JP2000209692A - 音声空間の再生方法およびその装置 - Google Patents

音声空間の再生方法およびその装置

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JP2000209692A
JP2000209692A JP11372472A JP37247299A JP2000209692A JP 2000209692 A JP2000209692 A JP 2000209692A JP 11372472 A JP11372472 A JP 11372472A JP 37247299 A JP37247299 A JP 37247299A JP 2000209692 A JP2000209692 A JP 2000209692A
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sound
recording
microphones
microphone
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JP11372472A
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Georges Claude Vieilledent
クロード ヴィエイユダン ジョルジュ
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Arkamys SA
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/32Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only
    • H04R1/40Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only by combining a number of identical transducers
    • H04R1/406Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only by combining a number of identical transducers microphones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R5/00Stereophonic arrangements
    • H04R5/027Spatial or constructional arrangements of microphones, e.g. in dummy heads

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  • Stereophonic Arrangements (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現実に近い音声の拡散を図るでき、現実の条
件に対応する強い“立体感”および周囲の音の存在を前
提として、聴覚において、垂直なレベルおよび聴取者に
対する前後の空間を含む、3次元の音声空間を復元する
ことを可能にする手段を提供する。 【解決手段】 2本のマイク(11,12)によって、
同時に音取りを行い、これらの2本のマイクを一緒に音
源(A)に対して移動させ、とりわけ、この音源に対す
るそれぞれのマイクの距離および/または高さを異なる
ように変化させ、つまり、一方のマイクを音源に近づけ
る時、他方のマイクを遠ざけ、またはその逆も可能であ
り、一方から他方へと広がる仮想面の2面のどちらも無
差別に、右マイクはこのように左マイクになることもで
き、その逆も可能であり、2本のマイクは前記音源に対
して、同時に近づいたり、遠ざかったりする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】
【0002】本発明は、音声空間の再生方法およびその
装置に関し、詳細には、音取り、その録音および復元の
ための、音声空間の自然な感覚を再生する方法および装
置に関する。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
【0004】ステレオでの音声の録音および復元は、以
前から知られている。音取りは、音源に対して、厳密お
よび「戦略的」と考えられる位置および方向に固定され
た、少なくとも2つのマイクによって行われる。
【0005】これら2つのマイクの1つ、またはマイク
の1つのまとまりからくる音声は、1つのトラックに録
音され、その一方で、第2のマイク、またはマイクの第
2のまとまりからくる音声は、第1のものとは異なる、
別のトラックに録音される。
【0006】録音された音声の復元は、適切に配置され
て方向づけられた少なくとも2つのスピーカシステム
(または拡声器)によって行われる。
【0007】あらゆるステレオシステムの二項対立性
は、最新の、それ自体、人間の両眼視に基づいている、
ステレオスコープでの意味における置換から由来する。
【0008】しかし、この両眼視を利用している光学系
が、例えば、ホログラム、二極化された画像またはアナ
グリフは、視覚的立体感をかなりよく再現しているが
(多くのトリックのおかげで)、ステレオシステムで
は、自然な形で人間が2つのみの源から空間のすべての
音声を聞くことを望む簡潔主義のため、それと同様では
ない。
【0009】言いかえれば、異なるレベルを含む、複雑
で、3次元空間に分布するすべての音声は、スピーカシ
ステムを寄せ集めるただ1つの平面に、およびそのただ
1つのレベルにまとめられる。
【0010】一般的に、我々はこの簡潔化で満足してい
る、なぜなら、人間の脳は仮想的に真の空間を再構築す
るからであり、それはとりわけ、異なる音源の間に自ら
求めて構成する平衡によるものであって、したがって、
聴取者は立体感を持つ、あるいは、むしろ、持っている
ような気がするのである。
【0011】立体感とは3次元を意味するのであって、
2次元ではないことを喚起するところまで広げることは
有用ではなく、綿密な音声の再生の改良を行う限り、第
3の次元の可能性は全くなしに、それ自体、録音トラッ
クの限界に拘束される、聴取者の耳に提供される音源の
数を2つにまとめることだけによって、ステレオがそれ
に特有な限界を持つことは容易に理解される。
【0012】現状技術を位置付けるために、以下の文書
を引用することができる:*“ZERO VU”誌、ページ4
0,42,44,46,47および48に公開されたA.
Laracine氏の記事は次のことを想起させる…“ステレオ
は1つの過程にすぎず、聴取者は程度の高い聴取の可能
性を常に見出すわけではないが、それでも、本質、並び
にその自由の、したがって聴取の快適さの大部分を見出
す”。
【0013】この筆者はまた、オーケストラ音楽を取り
上げて、次のことを喚起している…“作品の全体的均衡
が音取り機によって、さらにマイクロホンの良い場所に
よって、得られたのならば、一切の重要な補助的介入
(レベル、訂正、存在感の差異)は、一種の音声の“冗
語法”として感じられ、聴取者の注意を妨げるであろ
う”。そして、後述では:“解決法は、互いに17cm
のところに配置され、その軸が互いに110°の角を形
成する単一指向性マイクロホンを使用することである。
すべての計算、すべての測定および非常に数多くの比較
実験が、このシステムが可能な最良の妥協であることを
証明するために一致する。それは、AB O.R.T.
Fシステムの名で知られている、なぜなら、前O.R.
