JP2000211519A - 補助動力付き運搬車 - Google Patents

補助動力付き運搬車

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JP2000211519A
JP2000211519A JP11018941A JP1894199A JP2000211519A JP 2000211519 A JP2000211519 A JP 2000211519A JP 11018941 A JP11018941 A JP 11018941A JP 1894199 A JP1894199 A JP 1894199A JP 2000211519 A JP2000211519 A JP 2000211519A
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load
pressure
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vehicle
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Akira Sogabe
明 曽我部
Mitsuru Sekiya
満 関屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助動力付き運搬車の積載重量の変化による
手押し力への影響を軽減する。 【解決手段】 補助動力付き運搬車(台車)1の荷台3
とベース2の間に感圧センサーを使用した荷重センサー
15とばね16、案内具17を設け、荷重センサー15
によって荷台3上の積載重量を測定する。ハンドル6内
部の人力検知センサーで+e、−e方向の操作者のハン
ドル6に加わる力を検知し、積載重量に従って、あらか
じめ制御部14で算出された台車の最高速度、加速率等
に基づき、駆動モータ9、無段変速機10を制御して駆
動車輪11を回転駆動して人力の補助とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は操作者が運搬車を押
す力を検知して補助動力により附勢する補助動力付き運
搬車に関し、特に積載重量を計測して運搬車を附勢する
補助動力を制御する補助動力付きの運搬車に係わる。
【0002】
【従来の技術】補助動力付きの運搬車で単に操作者が補
助動力の入り切りを行い、或いはレバーを引いて補助動
力の量をコントロールするものは従来から存在した。ま
た左右2台の駆動車輪、駆動モータ、制御部等を備えて
操作者が握るハンドルから左右別々のセンサー出力を取
り出し、駆動車輪の速度をコントロールしようとする提
案は、例えば、特願平8−32645等の文献に見いだ
される。
【0003】その1例を図10によって説明する。図1
0(a)は運搬車の斜視図であり、図10(b)はハン
ドル64下部に設けられた感圧センサー部の詳細であ
る。図中荷物を乗せる荷台61は下部に左駆動車輪6
2、右駆動車輪63、駆動車輪を回転駆動する左駆動モ
ータ70、右駆動モータ71、駆動モータの回転を制御
する左駆動制御部67、右駆動制御部68、動力源であ
るバッテリー69を収容している。ハンドル64の右端
部を示す図10(b)に見られるように、荷台64の手
前に取り付けたハンドル64のコの字状に形成された先
端部は荷台61を支える柱から伸びた支点にピン72が
貫通して支えられている。
【0004】したがって、ハンドル64を操作者が押す
と、ハンドル64は制限板75の楕円溝内でピン72を
支点として揺動し、手を離せばばね74に附勢されて中
立点に戻るようになされている。ハンドル64の変位は
制限板75の下に配置された感圧センサーであるロード
セル73によって検出される。同様な機構がハンドル6
4の左端部にもあって、左右のロードセル73の出力を
別々に取り出して左または右の駆動部67または68に
加えることにより左駆動車輪62は左のロードセルの出
力、右駆動車輪63は右のロードセルの出力に応じた回
転を与えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような、補助動力
付き運搬車は、ハンドル64を押すことによって運搬車
を軽い労力で運転することができるが、運搬車を発進さ
せるために要するハンドルを押す力は荷台に積載された
重量により異なってくるため、例えば、積載荷重が増加
するに従い、運搬車が発進するときにハンドルを強く押
す必要があり、また積載荷重が小さいときは運搬車が速
く走り過ぎるという問題がある。すなわち、運搬車の駆
動の補助をしたい出発時に、積載荷重によってハンドル
を押す力を加減する必要があるため、操作性が良くない
という問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような問題点を解決
