JP2000213005A - 油圧掘削機の作業機操作用油圧回路 - Google Patents

油圧掘削機の作業機操作用油圧回路

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JP2000213005A
JP2000213005A JP11015008A JP1500899A JP2000213005A JP 2000213005 A JP2000213005 A JP 2000213005A JP 11015008 A JP11015008 A JP 11015008A JP 1500899 A JP1500899 A JP 1500899A JP 2000213005 A JP2000213005 A JP 2000213005A
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pilot
actuator
valve
pump
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Tatsuya Idemaru
達也 出丸
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定のアクチュエータの増速と平常速度とを
自動的に切換えて操作性を向上させると共に、特定のア
クチュエータと他のアクチュエータとの複合操作時の操
作性を向上できる油圧掘削機の作業機操作用油圧回路を
提供する。 【構成】 合流切換弁(5) を介して第2ポンプ(4) に接
続された第2方向切換弁(18)と、第2方向切換弁(18)に
より制御される第2アクチュエータ(19)と、第2アクチ
ュエータ(19)が操作されたことを検出する他操作検出セ
ンサ(21,22) と、他操作検出センサ(21,22) の検出信号
を入力しないときは、合流切換弁(5) のパイロット受圧
部(5a)を第1方向切換弁(2) の一方のパイロット管路(2
a)に接続する指令を電磁式切換弁(7) に出力し、他操作
検出センサ(21,22) のいずれかの検出信号を入力した場
合は、この検出信号を入力している間だけ、合流切換弁
(5)のパイロット受圧部(5a)をタンク(25)に切換えて接
続する指令を電磁式切換弁(7) に出力するコントローラ
(15)とを備えたことを特徴とする油圧掘削機の作業機操
作用油圧回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧掘削機の作業機
操作用油圧回路に関し、特に、特定の作業機の一方の作
動だけを増速自在とした油圧掘削機の作業機操作用油圧
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の作業機を有する油圧掘削機等の建
設機械においては、作業内容に応じて特定の作業機のみ
を増速させることを要求される場合がある。従来、この
ような要求に対して複数の油圧ポンプを有する油圧回路
を構成し、通常は複数の作業機を作動させるそれぞれの
アクチュエータを1つの油圧ポンプで駆動し、特定のア
クチュエータを増速するときは、他の油圧ポンプから応
援して駆動するようにした、複数ポンプを有する作業機
操作用油圧回路が用いられている。例えば、図4は、特
開平8−134960号公報に記載された油圧掘削機の
作業機操作用油圧回路を示しており、以下、同図により
従来技術を説明する。なお、各構成要素の後に記す括弧
内には相当する本発明の構成要素を記し、以後は本発明
の構成要素で示す。フロントポンプ(第1ポンプ)1を
メイン制御バルブ(第1方向切換弁)2を介してブーム
シリンダ(第1アクチュエータ)3に接続すると共に、
リアポンプ(第2ポンプ)4をサブ制御バルブ(合流切
換弁)5を介して第1アクチュエータ3の一方のポート
3aに接続する。パイロットバルブ(パイロット弁)9
は図示しないブーム用操作具の操作に基づいて切換わる
伸長用パイロットバルブ(パイロット弁)9aと縮小用
パイロットバルブ(パイロット弁)9bとから構成され
ている。パイロット弁9bは、管路8a及びショックレ
ス弁8を介して第1方向切換弁2の一方のパイロット管
路2aに接続され、パイロットバルブ(パイロット弁)
9bは、管路11a及びショックレス弁11を介して第
1方向切換弁2の他方のパイロット管路2bに接続され
る。切換えバルブ(電磁式切換弁)7は作業切換スイッ
