JP2000204025A - 泡沫状整髪料 - Google Patents

泡沫状整髪料

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JP2000204025A
JP2000204025A JP11004328A JP432899A JP2000204025A JP 2000204025 A JP2000204025 A JP 2000204025A JP 11004328 A JP11004328 A JP 11004328A JP 432899 A JP432899 A JP 432899A JP 2000204025 A JP2000204025 A JP 2000204025A
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foam
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propellant
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Tomeyoshi Toufukuji
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Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用性が良好で、ムラづきすることなく、か
つ、髪を強固に固めずに自由にスタイリングできて、経
時での整髪力に優れる泡沫状整髪料を提供する。 【解決手段】 次の成分(A)〜(C);(A)ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレングリコール及び/又
はポリオキシプロピレンブチルエーテル0.1〜30重
量%、(B)常温で液状である多価アルコール0.1〜
30重量%、(C)毛髪固定用ポリマー0.005〜5
重量%を含有し、全量で100重量%となる組成物であ
る原液と、(D)噴射剤からなり、かつ、原液/噴射剤
の混合重量比が199/1〜60/40であることを特
徴とする泡沫状整髪料。又、更に成分(E)として、低
級アルコールを原液成分の10重量%以下含有すること
を特徴とする前記泡沫状整髪料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール型の泡
沫状整髪料に関し、更に詳細には、使用性が良好で、ム
ラづきすることなく、かつ、髪を強固に固めずに自由に
スタイリングできて、経時での整髪力に優れる泡沫状整
髪料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、髪を強固に固めずにナチュラルに
スタイリングする整髪料としては、ヘアクリーム、ヘア
ミルク、ヘアリキッド等があり、各種油剤、界面活性
剤、水溶性高分子、多価アルコール、エタノール等がそ
の成分として使用されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
整髪料はベースの粘度が高く、髪に塗布する際にムラづ
きすることが多かった。使用性を向上する為にベースの
粘度を下げると、逆にべたつく仕上がりになったり、整
髪力が低下し、経時でヘアスタイルが崩れる等の問題が
あった。更に、ヘアクリームやヘアミルクは乳化物なの
で、ベース中の油分によって髪の仕上がりが油っぽくな
ったり、使用時に手がべたつく場合もあった。そこで、
髪に延ばしやすく、使用性が良好で、髪を固めずにナチ
ュラルにスタイリングでき、更には、経時の整髪力に優
れた整髪料の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明者は上記欠点を克服すべく鋭意研究を行った結
果、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコー
ル及び/又はポリオキシプロピレンブチルエーテル、常
温で液状である多価アルコール、毛髪固定用ポリマーの
各々特定量を含有する原液と、噴射剤とを特定の混合比
率で組み合わせた泡沫状整髪料であれば、良好な泡沫状
となって、髪に塗布する際にムラづきすることなく、使
用性が良好で、かつ、髪を強固に固めることなく自由に
スタイリングできて、経時での整髪力に優れる泡沫状整
髪料が得られることを見いだし、この知見に基づいて本
発明を完成させた。
【0005】すなわち本発明は、次の成分(A)〜
