JP2000203435A - ステアリングシャフト組付構造 - Google Patents

ステアリングシャフト組付構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セレーション部の精度や円滑なスライド動作
を確保しつつ、セレーション部のサビ防止が可能なステ
アリングシャフト組付構造を提供する。 【解決手段】 ジョイント24で中間シャフトアッパー
13とステアリングシャフト9とを保持し、2本のボル
ト25、26にて連結が外れないように固定する。仮止
め状態では、中間シャフトアッパー13の平面部32の
平らな表面上を中間シャフトアッパー13の軸方向に摺
動することができ、中間シャフトアッパー13上をジョ
イント24がスライドさせることが可能である。雄セレ
ーション部42は、中間シャフトアッパー13を移動端
までスライドさせても、露出しない。小径部43は、雄
セレーション部42に連設している。この小径部43
は、雄セレーション部42の谷径と同じ又はそれよりも
小さい直径に形成されており、その軸方向寸法は、スラ
イド長さよりも大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両例えば自動車
のステアリングシャフトを連結部材で中間シャフトと連
結して組付けるステアリングシャフト組付構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のステアリング装置に関しては、
一般的には、特開平6ー107187号公報に開示され
ているように、ステアリングコラムの一部である中間シ
ャフトを2分割構造としている。詳しくは、ステアリン
グコラムはフロントボンネット内において、まず、一方
の中間シャフトを前輪を操舵する操舵機構に連結するス
テアリングギアに連結し、フロントボンネット内からダ
ッシュパネルにて仕切られた運転室内に、その中間シャ
フトの一部を臨ませている。そして、他方の中間シャフ
トと、運転室内のステアリングシャフトとを予め連結さ
せておき、その後この2分割された中間シャフトを、運
転室内で、ジョイントにて連結している。また、2分割
された中間シャフト部を連結するジョイントの締め付け
は、運転室内前側端部において、このジョイントのボル
ト穴に、車両の幅方向からボルトを挿入し、このボルト
を締め付けることで2分割された中間シャフトを連結し
ている。
【0003】このような連結部において、中間シャフト
とステアリングシャフトの各端部は、予め同一のセレー
ション加工され、ジョイントは、予め雌セレーション加
工されている。そして、組付けする際には、各セレーシ
ョン部を別方向から雌セレーション部に嵌合させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ジョイントは、事前に
一方のシャフトに組付けておき、他方のシャフトを組付
ける。すなわち、ジョイントがシャフトに対して軸方向
にスライド(摺動)する構造になっている。したがっ
て、セレーション部の精度確保や円滑なスライド動作確
保のために、セレーション部には塗装やメッキを施さな
い。しかしながら、ジョイントによる連結状態では、セ
レーション部のすべてがジョイントの雌セレーション部
と嵌合しない。すなわち、セレーション部の一部は、ジ
ョイントに隠れることなく露出している。このため、例
えば室外に設置する場合には、露出した部分が錆びてし
まうおそれがあり、見栄えが悪くなる。また、分解整備
時には、一方のシャフトとジョイントとの間の摺動抵抗
が大きくて障害となり、作業性も低下させてしまう。本
発明は、かかる状況に鑑みてなされたものであり、セレ
ーション部の精度や円滑なスライド動作を確保しつつ、
セレーション部のサビ防止が可能で、作業性に優れたス
テアリングシャフト組付構造を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するためになされたものであり、前輪を操舵する操
舵機構と、該操舵機構に連結したステアリングギアを内
蔵するステアリングギアボックスと、車室内側のステア
リングホイールに加えられた操作力を上記ステアリング
ギアに伝えるステアリングコラムとを備え、該ステアリ
ングコラムは、中間シャフトとステアリングシャフトと
を有し、該中間シャフトは、一端部に雄セレーション部
が形成されて他端部で上記ステアリングギアと連結し、
該ステアリングシャフトは、一端部に雄セレーション部
が形成されて他端部で上記ステアリングホイールと連結
しており、上記雄セレーション部と摺動可能な雌セレー