チ6がOFFのときa位置に、作業切換スイッチ6がO
Nのときb位置に切換わるようになっている。電磁式切
換弁7のa位置では、パイロット弁9aはショックレス
弁8及びパイロット管路2aを介して合流切換弁5のパ
イロット受圧部5aに接続される。電磁式切換弁7のb
位置では、第1方向切換弁2の一方のパイロット管路2
aはバイパス回路Gを介して管路8aに接続され、他方
のパイロット管路2bはバイパス回路Hを介して管路1
1aに接続され、合流切換弁5のパイロット受圧部5a
はタンク10に接続される。
【0003】上記構成の作用について説明する。掘削積
込作業等の通常の作業を行う場合は、作業切換スイッチ
6をOFFにして電磁式切換弁7をa位置に切換える。
パイロット弁9aを操作するとそのパイロット圧によ
り、第1方向切換弁2をa位置に、合流切換弁5をa位
置に切換える。このため、第1ポンプ1及び第2ポンプ
4の吐出油は第1アクチュエータ3の一方のポート3a
に供給されて、第1アクチュエータ3の伸長作動が増速
される。パイロットポート2bからの戻り油はショック
レス弁11を通って絞られた状態でパイロット弁9bか
らドレンされるため、第1方向切換弁2及び合流切換弁
5の移動速度が緩和される。また、パイロット弁9bを
操作するとそのパイロット圧により、第1方向切換弁2
がb位置に切換わり、合流切換弁5はb位置に切換わる
ため、第1ポンプ1の吐出油のみが第1アクチュエータ
3の他方のポートに供給され、第1アクチュエータ3は
平常速度で縮小作動する。パイロットポート2aからの
戻り油はショックレス弁11を通って絞られた状態でパ
イロット弁9aからドレンされるため、第1方向切換弁
2の移動速度が緩和される。
【0004】また、ブームを上下に振動させて杭打ち等
のような特殊作業を行う場合は、作業切換スイッチをO
Nにして電磁式切換弁7をb位置にして合流切換弁5の
パイロット受圧部5aをドレンすると、合流切換弁5は
第2ポンプ4と第1アクチュエータ3の一方のポート3
aとを遮断する。このため、第1アクチュエータ3の一
方のポート3aには第1ポンプ1の圧油だけが供給され
るため、前記の第1アクチュエータ3の増速機能は作動
せず、第1アクチュエータ3は平常速度でのみ伸長又は
縮小作動する。また、パイロット管路2a,2bからの
戻り油は、それぞれバイパス回路G,Hを通るため絞ら
れることなくパイロット弁9a,9bからドレンされる
ため、第1方向切換弁2の移動速度が遅くなることはな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の作業機操作用油圧回路には次の問題がある。 (1)作業切換スイッチ6をOFFした場合には、第1
アクチュエータ3の伸長速度が増速されるため、第1ア
クチュエータ3以外のアクチュエータとの複合操作時に
は、第1アクチュエータ3と他のアクチュエータとの速
度のアンバランスのためにオペレータが作業し難くな
り、操作性が低下する。 (2)掘削積込作業等の通常作業の増速時には、第1方
向切換弁2のパイロット管路2a,2bの戻り油はそれ
ぞれショックレス弁8,11を通過するため、第1方向
切換弁2及び合流切換弁5の移動速度が遅くなる。従っ
て、作業機操作速度を増大させて作業能率を向上させる
作業には適さない。
【0006】本発明は上記従来の問題点に着目してなさ
れたもので、特定のアクチュエータの増速と平常速度と
を自動的に切換えて操作性を向上させると共に、特定の
アクチュエータと他のアクチュエータとの複合操作時の
操作性を向上できる油圧掘削機の作業機操作用油圧回路
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、第1の発明に係る油圧掘削機の作業
機操作用油圧回路は、第1パイロット弁により制御され
るパイロット操作式の第1方向切換弁を介して第1ポン
プを第1アクチュエータに接続すると共に、第1パイロ
ット弁により制御されるパイロット操作式の合流切換弁
を介して第2ポンプを第1アクチュエータの一方側のポ
ートに接続し、第1方向切換弁の一方のパイロット管路
と、合流切換弁のパイロット受圧部とを電磁式切換弁を
介して接続し、電磁式切換弁により合流切換弁のパイロ
ット受圧部を第1方向切換弁の一方側のパイロット管路
に接続したときは、第2ポンプと第1アクチュエータの
一方側のポートとを連通し、電磁式切換弁により合流切
