状態となってしまう
ため、図9の(c)に示すように、各画素を画素毎に180度
回転して画素内のビット並びを適切な状態に整列しなお
す。
【0058】更に、画像蓄積手段4のデータバス幅が32
ビットであるので図9の(c)に示す画素列を32ビット単位
で分割する。つまり、図9の(c)に示す画素列は全部で51
2画素存在し、1画素当たりのデータ量が8ビット/画素で
あることから、図9の(c)に示す画素列の総データ量は、 512画素×8ビット/画素=4096ビット となり、これを32ビット単位で分割すると、 4096ビット÷32ビット=128ワード の画像蓄積手段4書き込みデータが生成できる。
【0059】この128ワードのデータは、回転後画像に
おける主走査方向に連続するデータ列であるため、これ
らのデータの画像蓄積手段4書き込みアドレスは連続し
たアドレスとなる。そこで回転処理手段3-5は、図9の
(d)に示すように、128ワードのデータを更に8ワード単
位に分割し、それぞれ画像蓄積手段4書き込みアドレス
が連続した8ワードのデータ列16組を生成し、回転後画
像として8ワード単位のバースト転送として画像蓄積手
段4に16回出力する。
【0060】この時、回転角度設定レジスタ3-1、処理
画像サイズ設定レジスタ3-2、画像構造設定レジスタ3-
3、ベースアドレス設定レジスタ3-4に設定された値を基
に、画像蓄積手段4に8ワードのデータ列を書き込むため
の8個のアドレスを計算して、8ワードのデータ列と同期
を取りながら画像蓄積手段4に出力する。なお、ここで
は先ず160ライン目の全ての画素を1単位として回転処理
を行っているが、回転処理を行う画像の領域や処理の順
序を限定するものではなく、最終的に少なくともバース
ト転送単位分のデータ列が生成できればどのような単位
で、かつどのような順序で回転処理を行っても良い。
【0061】以上示した一連の動作を、次は159ライン
目の全ての画素に対して実行し、その次は158ライン目
の全ての画素に対して実行し、最終的にこれを160回繰
り返すと1バンド分の画像データの回転処理が終了す
る。更に、この処理をバンドの数だけ実行すると1ペー
ジ分の画像データの回転処理が完了する。詳細な説明は
省略するが、0度回転の場合はバッファ1に書込まれた順
に読み出せば良く、バースト転送データ列の生成方法も
180度回転の場合と同様で良い。
【0062】また、画像回転手段3による画像バッファ2
の読出しは、画像回転手段3内の回転角度設定レジスタ3
-1に設定された回転角度情報101によって、画像回転手
段3が画像バッファ2のアクセス方向を切り替え、回転角
度によらず、回転後画像において主走査方向に連続する
画素データを順に画像バッファ2から読み出しているこ
とが分かる。
【0063】また、これまでは画像構造設定レジスタ3-
3の設定値が8ビット/画素の場合を例に画像回転手段3詳
細な動作を説明したが、設定値が16ビット/画素の場合
や32ビット/画素の場合には、画像回転手段3は、画像構
造設定レジスタ3-3の設定値に応じてアドレスを生成
し、画像バッファ2に出力することになる。
【0064】以上説明したように、本実施形態において
は、簡単なハードウェアで、回転画像出力DMAをバース
ト転送で効率よく実行することができる画像回転装置を
提供することが可能となる。更に、回転画像をDMA出力
するためのバースト転送アドレスの生成を、その先頭ア
ドレスのみ計算で求め、これを起点にカウンタをインク
リメント、もしくはデクリメントする方法とし、更にこ
のアドレスカウンタをバースト転送のワード数をカウン
トする下位の数ビット分だけをカウンタとして構成し、
これより上位桁は単なるレジスタで構成することで、ハ
ードウェア規模を増大させることなく、回転画像を出力
するメモリアドレスの計算に使用することができる時間
を増加でき、結果として高速動作が可能な画像回転装置
を提供できる。
【0065】2.変形例 本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、
例えば以下のように種々の変形が可能である。
【0066】(1)上記実施形態では、処理画像サイズ
設定レジスタ3-2には、処理対象画像である入力画像の
主走査方向画素数、および副走査方向ライン数を設定す
る、つまり処理対象画像のページサイズを設定するとし
たが、これに限定されるものではない。1つのバンドの
サイズとバンド数の組み合わせで処理画像サイズを設定
するようにしても良い。
【0067】(2)また、上記実施形態では、デジタル
