JP2000221222A - 抵抗測定装置 - Google Patents

抵抗測定装置

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JP2000221222A
JP2000221222A JP11021696A JP2169699A JP2000221222A JP 2000221222 A JP2000221222 A JP 2000221222A JP 11021696 A JP11021696 A JP 11021696A JP 2169699 A JP2169699 A JP 2169699A JP 2000221222 A JP2000221222 A JP 2000221222A
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resistance
measuring
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conductor
conductive
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JP11021696A
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Takeshi Tanaka
猛 田中
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性フィルムとこれに接着した接続ユニッ
トの接続電気抵抗を迅速かつ確実に測定できる抵抗測定
装置。 【解決手段】 導電性フィルムとこれに接着した複数の
導線が並設された導線部を有する接続ユニットとの接続
電気抵抗を測定する抵抗測定装置において、接着された
導電性フィルムと接続ユニットが載置される測定台と、
測定台上の接続ユニットの導線部に所定圧で接触するプ
ローブからなる接触電極手段と、測定する導線を切り換
える導線切替手段と、導電性フィルムと接触電極手段と
の間の電気抵抗を測定する抵抗測定手段と、導線切替手
段で順次各導線を切り換えて抵抗測定手段に接続し各導
線の接続電気抵抗を測定するように制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする抵抗測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性フィルムと
これに接着した複数の導線が並設された導線部を有する
接続ユニットとの接続電気抵抗を測定する抵抗測定装置
に関し、さらに詳しくは導電性樹脂の熱圧着(ヒートシ
ール)等により接着された導電性フィルムとコネクター
の接続ユニットの接着部の接続電気抵抗を測定する抵抗
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、導電性フィルム具体的には合成樹
脂フィルム上に金属、金属酸化物等からなる導電性層を
積層した導電性フィルムは多方面で利用されるようにな
ってきている。中でも透明樹脂フィルム上にインジウム
・錫酸化物(ITO)膜等の透明導電層を積層した透明
導電性フィルムは、透明タッチパネル、液晶表示パネル
の基板電極として注目され、使用されている。
【0003】そして、その使用に際しては、導電性フィ
ルムの導電層をパターン化して電極とするが、この電極
の外部への引き出し部はそのスペースの制約から多数本
の微小幅の電極が微小間隔で並列した配置となってお
り、そのままでは電源からの配線の接続は困難であり、
この引き出し部にその間隔を拡大するように導線部を印
刷したフィルムコネクター等の接続ユニットを導電性樹
脂の熱圧着等で接着して電極間隔を拡大することが行わ
れている。
【0004】ところで、この接着部には高度の信頼性が
要求されており、以下のような管理が行なわれている。
すなわち、パネルの組み立て工程では、導電性フィルム
の導電層に電極パターンを形成し、所定の接続ユニット
を熱圧着をした後、個々の電極と導線部の接続電気抵抗
を測定し、基準となる抵抗値を越える電極があれば不良
品とする管理が行なわれている。
【0005】一方、導電性フィルムの製造工程では、導
電性フィルムの接着性能に起因する不良を除くため、以
下の管理が行なわれている。すなわち、導電性フィルム
の製造ロット毎に適当なサイズ具体的には数cm角の正
方形のサンプルの導電面の縦方向の中間からペースト状
の銀を横方向に直線的に塗り、電極を構成し、前記の接
続ユニットを熱圧着して各導線について初期の接続電気
抵抗を測定し、次いで所定の加速劣化の耐久テストを行