(C)、 (A)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコ
ール及び/又はポリオキシプロピレンブチルエーテル
0.1〜30重量% (B)常温で液状である多価アルコール 0.1〜30
重量% (C)毛髪固定用ポリマー 0.005〜5重量% を含有し、全量で100重量%となる組成物である原液
と、 (D)噴射剤 からなり、かつ、原液/噴射剤の混合重量比が199/
1〜60/40であることを特徴とする泡沫状整髪料で
ある。又、更に成分(E)として、低級アルコールを原
液成分の10重量%以下含有することを特徴とする前記
泡沫状整髪料である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる(A)成分の
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール及
び/又はポリオキシプロピレンブチルエーテルは、本発
明の優れた整髪性を実現する為に必須の成分である。こ
のうちポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコ
ールは、酸化エチレン、酸化プロピレンのコポリマーで
あり、それぞれの付加モル数により多くの種類が知られ
ている。その中でも酸化エチレンと酸化プロピレンの付
加モル数の合計が50以上で、かつ、ブロック状に付加
重合したものが良好な整髪性とその保持性を有し、特に
好ましい。これらの例としては、ポリオキシエチレン
(25)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポ
リオキシエチレン(150)ポリオキシプロピレン(3
5)グリコール、ポリオキシエチレン(240)ポリオ
キシプロピレン(60)グリコール等が挙げられる。
【0007】本発明に用いられるもう1つの(A)成分
である、ポリオキシプロピレンブチルエーテルは、酸化
プロピレンを付加してなる酸化プロピレン鎖の末端にブ
チルエーテル基を有するポリマーである。付加モル数に
よって多くの種類が知られているが、付加モル数が20
〜60のものが、その粘稠性により髪を固めることなく
整髪性に優れ、経時の保持性も良好で、特に好ましい。
【0008】本発明に使用される(A)成分のうち、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールとし
ては、日本油脂社製のユニルーブ75DEシリーズや三
洋化成工業社製のニューポールPEシリーズ、ポリオキ
シプロピレンブチルエーテルとしては、日本油脂社製の
ユニルーブMBシリーズや旭電化工業(株)のアデカカ
ーポールMシリーズ等の市販品を使用することができ
る。
【0009】本発明において、(A)成分の配合量は、
原液の全組成中0.1〜30重量%(以下、重量%を単
に%で示す)であり、より好ましくは1〜20%であ
る。(A)成分の配合量が0.1%未満では整髪料とし
ての効果が満足に得られず、又、30%を超えると、使
用中及び使用後にべたつきやごわつきを生じたり、又、
洗髪性が損なわれる可能性があり、整髪料としての基本
性能を損なう場合がある。
【0010】本発明の(B)成分である常温で液状であ
る多価アルコールは、(A)成分の整髪性に補助的な効
果を発揮し、整髪性の経時の持続にも必須の成分であ
る。本発明に使用される(B)成分の多価アルコールと
しては、常温で液状であれば特に限定されないが、例え
ば、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール等が挙げられ
る。
【0011】本発明において、(B)成分の含有量は原
液の全組成中0.1〜30%であり、より好ましくは5
〜20%である。(B)成分の含有量が0.1%未満で
は本発明の効果が発現せず、30%を超えると仕上がり
感が重い等の不具合を生じることがある。
【0012】本発明の(C)成分の毛髪固定用ポリマー
は、毛髪をスタイリングした後、強固に固めない程度な
がらスタイルを保持する為に必須の成分である。従来、
整髪料に汎用される毛髪固定用ポリマーは、溶液中での
イオン性によって、ノニオン性ポリマー、カチオン性ポ
リマー、アニオン性ポリマー、両性ポリマー等に分類さ
れる。本発明における(C)成分の毛髪固定用ポリマー
は、通常の整髪料にセット剤として使用できる高分子で
あれば、上記のどのイオン性のものでも使用可能であ
る。
【0013】本発明の(C)成分のうち、ノニオン性の
毛髪固定用ポリマーとしては、例えばポリビニルピロリ
