JP2000165730A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2000165730A
JP2000165730A JP10338032A JP33803298A JP2000165730A JP 2000165730 A JP2000165730 A JP 2000165730A JP 10338032 A JP10338032 A JP 10338032A JP 33803298 A JP33803298 A JP 33803298A JP 2000165730 A JP2000165730 A JP 2000165730A
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electronic camera
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JP10338032A
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Akira Inoue
晃 井上
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多画素タイプの撮像素子により画像信号を取得
し画像として表示する画像表示装置を備えた電子カメラ
において、撮影動作時の確認用動画像と静止画像の表示
を最適に行ない操作性に優れた多機能な電子カメラを提
供する。 【解決手段】被写体像を結像させる撮影光学系81を有
してなる撮影レンズユニット15と、撮影光学系により
結像される被写体像を光電変換する第1の撮像素子28
を有し、これによって光電変換された画像信号を出力す
る静止画像用の第1の撮像手段30と、撮影光学系によ
り結像される被写体像を光電変換する撮像素子であっ
て、第1の撮像素子よりも少ない画素数からなる第2の
撮像素子46を有し、これによって光電変換された画像
信号を出力する動画像用の第2の撮像手段55と、第1
の撮像手段若しくは第2の撮像手段の出力信号に基づい
て生成される画像を表示する画像表示手段53とを具備
してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子カメラ、詳
しくは撮影光学系により結像される被写体像を光電変換
する撮像素子を利用して電気的な画像信号を記録し得る
と共に、撮像素子により取得される画像信号に基づく画
像を表示する画像表示装置を有する電子カメラに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影レンズ等の撮影光学系に
よって結像される被写体像をCCD(Charge Coupled
Device;電荷結合素子)等からなる撮像素子を利用し
て電気信号に光電変換し、これにより得られた画像信号
を記録媒体等に記録し得るように構成された電子スチル
カメラ等(以下、単に電子カメラという)が広く普及し
ている。
【0003】このような従来の電子カメラにおいては、
画像信号を画像として表示するための、例えば液晶ディ
スプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)等か
らなる画像表示装置等を備えているのが普通である。こ
の画像表示装置は、例えば記録媒体等に記録されている
画像信号を読み出して再生表示したり、撮影時に撮像素
子により取得された画像信号を受けて表示させ記録され
るべき画像信号の確認を行ない得るようにしたり、また
撮影時に撮像素子により生成される画像信号を順次受け
とって連続的に表示させることで動画像として表示させ
るいわゆる電子ビューファインダーとして利用されてい
る。
【0004】また、主に静止画像を取得するように構成
された電子スチルカメラでは、撮像素子によって得られ
る画像信号から生成される静止画像について、近年、特
に高画質化に対する要求が強く所望されている。このこ
とから、従来の電子スチルカメラにおいては、より多く
の画素数を有する多画素タイプの撮像素子が用いられる
傾向にある。
【0005】一般的に電子カメラにおいては、撮像素子
によって取得される画像信号に基づいて生成される画像
の品質(いわゆる画質)は、適用される撮像素子の画素
数に依存しており、画素数に比例して高画質な画像を得
ることができるようになっている。したがって、より高
画質な画像を表わす画像信号を取得するためには、多画
素タイプの撮像素子を用いるのが望ましい。
【0006】その反面、多画素タイプの撮像素子によっ
て得られる画像信号を構成する画像ファイルは、そのフ
ァイルサイズが大きいものとなるので、これに起因して
画像表示装置等に画像を表示する際の表示速度や画像フ
ァイルを読み出す(ロードする)際の読出速度、また記
録媒体への記録速度等が遅くなってしまうことになる。
【0007】即ち、従来の電子カメラでは、例えばシャ
ッタレリーズ操作を行なうと、露光動作が開始される
が、このとき得られる画像信号に対しては、所定の信号
処理が施されて画像表示装置に出力され、ここで画像と
して表示される。またこれと同時に、同画像信号は所定
の処理を経て記録媒体へと記録されるようになってい
る。この場合において画像ファイルサイズが大きいと、
画像表示動作や記録動作等に要する時間が長くなってし
まう。この処理の実行中は、他の操作等を行なうことが
できず、したがって、すぐに次のシャッタレリーズ操
作、即ち撮影動作に移行することができない状態とな
る。
【0008】このようにシャッターレリーズ操作後、次
のシャッターレリーズ操作が可能となるまでの間にいわ
ゆるタイムラグが生じると、撮影のリズムを崩してしま
ったり、いわゆるシャッタチャンスを逃してしまう等と
いった問題が生じる。
【0009】一方、従来の電子カメラに具備される一般
的な画像表示装置は、電子カメラの撮像素子により得ら
れる静止画像を表わす画像信号を順次受け取り、これを
所定のレート(例えば30画像毎秒;fps)で連続的
に表示することによって動画像として表示するようにし
ているのが普通である。また、記録媒体等に対して既に
記録済みの画像信号を読み出して、これに基づいて生成
される静止画像を再生表示することができるようにもな
っているものが一般的に実用化されている。
【0010】つまり、従来の電子カメラにおける画像表
示装置は、上述したように撮影時の構図や画像の状態等
を確認するための電子ビューファインダーの役目をして
いると共に、記録済みの画像を表示させる画像再生装置
としての役目を兼ね備えているものである。
【0011】このような画像表示装置を用いて画像を表
示させる場合には、一般的に次のような信号処理がなさ
れる。即ち、画像表示装置を制御する表示回路等は、電
子カメラに内蔵されたバッファメモリ等や記録媒体等に
格納されている画像信号(画像ファイル)を読み出し
て、これに対して表示を行なうのに最適な形態となるよ
うに所定の処理を施した後、画像表示装置に出力する。
これを受けて画像表示装置は、その表示部に画像を表示
させる。
【0012】この場合において、多画素タイプの撮像素
子を適用した電子カメラでは、上述したように一画像当
たりの画像ファイルサイズが大きくなることから、表示
回路による画像信号の読出速度や処理速度が遅くなって
しまうことになる。これに起因して、画像表示装置の表
示部への表示速度等も遅くなってしまうことになる。
【0013】このように一画像の表示速度が遅くなる
と、例えば次のような問題が生じる。即ち、撮影動作時
においては、撮像素子により得られた画像信号を動画像
として表示するための所定の表示速度を確保することが
できないことから、スムーズな動画像を表示することが
できないという問題点がある。
【0014】また、再生表示を行なう際には、画像の表
示速度が遅くなると所望の画像を表示させるまでに時間
がかかってしまうので、電子カメラ自体の使用感を損ね
てしまうことになる。さらに、画像表示装置には、主に
LCD等が利用されていることから再生表示速度が遅い
と、LCDを駆動させる時間が長くなり、これに伴なっ
て無駄な電力が消費されてしまうことにもなる。
【0015】なお、一画像のファイルサイズが大きくな
り、表示回路による画像信号の読出速度や処理速度等が
遅くなってしまう場合には、撮影動作時における動画像
を所定の速度で表示させるために、従来においては、例
えば表示回路が表示に適した画像信号を生成するための
画像処理時に、いわゆる間引き処理等を施した画像を生
成するようにし、これによって画像ファイルの縮小化を
行なう等の手段も考えられている。
【0016】しかし、このような間引き処理を行なった
場合には、画像表示装置に表示される表示画像の画質の
劣化は避けられないので、撮影動作時に画像表示装置の
表示部に表示される画像を利用して構図等の確認を行な
うことはできるが、例えば露出状態や焦点調整状態等を
確認するといった用途には利用できないことになる。
【0017】また、本出願人は先に特願平9−2905
48号や特願平9−281074号等によって、電子カ
メラの画像表示装置において、特に撮影動作時の画像表
示速度を改善すると共に、表示画像の画質劣化等を防止
する手段についての提案を行なっている。
【0018】さらに、表示画像のための間引き処理等の
