JP2000221858A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000221858A
JP2000221858A JP11021739A JP2173999A JP2000221858A JP 2000221858 A JP2000221858 A JP 2000221858A JP 11021739 A JP11021739 A JP 11021739A JP 2173999 A JP2173999 A JP 2173999A JP 2000221858 A JP2000221858 A JP 2000221858A
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motor
rotation speed
signal
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JP11021739A
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English (en)
Inventor
Takahiro Tsujimoto
隆浩 辻本
Akira Takasu
亮 高須
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体を構成部材に有する画像形成装置であ
って、当該回転体の定常回転時の定速性を確保しつつ、
回転開始後又は回転速度切り換え後、速やかに目標の回
転速度に収束させることができる画像形成装置を提供す
ること。 【解決手段】 駆動源である感光体モータM4と、当該
感光体モータM4の回転力を回転体である感光体ドラム
3に伝達する減速機40や軸継手41とを有する画像形
成装置において、感光体モータM4の駆動開始後又は回
転速度切り換え後から目標の回転速度に収束するまで
は、感光体モータM4の出力軸42の回転数を検出する
FG(frequency generator)(感光体モータM4に内
蔵)を用い、収束後は、感光体ドラム3の回転軸3sの
回転数を検出するロータリエンコーダ44を用いて、感
光体モータM4の回転速度のフィードバック制御を行う
制御手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体ドラムその
他の回転体を構成要素に有する複写機等の画像形成装置
に関し、特に当該回転体を駆動するモータの速度制御技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、感光体ドラム表面にトナー像を
形成し、これを記録シート上に転写して画像を形成する
電子写真式の画像形成装置においては、感光体ドラム表
面に形成されたトナー像を忠実に記録シート上に転写す
るため、感光体ドラムの周速と記録シートの搬送速度を
正確に一致させる必要がある。
【0003】この感光体ドラムを例えばDCモータで回
転駆動する場合には、回転速度の安定化および駆動トル
クの確保等の理由から、通常、当該モータを比較的高速
で回転させ、この回転速度を歯車式減速機等の減速手段
により減速して感光体ドラムを駆動している。ところ
が、この場合、駆動源であるモータを安定した速度で回
転させたとしても、歯車同士の歯合時に生じる振動や当
該歯車を含めた動力伝達部材の加工精度誤差に起因して
感光体ドラムの回転速度に変動が発生し、再現画像が劣
化するおそれがある。
【0004】そこで、従来、上記した速度変動を検出す
るため、駆動対象である感光体ドラムの回転軸にロータ
リエンコーダ等の回転速度検出手段を設け、当該検出手
段による検出結果を用いてモータの回転速度をフィード
バック制御するといった方法が採られている。これによ
り、画像形成時等の定常回転時においては、感光体ドラ
ムは安定した速度で回転される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法では、感光体ドラムを安定した速度で定常回転
させることができるものの、感光体ドラムの回転開始又