T.Fの音響実験室で開発されたからである。”
【0014】当然、すべての周知の録音システムは、配
置され、録音が持続する限りは1度だけ固定されたマイ
クに関するものである。同記事のこの抜粋は証明した:
“…近くでの音取りの場合、空間の***が確認される。
この***は、観客(原文のまま)が同じように音源に近
づく場合に感じるそれと同じである。”音源の数は常に
2に等しく、固定された位置を占め、そこから引き出す
ことはできず、聴取者がこれらの2つの源からくる音声
を感じ取る角度は、それに対して占める位置によって変
化し、“困難さは、聴取者にそのスピーカシステムに一
時的に近づくよう頼むことが不可能であることに由来す
る。したがって、O.R.T.Fの対に欠点を作る、あ
る状況に適応しないことを埋め合わせる手段を見つけな
ければならない。水平面と垂直面の間の中間位置を占め
させるために、軸を中心に対を旋回させることも…でき
る。”
【0015】占められた位置の存在が、ここでも、対が
位置付けされ、固定されることを、よく示している。
【0016】http://www.stereolith.chのアドレスで、
“Stereolith [R] systeme”と題された、インターネッ
トネットワークでの公開において、次のように明記され
ている:“ステレオでの録音の際、音声空間は、2チャ
ンネル(双極子)のマトリックスによってコード化され
る。このために、例えば、一対のマイクロホンが使用さ
れる。マイクロホンのそれぞれが、音源の場所によっ
て、微妙に異なる信号を提供する。この小さな差異が本
質的なのである。録音の空間性は、それのみに依存す
る。”そして、後述では:“現代の電子音楽では、必要
不可欠な音声空間は、特殊3次元プロセッサによって、
スタジオ内で作られる。”
【0017】この同公開は、スピーカシステムによる聴
取についての以下のような指示を含む:“理想聴取点の
外では、我々の頭脳による音声画像を復元することは不
可能である。基本的な情報が欠けている、あるいはそれ
らはねじまげられたものである。したがって、頻繁に、
ステレオ再生の代わりに、2チャンネルの再生しか得ら
れない。”
【0018】*Schoeps GmbH社、Spitalstr.20, 7500 K
arlsruhe 41(ドイツ)によって公開された文書は、人
間の頭部に基づく球に組み合わされ、“戦略的”場所に
固定される前にセットを構成する、マイクロホンの対を
記載している。“新しいアプローチは、音源およびその
位置決定を特徴づけるすべてのパラメータを考慮にいれ
なければならない。”したがって、確かに、それ自体が
不動である、マイクの対に対するある場所に位置付けら
れた、不動の音源が問題となっている。この機器の技術
的特殊性は、音取りの角度が約90°に固定され、装置
自体の部品に含まれ、“回り継ぎ手による関節付きの、
マイクロホンを吊り下げるための付属品。総重量:約
0.5kg”である付属品。“足への組み立て用の回り
継ぎ手”。が存在することを明らかにしている。
【0019】また、2つのマイクロホンをもつ球は、異
なる変型によって存在し、そのうちの1つは特許文書E
P0050100に記載されているが、すべてが球の構
造の改良をもたらすものであり、それは、録音の条件を
聴取の条件に一致させるという希望のもとに、できる限
り人間の頭部に近づけるためのものであるが、上述した
ように、ステレオの限界はその二項対立性、したがっ
て、それぞれ録音トラックの上流と下流に位置するマイ
クとステレオシステムの静的状態にあるのである。
【0020】*特許文書FR2290811は、とらえ
ることを望むそれに対して雑音とみなされる音を排除す
るための、音声をとらえる機器を記載し、この装置は、
機器が1人のみまたは2人のためのものであるかによっ
て、ただ1つまたは2つのマイクを含む。この機器の使
用例は、動いている乗り物の中にいる1人または2人に
よって発せられる言葉の、録音なしの、強力な拡声器に
よる直接的拡散である。この機器のもう1つの使用例
は、拡声器による電話での集積である。
【0021】追求される結果は、エコー、周囲の雑音、
野外の音の排除によって得られる、拡散される音声の純
粋性である。*特許文書DE1239355は、1つの
足および足に固定された媒体に対して方向付け可能な2
つのマイクを含む機器を記載する。この機器は、したが
って、固定され、そのマイクは、機器が置かれた場所に
対して動くことが可能である。
【0022】*特許文書EP0186996は、音源に
対して厳密な場所に配置されている際、非常に指向性が
強くなることを可能にする、マイクロホンの特殊な構造
を記載する。したがって、マイクは固定され、文書FR
2290811の装置と同様に、音声がとらえられる場
所の音響的特徴に由来する、周囲の雑音およびエコーを
避けるようにする。
【0023】*マイクの構造に限定しているので、この
文書は、録音も、音声の拡散も想定していないことに注
意するべきであり、図4の説明は、本発明が、いわゆる
“手放し”自動車電話に応用されることを意味するよう
に思われる。
【0024】
【課題を解決するための手段】
【0025】本発明は、周知のものとは異なった、非常
に現実的な、つまり現実に近い音声の拡散に基づく方法
に関するものであるが、それは、とりわけ、現実の条件
に対応する強い“立体感”および周囲の音の存在を前提
とするものである。本発明は、このように、聴覚におい
て、垂直なレベルおよび聴取者に対する前後の空間を含
む、3次元の音声空間を復元することを可能にする。
【0026】すなわち、本発明の課題を解決するための
手段は、下記のとおりである。
【0027】第1に、少なくとも1つの音源に由来する
音声を取ること、前記音声の録音およびその復元のため
の、音取りセット、録音媒体および拡散セットによる、
音取りセットは、相対的位置が一定である、少なくとも
2本のマイクから構成される、録音媒体は、特に、少な
くとも2つのトラックをもつ、周知のあらゆるステレオ
タイプのものである、拡散セットは、イヤホン、拡声器
またはスピーカなど、少なくとも2つの要素を含む音声
再生方法において、それぞれ右および左と呼ばれる2本
のマイクによって、同時に音取りを行い、これらの2本
のマイクを一緒に音源に対して移動させ、とりわけ、こ
の音源に対するそれぞれのマイクの距離および/または
高さを異なるように変化させ、つまり、一方のマイクを
音源に近づける時、他方のマイクを遠ざけ、一方から他
方へと広がる仮想面の2面のどちらも無差別に、右マイ
クはこのように左マイクになることもでき、その逆も可
