JP2000231598A - バーコードリーダ - Google Patents

バーコードリーダ

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JP2000231598A
JP2000231598A JP11033819A JP3381999A JP2000231598A JP 2000231598 A JP2000231598 A JP 2000231598A JP 11033819 A JP11033819 A JP 11033819A JP 3381999 A JP3381999 A JP 3381999A JP 2000231598 A JP2000231598 A JP 2000231598A
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JP
Japan
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convex lens
bar code
light
lens surface
light beam
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JP11033819A
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Takayuki Izeki
隆之 井関
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯可能で光ビーム走査によりバーコード情
報を高精度読み取りできるバーコードリーダを提供す
る。 【解決手段】 外装となる筐体11と、光ビームを出射
する光源12と、光源12からの光ビームを偏向しなが
ら走査するガルバノミラー20と、ガルバノミラー20
の光反射点を焦点とする曲率に設定した凸レンズ面13
aをガルバノミラー20側に形成し且つ凸レンズ面13
aと対向して平レンズ面13bをバーコード情報BC側
に形成して、ガルバノミラー20で偏向した光ビームを
バーコード情報BCに照射した後、バーコード情報BC
で反射された戻りの光ビームを筐体11内に取り入れる
カマボコ型凸レンズ13と、カマボコ型凸レンズ13の
凸レンズ面13aで集光されたバーコード情報BCから
の戻りの光ビームを受光して光電変換する受光素子14
とを備えたことを特徴とするバーコードリーダ10Aで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷されたバーコ
ード情報を光学的に走査して読みとるバーコードリーダ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷されたバーコード情報を光学的に走
査して読みとるバーコードリーダは各種の構造形態があ
る。
【0003】図4は従来の一例のバーコードリーダを示
した斜視図、図5は従来の他例のバーコードリーダを示
した構成図、である。
【0004】まず、図4に示した従来の一例のバーコー
ドリーダ100は、ハンディタイプのバーコードリーダ
として多用されており、筐体101内に光源となるLE
Dアレイ102と、凸レンズ103と、受光検知部とし
てのCCDラインセンサ104とが設けられている。そ
して、LEDアレイ102からの光束をバーコード情報
BCに照射して、バーコード情報BCから反射された光
束を凸レンズ103を介してCCDラインセンサ104
で受光してバーコード情報BCを光電変換している。
【0005】次に、図5に示した従来の他例のバーコー
ドリーダ200は、主にスーパーマーケット等のレジで
の据え付けのバーコードリーダとして用いられており、
筐体201内にレーザービームを出射する光源となるレ
ーザーダイオード202と、レーザービームを走査する
ために高速回転自在なポリゴンミラー203と、凸レン
ズ204と、受光検知部としての受光素子205とが設
けられている。そして、レーザーダイオード202から
のレーザービームを高速回転中のポリゴンミラー203
で走査しながらこのポリゴンミラー203で反射させた
後にバーコード情報BCに照射して、バーコード情報B
