JP2000213982A - ハンガ―商品自動検数機 - Google Patents

ハンガ―商品自動検数機

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JP2000213982A
JP2000213982A JP11016334A JP1633499A JP2000213982A JP 2000213982 A JP2000213982 A JP 2000213982A JP 11016334 A JP11016334 A JP 11016334A JP 1633499 A JP1633499 A JP 1633499A JP 2000213982 A JP2000213982 A JP 2000213982A
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JP
Japan
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hanger
trolley
weight
weighing
rail
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JP11016334A
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English (en)
Inventor
Toshio Shimazaki
俊男 島▲ざき▼
Shoji Hayashi
正二 林
Hajime Yoshida
一 吉田
Koichiro Nakajima
香一郎 中嶋
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンガートロリに積載されているハンガー商
品の数を正確且つ迅速にカウントできるハンガー商品自
動検数機を提供する。 【解決手段】 第1の計量レール上の空のハンガートロ
リの重量を計測する第1の重量計測手段と、第2の計量
レール上で、ハンガー商品を積載後のハンガートロリの
総重量を計測する第2の重量計測手段と、第1の重量計
測手段が計測したハンガートロリの重量の計測値及び第
2の重量計測手段が計測した、複数のハンガー商品を積
載したハンガートロリの総重量の計測値並びに第2の計
量レール上でハンガートロリからハンガー商品を一つ取
り外して計測されるハンガートロリの総重量の計測値か
らハンガートロリに積載されたハンガー商品の数を算出
する演算手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンガートロリに
吊り下げられて搬送されるハンガー商品の数量を搬送途
中で検数するためのハンガー商品自動検数機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハンガートロリに積載されて搬送
されるハンガー商品の数をカウントする自動検数器とし
ては、例えば図6及び図7に示すものが知られている。
【0003】これらの図に示すように、自動検数器A1
はベルトフィーダのケーシングA2から懸架支持されて
いるトロリ走行レールA3を走行するハンガートロリA
4の走行経路の両側に対向して配置されている発光部と
受光部からなる2組の光電センサA5,A6と、これら
の光電センサA5,A6の発する信号をカウントする図
示しないカウンタから構成されている。
【0004】図7に示すように、これらの光電センサA
5,A6の発光部と受光部はそれぞれ、ケーシングA2
から垂下されている左右一対の支持板A7,A8にハン
ガートロリA4の走行方向に並んで取り付けられてお
り、それぞれの発光部と受光部間をハンガートロリA4
のロードバーA9に吊り下げられているハンガー商品H
のハンガーフックFの首部が通過する際に、これらの光
電センサA5,A6の受光部が発する信号を、カウンタ
が積算してハンガートロリA4に積載されているハンガ
ー商品の数を算出するようにしている。
【0005】なお、この例では、カウンタのカウントミ
スを防止するために2組の光電センサA5,A6のカウ
ント値が常に一致しているか否かを監視することで、カ
ウントミスをチェックしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したような、従来
のハンガー商品の自動検数機においては、光電センサに
よって、定位置を通過するハンガー商品のハンガーフッ
ク首部を検出し、その検出信号をカウンタで積算するこ
とによって、ハンガートロリに積載されているハンガー
商品の数を算出しているため、ハンガートロリのロード
バーに吊り下げられているハンガー商品のハンガーフッ