するために、本発明は積載重量を検出する荷重センサー
と該荷重センサーの出力により補助駆動部の駆動力をコ
ントロールする制御手段とを備え、算出された前記荷重
センサーの検出値に基づいて前記制御手段の出力特性が
変化するようにしたことを特徴とする補助動力付き運搬
車を提供する。
【0007】また、本発明は、前記制御手段は前記運搬
車の走行速度、加速率が前記運搬車の積載重量に応用し
て変化するように設定したことを特徴とする補助動力付
き運搬車を提供し、また、前記荷重センサーに感圧抵抗
素子を使用した補助動力付き運搬車も提案する。さら
に、本発明の補助動力付き運搬車の前記補助駆動部はバ
ッテリー駆動用のモータと、変速手段及び少なくとも1
個の駆動車輪を持つものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の補助動力付き運搬車(以
降台車と略称する)1の実施の形態を図1乃至図3で説
明する。図1は台車の投影図であって、図1(a)は台
車を押す人が立つ位置から見た正面図、図1(b)は側
面図、図1(c)は地面側から台車の底部を見た底面図
である。図2(a)は台車全体の斜視図であり、図2
(b)はベース2の底面に取り付けられた補助駆動部8
の斜視図である。実施の形態として説明するのは、主に
工場等で使用される荷物運搬用の台車であるが、本発明
の補助動力付き運搬車は、車椅子等の介護用の対人運搬
装置などにも広く応用可能である。
【0009】図1で台車1は例えば金属板で作られた長
方形の浅い皿状のベース2の前方下側に一対の固定キャ
スタ4を、後方下側に一対の自在キャスタ5を取り付け
ている。ここで固定キャスタ4はベース2に対してキャ
スタ車輪を支持する車軸の向く方向が不変であり、自在
キャスタ5はこの車軸の向く方向が外力によって任意の
方向に変更可能である。ベース2の後方に一対の支柱7
がほぼ垂直に固定され、上端のハンドル支持具7aを介
してハンドル6が水平に設けられている。このハンドル
支持具7aは支柱7と一体に固定されている。
【0010】補助駆動部8は駆動部ベース12がベース
2の下面に固定され、駆動部ベース12に駆動モータ9
が釣下げられて固定され、駆動車輪11が駆動部ベース
12に固着された駆動車輪軸受12aによって回転自在
に支持されている。駆動モータ9と駆動車輪11は直結
して駆動することもできるが、本例の場合はたとえばV
ベルトと直径可変のVプーリを備えた無段変速機10を
介して駆動車輪11を前進又は後進方向に回転させるよ
うにしている。駆動モータ9は通常は、減速歯車を内蔵
し、無段変速機10の減速比と併せて最適の速度が得ら
れるようになされている。また、ハンドル6に進行方向
と逆の方向に力を加えれば、駆動モータ9が逆転してブ
レーキとして作用するようにしている。さらに、前進
(+e方向)だけでなく、台車を(−e方向に)後進さ
せた場合にも有効に補助動力が働く。また、前進と後進
で制御レベルを変更することも可能である。
【0011】台車1で搬送される荷物を積載する長方形
の板状の荷台3がベース2の上に配置されている。荷台
3とベース2の間には少なくとも荷重センサー15を設
け、必要に応じてばね16および案内具17が置かれて
荷台3に積載された荷物の重量を検知するようになされ
ている。これらの詳細説明は後述する。ベース2の下側
には補助駆動部の動力源であるバッテリー13が収納さ
れている。
【0012】構造の詳細は後に説明するが、ハンドル6
の内部に人力検知センサーが組込まれ、操作者がハンド
ル6を握って押し引きする力の+e又は−e方向の成分
を検出する。したがって、操作者が図1(b)の左側か
らハンドル6を両手で握り、台車を+e方向に向かって
押すのが通常の前進となる。このように、この台車は荷
台3に積載された荷物の重量を検知する荷重センサーと
操作者がハンドル6を押し引きする力を検知する人力検
知センサーの2種類の感圧センサーを備えており、以下
のように運転制御を行うことができる。
【0013】図3(a)は本台車1を駆動するモータ9
の回転制御系のブロック図を示し、図3(b)はハンド
ル6に一定の力を加えたときに変化する運搬車の走行速
度の変化を示す。従来は適正な走行状態(例えば)に
対して、積載荷重の大小により、などの走行状態に
なっていた。この台車で移送する荷物が荷台3に積載さ
れると、その重量が荷重センサー15の出力として制御
部14の内部の駆動情報算出部41に加えられる。荷重
センサーの出力は、前記図3(b)に示した走行速度が
荷重にかかわらず一定の速度特性となるように駆動情
報を算出する係数として入力される。そしてこの駆動情
報が無段変速機10に供給されて、スタート時の台車の
加速特性を制御すると共に、コントローラ43、ドライ
