JP2000226071A - 嵌合容器 - Google Patents

嵌合容器

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JP2000226071A
JP2000226071A JP11023909A JP2390999A JP2000226071A JP 2000226071 A JP2000226071 A JP 2000226071A JP 11023909 A JP11023909 A JP 11023909A JP 2390999 A JP2390999 A JP 2390999A JP 2000226071 A JP2000226071 A JP 2000226071A
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JP
Japan
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lid
container
sealing layer
heat sealing
fitted
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Pending
Application number
JP11023909A
Other languages
English (en)
Inventor
Yokichi Taniguchi
洋吉 谷口
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TOYO ECHO KK
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TOYO ECHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋の表裏における印刷の見当合せをなくし、
蓋の透明性を維持しながら、嵌合容器を形成する樹脂選
択の自由度を大きくし、コスト削減に役立てようとする
ことである。 【解決手段】 蓋10の周縁部13に設けた凹条14
と、容器本体20のフランジ23に設けた凸条24を嵌
め合せて密閉する嵌合容器において、容器本体20を形
成する合成樹脂基材の内面全面に、ドライラミネーショ
ン又は共押し出しによって熱封緘層25を形成し、前記
凹条14の底面と凸条24の頂面をヒートシールしたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、嵌合容器、特にヒート
シールによって封緘した嵌合容器に関する。
【0002】
【従来の技術】嵌合容器の密封性を高めるため、蓋の嵌
合部に熱封緘層を設けて、ヒートシールするようにして
いる。図6に蓋の一例を示す。図示のように、蓋1は合
成樹脂基材2から成り、その周辺部全周に凹条3が設け
られている。この凹条3に図示しない容器本体のフラン
ジに設けられた凸条が嵌め合される。そして前記基材2
の表面には、印刷層4が設けられ、凹条3の内面には熱
封緘層5が設けられている。
【0003】
【発明の課題】前記熱封緘層5は、グラビア印刷等の手
段による所謂パターン印刷によって凹条3の内面のみに
部分的に設けられている。従って蓋1の基材2の両面
に、印刷層4と熱封緘層5を印刷技術によって設ける必
要が生じることになる。これは、基材2の表裏の見当合
わせ(位置合せ)等、高度の技術が必要となってコスト
を上昇させる原因になっている。さらに、印刷層4は、
速乾性のあるインキによってごく薄い被膜を形成するだ
けであるため、蓋1の合成樹脂基材2を浸蝕するなどの
心配はないが、熱封緘層5は、有機溶剤に溶かした熱可
塑性樹脂を印刷層4の数倍の厚さに塗布するため、多量
の溶剤の乾燥までに時間がかかり、溶剤によって合成樹
脂基材2が浸蝕される恐れがある。そのため、基材2に
耐溶剤性のある限られた合成樹脂を選択して用いる必要
があり、これもコストを高める原因となる。
【0004】一方、パターン印刷をやめ、予め基材2の
全面に熱封緘層5を設けておくと、見当合わせの必要は
なくコスト削減には役立つが、蓋1に要求されるもう一
つの性能である透明性(内容物が目視できること)が失
われることがある。その理由は、蓋1の基材2をコイル
に巻き取ったときの耐ブロッキング性を高めるため、熱
封緘層5を形成する樹脂中に2酸化チタン等の耐ブロッ
キング剤を混入しており、これによって樹脂の透明性が
失われるからである。
【0005】そこで、この発明の課題は、表面の見当合
せ等を必要とせず、蓋の透明性を維持しながら容器を形