Cから反射された光束を凸レンズ204を介して受光素
子205で受光してバーコード情報BCを光電変換して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示し
た従来の一例のバーコードリーダ100の特徴として
は、小型・軽量(ハンディタイプ)、低価格であるもの
の、LEDアレイ102,CCDラインセンサ104な
どの部品を必要とするために低価格化には限度がある。
また、バーコード情報BCの読み取り幅に制限があり、
バーコード情報BCから離れるほど読みとりにくくなる
等の欠点がある。
【0007】一方、図5に示した従来の他例のバーコー
ドリーダ200の特徴としては、バーコード情報BCか
ら離れる距離が長くなってもバーコード情報BCの読み
取りが可能で、読み取り精度も非常に高いものの、ポリ
ゴンミラー203の構造、光学系が大きくなるために大
型で高価格である等の欠点がある。
【0008】そこで、バーコード情報の読取りが高精度
でかつ、小型・軽量でありさらに低価格を同時に実現す
ることのできるバーコードリーダが望まれている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、バーコード情報
を光学的に走査して読みとるバーコードリーダにおい
て、外装となる筐体と、光ビームを出射する光源と、前
記光源からの光ビームを偏向しながら走査するガルバノ
ミラーと、前記ガルバノミラーの光反射点を焦点とする
曲率に設定した凸レンズ面を該ガルバノミラー側に形成
し且つ該凸レンズ面と対向して平レンズ面をバーコード
情報側に形成して、前記ガルバノミラーで偏向した光ビ
ームを前記バーコード情報に照射した後、該バーコード
情報で反射された戻りの光ビームを前記筐体内に取り入
れるカマボコ型凸レンズと、前記カマボコ型凸レンズの
凸レンズ面で集光された前記バーコード情報からの戻り
の光ビームを受光して光電変換する受光素子とを備えた
ことを特徴とするバーコードリーダである。
【0010】また、第2の発明は、バーコード情報を光
学的に走査して読みとるバーコードリーダにおいて、外
装となる筐体と、光ビームを出射する光源と、前記光源
からの光ビームを透過すると共に、戻りの光ビームを反
射する半透過反射膜を有するビームスプリッターと、前
記ビームスプリッターを透過した前記光源からの光ビー
ムを偏向しながら走査するガルバノミラーと、前記ガル
バノミラーの光反射点を焦点とする曲率に設定した凸レ
ンズ面を該ガルバノミラー側に形成し且つ該凸レンズ面
と対向して平レンズ面をバーコード情報側に形成して、
前記ガルバノミラーで偏向した光ビームを前記バーコー
ド情報に照射した後、該バーコード情報で反射された戻
りの光ビームを前記筐体内に取り入れるカマボコ型凸レ
ンズと、前記カマボコ型凸レンズの凸レンズ面で集光さ
れた前記バーコード情報からの戻りの光ビームを前記ガ
ルバノミラーと前記ビームスプリッターとを経由した後
に受光して光電変換する受光素子とを備えたことを特徴
とするバーコードリーダである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るバーコードリ
ーダの一実施例を図1乃至図3を参照して、<第1実施
例>,<第2実施例>の順に詳細に説明する。
【0012】<第1実施例>図1は本発明に係る第1実
施例のバーコードリーダを示した斜視図、図2は図1に
示したガルバノミラーの構造の一例を説明するための斜
視図である。
【0013】図1に示した如く、本発明に係る第1実施
例のバーコードリーダ10Aでは、携帯可能に小型・軽
量化して形成した外装となる筐体11と、光ビーム(以
下、レーザービームと記す)を出射する光源(以下、レ
ーザーダイオード)12と、レーザーダイオード12か
ら出射されたレーザービームをバーコード情報BCの線
列方向(図示のY方向)に偏光しながら走査するガルバ
ノミラー20と、ガルバノミラー20の光反射点を焦点
とする曲率に設定した凸レンズ面13aをガルバノミラ
ー20側に形成し且つ凸レンズ面13aと対向して平レ
ンズ面13bをバーコード情報BC側に形成して、ガル
バノミラー20で偏向したレーザービームをバーコード
情報BCに照射した後、バーコード情報BCで反射され