能であり、2本のマイクは前記音源に対して、同時に近
づいたり、遠ざかったりすることもできることを特徴と
する音声空間の再生方法。第2に、音源の少なくとも1
つは、初期録音と呼ばれるすでに行われた録音であるこ
とを特徴とする、第1に記載の方法。第3に、モノラル
あるいはステレオの初期録音が、拡声器、スピーカボッ
クスまたは類似物によって、しかし、イヤホンによって
ではなく、音響的および音声的特徴が、可能な限り近
く、最適と考えられる、そして初期録音の際に存在した
であろうそれを、再生する場所に拡散され、前記場所に
もたらされたあるいは存在する音響的および音声的特徴
によって影響された初期録音の特殊録音を、前記場所に
おいて行い、そして、初期録音および特殊録音の再現を
行い、次に、最終録音を後に拡散するために、それぞ
れ、初期録音および特殊録音、これら2つの復元を重ね
合わせることによって最終録音を行うことを特徴とす
る、第2に記載の方法。第4に、初期録音の復元を一定
のいわゆる基準音声レベルに調節し、特殊録音の復元の
音声レベルを、基準レベルの端から端までに位置するい
わゆる最小値といわゆる最大値との間に連続的に広がる
領域内で変化させることを特徴とする、第3に記載の方
法。第5に、特殊録音を、特別な録音を実現するための
多数における、1つまたは少数の音源で行い、次いで、
これらの特別な録音を、2つのトラックに集め、その一
方がいくつかの特殊録音の組み合わせを含み、他方が他
の録音の組み合わせを含むことを特徴とする、第3に記
載の方法。第6に、音取りセット、録音媒体および拡散
セットを含む、音取りセットは、向かい合い、人間の耳
のそれに近い間隔にしたがって、および、それらの間に
差し込まれた音声絶縁スクリーンによって、厳密に連結
された少なくとも2本のマイクから構成される、録音媒
体は、特に、少なくとも2つのトラックをもつ、周知の
あらゆるステレオタイプのものである、拡散セットは、
イヤホン、拡声器またはスピーカなど、少なくとも2つ
の要素を含む装置において、手動で、または、一方から
他方へと広がる仮想面の2面のどちらも無差別に、およ
び、これらの2つの極端な位置の間のあらゆる中間方向
にマイクを音源に示すことの可能な運動手段によって、
移動および/または方向付けされることが常に可能であ
るように、音取りセットが固定および不動化装置は一切
備えないことを特徴とする、音声空間の再生装置。第7
に、音取りセットが、2本のマイクの一方から他方へと
広がる仮想平面の2つの面のそれぞれを区別することを
可能にする目印を有することを特徴とする、第6に記載
の装置。第8に、セットが、目印を構成する非対称性を
有する操作握りと一体であることを特徴とする、第7に
記載の装置。第9に、2本のマイクを遠ざけるスクリー
ンが実体的に平面であることを特徴とする、第6に記載
の装置。第10に、前の音声空間および後ろの音声空間
を規定するために、マイクの一方から他方のマイクへと
広がる音声絶縁性要素を含むことを特徴とする、第6に
記載の装置。第11に、音声絶縁性要素が、実体的に球
状の、人間の頭部の標準に近い外寸の体積から構成され
ており、この体積が同時に、前記体積上に向かい合って
位置する2本のマイクの隔離平面を構成することを特徴
とする、第10に記載の装置。第12に、音源の少なく
とも1つが、周囲の空間における音響エネルギー放射機
器であることを特徴とする、第6に記載の装置。第13
に、録音媒体が、独立したタイプのレコード、磁気テー
プ、コンパクトディスクおよび類似物であることを特徴
とする、第6に記載の装置。第14に、録音媒体が組み
合わされたタイプが、カセットまたはレコードなどの、
映画フィルムまたはビデオ媒体のサウンドトラックであ
ることを特徴とする、第6に記載の装置。第15に、拡
散セットが、音声録音媒体のプレーヤーおよび、互いに
遠ざけられ、“右ルート”および“左ルート”に対応す
る、周囲の空間における2つの音響エネルギー放射機器
を含むことを特徴とする、第6に記載の装置。第16
に、拡散セットが、画像展示スクリーンを含む建物内に
配置され、このセットが、視聴覚録音媒体プレーヤーお
よび、右ルートおよび左ルートを再生するための、まず
スクリーンの近くに、さらにスクリーンに対して横向き
に位置する、周囲の空間における複数の音響エネルギー
放射機器を含むことを特徴とする、第6に記載の装置。
第17に、拡散セットが、画像展示スクリーンを含む劇
場内に配置され、このセットが、視聴覚録音媒体プレー
ヤーおよび、まずスクリーンの近くに、さらにスクリー
ンに向かい合って、前記ホールの奥に、観客のための座
席の後ろに位置する、周囲の空間における複数の音響エ
ネルギー放射機器を含むことを特徴とする、第6に記載
の装置。第18に、拡散セットが、音声録音媒体プレー
ヤーおよび2つのイヤホンを備えたヘッドホンを含むこ
とを特徴とする、第6に記載の装置。
【0028】
【実施例】
【0029】本発明および他の補足的特徴は、付属の図
面を参照して以下になされた詳細な説明によって、より
よく理解されるであろう。当然、説明および図面は、参
考例として挙げられたものであって、限定的なものでは
ない。
【0030】図1は本発明の概略図であり、(G1)は
非常に単純な実施例による、本発明に従った、方法およ
び装置を示す概略図であり、(G2)は、(G1)のそ
れと同じ装置の実施例による、方法の多数の可能な段階
の1つを示す概略図である。
【0031】図2は、本発明に従った装置の、より練ら
れた実施例の概略図である。
【0032】図3中の(G4)から(G6)は、固定音
源の変動録音のための、本発明の方法による装置の操作
を示す概略図である。
【0033】(G7)から(G9)は、同じ固定音源の
録音のための、本発明の方法による同じ装置の別の操作
を示す、(G4)から(G6)に類似の概略図である。
【0034】図4中の(G10)から(G12)は、不
動の聴取者にとっての、(G4)から(G6)の装置の
位置によって感じる、変化する音声の印象を示す概略図
である。
【0035】(G13)から(G15)は、不動の聴取
者にとっての、(G7)から(G9)の装置の位置によ
って感じる、変化する音声の印象を示す概略図である。
【0036】図5は、本発明に従った、実地での音取り
を示す概略図である。
【0037】図6は、周辺の空間において、音響エネル
ギー放射機器、つまり、ここではスピーカシステムによ
って発せられる音声の録音を含む本発明の特徴を示す概
略図である。
【0038】ステレオは、複数の音源または空間の大き
な分布にしか関与できない。2つのトラック上へのシン