成する樹脂選択の自由度を大きくし、コスト削減に役立
てようとすることである。
【0006】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するために、この
発明は、蓋の外周部と容器本体の開口部外周部を互に嵌
め合せて密閉する嵌合容器において、容器本体を形成す
る合成樹脂基材の内面全面に熱封緘層を設けた構成を採
用したのである。
【0007】前記熱封緘層と基材との間に、耐内容物性
を有する中間樹脂層を介在させておくことができる。ま
た、前記熱封緘層をドライラミネーション又は共押し出
しによって形成するのが好ましい。
【0008】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1乃至図
5に基づいて説明する。図1に示すように、この発明の
嵌合容器は、蓋10と容器本体20より成り、蓋10
は、頂壁11の周縁部13全周に、凹条14を設けたも
のであって、頂壁11には落し蓋形式の凹所12が設け
られている。蓋10の材料は、合成樹脂の単体又は複合
体より成り、後述する熱封緘層と接着性を有し、透明性
のある材料が好ましい。
【0009】前記容器本体20は、底壁21と、その周
縁から立ち上る周壁22と、周壁22の上端外周に設け
られたフランジ23と、その上面全周に形成された凸条
24より成り、周壁22の上部には、蓋10の凹条14
を受ける段部22aが設けられている。そして、容器本
体20の凸条24は、蓋10の凹条14に対応し、凸条
24を凹条14に嵌め合せることによって、蓋10と容
器本体20の材料の弾性で、凹条14内に凸条24が嵌
め合された状態を維持し、蓋10で容器本体20の開口
部を密閉できるようになっている。なお、凹条14と凸
条24は、その横断面が上方に拡がるテーパ状になって
いる。
【0010】前記容器本体20に液体又は液体を含む内
容物を収納する場合、凹条14と凸条24の密着性が良
好であったとしても、運搬等の取り扱い時に、蓋10又
は容器本体20を形成する弾性材料が衝撃により変形し
て内容物が遺漏するのを防止したり、或は内容物の長期
保存をはかるために充填した窒素ガスが遺漏するのを防
止するため、凹条14の底面と凸条24の頂面を接着で
きるようにしてある。そのため、図2に示すように、容
器本体20を形成するシート20aには、基材26の一
面全面に熱封緘層25が形成されている。基材26が耐
内容物性に劣る場合には、熱封緘層25と基材26との
間に、耐酸性、或は耐アルカリ性、さらにはバリヤ性の
ある材料から成る中間層27を介在させる。
【0011】前記熱封緘層25としては、エチレン酢酸
ビニル共重合体樹脂、ポリエチレンとポリプロピレンの
ブレンド樹脂、ポリエステル系樹脂などの熱可塑性樹脂
が用いられ、易剥離性を有することが望ましく、厚みは
3〜20μm程度である。20μmを超えるとコスト高
になるほか、易剥離性が無くなるおそれがあり、3μm
未満では接着性に劣る。
【0012】前記基材26としては、真空成形や圧空成
形、或は両者の併用成形が適用できる熱可塑性合成樹脂
であればいずれでもよいが、例えばポリスチレン、ポリ
エステル、ポリプロピレン、塩化ビニル等がある。厚み
は250μm〜500μm程度である。また、中間層2
7としては、ポリプロピレンやポリエステルなどの耐内
容物性、バリヤ性のある合成樹脂が用いられる。厚みは
15μm〜30μm程度である。15μm未満では性能
面で問題があり、30μmを超えるとコスト的に高くつ
く。
【0013】前記熱封緘層25と基材26との積層方法
は、ウエットコーティング、ドライラミネーション、共
押し出しのいずれでもよいが、溶剤による基材26への
悪影響を考慮すると、ドライラミネーション又は共押し
出しが好ましい。また、中間層27を介在させる場合に
は、ドライラミネーションと共押し出しを併用してもよ
い。例えば熱封緘層25と中間層27から成る複合フィ
ルムを共押し出しで形成し、この複合フィルムを基材2
6にドライラミネーションで積層する方法がある。
【0014】前記蓋10の凹条14と容器本体20の凸
条24を図3のように嵌め合せると、凹条14の平坦な
底面と凸条24の平坦な頂面がぴったりと密着するよう
になっており、この部分を加圧加熱してヒートシールす
る。このとき、底面と頂面以外の側面をヒートシールし
ないように、加熱加圧条件を制御しなければならない。
勿論易剥離性にも留意してヒートシール条件を制御す
る。
【0015】上記嵌合容器は、図1及び図3のような内
