JP2000223098A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2000223098A
JP2000223098A JP11020937A JP2093799A JP2000223098A JP 2000223098 A JP2000223098 A JP 2000223098A JP 11020937 A JP11020937 A JP 11020937A JP 2093799 A JP2093799 A JP 2093799A JP 2000223098 A JP2000223098 A JP 2000223098A
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達人 堀内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 能率よく組み立てして、ホルダーケースとエ
ンドプレートを安価に多量生産する。メンテナンスを簡
単かつ容易にして能率よく補修する。廃棄する手間を少
なくして有効にリサイクルする。 【解決手段】 電源装置は、複数の電源モジュール1を
平行に保持するホルダーケース2と、このホルダーケー
ス2に収納された電源モジュール1の電極端子5に連結
されて、隣接する電源モジュール1を接続している複数
のバスバー4と、複数のバスバー4を定位置に保持して
いる絶縁材であるエンドプレート3とを備える。さら
に、電源装置は、エンドプレート3に、バスバー4を嵌
入して定位置に保持するバスバー嵌着凹部18を設ける
と共に、このバスバー嵌着凹部18の開口部にバスバー
4が出るのを阻止するストッパ爪19を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、ハイブ
リッド自動車や電気自動車等の自動車を駆動するモータ
ーの電源用に使用される大電流用の電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車走行用のモーターを駆動する電源
に使用される大電流用の電源装置は、多数の電池を直列
に接続して出力電圧を高くしている。駆動モーターの出
力を大きくするためである。この種の用途に使用される
電源装置は、極めて大きな電流が流れる。たとえば、ハ
イブリッド自動車等では、スタートするときや加速する
ときに、電池の出力で自動車を加速するので、極めて大
きな電流が流れる。大電流に使用される電源装置は、電
池を連結する部分の電気抵抗を小さくすることが大切で
ある。連結部分の電気抵抗が、電池の出力電力を低下さ
せると共に、電池の電力を無駄に消費するからである。
【0003】連結部分の抵抗を小さくするために、この
種の用途に使用される電源装置は、電池の電極端子に、
厚い金属プレート製のバスバーを止ネジで連結してい
る。止ネジでバスバーを電極端子に連結している電源装
置は、連結部分の電気抵抗を小さくでき、また、電池の
交換に好都合である。多数の電池を連結している電源装
置は、必ずしも、全ての電池の寿命を同じにできない。
この種の電源装置は、一部の電池が劣化すると、全体の
性能が著しく低下する。このため、劣化した電池を交換
できる構造は、この種の電源装置に極めて好都合であ
る。
【0004】バスバーで多数の電池を直列に連結して、
出力電圧を高くする電源装置は、バスバーを絶縁するこ
とが大切である。たとえば、電池にニッケル−水素電池
を使用する電源装置は、ひとつの電池の出力電圧は1.
2Vと低い電圧であるが、これを200個も直列に連結
すると、出力電圧は240Vと極めて高くなる。このよ
うな高い電圧では、接続されたバスバーが剥き出しの状
態だと、作業者が誤って高電圧に触れてしまったり、ま
た、バスバーをネジ止め接続するときに、隣接するバス
バーが接触してショートしたりする危険がある。
【0005】このような問題を解決するために、図1に
示すように、バスバーと電池との間に、プラスチックで
成形した絶縁材のエンドプレートを固定する電源装置が
開発されている。この図のエンドプレート3は、電池の
電極端子を嵌入する開口窓20を設けている。開口窓2
0に嵌入する電極端子に、バスバー4をネジ止めして、
隣接する電池を接続している。この構造のエンドプレー
ト3は、組み立てに手間がかかって、作業性が悪くなる
欠点がある。それは、バスバー4とエンドプレート3を
別々に定位置に固定して組み立てるからである。
【0006】この欠点は、特開平10−270006号
公報に記載されるように、金属板のバスバーを、プラス
チック製のエンドプレートにインサート成形して埋設し
た構造で防止できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この構造のエンドプレ
ートは、バスバーをインサートしているので、バスバー
とエンドプレートを一緒に固定して、能率よく組み立て
できる。しかしながら、この構造の電源装置は、多数の
電池を定位置に保持するためのホルダーケースと、バス
バーをインサートしているエンドプレートの製作に、極
めて高い精度が要求されると共に、メンテナンスが極め
て難しくなる欠点がある。
【0008】ホルダーケースとエンドプレートに高い精