フォニーオーケストラの録音および2つのスピーカボッ
クスまたは2つのイヤホンによる2つのトラックの録音
の復元は、このステレオが、聴取者のために、保存され
た記憶の無意識のアナロジーによって、深さと幅を与え
るコンサートホールの雰囲気を人工的に再構築する人間
の頭脳の強力な刺激を構成しないのならば、それ自体と
しては、実際、利点はない。そうでなければ、聴取者
は、ヴァイオリンを左に、コントラバスを右に、部分的
に左右に分布する他の楽器を、全く立体感なしに、聞く
ことに満足するであろう。
【0039】この欠点は、ステレオ固有のものであり、
拡散が劇場、とりわけ映画館で行われる時、スピーカボ
ックスをスクリーン側の、前だけでなく、ホールの後ろ
にも使用する時に、特に、感じられる。
【0040】実際、追求される目的は、画像に喚起され
た動きの音声の知覚ができるだけ現実的であるように音
声を送出して、観客に音声空間の感覚を最良の形で与え
ることである。
【0041】したがって、スクリーンに示された物体
が、正面から来て、撮影カメラの上を飛行する飛行機で
ある場合、スクリーン近くに位置する1つまたは複数の
スピーカシステムによる、対応する音声の再生は、観客
に、映画館内で彼らの上にある、この飛行機の上空飛行
の現実的な感覚を感じさせることはできない。
【0042】スピーカシステムをホールの側面に、前か
ら奥まで使用し、モーターの爆音を再生する録音された
音声は、前から後ろまで非常に速いシーケンスで通過す
るので、観客は、音声が連続的に増大する印象を持つ。
実際には、音声は、前のスピーカボックスから後ろのス
ピーカボックスまで急激にとび、それは“surround”と
呼ばれるが、音声の移動が遅ければ、注意深くない観客
は、すぐに、音声が1つのスピーカボックスから他へと
通過する時の、ステレオの限界自体の結果である“音の
穴”の感覚にショックを受けるであろう、そして、スピ
ーカボックスが互いに離れているだけ、感知しやすいの
である。
【0043】スピーカボックスが2つしかない時、左か
ら右へ、右から左へ移動する物体の音声を再生するに
も、当然、同じことである。ステレオでは、スピーカボ
ックスの平面における“パノラミック”(2つのスピー
カボックスへ向けられた音声の強さの、一方を減少へ、
他方を増加への同時調整)の人工的および限られた使用
のほかは、実際のところ、厳密に言うところの“視覚
的”、つまり、流動的で連続的な移動効果を作り出すの
は不可能である。そのことによって、録音の可能性は限
定される、なぜなら、自然な形で、それぞれ、右または
左に位置する音声を再生することで満足しなければなら
ないからである。
【0044】複雑なまとまりを録音する際、それはシン
フォニーオーケストラの場合であるが、マイクを1度限
り、厳密な場所に配置し、かなり厳密に、媒体に録音さ
れた音声を再生するスピーカシステムに対する場所およ
び聴取者のそれを確立しなければならないが、この場所
は三角形の3つの頂点に対応し、最適効果は、2つのス
ピーカボックスの音波が聴取者の頭部を囲む空間で交差
する際に得られる。
【0045】また、音取りは、常に、“戦略的”とされ
る場所に位置する固定マイクから行われ、聴取者は、実
際には3次元空間の観念は持たないが、音取りの場を想
像する脳の刺激によってまた、立体感を持つ。
【0046】実際、マイクの固定性、音源の固定性およ
びスピーカボックスの固定性は、音声の全体を見せかけ
の体積内に凝固させる効果をもつ、なぜなら、高さにた
いする音声のいかなる差異も感じられないからである。
【0047】ステレオでは、高低は存在しないのであ
る。
【0048】映画に関しては、かなり多くの場合、とく
に騒がしい場所:話し声のある公共の場、電車および拡
声器によるアナウンスの音のある駅、波の音のある海辺
などにいる俳優の会話を正確に録音することは不可能で
あることが知られている。
【0049】そこで、静けさの中で、同じ俳優が同じ会
話を演じて、無音で写されるフィルムを見ながらスタジ
オで再録音することから成るアフレコが行われる。この
ように、完成されたフィルムは、直接撮影された“画像
テープ”と、貧弱なまたは存在しないものがスタジオで
の再録音によって補われる、もとの音声の上に重ねるこ
とによって形成された“音声テープ”を含む。
【0050】残念なことに、全く現実性に欠けるために
この方法は非常に不完全である、なぜなら、現実におい
て、状況において発せられた言葉は、全く異なる音質を
もつであろうし、人間の耳の選択性のために、人間の表
情とは、雑音にもかかわらず、これらの言葉が含まれて
いるようであるものなのである。観客は、比較要素がな
いので、聴取者が78回転、次に33回転レコードへの
音楽の録音を評価したように、現在の音響で満足してい
るが、レーザーディスクを利用するようになった今、以
前の聴覚条件に戻ることは非常に難しい。
【0051】本発明は、単なる有限の体積ではなく、横
断的に(左の−∞から右の+∞まですぐ近くを通過しな
がら)、高さで(下から上へ、およびその逆)、長手方
向に(聴取者の後ろの−∞から聴取者の前の+∞まです
ぐ近くを通過しながら)、聴取者によって直ちに知覚さ
れることが可能な、3次元の音声空間を実際に作り出す
ことを可能にする新しい録音方法を提案する。
【0052】さらに、本発明は、録音時に、生でのそれ
にきわめて近い聴取条件を供給することによって、とく
に生き生きとした録音を実現することを可能にする。
【0053】音取り装置は特殊なもので、方法は、周知
のすべての推奨とは反対であることを示すことができる
ので、現在の方法とは全く異なるのである。
【0054】録音された音声の再生は、聴取条件:個人
的に、公開で、レコードから、フィルムの音声テープか
らなど、に従って、イヤホンまたはスピーカボックスで
行われる。
【0055】本発明によって、とりわけ、ただ1つの音
源の録音から移動性の音声効果を与えることによって、
今日まで知られていなかった効果を作り出すことが可能
である。
【0056】図1を参照すると、もっとも単純な形で
の、本発明に従った装置が見られる。それは、長さが人
間の2つの耳を隔てる直線距離に近く、2つのマイク1
1および12を最良に個別化するための音声絶縁の最高
品質を有する長手方向平面スクリーン14をもつロッド
13によって厳密に連結された2本のマイク11および
12から形成された自立した音取りセット10を含む。
さらに、セット10は、操作握り15と一体になってい
る、なぜなら、それはいかなる固定あるいは不動化装置
を持たないからである。2本のマイク11および12の