は回転速度切り換えから感光体ドラムが目標の回転速度
に収束するまでの時間が長くなってしまうといった問題
が生じる。
【0006】即ち、制御対象であるモータと検出手段で
あるロータリエンコーダとの間に上記したような減速手
段を含む動力伝達装置が介在しているため、制御量に対
する検出手段の応答が遅れ、その結果、一旦、目標の回
転数に到達した後も徒にモータの加速、減速を繰り返し
てしまい、目標の回転数に収束するのに時間がかかって
しまうのである。目標の回転数に収束するのに時間がか
かってしまうと、その分、コピーに要する時間が長くな
り、コピーの生産性に影響を及ぼしてしまう。
【0007】上記のことは、感光体ドラムを回転駆動す
る場合のみならず、その他、記録シートを搬送する搬送
ローラを回転駆動する場合等にも問題になる。上記の課
題に鑑み、本発明は、回転体を構成部材に有する画像形
成装置であって、当該回転体の定常回転時の定速性を確
保しつつ、回転開始後又は回転速度切り換え後、速やか
に目標の回転速度に収束させることができる画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る画像形成装置は、回転体を構成要素に
有する画像形成装置であって、モータと、前記モータの
回転力を前記回転体に伝達する動力伝達手段と、前記モ
ータの出力軸又は前記動力伝達手段の第1の位置におけ
る回転速度を検出する第1の回転速度検出手段と、前記
回転体又は前記動力伝達手段の第2の位置であって、第
1の位置よりも動力の伝達方向下流位置における回転速
度を検出する第2の回転速度検出手段と、前記モータの
駆動開始後又は回転速度切り換え後から目標の回転速度
に収束するまでは第1の回転速度検出手段を用い、収束
後は第2の速度検出手段を用いて、前記モータの回転速
度をフィードバック制御する制御手段とを備えたことを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の実施の形態を、デジタル式の複写機に適用した場合に
ついて説明する。なお、当該デジタル式複写機(以下、
単に「複写機」という。)は、記録シートの搬送速度
(以下、「システムスピード」と言う。)を2速に変速
可能な複写機である。
【0010】通常よく使用される厚さ約100〜150
μmの記録シート(以下、「普通紙」という)の場合は
第1のシステムスピードで、葉書その他の厚紙やOHP
(オーバ・ヘッド・プロジェクタ)用のフィルムシート
等の場合は第1のシステムスピードよりも遅い第2のシ
ステムスピードで、記録シートが搬送される。即ち、後
者のような記録シートは、その厚み等に起因して、普通
紙よりも熱容量が大きいため(以下、普通紙よりも熱容
量の大きい記録シートを「特殊紙」という。)、トナー
を確実に定着させるためには、より多くの熱量が要求さ
れる。そこで、特殊紙の場合は、システムスピードを普
通紙の場合よりも遅くすることにより、記録シートが後
述する定着装置を通過するのに要する時間を長くし、記
録シートに十分な熱量を供給して、トナーの定着性を確
保するのである。
【0011】図1は、複写機の全体構成を示す図であ
る。同図に示すように、本複写機は、原稿読取部10
0、プリンタ部200及び給紙部300から構成され
る。原稿読取部100は、原稿からの反射光を一度電気
信号に変換し、濃度変換やエッジ強調等の必要な画像処
理を加えた後にプリンタ部200に出力する。
【0012】プリンタ部200は、公知の静電複写方式
で画像形成を行うものであって、露光走査部1では、原
稿読取部100からの出力信号を受けて図示しないレー
ザダイオードがレーザ光を発し、このレーザ光は、定速
で回転駆動される図示しないポリゴンミラーのミラー面
で反射して偏向される。偏向されたレーザ光は、ミラー
2で光路変更され感光体ドラム3の表面を露光走査す
る。
【0013】感光体ドラム3の周辺には、帯電チャージ
ャ4、現像装置5、転写チャージャ6、分離チャージャ
7、クリーニング装置8及びイレーサランプ9が、ドラ
ム回転方向aに沿って、この順に配設され、帯電、露