複写機を例に説明したが、これに限定されるものではな
い。本発明は通常のプリンタやファクシミリ、電子ファ
イル装置、印刷機、更にこれらの複合機にも適用するこ
とができる。また画像データを取扱うコンピュータ装
置、例えばパーソナルコンピュータやワークステーショ
ンに適用することもできる。
【0068】(3)また、上記実施形態では、4バンド
分の回転後画像をメモリ上で再配置して1ページに合成
すると説明したが、これ以外の方法で実現しても構わな
い。バンドに分割された回転後画像の再構成に関して
は、本発明を適用するシステムに応じた方法を選択すれ
ば良い。例えば、電子写真方式を用いた複写機やプリン
タでは現像ドラムを備えているが、この現像ドラム上で
各バンド画像の潜像を合成することで画像合成を行って
も良い。また、電子写真方式を用いたカラー複写機やカ
ラープリンタでは転写ドラムを備えているが、この転写
ドラム上で各バンド画像の転写像を合成することで画像
合成を行うものであっても良い。更には、記録用紙上で
各バンド画像の定着像を合成することで画像合成を行っ
ても、またこれらの方法に組み合わせでも、これら以外
の方法で各バンド画像の合成を行うものであっても良
い。
【0069】(4)更に上記実施形態では、画像入力手
段1から入力される画像データに対して回転処理を施
し、回転後画像を画像蓄積手段4に生成する形態を例に
とって説明したが、入力画像データをそのまま一旦画像
蓄積手段4に蓄積し、画像蓄積手段4から読み出した画像
データを回転して画像出力手段6に出力する形態にも適
用可能なことは言うまでも無い。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単なハードウェアで、回転画像出力DMAをバースト転送
で効率よく実行することができる画像回転装置を提供す
ることが可能となる。更に、回転画像をDMA出力するた
めのバースト転送アドレスの生成を、その先頭アドレス
のみ計算で求め、これを起点にカウンタをインクリメン
ト、もしくはデクリメントする方法を採用し、更にこの
アドレスカウンタをバースト転送のワード数をカウント
する下位の数ビット分だけをカウンタとして構成し、こ
れより上位桁は単なるレジスタで構成することで、ハー
ドウェア規模を増大させることなく、回転画像を出力す
るメモリアドレスの計算に使用することができる時間を
増加でき、結果として高速動作が可能な画像回転装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による画像回転装置のブロ
ック図である。
【図2】画像バッファ2の詳細を説明する図である。
【図3】画像回転手段3の詳細を説明する図である。
【図4】画像蓄積手段4に蓄積される回転後画像とベー
スアドレス設定レジスタ3-4への設定値の関係を説明す
る図である。
【図5】図1の画像回転装置による画像回転処理のフロ
ーチャートである。
【図6】入力画像と各バンドの回転画像、および最終的
に得られる回転後画像の状態を示す図である。
【図7】入力画像を反時計回りに90度回転する場合の、
回転処理手段3-5の詳細な動作を説明する図である。
【図8】入力画像を反時計回りに270度(時計回りに90
度)回転する場合の、回転処理手段3-5の詳細な動作を説
明する図である。
【図9】入力画像を反時計回りに180度(時計回りに180
度)回転する場合の、回転処理手段3-5の詳細な動作を説
明する図である。
【符号の説明】
1…画像入力手段、2…画像バッファ、3…画像回転手
段、4…画像蓄積手段、5…画像送出手段、6…画像出
力手段、7…バス制御手段、8…制御手段、100…画
像バス、101…回転角度情報、102…処理画像サイ
ズ情報、103…画像構造情報、104…ベースアドレ
ス情報

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの回転角度を決定する決定手
    段と、 前記決定手段により回転角度が決定された画像データ
    を、同時に転送可能な画素データ数以上一時的に蓄積す
    る第1バッファメモリと、 前記第1バッファメモリに蓄積された画像データの主走
    査または副走査方向に連続する画素データを、同時に転
    送可能な画素データ数を単位として出力する出力手段
    と、 前記出力手段により出力された画素データに回転後の座
    標を与える回転手段と、前記回転手段により座標が与え
    られた各画素データを蓄積する第2バッファメモリと、 を備えることを特徴とする画像回転装置。