クどうしがハンガートロリの走行中の振動等によって重
なって交差した場合や、ハンガー商品上部に埃よけのカ
バーが装着されている場合には、光電センサの動作に支
障を生じ、ハンガートロリに積載されているハンガー商
品の数を正確にカウントできなくなる問題があった。
【0007】そこで、本発明は、前述したような従来技
術の問題点を解消し、ハンガートロリに積載されている
ハンガー商品の数を正確且つ迅速にカウントすることの
できるハンガー商品自動検数機を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のハンガー商品自動検数機の第1のものは、
空のハンガートロリの走行経路中に設けられた第1の計
量レールと、第1の計量レールとこれを懸架支持する固
定支持部材との間に設けられ、第1の計量レールに載っ
たハンガートロリの重量を計測する第1の重量計測手段
と、第1の計量レールより下流側で複数のハンガー商品
を積載した後のハンガートロリの走行経路中に設けられ
た第2の計量レールと、第2の計量レールとこれを懸架
支持する固定支持部材との間に設けられ、第2の計量レ
ールに載ったハンガートロリの総重量を計測する第2の
重量計測手段と、第1の重量計測手段によって計測され
る空のハンガートロリの重量の計測値及び、第2の重量
計測手段によって計測される、ハンガー商品を積載した
ハンガートロリの総重量の計測値並びに第2の計量レー
ル上でこのハンガートロリからハンガー商品を一つ取り
外して計測されるハンガートロリの総重量の計測値に基
づいて、ハンガートロリに積載されているハンガー商品
の数を算出する演算手段とを備えて構成されている。
【0009】また、本発明のハンガー商品自動検数機の
第2のものは、ハンガー商品を積載したハンガートロリ
の走行経路中に設けられた計量レールと、前記計量レー
ルとこれを懸架支持する固定支持部材との間に設けら
れ、計量レールに載ったハンガートロリの総重量を計測
する重量計測手段と、ハンガートロリ毎に付されている
識別コードを読み取る識別コード読取手段と、識別コー
ドから判別される空のハンガートロリの重量データ及
び、重量計測手段によって計測される、複数のハンガー
商品を積載したハンガートロリの総重量の計測値並びに
計量レール上でハンガートロリからハンガー商品を一つ
取り外して計測されるハンガートロリの総重量の計測値
に基づいて、ハンガートロリに積載されているハンガー
商品の数を算出する演算手段とを備えて構成されてい
る。
【0010】
【作用】本発明のハンガー商品自動検数機の第1のもの
では、空のハンガートロリが第1の計量レール上へ走行
してきて、ここで一旦停止する。第1の計量レールは、
固定支持部材で懸架支持されているが、前記固定支持部
材と第1の計量レールとの間には、第1の重量計測手段
が設けられているため、前記計量レールに載ったハンガ
ートロリの重量はこの計量レールを介して第1の重量計
測手段に加わり、前記重量計測手段によって計測され、
その計測値は演算手段に送られる。
【0011】なお、第1の重量計測手段には、ハンガー
トロリの重量とともに計量レールの重量も作用するが、
計量レール自体の重量は既知であるためハンガートロリ
のみの重量を知ることができる。
【0012】第1の重量計測手段でハンガートロリの重
量を計測した後、ハンガートロリは第1の計量レールか
ら送り出され、その下流側において複数のハンガー商品
が積載される。
【0013】ハンガー商品が積載されたハンガートロリ
は、次に第2の計量レール上に走行してきてここで一旦
停止する。
【0014】次いで、第2の計量レールとこれを懸架支
持している固定支持部材との間に設けられている第2の
重量計測手段によって、第1の重量計測手段と同様にし
て、ハンガートロリの総重量が計測され、その計測値が
演算手段に入力される。
【0015】この時、第2の重量計測手段によって計測
されるハンガートロリの重量は、ハンガートロリに積載
されている複数のハンガー商品も含めた重量となる。
【0016】前記総重量を計測後、第2の計量レール上
でハンガートロリからハンガー商品を一つだけ取り外し
てから、ハンガートロリの総重量が第2の重量計測手段
によって再び計測され、その計測値が演算手段に送られ
る。
【0017】演算手段では、第1の重量計測手段が計測
した空のハンガートロリの重量の計測値W0及び、第2
の重量計測手段が計測した、複数のハンガー商品を積載
したハンガートロリの総重量の計測値W1並びにハンガ
ー商品を一つ取り外した時のハンガートロリの総重量の
計測値W2からハンガートロリに積載されているハンガ
ー商品の数Nを、N=(W1−W0)/(W1−W2)
の関係に基づいて演算して算出する。
【0018】また、本発明のハンガー商品自動検数機の
