JP2000228352A - 電子銃及びそれを備える電子線転写装置 - Google Patents

電子銃及びそれを備える電子線転写装置

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護 中筋
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和也 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より一様な強度分布の大ビームを放出でき、
主カソードから放出される電子線の曲がりを極力低減で
きる電子銃を提供する。 【解決手段】 本電子銃は、電子放出面79を有する板
状の主カソード77と、その裏面側に配置された副カソ
ード81を有する。副カソードは主カソードに電子衝撃
を与えて加熱する。副カソード81は、2重螺旋状に巻
かれたフィラメント83、85からなる。副カソード8
1の径は主カソード77の径よりも大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子線転写装置に
適した高エミッタンスの電子ビームを放出することので
きる電子銃に関する。また、そのような電子銃を備える
電子線転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子線描画装置における電子銃を例にと
って従来技術を説明する。図4は、電子線描画装置の一
般的な構成を模式的に示す図である。電子銃122はカ
ソード123、ウェーネルト124及びアノード126
から構成されている。電子銃122から放出された電子
ビームは、アライメントコイル127によりビーム中心
が光軸に調節され、第1アパーチャ128で周辺のボケ
部分がカットされる。さらに、電子ビームは、縮小レン
ズ系129を経てビーム径が縮小され、対物レンズ13
1により描画面132上に集束される。なお、図示しな
い偏向電極が、第2アパーチャ130と描画面132の
間に設けられている。
【0003】上記カソード123は、例えば1,200
℃といった高温に加熱されているとともに、10〜10
0kVのマイナス電圧が印加されている。アノード126
の電位は通常0Vである。カソード123からは、アノ
ード126に向けて電子線が放出される。ウェーネルト
124は、カソード123よりもやや低い(絶対値)マ
イナス電圧が印加されており、カソード123からアノ
ード126方向に向かう電子線を光軸に寄せるような電
界を形成する。アノード126の中央部には孔が開いて
おり、カソード123から出た電子線は、アノード12
6方向に加速され、アノード126の中央孔を通過して
下方に進行する。
【0004】このような、いわゆる一筆書きの描画用の
電子線露光装置では、電子銃としては、高輝度を得るた
めにカソードの先端の電子放出面(部)がとがったもの
が用いられていた。その後、いわゆるセルプロジェクシ
ョン方式の電子線露光装置では、小面積(レチクル上で
一例5×5μm )の投影転写露光が行われるので、次第
に、高エミッタンス特性が得られるよう電子放出面が広
く平坦なもの(一例電子放出面径0.2mm)も開発され
ている。
【0005】上記カソード(主カソード)を加熱する手
段として、主カソードの裏面側に副カソードを置いて、
副カソードからの電子衝撃を主カソードの裏面に与える
方法が知られている。主カソードから出る電子線が曲げ
られるのを防止するため、副カソードは極力無誘導巻き
に巻いたフィラメントからなる。さらに、主カソードの
厚さtを、t>Qa2 /5κT(a:主カソード半径、
Q:主カソードに入る熱量密度、κ:主カソード材の熱
伝導率)と比較的厚くとって、主カソードへの入熱の不
均一性があった場合にもできるだけ電子放出面の温度分
布を均一にすることも知られている(電子イオンビーム
ハンドブック 2.2.1 (2)、p.23、 24)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、4GDRA
M等の次世代半導体デバイスの露光工程での使用が検討
されている分割転写方式の電子線転写装置では、レチク
ル上での照明ビーム寸法の一例は1mm×1mmである。こ
の電子線転写装置用として検討されている電子銃の電子
放出面径は8mmであり、レチクルにおけるビーム電流は
100μA 、エミッタンスは2mm・mradである。このよ
うな電子線転写装置用の電子銃としては、本発明者の知
見によれば、カソード周辺部からの放電電流を中央より
もやや高くした方が、レチクルを照明するビームの強度
分布をより一様にできる場合が多い。しかしながら、上
記従来の電子銃では、カソードの温度分布をコントロー
ルして一様な強度分布を持つ大ビームを得るとの提案は
なされていなかった。
【0007】また、上記ハンドブックの図2.4に記載