光、現像、転写、分離といった周知の静電複写プロセス
にて給紙部300から繰り出された記録シートに対し
て、読み取った原稿のトナー像を転写する。トナー像が
転写された記録シートは、搬送ベルト10により、定着
装置11へ送り込まれ、ここで、定着された後、排出ロ
ーラ12を介して、トレイ13上へ排出される。
【0014】給紙部300は、上下2段に設けられたキ
ャビネット14内に、図示しないガイドレールによって
各給紙カセット15〜19を図の手前方向にスライド自
在に保持するとともに、キャビネット右側壁に沿って各
給紙カセット15〜19からの記録シートを搬送する搬
送路20が形成されている。搬送路20の始端は給紙カ
セット15〜19数だけ分岐され、その分岐路21〜2
5の分岐路端には、給紙カセットから記録シートを取り
出すための給紙機構26〜30が配されている。また、
給紙機構26〜30は、パルスモータからなる第1搬送
モータM1で駆動され、各給紙機構26〜30毎に設け
られた公知の電磁マイクロクラッチ(不図示)によっ
て、第1搬送モータM1の駆動力が断続され、5個の給
紙機構26〜30の内の一の給紙機構が選択的に駆動さ
れる。
【0015】また、搬送路20には、各給紙機構26〜
30から下流側に向かって所定距離の位置に縦搬送ロー
ラ31〜35が配設され、これにより縦搬送機構が構成
されている。この縦搬送機構も、前記第1搬送モータM
1を駆動源として、図示しない動力伝達機構を介して回
転駆動され、給紙カセットから繰りだされた記録シート
を、さらに下流側へと搬送する。
【0016】給紙機構により給紙カセットから取り出さ
れ、縦搬送ローラによって搬送された記録シートは、中
間ローラ36によって、搬送路20をさらに下流側へと
搬送され、レジストローラ37に当接して一旦待機した
後、上述した感光体ドラム3の作像動作に同期して回転
する前記レジストローラ37によって繰り出され、図示
しないシートガイドに案内されつつ感光体ドラム3の転
写位置へと搬送される。この中間ローラ36とレジスト
ローラ37は、パルスモータからなる第2搬送モータM
2で駆動される。中間ローラ36とレジストローラ37
にはそれぞれ公知の電磁マイクロクラッチ(不図示)が
設けられ、これにより、第2搬送モータM2の中間ロー
ラ36とレジストローラ37への動力の伝達が断続され
る。
【0017】上記のように搬送される記録シートには、
感光体ドラム3上に形成されたトナー像が転写され、ト
ナー像が転写された記録シートは、駆動ローラ38と従
動ローラ39で張架された搬送ベルト10によって、さ
らに定着装置11へと搬送され、トナー像は当該定着装
置11によって定着される。定着装置11は、ヒータを
内蔵する定着上ローラ11uと定着上ローラ11uに圧
接して設けられている定着下ローラ11dとを有してい
る。定着上ローラ11uは、矢印bの方向に回転駆動さ
れ、定着下ローラ11dはこれに従動する。両ローラ1
1u、11dで挟持される記録シートは、排出ローラ1
2へと搬送されつつ、記録シート上のトナー像は前記ヒ
ータから供給される熱によって定着される。なお、上記
定着上ローラ11uと駆動ローラ38とは、図示しない
動力伝達機構を介して、DCモータからなる第3搬送モ
ータM3で駆動される。
【0018】上記第1〜第3搬送モータは、それぞれ、
記録シートの搬送速度が第1のシステムスピード又は第
2のシステムスピードになるように、後述するメイン制
御部90によって、その回転数が制御される。即ち、記
録シートが普通紙の場合は、その搬送速度が第1のシス
テムスピードになるような回転数に、記録シートが特殊
紙の場合は、その搬送速度が第2のシステムスピードに
なるような回転数に制御される。
【0019】図2に、感光体ドラム3の駆動機構の概略
構成を示す。当該駆動機構は、DCモータからなる感光
体モータM4と動力伝達機構とからなる。動力伝達機構
は、当該モータM4の動力を歯車列からなる減速機40
及び軸継手41によって感光体ドラム3の回転軸3sに
伝達するものである。感光体モータM4は、FG(freq