それぞれに特有な導体を含む電気ケーブル16は、セッ
ト10とマイク11および12に由来する信号を区別す
ることのできるあらゆる周知のタイプの録音機器20を
連結する。ここでは、あらゆる録音媒体を象徴するカセ
ット21を使用することを可能にするセットを概略化し
た。
【0057】カセット21は、次に、通常どおり、2つ
のイヤホン41および42を備えたヘッドホン40が、
2本のイヤホン41および42のそれぞれに特有な導体
を含むあらゆる周知のタイプのケーブル43に接続され
ている、音声復元機器30内で読取りによって使用され
る。
【0058】ここではトランペットによって示された唯
一の音源Aに対して、セット1は、図1の右上部分に表
された位置から使用者によって操作される。
【0059】セット1の空間内の位置をほとんど変える
ことなく、使用者は、多少速く、セット10を握り15
の軸上で、実線で描かれた方向から点線で描かれた方向
へと、2重矢印F1によって示されているように、旋回
させることができる。
【0060】このため、マイク11は、ある方向におい
てはマイク12よりも音源Aに近く、逆方向においては
遠くなる。
【0061】使用者が、矢印F2にしたがって、ほぼ半
円の行程上で、しかし、その方向を変えることなく、セ
ット10を移動させると、マイク11は源Aに対して、
2つのマイクのうち遠い方のままであるが、マイク12
によって集められた音声がまず次第に拡大され、次に減
少する。セット10が源Aに対して垂直である時、つま
り、平面スクリーン14がマイク11をほぼ完全に覆い
隠す時、マイク12に達する音声ははるかに優勢とな
り、もとの音声の弱い残留部分は、マイク11によって
とらえられる。
【0062】(G2)において、左下の近い位置からこ
の図の右上の遠い位置までの、方向の変化のない、源A
の上でのセット10の可能な運動を示したが、図1の実
施例に反して、音源Aに対する2本のマイク11および
12の一定した相対位置に対応するものである。
【0063】音取りのこれらの変更は、セット10が2
本のマイク11および12を含むからだけではなく、使
用者にとって、方向付けの単純で効果的な具現物である
平面スクリーン14によっても可能なのである。
【0064】反対に、2本のマイク11および12は同
一であるので、例えばそれらの上に、またはすぐ近くに
“右”、“左”の目印をつけることによって、使用者に
マイクの識別手段を与えることが望ましい、なぜなら、
理解されていることではあるが、それぞれのマイクはイ
ヤホン41および42の1つに対応するからである。右
マイクとされるマイク11はイヤホン41に対応し、左
マイクとされるマイク12はイヤホン42に対応する。
【0065】同等なものは、例えば、矢印(図示されて
いない)によって、平面スクリーン14の前をその後ろ
に対して示すことから成るであろう。
【0066】図2において、ここでは、長手方向平面ス
クリーン14のほかに、マイク11および12の前に音
速空間を、および前記マイク11および12の後ろに音
速空間を規定するために、なぜなら、長手方向スクリー
ン14によって強化されたそれらは、左右の側面空間し
か区別しないので、1つのマイクからもう一方のマイク
へと延びる横断平面スクリーン17を含む装置のより練
られた実施例を示した。
【0067】図1それと同じ握り15を備えるこの装置
は、すでに言及したように操作されることができるが、
ここでは、セット10の動きは前の音声の後ろの音声に
対する優越性をはっきりと区別することができ、その逆
も成り立つ。ここでは、使用者にとって、常に、曖昧さ
なしに、セット10が、横断平面スクリーン17の2つ
の前と後ろの面を区別するために、どのように方向付け
られるかを知ることは重要である、なぜなら、セット1
0の旋回の際に録音された音声は、録音音声の復元の際
に聴取感覚において大きな結果をもつ効果に達するから
である。この仮定において、聴取者が、音源に直接向け
られた横断スクリーン17の面およびスクリーン17に
よってそれから隔離された面に応じて、彼の前方または
後方に音声を聞くことが理解される。
【0068】図2において、垂直で、同じ長さ、同じ高
さの2つの平面スクリーン14および17が、人間の頭
部の標準体積に近い仮想球Bに組み入れられることがで
きることが見られる。
【0069】しかし、球の上に向かいあって位置し、い
わゆる“戦略的”位置付けのために固定手段を備えた1
対のマイクから構成される音取り装置が知られている。
【0070】本発明は、左右差が横断的とされる球の絶
縁性塊によってマークされ、前−後の区別が長手方向と
される球の絶縁性塊から由来するので、それぞれ長手方
向および横断のスクリーンを、音声的に絶縁性である材
料製の1つの球にそれらを融合させることによって実現
することを可能にする。
【0071】これから説明され、(G4)から(G9)
および図5に表されるのが、その実施例である。
【0072】この球状のセット50は、周知の装置とは
反対に、一切の固定装置を備えず、従うべき運動性によ
って、使用者が前−後および/または右、左の識別手段
を利用することが課される。
【0073】さらに、セット50は操作握り15をもた
なければならないので、握り15に、望まれるそれと逆
の方向を避ける、誤操作防止装置を構成する非対称的形
状を与えることによって、前−後の目印を具体化する
(そこから、マイク11および12の右、左の正確な位
置付けが自動的になされる)ことが有利である。
【0074】図1から図2および図5において、握り1
5が後ろはなめらかで前はぎざぎざのある袋18を備え
ることが見られる。
【0075】このようにして、使用者は、前のぎざぎざ
が袋18上にそろえられる指の位置を規定することを直
観的に理解する(図5)。
【0076】(G4)から(G6)において、音源Aに
対するセット50の単純な旋回運動を示した。
【0077】(G4)において、マイク12は音源Aに
より近い方であり、したがって、最大の音束を受け、そ
の一方で、マイク11は音源Aに正確に向かいあってお
り、とりわけエコーに由来する、残留音のみを受ける。
【0078】(G5)において、マイク11および12
は、音源Aから等距離にあり、同じ束を受ける。
【0079】(G6)において、マイク11は音源Aに
より近い方であり、したがって、最大の音束を受け、そ
の一方で、マイク12は音源Aに正確に向かいあってお
り、とりわけエコーに由来する、残留音のみを受ける。
この方向は、したがって、(G4)のそれと正確に対称
なものである。
【0080】(G4)および(G6)の方向の一方から