されている副カソードのフィラメントは2本の線を添わ
せて同心円状に巻いたものであるが、この構造では無誘
導性が不十分である。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、より一様な強度分布の大ビームを放出でき
る電子銃を提供することを目的とする。また、主カソー
ドから放出される電子線の曲がりを極力低減できる電子
銃を提供することを目的とする。さらには、そのような
電子銃を備える電子線転写装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】上
記課題を解決するため、本発明の第1態様の電子銃は、
電子放出面を有する板状の主カソードと、 この主カ
ソードの反電子放出面(裏面)側に配置された、主カソ
ードに電子衝撃を与えて加熱する副カソードと、 を具
備する電子銃であって; 上記副カソードが、2重螺旋
状に巻かれたフィラメントからなることを特徴とする。
2重螺旋形状のフィラメントは、隣り合う2本のフィラ
メント間で磁場を打ち消し合うので、無誘導性が良好で
ある。
【0010】本発明の第2態様の電子銃は、 電子放出
面を有する板状の主カソードと、この主カソードの反電
子放出面(裏面)側に配置された、主カソードに電子衝
撃を与えて加熱する副カソードと、 を具備する電子銃
であって; 上記主カソードの電子放出面の温度が、外
周部で高いことを特徴とする。カソード周辺部の温度が
高いと、温度制限領域で使っている電子銃では、カソー
ド周辺部から若干強い電子流が放出される。このことに
より、一様な温度分布のときに周辺部で強度が小さいと
いう通常の特性が改善され、レチクル上で一様な照明が
可能となる。例えば、Ta製の主カソードを1500°
kで作動させる場合、周辺部を例えば3〜15°k程度
高くする。あるいは、LaB6 製の主カソードを120
0°kで作動させる場合、周辺部を例えば2〜10°k
程度高くする。
【0011】本発明の第3態様の電子銃は、 電子放出
面を有する板状の主カソードと、この主カソードの反電
子放出面(裏面)側に配置された、主カソードに電子衝
撃を与えて加熱する副カソードと、 を具備する電子銃
であって; 上記主カソードが円板状であり、 上記副
カソードが、2重螺旋状に巻かれたフィラメントからな
り、 該フィラメントの2重螺旋の外径と主カソードの
直径との比が、副カソードか主カソードに流れる電流の
密度、又は主カソード電子放出面温度の半径方向依存性
を最適化するように選択されていることを特徴とする。
【0012】本発明の電子銃においては、上記主カソー
ドの厚さtが次式を満たすように選択されていることが
好ましい。 t<5Qa2 /κT a:主カソード半径、Q:主カソードに入る熱量密度、
κ:主カソード材の熱伝導率 主カソードの厚さを比較的薄くすることにより、電子放
出面に半径方向に温度分布を与えやすくなる。なお、主
カソードの厚さの下限値は、温度分布が極端にならない
こと等を考慮して決定できる。
【0013】本発明の電子線転写装置は、 感応基板に
転写すべきパターンを有するレチクルを電子線照明する
照明光学系と、 レチクルを通過した電子線を感応基板
上に投影結像させる投影光学系と、 を具備する電子線
転写装置であって; 照明光学系が、上記電子銃を備え
ることを特徴とする。比較的広い露光領域にわたって高
精度の転写を行うことができる高スループットの電子線
転写装置が得られる。
【0014】以下、図面を参照しつつ説明する。電子銃
の詳しい電子線転写装置全体図3は、本発明の1実施例
に係る電子線転写装置の光学系全体における結像関係を
示す図である。光学系の最上流に位置する電子銃1は、
下方に向けて電子ビームを放射する。この電子銃1は、
副カソード1b、主カソード1a、ウェーネルト1c及
びアノード1dの4つの電極を有する。
【0015】主カソード1aには、一例として−100
kVの負電圧(加速電圧)が印加される。副カソード1b
は、2重螺旋のフィラメントからなり、主カソードに電
子衝撃を与えて加熱する。この主カソード及び副カソー
ドの詳細構造例については後述する。アノード1dは、
中央に電子線の通過する孔を有し、通常、0V(グラウ
ンドレベル)である。ウェーネルト1cは、リング状に
カソード1aを囲んでおり、−100.02kVの負電圧
が印加されている。このウェーネルト1cは、カソード
1aから放出される電子線を光軸方向に寄せる作用をす
る。
【0016】この電子銃1は、主カソード下面の電子放
出面からビームを放射し、該ビームはアノード1d直下
にクロスオーバ5を作る。電子銃の下方には、2段のコ
ンデンサレンズ6、7が配置されている。上記クロスオ
ーバ5から出たビームは、コンデンサレンズ6でビーム
放出方向を拡大し、コンデンサレンズ7の内部に設けた
成形開口8を通してクロスオーバを2段で拡大し、後述