換弁のパイロット受圧部をドレンしたときは、第2ポン
プと第1アクチュエータの一方側のポートとを遮断する
ようにした油圧掘削機の作業機操作用油圧回路におい
て、合流切換弁を介して第2ポンプに接続された第2方
向切換弁と、第2方向切換弁により制御される第2アク
チュエータと、第2アクチュエータが操作されたことを
検出する他操作検出センサと、他操作検出センサの検出
信号を入力しないときは、合流切換弁のパイロット受圧
部を第1方向切換弁の一方のパイロット管路に接続する
指令を電磁式切換弁に出力し、他操作検出センサのいず
れかの検出信号を入力した場合は、この検出信号を入力
している間だけ、合流切換弁のパイロット受圧部をタン
クに切換えて接続する指令を電磁式切換弁に出力するコ
ントローラとを備えたことを特徴とする。
【0008】第1の発明によれば、第1パイロット弁の
一方のパイロット圧が第1方向切換弁の一方のパイロッ
ト管路に供給されると、第1方向切換弁は第1ポンプの
吐出油を第1アクチュエータの一方のポートに供給す
る。このとき、第2アクチュエータが操作されてなくコ
ントローラが他操作検出センサの検出信号を入力しない
と、電磁式切換弁は合流切換弁のパイロット受圧部を第
1方向切換弁の一方のパイロット管路に接続したままと
なる。このため、第1パイロット弁の一方のパイロット
圧が合流切換弁のパイロット受圧部に供給されて第2ポ
ンプの吐出油も第1アクチュエータの一方のポートに供
給される。従って、第1アクチュエータは第1ポンプ及
び第2ポンプの吐出油により速度が増速するため、従来
技術のように、第1アクチュエータの増速時に手動スイ
ッチをわざわざ操作する必要がなく作業操作性及び作業
能率が向上する。第1アクチュエータが第1ポンプ及び
第2ポンプの吐出油により増速しているときに、第2ア
クチュエータが操作されてコントローラが他操作検出セ
ンサの検出信号を入力すると、電磁式切換弁は合流切換
弁のパイロット受圧部をタンクに接続する。このため、
第2ポンプの吐出油は第1アクチュエータの一方のポー
トに供給されなくなり第1アクチュエータは第1ポンプ
だけの吐出油により作動する。従って、従来技術のよう
に、増速されている第1アクチュエータを元の速度に戻
す時にも手動スイッチをわざわざ操作する必要がなく作
業操作性及び作業能率が向上する。第1パイロット弁の
他方のパイロット圧が第1方向切換弁の他方のパイロッ
ト管路に供給されると、第2アクチュエータの操作に関
係なく第1アクチュエータの他方のポートへ第1ポンプ
の吐出油だけが供給されて第1アクチュエータは平常速
度で作動する。このため、作業内容に応じて特定の第1
アクチュエータを1方向作動時は2ポンプが合流して増
速され、他方向作動時は1ポンプによる平常速度となる
ように、自動的に切換えられるので、作業に適合した作
業機速度が得られ、作業能率及び作業性が向上する。
【0009】第2の発明に係る油圧掘削機の作業機操作
用油圧回路は、第1の発明において、第1方向切換弁が
一方へ操作されたことを検出する特定操作検出センサを
設けると共に、コントローラは、特定操作検出センサか
ら検出信号を入力すると共に、他操作検出センサの検出
信号を入力しない場合に、電磁式切換弁を励磁して合流
切換弁のパイロット受圧部を第1方向切換弁の一方のパ
イロット管路に接続することを特徴とする。
【0010】第2の発明によれば、第1アクチュエータ
が操作されているときに、第2アクチュエータが操作さ
れていないと、電磁式切換弁を励磁して合流切換弁のパ
イロット受圧部を第1方向切換弁の一方のパイロット管
路に接続する。このため、第1アクチュエータは、第1
ポンプ及び第2ポンプの吐出油が供給されて速度が増速
する。このときに、第2アクチュエータが操作される
と、第2アクチュエータが操作されている間だけ電磁式
切換弁を消磁して合流切換弁のパイロット受圧部をドレ
ンする。このため、第1アクチュエータは、第1ポンプ
だけの吐出油が供給されて平常速度となる。このよう
に、第1アクチュエータ及び第2アクチュエータの複合
操作時に電磁式切換弁を消磁して第1アクチュエータを
平常速度にしたため、電磁式切換弁の故障により励磁さ
れないときには第1アクチュエータは必ず平常速度とな
り、増速されることがないため作業操作性が向上する。
【0011】第3の発明に係る油圧掘削機の作業機操作
用油圧回路は、第1あるいは第2のいずれかの発明にお