ション部を有するジョイントを用いて上記ステアリング
シャフトを上記中間シャフトに連結して組付けるステア
リングシャフト組付構造において、組付けの際に雄セレ
ーション部を摺動させるときに、該雄セレーション部は
その全範囲で雌セレーション部と摺動するものであり、
かつ、該雄セレーション部の谷径と同径又は小径の小径
部が該雄セレーション部に連設され、該小径部の軸方向
長さが該雄セレーション部の必要摺動長さ以上としてい
る。雄セレーション部はその全範囲で雌セレーション部
と摺動するので、連結状態で雄セレーション部がジョイ
ントから露出することはなく、雄セレーション部のサビ
を防止できる。また、雄セレーション部に連設の小径部
は、雄セレーション部の谷径と同径又はそれよりも小径
であり、雌セレーション部と摺動しないので、防錆処理
を施すことができる。すなわち、防錆処理を施しても、
摺動抵抗を増大させることはなく、雄セレーション部の
精度や円滑なスライド動作を確保することができる。本
発明での雄セレーション部は、従来の場合よりも軸方向
長さが短くて足りる。また、小径部は、雄セレーション
部の谷径と同径又はそれよりも小径であるとともに、そ
の軸方向長さが雄セレーション部の必要摺動長さ以上で
あるので、摺動時にシャフトと雌セレーション部とが相
互に干渉することはなく、円滑な摺動動作を行うことが
できる。本発明では、ステアリングシャフトと中間シャ
フトとをジョイントで連結させるものであるが、例えば
中間シャフトを2分割した場合に、そのような分割中間
シャフト同士を連結させる構造にも適用することができ
る。
【0006】上記小径部は、上記他端部まで連続して形
成しても良い。このように構成すると、摺動可能範囲の
大小に影響されることなく使用することができ、部品の
汎用性を高めることができる。また、断面形状が急激に
変化する段付け部をなくすことができるので、応力集中
を防止することができる。また、段付け部をなくすこと
により、段付け部を防錆処理する必要がなくなり、処理
作業を円滑かつ容易に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るステアリング
シャフト組付構造の実施の形態について図面に基づいて
説明する。本発明の一実施例のステアリング装置を搭載
した自動車においては、図1、図2、図3に示すよう
に、車両の前部にエンジン7やラジエター20等のエン
ジン補器類を配置し、この車両前部と運転室22とをダ
ッシュパネル18で仕切っている。そして、このダッシ
ュパネル18にて仕切られた車両前部空間であるフロン
トボンネット19内に、運転室22からステアリングコ
ラム1が延びている。詳しくは、このステアリングコラ
ム1は、車両側面から見て、フロントボンネット19内
のエンジン7の前方から運転室22内に向けて斜め上が
りに延設されるとともに、車両平面において見て、エン
ジン7の前方からこのエンジン7とシャシフレームのサ
イドメンバー3とで挟まれた空間を経由して運転室内に
向けて延設されている。このステアリングコラム1は、
運転者のステアリングホイール28に対する操作力を、
ステアリングシャフト9および中間シャフト10を介し
てステアリングギア23に伝達している。そして、この
ステアリングギア23は、ステアリングギアボックス8
に内蔵され、シャシフレームのサイドメンバー2、3を
連結するクロスメンバー5にステアリングギアボックス
8を介して取り付けられている。少なくとも前輪15よ
り車両前側では、クロスメンバー4、5の2本がサイド
メンバー2、3を連結し、前輪15より車両後ろ側であ
って、エンジン7の下方に、クロスメンバー6が配置さ
れる。
【0008】フロントボンネット19内の車両部品につ
いてさらに詳しく説明すると、エンジン7は、シャシフ
レームのサイドメンバー2、3の間であって、しかも前
輪15に挟まれた位置にある。エンジン7の前方には、
ラジエター20がクロスメンバー5に取り付けられてい
る。
【0009】ステアリングシャフト9は、サイドメンバ
ー3のシャシフレーム内側を車両前方に延びて一端を運
転室22内のステアリングホイール28に、他端を中間
シャフト10に連結してある。この、中間シャフト10
とステアリングシャフト9とは、ジョイント24にて連
結されている。また、このジョイント24は、フロント
ボンネット19内で、エンジン7の側方に配置されてい
る。
【0010】中間シャフト10は、2つの第1と第2の
ユニバーサルジョイント11、12を持ち、この2つの
ユニバーサルジョイント11、12の位置は、一方の第
2ユニバーサルジョイント12をステアリングギア23