するビーム成形開口10を照射する。
【0017】成形開口8の下方には、コンデンサレンズ
9、照明ビームの外形を成形する開口10及びコンデン
サレンズ11が設けられている。ビーム外形成形開口1
0の像は、レチクル12上の一つの副視野(サブフィー
ルド、パターン小領域)に結像される。またビーム外形
成形開口10上でのクロスオーバ寸法は、コンデンサレ
ンズ7と9のズーム作用で拡大率を制御される。レチク
ルを照明するのはクロスオーバ像であるから、カソード
表面での電流密度に場所変動があってもレチクルは均一
に照明できる。また、カソードは温度制限条件で使える
ので、輝度はカソード温度で調整できる。
【0018】ビーム外形成形開口10の下方には、図示
せぬ副視野選択偏向器が配置されており、主に照明光を
図の横方向に順次走査して、レチクル上の偏向を含む光
学的視野内の全ての副視野の照明を行う。さらに、レチ
クルステージとウエハステージを走査して、光学系の視
野を越える広い領域を露光することもできる。
【0019】レチクル12の下方には、投影レンズ1
3、14、コントラスト開口15及び偏向器(図示され
ず)が設けられている。そして、レチクル12の一つの
副視野が電子ビーム照射され、レチクル12でパターン
化された電子ビームは、投影レンズ13、14によって
縮小されるとともに偏向され、ウエハ16上の所定の位
置に結像される。ウエハ16上には、適当なレジストが
塗布されており、レジストに電子ビームのドーズが与え
られてレチクル像の縮小パターンがウエハ16上に転写
される。
【0020】投影レンズ13、14間を縮小率で内分す
る位置には、コントラスト開口15が配置されている。
このコントラスト開口15は、上述のビーム成形開口8
と光学的に共役な面に設けられている。このコントラス
ト開口15は、レチクル12で散乱された非パターンビ
ームがウエハ16に到達しないよう遮断する。
【0021】図1は、本発明の1実施例に係る電子銃の
カソードを示す図である。(A)は側面断面図であり、
(B)は副カソードの底面図である。図2は、本発明の
1実施例に係る電子銃の副カソードの斜視図である。こ
のカソードは、主カソード部71と副カソード81を備
える。主カソード部71は、主カソード(本体)77、
スペーサ75等を有する。
【0022】主カソード77はTa製等の円板である。
主カソード77の周囲は、BN等の熱伝導率の低い材質
からなるスペーサ75で支持されている。カソード77
の下面とスペーサ75の下面は面一でフラットになって
いる。カソード77の下面の中央部は電子放出面79と
なっている。電子放出面79の周囲のカソード77の下
面は、Irの薄膜73でコーティングされている。Ir
は、カソード77の材料のTaよりも1.2eVも仕事関
数が大きい。このIr薄膜73でカソード電子放出面の
直径(実効直径)を決めている。
【0023】カソード77の電子放出面79の反対面
(裏面)には、ある間隔を隔てて副カソード81が対向
するように配置されている。副カソード81は、W等の
金属線からなるフィラメント83、85を有する。この
フィラメントは、元々一本の線であるが、それぞれ螺旋
形に巻かれて、中央部でつながっている。両フィラメン
ト83、85の線間の幅はいずれの部位でもほぼ等し
い。フィラメント83、85の部分は通電されて赤熱し
電子を放出する。放出された電子はカソード77の裏面
に電子衝撃を与え、カソードが加熱される。
【0024】フィラメント83、85は外周部の支持線
87、89で支持されている。支持線87、89はフィ
ラメント83、85より太くなっている。支持線87、
89にも通電されるので両線の間隔に比例した磁場が発
生する。この磁場を小さくするために、支持線87−8
9の間隔はできるだけ小さくすることが望ましい。ある
いは、図1(A)に示すように、互いに螺旋状にからん
だ“撚り線”とすることも好ましい。
【0025】副カソード81には直流電流を流し、十分
電子放出が起る温度に加熱する。カソード77よりさら
に数kV低い電圧が副カソードに印加され、この電圧を制
御することによってカソード温度を制御する。この電子
銃においては、副カソード81の直径が主カソード77
の直径より大きいため、主カソード裏面は周辺の方が大
きい電流密度の電子衝撃を受ける。したがって主カソー
ド温度は周辺の方が中央部より若干高温にすることが可
能である。図1(B)で矢印で示す方向にフィラメント
加熱電流を流した場合に発生する磁場は、図1(A)の
線91、93で示すように、フィラメント83、85の
回りのみに局在し、カソード面より上にはほとんど出て
こないので、磁場が電子銃電流に影響を与えることはほ
とんどない。
【0026】主カソードの厚さtは上式を満たす十分薄
い厚さとすれば、主カソード裏面の電子衝撃の電流密度
をある程度反映した温度分布が表面側で生じる。図1に