度が要求されるのは、エンドプレートにインサートして
いるバスバーと、ホルダーケースに保持される電池との
相対位置がずれると、バスバーを電池の電極に止ネジで
連結する状態で、電池に無理な力が作用するからであ
る。この種の用途に使用される電池は、電池に無理な力
が作用しないように連結することが大切である。電池に
作用する無理な力が、電池の性能を低下させる原因とな
るからである。とくに、この種の用途に使用される電源
装置は、自動車が走行するときに振動を受けるので、無
理な力が作用する状態で振動を受けると、電池に悪い影
響を与えることになる。
【0009】さらに、バスバーの位置がずれると、止ネ
ジを簡単にねじ込みできなくなって、バスバーの連結に
手間がかかって、組み立て作業が難しくなる欠点もあ
る。バスバーの貫通孔が、電池の電極に設けたネジ孔に
合わなくなって、止ネジを簡単にバスバーの貫通孔に入
れて、ネジ孔に案内できなくなるからである。無理に止
ネジを入れると、電池に無理な力がかかってしまう。
【0010】さらにまた、バスバーをインサートしてい
るエンドプレートは、腐食したバスバー等の交換ができ
ず、しかもエンドプレートにインサートしている種々の
パーツを外部に表出させる状態で補修できないので、能
率よくメンテナンスできない欠点もある。この構造の電
源装置は、たとえば、エンドプレートにインサートして
いる一部の部品が故障すると、エンドプレート全体を交
換する必要があって、修理コストが極めて高くなる。ま
た、インサートしたパーツを外部に表出できないので、
エンドプレートの内部の部品が故障したかどうかの検査
が難しく、故障部分の発見も難しくなる。さらにまた、
電源装置を廃棄するときには、バスバーとエンドプレー
トとを分離して解体できないので、部品のリサイクルに
おいては、金属とプラスチックの分離が難しく、能率よ
く有効に再利用するのが難しくなる。
【0011】本発明は、このような従来の電源装置の欠
点を解決することを目的に開発されたものである。本発
明の重要な目的は、能率よく組み立てできると共に、ホ
ルダーケースとエンドプレートを安価に多量生産でき、
さらに、メンテナンスを簡単かつ容易にして能率よく補
修でき、さらにまた、廃棄する手間を少なくして有効に
リサイクルできる電源装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の電源装置は、複
数の電源モジュール1を平行に保持するホルダーケース
2と、このホルダーケース2に収納された電源モジュー
ル1の電極端子5に連結されて、隣接する電源モジュー
ル1を接続している複数のバスバー4と、複数のバスバ
ー4を定位置に保持している絶縁材であるエンドプレー
ト3とを備える。さらに、電源装置は、エンドプレート
3に、バスバー4を嵌入して定位置に保持するバスバー
嵌着凹部18を設けると共に、このバスバー嵌着凹部1
8の開口部にバスバー4が出るのを阻止するストッパ爪
19を設けている。
【0013】本発明の請求項2の電源装置は、エンドプ
レート3が、互いに積層状態で連結されてなる本体部3
Aとカバー部3Bとを備える。本体部3Aは電源モジュ
ール1に対向する側に、カバー部3Bは本体部3Aの背
面に配設して積層されている。さらに、本体部3Aは、
背面に、バスバー4を定位置に保持するバスバー嵌着凹
部18を備える。
【0014】本発明の請求項3の電源装置は、エンドプ
レート3の本体部3Aに、複数のバスバー4を定位置に
保持するバスバー嵌着凹部18を縦方向と横方向に設け
ている。この構造のエンドプレート3は、ホルダーケー
ス2の両側に配設されるものを同じ構造とすることがで
きる。
【0015】本発明の請求項4の電源装置は、エンドプ
レート3の本体部3Aに、リード線9を保持するリード
線溝21を設けている。この構造のエンドプレート3
は、リード線9を本体部3Aの定位置に保持させて、本
体部3Aにカバー部3Bを連結できる。リード線9を邪
魔にならない状態として、カバー部3Bを簡単に本体部
3Aに連結できる。
【0016】本発明の請求項5の電源装置は、さらに、
リード線溝21の開口部に、リード線9が出るのを阻止
するストッパ爪22を設けているので、本体部3Aにリ
ード線9を能率よくセットできる。とくに、複数本のリ
ード線9を能率よく本体部3Aにセットできる。
【0017】本発明の請求項6の電源装置は、本体部3
Aとカバー部3Bを、嵌着構造、スポット溶着、局部的
な接着、ネジ止のいずれかの構造で連結している。嵌着
構造で連結される本体部3Aとカバー部3Bは、簡単に
脱着できるので、メンテナンスに極めて便利である。ス
ポット溶着や接着による構造は、局部的に溶着または接
着された部分を外して、カバー部を本体部から分離でき
る。さらに、ネジ止されたカバー部は、止ネジを外して
カバー部を本体部から分離できる。
【0018】本発明の請求項7の電源装置は、本体部3
Aの周縁に沿って周壁28を一体成形して設けている。
カバー部3Bは、その外形を周壁28内側の形状にほぼ
等しく形成している。このエンドプレート3は、本体部
3Aの周壁28の内側にカバー部3Bを嵌入して、カバ
ー部3Bを本体部3Aの定位置に連結している。
【0019】本発明の請求項8の電源装置は、エンドプ