uency generator )付のモータであり、後述するよう
に、このFGによって感光体モータM4の出力軸42、
即ち負荷駆動側の回転数を検出し、当該モータM4の回
転数が制御される。また、前記回転軸3sの一端部、即
ち負荷末端側には、感光体モータM4の回転数を制御す
るためのロータリエンコーダ44(以下、単に「エンコ
ーダ44」と言う。)が取付けられている。FGとエン
コーダ44には、減速機40の減速比を考慮し、動力伝
達機構による動力の伝達に全くロスがないとした場合、
感光体モータM4の回転数が同じであれば同じ周期のパ
ルス信号を発生するものが用いられる。また、一方又は
両方のパルス信号を分周器を通過させることにより、同
じ周期のパルス信号が得られるように調整してもよい。
なお、FGとエンコーダ44の使い分けについては後述
する。また、感光体ドラム3の回転軸3sには、感光体
ドラム3の回転速度の均一化を図るため、フライホイー
ル3fが取付けられている。
【0020】図1に戻り、複写機上面の操作しやすい位
置には、操作パネル45が設置されている。操作パネル
45は、コピー開始を指示するためのコピースタートキ
ー、コピー枚数設定用のテンキー、記録シートのサイズ
を指定する用紙サイズ指定キー、各種モードを設定する
モード設定キー及び普通紙と特殊紙のいずれか一方を選
択する用紙種類選択キーなどの各種入力キーのほか、当
該設定された内容等を表示する表示部45a(図3)な
どを備えている。また、原稿読取部100、プリンタ部
200及び給紙部300は、メイン制御部90による制
御をうけて、円滑なコピー動作を実現する。
【0021】図3は、主に、感光体モータM4を制御す
る制御部50の概略構成を示す図である。制御部50
は、メイン制御部90と接続されている。メイン制御部
90は、CPU91を中心にして、当該CPU91にR
OM92、RAM93及びインターフェース94が接続
されて構成されており、CPU91はROM92に格納
されたプログラムにしたがって制御を行う。また、CP
U91(メイン制御部90)は、インターフェース94
を介して、制御部50、操作パネル45その他の構成要
素と接続される。
【0022】メイン制御部90から制御部50へは、接
続線81を介して感光体モータM4の起動又は停止を指
示するスタート(L)信号、ストップ(H)信号が出力
され、当該信号は、制御部50のコントローラ51に入
力される。コントローラ51は、F−V変換部52,5
3、比較部54及びドライバ部55等で構成されてい
る。
【0023】一方のF−V変換部52にはセレクタ56
を介してエンコーダ44かFGのいずれか一方のパルス
信号が入力され、F−V変換部52は、当該パルス信号
の周波数を電圧に変換して比較部54へ出力する。もう
一方のF−V変換部53には分周部57を介して水晶発
振器58が接続されており、F−V変換部53は、水晶
発振器58で発生し分周部57で分周されたクロック信
号の周波数を電圧に変換して比較部54へ出力する。
【0024】水晶発振器58は基準クロック信号を発生
させ、分周部57は、当該基準クロック信号の周波数を
分周し、感光体モータM4の回転数制御の基準となる高
低2種類の周波数のクロック信号を生成する。高・低何
れの周波数のクロック信号を発生させるかは、メイン制
御部90から接続線82を介して入力される速度設定信
号によって決定される。速度設定信号がHの場合は、第
1の基準回転数X1に対応した周波数F1のクロック信
号が、速度設定信号がLの場合は、第1の基準回転数よ
りも低い第2の基準回転数X2に対応した周波数F2の
クロック信号が生成される。
【0025】ここで、第1の基準回転数X1は第1のシ
ステムスピードに対応した回転数である。即ち、感光体
モータM4が基準回転数X1で回転されると、感光体ド
ラム3は、その周速が第1のシステムスピードとなって
回転される。また、第2の基準回転数X2は、第2のシ
ステムスピードに対応した回転数である。即ち、感光体
モータM4が第2の基準回転数X2で回転されると、感
光体ドラム3は、その周速が第2のシステムスピードと