た戻りの光ビームを筐体11内に取り入れるカマボコ型
凸レンズ13と、カマボコ型凸レンズ13の凸レンズ面
13aで集光されたバーコード情報BCからの戻りの光
ビームを受光して光電変換する受光素子14とで構成さ
れている。尚、筐体11内には、受光素子14で光電変
換したバーコード情報BCに基づくディジタル信号をデ
コードするデコーダなどが設けられているが、ここでの
図示を省略している。
【0014】次に、上記各構成部材について更に詳述に
説明すると、まず、光源となるレーザーダイオード12
は、単一波長のレーザービームをガルバノミラー20に
向けて出射している。尚、実施例として光ビームを出射
する光源にレーザーダイオード12を用いているが、こ
れに限ることなく、光ビームを出射する光源ならばいか
なるものでも良い。
【0015】また、ガルバノミラー20は、筐体11内
に収納するためにマイクロマシン技術により小型・軽量
に構成されており、このガルバノミラー20の具体的な
構造の例としては、図2に拡大して示した如く、ベース
台21の左右両端に一対の支持部21a,21bが上方
に向かって突出形成されており、且つ、これら一対の支
持部21a,21b間に凹状にくぼんだ凹状面部21c
が形成されている。また、ベース台21に形成した一対
の支持部21a,21b上にはミラー体22が取り付け
られている。
【0016】ここで、上記したミラー体22は、マイク
ロマシン技術によりシリコン基板を用いて略矩形状で平
坦なミラー面に一体的に形成されている。また、ミラー
体22は、外枠部22aの左右両端に形成した一対の固
定部22a1,22a2をベース台21に形成した一対
の支持部21a,21b上に固着させると共に、外枠部
22aの内部を互いに対向して[]型に切り欠いて[]
型部22b,22cが形成されており、これらの[]型
部22b,22cの内部に反射ミラー部22dを形成
し、更に、反射ミラー部22dの中央の前後端にヒンジ
部22e,22fを外枠部22aと接続して形成するこ
とで、反射ミラー部22dがヒンジ部22e,22fを
中心に左右方向に揺動可能になっている。
【0017】また、ベース台21に形成した凹状面部2
1cには一対の固定電極23,24が取り付けられてお
り、且つ、これら一対の固定電極23,24は反射ミラ
ー部22dの左右両端部に対向して設置されている。ま
た、一対の固定電極23,24の相手側の電極はミラー
体22であり、一対の固定電極23,24とミラー体2
2との間に電池25を経て、各固定電極23,24を切
り替えるための切り替えスイッチ26,27が接続され
ており、切り替えスイッチ26,27を切り替えること
によりいずれか一方の固定電極(23),(24)とミ
ラー体22との間に電圧を印加できるようになってい
る。
【0018】この際、一方の固定電極23とミラー体2
2との間に電圧が印加された時には、反射ミラー部22
dの左側が静電力により固定電極23側に吸引されるの
で、反射ミラー部22dはヒンジ部22e,22fを中
心に反時計方向に揺動する。また、他方の固定電極24
とミラー体22との間に電圧が印加された時には、反射
ミラー部22dの右側が静電力により固定電極24側に
吸引されるので、反射ミラー部22dはヒンジ部22
e,22fを中心に時計方向に揺動する。
【0019】そして、上記のように構成されたガルバノ
ミラー20は、レーザーダイオード12から出射された
レーザービームを反射ミラー部22dで反射させながら
反射ミラー部22dの往復揺動によりレーザービームを
図1に示したバーコード情報BCの線列方向(図示のY
方向)に偏光しながら走査している。
【0020】尚、ガルバノミラー20の構造は他にも様
々な形状が提案されており、同様に本発明のバーコード
リーダ10Aに用いることができる。ガルバノミラーの
場合、レーザービームのスポット径に応じた、数mm角
程度の大きさでよく、小型・軽量で低価格な光偏向器と
なる。
【0021】図1に戻り、前記したカマボコ型凸レンズ
13は、ガルバノミラー20側に凸レンズ面13aが形
成されており、且つ、この凸レンズ面13aと対向する
面側で且つバーコード情報BC側に平レンズ面13bが
形成されていることにより、全体でカマボコ状のレンズ