種々の信号処理によって生じる画質の劣化を改善するた
めの技術手段としては、特開平10−108130号公
報等によって、従来より種々の提案がなされている。
【0019】このように従来より一般的に普及し実用化
がなされている電子カメラにおいては、一般的に少ない
画素数の撮像素子が利用されていることから、撮像素子
によって得られる画像信号のファイルサイズは小さく、
これに基づいて生成される画像信号を受けて動画像とし
て画像表示装置の表示部に表示させることは、支障なく
行なうことができ、常にスムーズな動画像を表示させる
ことが充分に可能であった。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年におい
て強く要望されている多画素タイプの撮像素子を利用し
た電子カメラにおいては、一画像の画像ファイルのサイ
ズが大きくなることに起因して、画像信号の読出速度や
処理速度等が遅くなり画像表示装置による画像を表示の
際には、上述したような様々な問題が発生しており、そ
の根本的な対策が望まれている。
【0021】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、多画素タイプの
撮像素子を利用して画像信号を取得すると共に、取得し
た画像信号を画像として表示し得る画像表示装置を備え
た電子カメラにおいて、撮影動作時において画像表示装
置に表示させる確認用の動画像や静止画像等の表示を最
適にかつスムースに行なうことができると共に、より操
作性に優れた多機能な電子カメラを提供することにあ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による電子カメラは、被写体像を結像さ
せる撮影光学系を有してなる撮影レンズユニットと、上
記撮影光学系により結像される被写体像を受けて電気的
な画像信号に光電変換する第1の撮像素子を有し、この
第1の撮像素子によって光電変換された画像信号を出力
する静止画像用の第1の撮像手段と、上記撮影光学系に
より結像される被写体像を受けて電気的な画像信号を光
電変換する撮像素子であって、上記第1の撮像素子より
も少ない画素数からなる第2の撮像素子を有し、この第
2の撮像素子によって光電変換された画像信号を出力す
る動画像用の第2の撮像手段と、上記第1の撮像手段若
しくは上記第2の撮像手段の出力信号に基づいて生成さ
れる画像を表示する画像表示手段とを具備したことを特
徴とする。
【0023】したがって、第1の発明による電子カメラ
は、撮影レンズユニットに設けられた撮影光学系により
結像される被写体像を受けて、これを第1の撮像素子が
電気的な画像信号に光電変換し、この第1の撮像素子に
よって光電変換された画像信号を静止画像用の第1の撮
像手段が出力する。また、上記撮影光学系により結像さ
れる被写体像を受けて、これを上記第1の撮像素子より
も少ない画素数からなる第2の撮像素子が電気的な画像
信号を光電変換し、この第2の撮像素子によって光電変
換された画像信号は、動画像用の第2の撮像手段により
出力される。そして、上記第1の撮像手段若しくは上記
第2の撮像手段の出力信号に基づいて生成される画像を
画像表示手段が表示する。
【0024】また、第2の発明は、上記第1の発明によ
る電子カメラにおいて、上記撮影レンズユニットを透過
した被写体光束を反射又は通過させることにより、上記
第1の撮像手段若しくは上記第2の撮像手段のいずれか
一方へと導く光路変更手段を、さらに具備したことを特
徴とする。
【0025】したがって、第2の発明は、上記第1の発
明による電子カメラにおいて、光路変更手段が、上記撮
影レンズユニットを透過した被写体光束を反射又は通過
させることにより、上記第1の撮像手段若しくは上記第
2の撮像手段のいずれか一方へと導く。
【0026】そして、第3の発明は、上記第1の発明に
よる電子カメラにおいて、上記撮影レンズユニットを透
過した被写体光束を二つの光束に分割し、一方の光束を
上記第1の撮像手段へと導くと共に、他方の光束を第2
の撮像手段へと導く光束分割手段を、さらに具備したこ
とを特徴とする。
【0027】したがって、第3の発明は、上記第1の発
明による電子カメラにおいて、光束分割手段が、上記撮
影レンズユニットを透過した被写体光束を二つの光束に
分割し、一方の光束を上記第1の撮像手段へと導くと共
に、他方の光束を第2の撮像手段へと導く。
【0028】第4の発明は、上記第2又は第3の発明に
よる電子カメラにおいて、上記第2の撮像手段は、自己
に導かれた光束から上記第2の撮像素子の受光面に被写
体像を結像させる縮小光学系を備えてなるものであるこ
とを特徴とする。
【0029】したがって、第4の発明は、上記第2又は
第3の発明による電子カメラにおいて、上記第2の撮像
手段に具備された縮小光学系が、上記第2の撮像手段に
導かれた光束から上記第2の撮像素子の受光面に被写体
像を結像させる。
【0030】第5の発明は、上記第2又は第3、第4の
発明による電子カメラにおいて、上記撮影レンズユニッ
トを透過した被写体光束から被写体像を結像させ、この
被写体像を光学的に視認し得るように構成された光学フ
ァインダーユニットと、被写体光束の光路上に配置さ
れ、上記光路変更手段又は上記光束分割手段によって上
記第2の撮像手段の側に導かれる被写体光束を、この第
2の撮像手段と上記光学ファインダーユニットのいずれ
か一方に選択的に導くファインダー光路変更手段とをさ
らに具備したことを特徴とするしたがって、第5の発明
は、上記第2又は第3、第4の発明による電子カメラに
おいて、光学ファインダーユニットが、上記撮影レンズ
ユニットを透過した被写体光束から被写体像を結像さ
せ、この被写体像を光学的に視認し得るようにし、ファ
インダー光路変更手段が、被写体光束の光路上に配置さ
れ、上記光路変更手段又は上記光束分割手段によって上
記第2の撮像手段の側に導かれる被写体光束を、この第
2の撮像手段と上記光学ファインダーユニットのいずれ
か一方に選択的に導く。
【0031】第6の発明は、上記第1又は第2、第3、
第4、第5の発明による電子カメラにおいて、上記第1
の撮像手段によって出力される画像信号と上記第2の撮
像手段によって出力される画像信号とを受けて両者を合
成した合成画像を表わす合成画像信号を生成すると共
に、上記第1の撮像手段によって出力される画像信号若
しくは上記第2の撮像手段によって出力される画像信号
又は上記合成画像信号のいずれか一つを選択し、選択さ
れた画像信号を上記画像表示手段に出力する表示制御手
段を、さらに備えて構成されていることを特徴とする。
【0032】したがって、第6の発明は、上記第1又は
第2、第3、第4、第5の発明による電子カメラにおい
て、表示制御手段が、上記第1の撮像手段によって出力
される画像信号と上記第2の撮像手段によって出力され
る画像信号とを受けて両者を合成した合成画像を表わす
合成画像信号を生成すると共に、上記第1の撮像手段に
よって出力される画像信号若しくは上記第2の撮像手段
によって出力される画像信号又は上記合成画像信号のい
ずれか一つを選択し、選択された画像信号を上記画像表
示手段に出力する。
【0033】第7の発明は、上記第6の発明による電子
カメラにおいて、上記画像表示手段に表示する画像の表
示形態を指示する指示手段を、さらに備え、上記表示制
御手段は、上記画像表示手段に表示中の動画像を静止画
像に切り換えて所定の時間だけ上記画像表示手段に表示
させる第1の表示モードと、上記画像表示手段に表示中
の動画像を上記合成画像に切り換えて所定の時間だけ上
記画像表示手段に表示させる第2の表示モードと、上記
画像表示手段に表示中の動画像に重畳させて露光動作が
実行された旨を表わす所定の識別表示を表示させる第3
の表示モードとの少なくとも三つの表示モードを含む複
数の表示形態で画像を表示し得るように上記画像表示手
段を制御すると共に、上記複数の表示形態のうち上記指
示手段によって指示された表示形態による表示を撮影動
作に連動させて行なわせるように上記画像表示手段を制
御することを特徴とする。
【0034】したがって、第7の発明は、上記第6の発
明による電子カメラにおいて、指示手段が、上記画像表
示手段に表示する画像の表示形態を指示し、上記表示制
御手段が、上記画像表示手段に表示中の動画像を静止画
像に切り換えて所定の時間だけ上記画像表示手段に表示
させる第1の表示モードと、上記画像表示手段に表示中
の動画像を上記合成画像に切り換えて所定の時間だけ上
記画像表示手段に表示させる第2の表示モードと、上記
画像表示手段に表示中の動画像に重畳させて露光動作が
実行された旨を表わす所定の識別表示を表示させる第3
の表示モードとの少なくとも三つの表示モードを含む複
数の表示形態で画像を表示し得るように上記画像表示手
段を制御すると共に、上記複数の表示形態のうち上記指
示手段によって指示された表示形態による表示を撮影動
作に連動させて行なわせるように上記画像表示手段を制
御する。
【0035】第8の発明は、上記第1の発明による電子
カメラにおいて、上記第1の撮像素子は、電荷結合素子
(CCD)によって構成されており、上記第2の撮像素
子は、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)によって構