いて、合流切換弁の切換時におけるパイロット受圧部内
の単位時間当たりの圧力変化率を低減する緩衝手段を備
えたことを特徴とする。
【0012】第3の発明によれば、合流切換弁のパイロ
ット受圧部における単位時間当たりの圧力変化率は緩衝
手段により低減される。このため、第1ポンプだけの第
1アクチュエータの平常速度時と、第1ポンプ及び第2
ポンプの合流による第1アクチュエータの増速時とをス
ムーズに変化させることができる。従って、油圧掘削機
の油圧装置だけでなく油圧掘削機全体の衝撃が緩和され
て耐久性が向上する。また、圧力変化率を低減する緩衝
手段は、合流切換弁の切換速度を低減するだけであり、
第1方向切換弁の切換速度は低減しないため作業機操作
速度が減少することなく作業能率が低下することはな
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
を参照して詳述する。なお、図4に示す従来の技術と同
様な構成要素には同一符号を付してその説明を省略す
る。先ず、第1実施形態を図1,2に基づいて説明す
る。第1ポンプ1は、第1パイロット弁9により制御さ
れるパイロット操作式の第1方向切換弁2を介して第1
アクチュエータ3に接続される。また、第2ポンプ4
は、第1パイロット弁9により制御されるパイロット操
作式の合流切換弁5を介して、第1アクチュエータ3の
一方のポート3aに接続される。電磁式切換弁7を励磁
すると合流切換弁5のパイロット受圧部5aは電磁式切
換弁7のb位置を介してドレンされる。電磁式切換弁7
を消磁すると合流切換弁5のパイロット受圧部5aは電
磁式切換弁7のa位置を介して第1方向切換弁2の一方
のパイロット管路2aに接続される。合流切換弁5のパ
イロット受圧部5aにパイロット圧が供給されると、第
2ポンプ4は合流切換弁5のa位置を介して第1アクチ
ュエータ3の一方のポート3aに連通する。合流切換弁
5のパイロット受圧部5aにパイロット圧がないと、合
流切換弁5のb位置を介して第2ポンプ4と第1アクチ
ュエータ3の一方のポート3aとの間を遮断する。
【0014】また、第1アクチュエータ3以外のアクチ
ュエータ(ここでは第2アクチュエータ19)を操作す
る第2パイロット弁17により制御されるパイロット操
作式の第2方向切換弁18及び合流切換弁5を介して、
第2ポンプ4と第2アクチュエータ19とが接続され
る。第2方向切換弁18の両方のパイロット管路18
a,18bには、それぞれ第2方向切換弁18のパイロ
ット圧が所定値以上であることを検出する第2圧力セン
サ21,22(他操作検出センサの一例)が接続され
る。増速機能設定スイッチ26がONに設定されている
場合には、コントローラ15は第2圧力センサ21,2
2の少なくとも一方の信号を入力している間だけ電磁式
切換弁7を励磁して、電磁式切換弁7のb位置を介して
合流切換弁5のパイロット受圧部5aをタンクに接続す
る。また、合流切換弁5のパイロット受圧部5aと電磁
式切換弁7とを接続する管路には、合流切換弁5のパイ
ロット受圧部5a内における単位時間当たりの圧力変化
率を低減する絞り(緩衝手段の一例)23が介設され
る。増速機能設定スイッチ26をOFFに設定すると、
コントローラ15は第2圧力センサ21,22の少なく
とも一方の信号を入力しても電磁式切換弁7を常時、励
磁して、電磁式切換弁7及び合流切換弁5を共にb位置
に切換えて増速機能を無効にする。なお、第1パイロッ
ト弁9及び第2パイロット弁17にはパイロット圧源と
してパイロットポンプ24が接続される。
【0015】本実施形態の作用について説明する。増速
機能設定スイッチ26をONに設定した後、第2パイロ
ット弁17を中立にしたままで第1パイロット弁9のみ
を一方に操作すると、コントローラ15は電磁式切換弁
7を消磁するため電磁式切換弁7はa位置となり、合流
切換弁5のパイロット受圧5aに第1パイロット弁9の
パイロット圧が供給されて、合流切換弁5はa位置とな
る。これにより、第1パイロット弁9の一方への操作に
応じて第1方向切換弁2と合流切換弁5とが操作され
て、第1アクチュエータ3の一方のポート3aへ第1ポ
ンプ1及び第2ポンプ4の吐出油が合流して供給され、
第1アクチュエータ3の1方向速度が増速される。従っ
て、従来技術のように、第1アクチュエータ3の増速時
と平常速度時とに切換える場合に手動スイッチをわざわ
ざ操作する必要がないため、作業操作性及び作業能率が