  2. 【請求項2】 画像データの回転角度を決定する決定手
    段と、 画像データを蓄積する第2バッファメモリと、 前記第2バッファメモリに蓄積された画像データを決定
    手段により決定された回転角度で読み出すために、前記
    第2バッファメモリに回転後の座標を与える回転手段
    と、 前記第2バッファメモリに蓄積された画像データの主走
    査または副走査方向に連続する画素データを、回転手段
    が生成する座標に従って、同時に転送可能な画素データ
    数を単位として入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された画像データを、同時に転
    送可能な画素データ数以上一時的に蓄積する第1バッフ
    ァメモリとを備えることを特徴とする画像回転装置。
  3. 【請求項3】 1画素当たりNビットの情報を持つ入力画
    像データを90度または270度の回転角度だけ回転した態
    様でワード幅Mビットの第2バッファメモリに格納する画
    像回転装置において、(1) 少なくともNビット×(L×M÷
    N)ラインの入力画像データを格納可能な第1バッファメ
    モリと、(2) 指定された回転角度および1画素当たりの
    ビット数Nと、更に入力または出力画像サイズ情報に基
    づいて、前記第1バッファメモリの書き込みおよび読み
    出しアドレスを所定順に生成して、入力画像データの前
    記第1バッファメモリへの書き込みおよび前記第1バッフ
    ァメモリからの読み出しを制御する第1バッファメモリ
    制御手段と、(3) 前記第1バッファメモリから読み出さ
    れたデータから、回転角度および1画素当たりのビット
    数Nに基づいて、第2バッファメモリ格納アドレスが連続
    する、少なくともL個のMビットのデータを生成する画像
    データ合成部と、(4) 回転角度および1画素当たりのビ
    ット数Nと、更に入力または出力画像サイズ情報に応じ
    て、第2バッファメモリのアドレスを順次生成するアド
    レス発生手段と、(5) 画像データ合成部から出力される
    L個のMビットのデータを、アドレス発生手段から出力さ
    れる第2バッファメモリのアドレスを起点としてLワード
    単位のバースト転送で第2バッファメモリに転送する転
    送制御手段と、を備えることを特徴とする画像回転装
    置。
  4. 【請求項4】 ワード幅Mビットの第2バッファメモリに
    格納した1画素当たりNビットの情報を持つ入力画像デー
    タを90度または270度の回転角度だけ回転した態様で読
    み出して出力する画像回転装置において、(1) 指定され
    た回転角度および1画素当たりのビット数Nと、更に入力
    または出力画像サイズ情報に応じて、第2バッファメモ
    リのアドレスを順次生成するアドレス発生手段と、(2)
    アドレス発生手段から出力される第2バッファメモリの
    アドレスを起点として、第2バッファメモリに格納され
    ている画像をLワード単位のバースト転送で読み出す転
    送制御手段と、(3) 回転角度および1画素当たりのビッ
    ト数Nに基づいて、転送制御手段により読み出されたL個
    のMビットのデータを分解する画像データ分解部と、(4)
    画像データ分解部が出力するデータを少なくともNビッ
    ト×(L×M÷N)ライン格納可能な第1バッファメモリと、
    (5) 指定された回転角度および1画素当たりのビット数N
    と、更に入力または出力画像サイズ情報に基づいて、前
    記第1バッファメモリの書き込みおよび読み出しアドレ
    スを所定順に生成して、画像データ分解部が出力する画
    像データの前記第1バッファメモリへの書き込みおよび
    前記第1バッファメモリからの読み出しを制御する第1バ
    ッファメモリ制御手段と、を備えることを特徴とする画
    像回転装置。
  5. 【請求項5】 1画素当たりNビットの情報を持つ入力画
    像データを0度または180度の回転角度だけ回転した態様
    でワード幅Mビットの第2バッファメモリに格納する画像
    回転装置において、(1) 少なくともMビット×Lワードの
    入力画像データを格納可能な第1バッファメモリと、(2)
    指定された回転角度および1画素当たりのビット数N
    と、更に入力または出力画像サイズ情報に基づいて、前