構造になっている。この際、カマボコ型凸レンズ13の
凸レンズ面13aはガルバノミラー20の光反射点が焦
点距離になる曲率に設定されている。また、カマボコ型
凸レンズ13の平レンズ面13bは、長方形状に形成さ
れており、縦横の寸法はバーコード情報BC全体を読み
取れる大きさに形成されている。また、カマボコ型凸レ
ンズ13は、バーコード情報BC側に平レンズ面13b
を形成したので、この平レンズ面13bを平面上に印刷
されたバーコード情報BCに接触させることで、光ビー
ム走査によりバーコード情報BCを高精度に読み取るこ
とができる。
【0022】そして、ガルバノミラー20で偏向しなが
ら走査されたレーザービームがカマボコ型凸レンズ13
の凸レンズ面13aに入射してこの凸レンズ面13aで
中心部を除いて向きを変えて平レンズ面13bからバー
コード情報BCに照射する時には、レーザービームが平
レンズ面13bに対して全て略直角で平行な方向に進行
するので、ガルバノミラー20で走査されたレーザービ
ームはバーコード情報BCを線列方向(図示のY方向)
に走査することになる。一方、バーコード情報BCで反
射された戻りのレーザービームは上記と逆な光路をたど
っており、即ち、バーコード情報BCで反射された戻り
のレーザービームはカマボコ型凸レンズ13の平レンズ
面13bに対して全て略直角な方向に入射して再び筐体
11内に取り込まれ、凸レンズ面13aで1点に集光し
た後に受光素子14で受光されている。
【0023】上記した受光素子14は、ガルバノミラー
20とは離れて略並設されており、且つ、バーコード情
報BCからの戻りのレーザービームをカマボコ型凸レン
ズ13の凸レンズ面13aで1点に集光した位置と対応
して設置されている。そして、カマボコ型凸レンズ13
で集光されたバーコード情報BCからの戻りのレーザー
ビームを受光して光電変換する際、バーコード情報BC
の線巾,線間隔などに基づいて電気信号を生成し、この
電気信号に基づいて図示しないデコーダでディジタル信
号として処理されている。
【0024】従って、上記構成による第1実施例のバー
コドリーダ10Aの全体動作は、レーザーダイオード1
2からのレーザービームがガルバノミラー20で反射さ
れ、その進行方向を変えると共に、ガルバノミラー20
の往復揺動によりレーザーダイオード12からのレーザ
ービームが偏向しながら走査される。ガルバノミラー2
0で偏向されたレーザービームはカマボコ型凸レンズ1
3の凸レンズ面13aに到達するが、凸レンズ面13a
の曲率はガルバノミラー20の光反射点が焦点距離にな
るように設定されているので、レーザービームは凸レン
ズ面13aを透過した後、平行に進んで平レンズ面13
bからバーコード情報BCに照射される。バーコード情
報BCから反射した戻りのレーザービームは、再びカマ
ボコ型凸レンズ13に戻る。バーコード情報BCから反
射した戻りのレーザービームがカマボコ型凸レンズ13
を透過すると、バーコード情報BCから反射した戻りの
レーザービームはすべてカマボコ型凸レンズ13の凸レ
ンズ面13aの焦点距離の位置、つまりガルバノミラー
20の反射点から凸レンズ面13aまでの距離と等距離
の位置の1点に集まるので、CCDラインセンサなどの
大きな受光部を必要とせず、この1点に集光した位置に
対応して1個の受光素子14を配置するだけで全てのバ
ーコード情報BCを受光し、電気信号に変換している。
【0025】上記第1実施例のバーコードリーダ10A
によれば、光源からの光ビームを偏向しながら走査する
ために小型・軽量のガルバノミラー20を用い、更に、
カマボコ型凸レンズ13の平レンズ面13bによりバー
コード情報BC全体を読み取り、且つ、カマボコ型凸レ
ンズ13の凸レンズ面13aによりバーコード情報BC
から反射した戻りの光ビームが1点に集光するので受光
部分は1個の受光素子で検出でき、且つ、光源12,受
光素子14が従来例の図3で説明したLEDアレイ10
2,CCDラインセンサ104などより小型で低価格で
あるので、バーコードリーダ10A自体を小型・軽量化
及び低価格化することができると共に、光ビーム走査に
よりバーコード情報BCを高精度に読み取ることができ
る。
【0026】<第2実施例>図3は本発明に係る第2実