の入力部延長線上に配置し、他方の第1ユニバーサルジ
ョイント11をサイドメンバー3のシャシフレーム内側
を車両前方に延びるステアリングシャフト9の延長線上
に配置したものである。
【0011】エンジン7下方の車両部品については、ス
テアリングギアボックス8は、前輪15を操舵する操舵
機構21をステアリングギア23に連結し、このステア
リングギアボックス8はクロスメンバー5に取り付けら
れている。このクロスメンバー5はラジエター20も同
時に支持しており、その車両前方方向には、クロスメン
バー4が配置されている。このラジエター20は、クロ
スメンバー5の車両前側とし、ステアリングギアボック
ス8とは反対の位置にあり、ラジエター20とは一定の
間隔が確保されている。ディファレンシャルギアケース
16は、ステアリングギアボックス8の車両後方側に配
置されており、エンジン7のほぼ真下の位置となってい
る。
【0012】中間シャフト10の詳細は、図4に示すよ
うに、ユニバーサルジョイント11を介して中間シャフ
トロア14と中間シャフトアッパー13の2分割構造に
なっており、中間シャフトアッパー13はフロントボン
ネット19内でステアリングシャフト9に連結してい
る。そして、同じくフロントボンネット内で、中間シャ
フトロア14をユニバーサルジョイント12を介してス
テアリングギア23に連結している。また、この中間シ
ャフトロア14には振動を吸収するダンパー27を配置
するのが好ましい。この中間シャフトロア14は、この
ダンパー27の働きによりステアリングシャフト9を伝
わりステアリングホイール28を介して運転者に伝わる
車両の振動を防止している。
【0013】中間シャフトロア14とステアリングギア
23の嵌合、およびその嵌合部に設けた係合部50の詳
細を、図5、図6に示す。この両部品の連結は、中間シ
ャフトロア14のユニバーサルジョイント12をステア
リングギア23の入力部に挿入し、ボルト40にて両部
品を締め付けることで行う。また、ユニバーサルジョイ
ント12の、ステアリングギア23の入力部の軸回転方
向の位置決めをするため、この嵌合部には、係合部50
が設けられている。この係合部50は、ステアリングギ
ア23側に係合凸部30と、ユニバーサルジョイント1
2側に係合凹部31としたものである。なお、この係合
部50については、本実施例では、ステアリングギア2
3側に係合凸部30、ユニバーサルジョイント12側に
係合凹部31としたが、勿論、係合凸部30と係合凹部
31をそれぞれ逆にしてもよい。また本実施例では、こ
の嵌合部において、さらに、セレーション41にてもユ
ニバーサルジョイント12のステアリングギアの入力部
の軸回転方向の回り止めを実施している。
【0014】中間シャフトアッパー13とステアリング
シャフト9との連結詳細部を図7に示す。この連結部
は、ジョイント24で中間シャフトアッパー13とステ
アリングシャフト9とを保持し、2本のボルト25、2
6にて連結が外れないように固定するものである。詳し
くは、上述したように、中間シャフト10の中間シャフ
トロア14は、ステアリングギア23の入力部の回転軸
方向に位置決めされている。この結果、ステアリングギ
ア23は、中間シャフトロア14と連結し、この中間シ
ャフトロア14と同位相で回転する。そして、この中間
シャフトロア14と共に回転する中間シャフトアッパー
13の端部において、端縁部から所定の間隔をおいてシ
ャフト方向に延びる、シャフトの一部を切削することに
より平面部32を形成する。この平面部32も同時に回
転する。この平面部32の向きは、上向きである。この
ような位置関係において、この平面部32と、ステアリ
ングシャフト9の端部を、上方を向いたボルト締め付け
穴を持つジョイント24にボルト25を挿入し、このボ
ルト25を中間シャフトアッパー13の平面部32の表
面に臨ませてジョイント24を仮止めし、中間シャフト
アッパー13とステアリングシャフト9とを連結する。
そして、このボルト25は、仮止め状態では、中間シャ
フトアッパー13の平面部32の平らな表面上を中間シ
ャフトアッパー13の軸方向に摺動することができるの
で、中間シャフトアッパー13上をジョイント24がス
ライドさせることが可能である。また、本実施例ではこ
の連結部において、さらに、雄セレーション部42に
て、中間シャフトアッパー13とステアリングシャフト
9のシャフト回転方向の回り止めを実施している。
【0015】この中間シャフトアッパー13と、ステア
リングシャフト9との組み付けの具体的方法を、図8に
示す。まず、ボルト25を本締めせずに取りつけて、ジ