レート3のバスバー嵌着凹部18の両端部分に位置し
て、バスバー4の両端部を電源モジュール1の電極端子
5に連結する開口窓20を設けている。さらに、これら
の開口窓20の間にストッパ爪19を設けている。
【0020】本発明の請求項9の電源装置は、ホルダー
ケース2に保持される電源モジュール1を、複数の二次
電池6を直線状に連結したものとしている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電源装置を例示するもの
であって、本発明は電源装置を以下のものに特定しな
い。
【0022】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0023】電源装置は、図2に示すように、複数の電
源モジュール1を平行に保持するホルダーケース2と、
このホルダーケース2の端部に位置して、ホルダーケー
ス2に収納された電源モジュール1の端部に設けられた
電極端子5にネジ止めして固定されるバスバー4と、こ
のバスバー4を定位置に配設してホルダーケース2の端
部に固定されるエンドプレート3とを備える。
【0024】電源モジュール1は、複数の二次電池、あ
るいは静電容量の大きなスーパーキャバシタを直線状に
接続したもので、図の電源モジュール1は、6本の二次
電池6を、直線状に直列に連結している。スーパーキャ
バシタを使用する電源モジュールは、複数のスーパーキ
ャバシタを並列に接続している。ただし、電源モジュー
ルは1本の二次電池やスーパーキャバシタで構成するこ
ともできる。図2に示す電源モジュール1は、円筒型の
二次電池6を皿状接続体7で直線状に連結している。電
源モジュール1の両端には、正極端子と負極端子からな
る電極端子5を連結している。
【0025】図2に示す電源装置の回路図を図3に示
す。この図に示す電源装置は8本×2列の電源モジュー
ル1を内蔵しており、各電源モジュール1は直列に接続
している。各電源モジュール1を接続するバスバー4
は、ヒューズ8を介して電源モジュール1の電圧を検出
するためのリード線9を接続している。
【0026】皿状接続体7が電池6を直線状に連結する
構造を、図4と図5に示している。この構造の電源モジ
ュール1は、皿状接続体7の円盤部7Aを、円筒型電池
6の正極に溶接して接続している。皿状接続体7の円盤
部7Aは、円筒型電池6の正極に溶接するプロジェクシ
ョン7aを設けている。皿状接続体7のプロジェクショ
ン7aが正極に溶接されるとき、プロジェクション7a
の上面に溶接用電極棒が押圧される。皿状接続体7と円
筒型電池6とのショートを阻止するために、皿状接続体
7と円筒型電池6との間に、リング状に絶縁体10が挟
着される。
【0027】さらに、皿状接続体7は、フランジ部7B
の内側に円筒型電池6を挿入して、フランジ部7Bを円
筒型電池6の負極である外装缶6Aに溶接する。フラン
ジ部7Bも、円盤部7Aと同じように、内面に設けたプ
ロジェクション7aを外装缶6Aに溶接する。このと
き、フランジ部7Bには、プロジェクション7aの外側
に溶接用電極棒が押圧される。
【0028】直列に連結される電池6は、皿状接続体7
を使用することなく、図6の断面図に示すように、U曲
したリード板11の対向面を互いに溶接して連結するこ
ともできる。この図の電源モジュール1は、電池6を放
電させる方向に、大電流をパルス通電して、U曲したリ
ード板11の対向面を溶着する。リード板11は、たと
えば、1KAの電流を約15ミリ秒間流す大電流パルス
通電で溶着できる。
【0029】さらに、電池6は、図7の断面図に示すよ
うに、電池6の+−の電極の間に金属板12を挟着する
状態で、電池6を放電させる方向に大電流パルス通電処
理をして、金属板12を電池6の電極に溶着することも
できる。
【0030】さらにまた、図8に示すように、電池6の
間に金属板を挟着することなく、電池6の+−の電極を
直接に溶着することもできる。この電池6は、正極端子
である封口板の上部表面に円錐状の突起を設け、この突
起を隣接する電池6の負極端子に大電流パルス通電して
溶接している。
【0031】図6ないし図8に示すように、皿状接続体
7を使用しないで、直接に電池6の+−の電極を溶接し
て連結し、あるいは、+−の電極を金属板の両面に直接
に溶接して連結している電源モジュール1は、電池間の
電気抵抗を極めて小さくできる。また、電池6の連結強
度を強くできる特長もある。
【0032】互いに直列に連結された電源モジュール1
は、図9と図10に示すように、電池6の正極側には正
極端子5Aを接続し、負極側には負極端子5Bを接続す
る。正極端子5Aの中央凸部と、負極端子5Bは、図1
1と図12の斜視図で示すように、四角柱状に成形して
いる。正極端子5Aの中央凸部と、負極端子5Bとを四
角柱状とするのは、エンドプレート3に設けた開口窓2
0に嵌入して、複数の電源モジュール1を位置決めして
接続するためである。正極端子5Aと負極端子5Bであ
る電極端子5は、バスバー4を連結する雌ネジ孔5aを
中心に設けている。
【0033】電源モジュール1の二次電池6は、ニッケ
ル−水素電池である。ただ、電源モジュール1の二次電
池6は、ニッケル−カドミウム電池やリチウムイオン二