向上する。
【0016】第1パイロット弁9が他方に操作される
と、第2パイロット弁17の操作に関係なく第1パイロ
ット弁9の操作に応じて第1方向切換弁2が他方向(b
位置方向)に操作され、第1アクチュエータ3の他方の
ポート3bへ第1ポンプ1だけの吐出油が供給されて第
1アクチュエータ3は平常速度で作動する。
【0017】また、第1アクチュエータ3の増速時に第
2パイロット弁17を操作すると、第2方向切換弁18
のパイロット圧が所定値以上であることを第2圧力セン
サ21,22が検出してコントローラ15に出力する。
コントローラ15は、第2方向切換弁18のパイロット
圧が所定値以上である間は電磁式切換弁7を励磁するた
め、合流切換弁5のパイロット受圧部5aはドレンされ
る。これにより、電磁式切換弁7はb位置に切換わり第
2ポンプ4と第1アクチュエータ3の一方のポート3a
とは遮断されると共に、第2パイロット弁17のパイロ
ット圧に応じて第2方向切換弁18が操作されて第2ポ
ンプ4の吐出油により第2アクチュエータ19が作動す
る。これにより、第1アクチュエータ3は、第1ポンプ
1の吐出油だけにより両方向共に平常速度で作動し、第
2アクチュエータ19は、第2ポンプ4の吐出油により
平常速度で作動する。
【0018】第1アクチュエータ3をバケットシリンダ
に適用し、バケットチルト方向のみを二つのポンプ1,
4で駆動すると、掘削を複合操作で開始した場合は、各
作業機は全て平常速度で作動し、掘削終了時にバケット
単独操作での土砂等の掬込みを行う場合には、自動的に
バケットチルト速度が増速されるのでバケットの掬込み
土量が増加して作業能率が向上する。このとき、増速機
能の切換えを自動的に行うので、オペレータはスイッチ
切換操作を行う必要がなく、作業機操作に専念できるの
で操作性が向上する。また、この場合は、バケットダン
プ時には平常速度となるため掬込み土を目的とする位置
(ダンプ車のベッセル等)に正確にダンプすることがで
きる。
【0019】また、第1アクチュエータ3をアームシリ
ンダに適用し、すき取り作業及び法面整正作業等におい
て、引き側は1ポンプの吐出量で遅く丁寧に作業して作
業精度を向上させ、戻し側は2ポンプの吐出量で早戻し
することにより作業能率を向上させることができる。な
お、作業の種類によっては引き側と戻し側とを逆にして
もよくオペレータの好みに応じて自在に設定すればよ
い。また、第1アクチュエータ3と第2アクチュエータ
19との複合操作時には、第1アクチュエータ3及び第
2アクチュエータ19の速度のアンバランスがないので
操作し易くなり、作業操作性及び作業能率が向上する。
第2パイロット弁17の操作を停止すると、自動的に第
1アクチュエータ3の1方向の単独操作時に増速可能な
状態に復帰する。
【0020】合流切換弁5のパイロット受圧部5a内に
おける単位時間当たりの圧力変化率は、電磁式切換弁7
とパイロット受圧部5aとを接続するパイロット管路に
介設置された絞り23(緩衝手段の一例)により低減さ
れる。このため、図2に示すように第1アクチュエータ
3に供給される圧油の流量は、第1ポンプだけの第1ア
クチュエータの平常速度時(複合操作時)と、第1ポン
プ及び第2ポンプの合流による増速時(単独操作時)と
の切換時にスムーズに変化する。従って、油圧掘削機の
油圧装置だけでなく油圧掘削機全体の衝撃が緩和されて
耐久性が向上する。また、圧力変化率を低減する緩衝手
段としての絞り23は、合流切換弁5の切換速度を低減
するだけであり、第1方向切換弁2の切換速度は低減し
ないため作業機操作速度が減少することなく、よって作
業能率が低下することはない。
【0021】なお、本実施形態では圧力変化率を低減す
る緩衝手段として電磁式切換弁7とパイロット受圧部5
aとを接続するパイロット管路に絞り23を介設した
が、本発明はこれに限るものではなく、コントローラ1
5から電磁式切換弁7に出力する信号を切換時に滑らか
に変化させてもよい。
【0022】次に、第2実施形態を図3に基づいて説明
する。なお、図1,2に示す第1実施形態と同様な構成
要素には同一符号を付してその説明を省略する。図1に
示す第1実施形態では、第1パイロット弁9の操作に係
わらず第2パイロット弁17が中立のときは電磁式切換
弁7が消磁されており、第2パイロット弁17を操作す
ると電磁式切換弁7が励磁されて合流切換弁5のパイロ
ット受圧部5aをドレンした。これに対して第2実施形