なって回転される。
【0026】比較部54は、F−V変換部53から入力
される電圧、即ち、基準回転数と、F−V変換部52か
ら入力される電圧、即ち、検出回転数とを比較し、その
差分をドライバ部55へ出力する。ドライバ部55は、
比較部54から入力される前記差分に基づいて、感光体
モータM4のモータコイルへの通電幅(duty)を増減
し、検出回転数が基準回転数に常に近づくように感光体
モータM4への通電制御を行う。なお、ドライバ部55
のモータコイルへの通電は、前記スタート信号(H)の
入力により開始され、前記ストップ信号(L)の入力に
より停止される。
【0027】また、コントローラ51は、比較部54の
比較結果に基づき、ロック信号をセレクタ56及びメイ
ン制御部90に出力する。基準回転数に対して検出回転
数が許容差±6.25%内に継続して所定時間Ta以上入っ
ている間は(L)の、それ以外は(H)のロック信号を
出力する。ここで、基準回転数に対して検出回転数が許
容差±6.25%内にある事を、「検出回転数が目標の範囲
内ある」ということとする。また、上記所定時間Taと
は、検出回転数が目標の範囲内に安定していると判断し
得るに足るだけの時間をいう。さらに、検出回転数が目
標の範囲外にある状態から上記許容差内に継続して所定
時間Ta以上入ることを「検出回転数が基準回転数に収
束する」ということとする。なお、許容差の値は、上記
のものに限られないことは言うまでもない。
【0028】セレクタ56は、ロック信号がH信号の場
合は、FGからのパルス信号を選択して、F−V変換部
52に出力し、ロック信号がL信号の場合は、エンコー
ダ44からのパルス信号を選択して、F−V変換部52
に出力する。即ち、感光体モータM4の起動の際や設定
速度が切換られた場合に、目標とする基準回転数に収束
するまでの間は、FGを用いて感光体モータM4の回転
数のフィードバック制御を行い、基準回転数に収束した
後、定常回転中は(検出回転数が目標の範囲内に入って
いる間は)、エンコーダ44を用いて感光体モータM4
の回転数のフィードバック制御を行うのである。
【0029】また、ロック信号は、接続線83を介し
て、上述したようにメイン制御部90にも入力され、エ
ンコーダ44からのパルス信号は、トランジスタ59で
増幅された上で、メイン制御部90にも入力される。メ
イン制御部90は、感光体モータM4を起動させた後
(スタート信号(H)及び速度設定信号のH信号の発信
後)、速度設定信号をL信号からH信号に切り換えた
後、又は、速度設定信号をH信号からL信号に切り換え
た後、ロック信号がH信号からL信号に切り換わると、
即ち、感光体モータM4の回転数制御がFGによる制御
からエンコーダ44による制御に切り換わるとエンコー
ダ44の検出異常判定処理を行う。
【0030】この検出異常判定処理を図4を参照しなが
ら説明する。図4(a)は、感光体モータM4が定常回
転している際の、エンコーダ44からメイン制御部90
へ入力されるパルス信号の波形を示している。定常回転
中に検出されるパルス信号なので、エンコーダ44等に
異常がなければ、図4(a)に示すように、当該パルス
信号は、ほぼ一定周期P〔sec〕の波形となる(もちろ
ん、第1の基準回転数で制御されている場合と第2の基
準回転数で制御されている場合とで、このPの値が異な
ることは言うまでもない)。メイン制御部90は、ロッ
ク信号がH信号からL信号に変わると、パルスの立ち上
がり(0V→5V)時t1からP/4後のt2時を基準
時とし、当該t2時からP/2間隔で(t3、t4、t
5…)パルス信号のサンプリングを行う。その結果、0
Vと5Vとが交互に検出されている間は、エンコーダ4
4等は正常に作動していると判断する。一方、所定の時
間Tiの間(所定回数のサンプリングの間)ずっと0V
しか検出しなかった場合、又は、図4(b)に示すよう
に、ずっと5Vとしか検出しなかった場合には、エンコ
ーダ44等に何等かの異常があったと判断して、その旨
(例えば、該当するトラブルコード)を表示部45a
(図3)に表示する。また、ロック信号がH信号からL