次電池等を使用することもできる。
【0034】電源モジュール1は、図2に示すように、
各電池6の表面に温度センサー13を固定している。温
度センサー13は、電池温度を検出できる素子である。
この温度センサー13には、好ましくは、電池温度で電
気抵抗が変化するにPTCが使用される。各電池6の表
面に固定される温度センサー13は、センサーリード1
4を介して直列に、直線状に連結されて、電源モジュー
ル1の表面に縦方向に延長して固定される。温度センサ
ー13とセンサーリード14は、表面を被覆する熱収縮
チューブ等で電池6の表面に固定される。
【0035】ホルダーケース2は、図13の分解斜視図
に示すように、上下の蓋ケース2Aと、上下の蓋ケース
2Aの間に配設される中間ケース2Bとを備える。蓋ケ
ース2Aと中間ケース2Bは、全体をプラスチックで成
形している。蓋ケース2Aと中間ケース2Bは、電源モ
ジュール1を挟着して定位置に保持するために、ホルダ
ーリブ15を一体成形している。図に示す蓋ケース2A
と中間ケース2Bは、両端縁と中間に、複数列のホルダ
ーリブ15を平行に設けている。ホルダーリブ15は、
蓋ケース2Aの内面と、中間ケース2Bの両面に設けら
れる。ホルダーリブ15は、円筒状の電源モジュール1
を定位置に保持するために、電源モジュール1の外形に
沿って湾曲している半円状の保持凹部15Aを設けてい
る。円筒状の電源モジュール1は、保持凹部15Aに嵌
着されて、定位置に挟着状態で保持される。
【0036】ホルダーリブ15は、保持凹部15Aに沿
ってゴム状弾性体の緩衝パッキン16を連結して、電池
6の耐衝撃性を向上できる。図13のホルダーケース2
は、2列のホルダーリブ15に緩衝パッキン16を連結
している。緩衝パッキン16は、図14に示すように、
ホルダーリブ15に沿う形状に成形している。図13に
示す緩衝パッキン16は、図14に示す緩衝パッキン1
6の凹部を対向させて連結した状態を示している。緩衝
パッキン16は、互いに対向する凹部の間に電源モジュ
ール1を介在させて、これに密着する状態で挟着して保
持する。ホルダーリブ15に緩衝パッキン16を連結し
ているホルダーケース2は、緩衝パッキン16に振動を
吸収させて、電池6を振動から防止できる。
【0037】ホルダーリブ15は、電源モジュール1の
表面に凸条の状態で突出している温度センサー13とセ
ンサーリード14を案内するためのガイド溝17を、保
持凹部15Aの底部に設けている。温度センサー13と
センサーリード14を保持凹部15Aに入れて、ホルダ
ーリブ15は保持凹部15Aで電源モジュール1を挟着
して定位置に保持する。
【0038】以上の構造のホルダーケース2は、以下の
状態で組み立てて、電源モジュール1を平行に保持す
る。 下側の蓋ケース2Aを水平に置いて、ホルダーリブ
15の保持凹部15Aに電源モジュール1を入れて平行
に並べる。図の蓋ケース2Aは、ホルダーリブ15に8
列に電源モジュール1を並べる。電源モジュール1は、
両端面を同一平面とするように、ホルダーリブ15に並
べる。このとき、電源モジュール1の表面に突出してい
る温度センサー13とセンサーリード14を、ホルダー
リブ15のガイド溝17に案内する。 下側の蓋ケース2Aに中間ケース2Bを載せる。中
間ケース2Bは、下面に突出しているホルダーリブ15
の保持凹部15Aに、電源モジュール1を入れて、決め
られた位置に積層される。 中間ケース2Bの上面に突出しているホルダーリブ
15の保持凹部15Aに電源モジュール1を入れて平行
に並べる。このときも、電源モジュール1の両端が同一
平面となるように、電源モジュール1を並べる。 上側の蓋ケース2Aを、電源モジュール1の上に載
せて、蓋ケース2Aを定位置に積層する。この状態で、
蓋ケース2Aの下面に突出しているホルダーリブ15
は、保持凹部15Aに電源モジュール1が案内される。 上下の蓋ケース2Aを連結ネジ(図示せず)で連結
して、上下の蓋ケース2Aと中間ケース2Bとを連結し
て固定する。連結ネジは上下の蓋ケース2Aと中間ケー
ス2Bを貫通して、これ等を連結する。連結ネジは、上
下の蓋ケース2Aの四隅部とその中間を連結する。
【0039】以上の状態で、定位置に電源モジュール1
を保持しているホルダーケース2に、エンドプレート3
が固定される。エンドプレート3は、ホルダーケース2
の電源モジュール1を直列に接続するバスバー4を内蔵
している。バスバー4を定位置に保持するエンドプレー
ト3は、図15と図16の分解斜視図に示すように、互
いに積層状態で連結される本体部3Aとカバー部3Bを
備える。本体部3Aとカバー部3Bは、プラスチックで
別々に一体成形して製造される。本体部3Aは、電源モ
ジュール1と対向する側に配設され、カバー部3Bは本
体部3Aの背面に配設される。
【0040】本体部3Aは、電源モジュール1を直列に
連結するバスバー4を背面に配設している。ここに配設
されるバスバー4は、本体部3Aとカバー部3Bとの間
に挟着されて、エンドプレート3の定位置に保持され
る。
【0041】図の本体部3Aは、バスバー4を定位置に
保持するためのバスバー嵌着凹部18を背面に成形して
いる。バスバー嵌着凹部18は、金属板であるバスバー
4を定位置に嵌着できるように、長方形のバスバー4の