外両嵌合のものばかりでなく、図4に示すように、蓋1
0の周縁部13から垂下するスカート部18を、容器本
体20のフランジ23の外周に設けたスカート部28の
外面に嵌め合せた外嵌合容器や、図5に示すように、蓋
10の周縁部13から立ち上るリム19を、容器本体2
0のフランジ23から立ち上るリム29の内面に嵌め合
せた内嵌合容器でもよい。これらの場合は、いずれも周
縁部13の下面とフランジ23の上面がヒートシールさ
れる。これら嵌合容器の形状は任意である。平面形状が
多角形、円形、楕円形などいずれでもよい。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、ヒー
トシールによって密封される嵌合容器本体の内面全面に
熱封緘層を設けたので、印刷によって蓋の一部に熱封緘
層を設ける必要がなくなり、見当合せのような高度の技
術を要しないので、コストの削減をはかることができ、
さらに蓋に要求される防曇性も阻害しないので、基材樹
脂の選択も自由となり、よりコストの低い樹脂を使用す
ることができる。
【0017】また、容器本体にドライラミネーション又
は共押し出しで熱封緘層を形成することによって、溶剤
による基材樹脂への悪影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の嵌合容器の一例を示す縦断面図
【図2】容器本体を形成するシートの積層構造を示す断
面図
【図3】嵌合部の部分拡大縦断面図
【図4】嵌合容器の他の例を示す縦断面図
【図5】嵌合容器のさらに他の例を示す縦断面図
【図6】従来の嵌合容器の蓋を示す縦断面図
【符号の説明】
1 蓋 2 基材 3 凹条 4 印刷層 5 熱封緘層 10 蓋 11 頂壁 12 凹所 13 周縁部 14 凹条 18 スカート部 19 リム 20 容器本体 20a シート 21 底壁 22 側壁 22a 段部 23 フランジ 24 凸条 25 熱封緘層 26 基材 27 中間層 28 スカート部 29 リム
フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA03 AA11 BB14A BB15A BB16A BB25A BC07A CA11 CA16 CA24 EA06 EA14 EA18 EB17 EC25 GD06 3E084 AA24 AA37 BA02 CC03 DB13 DC03 FC03 FD13 GA08 GB08 GB12 HA03 HB08 HC08 HD01 HD03 HD04 KA12 KA15 4F100 AK01A AK01C AK04B AK07A AK07B AK12A AK41A AK41B AK68B AL05B AR00B AT00A BA02 BA03 BA10A BA10B BA13 CB00 DA01 EH20 GB16 JL02 JL12B JN01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋の外周部と容器本体の開口部外周部を
    互に嵌め合せて密閉する嵌合容器において、容器本体を
    形成する合成樹脂基材の内面全面に熱封緘層を設けたこ
    とを特徴とする嵌合容器。
  2. 【請求項2】 前記熱封緘層と基材との間に、耐内容物
    性のある中間樹脂層を設けた請求項1に記載の嵌合容
    器。
  3. 【請求項3】 前記熱封緘層がドライラミネーション又
    は共押し出しによって積層された請求項1又は2に記載
    の嵌合容器。
JP11023909A 1999-02-01 1999-02-01 嵌合容器 Pending JP2000226071A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013209154A (ja) * 2012-03-02 2013-10-10 Toyo Aluminum Ekco Products Kk 嵌合容器の蓋
JP2015131668A (ja) * 2014-01-15 2015-07-23 ライオン株式会社 容器
KR101841764B1 (ko) * 2009-09-21 2018-03-23 이데미쓰 유니테크 가부시키가이샤 포장 용기, 그 제조 방법 및 제조 장치
JP2018115002A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 中央化学株式会社 蓋付き包装用容器

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