成されていることを特徴とする。
【0036】したがって、第8の発明は、上記第1の発
明による電子カメラにおいて、上記第1の撮像素子であ
る電荷結合素子(CCD)は、静止画像を表わす画像信
号を生成し、上記第2の撮像素子である相補型金属酸化
膜半導体(CMOS)は動画像を表わす画像信号を生成
する。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1・図2は、本発明の一実施形態
の電子カメラを示すブロック構成図であって、図1は前
半部を、図2は後半部を示している。また、図3は本電
子カメラにおける光学系と撮像系等を構成するブロック
のみを部分的に取り出して示すブロック構成図である。
なお、図3には、本電子カメラの撮影光学系を透過した
被写体光束の光路をあわせて示している。また、図4は
本電子カメラを構成する主要部材(光学系及び撮像系
等)を透視して示す斜視図である。また、図5・図6・
図7では、本電子カメラの画像表示手段の表示部におけ
る画像の表示形態の例を、それぞれ示している。
【0038】本実施形態の電子カメラ1の内部構成を図
1〜図4によって、以下に説明する。本電子カメラ1
は、所望の被写体像を光学的な手段(光学系)で結像さ
せ、これにより結像された被写体像を電気的な信号に光
電変換する撮像系を構成するブロックと、被写体光束に
基づいて焦点検出動作や測光動作を行なってAF処理・
AE処理等を行なうAF系・AE系を構成するブロック
と、光学系及び撮像系により得られた画像信号に対して
所定の処理を施して、記録処理・再生処理等を行なう信
号処理系を構成するブロックと、電源に関する構成部材
等からなる電源系のブロック等によって構成されてお
り、本電子カメラ1を構成する全ての電気回路は、制御
手段である制御回路61によって制御されるようになっ
ている。
【0039】本電子カメラ1における光学系及び撮像
系、AF系・AE系等からなる前半部のブロックは、以
下のように構成される。即ち、被写体からの光束(以
下、被写体光束という)を集光し被写体像を結像させ得
る光学系である撮影光学系81(図3参照)や、この撮
影光学系81を構成する各部材を駆動する各種の駆動部
及び駆動手段等からなる撮影レンズユニット15と、撮
影光学系81により結像される被写体像を光電変換し主
に静止画像を表わす画像信号を取得する第1の撮像手段
30と、同様に被写体像を光電変換し主に動画像を表わ
す画像信号を取得する第2の撮像手段55と、撮影光学
系81により結像される被写体像の焦点位置を検出し合
焦動作等を行なうAF系を構成するAFユニット54
と、撮影光学系81を透過した被写体光束に基づいて所
望の被写体について測光動作を行なうAE系を構成する
AEユニット23と、所望の被写体像を光学的に観察す
るために、例えばルーペレンズ84・接眼レンズ85
(図4参照)等からなる観察光学系により構成される光
学ファインダーユニット73と、撮影光学系81を透過
した被写体光束を第1の撮像手段30又は第2の撮像手
段55のいずれか一方に選択的に導く光路変更手段であ
る第1ミラー16と、この第1ミラー16により第2の
撮像手段55の側へと導かれた被写体光束の光路を変更
する第2ミラー17と、被写体光束の一部をAFユニッ
ト54へと導く第3ミラー18と、被写体光束を第2の
撮像手段55又はAEユニット23及び光学ファインダ
ーユニット73のいずれか一方に選択的に導くファイン
ダー光路変更手段である第4ミラー19と、第2ミラー
17及び第3ミラー18の間にあって被写体光束の光路
上に固設され、被写体像を拡大するレンズ等からなる拡
大リレー光学系71等の各構成部材が、本電子カメラ1
の内部においてそれぞれ所定の位置に配置されている。
【0040】なお、図1・図2・図3には図示されてい
ないが、図4に示す第5ミラー72は、被写体光束を光
学ファインダーユニット73の側に最終的に導くための
全反射ミラーにより形成されているものである。
【0041】撮影レンズユニット15は、撮影光学系8
1を構成する各種の光学レンズ、即ち変倍光学系である
ズームレンズ群12や合焦光学系(AF光学系)である
AFレンズ群14等と、撮影光学系81により集光され
る被写体光束の光量を制限する光量制限手段である絞り
部13と、ズームレンズ群12を駆動するズームモータ
24と、AFレンズ群14を駆動するAFモータ26
と、絞り部13を駆動する絞りアクチュエータ25等に
よって構成されている。
【0042】なお、ズームモータ24・絞りアクチュエ
ータ25・AFモータ26は、制御回路61からの指令
を受けて制御される駆動手段である駆動回路62によっ
て制御されるようになっている。
【0043】第1ミラー16は、通常の状態では、撮影
光学系81の光軸Oに対して角度略45度の傾斜を有
し、被写体光束の光路上において、その反射面が撮影レ
ンズユニット15の側に向けて配置された全反射ミラー
により形成されたいわゆるクイックリターンミラーが採
用されている。つまり、この第1ミラー16は、一端部
が本電子カメラ1の内部の固定部材(図示せず)に回動
自在に軸支されており、制御回路61によって制御され
る駆動回路62を介して第1ミラーアクチュエータ63
により駆動制御されるようになっている。
【0044】したがって第1ミラー16は、通常の状態
では被写体光束の光路上にあって、その反射面に照射さ
れた被写体光束を全反射させて、その光路を角度略90
度折り曲げて第2の撮像手段55の側(第2ミラー1
7)へと導き、同光束の光路を変更させる一方、第1ミ
ラーアクチュエータ63により駆動制御されて回動し、
被写体光束の光路上から退避することで同光束を第1の
撮像手段30へと導くようにした光路変更手段の役目を
している。
【0045】第2ミラー17は、第1ミラー16によっ
て角度略90度折り曲げられた被写体光束の光路上に配
置され、同光束の光軸Oに対して角度略45度の傾斜を
有するように固設された全反射ミラーにより構成されて
いる。
【0046】第3ミラー18は、第2ミラー17によっ
てさらに角度略90度折り曲げられた被写体光束の光路
上に配置され、同光束の光軸Oに対して角度略45度の
傾斜を有するように固設された、いわゆるハーフミラー
等により構成されている。したがって、この第3ミラー
18は、被写体光束の一部を反射させることで同光束の
光路を角度90度折り曲げてAFユニット54側へと導
くと同時に、他の一部を透過させてAEユニット23及
び光学ファインダーユニット73側へと導くように構成
されている。
【0047】第4ミラー19は、第3ミラー18を透過
した被写体光束の光路上において、図3に示す矢印Y1
方向に移動自在に配置され、被写体光束の光軸Oに対し
て角度略45度の傾斜を有するように設けられた全反射
ミラーによって構成されている。そして、その移動は、
制御回路61によって制御される駆動回路62を介して
第4ミラーアクチュエータ64により駆動制御される。
【0048】このように第4ミラー19は、必要に応じ
て被写体光束の光路上の所定の位置と、同光束から退避
する所定の位置とに移動し得るように配設されている。
そして、第4ミラー19が被写体光束の光路上の所定の
位置に配置されたときには、同光束は第4ミラー19に
よって反射されて、その光路を角度90度折り曲げて第
2の撮像手段55側へと導かれる。一方、第4ミラー1
9を被写体光束の光路から退避させたときには、同光束
は第4ミラー19を通過してAEユニット23及び光学
ファインダーユニット73へと導かれる。
【0049】なお、第4ミラー19は、図3の矢印Y1
方向に移動し得るように構成しているが、その移動手段
としては、これに限らず例えば一端を支軸として回動す
ることで光路に対して進退自在に設けられるクイックリ
ターンミラー方式を採用しても良い。
【0050】第4ミラー19と光学ファインダーユニッ
ト73の間における被写体光束の光路上には、光学ファ
インダーユニット73により観察し得る被写体像の合焦
状態を確認し得るようにするためのフォーカシングスク
リーン20が配置されている。このフォーカシングスク
リーン20は、一般的な一眼レフレックスカメラ等に適
用されているものと同様のものであって、例えばすりガ
ラス状のマット面を有する板状の光学部材からなるもの
である。
【0051】第1の撮像手段30は、第1ミラー16が
退避したときに撮影光学系81によって結像される被写
体像を受けて、これを光電変換処理する光電変換素子で
あって、比較的多画素タイプの電荷結合素子(Charge
Coupled Device;CCD)等からなる第1の撮像素子
28と、撮影光学系81を透過した被写体光束のうち第
1の撮像素子28が受光する光束から高周波成分を取り
除くローパスフイルター(LPF)82と、同光束から
赤外光成分を取り除くためのIRカットフィルター83
と、第1の撮像素子28の受光面に照射される被写体光
束の光量を制限する機械式のシャッターであり、例えば
フォーカルプレーン方式のシャッター等からなるメカシ
ャッター27と、制御回路61からの指令を受けて第1
の撮像素子28を駆動させる駆動手段であると共に、こ
の第1の撮像素子28からの出力信号を受けて所定の信
号処理を施すことにより主に静止画像を表わす画像信号