態では、第1パイロット弁9を一方へ操作すると共に、
第2パイロット弁17が中立のときは電磁式切換弁7が
励磁されており、第2パイロット弁17を操作したとき
は電磁式切換弁7が消磁されて合流切換弁5のパイロッ
ト受圧部5aをドレンする構成が異なる以外は第1実施
形態と同様である。
【0023】以下に、第2実施形態について第1実施形
態と異なる部分を説明する。第1方向切換弁2の一方の
パイロット管路2aには、第1パイロット弁9が一方に
操作されたことを検出する第1圧力センサ16(特定操
作検出センサの一例)が接続される。コントローラ15
は、増速機能設定スイッチ26がONに設定されている
場合には、第2圧力センサ21,22から検出信号を入
力していないときに、第1圧力センサ16の検出信号を
入力すると電磁式切換弁7を励磁してa位置に切換え
る。電磁式切換弁7のa位置では合流切換弁5のパイロ
ット受圧部5aと一方のパイロット管路2aとが接続さ
れる。また、コントローラ15は、第1圧力センサ16
の検出信号を入力しているときに、第2圧力センサ2
1,22から検出信号を入力すると電磁式切換弁7を消
磁してb位置に切換える。電磁式切換弁7のb位置では
合流切換弁5のパイロット受圧部5aはドレンされる。
【0024】増速機能設定スイッチ26がOFFに設定
されていると、コントローラ15は、電磁式切換弁7を
常時、消磁して、電磁式切換弁7及び合流切換弁5を共
にb位置に切換えて増速機能を無効にする。
【0025】本実施形態の作用について説明する。先
ず、増速機能設定スイッチ26をONに設定した後、第
1アクチュエータ3が操作されているときに、第2アク
チュエータ19を操作しないと、電磁式切換弁7を励磁
して合流切換弁5のパイロット受圧部5aを第1方向切
換弁2の一方のパイロット管路2aに接続する。このた
め、第1アクチュエータ3には第1ポンプ1及び第2ポ
ンプ4の吐出油が供給されて増速される。このときに、
第2アクチュエータ19が操作されるとコントローラ1
5が第2圧力センサ21,22から検出信号を入力し
て、第2アクチュエータ19が操作されている間だけ電
磁式切換弁7を消磁して合流切換弁5のパイロット受圧
部5aをドレンする。このため、第1アクチュエータ3
には第1ポンプ1の吐出油だけが供給されて平常速度と
なる。このように、第1アクチュエータ3及び第2アク
チュエータ19の複合操作時に電磁式切換弁7を消磁し
て第1アクチュエータ3が平常速度になるようにしたた
め、電磁式切換弁7の故障により励磁されないときには
第1アクチュエータ3は必ず平常速度となり、増速され
ることがないため作業操作性が向上すると共に、第1ア
クチュエータ3及び第2アクチュエータ19の複合操作
が可能である。
【0026】また、増速機能設定スイッチ26をOFF
に設定してコントローラ15により増速機能を無効にす
ることにより、第1ポンプ1の吐出油を第1アクチュエ
ータ3に供給し、第2ポンプ4の吐出油を第2アクチュ
エータ19に供給して全て平常速度で作動する通常の油
圧回路とすることもできる。
【0027】以上、本発明による作用及び効果を説明す
る。 (1)特定の作業機の一方向単独操作の時は複数のポン
プで駆動して増速し、他方向単独操作の時、あるいは、
他の作業機との複合操作のときは、それぞれ1つのポン
プで駆動して平常速度としている。従って、特定の作業
目的に適合した特定の作業機の増速機能を選択できるの
で、作業能率を向上できる。このとき、増速機能の切換
えを自動的に行うので、オペレータはスイッチ切換操作
を行う必要がなく、作業機操作に専念できるので操作性
が向上する。 (2)第1アクチュエータ3と第2アクチュエータ19
との複合操作時には、第1アクチュエータ3及び第2ア
クチュエータ19の速度のアンバランスがないので操作
し易くなり、作業操作性及び作業能率が向上する。ま
た、第2パイロット弁17の操作を停止すると、自動的
に第1アクチュエータ3の1方向の単独操作時に増速可
能な状態に復帰するので、増速切換えの手動操作が不要
となり、操作性を向上できる。 (3)第1アクチュエータ3に供給される圧油の流量
は、第1ポンプだけの時と第1ポンプ及び第2ポンプが
合流する時の切換時にスムーズに変化するため、油圧掘
削機の油圧装置だけでなく油圧掘削機全体の衝撃が緩和
されて耐久性が向上する。また、圧力変化率を低減する