ない、テスト後に接続電気抵抗を再度測定し、この接続
電気抵抗の初期値とテスト後の値とを比較して劣化して
いないか否かを判定する品質管理を行なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の接続
電気抵抗の測定には以下の問題があった。通常、接続ユ
ニットは拡大された出力側においても導線間ピッチが1
00μm〜400μm程度と狭く、本数も数百本と多
い。この接続ユニットは、接続ユニットの所定パターン
の導線部が巻き方向に多数ユニット印刷され、その各接
着部に熱圧着用の導電性樹脂を塗布した長尺のフィルム
をロール形状にして市販されている。従って、前記導電
性フィルムの品質管理に使用する際には人がハサミ等で
ロールから各接続ユニット毎にカットして用いている。
【0007】ところで、製造されたままの導電性フィル
ムに熱圧着した接続ユニットは、前述の通り導線部の導
線の間隔が狭い為、通常のテスターではそのプローブを
各接続ユニットの導線1本1本に当てることは困難な
為、テスターのプローブが当てられる程度の太さ分の本
数の導線を半田付けしてまとめて抵抗を測定していた。
しかし、この方法では1本の導線のみが接続電気抵抗が
高く、それ以外が正常な場合には、測定できるのはまと
めた本数分の並列抵抗となる為、異常を発見できないと
いう問題があった。また、接続ユニットの導線部の本数
も多く細かい作業である為、人手での測定作業には測定
箇所の間違いやテスターの接触不良等による誤測定等が
あり、測定の信頼性が低いという問題もあった。
【0008】本発明はかかる状況に鑑みてなされたもの
で、導電性フィルムとこれに接着した接続ユニットの接
続電気抵抗を迅速かつ確実に測定できる抵抗測定装置を
目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
により達成される。すなわち、本発明は、導電性フィル
ムとこれに接着した複数の導線が並設された導線部を有
する接続ユニットとの接続電気抵抗を測定する抵抗測定
装置において、接着された導電性フィルムと接続ユニッ
トが載置される測定台と、測定台上の接続ユニットの導
線部に所定圧で接触するプローブからなる接触電極手段
と、測定する導線を切り換える導線切替手段と、導電性
フィルムと接触電極手段との間の電気抵抗を測定する抵
抗測定手段と、導線切替手段で順次各導線を切り換えて
抵抗測定手段に接続し各導線の接続電気抵抗を測定する
ように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする抵
抗測定装置である。
【0010】上述の構成により、本発明では測定する導
電性フィルムサンプルに接着された接続ユニットを測定
台にセットするのみで、接続ユニットの各導線の接続電
気抵抗が自動測定できるので、前述の問題は全て解消す
る。なお、本発明において、1個のプローブで各導線を
走査して導線を切り替える構成も採用できるが、接触電
極手段が各導線に対応して設けられた複数のプローブか
らなり、導線切替手段が複数のプローブの抵抗測定手段
への接続を切り替えるプローブ切替手段である構成が測
定時間、装置の簡略化、信頼性等の面から好ましい。
【0011】また、接触電極手段が複数のプローブが接
続ユニットの導線に対応した配置で支持体に設けられた
一体構造で、測定台に向かって前後動可能な構成が操作
性面から好ましい。この接触電極手段には、プローブと
なるコンタクトピンを所定間隔でバネを介して突設した
市販のピン電極板がそのまま適用でき、これにより安価
に実現できる。さらに、操作性面から、接続ユニットの
導線のうちの両端の少なくとも1本づつの電気抵抗を測
定し、測定値が設定値以上の場合に測定位置セット不良
を出力する測定位置確認手段を設けることが好ましい。
【0012】本発明が適用できる導電性フィルムは、特
に制限されないが、接着耐久性の管理が必要で品質管理
面からその接続電気抵抗測定が必須の樹脂フィルム上に
導電性層を積層した導電性フィルム中でも透明導電性フ
ィルムに好ましく適用される。また、接続ユニットも特
に制限されず、機器の接続部等にも適用可能であるが、
フィルムコネクターとして市販されているフィルム基板
上に所定幅の導線部が所定間隔で平行に印刷されたフィ
ルム状接続ユニットに、更に、接着も樹脂に導電性粒子
を含ませた導電異方性の導電性樹脂の熱圧着による接着
に好ましく適用される。以下、本発明の詳細を透明導電
性フィルムの製造工程に適用した実施例に基づいて説明
する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、実施例の抵抗測定装置の