示すように、副カソードは主カソードより十分大きく、
主カソードの周辺部には大電流密度の電子衝撃が与えら
れるので周辺部の温度が高くなり、従来のような周辺部
で強度が低下する強度分布が改善される。
【0027】実際の電子銃に近いモデルを作製し、計算
機シミュレーションによって主カソード直径と副カソー
ド直径の比を変えたときのカソード表面の温度分布、電
子銃電流密度分布等をシミュレーションし、上記比を最
適化させることができる。さらに、電子銃構造もシミュ
レーションに取り入れ、クロスオーバからの放出電流の
角度依存性が平坦になるようなカソード電流密度分布を
求めるとさらに良い結果が得られる。
【0028】なお、カソードの各数値の具体例は以下の
とおりである。 主カソード:厚さt=3mm、径D2 =10mm、電子放出
面径D1 =8mm、熱伝導率κ=60W/mK 、駆動温
度T=1500°k、熱量密度Q=180W/(5×1
-32 m、副カソード:径D3 =12mm、
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、より一様な強度分布の大ビームを放出できる
電子銃を提供できる。また、主カソードから放出される
電子線の曲がりを極力低減できる電子銃を提供できる。
さらには、そのような電子銃を備える単位露光領域の広
い高スループットの電子線転写装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る電子銃のカソードを示
す図である。(A)は側面断面図であり、(B)は副カ
ソードの底面図である。
【図2】本発明の1実施例に係るカソードの副カソード
の斜視図である。
【図3】本発明の1実施例に係る電子ビーム転写装置の
光学系全体における結像関係を示す図である。
【図4】電子線描画装置の一般的な構成を模式的に示す
図である。
【符号の説明】
1 電子銃 1a 主カソード 1b 副カソード 1c ウェーネルト 1d アノード 5 クロスオーバ 6,7 コンデンサレンズ 8 成形開口 9 コンデンサレンズ 10 照明ビーム外形
成形開口 11 コンデンサレンズ 12 レチクル 13,14 投影レンズ 15 コントラスト
開口 16 ウエハ 71 主カソード部 73 Ir薄膜 75 スペーサ 77 主カソード
本体 79 電子放出面 81 副カソード 83,85 フィラメント 87,89 支持

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子放出面を有する板状の主カソード
    と、 この主カソードの反電子放出面(裏面)側に配置され
    た、主カソードに電子衝撃を与えて加熱する副カソード
    と、 を具備する電子銃であって;上記副カソードが、2重螺
    旋状に巻かれたフィラメントからなることを特徴とする
    電子銃。
  2. 【請求項2】 電子放出面を有する板状の主カソード
    と、 この主カソードの反電子放出面(裏面)側に配置され
    た、主カソードに電子衝撃を与えて加熱する副カソード
    と、 を具備する電子銃であって;上記主カソードの電子放出
    面の温度が、外周部で高いことを特徴とする電子銃。
  3. 【請求項3】 上記副カソードが、上記主カソードの外
    周よりも外側に広がるように設けられていることを特徴
    とする請求項1又は2記載の電子銃。
  4. 【請求項4】 電子放出面を有する板状の主カソード
    と、 この主カソードの反電子放出面(裏面)側に配置され
    た、主カソードに電子衝撃を与えて加熱する副カソード
    と、 を具備する電子銃であって;上記主カソードが円板状で
    あり、 上記副カソードが、2重螺旋状に巻かれたフィラメント
    からなり、 該フィラメントの2重螺旋の外径と主カソードの直径と
    の比が、副カソードか主カソードに流れる電流の密度、
    又は主カソード電子放出面温度の半径方向依存性を最適
    化するように選択されていることを特徴とする電子銃。
  5. 【請求項5】 上記主カソードの厚さtが次式を満たす
    ように選択されていることを特徴とする請求項1〜4い
    ずれか1項記載の電子銃。 t<5Qa2 /κT a:主カソード半径、Q:主カソードに入る熱量密度、
    κ:主カソード材の熱伝導率
  6. 【請求項6】 感応基板に転写すべきパターンを有する
    レチクルを電子線照明する照明光学系と、 レチクルを通過した電子線を感応基板上に投影結像させ
    る投影光学系と、 を具備する電子線転写装置であって;照明光学系が、請
    求項1〜5いずれか1項記載の電子銃を備えることを特
    徴とする電子線転写装置。
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