を生成する信号処理手段である第1の撮像回路31等に
よって構成されている。そして、メカシャッター27
は、制御回路61からの指令を受けて制御される駆動回
路62を介してシャッターアクチュエータ29によって
制御されるようになっている。
【0052】なお、本実施形態の電子カメラ1において
は、メカシャッター27をフォーカルプレーン方式のシ
ャッター等により構成するものとしている。これは、静
止画像を取得するための第1の撮像素子28が受光する
光量をより効果的に制限するためには、メカシャッター
27を撮像素子28の受光面近傍に設けることが望まし
いことから、このような構成としているのである。つま
り、撮像素子28の受光面の近傍にメカシャッター27
を配置することで、有害光等の混入をより効果的に防ぎ
得ることから、同撮像素子28によって取得される画像
信号へのノイズ等を抑止し、よってこの画像信号により
生成される静止画像の画質の向上に寄与することができ
るという効果がある。
【0053】さらに、本実施形態の電子カメラ1のよう
に、撮影光学系と観察光学系(ファインダー光学系)と
を兼用するようにしたいわゆる一眼レフレックス方式の
ものでは、メカシャッター27を撮像用の第1の撮像素
子28の近傍に配置することで、常に観察光学系による
被写体像の観察を行い得る状況を確保することができる
という効果もある。
【0054】一方、第2の撮像手段55は、第1の撮像
素子28よりも少ない画素数からなるCCD等の光電変
換素子である第2の撮像素子46と、制御回路61から
の指令を受けて第2の撮像素子46を駆動させる駆動手
段であると共に、第2の撮像素子46からの出力を受け
て所定の信号処理を施して画像信号を生成する信号処理
手段である第2の撮像回路47(図3では図示を省略)
と、第4ミラー19によって導かれた被写体光束を受け
て縮小した被写体像を第2の撮像素子46の受光面に結
像させる縮小光学系45と、この第2の撮像手段55へ
の被写体光束の光路上の開口部に設けられ、同光束を透
過させ得ると共に、第2の撮像手段55への塵埃・異物
等の進入を防ぎ得る防塵手段である保護ガラス等の透明
部材75b等によって構成されている。
【0055】なお、第2の撮像素子46においても、上
述の第1の撮像素子28と同様に、その受光面側にはI
Rカットフイルタ・ローパスフイルタ等が配設される
が、その図示は省略している。
【0056】第2の撮像素子46としては、CCD等の
ほかに、例えば相補型金属酸化膜半導体(CMOS:C
omplementary Metal Oxide Semiconductor)等を用
いることができる。このCMOSは、一般的なCCD等
と同等の役目をするものであるが、CCDと比較すると
より低消費電力で駆動させることができるというもので
ある。そして、CCDよりも安価に製造し得るものであ
るので、第2の撮像素子46に適用するのに好適な光電
変換素子である。
【0057】第2の撮像手段55は、図3に示すように
ユニット化されて構成されているものであり、同ユニッ
トは、本電子カメラ1の本体より着脱自在に形成されて
いる。つまり、第2の撮像手段55は、図3に示す矢印
Y2方向に移動し得るように配設されている。
【0058】そして、同ユニットを本電子カメラ1に装
着した状態では、第4ミラー19により導かれた被写体
光束を受けて主に動画像を取得することができるように
なっている。この状態における第2の撮像手段55と電
子カメラ1の内部回路(例えば後述する第2のA/D変
換回路49等)との間の電気的な接続は、図1・図4に
示す第2の撮像手段55のユニット側の電気接点76a
と、これに対応する電子カメラ1側の電気接点76b
(図2参照)とによって成立するように構成されてい
る。
【0059】一方、第2の撮像手段55のユニットを本
電子カメラ1より取り外した場合には、上述の電気的な
接続が切り離され、同ユニットは、電子カメラ1より完
全に取り外すことができるようになっている。
【0060】第2の撮像手段55のユニットが電子カメ
ラ1の本体に装着されている状態において、第2の撮像
手段55の透明部材75bに対向する電子カメラ1の本
体側には、被写体光束を透過させ同光束の光路を確保す
るために開口部が設けられている。この開口部には、電
子カメラ1の本体の内部に塵埃・異物等の進入を防ぐべ
く、第2の撮像手段55の透明部材75bと同様の防塵
手段である透明部材75aが配設されている。
【0061】そして、第2の撮像手段55のユニットを
取り外したときには、電子カメラ1の本体側の同位置
に、図4に示すように第2の撮像手段55のユニットと
略同形状のダミーアダプタ100を装着し得るようにな
っている。
【0062】したがって、本電子カメラ1では、ダミー
アダプタ100と透明部材75aとが備えられているこ
とによって、第2の撮像手段55を取り外した部分から
本体内部への塵埃等の侵入を防いでいる。さらに、本体
側の開口部に対しては、防塵手段として例えばゴム製等
からなるカバー部材を装着し得るようにしても良い。
【0063】また、第2の撮像手段55の電気接点76
aに対応する電子カメラ1の本体側の電気接点76bに
は、第2の撮像手段検出SW48が電気的に接続されて
いる。同検出SW48は、電子カメラ1に対して第2の
撮像手段55が装着されているか否かを検出する検出手
段であり、同SW48により生じる検出信号は、制御回
路61に出力されるようになっている。
【0064】縮小光学系45は、撮影レンズユニット1
5・第1ミラー16・第2ミラー17・拡大リレー光学
系71・第3ミラー18・第4ミラー19を経て第2の
撮像手段55に到達した被写体光束によって被写体像を
第2の撮像素子46の受光面に再結像させるものであ
る。この縮小光学系45は、第2の撮像素子46の受光
面に結像される被写体像が、撮影光学系81を透過して
第1の撮像素子28の受光面に結像される被写体像と略
同等の像、即ち撮像素子の画素数に対応した被写体像と
なるように縮小して再結像させるためのものである。
【0065】これにより第2の撮像手段55により取得
される画像信号に基づいて後述する画像表示手段である
表示装置53(図2参照)に表示される画像の画角(視
野角又は撮影範囲)と、第1の撮像手段30により取得
される画像信号に基づいて表示され得る画像の画角(視
野角又は撮影範囲)とが略一致するようにしている。し
たがって、被写体像を観察するためのファインダーとし
て表示装置53を利用することが問題なくできるように
なっている。
【0066】また、第2の撮像素子46は、図4の矢印
Y1に示す方向に移動し得るようになっている。つま
り、第2の撮像素子46は、焦点調整手段である移動機
構によって移動自在に支持されている。この移動機構
は、次のように構成されている。
【0067】即ち、第2の撮像素子46は、ユニットの
内部に固設されたリードスクリュー77及びガイドシャ
フト79によって矢印Y1方向に摺動自在に支持されて
おり、リードスクリュー77は、回動することによって
第2の撮像素子46を矢印Y1方向に移動させ得るよう
になっている。このリードスクリュー77には、本電子
カメラ1の底面側に突設されたピント補正ノブ78が連
結されている。
【0068】また、リードスクリュー77には、バネ8
6が巻回されていて、これにより第2の撮像素子46の
位置決めがなされている。そして、ピント補正ノブ78
が回動されることにより、これに連動してリードスクリ
ュー77も回動するようになっていて、これに連動して
第2の撮像素子46が矢印Y1方向に移動するように構
成されている。
【0069】そして、第2の撮像素子46を、図4の矢
印Y1方向に移動させることによって、同撮像素子46
に結像される被写体像の合焦状態を調整し得るようにな
っている。このことは、第2の撮像手段55がユニット
として電子カメラ1に対して着脱自在となっていること
から、第2の撮像手段55のユニットを装着した状態に
おいて、第2の撮像素子46の受光面に結像される被写
体像に微小なピントのズレが生じてしまうことを考慮し
て、このような焦点調整手段が設けられているのであ
る。
【0070】AFユニット54は、一般的な一眼レフレ
ックスカメラ等に利用されるAF機構であって、いわゆ
るセパレータレンズを利用した位相差検出方式の焦点検
出手段(TTL−AF)により構成されている。
【0071】このAFユニット54の構成を簡単に説明
すると、次のようになる。即ち、上述の第1・第2の各
撮像素子28・46の受光面に結像される被写体像と略
同等となる空中像を二分割して一対の被写体像を結像さ
せる瞳分割レンズ(セパレータレンズ)42と、この瞳
分割レンズ42により結像された一対の被写体像を受光
して光電変換するCCD等の撮像素子からなるAFセン
サ43と、このAFセンサ43の出力を受けて焦点検出
のための所定の信号処理を施すAF回路44(図1のみ
に図示)等によって構成されている。
【0072】AEユニット23も一般的な一眼レフレッ
クスカメラ等に利用される自動露出機構(AE機構)が
用いられており、被写体光束を集光する集光レンズ80
と、受光素子等からなるAEセンサ21と、このAEセ
ンサ21の出力を検出し所定の信号処理を行なうAE回
路22(図1のみに図示)等によって構成されている。