他方へと多少迅速に移行することが可能であるが、結
局、それぞれのマイク11、12は、一方がクレッシェ
ンド、他方がデクレッシェンドの音声をとらえる。矢印
F3によって与えられる旋回方向が、握り15が左端か
ら右端まで図面の下部によって、つまり、横断平面14
の後ろによって移行することをもたらすことが観察さ
れ、そのことは、音声が、横断面14の前によって、連
続的にマイク11および12に達することを意味する。
【0081】(G7)から(G9)は、(G4)から
(G6)に類似のものであるが、セット10は、矢印F
3の方向に常に旋回する場合、源Aに近い方のマイクは
マイク11である出発位置を有する。
【0082】したがって、音源Aから由来する音声は、
横断面14の後ろによって、マイク11および12に達
する。
【0083】今度は、(G10)から(G15)を参照
すると、(G4)から(G9)の概略によってとらえら
れた音声が、頭部のみ上面図で示された、イヤホン41
がその右耳を、イヤホン42がその左耳を覆うように方
向づけられたヘッドホン40をかぶった聴取者によって
どのように知覚されるかが見られる。
【0084】矢印は、聴取者が知覚する方向に応じた音
声を象徴化しているが、当然、紙のシートの平面上に、
空間の3つの次元を表すのは不可能である。
【0085】(G10)において、聴取者は、イヤホン
42をつけた左耳によって、ほとんど、(G4)のマイ
ク12によってとらえられた音声のみを聞いている。
【0086】(G11)では、聴取者は、(G5)のマ
イク11および12の対称的方向に対応する、正面のパ
ノラミックな分布によって、右から左に分布する音声を
聞き、セット10の仮想横断平面の前面は音源Aに向け
られて配置されている。
【0087】(G12)において、聴取者は、イヤホン
41をつけた右耳によって、ほとんど、(G6)のマイ
ク11によってとらえられた音声のみを聞いている。
【0088】セット10が図面の平面内で移動されたと
仮定すると、聴取者は、左から右へ移動する、ほとんど
一定の高さであり、近さの感覚が変わらないままである
音声を感じ取る。
【0089】しかし、音取りの際のセット10の動き
が、旋回のほかに、セット10を下から上へまたは上か
ら下へと運んでいくと、聴取者は、完全にレベルの変化
を感じ取るであろう。
【0090】さらに、セット10が音源Aに対して接近
および遠隔の運動を受ける場合、聴取者は、彼に対する
源の移動のはっきりとした印象をもつ。
【0091】例えば、1つの実験によって、聴取者が、
彼に近づく人の声を、人自身が近づくかのように感じ取
ることが示された。マイクを人の唇に可能な限り近いレ
ベルに配置して、この人に声を小さなつぶやきにまで低
めるよう頼んで、音取りを締めくくると、聴取者は、こ
の人が本当に彼の近くにいて、耳の穴に向かって放して
いる印象をもつ。
【0092】これらすべてはステレオには未知のことで
ある。
【0093】(G13)から(G15)において、聴取
者はまず、右に音声を聞き、次に、音声が左に向かって
左側によってのみしか聞こえなくなるまで移動するのを
聞くが、ここでは、彼の頭部の後ろに移動しながらであ
る、というのは、(G7)から(G9)による音取り
は、横断仮想平面の後面を音源Aに示すからである。
【0094】上記に想起された実験は、ここではさらに
印象深い、なぜなら、声が聴取者の背後から近づき、敏
感な人は、人が本当に存在すると思って、急に振り向く
からである。
【0095】図5では、あえぐ犬の頭部の周りで操作さ
れるセット50による音取りの例を表したが、次いで、
聴取者はこの音取りを聞き、犬が彼の周りを回り、セッ
ト50の運動により、遠ざかったり、近づいたりする印
象をもつ。
【0096】音源が楽器の場合、セット50をピアノの
周りを回らせて、録音に全く新しい効果を与えることが
可能であり、再生が変化のある強さをもつ録音となり、
非現実的なので、思いもよらないピアノの移動、例え
ば、聴取者の上でのピアノの飛行、という印象を与え
る。
【0097】音源として、例えば、拡声器や音声テープ
から拡散され、他の特別な録音とミキシングできる録音
を使用することもできる。
【0098】スピーカボックスによって拡散される磁気
テープは、再録音されることができ、異なる、人工的な
音響空間に再配置されることができる。
【0099】本発明の方法によって、楽器をひとつずつ
録音した後、固定されたままの楽器に対する遠隔、接近
および旋回によって生み出される立体効果を得られるの
で、音声テープの真の“彫刻”を作り出すことを可能に
するミキシングを行う。
【0100】セット全体およびそれがもつマイクの移動
によって、異なった形で、空間のすべての方向におい
て、源に対してのマイクの距離を変化させることがで
き、横断仮想平面の2面の1つをこの源に示すことがで
きる。
【0101】当然、本発明の方法は、複数の音源に使用
可能であり、1つだけではなく、例えば、シンフォニー
オーケストラまたは大規模なジャズ編成を録音すると
き、光学におけるズームのそれに相当する効果をなすこ
とが可能である、つまり、音楽上の仕上がりを一切変え
ることなく、ある楽器またはオーケストラの一部を他の
部分に対して優先させることができる。
【0102】特別な録音を行った後、使用者が望むよう
に、2つの録音トラック上に、それらを自由に結合さ
せ、聴取の際に、右イヤホンまたは左イヤホンに割り当
てられる、右および左の録音をまとめる。
【0103】今度は図6を参照すると、まず、あらゆる
周知のタイプの、ここではモノラルタイプとして選択し
た、マイク61を含むスタジオ60での音取りを想定す
る1つの例によって示す本発明の特殊な応用が見られ
る。マイク61は、伝導性ケーブル62によって、カセ
ットレコーダーによって象徴化されている録音機器63
に接続されている。
【0104】録音されたカセット64は、したがって、
スタジオ60内での音取りは静寂の中で行われたので、
“平らな”と形容することができる、いわゆる“初期”
録音を含む。
【0105】録音は、したがって、マイク61の前で発
せられた言葉、あるいは、あらゆる環境から隔離された
音楽にのみ関与するものである。
【0106】カセット64は、矢印F4が示すように、
2つのスピーカボックス66および67に接続されたプ
レーヤー65内に配置され、すべては録音スタジオ60
とは異なる場所70に位置する。
【0107】集められた音声の質が、録音媒体の欠点、
この録音を行う場所に存在する雑音を別にしても、プレ
ーヤーの特徴、その振動および不完全さによって悪化す