信号に変わった後、所定時間経過してもパルスの立ち上
がりが検出されない場合にも、上記の表示を行う。な
お、エンコーダ44に異常が生じ、当該エンコーダ44
から正常なパルス信号が得られない場合には、比較部5
4(図3)に入力される検出回転数(電圧)と基準回転
数(電圧)とが大きく異なってしまうため、ロック信号
はL信号からH信号に切り換わり、その結果、FGによ
って感光体モータM4の回転制御が続行されることとな
るので、エンコーダ44異常に起因する当該感光体モー
タM4の異常回転は防止される。
【0031】次に、上記構成で実現される感光体モータ
M4の制御動作を図5を参照しながら説明する。図5の
上部には、各種信号の切り換わりのタイミングチャート
が、図5の下部には、当該タイミングチャートに対応し
た検出回転数の変化の様子が示されている。メイン制御
部90から、感光体モータM4の起動を指示するスター
ト(L)信号(不図示)が出力され、速度設定信号がH
信号に設定されると(a1)、感光体モータM4は、基
準回転数X1を目標回転数として起動される(c1)。
検出回転数が基準回転数X1に収束する(c2)迄は、
コントローラ51からのロック信号はH信号となるので
(b1〜b2)、セレクタ56はFGからのパルス信号
を選択してF−V変換部52へ出力する。FGによる制
御の結果、検出回転数が基準回転数X1に収束すると
(c2)、ロック信号がH信号からL信号に変わり(b
2)、これに伴い、感光体モータM4の制御はFGから
エンコーダ44に移行する。
【0032】次に、メイン制御部90が、基準回転数X
1からX2へ減速させるべく、速度設定信号をH信号か
らL信号に切り換えると(a2)、ロック信号はL信号
からH信号に切り換わり(b3)、これに伴い、感光体
モータM4の制御はエンコーダ44からFGに移行す
る。そして、検出回転数が基準回転数X2に収束すると
(c3)、ロック信号は、H信号からL信号に切り換わ
り(b4)、これに伴い、感光体モータM4の制御はF
Gからエンコーダ44に移行する。
【0033】上記のように、エンコーダ44とFGとを
使い分けるのは、以下の理由による。駆動源である感光
体モータM4と駆動対象である感光体ドラム3の間には
減速機40が介在しているため、感光体モータM4を定
速に回転させたとしても、当該減速機40における歯車
同士の歯合時に生じる振動や当該歯車を含めた動力伝達
機構の構成部材の加工精度誤差に起因して感光体ドラム
に回転ムラが生じる。そこで、感光体ドラム3を一定の
速度で回転させる必要のある画像形成時には、感光体ド
ラム3の回転軸3sの回転数を検出するエンコーダ44
を用い、感光体ドラム3の回転速度の変動を直接検出
し、当該検出結果をフィードバックさせて、感光体モー
タM4の回転数制御を行うのである。
【0034】一方、感光体モータM4の起動時のように
感光体モータM4を加速制御する際に、エンコーダ44
を用いた場合、制御対象である感光体モータM4と検出
手段であるエンコーダ44との間に上記した動力伝達機
構が介在しているため、制御量に対する検出手段の応答
が遅れ、その結果、図6に示すように、一旦、目標の回
転数にX1到達した後(g1)も徒に感光体モータM4
の加速、減速を繰り返してしまい、基準回転数X1に収
束する(g3)のに時間がかかってしまうのである。こ
のことは、基準回転数X1から基準回転数X2へ減速す
る場合や基準回転数X2から基準回転数X1へ加速する
場合でも同様である。
【0035】そこで、感光体モータM4の起動時や速度
切り換え時のように感光体モータM4を加速制御又は減
速制御する場合には、制御対象である感光体モータM4
の出力軸の回転数を検出するものであるため制御量に対
する応答の遅れの少ないFGを用いることとしたのであ
る。その結果、例えば、図5に示す、感光体モータM4
の起動から目標である基準回転数X1に収束するまでの
時間Tfが、図6に示す時間Teよりも短縮されること
となる。
【0036】なお、感光体ドラム3の一回の駆動の間
に、その周速を第1のシステムスピードと第2のシステ