ョイント24を中間シャフトアッパー13に仮り組み付
けしておく。その後、ジョイント24を、ステアリング
シャフト9側である矢印C方向にスライドさせてステア
リングシャフト9に嵌合させ、ボルト26にて締め付け
る。そして、このジョイント24は、中間シャフトアッ
パー13とステアリングシャフト9の結合の際に、両シ
ャフト9、13の相対位置関係が一直線上で、中間シャ
フトアッパー13に対してスライド可能にしておけるの
で、このジョイント24の締め付け位置に自由度を持た
せて、ステアリングコラム1全体の長さ調整が可能であ
るなお、ステアリングシャフト9の中間シャフト側端部
には、その円周方向に溝33が切ってあり、ボルト26
がジョイント24に取り付けられると、ボルト26とこ
の溝33がかみ合ってジョイント24がステアリングシ
ャフト9から抜けない構造になっている。
【0016】中間シャフトアッパー13の端部を、図9
に示す。この中間シャフトアッパー13の雄セレーショ
ン部42は、軸方向長さが従来よりも短くなっている。
具体的には、図7及び図8に示すように、ジョイント2
4を平面部32の移動端までスライドさせても、雄セレ
ーション部42がジョイント24から露出しないように
している。すなわち、雄セレーション部42のすべてが
ジョイント24の雌セレーション45と嵌合しており、
嵌合していない部分がない。このため、防錆処理しなく
てもサビを防止することができる。また、中間シャフト
アッパー13の軸径φdは、図9に示すように、雄セレ
ーション部42を除いて均一であり、小径部43が他端
(図示省略)まで連続して形成されている。また、中間
シャフトアッパー13の軸径φdは、図10に示すよう
に、雄セレーション部42の谷径φDと同じ又はそれよ
りも小さい。このように、中間シャフトアッパー13の
軸径φdは、セレーション加工した雄セレーション部4
2の谷径φDと同じ又はそれよりも小さいので、雄セレ
ーション部42を除く部分(小径部43)に防錆用の塗
装を施しても、ジョイント24(図7又は図8参照)の
スライドを妨げることはない。このように、スライドす
る構造のまま、塗装することができる。なお、上述した
ように、従来よりもセレーション加工する長さが短くな
る。
【0017】本実施形態では、図9に示すように、小径
部43の径を均一としているが、これ以外に、図12の
(c)に示すように、雄セレーション部42’に連設の
所定区間のみに小径部43’を形成しても良い。この場
合においても、雄セレーション部42’の長さは、ジョ
イント24(図7又は図8参照)を平面部32’の移動
端までスライドさせても、雄セレーション部42’が露
出しないように設定されている。すなわち、雄セレーシ
ョン部42’の長さは嵌合長さと一致している。小径部
43’の長さは、スライド長さと同一寸法である。中間
シャフトアッパー13’の成形方法について、図12の
(a)乃至(c)により説明する。素材として、縮径の
段付け部を有する中実丸棒を用いる((a)参照)。す
なわち、小径部43’の径φdは、加工するセレーショ
ンの谷径φDと同じ又はそれよりも小さな寸法で、その
軸方向長さは、スライド長さと同一寸法である。セレー
ション転造下径の先端部を転造でセレーション加工し、
雄セレーション部42’を形成する((b)参照)。そ
して、ブローチ加工により平面部32’を成形する
((c)参照)。このように成形した後、雄セレーショ
ン部42’と小径部43’との境でマスキングし、小径
部43’を防錆塗装する。なお、小径部43’の軸方向
長さは、少なくともスライド長さと同一であれば良く、
それ以上に長くしても良い。
【0018】ジョイント24の全体形状を、図13に示
す。このジョイント24の内径部には、中間シャフトア
ッパー13とステアリングシャフト9との雄セレーショ
ン部42と嵌合する雌セレーション45が加工されてい
る。そして、外表面の一部には、中間シャフトアッパー
13とステアリングシャフト9とを締め付けるボルト2
5、26の締め付け座面46が設けられている。
【0019】
【発明の効果】本発明は、前輪を操舵する操舵機構と、
該操舵機構に連結したステアリングギアを内蔵するステ
アリングギアボックスと、車室内側のステアリングホイ
ールに加えられた操作力を上記ステアリングギアに伝え
るステアリングコラムとを備え、該ステアリングコラム
は、中間シャフトとステアリングシャフトとを有し、該
中間シャフトは、一端部に雄セレーション部が形成され
て他端部で上記ステアリングギアと連結し、該ステアリ
ングシャフトは、一端部に雄セレーション部が形成され
て他端部で上記ステアリングホイールと連結しており、