るという確認事実に関する、普遍的に認められている原
理に反して、本発明に従って、スピーカボックス66お
よび67によって拡散される音声をとらえ、次に、録音
する。
【0108】しかしここでは、自然なあるいは人口的な
場所70において、場合によっては音響効果とともに、
上述されたセット50を使用し、したがって、この音取
りは操作者が、曲がった長い矢印F5によって象徴化さ
れているようにセット50を移動させるのみでなく、初
期録音の音声に、音取りの場所に存在するそれを、つま
り、周囲の自然な音または加えられた音だけでなく、場
所70の条件自体による音声、特に、近くの障害物:
壁、天井、様々なものなどへの残響後にとらえられた音
声もまた、加えることも可能にする。
【0109】例えば、スタジオ60内で、シンフォニー
オーケストラの初期録音を行う場合、本当のコンサート
ホールでの生の聴取条件のことを考えれば、可能な限り
純粋な、しかし、現実離れした、冷たい、平坦な音声が
得られる。
【0110】本発明は、大きなホール、例えばコンサー
トホールまたは劇場内のセット50によって、この初期
録音から、いわゆる“特殊”ステレオ録音を得ることを
可能にし、特殊録音はオーケストラにホールの雰囲気お
よび残響を加え、本発明に特有な音取り条件によってす
べてが豊かになる。
【0111】セット50は、導体71によって、ステレ
オ録音機器73に接続され、それによって、ここではカ
セット74によって概略化した媒体上に特殊な録音が得
られる。
【0112】次いで、スタジオであることが可能である
建物75において、初期録音媒体64をプレーヤー76
内に配置し(矢印F6)、特殊録音媒体74をプレーヤ
ー77内に配置する(矢印F7)が、両者とも、導体7
9および80によって録音機器78に接続されている。
【0113】2つのプレーヤー76および77をシンク
ロナイズし、初期録音と特殊録音との重ね合わせを得る
が、この組み合わせは、カセット81によって象徴化さ
れている録音媒体上に位置する、いわゆる“最終的”録
音を誕生させる。
【0114】この録音装置は、当然、マルチトラック録
音機器、“Direct to Disk”の略語である “DtD”
と呼ばれる技術を用いるソフトウェアなどの特殊な手段
によって、最適化されることが可能である。
【0115】この録音媒体は、マスター化の特殊処理の
後、マスターを構成し、そこから必要なだけ、販売のた
めのコピーを行うことができる。
【0116】当然、図6に示したカセットは、現実に
は、すべての種類の録音媒体、とりわけ、映画フィルム
の音声テープまたはビデオカセットであることができ
る。
【0117】これらの録音媒体は、イヤホンまたはスピ
ーカボックスなどのトランスデューサに組み合わされ
た、あらゆる周知のタイプのプレーヤー自体のためのも
のである。
【0118】劇場の場合、上記に説明したように、スク
リーンの近くに、ホールの側面および後ろに配置された
スピーカボックスは、本発明による音取りによって音の
穴効果を完全に排除する“音の滑らかさ”を聴取におい
て再現することが可能になることから、今日まで未知で
あった性能を有する拡散の全体を構成し、したがって、
今後は、不連続性は一切なしに、スピーカボックスから
スピーカボックスへと音声を循環させることが可能にな
り、その結果、多数のスピーカボックスの使用は、高速
な素早い音声の再生だけに限られるのではなく、近づ
く、または遠ざかる人の足音のようなより遅い音にも用
いられる。
【0119】音楽の録音に関しては、今や、スタジオで
の、完璧な質の、広いコンサートホールで行われたかの
ような感覚を与える録音を提案することができることが
わかった。
【0120】結局、聴取者は自宅で、完全な空間および
現実の感覚をもって、コンサートホールでただ1人でい
るかのように、しかし、多数の聴衆による不都合さ:繰
り返される咳、タイミングの悪い拍手などなしに、オー
ケストラを聴く。
【0121】最終的録音の際、特殊録音の音声レベルが
基準レベルの端から端まで変化することができる一方
で、初期録音の音声レベルが基準レベルとみなされるレ
ベルであるように、プレーヤー76および77の音声レ
ベルを調整する。観念を固定するために、基準レベルを
0と考える場合、獲得したいと望む立体化の特殊効果に
したがって、特殊録音の音声レベルは−5から+5へ広
がる。
【0122】
【発明の効果】
【0123】本発明によれば、周知のものとは異なっ
た、非常に現実的な、つまり現実に近い音声の拡散を図
るでき、現実の条件に対応する強い“立体感”および周
囲の音の存在を前提として、聴覚において、垂直なレベ
ルおよび聴取者に対する前後の空間を含む、3次元の音
声空間を復元することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略図である。
【図2】本発明に従った装置の、より練られた実施例の
概略図である。
【図3】固定音源の変動録音のための、本発明の方法に
よる装置の操作を示す概略図である。
【図4】不動の聴取者にとっての、装置の位置によって
感じる、変化する音声の印象を示す概略図である。
【図5】本発明に従った、実地での音取りを示す概略図
である。
【図6】周辺の空間において、音響エネルギー放射機
器、つまり、ここではスピーカシステムによって発せら
れる音声の録音を含む本発明の特徴を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 音取り 2 トラック 3 スピーカ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの音源に由来する音声を
    取ること、前記音声の録音およびその復元のための、音
    取りセット、録音媒体および拡散セットによる、 音取りセットは、相対的位置が一定である、少なくとも
    2本のマイクから構成される、 録音媒体は、特に、少なくとも2つのトラックをもつ、
    周知のあらゆるステレオタイプのものである、 拡散セットは、イヤホン、拡声器またはスピーカなど、
    少なくとも2つの要素を含む音声再生方法において、 それぞれ右および左と呼ばれる2本のマイクによって、
    同時に音取りを行い、これらの2本のマイクを一緒に音
    源に対して移動させ、とりわけ、この音源に対するそれ
    ぞれのマイクの距離および/または高さを異なるように
    変化させ、つまり、一方のマイクを音源に近づける時、
    他方のマイクを遠ざけ、一方から他方へと広がる仮想面