緩衝手段としての絞り23は、合流切換弁5の切換速度
を低減するだけであり、第1方向切換弁2の切換速度は
低減しないため作業能率を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る作業機操作用油圧
回路図である。
【図2】1ポンプと2ポンプ切換時の第1アクチュエー
タの流量変化を示す図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る作業機操作用油圧
回路図である。
【図4】従来の作業機操作用油圧回路図である。
【符号の説明】
1;第1ポンプ、 2;第1方向切換弁、 2a;一方
のパイロット管路、3;第1アクチュエータ、 3a;
一方のポート、 4;第2ポンプ、 5;合流切換弁、
5a;パイロット受圧部、 7;電磁式切換弁、
9;第1パイロット弁、 15;コントローラ、 1
6;第1圧力センサ、 17;第2パイロット弁、 1
8;第2方向切換弁、 19;第2アクチュエータ、
21,22;第2圧力センサ、 23;絞り、 26;
増速機能設定スイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1パイロット弁により制御されるパイ
    ロット操作式の第1方向切換弁を介して第1ポンプを第
    1アクチュエータに接続すると共に、第1パイロット弁
    により制御されるパイロット操作式の合流切換弁を介し
    て第2ポンプを第1アクチュエータの一方側のポートに
    接続し、第1方向切換弁の一方のパイロット管路と、合
    流切換弁のパイロット受圧部とを電磁式切換弁を介して
    接続し、電磁式切換弁により合流切換弁のパイロット受
    圧部を第1方向切換弁の一方側のパイロット管路に接続
    したときは、第2ポンプと第1アクチュエータの一方側
    のポートとを連通し、電磁式切換弁により合流切換弁の
    パイロット受圧部をドレンしたときは、第2ポンプと第
    1アクチュエータの一方側のポートとを遮断するように
    した油圧掘削機の作業機操作用油圧回路において、 合流切換弁(5) を介して第2ポンプ(4) に接続された第
    2方向切換弁(18)と、第2方向切換弁(18)により制御さ
    れる第2アクチュエータ(19)と、第2アクチュエータ(1
    9)が操作されたことを検出する他操作検出センサ(21,2
    2) と、他操作検出センサ(21,22) の検出信号を入力し
    ないときは、合流切換弁(5) のパイロット受圧部(5a)を
    第1方向切換弁(2) の一方のパイロット管路(2a)に接続
    する指令を電磁式切換弁(7) に出力し、他操作検出セン
    サ(21,22) のいずれかの検出信号を入力した場合は、こ
    の検出信号を入力している間だけ、合流切換弁(5) のパ
    イロット受圧部(5a)をタンク(25)に切換えて接続する指
    令を電磁式切換弁(7) に出力するコントローラ(15)とを
    備えたことを特徴とする油圧掘削機の作業機操作用油圧
    回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の油圧掘削機の作業機操
    作用油圧回路において、 第1方向切換弁(2) が一方へ操作されたことを検出する
    特定操作検出センサ(16)を設けると共に、コントローラ
    は、特定操作検出センサ(16)から検出信号を入力すると
    共に、他操作検出センサ(21,22) の検出信号を入力しな
    い場合に、電磁式切換弁(7) を励磁して合流切換弁(5)
    のパイロット受圧部(5a)を第1方向切換弁(2) の一方の
    パイロット管路(2a)に接続することを特徴とする油圧掘
    削機の作業機操作用油圧回路。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2のいずれかに
    記載の油圧掘削機の作業機操作用油圧回路において、 合流切換弁(5) の切換時におけるパイロット受圧部(5a)
    内の単位時間当たりの圧力変化率を低減する緩衝手段(2
    3)を備えたことを特徴とする油圧掘削機の作業機操作用
    油圧回路。
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