構成の説明図、図2は実施例の測定対象の導電性フィル
ムのサンプルとこれに接着された接続ユニットからなる
測定サンプルの説明図、図3は実施例の検出部の構成の
説明図、図4は実施例の制御手段のフローチャートであ
る。
【0014】本例で測定する測定サンプル9は図2の構
成である。図において、10は接続ユニットで、フィル
ム上に導線が狭い間隔で平行な狭幅部とその間隔を拡大
する放射状の拡大部と広い間隔で平行な広幅部とからな
る所定パターンの導線部10aが印刷されたもので、本
例では市販のフィルムコネクターを用いた。本例で用い
たフィルムコネクターは、長尺のフィルム上に多数の導
線部10aのパターンがその長手方向に一定間隔で連続
的に印刷され、接着の必要な狭幅部には熱圧着用の導電
性樹脂からなる接着部11が塗布されたものがロール形
状で市販されており、これから1パターンを切り取って
用いている。なお、接着部11の導電性樹脂は導電性粒
子を樹脂に含ませたその塗布層の厚み方向にのみ導電性
を有する導電異方性の熱圧着用の導電性樹脂が使用され
ている。本例では、導線部10aのパターンが狭幅部の
間隔が0.2mmで、広幅部の間隔が0.4mmで、1
60本の線幅0.2mmからなる導線からなるものを用
いた。
【0015】図の12が製造されままの導電層が全面に
積層された導電性フィルムのサンプルで、本例の導電性
フィルムはポリカーボネート樹脂フィルム上にITO膜
を積層した透明導電性フィルムである。このサンプルの
大きさは、横4cm×縦2.5cmであり、接続ユニッ
ト10側の縦方向2cmを残して、それ以外の導電面に
はペースト状の銀を塗り、電極を構成し、配線5aへ接
続する 。測定サンプル9は、この導電性フィルムサン
プル12の端部に接続ユニット10の狭幅部を重ね、そ
の接着部11を熱圧着して接着し、電気的に接続した構
成となっている。
【0016】そして、本例は、図1の検出部1にセット
されたこの測定サンプル9の接続ユニット10の導線部
10aの各導線の接続電気抵抗を測定する。ところで、
検出部1は、図3の構成となっている。図において、1
4は測定サンプル9を載置する測定台であり、その一定
位置に測定サンプル9をセットするように位置合わせの
パターン等がその載置面には描かれている。そして、測
定台14は図示省略した調整ダイアルにより導線部10
aの図で左右の矢印で示す並び方向に微小距離の位置調
整が可能となっている。測定台14の載置面の測定サン
プル9の導線部10aの広幅部に対面する図で上方に
は、接触電極手段13が載置面に対して図に下方向の矢
印で示す前後方向に移動可能に設けられている。
【0017】本例の接触電極手段13は、接続ユニット
10の広幅部の導線の各々に対応するように直径φ0.
6mmのコンタクトプローブ13aが0.4mm間隔で
並ぶよう千鳥配列にして進退可能な支持台13bに固定
した構成となっている。そして、各コンタクトプローブ
13aは、プローブ部がスプリングにより支持され、そ
の先端が当接面に一定の押付け力で接触可能となってお
り、支持台13bを図で下降させて全コンタクトプロー
ブ13aを一斉に図の矢印のように一定距離下降させる
ことにより、対応する測定サンプル9の接続ユニット1
0の導線部10aの広幅部の各導線上に一定圧力で接触
させることが出来る。従って、安定な測定が可能とな
る。なお、この接触電極手段13には、具体的には市販
のコンタクトピンをばねを介して所定間隔で突設したピ
ン電極板を用いた。
【0018】この接触電極手段13のコンタクトプロー
ブ13aの各々には、多芯ケーブル6の各導線が接続さ
れている。また、測定サンプル9の導電性フィルム12
の導電層には測定台14上に設けられた図示省略した共
通電極がセットされ、共通電極には図1の取出し配線5
aが接続されている。
【0019】この検出部1は図1に示すように抵抗測定
部に接続され、以下のように測定がなされる。抵抗測定
部は、多芯ケーブル6の各導線を切り替えることにより
測定する測定サンプル9の接続ユニット10の導線部1
0aの導線を切り替える導線切替手段2と、その導線の
接続電気抵抗を測定する抵抗測定手段3と、これを制御
する測定制御部4とからなる。
【0020】本例では、導線切替手段2は、多接点リレ
ーからなる切替部を有し、外部から通信により制御でき
る市販のシーケンサ((株)キーエンス製の型式KZ−
300)を用いており、図示のように検出部1からの多
芯ケーブル6のそれぞれの導線を切替部の多接点リレー
の個々のリレー接点の一方の端子に接続し、それぞれの
リレー接点の他方の端子は共通端子として1本にまとめ
て配線5bにより抵抗測定手段3の測定端子の一方に接