    記第1バッファメモリの書き込みおよび読み出しアドレ
    スを所定順に生成して、入力画像データの前記第1バッ
    ファメモリへの書き込みおよび前記第1バッファメモリ
    からの読み出しを制御する第1バッファメモリ制御手段
    と、(3) 前記第1バッファメモリから読み出されたデー
    タから、回転角度および1画素当たりのビット数Nに基づ
    いて、第2バッファメモリ格納アドレスが連続する、少
    なくともL個のMビットのデータを生成する画像データ合
    成部と、(4) 回転角度および1画素当たりのビット数N
    と、更に入力または出力画像サイズ情報に応じて、第2
    バッファメモリのアドレスを順次生成するアドレス発生
    手段と、(5) 画像データ合成部から出力されるL個のMビ
    ットのデータを、アドレス発生手段から出力される第2
    バッファメモリのアドレスを起点としてLワード単位の
    バースト転送で第2バッファメモリに転送する転送制御
    手段と、を備えることを特徴とする画像回転装置。
  6. 【請求項6】 ワード幅Mビットの第2バッファメモリに
    格納した1画素当たりNビットの情報を持つ入力画像デー
    タを0度または180度の回転角度だけ回転した態様で読み
    出して出力する画像回転装置において、(1) 指定された
    回転角度および1画素当たりのビット数Nと、更に入力ま
    たは出力画像サイズ情報に応じて、第2バッファメモリ
    のアドレスを順次生成するアドレス発生手段と、(2) ア
    ドレス発生手段から出力される第2バッファメモリのア
    ドレスを起点として、第2バッファメモリに格納されて
    いる画像をLワード単位のバースト転送で読み出す転送
    制御手段と、(3) 回転角度および1画素当たりのビット
    数Nに基づいて、転送制御手段により読み出されたL個の
    Mビットのデータを分解する画像データ分解部と、(4)
    画像データ分解部が出力するデータを少なくともMビッ
    ト×Lワード格納可能な第1バッファメモリと、(5) 指定
    された回転角度および1画素当たりのビット数Nと、更に
    入力または出力画像サイズ情報に基づいて、前記第1バ
    ッファメモリの書き込みおよび読み出しアドレスを所定
    順に生成して、画像データ分解部が出力する画像データ
    の前記第1バッファメモリへの書き込みおよび前記第1バ
    ッファメモリからの読み出しを制御する第1バッファメ
    モリ制御手段と、を備えることを特徴とする画像回転装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至6の何れかに記載の画像回
    転装置において、更に、Lの値が2のn乗であることを特
    徴とする画像回転装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載の画像回
    転装置において、前記転送制御手段は、 バースト転送の最初のワードのアドレスを求める演算手
    段と、 この演算結果を初期値としてアップまたはダウンカウン
    トにより2〜Lワード目のアドレスを生成する計数手段と を含み、演算手段は、前記計数手段の動作中に演算を実
    行することを特徴とする画像回転装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の画像回転装置において、 前記計数手段は、下位nビットのみがカウンタとして構
    成され、それ以外のビットはレジスタで構成されること
    を特徴とする画像回転装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1507249A1 (en) * 2003-08-12 2005-02-16 ARM Limited Display controller for rotation of display image
JP2013040860A (ja) * 2011-08-17 2013-02-28 Yokogawa Electric Corp 波形表示回路
JP2015087856A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 富士通株式会社 データ処理装置

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