ムスピードとの間で切り換えるような場合とは、例え
ば、以下のような場合である。一回の連続コピー中に種
類の異なる記録シートを用いるいわゆる合紙モードを実
行する場合において、普通紙と特殊紙を用いる場合に、
普通紙にコピーする場合は当該普通紙を第1のシステム
スピードで搬送し、特殊紙にコピーする場合は当該普通
紙を第2のシステムスピードで搬送する場合である。例
えば、普通紙とOHP用のフィルム(特殊紙)に交互に
コピーする場合には、感光体ドラム3の周速は、第1の
システムスピードと第2のシステムスピードとに交互に
切り換えられる。
【0037】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
してきたが、本発明は、上記実施の形態に限られないの
は勿論であり、例えば、以下のようにしてもよい。 (1)上記実施の形態では、本発明を、感光体ドラム3
を駆動する感光体モータM4の制御に適用した場合を例
に説明したが、これに限らず、例えば、搬送ベルト10
の駆動ローラ38を駆動する第3搬送モータM3の制御
に適用してもよい。即ち、第3搬送モータM3の出力軸
と駆動ローラ38の回転軸の両方にロータリエンコーダ
等の回転速度検出手段を設け、上記実施の形態と同様
に、両回転速度検出手段を使い分けて、第3搬送モータ
M3のフィードバック制御を行うのである。 (2)上記実施の形態の説明の中で、検出回転数が目標
の範囲外(許容差外)にある状態から許容差内に継続し
て所定時間Ta以上入ることを「検出回転数が基準回転
数に収束する」ということとすることにしたが、所定時
間Taの経過を待たなくても、検出回転数が許容差外か
ら許容差内に入った時点で、不測に大きな外乱又は速度
設定の切り換えが行われない限りそれ以降検出回転数が
許容差の範囲外とならないと判断できる場合には、当該
時点をもって検出回転数が基準回転数に収束したとみな
すこととしてもよい。即ち。本明細書で、検出回転数
(回転速度)が目標の回転数(回転速度)である基準回
転数に収束したと判断する時点は、不測に大きな外乱又
は速度設定の切り換えが行われない限りそれ以降検出回
転数が許容差の範囲外とならないと判断できる時点を言
うのである。 (3)上記実施の形態では、感光体モータの回転数を直
接検出する回転計としてFGを、感光体ドラムの回転数
を検出する回転計としてロータリエンコーダを用いた
が、回転計の種類はこれに限らず、他の種類の回転計を
用いてもよい。 (4)上記実施の形態では、感光体モータの駆動開始後
又は回転速度切り換え後から検出回転速度が目標の回転
速度に収束するまでに用いる速度検出手段(以下、「第
1の回転速度検出手段」と言う。)として感光体モータ
に内蔵されたFGを用い当該モータの出力軸における回
転速度を検出することとし、検出回転速度が目標の回転
速度に収束した後に用いる速度検出手段(以下、「第2
の回転速度検出手段」と言う。)としてロータリエンコ
ーダを用い被回転体である感光体ドラムの回転軸におけ
る回転速度を検出することとしたが、回転速度(回転
数)の検出位置はこれに限らない。即ち、動力伝達機構
を構成するいずれかの部材における回転速度を検出する
ようにしてもよい。この場合、第2の回転速度検出手段
の検出位置を第1の検出手段の検出位置よりも動力伝達
方向下流側とすることにより、第2の回転速度検出手段
は第1の検出手段よりも被回転体の回転ムラを的確に検
出することができ、第1の検出手段は第2の検出手段よ
りも制御量に対する応答性が良くなるため、上述したの
と同様の所定の効果が得られる。 (5)上記実施の形態では、感光体モータから感光体ド
ラムへの動力伝達機構を減速機と軸継手とで構成した
が、軸継手のみとしてもよい。即ち、感光体モータの出
力軸と感光体ドラムの回転軸とを軸継手を介して直結す
ることとしてもよい。この場合に、軸継手として、結合
部に弾性体を有するゴム軸継手、金属ばね軸継手その他
のたわみ軸継手を採用した場合に、特に本発明は有効で
ある。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像形