続した構成となっている。そして、配線7により制御手
段4からの制御信号により所定のリレー接点を閉じてそ
の他のリレー接点は開放し、指定されたコンタクトプロ
ーブ13aを抵抗測定手段3の測定端子に接続するよう
に動作する。
【0021】抵抗測定手段3は、本例では外部からの制
御信号により測定して測定値を伝送する遠隔制御機能を
有する市販のマルチメーター(横河電機(株)製の型式
7555)を用いた。この抵抗測定手段3の測定端子の
一方には前述の通り導線切替手段2の共通端子からの配
線5bが接続され、その他方には検出部1において測定
サンプル9の導電性フィルムサンプル12の導電層に接
触させた共通電極に接続した配線5aが接続されてい
る。従って、抵抗測定手段3は導線切替手段2で接続さ
れた具体的にはその切替部のリレー接点で接続されたコ
ンタクトプローブ13aが接触した接続ユニット10の
導線部10aの導線と導電性フィルムサンプル12との
接続電気抵抗を測定する。なお、導電性フィルムサンプ
ル12は全面に導電層が形成されているが、接続ユニッ
ト10の接着部11はその厚み方向のみに導電性を有す
る導電異方性層であるので、接続ユニット10の導線間
はこれにより短絡されず、個々の導線の接続電気抵抗が
支障無く測定できる。
【0022】測定制御部4は、外部とのデータ通信がで
きる市販のコンピュータからなり、導線切替手段2及び
抵抗測定手段3と配線7,8で接続し、図4に示す制御
手段のプログラムを収納し、これにより測定を実行し、
その結果を表示するように構成されている。
【0023】以下、測定手順と共にその動作を説明す
る。測定者は、測定サンプル9の測定台14へのセット
が完了したら、測定制御部4にその入力手段のキーボー
ドから、測定開始を指示する。この指示により、測定制
御部4は、制御手段を起動し、以下の通り測定を行な
う。
【0024】制御手段は、実行が開始されると、まず配
線7を経由して導線切替手段2、そして、配線8を経由
して抵抗測定手段3の初期化設定を行う。次いで、モニ
タ画面に測定の終了か否か(継続)の入力と下記の測定
モードの入力を行う画面が表示されるので、測定モード
を入力し、測定継続を指示する。すると、入力設定に基
いて一括測定モードか否か(個別測定モード)の測定モ
ードの判定を行なう。そして一括測定が指定されている
場合は、一括測定モードに入り、そうでない場合具体的
には個別測定が指定されている場合は個別測定モードに
入る。
【0025】一括測定モードは、接続ユニット10の導
線部10aの全ての導線を所定の順序に従って順次切替
えて行き、それぞれの接続電気抵抗を測定する測定モー
ドである。一方、個別測定モードは該導線の内指定した
導線のみの接続電気抵抗を測定する測定モードである。
【0026】一括測定モードは以下のように測定を行な
う。まず、以下の測定位置確認手段を実行する。すなわ
ち、導線部10aの一方の端から0,1,2,・・・1
58,159というように順序付けしたそれぞれの接続
ユニット10の両端の導線、即ち0番と159番の導線
に対応する接続電気抵抗をそれぞれ測定し、表示する。
【0027】次いで、この位置調整確認手段での測定値
に基いて以下の位置調整完了の判定を行なう。すなわ
ち、この両導線の測定値が共に有限値であれば、両端の
コンタクトプローブ13aと接続ユニット10の導線部
10aの導線は正常に接触しており、その間の全ての接
続ユニット10とコンタクトプローブ13も機械的にそ
の位置が決められているのでそれぞれ電気的に正常に接
続しているとして位置合わせ完了と判断し、次のステッ
プのプローブ切替に進む。
【0028】一方、いずれか一方または両方の導線の抵
抗値が絶縁に相当する値を示す場合には位置合わせ完了
していないと判断し、警報を表示して待機に入る。そこ
で、測定者は調節ダイヤルにて導線の並び方向に手動に
て測定台14により位置合わせを以下のように行う。位
置合わせは、両方の導線の抵抗が絶縁に相当する値を示
す場合には導線間の絶縁部に全てのピン電極が接触して
いるものと判断し、調整ダイヤルにて測定台14を目視
で位置合わせする。また、いずれか一方の導線の抵抗値
が絶縁に相当する値を示す場合には絶縁に相当する値を
示す端の方向に測定台14を移動させて目視にて位置合
わせをする。位置合わせを終えたら、測定者は測定制御
部4のキーボードから完了を入力する。すると、待機か
ら再度位置調整確認手段を実行する。
【0029】そして、位置合わせ完了が確認されると、
以下の一括測定を行なう。測定制御部4から配線7を経
由して、導線切替手段2に0番の導線の測定指令が出さ