バ44を介してモータMを制御(PWM制御)する。駆
動車輪11に付随した速度検出センサ−42により台車
の速度検出をし、コントローラ43にフィードバックさ
れることによって一定速度以上とならないようなサーボ
系を構築する。このようにしてハンドルに加わる操作者
の力のみで、台車に搭載された荷重の大小にかかわら
ず、一定の走行特性が得られるようにしている。すなわ
ち、従来はハンドル6に加わる力と走行速度の関係は図
3(b)に示すように積載重量の大、中、小により変化
していたが、重量センサを設けて台車の駆動制御を行う
本発明では重量の大小にかかわらず、例えばで示すよ
うな速度特性で台車を操縦することができる。スタート
時の台車の加速特性を設定する変速機10の変速比は3
段階程度で良い場合が多いが、無段変速機の利点を生か
して無段階とすると速度特性を厳密に維持できる。ま
た、この変速機を省略してモータ制御のみで加速制御を
行うようにしても良い。
【0014】図1では台車1は前方に一対の固定キャス
タを持ち、その間に駆動車輪11があるとして説明した
が左右いずれかの固定キャスタの位置に駆動車輪を置
き、片側1輪の駆動としても何等支障は起きない。使用
目的によっては固定キャスタを取り去り、駆動車輪1輪
と一対の回転キャスタの3点支持が有利なこともある。
同様に加速率を可変とするのに独立した無段変速機を使
用しなくても、制御部14内の駆動情報算出部で電気的
に加速率を変化させ駆動モータ9の制御の一部として電
気的に加速率を変化させることも可能である。また、以
上の説明では、積載荷重の影響を完全に取り去り、常に
最適の一定の加速率と上限速度にしているが、操作者が
積み荷の重量をある程度自覚するように、積載荷重によ
ってハンドルの重さが多少変化するように制御してもよ
い。
【0015】荷重センサーの具体的な構成例を図4を参
照して説明する。図4(a)は台車1のベース2の斜視
図で、荷台3を透視して荷重センサー15、ばね16お
よび案内具17の配置を示している。図4(b)はベー
ス2の平面図で、やはり荷台3を透視して描いている。
荷台3の自重と積載された荷物の重量は、たとえば3個
のばね16で支えられる。ばね16の上端は荷台3に、
下端はベース2にそれぞれ固定されている。案内具17
はベース2に固定された円筒に上端を荷台3に固定され
た円柱が係合して垂直方向に摺動して、荷台3の垂直方
向以外の運動を拘束する。
【0016】荷重センサー15の詳細が図5(a)に示
されている。ベース2の上面には感圧センサー15aが
取り付けられている。センサーの1例として、感圧抵抗
素子がプリントされている感圧導電性高分子膜のフィル
ムを使っており、このフィルム面に加えられる力が増加
するにしたがい電気抵抗が減少する特性を利用してフィ
ルム面に2個の電極を設け、この電極からリード線15
cを引き出して電極間の抵抗値を測定するようにしたも
のである。用途により種々の大きさがあるが、センサー
の幅Bが15mm程度、厚さ0.2乃至1mm位、長さ
Lは200mm前後、感圧エリア15bの径が9.5m
m位が一般的である。
【0017】加圧棒15dは上端が荷台3に固定され、
下端に取り付けられた緩衝材15eを介して感圧エリア
15bに圧力を加える。感圧エリア15bにおける電気
抵抗の逆数である電導度と感圧エリア15bに働く加圧
力との関係は定性的に図5(b)に示すようになり、グ
ラフの中間はかなりの直線性を持っている。このような
特性を持つ感圧センサー15aを使用すれば、荷台3に
積載された荷物の重量は必要な精度で測定できる。図4
ではこのような荷重センサー15を荷台3の4隅に設け
て、荷物が荷台3の片寄った箇所に積載されても誤差が
ないようになされている。それ程の精度を要しないなら
2個または中央に1個のセンサーを置いても良い。
【0018】ハンドル6の内部に設けられた人力検知セ
ンサー25の詳細を図6によって説明する。図6(a)
はハンドル6を上から投影した断面図、(b)は正面の
断面図、(c)は加圧棒23の軸線で切断した断面図、
(d)は人力検知センサー25の斜視図であってハンド
ル6を取り去って内部のセンサー部分を示している。矢
印+e、−eは図6(a)、(c)に共通して有効であ
り、図1の+e、−eと同方向を示している。ハンドル
6はたとえば金属のパイプで作られ、両端を支柱7の上
端に固定されたハンドル支持具7aで支持されている。
操作者がハンドル6を両手で握り、台車を進めたい方向
に力を加えるとハンドル6がたわみ、その+e、−e方
向のたわみ成分を人力検知センサーが検知するよう作ら
れている。
【0019】すなわち、ハンドル6と独立して両端をハ
ンドル支持具7aに形成された溝で支持された中梁18
の中央部分に支持板19が小ねじ21で固定されてい
る。中梁18の所定位置に感圧センサー22が貼り付け