外形にほぼ等しく、正確にはこれよりも多少大きな長方
形である。図15と図16の斜視図、および図17に示
す本体部3Aは、バスバー嵌着凹部18を、横方向に延
長して設けている。本明細書において、バスバー4の縦
横は、バスバー4の長手方向を横方向とし、この方向と
直交する方向を縦方向とする。図18に示す本体部3A
は、バスバー嵌着凹部18を縦方向に延長して設けてい
る。さらに、図19に示す本体部3Aは、縦横にバスバ
ー嵌着凹部18を設けている。バスバー嵌着凹部18
は、ここにバスバー4を嵌着して、バスバー4で電源モ
ジュール1を直列に連結する。
【0042】バスバー嵌着凹部18の開口部には、図2
0に示すように、バスバー4が出るのを阻止するストッ
パ爪19をプラスチック製の本体部3Aに一体成形して
設けている。ストッパ爪19は、図21の拡大図と、図
22の断面図に示すように、バスバー嵌着凹部18の開
口部から内側に突出して設けられる。図に示すストッパ
爪19は、長方形に開口しているバスバー嵌着凹部18
の開口部の、長辺のほぼ中央に、内側に突出するように
対向して設けている。バスバー嵌着凹部18の両端部分
には、ここに入れたバスバー4の両端部を、電源モジュ
ール1の電極端子5に連結するための開口窓20を設け
ている。図に示すバスバー嵌着凹部18は、両端に設け
た開口窓20の中間にストッパ爪19を設けている。
【0043】ストッパ爪19は、バスバー嵌着凹部18
の両端に設けた開口窓20の部分に設けることもでき
る。この構造の本体部3Aは、簡単な構造の金型で、ス
トッパ爪19を成形できる特長がある。それは、図23
の断面図に示すように、バスバー嵌着凹部18の両端に
開口する開口窓20を成形する金型35で、開口窓20
の内側に突出しているストッパ爪19の突出内面を成形
できるからである。この図に示すように、ストッパ爪1
9の突出内面を成形する金型35は、矢印Aで示す方向
に移動させて、成形された本体部3Aを金型35から脱
型できる。
【0044】ストッパ爪19は、開口窓20の内側に突
出する高さを大きくすると、バスバー4をバスバー嵌着
凹部18に確実に保持できるが、バスバー4をバスバー
嵌着凹部18に入れるのは難しくなる。反対に、ストッ
パ爪19を低くすると、バスバー4をバスバー嵌着凹部
18に入れやすくなるが、バスバー4がバスバー嵌着凹
部18から出やすくなる。ストッパ爪19の突出量は、
バスバー4をスムーズにバスバー嵌着凹部18に入れる
ことができて、かつ、バスバー嵌着凹部18に入れたバ
スバー4が出るのを効果的に阻止できるように設計され
る。
【0045】この構造のエンドプレート3は、図24の
矢印で示すように、バスバー4をバスバー嵌着凹部18
を入れて定位置に保持する。バスバー4がバスバー嵌着
凹部18に入れられるとき、ストッパ爪19は多少弾性
変形して、バスバー4を通過させる。バスバー嵌着凹部
18に嵌着されたバスバー4は、たとえば、開口窓20
を上面とする姿勢に本体部3Aを裏返しても、バスバー
嵌着凹部18から出ることはない。バスバー4をバスバ
ー嵌着凹部18から強制的に取り出すときは、ストッパ
爪19が多少弾性変形して、バスバー4を通過させる。
【0046】図2に示すホルダーケース2は、上下2段
で、各段に8列の電源モジュール1を収納している。こ
の電源モジュール1は、一方のエンドプレート3に横方
向に内蔵されるバスバー4で一端を直列に連結して、他
方のエンドプレート3に縦方向に内蔵されるバスバー4
で直列に連結して、図25の概略図に示すように、全て
の電源モジュール1を直列に連結する。したがって、ホ
ルダーケース2の一方の端部に固定されるエンドプレー
ト3は、図15、図16及び図17に示すように、バス
バー4を横方向に内蔵しており、ホルダーケース2の他
方の端部に固定されるエンドプレート3は、図18に示
すように、バスバー4を縦方向に内蔵している。図19
に示すように、縦横にバスバー嵌着凹部18を設けてい
る本体部3Aは、ホルダーケース2の両端に固定でき
る。
【0047】本体部3Aは、バスバー嵌着凹部18の両
端部に、バスバー4を電源モジュール1の電極端子5に
連結する開口窓20を開口している。開口窓20は、電
池6の電極に固定している電極端子5を回転しない状態
で嵌入できる形状に開口される。図に示す電源モジュー
ル1は、方形状の電極端子5を両端に固定している。こ
の電極端子5を嵌入するために、開口窓20は電極端子
5の外形にほぼ等しく、正確には電極端子5よりも多少
大きな内形に開口されている。この構造の本体部3A
は、電源モジュール1の電極端子5を開口窓20に嵌入
して、電源モジュール1を回転しないように保持して、
バスバー4を連結できる。
【0048】さらに、図に示す本体部3Aは、リード線
を定位置に保持するリード線溝21を設けている。リー
ド線溝21は、バスバー嵌着凹部18と平行に設けられ
る。リード線溝21の開口部にも、リード線が出るのを
阻止するストッパ爪22を設けている。ストッパ爪22
は、リード線溝21の開口部の対向する位置に配設され
る。対向するストッパ爪22の間隔は、リード線の太さ
にほぼ等しい。このストッパ爪22は、リード線をリー
ド線溝21に入れやすく、リード線をリード線溝21か