成装置によれば、モータの駆動開始後又は回転速度切り
換え後から目標の回転速度に収束するまでは、モータの
出力軸又は前記動力伝達手段の第1の位置における回転
速度を検出する第1の回転速度検出手段が用いられ、収
束後は、回転体又は動力伝達手段の第2の位置であっ
て、第1の位置よりも動力の伝達方向下流位置における
回転速度を検出する第2の速度検出手段が用いられて、
モータの回転速度がフィードバック制御される。
【0039】したがって、目標の回転速度に収束後、即
ち、定常回転中は、回転体又は回転体に近い位置におけ
る回転速度が検出されるので、回転体の回転ムラを的確
に検出することとなり、この検出結果がフィードバック
されるので、回転体の定常回転中の定速性が確保され
る。また、モータの駆動開始後又は回転速度切り換え後
から目標の回転速度に収束するまでは、モータの出力軸
又は当該出力軸に近い位置における回転速度が検出され
るので、制御量に対して応答性のよい検出結果が得ら
れ、この検出結果がフィードバックされるので、徒にモ
ータの過速、減速を繰り返すことなく、速やかに目標の
回転速度に収束させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るデジタル式複写機の全体構成
を示す図である。
【図2】上記複写機における感光体ドラムの駆動機構の
概略構成を示す図である。
【図3】上記複写機における、主に、感光体モータを制
御する制御部の概略構成を示す図である。
【図4】上記複写機におけるエンコーダの検出異常判定
処理の説明のための図である。
【図5】上記複写機における搬送ベルト駆動用モータの
制御動作を説明するための図である。
【図6】上記複写機において、仮に、感光体ドラムの回
転軸の回転数を検出するエンコーダを用いて感光体モー
タをフィードバック制御した場合の検出回転数の変化の
様子を表わす図である。
【符号の説明】
3 感光体ドラム M4 感光体モータM 40 減速機 41 軸継手 42 出力軸 44 ロータリエンコーダ 50 制御部 51 コントローラ 56 セレクタ 57 分周部 58 水晶発振器 90 メイン制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) 9A001 Fターム(参考) 2H027 DA17 ED01 EE03 EE04 2H035 CA07 CB01 CG01 CG03 5H001 AA02 AB10 AC04 AE02 5H560 AA10 BB04 BB07 BB12 DB03 DB07 UA02 XA04 5H571 AA06 BB07 CC01 EE09 FF01 GG02 LL09 9A001 HH34 JJ35 KK42

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体を構成要素に有する画像形成装置
    であって、 モータと、 前記モータの回転力を前記回転体に伝達する動力伝達手
    段と、 前記モータの出力軸又は前記動力伝達手段の第1の位置
    における回転速度を検出する第1の回転速度検出手段
    と、 前記回転体又は前記動力伝達手段の第2の位置であっ
    て、第1の位置よりも動力の伝達方向下流位置における
    回転速度を検出する第2の回転速度検出手段と、 前記モータの駆動開始後又は回転速度切り換え後から目
    標の回転速度に収束するまでは第1の回転速度検出手段
    を用い、収束後は第2の速度検出手段を用いて、前記モ
    ータの回転速度をフィードバック制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP11021739A 1999-01-29 1999-01-29 画像形成装置 Pending JP2000221858A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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