られている。この感圧センサー22はたとえば、前述の
荷重センサー15aと同種の感圧抵抗素子を使用する。
加圧棒23は円柱部分が支持板19の穴に挿入されてス
ライド可能に支持され、円柱部より直径の大きい鍔部に
緩衝材24が貼付され、この緩衝材24が感圧センサー
22の感圧エリアに当接している。図6の例では感圧セ
ンサー22を4組使用している。中梁18をハンドル6
の内部に挿入し、加圧棒23のそれぞれをハンドル支持
具7aで支持したときにハンドル6の内径部分で加圧棒
23の先端を押して緩衝材24を介して感圧センサー2
2に初圧を与えるように加圧棒23の長さが定められて
いる。
【0020】ハンドル支持具7aにハンドル6の曲げモ
ーメントが働くとハンドル支持具7aが回転し、中梁1
8がたわむ恐れがあるので、たとえばハンドル6の両端
に突出したリング状の突起環6aを設けて曲げモーメン
トの影響を無くしても良い。2個の感圧センサー22を
良く知られたブリッジ回路に構成して、その出力を差動
的に取り出して温度等の外界の影響を補償する為に、中
梁18の同一箇所の表裏に感圧センサー22を設けてい
る。また、方向変更等で左右の手の力が等しくなくて
も、ハンドル6の最大たわみの位置はハンドル中央近く
の狭い範囲にあるので2組のセンサーを中央近くに配置
すると平均して最大たわみ量を検出できる利点がある。
【0021】ハンドル6のたわみを検知する人力検知セ
ンサーは次のような特徴がある。まず、感圧センサー2
2に初期圧を与えているので、操作者がハンドルに力を
加えれば、即座に応答して加えた力に比例した出力を得
られることであり、次にハンドルの僅かなたわみを利用
するので、操作者はハンドル自身の動きにほとんど気づ
かず、ハンドルの不自然な遊びも無くすことができる。
【0022】方向変換も駆動モータ9の力を借りて行う
ことができる。図7、図8は本発明の方向変換用補助動
力付き運搬車30(以下台車と呼ぶ)の実施の形態を示
す。図7はこの台車30の投影図であって、図7(a)
は台車を押す人が立つ位置から見た正面図、図71
(b)は側面図、図7(c)は地面側から台車の底部を
見た底面図である。図8(a)は台車30全体の斜視図
であり、図2(b)はベース2の底面に取り付けられた
補助駆動部8aの斜視図である。図1〜図3等で示され
た台車1と本例の台車30との差はハンドルで左右の手
の圧力を別々に検出する点と補助駆動部8aの駆動車輪
11が方向変更の際に首を振る点であり、特にこの相違
点のみを説明する。
【0023】図7(a)で示すようにハンドル35は中
央で切断され、操作者がハンドル35に及ぼす力は左右
別々に検知される。ハンドル35の内部に設置された感
圧センサーの構成は後述する。補助駆動部8aは扇形状
の回転ベース31に駆動モータ9、無段変速機10が取
り付けられ、駆動車輪11が回転ベース31に固定され
た駆動車輪受け31aに回転支持されている。駆動モー
タ9の回転により無段変速機10を介して駆動車輪11
を回動するのは前例と変わらない。
【0024】回転ベース31はベース2に植設された支
軸32を回転中心としてベース2の底面に平行に揺動可
能とされている。回転ベース31の円弧部分に歯型が切
られてセクタ歯車31bが形成されている。出力軸を下
に向けて舵取りモータ34がベース2に固定され、その
出力軸に取り付けられたピニオン33がセクタ歯車31
bと噛み合っている。したがって、舵取りモータ34が
回転すれば、その出力軸に取り付けられたピニオン33
がセクタ歯車31bを回動させ、回転ベース31が支軸
32を中心として揺動し、駆動車輪11もその回転面を
変え、台車30は進行する方向を変えることができる。
【0025】台車30のベース2には前方(+e方向)
に一対の自在キャスタ、後方に一対の固定キャスタが取
り付けられている。図1に示した台車1とはキャスタの
取付位置が相前後しているが、方向転換の容易なように
キャスタの種類を選んである。台車1の構成で述べたよ
うに、キャスタの必要数や無段変速機の有無等、基本構
成以外に各種の変化が許せるのは今回の台車30も同様
である。
【0026】図9にハンドル35に組み込まれた人力検
知センサーの詳細を示す。図9(a)は上方から見たハ
ンドルの断面図で+e、−eの矢印方向は図7の矢印方
向に対応する。図9(b)は地面に平行にハンドルを見
た断面図である。ハンドル35と中梁18が支柱7の上
端に取り付けられたハンドル支持具7bに支持されてい
る。ハンドル35は中央で切断され、操作者の左手で掴
むハンドル35(L)と右手で掴むハンドル35(R)
に分けられ、それぞれハンドル支持具7bによって片持
ちで支持される。中央部に軟質のスペーサ35aを嵌め
てハンドル内部に異物が進入しないようにカバーしてい
る。中梁18とそれに取り付けられた感圧センサー2