【0073】一方、本電子カメラ1の信号処理系は、次
のような各部材によりに構成されている。即ち、第1の
撮像回路31により生成された画像信号(アナログ信
号)をデジタル信号に変換する第1のA/D変換回路3
2と、この第1のA/D変換回路32の出力を受けてデ
ジタル化された画像信号を一時的に記憶するバッファメ
モリ等の第1のDRAM33と、第2の撮像回路47に
より生成された画像信号(アナログ信号)をデジタル信
号に変換する第2のA/D変換回路49と、この第2の
A/D変換回路49の出力を受けてデジタル化された画
像信号を一時的に記憶するバッファメモリ等の第2のD
RAM50と、第1のDRAM33又は第2のDRAM
50と後述する圧縮回路35又は伸長回路38との間の
画像信号の受け渡し経路を切り換える切換回路34と、
第1のDRAM33又は第2のDRAM50に一時的に
記憶されている画像信号のうちいずれか一方を切換回路
34を介して選択的に読み出して、読み出した画像信号
を記録媒体40に記録するのに最適な形態とするための
所定の信号処理、例えば圧縮処理や符号化処理、データ
化処理等を施す圧縮回路35と、この圧縮回路35によ
りデータ化された画像データを所定の手順で記録媒体4
0の所定の領域に記録する記録回路36と、記録媒体4
0に記録されている画像データを読み出す再生回路39
と、この再生回路39により読み出された画像データに
対して復号化処理や伸長処理等の信号処理を施す伸長回
路38と、第1のDRAM33に一時的に記憶されてい
る画像信号を読み出して画像の再生表示等を実行するの
に最適な形態の画像信号を生成する第1の表示処理回路
41と、第2のDRAM50に一時的に記憶されている
画像信号を読み出して画像の再生表示等を実行するのに
最適な形態の画像信号を生成する第2の表示処理回路5
1と、液晶ディスプレイ(LCD)等からなり画像信号
から生成される画像を表示させる画像表示手段である表
示装置53と、第1の表示処理回路41及び第2の表示
処理回路51からの出力信号を受けて表示装置53へと
出力する際に所定の表示形態となるように所定の処理を
施す表示制御手段である選択合成回路52等である。
【0074】なお、記録媒体40としては、例えばカー
ド形状やスティック形状等からなる半導体メモリ等や、
フロッピーディスク・小型ハードディスク・磁気テープ
等の磁気記録媒体、MO(Magneto-Optical)ディス
ク・MD(Mini Disk)等の光磁気記録媒体等を適用
することができる。
【0075】そして、本電子カメラ1の電源系は、この
電源系全体を制御する電源回路56と、本電子カメラ1
の全体に電源を供給する蓄電池等の電源電池92と、本
電子カメラ1に供給する電源を外部電源装置等から取得
するために本カメラ1と外部電源とを電気的に接続する
接続手段である外部電源端子91と、供給される電源の
状態、例えば電池92の残存容量等を検出する電池状態
検出回路57等によって構成されている。
【0076】さらに、制御回路61には、各種の操作部
材等からなる操作系が接続されている。この操作系を構
成する操作部材に連動する各種のスイッチとしては、電
源のオン/オフ操作を行なうパワーSW58と、本電子
カメラ1の動作モードである記録モードと再生モードと
を選択的に切り換える記録/再生SW(REC/PLA
Y−SW)59と、第1の撮像手段30及び第2の撮像
手段55のいずれの撮像手段を使用して撮影を行なうか
を切り換える撮像手段切換SW60と、撮影動作を開始
するに当ってAE・AF動作の開始等を指示する信号を
発生させるファースト(1st.)レリーズSW65
と、撮像素子やメカシャッタ27・絞り部13等を制御
して露光動作を開始させるための信号を発生させるセカ
ンド(2nd.)レリーズSW66と、表示装置53に
表示される画像の表示形態を選択し指示するための信号
を発生させる指示手段であるモードSW67と、ズーム
レンズ群12による撮影倍率を変更するためのズームS
W68等、各種のスイッチ類がある。
【0077】このように構成された本実施形態の電子カ
メラ1の作用を、以下に説明する。本電子カメラ1への
電源供給状態がオン状態とされると共に、動作モードが
撮影モードに設定されている状態では、撮影光学系81
を透過した被写体光束は、まず第1ミラー16によっ
て、その光路が変更されて第2の撮像手段55の側へと
導かれる。
【0078】つまり第1ミラー16によって被写体光束
は、角度略90度折り曲げられて第2ミラー17へと向
かい、この第2ミラー17によってさらに角度略90度
折り曲げられる。次いで同被写体光束は、拡大リレー光
学系71を透過した後、第3ミラー18へと向かう。
【0079】この第3ミラー18は、上述したようにハ
ーフミラーからなるものである。したがって、この第3
ミラー18によって一部の光束がその反射面で反射され
てAFユニット54へと導かれる。また被写体光束の他
の一部は、第3ミラー18を透過して第4ミラー19へ
と向かう。
【0080】上述のように第3ミラー18によりAFユ
ニット54へと導かれた被写体光束は、まず瞳分割レン
ズ42へと入射される。ここで一対の被写体像が形成さ
れて対応するAFセンサ43の一対の受光面上に結像さ
れる。
【0081】AFセンサ43は、例えば1st.レリー
ズSW65からの指示信号を受けたときに、その受光面
に受光されている被写体像を検出し、これを電気的な信
号に光電変換してAF回路44へと出力する。これを受
けてAF回路44は、焦点検出のための所定の信号処理
を施した後、これを制御回路61へと出力する。
【0082】一方、第3ミラー18を透過した被写体光
束は、第4ミラー19の位置に到達することになるが、
このとき第4ミラー19が被写体光束の光路上の所定の
位置に配置されている場合には、次のような作用がなさ
れる。
【0083】即ち、第3ミラー18を透過して第4ミラ
ー19に到達した被写体光束は、第4ミラー19によっ
て反射されて、その光路が角度略90度折り曲げられた
後、第2の撮像手段55へと導かれる。
【0084】第2の撮像手段55へと導かれた被写体光
束は、透明部材75a・75b及び縮小光学系45を透
過して、この縮小光学系45により第2の撮像素子46
の受光面に被写体像が再結像される。これを受けて第2
の撮像素子46は、被写体像の光電変換処理を行なって
画像信号を生成し第2の撮像回路47へと出力する。こ
の第2の撮像回路47は、同画像信号に対して所定の画
像処理を施して第2のA/D変換回路49へと出力す
る。そして、この第2のA/D変換回路49でデジタル
信号に変換された画像信号は、第2のDRAM50に対
して順次出力され、ここに一時的に記憶される。
【0085】第2のDRAM50に一時的に記憶された
画像信号は、第2の表示処理回路51に向けて順次出力
されて、表示装置53の表示部(特に図示せず)で表示
するのに最適な所定の形態の信号処理が施された後、選
択合成回路52を介して表示装置53に出力され、ここ
に所定の画像が所定の形態で表示される。このとき表示
装置53の表示部に表示される画像は、主に観察用の動
画像である。これにより表示装置53がファインダーと
しての役目をする。
【0086】なお、第4ミラー19は、上述したように
被写体光束の光路上から進退自在に配置されており、第
2の撮像手段55は、本電子カメラ1に対して着脱自在
に配設されている。そして、第2の撮像手段55が本電
子カメラ1に装着されているか否かの状態は、第2の撮
像手段検出SW48によって検出されるようになってい
る。つまり制御回路61は、第2の撮像手段検出SW4
8からの信号を受けて第2の撮像手段55の電子カメラ
1に装着されていないと判断した場合には、第4ミラー
19を駆動回路62を介して第4ミラーアクチュエータ
64によって駆動制御して、被写体光束の光路上から退
避させる。
【0087】したがって第2の撮像手段55を本電子カ
メラ1から取り外し、第4ミラー19が被写体光束の光
路から退避された状態では、第3ミラー18を透過した
被写体光束は、第4ミラー19が配設されていた位置を
通過してフォーカシングスクリーン20に直接入射し、
これを経て光学ファインダーユニット73及びAEユニ
ット23へと向かう。
【0088】この場合において光学ファインダーユニッ
ト73では、被写体像が再結像されて、撮影時の撮影範
囲や被写体の状態の確認等を行うための観察像として視
認され得る状態となる。また、AEユニット23におい
ては、まず被写体光束がAEセンサ21に入射する。A
Eセンサ21は、例えば1st.レリーズSW65から
の指示信号を受けると、そのときに受光している被写体
光束を光電変換し、その信号をAE回路22へと出力す
る。これを受けてAE回路22は、検出した信号に対し
て所定の信号処理を施した後、これを制御回路61へと
出力しAE動作を実行する。
【0089】このように光学ファインダーユニット73
は、第2の撮像手段55が装着されていない状態におけ
る被写体像の観察を行なうファインダーとしての役目を
し、このときの測光及びAE動作はAEユニット23を
利用して行なわれる。
【0090】一方、第2の撮像手段55が装着されてい
る状態では、上述したように第2の撮像手段55により
取得した画像信号によって生成される画像(観察像)を