れ、導線切替手段2はまず、接続ユニット10の0番に
対応する導線部10aの導線に接触するコンタクトプロ
ーブ13aに接続した0番のリレー接点のみを短絡し、
それ以外のリレー接点は開放する。次いで導線切替手段
2は、内部に備えたリレーの接触状態を検査するリレー
確認手段で0番のリレーの接点の接触状態を検査し、そ
の結果を測定制御部4に送信する。
【0030】測定制御部4は、導線切替手段2からのリ
レー接触状態が短絡状態にない異常の場合は、接続ユニ
ット10の当該導線の測定値には異常処理として測定不
能を格納し、終了処理に入り、モニターに当該番号の測
定不能の表示と共に、測定の終了か否かの入力欄が表示
される。この場合は、シーケンサの故障であるので別途
点検修理等が必要であるので、終了を指示して、プログ
ラムを終了する。一方リレー接点が短絡状態で正常な場
合は、配線8を通して抵抗測定手段3に指令が出され、
抵抗測定手段3は抵抗値測定を行い、測定値を返送す
る。測定制御部4は、測定値を読み込み、そのメモリに
導線番号と共に格納する。
【0031】次いで、測定制御部4は次の導線具体的に
は1番の導線を測定するために対象リレー番号を現番号
に1番加算して1番とする。そして全導線具体的には全
リレーの測定を完了したか否かを判定するために当該リ
レー番号がその最大番号本例では160番以上か否かを
判定する。上述の0番の導線の測定後は、リレー番号は
1番となっているので、測定終了とはならず、測定制御
部4は導線切替手段2に1番の測定の指令を出す。導線
切替手段2はこれを受けて、0番のリレー接点を開放
し、1番のリレー接点を短絡し、上述0番の場合と同様
に一番の導線の接続電気抵抗の抵抗測定を行い、測定完
了後、1番のリレー接点を開放する。以下、同様にして
番号順に順次測定し最終端である159番の導線すなわ
ちリレー接点まで測定を完了すると、測定終了となり、
一括測定モードによる測定を終了する。この一括測定モ
ードの終了処理では一括測定モードでの接続ユニット1
0の導線部10aの160本全ての導線に対応する接続
電気抵抗の測定値が導線番号と共に測定制御部4のモニ
タ画面に一覧表で表示されると共に、必要な場合は印刷
される。
【0032】と同時にモニタ画面には終了か否かの指示
と測定モードの入力の欄が表示される。そこで、160
本の内の数本の接続ユニット10に対応する接続電気抵
抗値が異常値を示し、再測定が必要な場合には、個別測
定モードを入力し、測定継続を指示して、プログラムを
終了せずに個別測定モードにより再測定を行う。
【0033】個別測定モードは、測定制御部4のキーボ
ードで個別測定モードを設定し、測定開始を指示するこ
とで行われる。すなわち、測定制御部4は、この指示に
より一括測定モードと同様に制御手段を起動する。制御
手段は、一括測定か否かの判定ステップで個別測定モー
ドと判定し、以下の個別測定モードを行なう。
【0034】個別測定モードでは、まず対象リレー番号
入力においてモニターに測定対象導線番号の入力画面が
表示されるので、そこに測定する導線の番号を入力し、
完了したら入力完了を入力する。入力完了が入力される
と、測定制御部4は入力画面にて入力された番号の導線
について前述の一括測定モードと全く同様にしてその接
続電気抵抗を測定して読み込み、メモリーの所定箇所に
導線の番号と共にその測定値を格納し、当該リレー接点
を開放する。次いで、終了処理として一括測定モードと
同様に測定した導線の番号とその測定値をモニターに表
示すると共に、必要な場合は印刷する。
【0035】と同時に、モニタ画面には終了か否かの指
示の欄が表示される。そこで、160本の内のまだ数本
の接続ユニット10に対応する接続抵抗値が、再測定が
必要な場合には測定継続の終了否としてプログラムを終
了せずに再度、個別測定モードにより同様の方法にて再
測定を行う。また、再測定の必要がない場合には、終了
を入力し、プログラムを終了する。
【0036】なお、本例では、一括測定による測定結果
について測定者が個別測定の要否を判断するようにした
が、測定値を予め設定した設定値と比較して個別測定の
要否を判断し、自動的に個別測定による再測定を実施す
るようにすることも可能である。この構成は、オンライ
ンの品質管理装置として使用する場合に好ましい。以
上、上述の一括測定モードと個別測定モードを使用して
データ作成することにより全ての接続ユニット10に対
応する接続電気抵抗測定を自動で行うことが可能となっ
た。
【0037】
【発明の効果】上述の本発明は、簡単な構成で多数の導
線が狭い間隔で並設された導線部を有する接続部と導電
性フィルムとの接着部の接続電気抵抗を全導線について