第2のものでは、前述した第1のもののように、空のハ
ンガートロリの重量を計測するための、計量レールや重
量計測手段は備えておらず、その代わりに空のハンガー
トロリの重量に関する情報が、ハンガートロリ毎に付さ
れた識別コードにより与えられている。
【0019】従って、本発明の第2のものでは、空のハ
ンガートロリはその重量を計測することなく、複数のハ
ンガー商品が積載され、次いで計量レール上に走行して
きてここで一旦停止する。
【0020】前記計量レールに載ったハンガートロリの
重量はこの計量レールを介して重量計測手段に加わり、
前記重量計測手段によって計測され、その計測値は演算
手段に送られる。
【0021】この時、重量計測手段によって計測される
ハンガートロリの重量は、ハンガートロリに積載されて
いる複数のハンガー商品も含めた重量となる。
【0022】前記総重量を計測後、計量レール上でハン
ガートロリからハンガー商品を一つだけ取り外した後、
ハンガートロリの総重量が重量計測手段によって再び計
測され、その計測値は演算手段に送られる。
【0023】演算手段では、重量計測手段が計測した空
のハンガートロリの重量の計測値W0及び、第2の重量
計測手段が計測した、複数のハンガー商品を積載したハ
ンガートロリの総重量の計測値W1並びにハンガー商品
を一つ取り外した時のハンガートロリの総重量W2から
ハンガートロリに積載されているハンガー商品の数N
を、N=(W1−W0)/(W1−W2)の関係に基づ
いて算出する。
【0024】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。図1は、本発明のハンガー商品自動検数機
の第1実施例を示す概略斜視図であって、本発明のハン
ガー商品自動検数機1は、ハンガートロリ2の走行経路
の途中に設けられている。
【0025】前記ハンガー商品自動検数機1は、空のハ
ンガートロリ2の重量を計測するための計量部3と、複
数のハンガー商品Hを積載後のハンガートロリ2の総重
量を計測するための計量部4とを有している。
【0026】これらの2つの計量部3,4の間では、ハ
ンガートロリ2が走行するトロリ走行レール5が、ハン
ガー商品Hを運んでくるトラックTが発着するプラット
ホームP側にU字状に迂回しており、前記トロリ走行レ
ール5の迂回部分は伸縮自在なテレスコビーム6に支持
されて、プラットホームPに着けられたトラックTの荷
台側へ侵入可能に構成されている。
【0027】なお、前記迂回部分において、テレスコビ
ーム6とともにトロリ走行レール5を伸縮させるための
構造としては、例えば実公平4−32348号公報に記
載されているようなものを用いることができる。
【0028】また、トロリ走行レール5の迂回部分で
は、トラックTで運ばれてきたハンガー商品Hを、作業
者M1がハンガートロリ2に設けられているロードバー
2Aに複数吊り掛けて積載するようにしている。
【0029】ここで、同一のハンガートロリ2に積載さ
れるハンガー商品Hは全て同一アイテムであり、これら
のハンガー商品Hには商品識別用のバーコードが付され
ている。
【0030】前記商品識別用のバーコードは、計量部4
の側方の作業者M2が手にしているハンドスキャナ7に
よって読み取られ、その識別データは、後述するように
して算出されるハンガートロリ2に積載されているハン
ガー商品Hの数量データとともに、データ管理用コンピ
ュータ8に入力される。
【0031】次に、計量部3及び計量部4の構造につい
て説明する。計量部3は空のハンガートロリ2の重量を
計測し、計量部4は、ハンガー商品Hが積載されている
ハンガートロリ2の総重量を計測するために設けられて
いるが、基本的には同一構造であり、これらは、図2〜
図4に示すように構成されている。
【0032】すなわち、これらの計量部3,4は、ハン
ガートロリ2の走行路を形成しているトロリ走行レール
5の間に設けられた計量レール9を有している。
【0033】前記計量レール9は、その両端付近がそれ
ぞれ一対の支持アーム10の下端部に支持されており、
これらの支持アーム10の上端部は、それぞれロードセ
ル11で構成されている重量計測手段を介して、中間支
持枠12の両端部に支持されている。
【0034】また、前記中間支持枠12は、両端部が連
結部材13,14によって天井Cに固定されている水平
支持ビーム15から懸架支持されている。前記水平支持
ビーム15はまた、複数の連結部材16を介してトロリ
走行レール5を懸垂支持している。
【0035】これらの計量部3,4においては、計量レ
ール9とその両端近傍のトロリ走行レール5の上方に、
ハンガートロリ2を駆動するためのベルトフィーダ17
が設けられている。