表示装置53に表示することで行なわれ、この表示装置
53がファインダーとしての役目をする。
【0091】なお、このとき光学ファインダーユニット
73及びAEユニット23の側には、被写体光束が到達
し得ない状態となるので、必要となる測光及びAE動作
は、第2の撮像手段55が、第2の撮像素子46により
得られた画像信号に基づいて行なうようにすれば良い。
【0092】次に、2nd.レリーズSW66からの指
示信号が生じると、これを受けて制御回路61は、駆動
回路62を介して第1ミラーアクチュエータ63を駆動
制御し、第1ミラー16を被写体光束の光路を妨げない
位置へと退避させる。これと同時に制御回路61は、A
Eユニット23・AFユニット54等による演算結果や
ズームSW68からのズーム信号等に基づいて駆動回路
62を介して絞りアクチュエータ25・AFモータ26
・シャッターアクチュエータ29やズームモータ24等
を駆動制御して露光動作を完了させる。そして、この露
光動作が完了すると第1ミラー16は、被写体光束の光
路上の元の位置に復帰する。
【0093】つまり第1ミラー16が被写体光束の光路
上から退避した状態になると、撮影光学系81を透過し
た被写体光束は、第1の撮像手段30へと導かれ、第1
の撮像素子28の受光面に被写体像を結像させる。
【0094】この場合において被写体光束は、まず撮影
レンズユニット15の内部の絞り部13によって所定の
光量に制限されている。また、同光束からは、ローパス
フイルタ82によって高周波成分が取り除かれ、IRカ
ットフイルタ83によって赤外光成分が取り除かれてい
る。そしてメカシャッタ27は、露光動作の開始と同時
に開放状態となり、所定の露光時間の経過後に閉状態と
なる。これにより不要となるノイズ成分等の光成分が、
第1の撮像素子28により取得される画像信号に混入す
るのを防いでいる。
【0095】このようにして第1の撮像素子28の受光
面に所定の時間照射された被写体像を形成する光成分
は、第1の撮像素子28によって光電変換がなされて画
像信号が生成される。この画像信号は、第1の撮像回路
31に出力されて所定の信号処理が施された後、第1の
A/D変換回路32へと出力され、ここでデジタル信号
に変換される。そして、このデジタル化された画像信号
は、第1のDRAM33へと出力されて、ここに一時的
に記憶される。
【0096】第1のDRAM33に一時的に記憶された
画像信号は、第1の表示処理回路41に出力されて、表
示装置53の表示部(特に図示せず)で表示するのに最
適な所定の形態の信号処理が施された後、選択合成回路
52を介して表示装置53に出力され、ここに所定の画
像(記録用の静止画像)が所定の形態で表示される。
【0097】なお、第1のDRAM33及び第2のDR
AM50に一時的に記憶された画像信号は、切換回路3
4を介して圧縮回路35へと出力される。このとき切換
回路34は、第1のDRAM33と第2のDRAM50
とのうちいずれか一方からの画像信号が圧縮回路35へ
と出力されるように、制御回路61によって切り換え制
御される。
【0098】そして圧縮回路35は、画像信号が入力さ
れるとこれに対して所定の信号処理を施してデータ化
し、生成した画像データを記録回路36に出力する。そ
して記録回路36は、同画像データを記録媒体40の所
定の領域に記録する。
【0099】また、記録媒体40に記録された画像デー
タは、例えばREC/PLAY−SW59からの指示信
号を受けて本電子カメラ1が再生(PLAY)モードに
設定され、所望の画像を再生するための所定の操作がな
されたときに、該当する画像を表わす画像信号を形成す
る画像データが再生回路39によって記録媒体40の所
定の領域より読み出される。この読み出された画像デー
タは、伸長回路38に出力され、ここで所定の信号処理
が施された後、切換回路34を介して第1のDRAM3
3又は第2のDRAM50へと出力されて一時的に記憶
される。
【0100】このように切換回路34は、撮影モード時
(記録時)には、第1のDRAM33又は第2のDRA
M50のいずれか一方からの出力を受けて、圧縮回路3
5へと出力するように信号経路を確保すると共に、再生
モード時には、伸長回路38からの出力を受けて、第1
のDRAM33又は第2のDRAM50のうち読み出さ
れた画像信号に適したいずれか一方のDRAMへと画像
信号を出力するための信号経路を確保する役目をするも
のである。なお本電子カメラ1においては、第1のDR
AM33では、主に静止画像を表わす画像信号が扱わ
れ、また第2のDRAM50では、主に動画像を表わす
画像信号が扱われるようにしている。
【0101】上述のようにして第1の表示処理回路41
又は第2の表示処理回路51へと出力された画像信号
は、選択合成回路52へと出力されることになる。この
選択合成回路52においては、次に示すような処理がな
される。このときの表示装置53の表示部53aにおけ
る画像の表示形態を、図5・図6・図7に示す各例によ
って、以下に説明する。
【0102】まず、本電子カメラ1に第2の撮像手段5
5が装着された状態で、撮影モードに設定されている
と、被写体光束は、上述したように第2の撮像手段55
へと導かれる。
【0103】このとき、第2の撮像手段55によって取
得される画像信号が連続的に表示装置53へと出力され
ていることによって、同表示装置53の表示部には被写
体像の動画像が表示され、よって表示装置53の表示部
53aにおいて所望の被写体像の観察を行ない得る状態
にある。このときの状態は、図5(a)・図6(a)・
図7(a)においてそれぞれ示している。
【0104】この状態で1st.レリーズSW65及び
2nd.レリーズSW66がオン(ON)状態にされ所
定の指示信号が生じると、これを受けて制御回路61
は、操作者が、モードSW67(指示手段)を操作して
予め設定されている複数の表示形態のうちから選択し指
示した所望の表示形態となるように選択合成回路52を
制御して、表示部53aの表示形態を変更する。
【0105】この表示形態について具体的に説明する
と、例えば図5(b)に示すように、1st.レリーズ
SW65及び2nd.レリーズSW66がオン信号を受
けると、表示装置53の表示部53aにおける表示を第
2の撮像手段55によって取得された画像信号に基づい
て生成される動画像の表示を継続させながら、これに重
畳させて表示部53aにおける表示画面内の所定の位置
に、露光動作が実行された旨を識別し得るような所定の
絵文字・文字等の識別表示53bを所定の時間だけ(こ
の例では二秒間だけ)継続表示する。ここで選択合成回
路52は、第2の表示処理回路51からの出力のみが選
択されて表示装置53へと出力するようにしている。
【0106】また、図6に示す例では、1st.レリー
ズSW65及び2nd.レリーズSW66によりオン信
号が生じると、これを受けて制御回路61は、表示部5
3aの表示を所定の時間だけ(この例では十秒間だ
け)、第2の撮像手段55によって取得された画像信号
に基づいて生成される動画像に代えて、第1の撮像手段
30により取得された画像信号に基づいて生成される静
止画像、即ち露光され記録されるべき画像信号に基づく
静止画像が表示される。
【0107】つまり、図6(a)に示す状態では、選択
合成回路52は、第2の表示処理回路51からの出力の
みを選択して表示装置53へと出力している。しかし、
両レリーズSW65・66の指示信号が発生すると、こ
の表示中の動画像を生成する第2の表示処理回路51か
らの出力に代えて、第1の表示処理回路41からの出力
を表示装置53へと出力するように切り換わり、よって
表示装置53の表示部53aは図6(b)に示す状態と
なる。そして、静止画像のみの表示状態が所定時間だけ
継続され、この所定時間が経過した後には、図6(c)
に示す状態となる。このときの状態は、再度第2の表示
処理回路51からの出力のみが選択されて表示装置53
へと出力されている状態である。
【0108】また、図7に示す例では、1st.レリー
ズSW65及び2nd.レリーズSW66によるオン信
号を受けて制御回路61は、選択合成回路52を制御し
て、第2の撮像手段55により取得された画像信号に基
づいて生成される動画像の表示を継続させながら、これ
に重畳させて表示部53aの表示画面内の所定の位置
に、第1の撮像手段30によって取得された画像信号に
基づいて生成される画像を縮小した静止画像53cを所
定の時間だけ(この例では十秒間だけ)表示させてい
る。
【0109】つまり、図7(a)に示す状態において
は、選択合成回路52は、上述したように第2の表示処
理回路51の出力のみを選択して表示装置53へと出力
している。このときに両レリーズSW65・66の指示
信号が発生すると、図7(b)に示す状態となる。この
とき選択合成回路52は、第2の表示処理回路51から
の出力に加えて第1の表示処理回路41からの出力をも
受け入れ、両画像信号に対して所定の合成信号処理等を
行なって、その結果生成される合成画像信号により生成
される合成画像を所定時間だけ表示装置53へと出力す
る。そして、所定の時間が経過すると、図7(c)に示
すように、再度第2の表示処理回路51からの出力のみ
を選択して表示装置53へと出力する状態となる。