個々に自動測定できるものであり、液晶基板製造に使用
する透明電極を固定電極に接続する際の電気的な接続不
良を検出する出荷検査、導電性フィルムにおける熱圧着
電気接続の出荷検査等の自動化を可能とするものであ
る。このように、本発明は、導電性フィルムにおける接
着による電気接続の品質管理の合理化等に大きな寄与を
なすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例の抵抗測定装置の構成の説明図
である。
【図2】図2は、実施例の測定対象の導電性フィルムの
サンプルとこれに接着された接続ユニットからなる測定
サンプルの説明図である。
【図3】図3は、実施例の検出部の構成の説明図であ
る。
【図4】図4は、実施例の制御手段のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 検出部 2 導線切替手段 3 抵抗測定手段 4 測定制御部 9 測定サンプル 10 接続ユニット 12 導電性フィルムサンプル 13 接触電極手段 14 測定台

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性フィルムとこれに接着により電気
    接続した複数の導線が並設された導線部を有する接続ユ
    ニットとの接続電気抵抗を測定する抵抗測定装置におい
    て、接着された導電性フィルムと接続ユニットが載置さ
    れる測定台と、測定台上の接続ユニットの導線部に所定
    圧で接触するプローブからなる接触電極手段と、測定す
    る導線部の導線を切り換える導線切替手段と、導電性フ
    ィルムと接触電極手段との間の電気抵抗を測定する抵抗
    測定手段と、導線切替手段で順次各導線を切り換えて抵
    抗測定手段に接続し各導線の接続電気抵抗を測定するよ
    うに制御する制御手段とを備えたことを特徴とする抵抗
    測定装置。
  2. 【請求項2】 接触電極手段が各導線に対応して設けら
    れた複数のプローブからなり、導線切替手段が複数のプ
    ローブの抵抗測定手段への接続を切り替えるプローブ切
    替手段である請求項1記載の抵抗測定装置。
  3. 【請求項3】 接触電極手段が複数のプローブが接続ユ
    ニットの導線に対応した配置で支持体に設けられた一体
    構造で、測定台に向かって前後動可能である請求項2記
    載の抵抗測定装置。
  4. 【請求項4】 接触電極手段が、プローブとなるコンタ
    クトピンを所定間隔でバネを介して突設したピン電極板
    である請求項3記載の抵抗測定装置。
  5. 【請求項5】 導電性フィルムが樹脂フィルム上に導電
    性層を積層した導電性フィルムである請求項1〜4記載
    のいずれかの抵抗測定装置。
  6. 【請求項6】 接続ユニットがフィルム基板上に所定幅
    の導線が所定間隔で平行に印刷されたフィルム状接続ユ
    ニットである請求項1〜5記載のいずれかの抵抗測定装
    置。
  7. 【請求項7】 接着が樹脂に導電性粒子を含ませた導電
    性樹脂の熱圧着による接着である請求項7記載の抵抗測
    定装置。
  8. 【請求項8】 接続ユニットの導線のうちの両端の少な
    くとも1本づつの電気抵抗を測定し、測定値が設定値以
    上の場合に測定位置セット不良を出力する測定位置確認
    手段を有する請求項7または8記載の抵抗測定装置。
  9. 【請求項9】 プローブ切替手段が通信機能を有するリ
    レー接点切替え部を備えたシーケンサであり、抵抗測定
    手段が通信機能を有するマルチメーターであり、制御手
    段が通信機能を有するコンピュータからなり、シーケン
    サとマルチメーターを通信指令により制御する請求項1
    〜8記載のいずれかの抵抗測定装置。
  10. 【請求項10】 制御手段が、全導線の接続電気抵抗を
    順次測定する一括測定手段と予め設定した導線の接続電
    気抵抗のみを測定する個別測定手段とを備えた請求項1
    〜9記載のいずれかの抵抗測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20040042616A (ko) * 2002-11-15 2004-05-20 윈텍 주식회사 고속 저항측정 시스템
CN116520027A (zh) * 2023-07-04 2023-08-01 陕西博古德智能科技有限公司 一种继电器接点电阻测量装置及方法

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