ドン、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体、ビニル
ピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル
酸共重合体等が挙げられ、BASF社製のルビスコール
K、ISP社製のPVP/VAやコポリマーシリーズ等
の市販品を使用することができる。
【0014】カチオン性の毛髪固定用ポリマーとして
は、ビニルピロリドン・ N,N−ジメチルアミノエチ
ルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、塩化ジアリル
ジメチルアンモニウム・ヒドロキシエチルセルロース、
塩化グリシジルトリメチルアンモニウム・ヒドロキシエ
チルセルロース、塩化ジメチルジアリルアンモニウム重
合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルア
ミド共重合体等が例示され、ISP社製のガフコート7
34及び755、大阪有機化学工業社製のH.C.ポリ
マーシリーズ、ユニオンカーバイド社製のポリマーJR
シリーズ、カルゴン社製のマーコート100及び550
等の市販品を使用することができる。
【0015】アニオン性の毛髪固定用ポリマーとして
は、アクリル酸・アクリル酸エチル・N−tert−ブ
チルアクリルアミド共重合体、アクリル樹脂アルカノー
ルアミン、ビニルメチルエーテル・マレイン酸エチル共
重合体、ビニルメチルエーテル・マレイン酸ブチル共重
合体、酢酸ビニル・クロトン酸共重合体等が例示され、
BASF社製のウルトラホールドシリーズやルビセット
CA、ISP社製のガンツレッツESシリーズ、互応化
学工業社製のプラスサイズL−6330等の市販品を使
用することができる。
【0016】両性の毛髪固定用ポリマーとしては、N−
メタクリロイルエチルN,N−ジメチルアンモニウム・
α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アル
キル共重合体、アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタク
リル酸ブチルアミノエチル・アクリル酸オクチルアミド
共重合体、アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニ
ウム・アクリルアミド共重合体、塩化ジメチルジアリル
アンモニウム・アクリル酸共重合体等を例示することが
でき、三菱化学社製のユカフォーマーシリーズ、ナショ
ナルスターチ社製のアンフォマーシリーズ、カルゴン社
製のマーコートプラス3330やマーコート280等の
市販品を使用することができる。
【0017】本発明の泡沫状整髪料においては、使用後
に形成される膜の柔軟性および毛髪の良好な感触を得る
上で、上記のポリマーのうちノニオン性あるいはカチオ
ン性の毛髪固定用ポリマーが好ましく、これらのうちポ
リビニルピロリドン、ビニルピロリドン・ N,N−ジ
メチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸
塩が特に好ましい。
【0018】本発明において、(C)成分の毛髪固定用
ポリマーは1種または2種以上を組合わせて使用するこ
とができ、その配合量はポリマー純分として原液の全組
成中0.005〜5%、より好ましくは0.01〜2%
である。0.005%未満ではスタイルを保持する効果
が充分には得られず、また5%を超えると毛髪を強固に
固めてしまう為に、本発明の特徴であるナチュラルなス
タイリング性が損なわれてしまう。
【0019】上述した(A)〜(C)成分を特定量配合
した本発明の泡沫状整髪料の原液は、更に成分(E)と
して低級アルコールを加えることができる。低級アルコ
ールは使用時に毛髪へのなじみを良くし、整髪性に影響
を及ぼさない程度に乾きを早める効果がある。さらに、
(A)成分のうち、ポリオキシプロピレンブチルエーテ
ルのように酸化プロピレンの割合が多く、水溶性が低い
ものの溶媒としても有効な成分である。本発明で用いら
れる(E)成分の低級アルコールとしては、炭素数1〜
3の脂肪族モノアルコールが挙げられ、具体的にはエタ
ノール、イソプロパノール等が挙げられる。これらのう
ち、エタノールが特に好ましい。
【0020】本発明において、(E)成分の低級アルコ
ールは1種または2種以上を組合わせて使用することが
できるが、その配合量は、原液の全組成中10%以下で
ある。本発明の原液に配合する(A)成分の組成によっ