【0110】なお、図5(b)・図6(b)・図7
(b)に示す状態においては、切換回路34によって第
1のDRAM33と圧縮回路35との間での信号の受け
渡しがなされるように信号伝送経路の切り換え制御がな
されている。これによって、第1の表示処理回路41へ
と出力される画像信号とは別に、第1のDRAM33に
一時的に記憶されている画像信号、即ち第1の撮像手段
30によって取得された静止画像を表わす画像信号が所
定の手続きを経て画像データとして記録媒体40に記録
される。
【0111】以上説明したように上記一実施形態によれ
ば、多画素タイプの第1の撮像素子28と、この第1の
撮像素子28よりも少ない画素数の第2の撮像素子46
との複数の撮像素子を備えることによって、第2の撮像
素子46を用いて取得した画像信号に基づいてスムーズ
な動きを確保した確認用の動画像(観察画像)を表示装
置53に表示させることができると共に、第1の撮像素
子28を用いて高画質な静止画像を生成し得る画像信号
を取得することができる。
【0112】また、第2の撮像素子46を動画用の撮像
手段として配設したことによって、早い動きの被写体を
も適切に表示させることができるので、良好な使用感を
確保することが容易にできる。
【0113】そして、撮影光学系81を透過した被写体
光束を第1の撮像手段30又は第2の撮像手段55との
いずれか一方に選択的に導く光路変更手段である第1ミ
ラー16を、全反射ミラー等からなるいわゆるクイック
リターンミラーによって構成したので、撮影光学系81
により集光されこれを透過した被写体光束の光量が第1
の撮像素子28又は第2の撮像手段55に到達するまで
の間に減光されることがない。したがって、第1・第2
の各撮像素子28・46のうちの所定の撮像素子に対し
て効率的に必要となる被写体光束を照射させることがで
きる。
【0114】また、撮影動作時に所望の被写体像を確認
するための手段としてのファインダーとして、第2の撮
像手段55を利用して動画像を表示させる表示装置53
と、これとは別により解像度が高く被写体像を視認する
ことが容易な光学ファインダーユニット73とを設け、
両者のうちからいずれか一方を選択することができるよ
うにしたので、使用感及び操作性の向上に寄与すること
ができる。
【0115】また、光学ファインダーユニット73を選
択した場合には、消費電力が比較的大きな表示装置53
への電源供給を停止することができるので、省電力化に
寄与することができる。これに伴って電子カメラ1自体
の使用可能時間を延長させることにもなるので、より多
くの画像を取得することができ、さらなる使用感の向上
に寄与することができる。
【0116】さらに、第2の撮像手段55を電子カメラ
1の本体より着脱自在としたことから、操作者の必要に
応じて利用するか否かを決めることができる。さらに、
これをオプション的な扱いとすることにより、使用者に
無駄な負担を強いることなく、電子カメラ1自体を低価
格にて提供することができる。
【0117】そして、撮影モード時において表示装置5
3の表示部に表示される画像の表示形態を複数の形態で
表示し得るようにすると共に、操作者がモードSW67
(指示手段)によって予め選択した所望の表示形態によ
って、第1の撮像手段30により取得され記録されるべ
き画像の確認を、露光動作(シャッタレリーズ動作)の
直後に行ない得るようにしたので、撮影ミス等を防ぐこ
とができる。また、表示形態を状況に応じて使い分ける
ことができるので、良好な使用感及び操作性を得ること
ができる。
【0118】さらに、第2の撮像素子46としては、C
CD等に比べて安価なCMOSを適用するようにしたの
で、製造コストの低減化に寄与し得ると共に、CCD等
に比べて相対的に消費電力が低いCMOSを用いること
で省電力化にも容易に寄与することができる。
【0119】また、第2の撮像手段55は、第2の撮像
素子46を駆動する駆動手段であると共に、第2の撮像
素子46により光電変換された画像信号を処理する信号
処理手段である第2の撮像回路47を含めてユニット化
したので、取得され得る画像信号に対して不要な雑信号
等が混入しにくくなり、よって良質な動画像を表わす画
像信号を取得することが容易であるという利点がある。
【0120】一方、第2の撮像手段55を電子カメラ1
から取り外した際には、透明部材75a・75b等を設
けるなどして充分な防塵手段が施されていることから、
第2の撮像手段55を着脱自在としたことにより考えら
れる問題、即ち電子カメラ1の本体内への塵埃等の進入
を確実に抑止することができる。
【0121】また、防塵手段として保護ガラス等の透明
な部材を用いたことによって、第2の撮像手段55を着
脱する際に、防塵手段を取り外すなどの特別な措置を必
要とせず、良好な操作性を得ることができる。
【0122】他方、第2の撮像素子46の受光面に結像
される被写体像の焦点ずれを容易に補正し得る焦点調整
手段を設けたので、第2の撮像手段55を着脱自在にし
たことにより生じ得る位置ずれ等の問題を容易に解消す
ることができる。
【0123】なお、上述の一実施形態の電子カメラ1で
は、第1ミラー16をクイックリターンミラーにより構
成するようにしていることから、被写体光束を第1の撮
像手段30又は第2の撮像手段55のいずれか一方に選
択的に導くようにした光路変更手段として機能するよう
にしている。
【0124】しかし、この第1ミラー16については、
このような構成に限らず、例えば固定型のハーフミラー
による構成とするようにしても良い。この場合には、撮
影光学系81を透過した被写体光束は、第1ミラー16
によって二つの光束に分割され、一方の光束が第1の撮
像手段30へと導かれると共に、他方の光束が第2の撮
像手段55の側(第2ミラー17)等へと導かれるよう
になる。したがって、第1ミラー16は光束分割手段の
役目をすることになる。
【0125】このような構成とすることによって、第1
ミラーアクチュエータ63等の駆動機構が不要となり、
よって内部機構の単純化を図ることができると共に、製
造コストの低減化に寄与することができる。
【0126】また、上述の一実施形態におけるように、
第1ミラー16をクイックリターンミラーで構成する
と、実際の露光動作時において、第1ミラー16を駆動
させ被写体光束を第1の撮像手段30へと導いたとき
に、第2の撮像手段55への被写体光束は、瞬間的に跡
絶えてしまう。つまり一瞬の間だけ遮光されることにな
る。これによって、表示装置53に表示される動画像
(観察画像)又は光学ファインダーユニット73により
観察され得る被写体像が瞬間的に消失してしまう現象、
いわゆるブラックアウト現象が生じることになる。
【0127】しかし、第1ミラー16を固定式のハーフ
ミラーで構成した場合には、撮影光学系81を透過した
被写体光束は、第1の撮像手段30及び第2の撮像手段
55の双方に対して常に導かれるようになる。したがっ
て、上述のブラックアウト現象が生じるようなこともな
く、違和感のない観察用の画像を常に観察し続けること
ができ,良好な使用感を得ることができる。
【0128】なお、第1ミラー16にハーフミラーを用
いた場合には、第1の撮像手段30又は第2の撮像手段
55に導かれる被写体光束の光量が、全反射ミラーを用
いた場合に比べて減光されることになるが、これは撮像
素子により取得した画像信号に対して所定の信号処理を
施すことにより容易に補正することができるので、感度
低下等の問題に対処することは充分に可能である。
【0129】一方、上述の一実施形態においては、ファ
インダー光路変更手段である第4ミラー19を被写体光
束の光路に対して進退自在に配置した全反射ミラーによ
って構成しているが、これに限らず、この第4ミラー1
9を固定式のハーフミラーによって構成するようにして
も良い。
【0130】この場合には、第3ミラー18を透過した
被写体光束は、一部が第2の撮像手段55へと導かれる
と同時に、被写体光束の他の一部が第4ミラー19を透
過して光学ファインダーユニット73及びAEユニット
23の側へと導かれる。したがって光学ファインダーユ
ニット73を被写体像を観察するファインダーとして常
に利用することができるようになる。
【0131】さらに、この場合には、AEユニット23
を用いて測光及びAE動作を行なうようにすることがで
きるので、第2の撮像手段55を用いて測光及びAE動
作を行なうようにした場合に比べて、消費電力を抑制す
ることができ、よって省電力化に寄与することができ
る。
【0132】また、第4ミラー19を電子カメラ1の固
定部材(図示せず)に固設することによって、第4ミラ
ー19を進退駆動させるための移動機構、即ち第4ミラ
ーアクチュエータ64等の各部材を省略することができ
る。これにより機構の単純化及び製造コストの低減化に
寄与すると共に、電子カメラ1全体の省電力化にも寄与
することができる。
【0133】そして、光学ファインダーユニット73と
第2の撮像手段55により得られる画像信号による表示
装置53との二種類のファインダーを備え、これらを切
り換え操作なしに利用することができるので、通常の撮
影を行なうときには、第2の撮像手段55への電力供給
を給紙状態として光学ファインダーユニット73を利用
すれば良く、また例えば近接撮影等のような特殊な撮影