ら出難くできる。
【0049】リード線は、各電源モジュール1の電圧を
検出するために、ヒューズ8を介してバスバー4に接続
される。本体部3Aは、ヒューズ8を定位置に配設する
ために、ヒューズ凹部23を設けている。ヒューズ凹部
23はリード線溝21に連結して設けられる。ヒューズ
凹部23とバスバー嵌着凹部18との間の壁には、ヒュ
ーズ8をバスバー4に連結するリード板を配設する切欠
24を設けている。
【0050】さらに、図15と図16に示す本体部3A
は、センサー連結板25を定位置に保持する連結板嵌着
凹部26を背面に設けている。連結板嵌着凹部26は、
バスバー嵌着凹部18に隣接して、バスバー嵌着凹部1
8よりも外側にあって、バスバー嵌着凹部18と平行に
設けられる。図20〜図22に示す本体部3Aは、連結
板嵌着凹部26の開口部にも、バスバー嵌着凹部18と
同じように、センサー連結板25が出るのを阻止するス
トッパ爪36を一体成形して設けている。
【0051】連結板嵌着凹部26に嵌入されるセンサー
連結板25は、電源モジュール1に固定される温度セン
サー13を直列に連結する。電源モジュール1は、図2
に示すように、電極端子5に隣接して、センサーリード
14を突出させている。このセンサーリード14がセン
サー連結板25に連結されて、全ての温度センサー13
は直列に連結される。
【0052】センサーリード14をセンサー連結板25
に連結するために、本体部3Aは、センサーリード14
を通過させる連結孔27を貫通して設けている。連結孔
27は、連結板嵌着凹部26の端部に隣接して、連結板
嵌着凹部26よりも外側に開口されている。電源モジュ
ール1から突出するセンサーリード14は、本体部3A
の連結孔27を通過してセンサー連結板25に連結され
て、全ての温度センサー13を直列に連結する。互いに
直列に接続された温度センサー13は、リード線を介し
て、外部に検出信号を出力する。いずれかの温度センサ
ー13が、電池温度が異常に高くなったことを検出する
と、温度センサー13からの信号を外部に接続している
保護回路等で処理して、たとえば、電池6の充放電電流
を制限し、あるいは、電流を遮断して電池6を保護す
る。
【0053】本体部3Aは、カバー部3Bを定位置に保
持するために、背面に突出して周縁に沿って周壁28を
一体成形して設けている。周壁28のある本体部3A
は、カバー部3Bを正確に位置ずれしないように積層し
て固定できる。さらに、周壁28の内側に、カバー部3
Bと防水カバー29の両方を積層して定位置に連結して
固定できる。また、周壁28の内側に、防水カバー29
を連結して固定する構造は、防水カバー29の外周と周
壁28の内面とを防水構造として、エンドプレート3を
確実に防水構造にできる特長もある。
【0054】カバー部3Bは、本体部3Aの背面に積層
して固定されて、バスバー嵌着凹部18と連結板嵌着凹
部26とリード線溝21の開口部を閉塞する。この状態
で、本体部3Aとカバー部3Bは、バスバー4とセンサ
ー連結板25とリード線とを挟着する状態で、定位置に
保持する。本体部3Aにカバー部3Bを連結して固定す
る状態で、バスバー4とセンサー連結板25とリード線
とは、定位置にセットされて外部に出ることはない。カ
バー部3Bは外形を、本体部3Aに設けた周壁28の内
形にほぼ等しくしている。ここに嵌入して、カバー部3
Bを本体部3Aの定位置に積層するためである。
【0055】図15と図16に示すカバー部3Bは、本
体部3Aに設けている開口窓20と同じ位置に開口窓2
0を開口している。このエンドプレート3は、本体部3
Aとカバー部3Bの両方の対向する位置に開口窓20を
開口して、エンドプレート3に内蔵されるバスバー4を
電源モジュール1の電極端子5に止ネジ30で連結でき
る。
【0056】さらに、カバー部3Bは、電源モジュール
1のセンサーリード14をセンサー連結板25に連結す
るための切欠部31を外周に設けている。切欠部31
は、開口窓20の外側に配設される。そして、カバー部
3Bは、外周と開口窓20の周縁に沿って、凸条を一体
成形して設けている。凸条は、カバー部3Bを補強する
と共に、開口窓20や切欠部31からエンドプレート3
の内部に水等が侵入するのを有効に防止する。
【0057】図15と図16のカバー部3Bは、リード
線を外部にエンドプレート3から引き出すための引出開
口32を両端部に開口している。リード線溝21にセッ
トされたリード線は、引出開口32から外部に引き出さ
れる。
【0058】カバー部3Bを本体部3Aの周壁28に嵌
入して連結できるように、カバー部3Bは、ストッパ凸
部33を外周面に一体成形して設けている。図に示すカ
バー部3Bは、全体の形状を方形状としているカバー部
3Bの各辺に、複数個のストッパ凸部33を突出するよ
うに成形している。このストッパ凸部33を案内するス
トッパ凹部34は、本体部3Aの周壁28の内面に設け
られる。ストッパ凹部34は、図26に示すように、周
壁28に設けた貫通孔とすることもできる。カバー部3
Bは、図26に示すように、ストッパ凸部33をストッ
パ凹部34に案内して、本体部3Aの定位置に連結して
固定される。この図のエンドプレート3は、カバー部3