【0036】前記ベルトフィーダ17は、連結部材16
によって水平支持ビーム15から懸垂支持されている細
長いケーシング18を有しており、その内部には、駆動
プーリ19と従動プーリ20の間に掛け渡された駆動ベ
ルト21が設けられていて、前記駆動ベルト21の下側
の走行部分の下面は、トロリ走行レール5及び計量レー
ル9上に支持される、ハンガートロリ2のトロリ車輪2
Bを取り付けているトロリ支持枠2C上面に当接する位
置に配置されている。
【0037】前記駆動ベルト21は、駆動プーリ19を
図3に示すようにケーシング18外側に取り付けられて
いるギヤモータ22で回転駆動することによって走行駆
動され、駆動ベルト21の下側走行部分の下面とハンガ
ートロリ2のトロリ支持枠2C上面間に作用する摩擦力
によって摩擦ハンガートロリ2が推進駆動される。
【0038】また、計量レール9のハンガートロリ2の
走行方向前端部近傍位置の片側には、計量レール9上で
ハンガートロリ2を停止位置決めするためのストッパ機
構23が配置されている。
【0039】前記ストッパ機構23は、エアシリンダ2
3Aの伸縮ロッド23Bの先端に設けられたストッパ片
23Cを有しており、伸縮ロッド23Bが伸長した位置
では、ストッパ片23Cは、計量レール9の上面と交差
してハンガートロリ2の走行経路に突出し、計量レール
9上に載ったハンガートロリ2の前側のトロリ支持枠2
C前端に当接することによって、前記ハンガートロリ2
の前方への移動を阻止し、また、伸縮ロッド23Bが収
縮した位置では、ストッパ片23Cはハンガートロリ2
に干渉しない位置まで退避するようになっている。
【0040】また、計量レール9の手前側のトロリ走行
レール5上に載っているハンガートロリ2を計量レール
9の直前位置で停止させるために、ストッパ機構24が
設けられている。
【0041】前記ストッパ機構24は、前述したストッ
パ機構23と同様なエアシリンダ24A、伸縮ロッド2
4B、及び、ストッパ片24Cで構成されている。
【0042】一方、図1に示すように、計量部4の近傍
には、前述したデータ管理用コンピュータ8とともに、
計量コントローラ25と制御盤26が設けられている。
【0043】本実施例においては、計量コントローラ2
5が本発明における演算手段を構成していて、ここに計
量部3と計量部4にそれぞれ設けられている前述したロ
ードセル11からの信号が入力されることにより、ハン
ガートロリ2に積載されているハンガー商品Hの数を算
出する機能を有している。
【0044】また、制御盤26は、前述したストッパ機
構23,24のエアシリンダ23A,24Aへエアを出
し入れする電磁弁の開閉動作と、ベルトフィーダ17の
ギヤモータ22の駆動制御を行うとともに、計量コント
ローラ25とデータ管理用コンピュータ8との間のイン
ターフェースの役割を有している。
【0045】次に前述したように構成されているハンガ
ー商品自動検数機1の動作を説明する。
【0046】図1において、空のハンガートロリ2は、
トロリ走行レール5上を計量部3の手前まで図示しない
搬送手段で送られてくる。
【0047】前記ハンガートロリ2は、計量部3の計量
レール9に侵入する手前位置で、図示しないセンサに検
出されると、ストッパ機構24のストッパ片24Cが突
出して一旦停止される。
【0048】そして、これも図示していないセンサによ
って計量部3の計量レール9上に先行するハンガートロ
リ2が侵入していないことが確認されると、制御盤26
からの制御信号によってストッパ片24Cが退避すると
ともに、計量部3のベルトフィーダ17の駆動ベルト2
1が走行駆動され、前記駆動ベルト21によって前記ハ
ンガートロリ2は計量レール9上へ引き込まれ、前方に
突出しているストッパ機構23のストッパ片23Cによ
って停止位置決めされる。
【0049】そして、計量レール9上へ移動したハンガ
ートロリ2がセンサによって検出されるとベルトフィー
ダ17は停止する。
【0050】ここで、計量レール9へ載っている空のハ
ンガートロリ2の重量は、計量レール9両端の支持アー
ム10を介してロードセル11へ負荷され、前記ロード
セル11は、ハンガートロリ2の重量に対応する信号を
計量コントローラ25に出力する。
【0051】こうして、計量部3において、空のハンガ
ートロリ2の重量計測が完了した後、制御盤26からの
制御信号によって、ストッパ機構23のストッパ片23
Cは退避移動し、同時にベルトフィーダ17が駆動され
て、ハンガートロリ2は計量部3前方のトロリ走行レー
ル5へ送り出される。
【0052】前記ハンガートロリ2のロードバー2Aに
は、トロリ走行レール5のテレスコビーム6の先端に沿
って迂回する位置で、作業者M1によってプラットホー