を行なうときには、第2の撮像手段55及び表示装置5
3を利用することで確実な撮影結果を得ることができ
る。これによって、電子カメラ1の使用感及び操作性の
向上に寄与することができることになる。
【0134】なお、本実施形態の電子カメラ1は、撮影
光学系81を透過した被写体光束により結像される被写
体像を観察するようにした、いわゆる一眼レフレックス
カメラについて適用していることから、近接撮影時にお
けるパララックス等の問題は解消されている。
【0135】一方、第4ミラー19をハーフミラーで構
成した場合には、光学ファインダーユニット73及びA
Eユニット23又は第2の撮像手段55に導かれる被写
体光束の光量は、全反射ミラーを用いた場合に比べて減
光することになるが、これは第1ミラー16をハーフミ
ラーで構成した場合と同様に、予め所定の補正係数を考
慮することによって容易に補正し得るので、感度低下等
の問題に対処することは充分に可能である。
【0136】さらに、第1の撮像素子28への受光を制
限するための機械的な構成部材であるメカシャッターの
配置としては、上述の一実施形態に示す構成(フォーカ
ルプレーンシャッター方式)に限らず、他の方式のもの
を利用しても良い。
【0137】例えば第1の撮像手段30に配置したフォ
ーカルプレーン方式のメカシャッター27に代えて、撮
影レンズユニット15の内部に、いわゆるレンズシャッ
ター機構(図3において点線で示す符号27A参照)等
を配置するという手段が考えられる。
【0138】このような手段によれば、第1の撮像手段
30に配置され駆動される部材(メカシャッター27)
を省略することができるので、比較的小さな部材となる
第1の撮像手段30の構成を単純化することができる。
その一方で、比較的大きな部材となる撮影レンズユニッ
ト15の内部に機械的に駆動する部材(レンズシャッタ
ー27A)を配置することは、前者の場合に比べてその
製造が容易である。したがって、全体的な製造コストの
低減化に寄与することができるという効果を生じ得る。
【0139】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、多画
素タイプの撮像素子を利用して画像信号を取得すると共
に、取得した画像信号を画像として表示し得る画像表示
装置を備えた電子カメラにおいて、撮影動作時において
画像表示装置に表示させる確認用の動画像や静止画像等
の表示を最適にかつスムースに行なうことができると共
に、より操作性に優れた多機能な電子カメラを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電子カメラの前半部を示
すブロック構成図。
【図2】本発明の一実施形態の電子カメラの後半部を示
すブロック構成図。
【図3】本実施形態の電子カメラにおける光学系と撮像
系等を構成するブロックのみを取り出して示すブロック
構成図及び本電子カメラの撮影光学系を透過した被写体
光束の光路を示す光路図。
【図4】本実施形態の電子カメラを構成する主要部材
(光学系及び撮像系等)を透視して示す斜視図。
【図5】本実施形態の電子カメラにおける画像表示手段
の表示部の画像の表示形態の一例を示す図。
【図6】本実施形態の電子カメラにおける画像表示手段
の表示部の画像の表示形態の他の一例を示す図。
【図7】本実施形態の電子カメラにおける画像表示手段
の表示部の画像の表示形態の別の一例を示す図。
【符号の説明】
1……電子カメラ 15……撮影レンズユニット 16……第1ミラー(光路変更手段;光束分割手段) 19……第4ミラー(ファインダー光路変更手段) 27・27A……メカシャッター 28……第1の撮像素子(静止画像用) 30……第1の撮像手段(静止画像用) 45……縮小光学系 46……第2の撮像素子(動画像用) 52……選択合成回路(表示制御手段) 53……表示装置(画像表示手段) 55……第2の撮像手段(動画像用) 61……制御回路(制御手段) 62……駆動回路(駆動手段) 63……第1ミラーアクチュエータ(光路変更手段;光
束分割手段) 64……第4ミラーアクチュエータ(ファインダー光路
変更手段) 73……光学ファインダーユニット 81……撮影光学系

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を結像させる撮影光学系を有
    してなる撮影レンズユニットと、 上記撮影光学系により結像される被写体像を受けて電気
    的な画像信号に光電変換する第1の撮像素子を有し、こ
    の第1の撮像素子によって光電変換された画像信号を出
    力する静止画像用の第1の撮像手段と、 上記撮影光学系により結像される被写体像を受けて電気
    的な画像信号を光電変換する撮像素子であって、上記第
    1の撮像素子よりも少ない画素数からなる第2の撮像素
    子を有し、この第2の撮像素子によって光電変換された
    画像信号を出力する動画像用の第2の撮像手段と、 上記第1の撮像手段若しくは上記第2の撮像手段の出力
    信号に基づいて生成される画像を表示する画像表示手段
    と、 を具備したことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 上記撮影レンズユニットを透過した被
    写体光束を反射又は通過させることにより、上記第1の
    撮像手段若しくは上記第2の撮像手段のいずれか一方へ
    と導く光路変更手段を、さらに具備したことを特徴とす
    る請求項1に記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 上記撮影レンズユニットを透過した被
    写体光束を二つの光束に分割し、一方の光束を上記第1
    の撮像手段へと導くと共に、他方の光束を第2の撮像手
    段へと導く光束分割手段を、さらに具備したことを特徴
    とする請求項1に記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 上記第2の撮像手段は、自己に導かれ
    た光束から上記第2の撮像素子の受光面に被写体像を結
    像させる縮小光学系を備えてなるものであることを特徴
    とする請求項2又は請求項3に記載の電子カメラ。
  5. 【請求項5】 上記撮影レンズユニットを透過した被
    写体光束から被写体像を結像させ、この被写体像を光学
    的に視認し得るように構成された光学ファインダーユニ
    ットと、 被写体光束の光路上に配置され、上記光路変更手段又は
    上記光束分割手段によって上記第2の撮像手段の側に導
    かれる被写体光束を、この第2の撮像手段と上記光学フ
    ァインダーユニットのいずれか一方に選択的に導くファ
    インダー光路変更手段と、 をさらに具備したことを特徴とする請求項2又は請求項
    3、請求項4のいずれか一つに記載の電子カメラ。
  6. 【請求項6】 上記第1の撮像手段によって出力され
    る画像信号と上記第2の撮像手段によって出力される画
    像信号とを受けて両者を合成した合成画像を表わす合成
    画像信号を生成すると共に、上記第1の撮像手段によっ
    て出力される画像信号若しくは上記第2の撮像手段によ
    って出力される画像信号又は上記合成画像信号のいずれ
    か一つを選択し、選択された画像信号を上記画像表示手
    段に出力する表示制御手段を、さらに備えて構成されて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2、請求項
    3、請求項4、請求項5のいずれか一つに記載の電子カ
    メラ。
  7. 【請求項7】 上記画像表示手段に表示する画像の表
    示形態を指示する指示手段を、さらに備え、 上記表示制御手段は、上記画像表示手段に表示中の動画
    像を静止画像に切り換えて所定の時間だけ上記画像表示
    手段に表示させる第1の表示モードと、上記画像表示手
    段に表示中の動画像を上記合成画像に切り換えて所定の
    時間だけ上記画像表示手段に表示させる第2の表示モー
    ドと、上記画像表示手段に表示中の動画像に重畳させて
    露光動作が実行された旨を表わす所定の識別表示を表示
    させる第3の表示モードとの少なくとも三つの表示モー
    ドを含む複数の表示形態で画像を表示し得るように上記
    画像表示手段を制御すると共に、上記複数の表示形態の
    うち上記指示手段によって指示された表示形態による表
    示を撮影動作に連動させて行なわせるように上記画像表
    示手段を制御することを特徴とする請求項6に記載の電
    子カメラ。
  8. 【請求項8】 上記第1の撮像素子は、電荷結合素子
    (CCD)によって構成されており、上記第2の撮像素
    子は、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)によって構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子カ
    メラ。
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