Bにストッパ凸部33を設けて、本体部3Aにストッパ
凹部34を設けているが、カバー部にストッパ凹部を、
本体部にストッパ凸部を設けて、カバー部を本体部の定
位置に連結することもできる。また、本体部の周壁内面
にのみストッパ凸部を設けて、このストッパ凸部よりも
内側にカバー部を押し込んで、カバー部を本体部に連結
することもできる。
【0059】以上の嵌着構造で、カバー部3Bと本体部
3Aとを連結しているエンドプレート3は、カバー部3
Bを本体部3Aに簡単かつ容易に、しかも迅速に脱着し
て連結できる特長がある。ただ、カバー部は、スポット
溶着、局部的な接着、ネジ止等の構造で本体部に連結す
ることもできる。
【0060】カバー部3Bの背面に積層される防水カバ
ー29はプラスチック板で、外周の形状を、本体部3A
の周壁28の内側形状にほぼ等しく成形して、リード線
の引出切欠29Aと、電源コードの取出穴29Bとを開
口している。
【0061】以上の構造のエンドプレート3は、本体部
3Aに、バスバー4とセンサー連結板25とヒューズ8
とを決められた位置に配設して、背面にカバー部3Bを
固定する。この状態で、電源モジュール1を定位置に保
持しているホルダーケース2にエンドプレート3を固定
し、図26の断面図に示すように、カバー部3Bの開口
窓20に入れる止ネジ30で、エンドプレート3のバス
バー4を電源モジュール1の電極端子5に連結する。エ
ンドプレート3をホルダーケース2に連結した状態で、
バスバー4を電極端子5に簡単に能率よく連結できる。
ただ、エンドプレート3は、バスバー4を電源モジュー
ル1の電極端子5に連結した後、ホルダーケース2に連
結して固定することもできる。
【0062】以上の構造のエンドプレート3は、本体部
3Aとカバー部3Bとを連結して、その間にバスバー4
を保持する。ただ、本発明の電源装置は、エンドプレー
トを必ずしも本体部とカバー部とで構成する必要はな
い。たとえば、図示しないが、カバー部のない本体部の
みでエンドプレートを構成することもできる。この構造
のエンドプレートは、構造を簡単にしてより安価に製造
できる特長がある。本体部のみのエンドプレートは、バ
スバーやセンサー連結板が外部に露出しているが、本体
部の背面に、プラスチック製の防水カバーを固定して、
露出部を絶縁状態で被覆することができる。
【0063】
【発明の効果】本発明の電源装置は、能率よく組み立て
できることに加えて、ホルダーケースとエンドプレート
を安価に多量生産できる特長がある。それは、本発明の
電源装置が、エンドプレートにバスバーを嵌入して定位
置に保持するバスバー嵌着凹部を設けると共に、このバ
スバー嵌着凹部の開口部に、バスバーが出るのを阻止す
るストッパ爪を設けているからである。この構造のエン
ドプレートは、バスバー嵌着凹部にバスバーを嵌入し
て、バスバーがバスバー嵌着凹部から出るのを防止でき
る。このため、複数のバスバーをエンドプレートの定位
置に装着して、各々のバスバーを電池の電極端子に能率
よく連結できる
【0064】さらに、本発明の電源装置は、メンテナン
スを簡単かつ容易にして、しかも能率よく補修できる特
長がある。それは、本発明の電源装置が、複数の電源モ
ジュールを接続するバスバーを、エンドプレートにイン
サート等の構造で固定するのではなく、本体部に設けた
バスバー嵌着凹部にバスバーを入れてストッパ爪で出な
いようにして定位置に保持しているからである。すなわ
ち、本体部とバスバーとを別々のパーツとして、バスバ
ーを本体部の定位置に保持するので、本体部を交換する
ことなく、各々のバスバーを単独で簡単に交換できる。
【0065】さらにまた、本発明の電源装置は、廃棄す
る手間を少なくして、バスバーとエンドプレートの両方
を有効にリサイクルして再利用できる特長もある。それ
は、バスバーを本体部から分離して、金属製のバスバー
とエンドプレートとを簡単に分離できるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電源装置のエンドプレートの斜視図
【図2】本発明の実施例の電源装置の分解斜視図
【図3】本発明の実施例の電源装置の回路図
【図4】図2に示す電源装置に内蔵される電源モジュー
ルの側面図
【図5】図4に示す電源モジュールの電池の連結構造を
示す分解断面図
【図6】電源モジュールの電池の連結構造の他の一例を
示す断面図
【図7】電源モジュールの電池の連結構造の他の一例を
示す断面図
【図8】電源モジュールの電池の連結構造の他の一例を
示す断面図
【図9】図4に示す電源モジュールの正極側の電極端子
の連結構造を示す分解断面図
【図10】図4に示す電源モジュールの負極側の電極端
子の連結構造を示す分解断面図
【図11】図9に示す正極端子の拡大斜視図
【図12】図10に示す負極端子の拡大斜視図
【図13】図2に示す電源装置のホルダーケースの分解
斜視図
【図14】図13に示すホルダーケースのホルダーリブ
に連結される緩衝パッキンの拡大斜視図
【図15】図2に示す電源装置のエンドプレートの分解
斜視図
【図16】図15に示すエンドプレートを組み立てる状
態を示す分解斜視図
【図17】図15に示すエンドプレートの本体部の平面
【図18】エンドプレートの本体部の他の一例を示す平
面図