    の2面のどちらも無差別に、右マイクはこのように左マ
    イクになることもでき、その逆も可能であり、2本のマ
    イクは前記音源に対して、同時に近づいたり、遠ざかっ
    たりすることもできることを特徴とする音声空間の再生
    方法。
  2. 【請求項2】 音源の少なくとも1つは、初期録音と呼
    ばれるすでに行われた録音であることを特徴とする、請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 モノラルあるいはステレオの初期録音
    が、拡声器、スピーカボックスまたは類似物によって、
    しかし、イヤホンによってではなく、音響的および音声
    的特徴が、可能な限り近く、最適と考えられる、そして
    初期録音の際に存在したであろうそれを、再生する場所
    に拡散され、前記場所にもたらされたあるいは存在する
    音響的および音声的特徴によって影響された初期録音の
    特殊録音を、前記場所において行い、そして、初期録音
    および特殊録音の再現を行い、次に、最終録音を後に拡
    散するために、それぞれ、初期録音および特殊録音、こ
    れら2つの復元を重ね合わせることによって最終録音を
    行うことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 初期録音の復元を一定のいわゆる基準音
    声レベルに調節し、特殊録音の復元の音声レベルを、基
    準レベルの端から端までに位置するいわゆる最小値とい
    わゆる最大値との間に連続的に広がる領域内で変化させ
    ることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 特殊録音を、特別な録音を実現するため
    の多数における、1つまたは少数の音源で行い、次い
    で、これらの特別な録音を、2つのトラックに集め、そ
    の一方がいくつかの特殊録音の組み合わせを含み、他方
    が他の録音の組み合わせを含むことを特徴とする、請求
    項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】 音取りセット、録音媒体および拡散セッ
    トを含む、 音取りセットは、向かい合い、人間の耳のそれに近い間
    隔にしたがって、および、それらの間に差し込まれた音
    声絶縁スクリーンによって、厳密に連結された少なくと
    も2本のマイクから構成される、 録音媒体は、特に、少なくとも2つのトラックをもつ、
    周知のあらゆるステレオタイプのものである、 拡散セットは、イヤホン、拡声器またはスピーカなど、
    少なくとも2つの要素を含む装置において、 手動で、または、一方から他方へと広がる仮想面の2面
    のどちらも無差別に、および、これらの2つの極端な位
    置の間のあらゆる中間方向にマイクを音源に示すことの
    可能な運動手段によって、移動および/または方向付け
    されることが常に可能であるように、音取りセットが固
    定および不動化装置は一切備えないことを特徴とする、
    音声空間の再生装置。
  7. 【請求項7】 音取りセットが、2本のマイクの一方か
    ら他方へと広がる仮想平面の2つの面のそれぞれを区別
    することを可能にする目印を有することを特徴とする、
    請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 セットが、目印を構成する非対称性を有
    する操作握りと一体であることを特徴とする、請求項7
    に記載の装置。
  9. 【請求項9】 2本のマイクを遠ざけるスクリーンが実
    体的に平面であることを特徴とする、請求項6に記載の
    装置。
  10. 【請求項10】 前の音声空間および後ろの音声空間を
    規定するために、マイクの一方から他方のマイクへと広
    がる音声絶縁性要素を含むことを特徴とする、請求項6
    に記載の装置。
  11. 【請求項11】 音声絶縁性要素が、実体的に球状の、
    人間の頭部の標準に近い外寸の体積から構成されてお
    り、この体積が同時に、前記体積上に向かい合って位置
    する2本のマイクの隔離平面を構成することを特徴とす
    る、請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 音源の少なくとも1つが、周囲の空間
    における音響エネルギー放射機器であることを特徴とす
    る、請求項6に記載の装置。
  13. 【請求項13】 録音媒体が、独立したタイプのレコー
    ド、磁気テープ、コンパクトディスクおよび類似物であ
    ることを特徴とする、請求項6に記載の装置。
  14. 【請求項14】 録音媒体が組み合わされたタイプが、
    カセットまたはレコードなどの、映画フィルムまたはビ
    デオ媒体のサウンドトラックであることを特徴とする、
    請求項6に記載の装置。
  15. 【請求項15】 拡散セットが、音声録音媒体のプレー
    ヤーおよび、互いに遠ざけられ、“右ルート”および
    “左ルート”に対応する、周囲の空間における2つの音
    響エネルギー放射機器を含むことを特徴とする、請求項
    6に記載の装置。
  16. 【請求項16】 拡散セットが、画像展示スクリーンを
    含む建物内に配置され、このセットが、視聴覚録音媒体
    プレーヤーおよび、右ルートおよび左ルートを再生する
    ための、まずスクリーンの近くに、さらにスクリーンに
    対して横向きに位置する、周囲の空間における複数の音
    響エネルギー放射機器を含むことを特徴とする、請求項
    6に記載の装置。
  17. 【請求項17】 拡散セットが、画像展示スクリーンを
    含む劇場内に配置され、このセットが、視聴覚録音媒体
    プレーヤーおよび、まずスクリーンの近くに、さらにス
    クリーンに向かい合って、前記ホールの奥に、観客のた
    めの座席の後ろに位置する、周囲の空間における複数の
    音響エネルギー放射機器を含むことを特徴とする、請求
    項6に記載の装置。
  18. 【請求項18】 拡散セットが、音声録音媒体プレーヤ
    ーおよび2つのイヤホンを備えたヘッドホンを含むこと
    を特徴とする、請求項6に記載の装置。
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