施例のバーコードリーダを示した構成図である。
【0027】図3に示した第2実施例のバーコードリー
ダ10Bの構造は、先に説明した第1実施例のバーコー
ドリーダ10Aの構造と一部を除いて同様の構成であ
り、ここでは説明の便宜上、先に示した構成部材に対し
ては同一の符号を付し、且つ、先に示した構成部材は必
要に応じて適宜説明し、第1実施例と異なる構成部材に
新たな符号を付して第1実施例と異なる点を中心に簡略
に説明する。
【0028】図3に示した如く、第2実施例のバーコー
ドリーダ10Bでは、筐体11内でレーザーダイオード
12とガルバノミラー20との間にレーザービームの進
行方向を変えるビームスプリッター15が設置されてい
る。また、ガルバノミラー20は、レーザーダイオード
12及びビームスプリッター15の光軸に対して略45
°傾斜して取り付けられており、カマボコ型凸レンズ1
3の光軸はレーザーダイオード12及びビームスプリッ
ター15の光軸に対して略直交して取り付けられてい
る。
【0029】また、上記したビームスプリッター15は
立方形状に形成されており、内部に半透過反射膜15a
が膜付けされている。そして、ビームスプリッター15
の半透過反射膜15aと対向して、レーザーダイオード
12と受光素子14とが略直交するようにそれぞれ配置
されている。この際、ビームスプリッター15の半透過
反射膜15aは、レーザーダイオード12から出射され
たレーザービームを透過してそまま直進してガルバノミ
ラー20に入射させると共に、バーコード情報BCから
反射した戻りのレーザービームを受光素子14側に反射
させている。
【0030】そして、上記のように構成された第2実施
例のバーコードリーダ10Bの全体動作は、レーザーダ
イオード12からのレーザービームがビームスプリッタ
ー15の半透過反射膜15aを透過してそまま直進して
ガルバノミラー20で反射され、その進行方向を変える
と共に、ガルバノミラー20の往復揺動によりレーザー
ダイオード12からのレーザービームが偏向しながら走
査される。ガルバノミラー20で偏向されたレーザービ
ームはカマボコ型凸レンズ13の凸レンズ面13aに到
達するが、凸レンズ面13aの曲率はガルバノミラー2
0の光反射点が焦点距離になるように設定されているの
で、レーザービームは凸レンズ面13aを透過した後、
平行に進んで平レンズ面13bからバーコード情報BC
に照射される。バーコード情報BCから反射した戻りの
レーザービームは、再びカマボコ型凸レンズ13に戻
る。バーコード情報BCから反射した戻りのレーザービ
ームがカマボコ型凸レンズ13を透過すると、バーコー
ド情報BCから反射した戻りのレーザービームはすべて
カマボコ型凸レンズ13の凸レンズ面13aの焦点距離
の位置、つまりガルバノミラー20の反射点から凸レン
ズ面13aまでの距離と等距離の位置であるガルバノミ
ラー20に集まり、このガルバノミラー20で反射され
た戻りのレーザービームはビームスプリッター15に入
射し、ここでビームスプリッター15の半透過反射膜1
5aにより戻りのレーザービームが90°方向変換され
て1個の受光素子14だけで全てのバーコード情報BC
を受光し、電気信号に変換している。
【0031】この第2実施例の場合も、第1実施例と同
様に、バーコード情報BCから反射した戻りの光ビーム
はすべてカマボコ型凸レンズ13によって焦点位置に集
まるので、CCDラインセンサなどのような大きな受光
部を必要とせず、1個の受光素子14を配置するだけで
すべてのバーコード情報BCを受光し、電気信号に変換
できる。
【0032】尚、バーコード情報BCで反射された戻り
のレーザービームがカマボコ型凸レンズ13を通ってガ
ルバノミラー20に再び反射するとき、ガルバノミラー
20は動いているので全く同じ光路とはならないが、実
際はガルバノミラー20の動作速度に比べて光速ははる
かに早いので、ガルバノミラー20で再反射してもほぼ
同じ光路を通ると見なすことができる。
【0033】尚、バーコード情報が網点状の2次元バー
コード情報である場合には、ガルバノミラーをX軸及び
Y軸方向に偏向できる構造のものを使用すれば良い。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係るバーコードリ