上記雄セレーション部と摺動可能な雌セレーション部を
有するジョイントを用いて上記ステアリングシャフトを
上記中間シャフトに連結して組付けるステアリングシャ
フト組付構造において、組付けの際に雄セレーション部
を摺動させるときに、該雄セレーション部はその全範囲
で雌セレーション部と摺動するものであり、かつ、該雄
セレーション部の谷径と同径又は小径の小径部が該雄セ
レーション部に連設され、該小径部の軸方向長さが該雄
セレーション部の摺動可能長さ以上であるので、セレー
ション部の精度や円滑なスライド動作を確保しつつ、セ
レーション部のサビを防止することができる。
【0020】上記小径部が上記他端部まで連続して形成
されるように構成すると、防錆処理を行う場合の作業性
を向上させることができるとともに、部品の汎用性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るステアリングシャフ
ト組付構造を適用した自動車の全体を表した側面図であ
る。
【図2】図1の前部構造を表した側面図である。
【図3】エンジン下方の構造を表した図2の平面図であ
る。
【図4】中間シャフト全体図である。
【図5】図3に示すA部拡大図である。
【図6】図5のステアリングギアの入力部と中間シャフ
トロアのユニバーサルジョイントとの嵌合部における係
合部詳細図である。
【図7】図3に示すB部拡大図である。
【図8】組付け時における中間シャフトアッパーとジョ
イントとの仮り組み付け状態図である。
【図9】図7の中間シャフトアッパーの端部拡大図であ
る。
【図10】図9の線C−Cによる断面図である。
【図11】図10のD部拡大図である。
【図12】図7の中間シャフトアッパーの変形例を成形
する段階を表した端部拡大図であり、(a)は素材の状
態、(b)はセレーション加工した状態、(c)は小径
部に平面部を成形した状態をそれぞれ表す。
【図13】図7のジョイントの全体形状を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 ステアリングコラム 2、3 サイドメンバー 4、5、6 クロスメンバー 7 エンジン 8 ステアリングギアボックス 9 ステアリングシャフト 10 中間シャフト 11、12 ユニバーサルジョイント 13、13’ 中間シャフトアッパー 14 中間シャフトロア 15 前輪 16 ディファレンシャルギアケース 18 ダッシュパネル 19 フロントボンネット 20 ラジエター 21 操舵機構 22 運転室 23 ステアリングギア 24 ジョイント 25、26、40 ボルト 27 ダンパー 28 ステアリングホイール 30 係合凸部 31 係合凹部 32、32’ 平面部 33 溝 41 セレーション 42、42’ 雄セレーション部 43、43’ 小径部 45 雌セレーション 46 締め付け座面 50 係合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪を操舵する操舵機構と、該操舵機構
    に連結したステアリングギアを内蔵するステアリングギ
    アボックスと、車室内側のステアリングホイールに加え
    られた操作力を上記ステアリングギアに伝えるステアリ
    ングコラムとを備え、該ステアリングコラムは、中間シ
    ャフトとステアリングシャフトとを有し、該中間シャフ
    トは、一端部に雄セレーション部が形成されて他端部で
    上記ステアリングギアと連結し、該ステアリングシャフ
    トは、一端部に雄セレーション部が形成されて他端部で
    上記ステアリングホイールと連結しており、上記雄セレ
    ーション部と摺動可能な雌セレーション部を有するジョ
    イントを用いて上記ステアリングシャフトを上記中間シ
    ャフトに連結して組付けるステアリングシャフト組付構
    造において、組付けの際に雄セレーション部を摺動させ
    るときに、該雄セレーション部はその全範囲で雌セレー
    ション部と摺動するものであり、かつ、該雄セレーショ
    ン部の谷径と同径又は小径の小径部が該雄セレーション
    部に連設され、該小径部の軸方向長さが該雄セレーショ
    ン部の摺動可能長さ以上であることを特徴とするステア
    リングシャフト組付構造。
  2. 【請求項2】 上記小径部が上記他端部まで連続して形
    成されたことを特徴とする請求項1に記載のステアリン
    グシャフト組付構造。
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