2、加圧棒23、緩衝材24、支持板19等は図6と同
様の構成となっている。
【0027】図9の場合はハンドル支持具7bはハンド
ル35を片持ちで支持するため、ハンドル35の回転モ
ーメントを受けるので中梁18に回転モーメントの伝わ
らない配慮がなされている。(L)、(R)側で2個1
組の感圧センサーがブリッヂに組まれて差動的に処理さ
れ、温度変化等の外乱を打ち消している。図9(c)で
示すようにWrとWlが比較されて、値の小さいWlが
前進の量となり、両者の差△Wがこの場合は左折の量と
なり制御部で処理されて舵取りモータ34を左折方向に
回転させる。
【0028】以上、感圧センサーとして安価に使用でき
る感圧抵抗素子を使用した例を説明したが、感圧抵抗素
子に限定する必要は無く、従来から使用されている抵抗
線歪ゲージを使用したいわゆるロードセル等の一般的な
感圧センサーでも同様な効果を挙げることができる。ま
た、ハンドルのたわみを検知する人力検知センサーも支
柱7も含んだハンドル全体の動きを検知するよう配置さ
れた感圧センサーに置き換えても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の補助動力
付き運搬車は積み荷の重量を計測して駆動モータの加速
率や台車の最高速度を最適の値に設定することができ
る。したがって台車を操作する操作者は軽い荷物でも重
い積み荷でも同じ程度の力によって台車を操作する事が
できる。
【0030】また、積み荷が軽いときでも最高速度が上
がりすぎることがなく、ブレーキも適正に掛けることが
できるので、安全性を格段に増すことができる。さら
に、操作者が積み荷の重量を幾分自覚するように、荷が
軽いときには多少軽く感じ、重い荷物はある程度の重さ
を感じさせるなどの制御も可能となる。これ等の利点は
荷物の運搬作業に効果があるだけでなく、介護用の車両
においても大きな利点となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 補助動力付き運搬車の投影図である。
【図2】 図1の台車の斜視図である。
【図3】 図1の台車のブロック図である。
【図4】 積載荷重センサー部の構造図である。
【図5】 積載荷重センサーの形状、特性を示す概念図
である。
【図6】 台車のハンドルに組み込まれた人力検知セン
サーの投影図と斜視図である。
【図7】 駆動と方向変換に補助動力を使った台車の投
影図である。
【図8】 図7の台車の斜視図である。
【図9】 左右の手の圧力を個別に検知するハンドルの
構成例である。
【図10】 従来の補助動力付きの台車の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 補助動力付き運搬車(台車と略称する)、2 ベー
ス、3 荷台、6、35 ハンドル、8 補助駆動部、
9 駆動モータ、10 無段変速機、11 駆動車輪、
14 制御部、15 荷重センサー、15a 感圧セン
サー、15b 加圧棒、15c 緩衝材 25 人力検知センサー、30 方向変換用補助動力付
き運搬車、31 回転ベース、34 舵取りモータ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D050 AA01 BB02 DD03 EE08 EE09 EE11 EE15 GG06 KK03 KK14 5H115 PG10 PI13 PU01 RB08 TB01 TO10 TO30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積載重量を検出する荷重センサーと、 該荷重センサーの出力により補助駆動部の駆動力をコン
    トロールする制御手段とを備え、 算出された前記荷重センサーの検出値に基づいて前記制
    御手段の出力特性が変化するようにしたことを特徴とす
    る補助動力付き運搬車。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記運搬車の走行速度、
    加速率が前記運搬車の積載重量に応じて変化するように
    設定したことを特徴とする請求項1に記載の補助動力付
    き運搬車。
  3. 【請求項3】 前記荷重センサーに感圧抵抗素子を使用
    したことを特徴とする請求項1に記載の補助動力付き運
    搬車。
  4. 【請求項4】 前記補助駆動部はバッテリー駆動用のモ
    ータと、変速手段及び少なくとも1個の駆動車輪を持つ
    ことを特徴とする請求項1に記載の補助動力付き運搬
    車。
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Cited By (10)

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