ーダによれば、光源からの光ビームを偏向しながら走査
するために小型・軽量のガルバノミラーを用い、更に、
カマボコ型凸レンズの平レンズ面によりバーコード情報
全体を読み取り、且つ、カマボコ型凸レンズの凸レンズ
面によりバーコード情報から反射した戻りの光ビームが
1点に集光するので受光部分は1個の受光素子で検出で
き、且つ、光源,受光素子が従来例で説明したLEDア
レイ,CCDラインセンサなどより小型で低価格である
ので、バーコードリーダ自体を小型・軽量化及び低価格
化することができる。また、カマボコ型凸レンズは、バ
ーコード情報側に平レンズ面を形成したので、この平レ
ンズ面を平面上に印刷されたバーコード情報に接触させ
ることで、光ビーム走査によりバーコード情報を高精度
に読み取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のバーコードリーダを
示した斜視図である。
【図2】図1に示したガルバノミラーの構造の一例を説
明するための斜視図である。
【図3】本発明に係る第2実施例のバーコードリーダを
示した構成図である。
【図4】従来の一例のバーコードリーダを示した斜視図
である。
【図5】従来の他例のバーコードリーダを示した構成図
である。
【符号の説明】
10A…第1実施例のバーコードリーダ、10B…第2
実施例のバーコードリーダ、11…筐体、12…光源
(レーザーダイオード)、13…カマボコ型凸レンズ、
13a…凸レンズ面、13b…平レンズ面、14…受光
素子、15…ビームスプリッター、15a…半透過反射
膜、20…ガルバノミラー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーコード情報を光学的に走査して読みと
    るバーコードリーダにおいて、 外装となる筐体と、 光ビームを出射する光源と、 前記光源からの光ビームを偏向しながら走査するガルバ
    ノミラーと、 前記ガルバノミラーの光反射点を焦点とする曲率に設定
    した凸レンズ面を該ガルバノミラー側に形成し且つ該凸
    レンズ面と対向して平レンズ面をバーコード情報側に形
    成して、前記ガルバノミラーで偏向した光ビームを前記
    バーコード情報に照射した後、該バーコード情報で反射
    された戻りの光ビームを前記筐体内に取り入れるカマボ
    コ型凸レンズと、 前記カマボコ型凸レンズの凸レンズ面で集光された前記
    バーコード情報からの戻りの光ビームを受光して光電変
    換する受光素子とを備えたことを特徴とするバーコード
    リーダ。
  2. 【請求項2】バーコード情報を光学的に走査して読みと
    るバーコードリーダにおいて、 外装となる筐体と、 光ビームを出射する光源と、 前記光源からの光ビームを透過すると共に、戻りの光ビ
    ームを反射する半透過反射膜を有するビームスプリッタ
    ーと、 前記ビームスプリッターを透過した前記光源からの光ビ
    ームを偏向しながら走査するガルバノミラーと、 前記ガルバノミラーの光反射点を焦点とする曲率に設定
    した凸レンズ面を該ガルバノミラー側に形成し且つ該凸
    レンズ面と対向して平レンズ面をバーコード情報側に形
    成して、前記ガルバノミラーで偏向した光ビームを前記
    バーコード情報に照射した後、該バーコード情報で反射
    された戻りの光ビームを前記筐体内に取り入れるカマボ
    コ型凸レンズと、 前記カマボコ型凸レンズの凸レンズ面で集光された前記
    バーコード情報からの戻りの光ビームを前記ガルバノミ
    ラーと前記ビームスプリッターとを経由した後に受光し
    て光電変換する受光素子とを備えたことを特徴とするバ
    ーコードリーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007026040A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Denso Wave Inc 光学的情報読取装置

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