ムPに着けられたトラックTの荷台に積み込まれている
同一アイテムのハンガー商品Hが複数吊り掛けられる。
【0053】こうして、複数のハンガー商品Hが積載さ
れたハンガートロリ2は、トロリ走行レール5上を図示
していない搬送手段で前方へ送られる。
【0054】そして、前記ハンガートロリ2が計量部4
の手前まで移動してくると、計量部4の計量レール9に
侵入する手前位置で、ストッパ機構24のストッパ片2
4Cが突出してハンガートロリ2は一旦停止される。
【0055】前述した計量部3と同様に、計量部4の計
量レール9上に先行するハンガートロリ2が侵入してい
ないことがセンサで確認されると、制御盤26からの制
御信号によってストッパ片24Cが退避してベルトフィ
ーダ17の駆動ベルト21が走行駆動され、前記駆動ベ
ルト21によって前記ハンガートロリ2は計量レール9
上へ引き込まれ、前方に突出しているストッパ機構23
のストッパ片23Cによって停止位置決めされるととも
に、ベルトフィーダ17は停止する。
【0056】次いで、計量部4のロードセル11によっ
て、複数のハンガー商品Hを積載したハンガートロリ2
の総重量が計測され、この計測信号が計量コントローラ
25に送られる。
【0057】前記ハンガートロリ2の総重量を計測した
後、作業者M2はこのハンガートロリ2のロードバー2
Aからハンガー商品Hを一つだけ取り外す。このとき、
ハンガー商品H一つ分だけ減少したハンガートロリ2の
総重量が、ロードセル11によって再び計測され、この
計測信号が計量コントローラ25に送られる。
【0058】また、前述したように作業者M2は、取り
外したハンガー商品Hに付されている商品識別用のバー
コードB(図2参照)をハンドスキャナ7で読み取り、
その識別情報をデータ管理用コンピュータ8に入力す
る。
【0059】計量コントローラ25は、計量部3のロー
ドセル11が計測した空のハンガートロリ2の重量の計
測値W0及び、計量部4のロードセル11が計測した、
複数のハンガー商品Hを積載したハンガートロリ2の総
重量の計測値W1並びにハンガー商品Hを一つ取り外し
た時のハンガートロリ2の総重量の計測値W2から、ハ
ンガートロリ2に積載されているハンガー商品Hの数N
を、N=(W1−W0)/(W1−W2)の関係に基づ
いて算出する。
【0060】なお、ハンガー商品Hに用いるハンガー
は、少なくとも同一アイテムのハンガー商品Hに対して
は同一種類のものを用い、同じハンガートロリ2に積載
されるハンガー商品H間で重量のばらつきが生じないよ
うにすることが必要である。
【0061】また、それぞれの計量部3,4で用いられ
るロードセル11の計測精度は、1/5000程度で、
ハンガー商品Hを積載した一般的なハンガートロリ2の
総重量を50kgとしたときの計測誤差は10g程度で
あって、ハンガー商品Hの重量の最小値が100g程度
であるため、算出されるハンガー商品の数Nが誤ってカ
ウントされる恐れはないが、計量部3,4の周囲は、重
量計測時にハンガー商品Hが揺れないように、外部から
の風圧等を受けないような環境とする必要がある。
【0062】計量コントローラ25が算出したハンガー
商品Hの数Nの情報は、制御盤26を通じてデータ管理
用コンピュータ8に入力され、ハンドスキャナ7で読み
取られたハンガー商品Hの商品識別情報と関連させたデ
ータとしてここで管理される。
【0063】計量部4においてハンガートロリ2の重量
計測と、前記ハンガートロリ2に積載されているハンガ
ー商品Hのハンドスキャナ7によるバーコードBの読み
取り作業が完了した後、作業者M2は一旦取り外したハ
ンガー商品Hを再びハンガートロリ2へ戻す。
【0064】その後、計量部4ではストッパ機構23の
ストッパ片23Cが制御盤26からの制御信号によって
退避し、次いでベルトフィーダ17が駆動されて、前記
ハンガートロリ2は計量部4前方のトロリ走行レール5
上へ送り出される。
【0065】次に図5は本発明のハンガー商品自動検数
機の第2実施例を示す概略斜視図であって、この実施例
のハンガー商品自動検数機1’は、前述した第1実施例
のハンガー商品自動検数機1に設けられていた空のハン
ガートロリ2の重量を計測するための計量部3が省略さ
れている。
【0066】また、本実施例では、各ハンガートロリ2
にバーコードで表示されている識別コード27(図2参
照)が付されていて、複数のハンガー商品Hを積載した
ハンガートロリ2が計量部4に送り込まれてきたとき
に、前記識別コード27が計量部4のハンガートロリ2
の通過位置側方に近接して設けられている識別コード読
取手段としてのバーコードリーダ28(図3参照)によ
って読み取られるようになっている。その他の部分の構
成については、第1実施例のものとほぼ同じである。