ては、低級アルコールの配合量が0%であっても良好な
使用性並びに整髪性を発揮するが、一方で10%を超え
て配合すると使用時のさっぱり感が強くなり、整髪性に
支障をきたす場合がある。
【0021】本発明の泡沫状整髪料は、前記(A)〜
(C)成分を必須成分とし更には(E)成分を含有して
も良い原液と、(D)成分の噴射剤からなるものである
が、原液においては、上記の成分に加え、目的に応じて
本発明の効果を損なわない量的、質的範囲で、各種界面
活性剤;炭化水素、天然油脂類、エステル類、シリコー
ン又はその誘導体等の油剤;無機塩類等の水性成分;前
記の毛髪固定用ポリマー以外の水溶性高分子、水溶性多
糖類等の増粘剤、感触改良剤;保湿剤、pH調整剤、紫
外線吸収剤、香料、殺菌剤、防腐剤、酸化防止剤、ヘア
ケア用の美容成分等、毛髪用化粧料において汎用される
他の成分の配合が可能である。
【0022】本発明に用いられる(D)成分の噴射剤
は、通常エアゾール製品において使用されている噴射剤
であれば特に限定されず、本発明を実施するにあたっ
て、他成分との相溶性や分散性等、泡沫状整髪料として
の性能に支障がなければ、適切な噴射剤を自由に選択
し、あるいは、組み合わせて使用することが可能であ
る。このような汎用の噴射剤としては、液化石油ガス
(以下、LPGと略す)やジメチルエーテル等が挙げら
れる。LPGは通常天然ガスあるいは石油から分離精製
したもので、主としてプロパン、ブタン、イソブタンを
含むものが使用される。
【0023】本発明の泡沫状整髪料における原液と噴射
剤の混合比率については、エアゾール容器からの吐出物
が泡沫状(フォーム)となるか、あるいはエアゾール容
器のノズルからスプレー状に噴射され、毛髪に到達する
時には泡沫状で付着する、いわゆるスプレーフォームと
なる、いずれかの泡沫状整髪料として問題なく使用でき
る範囲であれば良い。原液/噴射剤の混合重量比が19
9/1〜60/40であると泡沫を良好に形成しやす
く、通常の泡沫状(フォーム)とする場合には、重量比
199/1〜85/15、スプレーフォームとする場合
には、重量比90/10〜60/40の範囲が好まし
い。より好ましくは、泡沫状(フォーム)では96/4
〜90/10、スプレーフォームでは80/20〜70
/30の範囲である。
【0024】本発明の泡沫状整髪料は、通常のエアゾー
ル容器に充填することができ、容器のノズルから泡沫状
に吐出し、あるいはノズルからスプレー状に噴射され、
毛髪に到達する時には泡沫状で付着して、適度な泡形成
性と泡持ちを有する泡沫状エアゾール製品として実施が
可能である。
【0025】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に説明す
る。なお、これらは本発明を何ら限定するものではな
い。
【0026】実施例1〜15及び比較例1〜10 ヘア
スタイリングフォーム 表1及び表2に示す組成及び下記製法にてヘアスタイリ
ングフォームを調製し、使用試験により泡の形成性、毛
髪への延ばしやすさ、使用時の整髪力、ごわつきのなさ
及び経時の整髪力を評価した。結果を表1及び表2に併
記する。
【0027】
【表1】
【0028】(注1)LUVISKOL K90(BA
SF社製)(表1及び表2にはポリマー純分としての配
合量で記載) (注2)H.C.ポリマー 2L(大阪有機化学工業社
製:20%溶液)(表1及び表2にはポリマー純分とし
ての配合量で記載) (注3)BEM−42S(大阪有機化学工業社製:50
%溶液)(表1及び表2にはポリマー純分としての配合
量で記載) (注4)ユカフォーマー R205(三菱化成社製:3
0%溶液)(表1及び表2にはポリマー純分としての配
合量で記載)
【0029】
【表2】
【0030】(製法) A.成分(1)〜(14)を均一に混合し、原液とす
る。 B.表に示した混合重量比に従って、A(原液)と噴射
剤(LPG)をエアゾール缶に充填し、ヘアスタイリン
グフォームを得る。
【0031】(評価項目及び評価方法) <1>泡の形成性(吐出させた時に泡が充分にふくらむ
かどうか) <2>毛髪への延ばしやすさ(髪にムラづきせず、延ば
しやすくて、数回の塗布で泡が簡単になじむかどうか) <3>使用時の整髪力(スタイリングしやすく、ナチュ
ラルにセットできるかどうか) <4>ごわつきのなさ(過度のセット力がなく、ごわつ
かないかどうか) <5>経時の整髪力(3時間後も使用時のナチュラルな
スタイルを維持し、ボリュームが抑えられているかどう
か) <1>〜<5>の評価項目については、実施例1〜15
および比較例1〜10の各試料(上部にアクチエーター