【図19】エンドプレートの本体部の他の一例を示す平
面図
【図20】エンドプレートの本体部にバスバーを装着し
た状態を示す平面図
【図21】図20に示す本体部の拡大図
【図22】図21に示す本体部のA−A線断面図
【図23】他の実施例の本体部を金型で成形する状態を
示す断面図
【図24】図22に示す本体部にバスバーを装着する状
態を示す断面図
【図25】複数の電源モジュールをバスバーで直列に連
結する状態を示す概略斜視図
【図26】エンドプレートのバスバーと電源モジュール
との連結構造を示す断面図
【符号の説明】
1…電源モジュール 2…ホルダーケース 2A…蓋ケース
2B…中間ケース 3…エンドプレート 3A…本体部 3
B…カバー部 4…バスバー 5…電極端子 5A…正極端子 5
B…負極端子 5a…雌ネジ孔 6…電池 6A…外装缶 7…皿状接続体 7A…円盤部 7
B…フランジ部 7a…プロジェクション 8…ヒューズ 9…リード線 10…絶縁体 11…リード板 12…金属板 13…温度センサー 14…センサーリード 15…ホルダーリブ 15A…保持凹部 16…緩衝パッキン 17…ガイド溝 18…バスバー嵌着凹部 19…ストッパ爪 20…開口窓 21…リード線溝 22…ストッパ爪 23…ヒューズ凹部 24…切欠 25…センサー連結板 26…連結板嵌着凹部 27…連結孔 28…周壁 29…防水カバー 29A…引出切欠 2
9B…取出穴 30…止ネジ 31…切欠部 32…引出開口 33…ストッパ凸部 34…ストッパ凹部 35…金型 36…ストッパ爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高崎 良治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H020 AA01 AS04 AS11 BB05 CC06 DD06 5H022 AA19 BB11 BB15 BB16 CC12 CC14 CC27 KK03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電源モジュール(1)を平行に保持
    するホルダーケース(2)と、このホルダーケース(2)に収
    納された電源モジュール(1)の電極端子(5)に連結され
    て、隣接する電源モジュール(1)を接続している複数の
    バスバー(4)と、複数のバスバー(4)を定位置に保持して
    いる絶縁材であるエンドプレート(3)とを備える電源装
    置において、 エンドプレート(3)が、バスバー(4)を嵌入して定位置に
    保持するバスバー嵌着凹部(18)を有すると共に、このバ
    スバー嵌着凹部(18)の開口部にバスバー(4)が出るのを
    阻止するストッパ爪(19)を有することを特徴とする電源
    装置。
  2. 【請求項2】 エンドプレート(3)が、互いに積層状態
    で連結されてなる本体部(3A)とカバー部(3B)とを備え、
    本体部(3A)は電源モジュール(1)に対向する側に、カバ
    ー部(3B)は本体部(3A)の背面に配設して積層されると共
    に、本体部(3A)の背面に、バスバー(4)を定位置に保持
    するバスバー嵌着凹部(18)を設けている請求項1に記載
    される電源装置。
  3. 【請求項3】 エンドプレート(3)の本体部(3A)が、複
    数のバスバー(4)を定位置に保持するバスバー嵌着凹部
    (18)を縦方向と横方向に有する請求項2に記載される電
    源装置。
  4. 【請求項4】 エンドプレート(3)の本体部(3A)に、リ
    ード線(9)を保持するリード線溝(21)を設けている請求
    項2に記載される電源装置。
  5. 【請求項5】 リード線溝(21)の開口部に、リード線
    (9)が出るのを阻止するストッパ爪(22)を設けている請
    求項4に記載される電源装置。
  6. 【請求項6】 本体部(3A)とカバー部(3B)を、嵌着構
    造、スポット溶着、局部的な接着、ネジ止のいずれかの
    構造で連結している請求項2に記載される電源装置。
  7. 【請求項7】 本体部(3A)の周縁に沿って周壁(28)を一
    体成形して設けており、カバー部(3B)の外形を周壁(28)
    内側の形状にほぼ等しく形成して、本体部(3A)の周壁(2
    8)の内側にカバー部(3B)を嵌入して、カバー部(3B)を本
    体部(3A)の定位置に連結している請求項6に記載される
    電源装置。
  8. 【請求項8】 エンドプレート(3)が、バスバー嵌着凹
    部(18)の両端部分に位置して、バスバー(4)の両端部を
    電源モジュール(1)の電極端子(5)に連結する開口窓(20)
    を有し、開口窓(20)の間にストッパ爪(19)を設けている
    請求項1に記載される電源装置。
  9. 【請求項9】 ホルダーケース(2)に保持される電源モ
    ジュール(1)が、複数の二次電池(6)を直線状に連結した
    ものである請求項1に記載される電源装置。
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