【0067】なお、説明の都合上、図2及び図3にはそ
れぞれ識別コード27とバーコードリーダ28が図示し
てあるが、これらば、第2実施例においてのみ用いられ
るものであり、前述した第1実施例のハンガー自動検数
機1においては、用いられていない。
【0068】バーコードリーダ28が読み取った識別コ
ード27は、制御盤26へ送られる。前記制御盤26内
には、予め識別コード27に対応するハンガートロリ2
の空重量データが登録されていて、バーコードリーダ2
8から制御盤26へ識別コード27が入力されると制御
盤26はこれに対応するハンガートロリ2の空重量デー
タを計量コントローラ25へ出力するようになってい
る。
【0069】一方、計量部4では、前述した第1実施例
のハンガー商品自動検数機1と同様にして、ハンガー商
品Hが積載されたハンガートロリ2が送り込まれてくる
と、ロードセル11によって、複数のハンガー商品Hを
積載したハンガートロリ2の総重量と、これからハンガ
ー商品を一つ取り外した総重量が計測され、これらの計
測信号が計量コントローラ25に送られる。
【0070】また、作業者M2は、ハンガー商品Hに付
されている商品識別用のバーコードBを前述したように
ハンドスキャナ7で読み取り、データ管理用コンピュー
タ8に入力する。
【0071】一方、計量コントローラ25は、制御盤2
6から送られてきた空のハンガートロリ2の重量データ
W0及び、計量部4のロードセル11が計測した、複数
のハンガー商品Hを積載したハンガートロリ2の総重量
の計測値W1並びにハンガー商品Hを一つ取り外した時
のハンガートロリ2の総重量の計測値W2からハンガー
トロリ2に積載されているハンガー商品Hの数Nを、N
=(W1−W0)/(W1−W2)の関係に基づいて演
算して算出する。
【0072】なお、本実施例においては、識別コードを
バーコード27とし、これを読み取る識別コード読取手
段にバーコードリーダ28を用いているが、ハンガート
ロリ2に識別用のIDタグを取り付け、これを読み取る
識別コード読取手段を光センサ等の非接触式センサ、或
いは、リミットスイッチ等の接触式センサで構成しても
よい。
【0073】また、この実施例においては、識別コード
にハンガートロリ2の仕分け先情報を含めることによ
り、ハンガートロリ2上のハンガー商品Hを自動的に指
定した仕分け位置で脱荷させることが可能である。
【0074】前述した各実施例においては、ハンガート
ロリ2の重量計測手段としてロードセルを用いている
が、これに限定するものではなく、ストレインゲージ等
の他の重量計測手段を用いてもよい。
【0075】また、これらの実施例では、演算手段とし
て計量コントローラ25を用いているが、これに限定す
るものではなく、計量コントローラ25を独立して設け
ずに、制御盤26にこの機能を組み込んでこれを演算手
段としてもよく、また、データ管理用コンピュータ8に
演算手段の機能を持たせてもよい。
【0076】さらに、計量コントローラ25、制御盤2
6、及び、データ管理用コンピュータ8の機能を一台の
コンピュータに含めるようにし、これを演算手段として
もよい。
【0077】また、前述した各実施例においては、計量
レール9の上でハンガートロリ2を推進駆動するために
ベルトフィーダ17を用いているが、これに限定するも
のではなく、プッシャを有するチェーンフィーダを用い
てハンガートロリ2を駆動したり、計量レール9を前下
がりに傾斜配置して、ハンガートロリ2が自重で前進移
動するようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
発明によれば、ハンガートロリの走行中に、これに積載
されているハンガー商品のハンガーフックの首部等の通
過を定位置に設置された光電スイッチやマイクロスイッ
チで計測して、ハンガー商品の数をカウントしていた従
来の自動検数器と比較して、ハンガー商品のハンガーフ
ックどうしが重なってハンガートロリのロードバーに吊
り下げられている場合や、ハンガー商品上部がカバーで
覆われている場合にも、ハンガー商品の数量を迅速且つ
正確にカウントすることができる。
【0079】また、請求項2記載の発明によれば、空の
ハンガートロリの重量に関する情報が、予めハンガート
ロリ毎に識別コードとして付されているため、請求項1
の発明の効果に加え、ハンガー商品を積載する前にハン
ガートロリの空重量を計測するためのための計量レール
や重量計測手段を省略することができるため、装置の構
造が簡単になるとともに、設置スペースを少なくするこ
とができ、また、識別コードに仕分け先情報を含めるこ
とで、ハンガー商品を指定された仕分け位置に自動仕分
けすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のハンガー商品自動検数機の第1実施
例を示す概略斜視図。
【図2】 本発明のハンガー商品自動検数機の要部側面
図。
【図3】 図2のA−A線位置から矢印方向に見た部分
平面図。
【図4】 図2のB−B線位置から矢印方向に見た断面
図。
【図5】 本発明のハンガー商品自動検数機の第2実施
例を示す概略斜視図。
【図6】 従来のハンガー商品自動検数器の1例を示す
側面図。
【図7】 図6のC−C線位置から矢印方向に見た断面
図。
【符号の説明】
1,1’ハンガー商品自動検数器 2 ハンガートロリ 2A ロードバー 2B トロリ車輪 2C トロリ支持枠 3,4 計量部 5 トロリ走行レール 6 テレスコビーム 7 ハンドスキャナ 8 データ管理用コンピュータ 9 計量レール 10 支持アーム 11 ロードセル(重量計測手段) 12 中間支持枠 13,14,16 連結部材 15 水平支持ビーム 17 ベルトフィーダ 18 ケーシング 19 駆動プーリ 20 従動プーリ 21 駆動ベルト 22 ギヤモータ 23,24 ストッパ機構 22A,23A エアシリンダ 23B,24B 伸縮ロッド 23C,24C ストッパ片 25 計量コントローラ(演算手段) 26 制御盤 27 識別コード 28 バーコードリーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 一 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 中嶋 香一郎 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空のハンガートロリの走行経路中に設け
    られた第1の計量レールと、 第1の計量レールとこれを懸架支持する固定支持部材と
    の間に設けられ、第1の計量レールに載ったハンガート
    ロリの重量を計測する第1の重量計測手段と、 第1の計量レールより下流側で複数のハンガー商品を積
    載した後のハンガートロリの走行経路中に設けられた第
    2の計量レールと、 第2の計量レールとこれを懸架支持する固定支持部材と
    の間に設けられ、第2の計量レールに載ったハンガート
    ロリの総重量を計測する第2の重量計測手段と、 第1の重量計測手段によって計測される空のハンガート
    ロリの重量の計測値及び、第2の重量計測手段によって
    計測される、ハンガー商品を積載したハンガートロリの
    総重量の計測値並びに第2の計量レール上でこのハンガ
    ートロリからハンガー商品を一つ取り外して計測される
    ハンガートロリの総重量の計測値に基づいて、ハンガー
    トロリに積載されているハンガー商品の数を算出する演
    算手段とを備えたことを特徴とするハンガー商品自動検
    数機。
  2. 【請求項2】 ハンガー商品を積載したハンガートロリ
    の走行経路中に設けられた計量レールと、 前記計量レールとこれを懸架支持する固定支持部材との
    間に設けられ、計量レールに載ったハンガートロリの総
    重量を計測する重量計測手段と、 ハンガートロリ毎に付されている識別コードを読み取る
    識別コード読取手段と、 識別コードから判別される空のハンガートロリの重量デ
    ータ及び、重量計測手段によって計測される、複数のハ
    ンガー商品を積載したハンガートロリの総重量の計測値
    並びに計量レール上でハンガートロリからハンガー商品
    を一つ取り外して計測されるハンガートロリの総重量の
    計測値に基づいて、ハンガートロリに積載されているハ
    ンガー商品の数を算出する演算手段とを備えたことを特
    徴とするハンガー商品自動検数機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109271818A (zh) * 2018-08-24 2019-01-25 成都古河云科技有限公司 一种智能自助一体式理货***及方法
CN110586517A (zh) * 2019-09-04 2019-12-20 中国疾病预防控制中心辐射防护与核安全医学所 一种基于无线射频识别技术的放射性粮食分拣***

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CN110586517B (zh) * 2019-09-04 2021-06-15 中国疾病预防控制中心辐射防护与核安全医学所 一种基于无线射频识别技术的放射性粮食分拣***

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