を有するエアゾール容器に充填したもの)を専門評価パ
ネル10名に使用してもらい、各項目について(a)絶
対評価基準を用いて5段階評価してもらった。その後、
各試料の評点の平均値を(b)4段階評価基準を用いて
評価した。
【0032】 (a)絶対評価基準 (評点) (評 価) <1>、<2>、<4> / <3>、<5> 4 : 非常に良い / 非常にある 3 : 良い / ある 2 : 普通 / わずかにある 1 : やや悪い / ほとんどない 0 : 悪い / ない
【0033】(b)4段階評価基準 (評点) (評価) 3.5以上 : ◎ 2.5以上、3.5未満 : ○ 1.5以上、2.5未満 : △ 1.5未満 : ×
【0034】表1及び表2の結果から明らかなように、
本発明のヘアスタイリングフォームは比較例1〜10の
ものと比較して、吐出した時の泡の形成性に優れ、毛髪
への延ばしやすさも良好であった。また、使用時の整髪
力が良好で、ごわつきがなく、更には、経時の整髪力も
優れていることが確認された。以上のことから、本発明
のヘアスタイリングフォームは、泡沫状整髪料として使
用性が良好で、毛髪を強固に固めることなく、充分な整
髪力が実感できる、優れた効果を有するものであること
が実証された。
【0035】実施例16〜21 ヘアスタイリングスプ
レーフォーム 表3に示す組成及び下記製法にてヘアスタイリングスプ
レーフォームを調製し、使用試験により泡の形成性、毛
髪への延ばしやすさ、使用時の整髪力、ごわつきのなさ
及び経時の整髪力を評価した。結果を表3に併記する。
【0036】
【表3】
【0037】(注2)H.C.ポリマー 2L(大阪有
機化学工業社製:20%溶液)(表3にはポリマー純分
としての配合量で記載)
【0038】(製法) A.成分(1)〜(8)を均一に混合し、原液とする。 B.表に示した噴射剤混合重量比、及び<原液>/<噴
射剤>混合重量比に従って、A(原液)と噴射剤をエア
ゾール缶に充填し、ヘアスタイリングスプレーフォーム
を得る。
【0039】(評価項目及び評価方法)実施例1〜15
と同様の方法を使用して、評価を行なった。但し、<1
>泡の形成性については、<1>泡の形成性(良好なス
プレーパターンで噴霧でき、毛髪に到達した時に泡が充
分にふくらむかどうか)と変更して、評価した。
【0040】表3の結果から明らかなように、本発明の
ヘアスタイリングスプレーフォームは、噴霧状態、噴霧
直後の発泡性、毛髪上での泡消えが良好で、毛髪にムラ
づきすることなく、使用性に優れていた。更に、髪を固
めずに、自由にスタイリングできて、その持続性が良好
であり、ヘアスタイリングスプレーフォームとしてきわ
めて優れた効果を示すものであった。
【0041】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の泡沫状整髪
料は、使用性が良好で、ムラづきすることなく、かつ、
髪を強固に固めずに自由にスタイリングできて、経時で
の整髪力に優れた効果を有し、泡沫状整髪料として優れ
た品質を有するものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)〜(C)、 (A)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコ
    ール及び/又はポリオキシプロピレンブチルエーテル
    0.1〜30重量% (B)常温で液状である多価アルコール 0.1〜30
    重量% (C)毛髪固定用ポリマー 0.005〜5重量% を含有し、全量で100重量%となる組成物である原液
    と、 (D)噴射剤 からなり、かつ、原液/噴射剤の混合重量比が199/
    1〜60/40であることを特徴とする泡沫状整髪料。
  2. 【請求項2】 更に成分(E)として、低級アルコール
    を原液成分の10重量%以下含有することを特徴とする
    請求項1記載の泡沫状整髪料。
  3. 【請求項3】 (C)成分がポリビニルピロリドン重合
    体であることを特徴とする請求項1又は2記載の泡沫状
    整髪料。
  4. 【請求項4】 (C)成分がビニルピロリドン・N,N
    −ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル
    硫酸塩であることを特徴とする請求項1又は2記載の泡
    沫状整髪料。
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